日記も溜め込んでしまうとろくなことがないというか、こう忙しいと書く暇もないのがあれですね。もっとも、なにか書くことがあるのかと言われれば、ここまで溜め込むとそれも曖昧になってくると良いますか……いや、書くことはあるんだけど、さてどれから書くべきかとか、なんか文章がごちゃごちゃしてますね。
今日はあれです。小魔女ことリトルウィッチについて書きましょうか。

エロゲーブランドとしては中堅以上、コミケの常連であるリトルウィッチが来年の2010年1月29日をもって無期限の活動休止をするという宣言を出しました。この活動休止宣言に対してエロゲ界隈が受けた衝撃はそれなりに大きく、しかも理由が資金問題だったというのだから驚きです。前述の通りリトルウィッチはコミケの常連であり、売上もそう悪くないと考えられていたブランドで、まさか資金難に倒れるとは思っても見なかった、というのが大方の意見らしい。
そりゃねぇ、ここ以上に売れてないところなんて腐るほどあるわけで、それが活動休止せざるを得ないってのはどんだけだよって感じもするけど……金がないと言われてはね。エロゲブランドなんてどこも自転車操業だし、リトルウィッチは開発費かかってそうだもんなぁ。HOOKのなんのためにあるんだかわからないシステムなんかと比べると、よっぽどユーザーのためになるシステムを開発してきたし。開発費っていうより人件費かな。ねこねこソフトもそうだったけど、人手が増えるとすぐに経営が圧迫される。まあ、ねこねこはコットンソフトと分かれたことで再起を果たしたけど、それだっていつまで続くかどうか。
ただでさえ業界が寒くなってますからね。規制や外圧、世間様の目の色を気にしないとろくに作品も作れない世の中です。18歳以上であること、日本国内限定であること、そういうことを強調するのが最近は多いですね。フィクションであることはわかりきっているけど、なんか微妙なんだよね。それが必要であることはわかってるし、建前の重要性もわかってるんだが……こうしたことの果てになにが残るのか、とかさ。色々思うわけですよ。
リトルウィッチに関して言えば作風と流行の乖離だとか、一つの作品かける制作費が高すぎたとか、まあ、様々な理由があるんだろう。聖剣のフェアリースが今のところの最新作だけど、あそこまでエロに特化した作品を出した時点で気付くべきだったのかもしれない。相当追い詰められていたということに。

エロゲブランドが消えてしまうのはやはり悲しくて、最近で言えばねこねこソフトですか、今でこそ復活してるけど、ダメになったときは激しい同様と衝撃を受けました。
でも、ねこねこがコットンに分裂した後復活し、みりすがALcotとその他になったように、リトルウィッチにも再起の可能性はあるんでしょうか。ぶっちゃけ、あのブランドは大槍葦人が好きかどうかで全て決まると思うんですよ。大槍本人はまだまだエロゲ作っていきたいらしいけど、少なくとも1年は体力回復させないと長続きしないはず。結局、ねこねこと同じで売上とブランドの規模のバランスが悪すぎるというか、これで潰れるエロゲブランドが多すぎる。
なんだかんだ言って一番金がかかるのは人なわけで、それを如何に切り詰めて行くかが経営だと思うのですよ。エロゲなんて大きな市場じゃないし、そもそもブランドも作品も乱立してるわけだから、そこで得られるものというのは限りがあるわけで。いくらリトルウィッチが固定ファンついてるといっても、逆に言えば新規が望みにくかったわけでもあるしね。
作品が悪いわけでもなく、要するに規模を維持することが出来なかったというだけだから、無念といえば無念なんだろうけど……身の丈ってのは有りますよ、やっぱり。どんなに儲けたとしても所詮はエロゲブランドなわけだしね。確実に得られるものの中で、どれだけの人間が食っていけるのか。
桜月とか好きだったんですけどね。新作を出さぬままに沈んでしまいました。最近になって事実上の最終作がDVDPGになってましたけど、パッケージが新規描き下ろしだったので買いそうになってます。いや、きのはらひかる大好きなんですよ。お蔵入りになったらしいエロゲは、果たして世に出ることはあるんだろうか。

時間さえあれば、今年一年のエロゲについてガッツりと書きたいんですけど、年末はやっぱ忙しくて、ろくに日記を書いている暇もない。クリスマスが終わるまでに書かなきゃいけない原稿なんてのも合って、大分追い詰められています。コミケの準備も滞ってるし、月曜日に休みが取れないと色々終わるかもな……まあ、いつものことではあるけれど。
あー、本当に時間が無い。一年終わるの早すぎる。瞬きする間に一年が過ぎて行くというのは私の好きなフレーズだけど、このフレーズを初めて聞いてから早6年。あの頃は私もまだまだ若かった。なにせオレポケが6年前のエロゲだっていうんだから驚きだ。

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