COMIC1☆4 新刊情報等
COMIC1☆4 新刊情報等
気がつけばCOMIC1☆4も今週の木曜日ということで、2回目のサークル参加となるシャリテクロワールも正式な発表の方をしようと思います。いや、HP上ではとっくにしてるんだけど、日記の方ではまだしていなかったかなと。そもそも、逆襲の救世主を完結させたというのに、その話題をまったくしていませんでしたね。まあ、イベントについて書いてから少し触れるとしますか。

イベント名:COMIC1☆4
日時:2010年4月29日(日)10:30~15:30
会場:東京ビッグサイト
配置:東ホールひ-49a
新刊:「ロックマンゼロ2-逆襲の救世主-下」
既刊:「ロックマンゼロ2-逆襲の救世主-上」
    「るーるーのほん」
無料配布:新刊購入者に先着で特製しおり封入
       1名限定ポスター配布あり


今回はこんな感じになっています。新刊と既刊に関してですが、冊数としてはそれほど多く持って行きません。具体数は避けますが、おそらく全冊あわせても100部いかないでしょう。逆襲の救世主に関しては上下巻とも同程度の冊数があると思います。そうだなぁ、上下巻購入特典も作りたいんだけど……さすがに時間がなくて。即興で作ろうと思えば作れるんだけど、画像関係を使うとなれば色々と許可もね。まあ、水曜日までになにか作れそうだったら作ります。コピー誌は無理だから……ペーパーかなぁ?
それとは別に新刊購入特典というのをご用意してまして、前回付けることができなかった特製クリアしおりを用意しています。数の関係上、先着ということになっているのですが、大部分には行き渡るんじゃないかなーと思ってみたり。絵柄は当日までのお楽しみです。ルクリュ可愛いよルクリュ。入稿自体はぶっちゃけ締め切り過ぎちゃったんだけど、印刷所の温情に助けられた感じですね。まあ、新システムに移行したばかりで不具合も多発しているゆえの処置だったのではと思うのだけど。
後、無料配布。サンクリの時と同じく1名様限定A1サイズ新刊表紙ポスターを上げちゃいます。画像にも出ている下巻表紙、これをビッグサイズでお届けって感じですね。私は超悪筆だからサインとか書かないし、だれもそんなの 望んでいないと思うけど、くろのとくろえさん入魂の表紙絵をポスターで楽しみたい方には是非おすすめです。配布時間としては、イベント当日の14時~14時半ぐらいを予定。希望者多数の場合はジャンケンでもしてもらいますが、まあ、そもそも欲しがる人がいるのかどうかも。誰か来てくれるといいなー。

さて、新刊は「ロックマンゼロ-逆襲の救世主-下」ということで、赤き閃光の英雄から続いたロクゼロ×なのはにも一段落が付きました。1年以上掛かっての完結というのは、私としても予想出来ないことでしたが、執筆の間に色々な人の力を借り、様々な人に迷惑を掛け、そうした上でこの作品は成り立ってるのだと思いました。
逆襲の救世主という作品は私の中で、もっともプロットに自信があった作品で、完全な自画自賛になりますけど、その気持ちは今でも変わりません。問題があるとすれば、いかにプロットの出来が良くてもそれを元にして書かれた小説そのものの出来が良くなければ意味がないということで、私が執筆した逆襲自体はあまり満足のいく出来ではなかったかも知れません。プロットにあることを書いているはずなのに、思い通りに描くことの出来ないジレンマ。忠実に再現することができない己の技量や、実力の限界。それをもっとも現しているのが、ヒロインであるはずのシエルギンガだったと思います。
いつだったか、くろのとくろえのくろのさんに、逆襲の救世主は群像劇であると言われたことがあって、私自身そう思っていました。赤き閃光の英雄がゼロという単一の主人公の話ならば、逆襲の救世主は複数いる主役たちの物語なのだ、という感じで。その手法が間違っていたとは思いませんが、結果として私にはそれを書き上げることが出来なかった。逆襲完結後、私は久しぶりに赤き閃光の英雄を読んでみたんですが、これがとても面白いんですね。また自画自賛かよ、と思われそうですが、話としての流れや運び、展開がとてもスムーズだった。キャラに関しても、ゼロを除けばフェイト、ギンガ、セインの3人しか動かしていないからとても分かりやすくて。あぁ、こういうのを私は書いていたんだなと、今更ながらに再認識してしまった。もちろん、文章レベルで言えば今のほうがよっぽど見るに耐えるものを書いているという自覚はあるし、赤き閃光の英雄も文章としては読めたもんじゃないなと感じる部分が多々あったけど、それ以前に話としての出来に差があるのではないかと、自分の過去作に対して軽い敗北感のようなものを感じました。
逆襲の救世主は続き物ですから、完結編と合わせたとき初めて完成するのだ、なんて言い訳も書けなくはないけど、それはやはり言い訳でしかなくて、逆襲の救世主だけで赤き閃光の英雄以上に楽しめる作品となったのか、なっているのかという部分に、私は自信が持てないでいる。作者である私自身、逆襲が赤き閃光を超える作品になり得ないかも知れないと思っているのだから。

シエルとギンガは逆襲の救世主におけるヒロインのはずだったんですが、終わってみればシエルの空気っぷりと言ったらない。これ下巻のあとがきにも書いたんだけど、私は今ひとつシエルの使い方を誤ったというか、出したいと思って出したキャラに明確な立ち位置や役どころを容易出来ていなかったのではないかと、そんな反省点がある。ギンガにしてみても、重要なキャラのはずが登場が遅くなったことに加えてゼロとの絡みが少ないもんだから……いやまあ、ギンガの場合はオメガに対してのヒロインだったんだけどさ。
逆襲の救世主という作品は要するにジェイル・スカリエッティの話であり、彼とゼロの決着を描いた話でした。これ自体は最初から決まっていて、ただそこまでの道のりが険しかったと言いますか。赤き閃光の英雄を読んで思ったんだけど、ぶっちゃけスカリエッティも前作のほうが強そうじゃないですか。最終的な小物っぷりは変わらないけど、逆襲の救世主はイマイチ強さを表現出来ていなかったのではないかと、そう思う。裏ヒロインであるルーテシアを可愛く書くのに熱中しすぎましたかね。ルーテシアに入れ込んでいるのは、正直、ViVidへの反発も大きいんだけど……彼女には幸せになってもらいたいものです。

COMIC1については前日の日記でも色々書くことにします。本当は完結編1話のコピ本でも用意出来ればいいんですが、流石に時間がない。夏コミかなぁ、そういうのを出すとすれば。逆襲は読本的なものを出さないのか、と言われてるんだけど、正直今回は無理でしょう。繰り返すようだけど時間がなかった。だって、ギリギリまで原稿落とすかと思ったし。これから、くろのさんに連絡取ったりとすること山のようにあるけど、とりあえず良いイベントにしたいものです。これが終われば、夏コミまでなにもないだろうから。

コメント

MLW
2010年4月27日18:12

いや、修羅場はやっと抜けた感じです。暇ってわけじゃないですが、釣銭などイベントの準備も問題なく進行しているので気は大分楽かも。
えーっと、ペーパー的なものを一晩でこしらえようと思うので(ちょっとまて)後でメールします。
PS2画像ってサイトのあれですよね、あれ。観たときに吹いてしまったw

……ポスターは実のところ2枚存在するんだぜ?(1枚は配布用