なんだか体調が優れなかったので、今日は帰宅早々に寝てしまいました。勿論、夕飯ぐらいは食べましたけど、なんというか身体がダルくて。微熱と頭痛がするぐらいで、明確にどうってわけじゃないんだけど、問題はその程度の病とも言えない状態では仕事を休むわけにも行かなくて。さっさと寝て明日に備えようということで、22時前にはベッドの中にいたと思う。今日日、小学生でもこんな時間には寝ないでしょう。一度、医者にでも見てもらったほうがいいのかも知れませんが、流行病の時期でもありますし、病院なんて行ったら逆に良くない病気を貰ってきそうで。

ほとんど寝て過ごしていたわけだから、これといって日記に書くようなネタが無いんだけど、そういえばコミックラッシュが電子書籍に完全移行するそうですね。今はその試験運用ということで、発売中の2011年3月号が無料で読めるようになっているみたいです。
URL:http://comic-rush.jp/pre/index.html
パソコンやスマートフォンで読めるという話ですけど、紙媒体で始まった漫画雑誌がすべてネットに移行するというのは過去に例がなく、なんというか寝耳に水でした。電子書籍として最初から刊行していたのならともかく、私が受けた衝撃は小さくなかった。ラッシュはかつて月間の漫画雑誌が新創刊されていた時期、その一番手として現れた存在です。売上はそう悪くないものと聞いていましたが、どうやらそれも過去のものだったらしい。確かに最近じゃ人気作品の打ち切りによる紙面変更や、タイアップの減少など雑誌的に宜しくない事象が増えていて、私も正直ブラフマンがやっていなければ買っていないという状態だったんだけど……やっぱり、こんな結果になったか。休刊という名の廃刊でないだけマシと思うか、それとも電子化は最後の悪あがきに過ぎないと近い将来の破滅に目を向けるかは、まあ、人それぞれだろうけどね。今の日本では電子書籍なんてお世辞にも流行ってないし、ほとんど廃れていたラッシュがやっていけるのかといえば、多分それは無理なんじゃないかと私は思う。紙媒体だから買っている層ってのが絶対数として多いとは言わないけど、逆にいえば電子媒体なら別にいらないという人は少なくないでしょう。私は、人がマンガ雑誌にそれほど手軽さというものを求めてないと考えてるんだけど、世の中的にはどうなんでしょうね。

しかし、まあ、ショックですよ。最近はブラフマン以外に読むものもないような雑誌だったけど、なにせ創刊号から持っている数少ない雑誌ですからね。出会いはそう、確かマル天のイベントでしたっけ。当時のスポンサーにジャイブがいて、広井王子原作の蜃気楼帝国をコミカライズする縁で、イベント参加者全員に創刊号をおみやげとしてプレゼントするという、かなり太っ腹なことをやったんですよ。何故かチョロQが特典として付いていたラッシュの一号目は、ブラフマンの全面に押し出した表紙で、思えばブラフマンって創刊時の看板作品だったんだよね。アニメ化の話もあったけど、色々あって休刊して、さらに色々あって再開して、そしたら今度は電子化か。なんというか、やるせないな。
私が他に創刊号から持っている雑誌なんて、それこそメガマガぐらいしかありませんし、ラッシュには思い入れも深いからね。まあ、全号持っているが故にCRコミックスはあまり買わなかったんだけど、これから一体どうなるんだろう。私はスマートフォンとか持っていませんし、そもそも電子書籍というものが好きじゃありません。それに、電子書籍の作品はコミックス化した際の売上を見極めるのが難しいから、コミックスが出ないなんてこともよくありますしね。まあ、これは大手の例だからジャイブがそれをするとは限らないけど、ブラフマンだけのために電子書籍となったラッシュを買うべきかどうか。ハッキリ言うと、既に価格設定すら曖昧になったラッシュは紙媒体ですら買う価値がないに等しかったから、私に対して大きな決断を迫っていると思う。ブラフマンさえ終われば、さっさとおさらば出来る雑誌なんだけどね。変な話、あれだけ再開を祈っていた作品が、今度は離脱のための足かせとなっているのだから、人間なんて勝手なものです。

でも、今後はこういうのが増えるかも知れないね。まだ時代じゃないといっても、10年ぐらいの長い目で見れば、確実に時代は電子書籍でしょう。最近は電車内でも、iPhoneなどのスマートフォンを持っている人が目立つし、決して本を読んでいる人がいないとは言わないけど、文庫本などならともかく、所謂週刊漫画雑誌などを読んでいる人は本当に少なくなったと思う。駅の売店で売っているような雑誌を、電車内ではなく家で読むような人はあまりいないでしょう。いくら電子コミックに抵抗感があろうと、そのうち抗えない時代が来るのです。否応なしに。

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