OrangePocket Ver1.10
2009年12月20日 アニメ・マンガ
最近なにを思ったかオレンジポケットを引っ張り出してきて、物凄い久しぶりにプレイしてるんだけど……オレポケ発売からもう6年なんだね。2003年発売、そんなに昔とは思えないのに、6年と言われると途端に重みが違う。でも、考えてみれば来年は2010年、2000年を迎えてから10年目なわけだし、別におかしくはないのか。
この10年間自分はなにをしてきたんだろうとか、そういうことを考えるつもりはないけど、オレポケですら6年も前と思えば、なかなかに感慨深いものがありますね。
久しぶりにプレイしてみて、あ、画像の通りインストールしたのはリニューアル版のVer1.10なんだけど、これがまた懐かしかった。キャストの声が若々しいってのもあるけど、驚いたのがウィンドの小ささ。あれ、こんなに小さかったっけ? と、800×600の画面に慣れた私にはものすごく新鮮に感じてしまった。大体、リニューアル版なんだから画面ぐらい大きくしてくれればよかったのに。主人公の名前が固定になったこと以外、なにか変化はあったんだろうか。
オレポケは2003年においてもっともヒットしたエロゲの一つに数えられていて、間違いなく純愛ゲーの中では傑作に位置する作品だ思います。HOOKは嫌がるでしょうけど、今日のHOOKがあるのはこの作品のおかげです。
2003年といえばアージュからマブラブが出て、ねこねこソフトから朱 -Aka-が発売された年でもありますが……え? マブラブってそんな前なのかって? そうなんですよ、未だに引っ張てるけどマブラブって6年前の作品なんですよ。まあ、D.C.よりはマシなんじゃないですか。
話を戻しますが、そんな2003年においてオレンジポケットを作ったHOOKというブランドは、ほとんど無名に近い存在で、何故か私が処女作を持っていることぐらいしか特徴のないブランドでした。HOOKの歴史についてはウィキペディアみれば大体わかるけど、オレポケがOOKの出世作であることは疑いようがなく、こればかりは誰も否定出来ないと思う。
オレポケがそれまでのエロゲとなにが違ったのか、当時の主流はKanonやAIRからなるkey作品の影響が強く、アージュの君が望む永遠や、同じく2003年に発売されたSNOWなど、とにかく泣きゲーが勢いを持っていました。
そんな中に登場したHOOKのオレポケですが、この作品は特に泣きゲーというわけではありませんでした。田舎の学校が舞台という素朴で温かみのある設定が、多少珍しかったようにも思えますが、それだけのことです。
当時はとりあえず泣けるシナリオを書けばいいと考えられていたのか、とにかくkey作品の亜流とか劣化みたいなのが多く、前述のSNOWなんかはその最もたる例ですよね。それに対しオレポケがどんな作品だったのかというと、ただ恋愛をするだけでした。主人公がいて、複数のヒロインがいて、誰かと交流を重ねて行く中で恋いに落ち、結ばれる。その過程や結果に対して感動や感涙する人はいても、別に泣かせるために作っている作品でないというのがプレイをすればわかります。
誰が死ぬわけでもなく、誰が病気なわけでもない。ヒロインは交通事故になんて合わないし、自殺するほど思いつめた奴もいない。泣きゲーとしての要素はぶっちゃけゼロで、例外はあれど、そこにあるのは純粋なる恋愛模様、純愛だけだった。凝り固まった内容のエロゲが多かった中で、それがどれだけ新鮮なものだったか。泣けない、死なない、だけど面白くて可愛くて、どこかこそばゆい。
オレポケの登場は、エロゲ界に純愛というジャンルを開きました。それまで泣きゲーの重苦しい内容に耐えかねていたユーザーにとって、この純愛ゲーというジャンルの登場は大きかったと思います。気軽な内容で、とにかく恋愛を楽しめる。誰かが死ぬところ見ることもない、傷つき倒れるところを直視しなくてもいい、笑って終わることのできる話。オレポケはそんな純愛ゲーの基礎を固めた存在だったのではないか、と思います。
まあ、オレポケによって成功したHOOK自身は今日まで純愛ゲーを作り続けていて、自虐的にオレポケの呪縛だなんて言っているわけですけど、私はもう少し誇ってもいいと思うんだけどなぁ。HOOKの作品はなんであろうと無条件で買うことにしてるのだけど、イベントのたびに方向性についての話が出るからね。迷いや悩みはあるんだろうし、違うこともやってみたいと思うんだけど……時世を考えても、しばらくは今のままで続けていった方が無難なのではないかと思う。
冬コミで頼子のファンディスクが発売されますけど、今回の企業ブースに目的があるとすれば、これだけですね。他のなには買えないくてもいいけど、これだけは絶対にゲットしておこう。
この10年間自分はなにをしてきたんだろうとか、そういうことを考えるつもりはないけど、オレポケですら6年も前と思えば、なかなかに感慨深いものがありますね。
久しぶりにプレイしてみて、あ、画像の通りインストールしたのはリニューアル版のVer1.10なんだけど、これがまた懐かしかった。キャストの声が若々しいってのもあるけど、驚いたのがウィンドの小ささ。あれ、こんなに小さかったっけ? と、800×600の画面に慣れた私にはものすごく新鮮に感じてしまった。大体、リニューアル版なんだから画面ぐらい大きくしてくれればよかったのに。主人公の名前が固定になったこと以外、なにか変化はあったんだろうか。
オレポケは2003年においてもっともヒットしたエロゲの一つに数えられていて、間違いなく純愛ゲーの中では傑作に位置する作品だ思います。HOOKは嫌がるでしょうけど、今日のHOOKがあるのはこの作品のおかげです。
2003年といえばアージュからマブラブが出て、ねこねこソフトから朱 -Aka-が発売された年でもありますが……え? マブラブってそんな前なのかって? そうなんですよ、未だに引っ張てるけどマブラブって6年前の作品なんですよ。まあ、D.C.よりはマシなんじゃないですか。
話を戻しますが、そんな2003年においてオレンジポケットを作ったHOOKというブランドは、ほとんど無名に近い存在で、何故か私が処女作を持っていることぐらいしか特徴のないブランドでした。HOOKの歴史についてはウィキペディアみれば大体わかるけど、オレポケがOOKの出世作であることは疑いようがなく、こればかりは誰も否定出来ないと思う。
オレポケがそれまでのエロゲとなにが違ったのか、当時の主流はKanonやAIRからなるkey作品の影響が強く、アージュの君が望む永遠や、同じく2003年に発売されたSNOWなど、とにかく泣きゲーが勢いを持っていました。
そんな中に登場したHOOKのオレポケですが、この作品は特に泣きゲーというわけではありませんでした。田舎の学校が舞台という素朴で温かみのある設定が、多少珍しかったようにも思えますが、それだけのことです。
当時はとりあえず泣けるシナリオを書けばいいと考えられていたのか、とにかくkey作品の亜流とか劣化みたいなのが多く、前述のSNOWなんかはその最もたる例ですよね。それに対しオレポケがどんな作品だったのかというと、ただ恋愛をするだけでした。主人公がいて、複数のヒロインがいて、誰かと交流を重ねて行く中で恋いに落ち、結ばれる。その過程や結果に対して感動や感涙する人はいても、別に泣かせるために作っている作品でないというのがプレイをすればわかります。
誰が死ぬわけでもなく、誰が病気なわけでもない。ヒロインは交通事故になんて合わないし、自殺するほど思いつめた奴もいない。泣きゲーとしての要素はぶっちゃけゼロで、例外はあれど、そこにあるのは純粋なる恋愛模様、純愛だけだった。凝り固まった内容のエロゲが多かった中で、それがどれだけ新鮮なものだったか。泣けない、死なない、だけど面白くて可愛くて、どこかこそばゆい。
オレポケの登場は、エロゲ界に純愛というジャンルを開きました。それまで泣きゲーの重苦しい内容に耐えかねていたユーザーにとって、この純愛ゲーというジャンルの登場は大きかったと思います。気軽な内容で、とにかく恋愛を楽しめる。誰かが死ぬところ見ることもない、傷つき倒れるところを直視しなくてもいい、笑って終わることのできる話。オレポケはそんな純愛ゲーの基礎を固めた存在だったのではないか、と思います。
まあ、オレポケによって成功したHOOK自身は今日まで純愛ゲーを作り続けていて、自虐的にオレポケの呪縛だなんて言っているわけですけど、私はもう少し誇ってもいいと思うんだけどなぁ。HOOKの作品はなんであろうと無条件で買うことにしてるのだけど、イベントのたびに方向性についての話が出るからね。迷いや悩みはあるんだろうし、違うこともやってみたいと思うんだけど……時世を考えても、しばらくは今のままで続けていった方が無難なのではないかと思う。
冬コミで頼子のファンディスクが発売されますけど、今回の企業ブースに目的があるとすれば、これだけですね。他のなには買えないくてもいいけど、これだけは絶対にゲットしておこう。
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