灼眼のシャナ〈19〉 (電撃文庫)
2009年9月9日 読書 コメント (2)
最近は発売日の前日、前々日にはもう電撃文庫の新刊を買える店が多くなってきましたね。19巻目ですか、電撃文庫のシリーズとしては長い方ですけど、これも惰性で買い続けている作品の一つかな。初期というか、10巻ぐらいまでは面白かったと思うんだけど、後はもうなんていうか……まあ、好みは人それぞれということで。
メロンブックス横浜店で買ったんですけど、この頃はあそこに行くのが凄い辛くって。というのも、いつかの日記で店先にハルカナソラと夏ノ雨の巨大POPが置いてあるのを書いたと思うんですが……行くたびに凄い欲しくなるのよ。もう、自分でも限界だなって分かるぐらいにあれが欲しい。けど、ギリギリの理性が働いて踏みとどまっているというか、なにも奪い去りたいとかそういう気持ちを抑えているわけじゃなくて、ハッキリ言ってあれを手に入れるために交渉して、上手くいくならまだしも失敗したら気まずいだけじゃないですか。断られればすっぱり諦めるだろうけど、それでもやっぱり未練は残るし少しは食い下がるかも知れない。そうやって拗れれば私は単なる迷惑な客でしかないわけで、そんな自分になり下がるのが嫌なのよ。みっともないとか情けないとか、かっこ悪いとか恥ずかしいとか、そういうことじゃなくて、自分の中にある一種のルール―、思考的決定に反するのではないかと。具体的にどんなものか説明するのは難しいけど、今の私と昔の私じゃ根本的な考え方が違うから、それを為すことへの抵抗感のようなものがいつの間にか生まれてしまった。
大人と子供の違い、昔は若ければなんでもできると思っていたからな。今だって十分若いけど、大人になるということは理性や常識の芽生えですからね。現在の私にとっては足枷のようなものですが、無視して取りはらうほどの勇気はない。精神的な箍が外れきってないから、これ以上踏み出すことを身体ではなく心が拒んでいる。なんとかしない方がいいんだろうけど、なんとかするべきなのだろうか。
凄い複雑で長ったらしいこと書いてるけど、原因が穹の限りなく等身大に近いであろう特大POPを手に入れるにはどうすればいいのだろうかだから、私も相当アレな男ですね。元からか? 元からだよなぁ……うん。
灼眼のシャナに関しては、前述のとおり10巻以降はどうにも面白くない。戦闘がメインとなったのが原因なんだろうけど、高橋弥七郎ってのは元々戦闘描写に定評がない作家だから、基本的に戦闘はつまらないんだよね。この人の持ち味は言ってしまえばセリフ回しとか、キャラの掛け合いで、A/Bエクストリームシリーズに見られるアンディとボギーのようなやり取りは凄く良く出来てると思います。灼眼のシャナにおいてはそれがフレイムヘイズと契約している紅世の王に変わるわけですけど、イマイチ薄っぺらいというか、キャラに関する奇妙な説得力が欠けてしまっている。特に主役であるシャナがまだ子供、小娘というのが高橋弥七郎の持つ独特な文体とセリフ回し、ハッタリの利いた勢いを殺してしまっているといいますか。そう考えるとカムシンは素敵というか、キアラとサーレのカップルは最高だ。今回の話は見るべきところも少なかったけど、キアラとサーレが参戦したのは待ってましたと言わんばかり。
全体的な話をすればやはり面白くないというか、前の巻と同じく薄っぺらい内容なんだけど、あれですかね、シャナが悠二に告白するシーンは泣き所、萌え所なんですかね? 正直、失笑しか出てこなかったというか、感動の欠片もなかったのは何故なんだろう。あぁ、そもそも悠二が嫌いだからか。シャナもそんなに好きじゃないし。
キャラが乱立し過ぎたってのもあるんだけど、全然視覚的じゃないんだよね、文章が。ライトノベルに関しては、如何に視覚的イメージを文章で表現するか、作り出せるかだと思ってて、この映像技術が発達した現代社会では重要なことなんですよ。特にシャナのように一度ならずアニメ化してしまった作品の場合は、それが顕著に求められる。作者の力量があれば問題ないけど、足りないときは悲惨なことになります。
シャナもあと何巻続くのか、既に全盛期の勢いはないですし、今更のように再アニメ化しても売れないと思うんですけどねぇ。ハルヒを御覧なさい、酷いものでしょう。いとうのいぢのブランド的価値が下がってきているのか、私は元々好きな絵でもないから良く分からないんだけど、シャナというハードな作風、特に今みたいに戦争でドンパチやってる展開だと、のいぢじゃキツイものがあるよね。まあ、こうなってしまった以上は変えようがないし、どうせ後数冊もすれば終わるんだろうから良いけどさ。
個人的にはA/Bエクストリームシリーズを復活させてもらいたいですね。SF好きとしては。
メロンブックス横浜店で買ったんですけど、この頃はあそこに行くのが凄い辛くって。というのも、いつかの日記で店先にハルカナソラと夏ノ雨の巨大POPが置いてあるのを書いたと思うんですが……行くたびに凄い欲しくなるのよ。もう、自分でも限界だなって分かるぐらいにあれが欲しい。けど、ギリギリの理性が働いて踏みとどまっているというか、なにも奪い去りたいとかそういう気持ちを抑えているわけじゃなくて、ハッキリ言ってあれを手に入れるために交渉して、上手くいくならまだしも失敗したら気まずいだけじゃないですか。断られればすっぱり諦めるだろうけど、それでもやっぱり未練は残るし少しは食い下がるかも知れない。そうやって拗れれば私は単なる迷惑な客でしかないわけで、そんな自分になり下がるのが嫌なのよ。みっともないとか情けないとか、かっこ悪いとか恥ずかしいとか、そういうことじゃなくて、自分の中にある一種のルール―、思考的決定に反するのではないかと。具体的にどんなものか説明するのは難しいけど、今の私と昔の私じゃ根本的な考え方が違うから、それを為すことへの抵抗感のようなものがいつの間にか生まれてしまった。
大人と子供の違い、昔は若ければなんでもできると思っていたからな。今だって十分若いけど、大人になるということは理性や常識の芽生えですからね。現在の私にとっては足枷のようなものですが、無視して取りはらうほどの勇気はない。精神的な箍が外れきってないから、これ以上踏み出すことを身体ではなく心が拒んでいる。なんとかしない方がいいんだろうけど、なんとかするべきなのだろうか。
凄い複雑で長ったらしいこと書いてるけど、原因が穹の限りなく等身大に近いであろう特大POPを手に入れるにはどうすればいいのだろうかだから、私も相当アレな男ですね。元からか? 元からだよなぁ……うん。
灼眼のシャナに関しては、前述のとおり10巻以降はどうにも面白くない。戦闘がメインとなったのが原因なんだろうけど、高橋弥七郎ってのは元々戦闘描写に定評がない作家だから、基本的に戦闘はつまらないんだよね。この人の持ち味は言ってしまえばセリフ回しとか、キャラの掛け合いで、A/Bエクストリームシリーズに見られるアンディとボギーのようなやり取りは凄く良く出来てると思います。灼眼のシャナにおいてはそれがフレイムヘイズと契約している紅世の王に変わるわけですけど、イマイチ薄っぺらいというか、キャラに関する奇妙な説得力が欠けてしまっている。特に主役であるシャナがまだ子供、小娘というのが高橋弥七郎の持つ独特な文体とセリフ回し、ハッタリの利いた勢いを殺してしまっているといいますか。そう考えるとカムシンは素敵というか、キアラとサーレのカップルは最高だ。今回の話は見るべきところも少なかったけど、キアラとサーレが参戦したのは待ってましたと言わんばかり。
全体的な話をすればやはり面白くないというか、前の巻と同じく薄っぺらい内容なんだけど、あれですかね、シャナが悠二に告白するシーンは泣き所、萌え所なんですかね? 正直、失笑しか出てこなかったというか、感動の欠片もなかったのは何故なんだろう。あぁ、そもそも悠二が嫌いだからか。シャナもそんなに好きじゃないし。
キャラが乱立し過ぎたってのもあるんだけど、全然視覚的じゃないんだよね、文章が。ライトノベルに関しては、如何に視覚的イメージを文章で表現するか、作り出せるかだと思ってて、この映像技術が発達した現代社会では重要なことなんですよ。特にシャナのように一度ならずアニメ化してしまった作品の場合は、それが顕著に求められる。作者の力量があれば問題ないけど、足りないときは悲惨なことになります。
シャナもあと何巻続くのか、既に全盛期の勢いはないですし、今更のように再アニメ化しても売れないと思うんですけどねぇ。ハルヒを御覧なさい、酷いものでしょう。いとうのいぢのブランド的価値が下がってきているのか、私は元々好きな絵でもないから良く分からないんだけど、シャナというハードな作風、特に今みたいに戦争でドンパチやってる展開だと、のいぢじゃキツイものがあるよね。まあ、こうなってしまった以上は変えようがないし、どうせ後数冊もすれば終わるんだろうから良いけどさ。
個人的にはA/Bエクストリームシリーズを復活させてもらいたいですね。SF好きとしては。
コメント
エロゲ主人公は好感が持ちにくい。何に感情移入すればいいのか
その信念とか生き様とか?そういうの見つかりにくい
しかも未だ告白云々言ってるのか・・・停滞してるなぁシャナ
食指と気力がないので読む気がしないORL
シャナ読むんだったらゼロ魔読みたいな。14巻あたりで止まってるし
それにしても相変わらず容赦ないな、この日記www
ゼロ魔は随分前に切ってしまったけど、今どんな感じなんですかね。ある意味でシャナより辛口になりそうだけど、容赦ないと言われたので止めますw
穹POPが私の心を乱すんです、だから日記があんまりな内容になって(ちょっとマテ