一言で言うとアレですね、勝新太郎は晩年になって長年連れ添った妻、中村玉緒にこのような賛辞を送っています。
「中村玉緒は勝新太郎無しでも存在し得るが、勝新太郎は中村玉緒無しでは存在し得ない」
私がなにを言いたいのかというと、つまりはそういうことですと、いつかのように答えておきます。勝新も良い言葉を残してくれたものですね。これ以上の説明は不要というか、これで全てが理解できるんじゃないかと思えるぐらい、私の気持ちを的確に表してます。

随分前の話になりますが、ハルカナソラというか穹のPOPがどうのという話をしたじゃないですか。あれ、発売と同時に完売した関係でさっさと片付けられて、てっきり処分されたと思ってたんですけどね? つい先日、というか昨日再発見しまして。店の片隅、隅じゃないかPCゲームの棚にある特設コーナーの台の支えになってたんですよ。
これはもう明らかに使ってない、その内捨ててしまうんだろうと想って、瞬間的に店員に声を掛けようと思ったんですけどね? 仮にその場で貰ったとして、持って帰るための道具もなにもないということで、まさか剥き出しのPOP片手に帰るわけにもいきませんし。
なので、その場は一旦身を引いて翌日、つまり今日ですが装備を調えてアタックを掛けてみることにしました。今にして思えば昨日の方が良かったかな、とも思ったんですけどね。火曜の方が店員多いんですよ、あのフロア。
結果から先に言うと、まあ、当たり前の如く断られたんですけど、意外だったのが破棄をする契約になっていると説明されたこと。あるいは建前としての理由なのかも知れないけど、棄てること前提の契約ってのも最近は多いらしい。やっぱりほら、転売とかそう言う問題があるからさ。エロゲ以外にも、非売品の宣伝商材を売りさばく奴が多いせいでいい迷惑です。口でいくら転売なんてしませんといっても保証なんてどこにもないし、こちらは身分を明かして誓約書を交わしてもいいんだぞと思わないでもなかったけど、そこまでやったら完全に痛い人じゃない? 等身大POP欲しいとか言ってる時点で十分痛い? 確かに、このことを親友に相談したら呆れられたというか、引かれたけどさ!
迷惑な客になるつもりはなかったし、なにより未練がましく食い下がったら今後行きづらくなるじゃない。毎日とは言わないまでも、週に何回か利用しているお店なわけだし。それと、店員の対応が凄く良くてさ。何故渡せないのかを懇切丁寧に教えてくれたのよ。まあ、こういうことを頼む奴は皆無じゃないと思うし、向こうさんも対応慣れしてるんだろうけど……あんな申し訳なさそうな顔されると、潔く引き下がる以外に道がなかった。
未練がないわけじゃないし、返品ならまだしも破棄されるという知ったら、勿体ないという気持ちよりも、可哀想だと思う気持ちが強くなってしまったんですが、男は諦める場面と食い下がるときを弁えていないといけませんからね。そして、今回は前者だった。向こうには向こうの理由があるし、それは不当でもなんでもないのだから。

ただ、そう考えるとショップ系のバイトは得だよなぁ。やっぱりああいう破棄商材を引き取れる辺り、連中の役得は羨ましい限りですよ。転売等の問題がある今はどうだか知りませんけど、それでも皆無ってことはないと思う。結局、あの手の店で働くってことはそっちら方面の趣味を持っているわけで……さすがにあそこからPOP持って帰る奴はいないだろうけど。いるのかな? いたら凄いや。
そんなこと言うぐらいなら、お前もそっち系の店で働けばよかったじゃないかと言われそうだけど、接客業だからなぁ。別に嫌いでも苦手でもないんだけど、嫌いではないと好きではないの中間ぐらいだから。今まで色々仕事してきたけど、考えてみれば接客業はほんの僅かなんだよな。まあ、コミケとか即売会のときは声だして売り越してますけど。売り子さんやくろのさんに「すげー」と言われたが、あーたら方が接客業経験豊富じゃないかw
一応次のイベントには申し込んでいるので、受かれば売り子しているMLWさんに貴方も会える……かもしれない!

コミケ落ちたことで年内の活動予定表は大きく修正を余儀なくされたわけですが、だからといって別に暇ではないんだよね。本も、ヨスガ本はダメになっちゃったけど、他のは作っていますから。近日中に発表できるとは思いますが。
そういや、ヨスガ本の原稿はどうしようかな。本を作らないとなれば、HPに公開しても良いんだけど、今回は中編だから結構長いんですよね。HPに入れるにしても、分割とかしないとダメかも知れない。ネタ的にかなり気に入っていたから、出来れば本にしたかったんですが……まあ、ああいう小説本はイベントぐらいでしか売れないのだよ。機会さえあれば、また作りたいんだけどねぇ。なかなか上手くいかないものです。

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