作るか埋もれるか、それが時代だ
2010年5月25日 アニメ・マンガ悲恋堂の店主に連日連夜の愚痴を言っていたとき、「そういえば、そろそろコミケの当落時期ですね」などと、同人嫌いの店主からは想像もつかない言葉が飛び出してきた。そういえば当落の発表まで10日を切ったが、何故お前がそれを知っているんだと、素直に驚いてしまった。
「だって、去年のこの時期もそんな話題でましたし。毎年ではないにしろ、忘れやしませんよ」
正直な話、私はヨスガのアニメ化だなんだとワタワタしていたせいか、夏コミのことなどすっかり忘れてしまっていた。そういえば私は、ヨスガノソラでスペースを申し込んでいるのである。
まあ、夏コミが受かるか受からないかはともかくとして、ヨスガノソラもアニメ化ともなれば過疎ジャンルではなくなる……のだろうか? エロゲ原作で一大ジャンルを築き上げたものというのはそれなりに数があり、近年で言えばFateや東鳩2の大流行が記憶に新しい。更に過去へと時計の針を巻き戻せばkeyのKanonなどが思い出され、エロゲではないがシスプリなども相当なブームになった。ギャルゲ系のブームを引き継いだのはキミキスであり、アマガミを経由することなくラブプラスへと流れは傾いている。
初音ミクブームの発生と衰退、同人としての流行ジャンルになりきれていないけいおんなどを見ると、最近の同人業界には明確な流行ジャンルが存在しない。これはなんども書いていることであるが、例えば映画が公開されたからといって、テレビ放送が3年も前に終了しているなのはStSが一定以上の人気を保っているのは、如何に最近の作品に勢いや力がないかを証明しているようなものだろう。超電磁砲にしろバカテスにしろ、規模としては些細なものに過ぎない。
私はアニメで大ヒットしたなのはをギャルゲジャンルとして捉えるのはおかしいと思っているのだが、まあ、原作は一応エロゲなのだから間違ってはいないのだろう。ファンディスクのおまけシナリオでも、元ネタとなる原作がある以上はそれを尊重しなくてはいけないはずだ。
ヨスガノソラが同人としてヒットするかどうかは、正直言って未知数だ。情報の少ない現段階だとなにも言えないというのもあるが、そもそもエロゲの同人誌というのは葉鍵や型月といった一大ジャンルはともかく、例えアニメ化した作品であるとしても流行になるとは限らない。近年もっとも高評価を得たエロゲ原作のアニメといえばminoriのefがあるだろうが、さてこの作品は同人誌として盛り上がっただろうか? 横浜紅茶館が頑張ってはいるが、それ以外は? カタログの数ページを使用するようなジャンルにはなっていない。
TVアニメ化した作品でさえこうなのだから、これがOVA化だとすればよりヒットの可能性は削られるだろう。橋本タカシといえば、かつてPiaキャロットへようこそ!!2と3をヒットさせた原画家であり、2に関して言えば発売されたOVAもそれなりに売れた。しかし、それは時代がそうさせた側面もあり、今の世の中OVA作品というものに大きな需要があるとは思えない。うたわれるもののOVAがどれほど売れたのかはしらないが、あれにはそもそもTVアニメとして高評価を得たという実績があるので、また話が違ってくる。
では仮にヨスガノソラがどの形でもいいからアニメ化し、同人業界に火がつくほど人気が出たとしよう。私に言わせれば、エロゲの同人誌というのはエロゲの段階で流行になっているものがほとんどなのだが、そういった事例はこの際無視する。無視した上で、同人誌としての流行となったら? 私は果たして喜ぶべきなのだろうか。
基本的には喜んでいいと思う。昨年の夏コミで水風天も言っていたが、同人誌として盛り上がりを見せてくれる事自体は私も嬉しいと思うし、問題があるとすれば本を片っ端から買うのに手間がかかる、といった程度だろう。こればかりは財力だけで解決出来ることでもない。
深刻にして陰鬱な話をすると、あまりに大きくなり過ぎると今後の私の活動に大きく影響が出てくるので、それが困るといえば困るのだが……まあ、あり得ないだろうから、それは考えないようにしよう。
さて、私の手元には既にコンプエース7月号があるわけだが、一応発売日は明日なのでレビュー自体は今日の24時にでも更新しようと思う。どちらにせよ書くのは向こうが先だけど、今からレビューをまとめておくことにします。後、私はコンプエース読んだ上でこの日記書いてます。それがなにを意味するのかは、まあ、書かずとも分かることでしょう。
「だって、去年のこの時期もそんな話題でましたし。毎年ではないにしろ、忘れやしませんよ」
正直な話、私はヨスガのアニメ化だなんだとワタワタしていたせいか、夏コミのことなどすっかり忘れてしまっていた。そういえば私は、ヨスガノソラでスペースを申し込んでいるのである。
まあ、夏コミが受かるか受からないかはともかくとして、ヨスガノソラもアニメ化ともなれば過疎ジャンルではなくなる……のだろうか? エロゲ原作で一大ジャンルを築き上げたものというのはそれなりに数があり、近年で言えばFateや東鳩2の大流行が記憶に新しい。更に過去へと時計の針を巻き戻せばkeyのKanonなどが思い出され、エロゲではないがシスプリなども相当なブームになった。ギャルゲ系のブームを引き継いだのはキミキスであり、アマガミを経由することなくラブプラスへと流れは傾いている。
初音ミクブームの発生と衰退、同人としての流行ジャンルになりきれていないけいおんなどを見ると、最近の同人業界には明確な流行ジャンルが存在しない。これはなんども書いていることであるが、例えば映画が公開されたからといって、テレビ放送が3年も前に終了しているなのはStSが一定以上の人気を保っているのは、如何に最近の作品に勢いや力がないかを証明しているようなものだろう。超電磁砲にしろバカテスにしろ、規模としては些細なものに過ぎない。
私はアニメで大ヒットしたなのはをギャルゲジャンルとして捉えるのはおかしいと思っているのだが、まあ、原作は一応エロゲなのだから間違ってはいないのだろう。ファンディスクのおまけシナリオでも、元ネタとなる原作がある以上はそれを尊重しなくてはいけないはずだ。
ヨスガノソラが同人としてヒットするかどうかは、正直言って未知数だ。情報の少ない現段階だとなにも言えないというのもあるが、そもそもエロゲの同人誌というのは葉鍵や型月といった一大ジャンルはともかく、例えアニメ化した作品であるとしても流行になるとは限らない。近年もっとも高評価を得たエロゲ原作のアニメといえばminoriのefがあるだろうが、さてこの作品は同人誌として盛り上がっただろうか? 横浜紅茶館が頑張ってはいるが、それ以外は? カタログの数ページを使用するようなジャンルにはなっていない。
TVアニメ化した作品でさえこうなのだから、これがOVA化だとすればよりヒットの可能性は削られるだろう。橋本タカシといえば、かつてPiaキャロットへようこそ!!2と3をヒットさせた原画家であり、2に関して言えば発売されたOVAもそれなりに売れた。しかし、それは時代がそうさせた側面もあり、今の世の中OVA作品というものに大きな需要があるとは思えない。うたわれるもののOVAがどれほど売れたのかはしらないが、あれにはそもそもTVアニメとして高評価を得たという実績があるので、また話が違ってくる。
では仮にヨスガノソラがどの形でもいいからアニメ化し、同人業界に火がつくほど人気が出たとしよう。私に言わせれば、エロゲの同人誌というのはエロゲの段階で流行になっているものがほとんどなのだが、そういった事例はこの際無視する。無視した上で、同人誌としての流行となったら? 私は果たして喜ぶべきなのだろうか。
基本的には喜んでいいと思う。昨年の夏コミで水風天も言っていたが、同人誌として盛り上がりを見せてくれる事自体は私も嬉しいと思うし、問題があるとすれば本を片っ端から買うのに手間がかかる、といった程度だろう。こればかりは財力だけで解決出来ることでもない。
深刻にして陰鬱な話をすると、あまりに大きくなり過ぎると今後の私の活動に大きく影響が出てくるので、それが困るといえば困るのだが……まあ、あり得ないだろうから、それは考えないようにしよう。
さて、私の手元には既にコンプエース7月号があるわけだが、一応発売日は明日なのでレビュー自体は今日の24時にでも更新しようと思う。どちらにせよ書くのは向こうが先だけど、今からレビューをまとめておくことにします。後、私はコンプエース読んだ上でこの日記書いてます。それがなにを意味するのかは、まあ、書かずとも分かることでしょう。
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