比翼の羽根が紡ぐヨスガノソラの世界
2010年10月6日 ヨスガノソラ
大分遅くなりましたが、今日はアニメ版ヨスガノソラのOPである比翼の羽根を徹底分析しようと思います。分析と言っても楽曲そのものではなく、主に映像の方です。楽曲についてはCDが出てからで良いと思うし、歌詞の全体が分からないことにはなんとも言えないしね。比翼の羽根は実にeufoniusらしい歌なんだけど、私はどちらかといえばツナグキズナの方が好きです。理由については次の日記で書くけど、私はそんなにOP映像を評価していないのかも知れません。
力を入れたというだけ合って、確かに比翼の羽根の映像は綺麗だと思います。良く動きますし、現在過去未来に渡ってヨスガノソラという作品の世界観を表現しようとしているのが見て取れる。合間、合間に挟まれる幻想的な表現はともかくとしてね。
最初は自室で座布団に正座する穹が、窓の外を眺めているカットです。確か穹の部屋には座椅子があったはずだけど、この赤い座布団って奥木染ではトレンドなんですかね? いや、ハルが買った自転車の穹専用部分にもこれとよく似た座布団が括り付けてありましたし、挿入歌の映像でも幼少時の穹が同じように座っていましたから、春日野家ではポピュラーなのかな。個人的に白と黒がよく似合う穹に赤はどうなのかと思うけど、まあ、座布団1枚にああだこうだ言っても仕方ないでしょう。
次に場面は湖へと移るわけだけど、いきなり穹ルートのラスト手前を持ってくるとは思わなかった。少なくともこのシーンはアニメでもやることが決まっているのでしょうけど、そこから春日野医院の診療スペースへと切り替わり、室内にいるのに水の中をたゆたうな穹の姿が。全体的に緑色で表現されているシーンだけど、イメージとしては見たままで水というか、湖の中なんだろうね。
草原にいるヒロインたちのシーンは、普通にキャラ見せという意味と各人の位置関係を明確にしていると思います。ヒロイン落ちしてしまったダメイドはともかく、奈緒が真ん中にいて穹が隅っこにいるというのはちょっと微妙かも知れない。もう少し穹が全面に出てきても良いと思うんだけどな。何気に委員長も混ざってますけど、1話を見ても判るとおり彼女の立ち位置はそれほど原作と大差ないような気がします。故に不幸な流れが確定してしまっているのですが、それが彼女の役割なのだから仕方ない。中央にいる奈緒にどれほどの意味があるのか、邪推ならいくらでも出来るけど、OPにおける奈緒のカットは意外と多い。正確に言えば奈緒も映っているカットだけど、春日野兄妹に次ぐ多さです。彼女はハルと穹の過去を語る上で欠かせない存在だけど、第1話の時点では謙虚でしたね。距離を測っているというか、接し方を決めかねている感じ。ただ、入浴シーンの時点でその謙虚さは既に崩れかけていた気がするし、これから前に出張って来ようとするんだろうな。と負う面は、瑛と渚さんの話だとしても。
話を戻して、ここからはまた幻想的なカットがいくつか。何故、穹とハルが飛び立っているのかは分かりませんが、私はどうもこの手の幻想的な部分の読み解きが苦手らしい。演出的に好みじゃないというのもあるんだろうけど、私がOPより挿入歌を評価するのはその判りやすさにもあるのかも。
緑色に照らされた室内で手を伸ばす穹、手にしたアルバムには亮平を除く全キャラが写っている写真がある。穹の手の平が写真を撫でると、そこからハルと穹の姿だけが消え失せる。過去からの登場人物、はだけた服を押さえながら立ち去る子供の頃の奈緒と、それに気付く今現在の穹。そしてそれは列車の窓に映る外の光景となって、幼き日の穹が不安そうに見つめている。その視線は、同じく幼少期のハルへと移り、ハルは穹を安心させるかのように、別の窓の外へと顔を向けた。驚くべき事に、そこにいたのはハルカナソラのハルと穹だった。これは期待しても良いのか、それともただのイメージ映像なのか。この部分に対しての考察は色々あるんですが、後に回すこととします。長くなりますから。
再び幻想描写を挟んで、どこかの道を自転車で疾走するハルと穹。舗装された道路と雲のかかった空という背景だけなので、ここを奥木染だと言い切ることは出来ないかも。印象として、少し高い場所を走っている気がしないでもないし。続く登校風景は、先程のヒロインの顔見せより、やや原作よりに立ち位置を見せているかも知れない。並びは、渚さん、瑛、委員長、ハル、穹、亮平、奈緒という感じですが、唯一の先輩である奈緒が左端にいるのは当然として、渚さんが右端にいるというのも納得がいく話です。アニメ版ではこれからハルと絡んでいくそうですが、本来ならこれぐらいの距離感がある2人ですし。珍しく委員長もいますけど、彼女がハルの隣に並んでいるのは分かりやすすぎるね。当のハルがまったく委員長の方を見ていないのは少々可哀想だけど、ハルが見ているのは空と言うより亮平……か? 亮平はハルから穹へ移っていくような感じだったけど、ハルの視線の高さだけ見ると、奈緒と同じぐらいだから面白くない。穹は勿論、ハルだけを見ていますけど。
ここからは各ヒロインのカットになりますけど、サブヒロインである委員長と、ヒロイン落ちしたダメイドは含まれません。猫の師匠と戯れる瑛と、両親の前でヴィオラを披露する渚さん。渚さんのご両親、特に母親の方はコミカライズでも顔が出ることはありませんでしたが、アニメのOPでもそれは分かりませんでした。夫と同じく和服に身を包んでいますが、ここで着目すべきは髪の色でしょうか? 既に白髪の父親はともかく、見事な黒髪である渚さんに対して、母親の髪の色は瑛の髪を薄くしたような色合いになっています。染めている可能性だってありますし、考えすぎなのかも知れないけど、原作では結局ぼかされましたからね。
奥木染の道を歩く幼少期のハルと穹、そして奈緒。穹と奈緒が手を繋いでいるところを見ると、この頃はまだ仲も良かったんでしょうね。ここからどのように破局を迎えたのかは、次のカットでハルを押し倒し、服の中に手を入れる奈緒という描写で分かると思いますが、EDもそうだけど逆レイプシーンはしっかり描くつもりなんでしょう。その際にハルの心情描写をどうするのかで一波乱ありそうだけど、嫌がってくれとまでは言わないが、抵抗はして欲しい。というか、ハルに肯定して貰いたくないんですよ。実はこの過去の情事って、ハルと奈緒の間で大きく認識が違っていて、ハルはそれに気付いてないんだよね。言ってしまえば、当事者であるのにハルはなにも判っていなかった。これについても、書く機会があれば書きます。
プールの中に沈んでいるスク水姿の奈緒と、湖の底となった診療スペースにたゆたう穹。そこからどうして木々の生い茂る林みたいな場所に移るのかは分からないけど、木々があるにも関わらず、穹がいるその場所には水面のような揺らめきがあります。そして舞台は神社の石段、鳥居の前へと移り……這うと穹がいるのは分かるんだけど、これはなにを意味するシーンなのか。夕暮れの神社というシチュエーションが、ハルと穹に結びつかない。なにか忘れている気がするんだけど、今はまだ思い出すことが出来ません。
3枚目の画像でもあるラストカットについては、最初から言うべき事が存在しないという感じです。これを見せられ、いえ、見せつけられて、ハル&穹ルート以外のなにを信じろと言うのか。限界のギリギリまで挑戦するというのなら、全力で応援して見せようじゃないか。それがファンって言うものです。
分析という割に目新しいことがあまり書けなかったと思うけど、苦手な感じの映像描写だっただけに、弱点を突かれたという感じですかね。既にOP、挿入歌、EDと小分けに切り取ってあるので、それぞれを無限リピートすることが私には可能となっています。実は、一番研究して面白そうなのはEDじゃないかと思ってるんだけど、あれは単なるギャグに見せかけて意外と細々とした情報が散りばめられているような、そんな気がする。気がするだけかも知れないんだけどね。EDについては書くべきかどうか悩んでるんだけど、まあ、ダメモトカイナについても触れてないし、2話が放送される前にはなんとかしないと。書くことが多すぎて、大変だけど楽しいというこの状況。私は結構幸せなかも知れません。
力を入れたというだけ合って、確かに比翼の羽根の映像は綺麗だと思います。良く動きますし、現在過去未来に渡ってヨスガノソラという作品の世界観を表現しようとしているのが見て取れる。合間、合間に挟まれる幻想的な表現はともかくとしてね。
最初は自室で座布団に正座する穹が、窓の外を眺めているカットです。確か穹の部屋には座椅子があったはずだけど、この赤い座布団って奥木染ではトレンドなんですかね? いや、ハルが買った自転車の穹専用部分にもこれとよく似た座布団が括り付けてありましたし、挿入歌の映像でも幼少時の穹が同じように座っていましたから、春日野家ではポピュラーなのかな。個人的に白と黒がよく似合う穹に赤はどうなのかと思うけど、まあ、座布団1枚にああだこうだ言っても仕方ないでしょう。
次に場面は湖へと移るわけだけど、いきなり穹ルートのラスト手前を持ってくるとは思わなかった。少なくともこのシーンはアニメでもやることが決まっているのでしょうけど、そこから春日野医院の診療スペースへと切り替わり、室内にいるのに水の中をたゆたうな穹の姿が。全体的に緑色で表現されているシーンだけど、イメージとしては見たままで水というか、湖の中なんだろうね。
草原にいるヒロインたちのシーンは、普通にキャラ見せという意味と各人の位置関係を明確にしていると思います。ヒロイン落ちしてしまったダメイドはともかく、奈緒が真ん中にいて穹が隅っこにいるというのはちょっと微妙かも知れない。もう少し穹が全面に出てきても良いと思うんだけどな。何気に委員長も混ざってますけど、1話を見ても判るとおり彼女の立ち位置はそれほど原作と大差ないような気がします。故に不幸な流れが確定してしまっているのですが、それが彼女の役割なのだから仕方ない。中央にいる奈緒にどれほどの意味があるのか、邪推ならいくらでも出来るけど、OPにおける奈緒のカットは意外と多い。正確に言えば奈緒も映っているカットだけど、春日野兄妹に次ぐ多さです。彼女はハルと穹の過去を語る上で欠かせない存在だけど、第1話の時点では謙虚でしたね。距離を測っているというか、接し方を決めかねている感じ。ただ、入浴シーンの時点でその謙虚さは既に崩れかけていた気がするし、これから前に出張って来ようとするんだろうな。と負う面は、瑛と渚さんの話だとしても。
話を戻して、ここからはまた幻想的なカットがいくつか。何故、穹とハルが飛び立っているのかは分かりませんが、私はどうもこの手の幻想的な部分の読み解きが苦手らしい。演出的に好みじゃないというのもあるんだろうけど、私がOPより挿入歌を評価するのはその判りやすさにもあるのかも。
緑色に照らされた室内で手を伸ばす穹、手にしたアルバムには亮平を除く全キャラが写っている写真がある。穹の手の平が写真を撫でると、そこからハルと穹の姿だけが消え失せる。過去からの登場人物、はだけた服を押さえながら立ち去る子供の頃の奈緒と、それに気付く今現在の穹。そしてそれは列車の窓に映る外の光景となって、幼き日の穹が不安そうに見つめている。その視線は、同じく幼少期のハルへと移り、ハルは穹を安心させるかのように、別の窓の外へと顔を向けた。驚くべき事に、そこにいたのはハルカナソラのハルと穹だった。これは期待しても良いのか、それともただのイメージ映像なのか。この部分に対しての考察は色々あるんですが、後に回すこととします。長くなりますから。
再び幻想描写を挟んで、どこかの道を自転車で疾走するハルと穹。舗装された道路と雲のかかった空という背景だけなので、ここを奥木染だと言い切ることは出来ないかも。印象として、少し高い場所を走っている気がしないでもないし。続く登校風景は、先程のヒロインの顔見せより、やや原作よりに立ち位置を見せているかも知れない。並びは、渚さん、瑛、委員長、ハル、穹、亮平、奈緒という感じですが、唯一の先輩である奈緒が左端にいるのは当然として、渚さんが右端にいるというのも納得がいく話です。アニメ版ではこれからハルと絡んでいくそうですが、本来ならこれぐらいの距離感がある2人ですし。珍しく委員長もいますけど、彼女がハルの隣に並んでいるのは分かりやすすぎるね。当のハルがまったく委員長の方を見ていないのは少々可哀想だけど、ハルが見ているのは空と言うより亮平……か? 亮平はハルから穹へ移っていくような感じだったけど、ハルの視線の高さだけ見ると、奈緒と同じぐらいだから面白くない。穹は勿論、ハルだけを見ていますけど。
ここからは各ヒロインのカットになりますけど、サブヒロインである委員長と、ヒロイン落ちしたダメイドは含まれません。猫の師匠と戯れる瑛と、両親の前でヴィオラを披露する渚さん。渚さんのご両親、特に母親の方はコミカライズでも顔が出ることはありませんでしたが、アニメのOPでもそれは分かりませんでした。夫と同じく和服に身を包んでいますが、ここで着目すべきは髪の色でしょうか? 既に白髪の父親はともかく、見事な黒髪である渚さんに対して、母親の髪の色は瑛の髪を薄くしたような色合いになっています。染めている可能性だってありますし、考えすぎなのかも知れないけど、原作では結局ぼかされましたからね。
奥木染の道を歩く幼少期のハルと穹、そして奈緒。穹と奈緒が手を繋いでいるところを見ると、この頃はまだ仲も良かったんでしょうね。ここからどのように破局を迎えたのかは、次のカットでハルを押し倒し、服の中に手を入れる奈緒という描写で分かると思いますが、EDもそうだけど逆レイプシーンはしっかり描くつもりなんでしょう。その際にハルの心情描写をどうするのかで一波乱ありそうだけど、嫌がってくれとまでは言わないが、抵抗はして欲しい。というか、ハルに肯定して貰いたくないんですよ。実はこの過去の情事って、ハルと奈緒の間で大きく認識が違っていて、ハルはそれに気付いてないんだよね。言ってしまえば、当事者であるのにハルはなにも判っていなかった。これについても、書く機会があれば書きます。
プールの中に沈んでいるスク水姿の奈緒と、湖の底となった診療スペースにたゆたう穹。そこからどうして木々の生い茂る林みたいな場所に移るのかは分からないけど、木々があるにも関わらず、穹がいるその場所には水面のような揺らめきがあります。そして舞台は神社の石段、鳥居の前へと移り……這うと穹がいるのは分かるんだけど、これはなにを意味するシーンなのか。夕暮れの神社というシチュエーションが、ハルと穹に結びつかない。なにか忘れている気がするんだけど、今はまだ思い出すことが出来ません。
3枚目の画像でもあるラストカットについては、最初から言うべき事が存在しないという感じです。これを見せられ、いえ、見せつけられて、ハル&穹ルート以外のなにを信じろと言うのか。限界のギリギリまで挑戦するというのなら、全力で応援して見せようじゃないか。それがファンって言うものです。
分析という割に目新しいことがあまり書けなかったと思うけど、苦手な感じの映像描写だっただけに、弱点を突かれたという感じですかね。既にOP、挿入歌、EDと小分けに切り取ってあるので、それぞれを無限リピートすることが私には可能となっています。実は、一番研究して面白そうなのはEDじゃないかと思ってるんだけど、あれは単なるギャグに見せかけて意外と細々とした情報が散りばめられているような、そんな気がする。気がするだけかも知れないんだけどね。EDについては書くべきかどうか悩んでるんだけど、まあ、ダメモトカイナについても触れてないし、2話が放送される前にはなんとかしないと。書くことが多すぎて、大変だけど楽しいというこの状況。私は結構幸せなかも知れません。
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