氷の城で、僕は君を待っている。
積み木遊びにも飽きてしまった。
氷の城で、君を待っている。
もう永い時間が過ぎた。僕は吹雪の中で、凍え、うずくまっていた。
それは軽蔑の言葉であっても構わない。今僕を、ここから連れ出して欲しいと願う。
幼い頃の夢を、僕には幼馴染の女の子がいた。少女はいつも屋根伝いに僕の部屋の窓を叩いた。でも僕には少女の遊びが、一つとして理解できなかった。
十三歳の冬、街に雪の女王がやってきたとき、僕は彼女の理知の力に、目を奪われ、それを喜んで迎えた。
そして僕は、永い旅に出る。
飢えや貧しさ、悲しみ、孤独、喜び、幸せ、全ての謎の答えを探すため、氷の城で僕は待っている。
本当は誰も信じない。僕が欲しいのは、真理の正しさ。凍結湖に散らばった、このパズルピースを紡ぎ合わせるための永遠の、一つの、答えの地図だけだ。
僕は優しさを信じない。
今、吹雪の間の扉を開いた君のことも、何もかも忘れてしまった。
世界はとても小さくて、僕はまだ幼く、目が覚める前のことを、僕は少女と遊んでいたような気がする。夢の中では二人は手を繋ぎ、世界を駆け、笑っていたような気がする。
心の奥に深い悩みが紛れ込んでいる。
見てはいけないものを、考えてはいけないものを、何故、夢の中の僕はあんなに楽しそうなのだろう?
何故、僕は少女に向かって笑っているのだろう?
分からない。僕は何も思い出せない。
Moon Flag
――あたしの通う水族館は、とてもとても小さくて、外から見ると、ちょっと何をやっているか分からない秘密の研究所みたいな具合に、無愛想で、とても小さいのです。
あたしはバスに三〇分も揺られて、これはこのキトラでは、ものすごーく、遠いところなんだって、カイくんには想像して欲しいのだけど、街はずれのその秘密研究所に通っています。それでも、ここでのアルバイトはとても楽しくて、あたしは毎日驚きの連続なのです。
水族館のアルバイトって、何をしてるか分かりますか? なんて、毎日お魚さんたちにご飯をあげたり、水槽の温度を点検したり、お客さんたちに、「このクラゲは地球のなんとか海岸に住んでいました」って具合にもっともらしく解説したり、そんなことばかりしているのですけどね。
でも、海には何てたくさんの生き物が住んでいたんでしょう。これが驚きその一です。この小さな月の水族館は、地球の生き物たちが絶滅しないように大切に保存しておく、タイムカプセルでもあるのです。水族館の地下にはお魚たちの種を保存する、大きな、大きな倉庫があって、あたしは一度見せてもらった事があるのだけど、それは、それは不思議な景色でした。でも、この話はまた今度ね。
大学にも勿論行ってますよ。ご心配なく。毎週のように転校生がやってきて、お祝いにもちょっぴりくたびれてしまうくらいです。
最近は、よく地球のことを思い出してます。五月病なのかな? ま、あたしは年中五月病みたいなものだけど。
何だか幸せの塊みたいな転校生たちを見ていると、ものすごーく疲れちゃったりするのが、正直な偽らざる気持ちなのです。
……カイくん、月へいらっしゃい。
無愛想で殺風景な作りかけの月の都は、カイくんを彷彿と思い出させるものがあります。
うん、この街は、君みたいな街なのです。
そして君がいないと、あたしはちょっと退屈です。君のしかめ面と、素っ頓狂なお話は、人を安心させるものがあります。
こんなことをいったら、カイくんはまた一晩眠れないことでしょう。
キトラはとても良いところよ。
月へいらっしゃい、カイくん。月へいらっしゃい――
Ⅱ
骨董品じみた、二〇世紀以来のレールトレインに揺られていると、車窓からの風景が、嘘みたいに美しく見える。誰もが、地球を捨てて宇宙へ旅立とうとする、こんな黄昏の街でさえ。
西暦二二〇〇年。地球は人口爆発と環境汚染、相次ぐ疫病の流行によって、静かな終わりのときを迎えている。
二一世紀の後半に頭打ちになった生産力は、高度資本主義と民主主義を急速に衰退させ、貧富の格差は一部の特権階級が数百億の貧困民を奴隷として使役する、歪な社会を作り出していた。富める者は、この星の残り少ない土地と恵みを独占し、貧しい人々は、永遠に続く飢えと労働の煉獄を生きる。
これが、僕が生きるこの星の現在。
月の改修計画について話そう。
誰が思いついたのかは知らないけど、地球をこの絶望的状況から救い出す、夢のような計画の話を。
一言で言ってしまえば、改修計画は月を地球の衛星軌道から、火星圏へ送る作戦だ。遠心力と核エネルギーで月をスピンオフさせ、巨大な宇宙船として、この荒れ果てた地球から脱出させる。月が人類と、その英知の全てを乗せ火星軌道に入れば、試算では数百年のうちにテラフォーミングが進行し、火星は数億の人が住める星になる。
……まったく夢のような話だ。
もっとも、月に建造される人工都市で、自給自足できる人間の数は限られているから、二〇〇億の地球人口のうち、この宇宙船に乗り込めるのはほんの限られた人々だけだ。つまり、人類の科学と文明を代表する一部の先進国市民だけだ。三〇〇年たって火星に田園を作り上げた後、彼らは再び地球へ戻ってくる。地球を再生させる新しいテクノロジーと、第二の母星と、地球環境では生き永らえることの出来なかった数億種の動植物の種を持って。
……まったく夢のような話じゃないか。
多くの幸運な人々はこの計画を、世界を救う唯一つの方法だと信じていた。それぐらい地球もそこの住む人々の心も疲弊し、荒廃しきっていた。もちろん僕だって信じていたと思う。月改修計画によって蘇る、未来の世界を。
月での生活、そして月をスピンオフさせるためにエネルギー源として必要になる大量な水や資源は、ハイパーハイウェイと呼ばれる巨大な繊維のケーブルを使って地球から宇宙に運ばれる。ハイパーハイウェイはいくつかのジャンクションを経由しながら有線で月に接続している。最初のハイウェイは一〇〇年前に建造され、今や一三〇〇本を超えるケーブルが地球から月へ、そのエネルギーを絶えず輸送し続けている。
レールトレインの車窓からどこか寂しげな海が見える。そして、海上を切り裂き、天空へと昇る無数のハイパーケーブルは僕にちょうど、へその緒のようなものを連想させる。海は無力な赤子に、外の世界で生きていく生命を与え、傷ついた母のように見える。
『まもなく、第二東京宇宙空港、第二東京宇宙空港。お降りの方はお忘れ物のないよう、お気をつけください。まもなく、第二東京宇宙空港、第二東京宇宙空港。お降りの方はお忘れ物のないようお気をつけください』
Ⅲ
「月に行っても、絶対忘れないからね。キトラから手紙を書くから、元気でね! 私も頑張るからね!」
月を火星に送る改修計画の開始を一年後に控え、僕の通う大学からも毎週のように同級生たちが月へ移民していく。彼女もその一人で、旅立つ者も、地球へ残る者も、こうして宇宙空港のロビーで別れの言葉を交わす。
「まったく、こう毎週だとやんなっちゃうよな。月本、お前もたまには学校顔だせよ」
同級生の楓は、地球に残ることを決めた一人だ。彼のように特権階級の子弟で地球に残留するものは、軍や政府の要職につき、この星を管理する事になる。
「あーあ、俺も月に行っとけば良かったかな」
楓は今更のように深いため息をつく。
「この間、宇宙酔いとカプセル食なんて最悪だって言ってなかったか?」
「地球に残った方が、面白いことがあると思ったんだよ……。でも現実は厳しいつーか、何つーか、来る日も来る日も就職活動よ。お前は良いよなぁ、親父さんのコネで改修公社には入れてさぁ。月改修公社っていったら、エリート中のエリートだぜ? 地球環境と全人類を監督する地球の支配者、自分がどれだけ恵まれているか自覚ないんじゃないの?」
「お前だって受験したんじゃなかったか?」
僕の言葉に楓は呆れたような顔をする。
「ハッ、これだからまったくエリート坊ちゃんは……あそこ採用までにいくつ試験があるか知らないの? 二〇個だぜ、二〇個! フリーパスで入れるお前とは違うよ。くーっ、羨ましい! 俺も地球を動かすような仕事してみてぇ!」
「そうよ、月本君は選ばれた人なんだから。あなたのような人が、この星を少しでも良くしていかなければいけないわ」
楓の言葉に、旅立つ同級生も同意を示すが、僕は顔を背ける。
「難しいね」
そう一言だけ答えた。
「光栄な義務だぜ? 月人は月で、俺たちは地球で世界を立て直すのだ!」
楓がいかにも学生らしい発言をしたところで、同級生が乗るシャトルの搭乗時間を告げるアナウンスが流れて来た。
「あぁ、私、もうそろそろ行かなきゃいけないから……じゃあね、あなたはとても良い力を持っているわ。自信を持って!」
同級生は僕を見つめながら言う。その瞳は、どこまでも真剣だった。
「幸運を祈るよ」
クラスメイトたちが、それぞれの夢と希望を持って月へ登り、あるいは故郷へ残る。
僕は地球に残り、何がしたいんだろう?
時折、そんな問が僕の胸を酷くざわつかせた。そこには、とても大切なものがあるような気がして、それを思い出すことが出来ない。
それは僕のとても近くで、それはとても少しずつ、壊れていく。
積み木遊びにも飽きてしまった。
氷の城で、君を待っている。
もう永い時間が過ぎた。僕は吹雪の中で、凍え、うずくまっていた。
それは軽蔑の言葉であっても構わない。今僕を、ここから連れ出して欲しいと願う。
幼い頃の夢を、僕には幼馴染の女の子がいた。少女はいつも屋根伝いに僕の部屋の窓を叩いた。でも僕には少女の遊びが、一つとして理解できなかった。
十三歳の冬、街に雪の女王がやってきたとき、僕は彼女の理知の力に、目を奪われ、それを喜んで迎えた。
そして僕は、永い旅に出る。
飢えや貧しさ、悲しみ、孤独、喜び、幸せ、全ての謎の答えを探すため、氷の城で僕は待っている。
本当は誰も信じない。僕が欲しいのは、真理の正しさ。凍結湖に散らばった、このパズルピースを紡ぎ合わせるための永遠の、一つの、答えの地図だけだ。
僕は優しさを信じない。
今、吹雪の間の扉を開いた君のことも、何もかも忘れてしまった。
世界はとても小さくて、僕はまだ幼く、目が覚める前のことを、僕は少女と遊んでいたような気がする。夢の中では二人は手を繋ぎ、世界を駆け、笑っていたような気がする。
心の奥に深い悩みが紛れ込んでいる。
見てはいけないものを、考えてはいけないものを、何故、夢の中の僕はあんなに楽しそうなのだろう?
何故、僕は少女に向かって笑っているのだろう?
分からない。僕は何も思い出せない。
Moon Flag
――あたしの通う水族館は、とてもとても小さくて、外から見ると、ちょっと何をやっているか分からない秘密の研究所みたいな具合に、無愛想で、とても小さいのです。
あたしはバスに三〇分も揺られて、これはこのキトラでは、ものすごーく、遠いところなんだって、カイくんには想像して欲しいのだけど、街はずれのその秘密研究所に通っています。それでも、ここでのアルバイトはとても楽しくて、あたしは毎日驚きの連続なのです。
水族館のアルバイトって、何をしてるか分かりますか? なんて、毎日お魚さんたちにご飯をあげたり、水槽の温度を点検したり、お客さんたちに、「このクラゲは地球のなんとか海岸に住んでいました」って具合にもっともらしく解説したり、そんなことばかりしているのですけどね。
でも、海には何てたくさんの生き物が住んでいたんでしょう。これが驚きその一です。この小さな月の水族館は、地球の生き物たちが絶滅しないように大切に保存しておく、タイムカプセルでもあるのです。水族館の地下にはお魚たちの種を保存する、大きな、大きな倉庫があって、あたしは一度見せてもらった事があるのだけど、それは、それは不思議な景色でした。でも、この話はまた今度ね。
大学にも勿論行ってますよ。ご心配なく。毎週のように転校生がやってきて、お祝いにもちょっぴりくたびれてしまうくらいです。
最近は、よく地球のことを思い出してます。五月病なのかな? ま、あたしは年中五月病みたいなものだけど。
何だか幸せの塊みたいな転校生たちを見ていると、ものすごーく疲れちゃったりするのが、正直な偽らざる気持ちなのです。
……カイくん、月へいらっしゃい。
無愛想で殺風景な作りかけの月の都は、カイくんを彷彿と思い出させるものがあります。
うん、この街は、君みたいな街なのです。
そして君がいないと、あたしはちょっと退屈です。君のしかめ面と、素っ頓狂なお話は、人を安心させるものがあります。
こんなことをいったら、カイくんはまた一晩眠れないことでしょう。
キトラはとても良いところよ。
月へいらっしゃい、カイくん。月へいらっしゃい――
Ⅱ
骨董品じみた、二〇世紀以来のレールトレインに揺られていると、車窓からの風景が、嘘みたいに美しく見える。誰もが、地球を捨てて宇宙へ旅立とうとする、こんな黄昏の街でさえ。
西暦二二〇〇年。地球は人口爆発と環境汚染、相次ぐ疫病の流行によって、静かな終わりのときを迎えている。
二一世紀の後半に頭打ちになった生産力は、高度資本主義と民主主義を急速に衰退させ、貧富の格差は一部の特権階級が数百億の貧困民を奴隷として使役する、歪な社会を作り出していた。富める者は、この星の残り少ない土地と恵みを独占し、貧しい人々は、永遠に続く飢えと労働の煉獄を生きる。
これが、僕が生きるこの星の現在。
月の改修計画について話そう。
誰が思いついたのかは知らないけど、地球をこの絶望的状況から救い出す、夢のような計画の話を。
一言で言ってしまえば、改修計画は月を地球の衛星軌道から、火星圏へ送る作戦だ。遠心力と核エネルギーで月をスピンオフさせ、巨大な宇宙船として、この荒れ果てた地球から脱出させる。月が人類と、その英知の全てを乗せ火星軌道に入れば、試算では数百年のうちにテラフォーミングが進行し、火星は数億の人が住める星になる。
……まったく夢のような話だ。
もっとも、月に建造される人工都市で、自給自足できる人間の数は限られているから、二〇〇億の地球人口のうち、この宇宙船に乗り込めるのはほんの限られた人々だけだ。つまり、人類の科学と文明を代表する一部の先進国市民だけだ。三〇〇年たって火星に田園を作り上げた後、彼らは再び地球へ戻ってくる。地球を再生させる新しいテクノロジーと、第二の母星と、地球環境では生き永らえることの出来なかった数億種の動植物の種を持って。
……まったく夢のような話じゃないか。
多くの幸運な人々はこの計画を、世界を救う唯一つの方法だと信じていた。それぐらい地球もそこの住む人々の心も疲弊し、荒廃しきっていた。もちろん僕だって信じていたと思う。月改修計画によって蘇る、未来の世界を。
月での生活、そして月をスピンオフさせるためにエネルギー源として必要になる大量な水や資源は、ハイパーハイウェイと呼ばれる巨大な繊維のケーブルを使って地球から宇宙に運ばれる。ハイパーハイウェイはいくつかのジャンクションを経由しながら有線で月に接続している。最初のハイウェイは一〇〇年前に建造され、今や一三〇〇本を超えるケーブルが地球から月へ、そのエネルギーを絶えず輸送し続けている。
レールトレインの車窓からどこか寂しげな海が見える。そして、海上を切り裂き、天空へと昇る無数のハイパーケーブルは僕にちょうど、へその緒のようなものを連想させる。海は無力な赤子に、外の世界で生きていく生命を与え、傷ついた母のように見える。
『まもなく、第二東京宇宙空港、第二東京宇宙空港。お降りの方はお忘れ物のないよう、お気をつけください。まもなく、第二東京宇宙空港、第二東京宇宙空港。お降りの方はお忘れ物のないようお気をつけください』
Ⅲ
「月に行っても、絶対忘れないからね。キトラから手紙を書くから、元気でね! 私も頑張るからね!」
月を火星に送る改修計画の開始を一年後に控え、僕の通う大学からも毎週のように同級生たちが月へ移民していく。彼女もその一人で、旅立つ者も、地球へ残る者も、こうして宇宙空港のロビーで別れの言葉を交わす。
「まったく、こう毎週だとやんなっちゃうよな。月本、お前もたまには学校顔だせよ」
同級生の楓は、地球に残ることを決めた一人だ。彼のように特権階級の子弟で地球に残留するものは、軍や政府の要職につき、この星を管理する事になる。
「あーあ、俺も月に行っとけば良かったかな」
楓は今更のように深いため息をつく。
「この間、宇宙酔いとカプセル食なんて最悪だって言ってなかったか?」
「地球に残った方が、面白いことがあると思ったんだよ……。でも現実は厳しいつーか、何つーか、来る日も来る日も就職活動よ。お前は良いよなぁ、親父さんのコネで改修公社には入れてさぁ。月改修公社っていったら、エリート中のエリートだぜ? 地球環境と全人類を監督する地球の支配者、自分がどれだけ恵まれているか自覚ないんじゃないの?」
「お前だって受験したんじゃなかったか?」
僕の言葉に楓は呆れたような顔をする。
「ハッ、これだからまったくエリート坊ちゃんは……あそこ採用までにいくつ試験があるか知らないの? 二〇個だぜ、二〇個! フリーパスで入れるお前とは違うよ。くーっ、羨ましい! 俺も地球を動かすような仕事してみてぇ!」
「そうよ、月本君は選ばれた人なんだから。あなたのような人が、この星を少しでも良くしていかなければいけないわ」
楓の言葉に、旅立つ同級生も同意を示すが、僕は顔を背ける。
「難しいね」
そう一言だけ答えた。
「光栄な義務だぜ? 月人は月で、俺たちは地球で世界を立て直すのだ!」
楓がいかにも学生らしい発言をしたところで、同級生が乗るシャトルの搭乗時間を告げるアナウンスが流れて来た。
「あぁ、私、もうそろそろ行かなきゃいけないから……じゃあね、あなたはとても良い力を持っているわ。自信を持って!」
同級生は僕を見つめながら言う。その瞳は、どこまでも真剣だった。
「幸運を祈るよ」
クラスメイトたちが、それぞれの夢と希望を持って月へ登り、あるいは故郷へ残る。
僕は地球に残り、何がしたいんだろう?
時折、そんな問が僕の胸を酷くざわつかせた。そこには、とても大切なものがあるような気がして、それを思い出すことが出来ない。
それは僕のとても近くで、それはとても少しずつ、壊れていく。
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