寝て起きて仕事行って、帰ってきたら原稿やってという毎日だと日記を書く暇もないというか、気づけばかなりの日数をため込んでいますね。数日前のことなんて、もう記憶もあいまいですし、なにをしてたかなんて思いだすこともできないという。
特に三連休はなにしていたかと言えば、ひたすら原稿を書いていたので、これといったネタもないといいますか……

原稿についてしか話すことがないということで、既に印刷所と書店の方には連絡を取り、同人誌を出す方向でまとまりつつあります。今回は印刷所がやってる秋のフェアを利用するつもりなので、いつもより入稿日が早いんですよ。本当なら休みを取って月末30日入稿が一番いいんだけど、フェアを利用するには28日入稿じゃないといけないので、かなり忙しない作業になっています。せめて、もう1日ぐらいは原稿に充てる休みが欲しかったけど、仕事も忙しいですからね。自分の都合を優先させるわけにもいきません。
まあ、フェア自体はタダでグッズ作ってくれる類のものだから、イベントに落選した今となってはあまり必要もない気もするんですが、折角だし、作ってみたいじゃないですか。元々はイベントの会場特典として考えてたけど、書店での購入特典にしてもいいじゃないかと。なにせタダで作ってくれるというのだから。
しかも今回は納品日をイベント参加予定日に合わせる必要がなかったので、コミケ期間中の割と早い段階で私の手元と、そして書店の方に納品される予定です。もう少し早くすることも出来たんでしょうが、時期は合わせた方がいいかなと。納品され次第、各方面へ発送したりしなければいけませんね。書店に送る分とは別に、予備分というものが同人誌にはあって、まあ、一般書籍にしても著者や装丁者には見本が何冊か送られるものなんですが、同人にの場合は乱丁・落丁用に付いていたり、見本誌提出の際に使ったりと、色々な用途があるわけです。ただ、小説本の場合は何冊も付いてこないことが多いので、正直今回の部数でどれほど予備が刷られるのかは分からない。前回よりも印刷する部数を減らしていますからね。金はあったんですけど、まあ、そんなに売れないだろうと。
けど、小説本ってのは一般的な漫画本と違って印刷費が桁違いに高いので、ある程度は部数裁かないと割に合わないんですよね。私の利用している印刷所はそれなりに安い方ですけど、すれでも数百部刷るだけで数十万単位の金が飛んで行く。これが標準的なB5サイズの同人誌、ページ数にして24Pほどのものだったとしたら、1000部刷っても10万いかないのだから、小説本の制作事情というのも結構厳しいです。
でも、単純計算で1000部刷った漫画本を500円で売ったとして50万、印刷費に10万掛かってないなら、最低でも40万以上の儲けがあるわけか。となると、私と同じくあの印刷所を使っている大手サークルは……うわぁ、こう考えると同人誌も儲かりそうな錯覚を覚えてしまうから不思議。諸経費を考えれば、そんなわけもないんだろうけど、あそこほどの大手なら結構稼いでるんじゃないかな。

けどまあ、あそこが大手で居続けられるのも単に描いてるジャンルにまだ勢いがあるだけだからな……あればっか描いていたせいか、逆にそれ以外の需要が全くなくなってしまった。色々と人気ジャンルを描いてみてはいるようですが、メインほどに売れていないのが現状。知り合いがよく買ってるんですが、どうにもあのジャンルで固定するしかない状況にまで追い詰められてるらしいですね。
あのジャンル、まあ、リリカルなのはですけど、これが未だに勢いがある理由ってのは主にアニメジャンルにおける後継が育っていないというか、ここ数年同人誌のジャンルとして流行るようなアニメ作品がないのが原因なんだろうな。禁書にしろ電磁砲にしろ一大ジャンルを形成するほどの勢いはないし、けいおんや化物語も同人ではサッパリです。唯一、ゲームジャンルではラブプラスが登場したことで活性化されてきましたが、それもいつまで続くことやら。
しかし、けいおんは本当に流行りませんでしたね。咲もそうですけど、ここ1、2年はアニメ系の同人ジャンルは不作ですね。なのはだってコミケのジャンルコードでいえばギャルゲに位置するわけですし、そう考えるとまともなアニメジャンルで流行ったのは……ハルヒまで遡らないといけないのだろうか。なのはStSが2007年で、ハルヒが2006年だからそうなるか。別ジャンルでいえば初音ミクが一過性のブームを見せていましたけど、これも今では完全に流行が過ぎ去りましたからねぇ。

要するに移るジャンルがないんでしょうね。同人界隈にはジャンル移行という現象というか言葉があって、あるジャンルの本を書いていたサークルたちが、こぞって同一の新しいジャンルに流れるという、腐女子にはお馴染みのあれです。
つまり、なのは系サークルが移行してしまうような同人向け作品がまだ登場していないというわけだ。それほど高い壁なのか、来年の映画でまた勢いづいてくるのかなぁ。

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