夏コミ終了しました。一般参加、サークル参加問わず参加された方はお疲れ様でした!
私は冬コミと同じくサークル参加をさせていただきましたが、今回の3日目は色々な意味で明暗が分かれたというか、完勝にはほど遠い感じでしたね。コミケに勝った負けたがあるのかという話でもありますが、個人的には負けはしなかったが勝てもしなかったという感じ。

サークル参加と言うこともあってか、3日目は前日、前々日よりも1時間ほど遅く家を出て、大井町の駅で本日の売り子をやってくれる友人と合流。時刻にして7時前後、この時間帯ともなればさすがに大井町駅も空いていて、まあ、それでも通常時よりは混んでいたから友人には新鮮だったろうけど、そもそも通常時のりんかい線に乗ることがないからな、私は。
国際展示場駅に着いて、そのままサークル入口からサークル入場。東待機列に寄ろうかとも思ったんですが、りんかい線内で車両トラブルがあった関係上、到着が遅れてしまって。コミケっていつも以上に時間に対する意識が強いというか、ちょっとしたことですぐに焦ってしまう。今回も開場前に何度友人から宥められたことか。ハッキリ言って、サークル参加者としての私は今回最悪だったと思います。いや、こう書くと普段は良いみたいな感じだけど、いつもよりずっと酷かったということ。精神的に受けた打撃があまりにも大きすぎるので、しばらくは立ち直れそうにないんだよね。多分、しばらくは使い物にならないと思う。たまに、どうして記憶除去装置はこの世にないのかと思う。こういうときに酒でも飲めれば良いんだろうが……やれやれ、俺はなんで生きているんだろうか。いっそ、消えてしまいたい。私という人間の存在意義は一体どこにあるのか、それともそんなものは元から存在しないのか、ダメだね、私のようにトラウマを抱え込むタイプは。とりあえず生きててすみません。
おそらく2~3ヵ月はこの調子だと思いますけど、精神的な脆さには自信がありますから持ち直すのは多分無理です。私を倒すなら今がチャンスですね、ここで私の精神に的確な揺さぶりを掛けて攻撃すれば二度とは立ち直れないでしょう。

とかなんとか書いていたら、僅かながらに気が楽に……なったわけじゃないけど、気が紛れてきたから当日の話でも書きますか。スペース到着後は、印刷所に直接搬入して貰った段ボールを明けて新刊をチェックし、マットPP加工の質感を味わう。良いですね、マットPPは。男性向け同人誌ってのは、大抵がコート紙にクリアPP加工なんですけど、これには一応の理由があってコートやクリアはアニメ塗り、CG塗りに強いんですよ。男性向け同人誌ではそっち系の表紙が多いから、女性向けほどマットPPが多用されないんですね。ここにも男性向けと女性向けの違いが出ていたりするわけで。
まあ、るーるーのほんに関しては単に私がマットPP加工を使ってみたかっただけなんですけどね、また後日に書くと思いますけど、私の同人に対するスタンスみたいのが出ていると思います。
メインジャンルであるヨスガノソラ同人誌である遥かな穹ですけど、思っていた以上に表紙の色が良く出ていたので満足。HPに載せていた表紙画像はRGBだから明るくなってますが、実際はもっと落ち着いた発色具合です。ページ数もそんなに多くはなく、大きさもA5サイズと、これこそ小説本って感じがしますね。この本には色々と思うところがあるんだけど、内容としては決して恥じるべきところはないと考えているので、まあ、良いんじゃないかと思うことにします。
そうして販売準備を始めてから1時間もすると、サークル・くろのとくろえのくろのさんが会場に到着しました。初対面だったんですけど、なにせ着いたのが8時半過ぎという非常に切迫した事態だったんで、挨拶もそこそこにペリカン便の引き取りに行って貰う。9時過ぎると一時中断されてしまうんですよ。それに当初の予定として、私は9時頃にはスペースを離れる予定だったのであのときは結構あたふたしていた。

新刊3冊、既刊1冊、それに無料配布物が3種類揃ったところで、私は見本誌の提出を済ませて買い物の準備へ。今回は456ホールに配置された私のサークルですが、個人的には123ホールに揃っているサークルの方に魅力を感じていた。もっとも、私の最優先サークルであるRengaworksは456ホールだったから、移動するつもりはなかったんですけど。どのシャッターが先に開くかはともかく、私は真ん中の列に並びました。これに深い意味はあまりないのですが、6ホールのシャッターは列整理と放出に手間取っていたため、結果的に良い選択だったと思います。こういうときの読みはあまり間違えないから不思議。
Rengaworksに最初に並び、横のティンカーベルの列がどんどん伸びていくのを確認。いや、ティンカーベルは凄いね、開幕と同時に列に並んでる人間たちが、気合いを入れたのか雄叫びを発するし。煉瓦の列に並んでいた私を含めた大半が唖然としたという。ロリロリな絵柄の本を買いに来ているくせになんて暑苦しい連中なんだ!w
煉瓦は今回キワモノとしてプラネタリウム付きの同人誌なるものを出していたんですが、これは10個しかなかったので私は買えませんでした。どんなものか想像も付かなかっただけに数万円ぐらいはするのかと思ったのですが、意外に安くて3000円。煉瓦曰く、「また何か作るから~」だそうです。これ以上、どんな物を作ると言うんだ……いや、凄い楽しみですね。
私が同人活動をするに当たってある種指針にしているのがこのRengaworksであり、煉瓦なんですけど、同人を一つの趣味として捉えた上で、書きたい物を書き、作りたい物を作り、どこまで自分が楽しめるかを追求していく姿勢は私の憧れです。でも、これについてはまた後日ね。今するべき話でもないような気がするし。

煉瓦攻略後は周囲の壁を確認しながらイヅミヤへ。新刊ゲットした後はそのまま123ホールへ向かい、わつき屋に直行。まだ10時台だったので空いてましたけど、相変わらずデカイバッグだ……このバッグほど持ち運びに不便な物はないと思うんだけど、なんでか毎回作るんですよね。正直、家の中で保管するにも一番面倒なのが袋類だから、いい加減なんとかしようとは思ってるんだけど。わつき屋を済ませた後は番号を逆回りする形で壁を攻略。意外だったのは、リリーマルレーンを買えたことですけど、ここ最近はほとんど買えるんですよね。以前は本を売っている姿すら見かけたことのないサークルだったのに、どういうことなのか。テレカでさえ残っていたからなぁ。
他にもまあ恋愛漫画家だったり、あかざわREDだったり、色々なところを攻略して、後、RED RIBBON REVENGERに行った後に456ホールへ帰還、再び壁の攻略を開始しました。スタジオひまわりとか魔法新撰組、萌雛化学などを攻略したんですが、萌雛に関しては買った瞬間に満足するという良くなく癖が出たため、その後知人に譲ってしまいました。
壁だけでいくつ回ったのか、まだ買ってきた本の中身を整理していないので判りませんが、いつになく壁に並びやすい3日目だったと思います。昔、それこそ翡翠亭や涼屋がシャッター前どころか壁でもなんでもない、島中サークルだった頃はこの二つにも良く通っていたのですが、今はちょっと手が出せませんよね。逆にこの二つを捨てることによって、代わりの選択肢を数多くえた感じ。

全体的な買い物を終えたのは12時半ぐらいで、これは私にしてみるとかなり早い時間。一般的にも早すぎると思いますが、島巡りをするつもりがあまりなかったのと、既に私の懐が寂しくなってきたのが主な理由。そんなわけで売り子交代となったわけですが、その前にくろのさんをコスプレ広場まで送っていく。その際、2日目の朝にも会った知人から連絡が入り、くろのさんを送った後に合流、スペースに帰還。その帰還の最中、共通の知人についての話題となり、今頃聖マリオン学院にでも行っているのかねーとか話していたら、なんとスペース前で遭遇。どうやらわざわざ来てくれたらしい。
さすがにスペース前で談笑するには人通りの邪魔になるので、スペース内へ。旅の話やいつも通りの声優話などで盛り上がる。長い付き合いだけあって、少しささくれ立っていた私の心も和らぎました。そしてその二人が再び企業、コスプレを広場に行くと言うときに今度は別の友人が来訪。二人を見送った後、更に別の知人がやってきて、計4人の知り合いが私のスペースを訪れた感じでした。友人には薄荷屋の新刊を立て替え購入していたのでそれの受け渡しとか、他にも知人含めて当日の動向について。やはり、2日目よりはスムーズに進んでいるという話でした。
帰宅する友人の準備を手伝い、なのは島に向かう知人を送り出し、そうしていると先ほどの知人らが戻ってきて、企業ブースとコスプレ広場の話を少々。その二人も見送った後は、時刻も良い感じだったので撤収準備に。あまった本を段ボールに詰めて、ペリカン便で出しに行きました。456ホールは通常黒ネコなんですけど、手元にあった伝票が丁度ペリカン便の物だったのと、それほど段ボールが重くなかったので東1ホールまで運んでしまいました。
ここでちょっとした事件があったんですが、仮設テントで配送料を払う際、処理をしてくれたお姉さんいたんですけど、突然隣のテントから強い衝撃を受け、隣の人に倒れ込むように沈みました。テントとテントの間は当然布で遮られているので隣でなにが起こったのかは判りませんが、大方段ボールを投げようとして、横にスライドさせてしまったのでしょう。思わず、「だ、大丈夫ですか?」と声に出して訊ねてしまったんですが、ほとんど本気で心配してました。だって、見るからに強い衝撃だったんだもん。
なんとか持ち直したお姉さんにお金を支払い、控えを片手にスペースへ。ゴミ出しを行い、荷物を纏めた後は帰還開始。会場を出る直前に閉会のアナウンスが流れ、なんだかんだと言いながら閉会まで居てしまったことを実感。例年、あまりないことなので少し新鮮でした。

りんかい線で大井町まで移動し、そこの駅ビルで休憩&売り上げの計算と精算。本当は私の趣味でトンカツ屋か洋食屋の予定だったんですが、混んでいたのと荷物が多かったことを理由に空いてるそば屋へ。とはいっても、私は体調があまりどころか、凄く宜しくなかった関係で、ほとんどなにも食べられませんでした。これは冷たい物でも食べて気力を取り戻そうと思い、バニラアイスクリームを頼んでみたらこれが美味いのなんのって。やっぱ、疲れているときにバニラアイスは効きますね。
釣り銭を整えて、私の本の売り上げを回収し、それ以外は全部くろのさんへ。私も印刷代だけで計算すると結局完売はなかったから数百円の赤字なんですが、スペース代を考えるともっとなのだろうか。まあ、スペース代に関しては入場料みたいなものだと思っているから、別に気にならないんだけど。くろのさんとは今後の予定や方針についても話したんですが、なにせ私が疲れ切っていた関係上、あまり話は進みませんでした。

帰宅後、身内に今回のことを報告しつつ、的確な指摘や説教をされてから風呂&飯。いくらか元気も取り戻したのでスペースに来てくれた友人・知人とネット上で話しつつ、気がついたら寝てました。よっぽど疲れてたんでしょうかね、てんたまも聴けなかったよ。
今回の3日目は、簡単に言うと一般参加者のMLWは、まあ、満足する結果だったけど、サークル参加者のゼロにとっては、完全なる敗北、失敗だったと思います。では、どうして同人作家のゼロは失敗したのかというと、それは明日の日記で書くことにします。意外に3日目の日記が長くなってしまったので。

それにしても夏コミ3日間掛けて、色々な同人誌や企業のグッズを買ってきたわけだけど……そのどれよりも、企業ブースで貰ったハルカナソラの無料チラシの方が嬉しいって、私はコミケ参加者としてどうなんだろうかと、そう思った。

コメント

nophoto
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2009年8月16日20:57

夏コミお疲れ様です~