逆襲の救世主の連載が終り、現行の入稿も無理矢理済ませたことで大分楽になりました。先週は仕事の都合でワタワタしてたから、今週になってやっと肩の荷が下りたんだろうか。仕事が忙しいことには違いないけど、精神的な圧迫感はなくなったかな。実のところ、先週はずっと超A&G+の日替わり特番Say!You Youngを聞いてたんだけど、今思えばあれをネタに日記書けばよかったかもね。なんだかんだで水樹奈々以外全部聴いてしまった。

そんなわけで色々あった影響で土日は寝ていたり部屋の掃除をしたりしていたので、ハヤテのごとくの最新刊は今日買いました。2巻同時刊行とはなかなか思い切ったことをすると思いますが、限定版は既になかったので1冊ずつ購入。ゲマ屋横浜店で買ったんだけど、購入時にスナック菓子を買うとコースターが付くとか言ってったな。最初、なんのことかよく分からなかったんだけど、ああいう商法も今はあるのね。なんていうか、アニメショップでご一緒にポテトはいかがですか?的なことを言われるとは思っても見ませんでした。ナギのパッケージのスナックがカレー味で、アテネがピザ味だったかな。まあ、味としては不味いはずがないと思うけど、さすがに漫画とご一緒にスナック菓子を買う気にはなれなかったのでお断り。
ハヤテはしかし、対象年齢層がわからない漫画だよね。この辺り、小学館の戦略ミスだと思うんだけど、ハッキリ言うと幅広い年齢層に通用する漫画じゃないんだから中高生なら中高生、そうじゃないならそうじゃないともう少しわかりやすい商業戦略を立てるべきではないのかと思う。アニメにしたってそれは同じで、朝方やって小学生向けの学習グッズを出したと思ったら、2期は深夜に移行して空気となる。一貫性がないんだよね。まあ、アニメが失敗した理由は言うまでもないことだけど、畑健二郎という男はそろそろ痛い目を見てもいい頃合だと思う。じわじわとね。

ハヤテのごとくも連載6年目、2回もアニメ化したことでやっと作者の書きたいことを書けるようになったという感じだけど……旅行編とでもいうのですか? これはどうなんでしょうね。基本的には面白いと思いますよ。ハヤテの過去、アテネの現在、失われた時間と関係、取り戻せない未来。そういったものがからみ合った話の展開は確かに引き込まれるものがある。だけど、そうした話に他のヒロインが入りにくくなっている印象を受けた。ハヤテのごとくは無駄にヒロインの数、ヒロインじゃなくても女の子が多い作品だけど、その大半のキャラにいる意味があるのか、というぐらい突き放した展開になった気がする。大体、22巻の段階でハヤテ自身がナギ以外のヒロインに明確な差を付けているんですよ。アテネと比べて、という意味でね。ヒナギクは空回りしてるとか、損な役回りだとか、ファンが猛烈に怒っていたみたいですけど、そのことに対してはどうでもいいというか、ヒナギクが例え滑稽な役回りになったとしても私は気にならない。もっというと、ハヤテの過去の一端を聴く上でヒナギク以外に適当なキャラがいただろうか? 適切だったかはともかく、天王州アテネという人物と関係性があり、尚且つハヤテの身の上話を聞ける人間はヒナギクぐらいしかいないわけで。三千院家の人間が無理だし、咲夜や伊澄さんはナギ側だし、西沢さんにいたってはただの凡人、一般人ですからね。三人娘その他も論外でしょう。
そう考えると、例え後付であってもアテネとの関連性を持たされたヒナギクがこの役目を負うことは至極当然で、不自然ではないはずです。まあ、ヒナギクが可哀想な目に合うのは許せないとか、ヒナギクがヒロインじゃないと商業的によくないとか頭の湧いた発想をするファンの声もあるそうですけど、ヒナギクなんて所詮はサブキャラじゃねぇかと。人気があろうとなかろうと、ヒナギクというキャラはどうしたってヒロインにはなれない、精々西沢さんと同じレベルですよ。現に22巻でハヤテの中ではそういう位置づけだと認識されてますから。22巻から23巻においてヒナギクは滑稽なほど惨めにから回ったわけだけど、別にそれはハヤテが悪いとか、そういうことは一切ないからね。ハヤテの心のなかに天王州アテネがいることも、それを知らずにキャッキャウフフと恋の妄想繰り広げていた女子供も、初戦は単なる先入観と誤解じゃないですか。ハヤテに思い出の人がいちゃいけないなんて言い出すバカがいるかはしらないけど、告白もしてない、好意も明確に示せてないヒナギクでは前提条件から無理がある訳で。なにをどうしたって、芽なんてないよ。ストライクゾーン? それがどうした、アテネには勝てない。

まあ、ヒナギクのことなんてどうでも良いとして、やはり目立ってくるのはアテネですね。大きさという意味ではハヤテの中でナギにも匹敵する存在であり、消せるはずもない過去なわけですけど、さてアテネとの間に未来はあるのか。普通に考えれば、ナギという存在がいる時点でありえないよね。どれだけ壮大で、どんなに想い想われていようと、ナギがいる限りはどうにもならない、終わってしまった関係なんですよ。ハヤテがナギのことを恋愛対象としては見ていないとか、そんなことは些細な問題に過ぎないんです。それが分かっているからこそ、見透かしているからこそ三千院帝はあのような行動に出ているわけですからね。何故そこまでするのか、なんのためにそんなことをするのか、大方くだらない、本当にくだらない理由だと思いますが、帝は娘ほどに孫を好いてはいないのですかね。原因はいくらでも思いつくけど、果たして真実はどうなのか。まあ、その辺りのことに着いては24巻の際に書きましょう。
他に書くことがあるとすれば、咲夜と伊澄さんですか。この二人はいいよね、特に伊澄さんは初めて敗北に近い負けっぷりだったわけですが、天才というのは得てして自分の力を過信しがちだから困る。タケミカヅチというのは要するに雷神のことで、他の漫画やラノベなどでも割とメジャーな存在ですね。力押しでねじ伏せる以外に戦い方を知らない伊澄さんだけど、修行展開とかあるんですかね。ヒロインとしては早々に離脱してしまっているキャラだけに、今更日の目をみることがあるんだろうか。それこそ今回が最後かも知れない。そう考えると少し虚しいよね。ワタルがサキのことを大切にしている以上、伊澄との関係をどうこうするわけにもいかないし。

全然内容に触れてないけど、とりあえず今回はこんな感じで。総括的なことは明日の日記で書きます。まあ、散々書いたけどつまらなくはなかったよ。壊滅的なまでに主人公へ感情移入出来ないだけで。結局、この旅行編というのは好きか嫌いか、両極端しかないと思うんですよ。畑健二郎は新しいことに挑戦したとか書いてるけど、要するに自分が前々からやりたかったことを書いているだけですから。受け入れる受けれないは読者次第だけど、だからといって今更ギャグに戻られても、という気分ではあるね。私としては30巻ぐらいで終わらないと今後の活動に支障をきたすと思うんだけど、どうなんだろうね一発屋。

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