Honey Comingを買ったんですけど、少し早まったかもしれない。というのも、Sphereがハルカナソラのオフィシャル通販を始めたんですよ。特典は本編の穹CG使い回しでA3タペストリーだったんですけど、穹の特典が付く時点で買わないわけにはいかないじゃないですか? 数が少なかったのか深夜の内に完売してしまいましたけど、今朝方になって一瞬だけ在庫が復活したので買ってしまいました。誰かがキャンセルしたのか、それともシステム上の問題なのか、本当に私が買った分だけしかなかったようなので、今はもう購入できなくなってます。きっと神様がサービスしてくれたに違いない。

ハニカミはまだ封も開けてないし、しばらくは開けることもないと思います。忙しいってのもあるけど、HOOK作品はとりあえず買っておけばいいやってレベルになっているので。なんていうかどの作品も、雰囲気を楽しむものばかりになっているんですよね。作品としての楽しさとか、お話としての面白味とか、そういうのじゃなくて、ブランドが持つ独特の空気や雰囲気だけが魅力になりつつある。これはアニメでいうところの京アニ制作の作品と同じことが言えて、作品そのものではなくてブランドイメージのみが先行している形。そうなってくると作品単体における価値というのは意外に低く、ぶっちゃけどんな作品でもよくなってしまう。もっと極端な例を出すと、CIRCUSなんかは作品単位で固定されてしまっているから、D.C.~ダ・カーポ~であるか、そうではないかですべてが決まってしまう。あそこが曲芸商法なんて揶揄されながらも、ダ・カーポ出し続けてるのは、結局それしか売れないからなんですよ。
HOOKは色々と決まりごとや制約を自らに課して作品作りをしているせいか、結局のところ似たような感じの作品が出来てしまう。テーマや内容は違っても、根本というか骨格が同じだから。オレポケの呪縛なんて向こうはいってますけど、それに拘るばかり新鮮さがなくなりつつあるといいますか。まあ、新しいものは見せていかなくてはいけないと向こうも言ってはいるけど、そうするとブランドが持つ空気や雰囲気が好きな従来のユーザーが離れてしまう。難しいところではあるんですけどね。純愛路線のみを追求し過ぎたせいか脱却が出来なくなっている。TJRとSMEEがあるから、いいのかもしれないけどさ。

そう考えるとSphereも結構危ないというか、ヨスガノソラがあまりにもヒットし過ぎたから新しいものが受け入れられるかどうかという不安みたいのがある。言ってしまえば、橋本タカシ以外の原画家が描いた作品で売れるのかどうか。ファン心理としてはもちろんヨスガは好きだし、もっと穹を見たいという欲があるけれど、ブランド的に考えるとそれはあまりいい形ではないわけで。第二のダ・カーポとはいいませんけど、ヨスガノソラに縛られ続けるのもよろしくはなはずなんだけど……それでもハルカナソラの次を期待してしまう辺り、私も矛盾を抱えているなぁ。
まあ、姉妹ブランドを複数抱えているわけだから、その辺りのことはそれぞれが補いつつ進んでいくってのも手段としてはありだろうし、でも、そうすると今のHOOKと同じ状態になってしまうのか……2作目ですね、作家や漫画化もそうですけど、処女作がヒットしてしまうと真価を問われるのはむしろ2作目からですし。これもヒットすれば安心できますが、ヒットしなければ単なる一発屋で終わります。常に名作や傑作など生み出せるわけもないのですが、市場やユーザーというのは無意識にそれを望んでいる。いや、期待しているのかな。2作目が書けずに消えていった作家というのは何人もいますし、ヒットメーカーはなかなか誕生しないから貴重なんですよ。そう考えるとあかほりさとると神坂一って対照的だよね。

しかし、私はハルカナソラだけで何本買っているんだろうか。ハニカミの購入を早まったと書いたのは、要するに金がないんですよ。先月のコミケで大量に金を使ってしまいましたし、それでなくても私は貧乏人。今月はそれでなくてもライブだイベントだと出かけることを考えると、貯金を切り崩さないとやっていけそうもありません。基本的にケチなくせして、使うときは際限なく使うから金が貯まらないんでしょうね。ハルカナソラの発売日は給料日だけど、それが唯一の救いだろうか。ただでさえシルバーウィークとか言う休みのせいで来月分の給料は減るからなぁ……あー、やだやだ、固定給羨ましい。
このままではそらいろを買うことが出来なくなってしまう。折角のねこねこ復帰作だし買っておきたいんだけど。そういや、先月末に赤き閃光の売り上げが入ったんですけど、まだどこかに5冊残っているらしい。てっきり完売したと思ってたけど、一体どこに5冊も残っているのか。名古屋か大阪だとは思うけど。これが完売してくれると少しは足しになるんだけどなぁ。

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