最近はエロゲも色々な特典を作ることが多いというか、店舗特典としてドラマCDを複数枚制作することも珍しくない世の中になりました。初回版にはサントラが封入されてることも当たり前になってきましたし、まあ、ヨスガノソラや夏ノ雨にはないんだけどね。
今回はそんなエロゲの購入特典から、ソイネノソラをご紹介。これは初回限定版の予約特典になるんだったかな? 正式名称は、春日野穹 ピロトークCD「ソイネノソラ」ですか。これは正直、色々な意味でやられました。
ハッキリ言って内容を解説できないというか、文章に出来ないことを音声で見事に表現したとでもいいますか、文章媒体と音声媒体の違いをまざまざと見せつけられた、いや、聞かせられたというべきでしょうか。
内容に関しては、穹がハルと一緒に寝るシーンをひたすら流しているだけなんですけど、これは凄い。だって、音声じゃないとこれはできないもの。ハルにCVがないため会話や掛け合いではなく、一人語り風になっていますけど、それがまた堪らないよね。
私が以前書いたヨスガノソラSSに「お布団の中の一日」というのがあって、HPのほうで現在も公開している作品なんですが、あれにおいて私が行った実験の、ある種の答えがソイネノソラにはあると思うんですよ。あのSSは一つの空間だけで展開される一日の流れを、睡眠と食事だけに限定して書いてみるという極端すぎる内容だったんだけど、実際には起きているときの描写が大半で、寝ているときの描写はほとんどないんですよ。
というのも、文章において寝ていることを書くって言うのは不可能に近いことで、表現のしようがないことなんです。だって、寝てるんだよ? 寝言やいびきは掻くかも知れないし、寝返りの一つだって打つかも知れないけど、基本的に行動してないじゃないですか。動いてない存在、つまり静止している存在を描写するってのは、観察記録じゃないんだしなんの面白味もない。文章ではまずできないことです。
同じように映像媒体でも同じで、30分ないし1位時間、延々と寝続けている人を眺めて面白いですか? いや、中にはそういった趣味の方もいるでしょうし、ハルと穹が寝ているところなら私だって見たいけど、ほとんど映像事故じゃないですか。作品として成り立たない。
でも、それが音声媒体なら? ドラマCDやトークCDという、映像やストーリー性に捕らわれない媒体ならどうか……不可能は可能となり、出来なかったことが出来るようになります。
言ってしまえば、ソイネノソラは音声媒体でしか出来ない代物です。文章でも映像でも出来なかったことが、音声媒体だけが可能とした。私がSSでやりたかったこと、空間を限定してその一部分を極端なまでに切り取るという構想を、もっともシャープな形で実現していると思います。物書きとしてはしてやられたというか、こういうやり方を用いてこそ完成するものだったんだね。こういうのを文章で作れたら最高なんだけど、私の技術や技量ではまだまだ無理だな。
個人的に意外だったのが収録内容の長さです。1トラックしかないんですけど、それが27分もあるんですよ。精々、長くても10分ぐらいだろうと思っていただけに驚きました。白波遥さんお疲れ様ですとしか言い様がありませんけど、よくもまあこれだけ長い物を収録できたものだ。どういうやり方で録ったのかは判りませんけど、見事な物です。
ハルの声がない関係上、ひたすら穹が喋らなきゃいけないんだけど、それに対しての違和感がまるでないというか、会話じゃないけど会話になってるというか、容易に想像が出来る。寝るまでの流れと、眠った後の流れがとてもスムーズで、聞き物として聞きやすい。音声媒体はやっぱ凄いというか、とても真似できないね。
こういう企画を通して実際に作ってしまうところが凄いというか、羨ましい。音声媒体以外では、ギリギリ漫画に出来るかどうかだと思うし、物書きとしては憧れます。
単に布団の中でハルと穹が喋り、後は寝相とか寝息、寝言だけのCDだから、特にこれと言って書くべき事もないんだけど、印象的だたのは穹の「お兄ちゃん」発言でしょうか。穹としてはあくまでハルとは対等な関係だけど、ハルの方は自分にもっと妹らしくして欲しいんじゃないか、と考えた上での発言ですが……いや、可愛いよ? 可愛いけど違和感のほうが強いというか、私も穹にはハルと対等の関係でいて貰いたいし、お兄ちゃんとか兄さんとか、そういう世俗的な呼称は似合わないと思う。
後、穹が悪夢というか、両親の夢にうなされていましたね。無理もないというか、時々夢に見てしまうこともあるんでしょう。2人とも割り切れていないことは、ハルも言っていましたし。ただ、穹の場合はハルにすがりつくというか、ハルの存在を探して必死で求めているところがあるので、そこがなんというか健気で儚くて。穹のハルに対する執着や愛着は昔からあるものですが、両親の死がその感情を強めた事実は否定できない気がする。
けど、そういう小難しい話を抜きにしても穹は可愛いというか、可愛いとはこういうことだと私は言いたい。もう、終盤にかけてのデレデレっぷり、甘えっぷりが最高すぎる。寝ぼけているんだとしても、あまりの可愛さにこちらが恥ずかしくなってしまう。ほら、人って寝る直前のテンションとネタ後のテンションって普段とまるで違うじゃない? 身近にそういう人間を一人知ってるけど、穹は格別だね。
ソイネノソラは既に携帯他にデータを移したんだけど、いやー、よく眠れる。あれを穹の抱き枕の下に仕込んだりすると、最高に幸せな気分になれるよ。さすがにイヤホン装備で、電車の中でも聴くのはどうかと思うけど止められない、止まらない。
夏ノ雨との同時購入キャンペーンでダウンロードしたシステムボイスも、普段はパソコンにそんな物付けないのに、今では穹の声が聞こえることに言い様のない喜びを覚える始末。私はもうダメだ、ハルと穹のためならなんだって出来る気がする。
放置しっぱなしのHPに、ヨスガノソラコンテンツを作っている最中なんですが、ハルカナソラ日記も書き終わったことですし、急ピッチで作業を進めようと思います。この際だから、とことん拘ってみようかな。やりたいことは全部やる勢いで。
それじゃあ、夏ノ雨をインストールしてきます。感想書くかどうかはまだ判らないけど、のんびりプレイしていこうかな~とも思っているので。どのキャラから始めようかな、攻略ヒロインは4人だけなのか、それともサブキャラにもなにかあるのか……今から楽しみです。
今回はそんなエロゲの購入特典から、ソイネノソラをご紹介。これは初回限定版の予約特典になるんだったかな? 正式名称は、春日野穹 ピロトークCD「ソイネノソラ」ですか。これは正直、色々な意味でやられました。
ハッキリ言って内容を解説できないというか、文章に出来ないことを音声で見事に表現したとでもいいますか、文章媒体と音声媒体の違いをまざまざと見せつけられた、いや、聞かせられたというべきでしょうか。
内容に関しては、穹がハルと一緒に寝るシーンをひたすら流しているだけなんですけど、これは凄い。だって、音声じゃないとこれはできないもの。ハルにCVがないため会話や掛け合いではなく、一人語り風になっていますけど、それがまた堪らないよね。
私が以前書いたヨスガノソラSSに「お布団の中の一日」というのがあって、HPのほうで現在も公開している作品なんですが、あれにおいて私が行った実験の、ある種の答えがソイネノソラにはあると思うんですよ。あのSSは一つの空間だけで展開される一日の流れを、睡眠と食事だけに限定して書いてみるという極端すぎる内容だったんだけど、実際には起きているときの描写が大半で、寝ているときの描写はほとんどないんですよ。
というのも、文章において寝ていることを書くって言うのは不可能に近いことで、表現のしようがないことなんです。だって、寝てるんだよ? 寝言やいびきは掻くかも知れないし、寝返りの一つだって打つかも知れないけど、基本的に行動してないじゃないですか。動いてない存在、つまり静止している存在を描写するってのは、観察記録じゃないんだしなんの面白味もない。文章ではまずできないことです。
同じように映像媒体でも同じで、30分ないし1位時間、延々と寝続けている人を眺めて面白いですか? いや、中にはそういった趣味の方もいるでしょうし、ハルと穹が寝ているところなら私だって見たいけど、ほとんど映像事故じゃないですか。作品として成り立たない。
でも、それが音声媒体なら? ドラマCDやトークCDという、映像やストーリー性に捕らわれない媒体ならどうか……不可能は可能となり、出来なかったことが出来るようになります。
言ってしまえば、ソイネノソラは音声媒体でしか出来ない代物です。文章でも映像でも出来なかったことが、音声媒体だけが可能とした。私がSSでやりたかったこと、空間を限定してその一部分を極端なまでに切り取るという構想を、もっともシャープな形で実現していると思います。物書きとしてはしてやられたというか、こういうやり方を用いてこそ完成するものだったんだね。こういうのを文章で作れたら最高なんだけど、私の技術や技量ではまだまだ無理だな。
個人的に意外だったのが収録内容の長さです。1トラックしかないんですけど、それが27分もあるんですよ。精々、長くても10分ぐらいだろうと思っていただけに驚きました。白波遥さんお疲れ様ですとしか言い様がありませんけど、よくもまあこれだけ長い物を収録できたものだ。どういうやり方で録ったのかは判りませんけど、見事な物です。
ハルの声がない関係上、ひたすら穹が喋らなきゃいけないんだけど、それに対しての違和感がまるでないというか、会話じゃないけど会話になってるというか、容易に想像が出来る。寝るまでの流れと、眠った後の流れがとてもスムーズで、聞き物として聞きやすい。音声媒体はやっぱ凄いというか、とても真似できないね。
こういう企画を通して実際に作ってしまうところが凄いというか、羨ましい。音声媒体以外では、ギリギリ漫画に出来るかどうかだと思うし、物書きとしては憧れます。
単に布団の中でハルと穹が喋り、後は寝相とか寝息、寝言だけのCDだから、特にこれと言って書くべき事もないんだけど、印象的だたのは穹の「お兄ちゃん」発言でしょうか。穹としてはあくまでハルとは対等な関係だけど、ハルの方は自分にもっと妹らしくして欲しいんじゃないか、と考えた上での発言ですが……いや、可愛いよ? 可愛いけど違和感のほうが強いというか、私も穹にはハルと対等の関係でいて貰いたいし、お兄ちゃんとか兄さんとか、そういう世俗的な呼称は似合わないと思う。
後、穹が悪夢というか、両親の夢にうなされていましたね。無理もないというか、時々夢に見てしまうこともあるんでしょう。2人とも割り切れていないことは、ハルも言っていましたし。ただ、穹の場合はハルにすがりつくというか、ハルの存在を探して必死で求めているところがあるので、そこがなんというか健気で儚くて。穹のハルに対する執着や愛着は昔からあるものですが、両親の死がその感情を強めた事実は否定できない気がする。
けど、そういう小難しい話を抜きにしても穹は可愛いというか、可愛いとはこういうことだと私は言いたい。もう、終盤にかけてのデレデレっぷり、甘えっぷりが最高すぎる。寝ぼけているんだとしても、あまりの可愛さにこちらが恥ずかしくなってしまう。ほら、人って寝る直前のテンションとネタ後のテンションって普段とまるで違うじゃない? 身近にそういう人間を一人知ってるけど、穹は格別だね。
ソイネノソラは既に携帯他にデータを移したんだけど、いやー、よく眠れる。あれを穹の抱き枕の下に仕込んだりすると、最高に幸せな気分になれるよ。さすがにイヤホン装備で、電車の中でも聴くのはどうかと思うけど止められない、止まらない。
夏ノ雨との同時購入キャンペーンでダウンロードしたシステムボイスも、普段はパソコンにそんな物付けないのに、今では穹の声が聞こえることに言い様のない喜びを覚える始末。私はもうダメだ、ハルと穹のためならなんだって出来る気がする。
放置しっぱなしのHPに、ヨスガノソラコンテンツを作っている最中なんですが、ハルカナソラ日記も書き終わったことですし、急ピッチで作業を進めようと思います。この際だから、とことん拘ってみようかな。やりたいことは全部やる勢いで。
それじゃあ、夏ノ雨をインストールしてきます。感想書くかどうかはまだ判らないけど、のんびりプレイしていこうかな~とも思っているので。どのキャラから始めようかな、攻略ヒロインは4人だけなのか、それともサブキャラにもなにかあるのか……今から楽しみです。
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