実は先週、「ロックマンゼロ2-逆襲の救世主-上」の予備分が自宅に届きました。いや、ちょっと早すぎるだろ。納品予定日より2週間以上も前だったのですが。比較的入稿を早く済ませたからなのか、印刷所が頑張ってくれたようです。予備分の冊数も多かったし、早速関係者への郵送を始めました。

届いた予備分を手にとって、今回はかなりラノベっぽい仕様になったなと実感しました。赤き閃光の英雄のカバーと比べると幾分か落ち着いているというか、並べてみると結構違いがハッキリすると思います。どちらが良いと言うよりはどちらも良いという感じだけど、敢えてカバーの雰囲気をガラリと変えたことで、それまでとはまた違った味わいを出すことに成功したと思う。いや、まさかここまで良いものに仕上がるとは。
裏表紙や折り返しの文字入れを私は担当したんですが、これも赤き閃光と比較して大きく変化を付けています。実際に読んで確認して貰いたいのですが、かなり小説らしくなっているのではないかと。なにせ職場にあった本の山を参考にレイアウトしたし。いや、前々から入れたかったんですよ、簡単な登場人物紹介とかね。
ただ、カバーそれ自体には問題ないんだけど、表紙の方は……いや、背表紙のデータを赤き閃光から流用したせいか、まるで代わり映えがしなくて新鮮味が薄くなってしまった。まあ、裏表紙に多少の細工は施したんだけど、そもそもカバー開けて中を確認する人なんてそんなにいないか。私もブックカバー掛けて読むしね。カバーに傷とか付いたら嫌だし。大切な本は丁寧に扱おう。そうじゃないものは多少乱雑でも良いと思うけど。
それにしても早くもミスがいくつか見つかって、誤字脱字は良いとしてもそうじゃないものは……これなぁ。ちゃんと設定したはずなのになんで適応されてなかったんだろ。印刷所も教えてくれればいいのに。まあ、時間的に対応するのも無理だったんだろうけど。なんか、今回は印刷所との連携が上手く取れなかった気がする。早くに予備分を貰ったこと自体は嬉しいんだけど、それにもなんか思惑がありそうで。考え過ぎかな。

それで、いくつか見つかったミスについてはHPの方にも記述させていただきますが、大きいのは二つ。今回も目次ページがあるんですけど、5章のノンブル間違えました。ページには216ページと書いてあるかと思いますが、本当は215ページからです。何度も確認したのに、まったくどうして間違えてしまったのか。修正できなくはなかったんですが、予算の関係上断念しました。再販する機会があったときにでも……いや、発売する前から再販の話をしてどうするんだ。
次は、これもノンブル関係のミスなんですが、隠しノンブルが完全に隠せてません。頭がちょっぴり残っている感じで、これはヨスガノソラ本のときもやったミスです。夏での失敗を踏まえて設定したはずが、どうやら上手くいかなかったらしい。どちらも読む分にはそれほど問題ないんだけど、誤字脱字もチラホラ見つかってきてるから修正は必要かなぁ。
ページ数にして384ページ、過去最高の厚みを持っていますが、これをチェックし直すのは面倒くさそうだ。原稿の段階で腐るほど読んでるから、本になったものをじっくり読む気が最初の内は起きないんですよね。飽きたと言うより疲れたという感じだけどw 年が明けたら校正者と一緒に間違い探しでもしようと思います。
ただ、全体的には赤き閃光をも上回るクオリティになったのないかと、これは確信を持って言える気がする。作者の私も、イラストを担当してくださったくろのさんもやはり春の時とは違うし、月日の流れに見合った力を出すことが出来たはず。

さすがにまだ頒布は開始されていませんが、もう納品はされているはずなので、コミケの時期になれば始まると思います。バナーでは31日となってるけど、実際はもう少し早く設定してあったりする。特に頒布日の指定はしてないから、スムーズに始まってくれることを祈るのみです。通販在庫の方が多いんだろうけど、店舗にもいくらかは回ると思う。横浜店には配本されるかな? あそこで小説本を見たことはないけど……いや、私が店内をよく見回ってないだけか。
しかし、19時ギリギリにエクスパックを持ち込んだけど、郵政公社曰く翌日に届くかは微妙とのこと。まあ、くろのさん遠方だしなぁ。もう少し早く発送できればよかったんだけど、今日は一日が忙しすぎた。年末だから仕方ないのだけど。自転車壊れてるから、郵便局へも自分の脚で走る始末です。まったく、家にいる人間が修理に持って行けと……いっそ新しいの買おうかなぁ。ユニバースとか、名前の響きが凄い好き。

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