夏コミ2日目です。なんというか、今年の夏コミ2日目は個人的にも、コミケ的にも最悪にして劣悪以外の何物でもないと思いましたが、ある意味で一つの答えが出たと思います。ハッキリ言って東方Projectというジャンルはコミケから追い出すべきです。あれはもう、コミケという即売会で取り扱うにも、ジャンルが拡大しすぎと思います。

2日目は、出発からして酷いものでした。準備を整え、余裕を持って家を出て、始発を待っている駅のホームで現地にて会う予定の知人に連絡を取ろうとしたところで……携帯を忘れてきたことに気付く。これによって当然始発に乗ることは出来なくなり、結果遅刻しました。仕方なしに現地で会う予定だった知人、Zepp Tokyoで行われていたアニソンイベントに参加していたんだけど、その人に東待機列に並んでくれるようにと頼みましたが、これも結果として失敗。理由は後で書きますが、りんかい線に乗った辺りで、今度は別の友人から、2日目なのに3日目と錯覚するほどの列になっているというメールが届きました。顔が引きつったのを憶えていますが、それでも予想の範囲内ではありました。私は東方というジャンルに興味がなく、好きでもなんでもないのでスルーしていますし、例大祭なる即売会にも行ったことはありませんが、どんなものであったかは人づてや伝聞で見聞きしてます。
そもそも、東館一つを丸々占領してしまうような一大ジャンルを、オールジャンル即売会で取り扱うことが間違っているのです。凄まじい数の参加者、ほとんどは新規参加の若年層でしたが、こういった連中を呼び込んでしまうのは、来るもの拒まずの理念はともかく問題だと思います。
東待機列に到着した時点で2日目はと思えない人数を前に、判っていたこととはいえ唖然としてしまいました。並んで貰っていたはずの知り合いと連絡を取ったのですが、その知り合いはなんと通常ルートで東待機列に並んだため、短縮ルートを通った私が途中で追い抜くという珍事が発生しました。これは、事前に東待機列までの効率のいい行き方を支持していなかった私のせいですね。

昨日会った知り合いと連絡を取った際、「今日は東方対策のため、西に並びます」との返事がきました。私が国際展示場駅に着いた時点で、被害待機列はほとんど封鎖状態で、私は知り合いの選択がもっとも正しいのではないか、つまり混雑や混乱が予想される東待機列に敢えて並ばず、西待機列から東館を目指すルートこそ正解ではないのかと思っていましたが……なんというか、そういった主砲や先方が一切通用しなかったのが、今年の夏コミ2日目でしたね。
開場する前も、開場してからも、とにかく進行のストップや入場規制が相次ぎました。東館正面ゲート、ホール前ゲート、あらゆる場所で入場規制が発生し、理由はホール内が大混雑しているためというもので、西待機列からも人を入れる関係上、開始から数十分は3日目を超えるほどの酷さでした。
私がホール内に入れたのは10時30分を過ぎるか過ぎないかでしたが、西に並んだ知り合いは11時近くだったといいます。ガレリア内にはすんなり入れたそうなんですが、そこから先に時間が掛かりすぎたらしい。

ただ、一つだけ救われた点があるとすれば、私が買おうと思っていた物は全部買えました。これは前述のように私が東方嫌いであり、東方を扱っているサークルが皆無だったこともあるのでしょう。ガンガン系のサークルや、たまタンの新曲などを順当に購入し、5年目の放課後を切ってしまえば後は自然に企業へと移動できます。CCさくら本も買いましたけど、魔ロキほどではないにしろ年々数が少なくなってきているので心配に。封神演義なんかもそうですけど、一大旋風を巻き起こしたジャンルが廃れているのをみると時代の流れを強く意識してしまいますね。まあ、ジャンルの移り変わりなど昔からあったのでしょうし、ジャンプ系ではそれが顕著に出るのだと思いますが、コミケではそれを強く意識し、感じてしまいます。
2日目の欠点は、東方の他にヘタリアを東館で取り扱ったことにあると思います。ヘタリアは1日目でジャンル拡大していた忍たまと同じぐらい腐女子の中で支持しされているジャンルであり、これを組み合わせてしまったのが更なる混乱を呼んだのだと思います。
というか、普通に考えてこの二つのジャンルは西館に隔離するべきだったはず。西館はなんのジャンルを取り扱っていたんだ、と思って調べたらゲーム系。別に入れ替えても良かったというか、ああいう迷惑なジャンルは西館に押し込むのが一番良いんですよ。
現に私が東館から出た際、西から東に移動する列は完全にストップしており、もはや動くことはないのではと思わせるほどになっていました。逆に一度東館から出てしまうと、戻ることすら出来ないのです。これはもう異常事態なんじゃないかと。

東館での用を済ませ、そのまま企業に向かいました。ここはまあ、一番2日目らしさが残っていたというか、快適といっていいほどに空いてました。1日目は存在したなのはブースの待機列が外には存在せず、すっかりグッズも完売してしまったのかと思えば、なんと少数ながらも館内に存在するという。それにしたって少ないから、グッズの一部ないし大半はもう無いのだろうと確認してみると、これまたすべてのグッズは健在、定番のエロシーツまで残っているという。
ここで気の迷いというか、暑さに頭をやられたのか、私はなんとなく並んでしまいました。まさか買えるわけもないと思っていたし、並んだ時点でシーツの残数が少なくなってきたと言われたので、完売した時点で列を抜けようと思い……そうしている内に買えてしまったという。なんの奇跡か、それともジャンル的に人気がなくなったのか。おそらく後者なんだと思いますが、私が買った後もしばらくは完売せずに残っていた模様。初のエロシーツ、1万円は痛い出費でしたが、買えること自体があり得ないのだから結構いい気分。
ただ、絵柄的には文句の一つを付けたいところです。というのも、温泉シーツ第二段ということで前回よりもエロく、六課キャラが減った代わりにナンバーズが追加されてるんですけど……なんだってセインがいないのかと。
チンク、ノーヴェ、ウェンディと来て、どうしてセインではなくディエチなのかと。チンクと仲がよく、ノーヴェから何気に慕われていて、ウェンディの教育係だったはずのセインがどうしていない。ディエチがなのはと仲がいいという設定は知っていますが、そこはセインを入れるべきだろう。なんならディエチを残したままに、追加でも良かったはずだ。
あれか、もしかしてあれなのか。幼児と幼児体型以外は胸があるキャラでないと、あのエロシーツには参加できないのか。確かに単なる幼女にしか見えないチンクはそういった需要があるにしても、セインは……人気ないのかなぁ、セインって。

エロシーツなんて買った物だから、経済的に圧迫されてその日は無料配布をゲットするに留めて帰宅しました。まあ、他にも色々とあったんですけど、今回の2日目は入場・移動が酷すぎたと思います。なんだかんだ言って買いたい物を買ってきた私が言うのもアレですけど、東方というジャンルにはなんらかの対策、処置を立てないと、しばらくは衰退しそうにないだけあって、厳しいと思います。
そういえば、東方の大本である上海アリスはあまりに人が集まりすぎたため赤紙の販売停止措置が出されたと聞きましたが、本当なんですかね。だとすれば、まず次回参加は出来るわけもありませんし、どの面下げても今後の参加は自粛でしょう。あのサークルの主催者も既にコミケの限界を超えていることは理解していると思うのですが……それでもコミケに参加するつもりなんだろうか。まあ、その前に準備会が追い出しそうな気もするけど。

コメント

nophoto
Grid Seeker
2009年8月21日7:22

あのタオルにセインがいないのは「聖王教会所属」だったのも関与しているかもしれません(同様にオットー、ディードも入ってなかったので)。温泉に入っていたナンバーズもナカジマ家に養子入りした方々ですし…どうも初めまして、2日目をスルーして3日目にサブタンク1.5買った者です。2日目の人海っぷりは仕事場の同僚の体験談で知りました。その同僚もビッグサイトに入って1時間経たずに買い物済ませて撤収した、と聞きました。ヘタリアの人気ぶりは聞いておりましたので、人海になるのは予想が付きましたが、まさか東方も同じ東ホールに構えていたとは・・・参加者にお疲れ様でしたと(数日たった今でも)伝えたいと思った出来事でした。では、今回はこれで失礼します。

MLW
2009年8月21日15:32

あれって公式の画像で見ると分からないけど、実際のシーツを見てみると、しっかりと乳首とか乳輪が描かれてたりするんですよね。色はついてないけど、あれには結構びっくりした。今ではDVDで乳首解禁なんて珍しくもなんともないけど、なのははそこをギリギリ踏みとどまってる感じ。何年か前に、円盤皇女ワるきゅーレなんていう介錯作品のアニメがありましたけど、銭湯を舞台に当時としては見ごたえるのある入浴シーンを披露していました。あれも監督のうえだしげるが「色をつけなければいいんだよ」と言っていた記憶があり、なるほど色の有無かと納得してました。
コミケはお疲れ様でした。セインがシーツにいないのは残念でしたが、その分は妄想で養おうと思います。誰かセインの抱き枕作ってくれないかな、コミケで出てたギアスのC.C.抱き枕みたいなの。