守るべきはなんなのか
2011年7月27日 アニメ・マンガなんか色々と書かなければいけないことがあったはずなんだけど、気づけば色々なことが頭の中から抜け落ちていますね。7月寝ても覚めても夏コミ原稿という感じだったから、精神的な余裕が全くなかったのかも知れない。ただ、特に有給を取るわけでもなく限られた時間の中で仕上げたところは、個人的なことながらも評価に値するのかも知れない。かなり、ギリギリの作業だったことは否定のしようもないけど、それでも間に合わせることが出来たのはやっぱり大きいと思う。
まあ、同人の話はまた後日にするとして、今日はpixivのお話。なにやら現代アートがどうとかで揉めているそうですけど、別に事の発端やあらましを書くつもりはありません。詳しく解説しているところはいっぱいあるから詳細はそちらで確認して欲しいんだけど、私の感想としては怒るべきして起こった事件って感じかな。pixivは元々この業界とは門外漢の連中がやっているビジネスですし、時流に乗って大きくなっただけなのだから、こういう問題が起きてもなんら不思議はないんですよ。今までだって表面的には上手くいっていたけど、内面的な不満はくすぶっていましたし、そういったものの積み重ねが現代アート問題という爆弾によって爆発したにすぎない。そもそも、今回の事件はpixivは直接的な主犯ではなく、せいぜい共犯という立場であるのだから、起こしてしまったことはともかくとしても、ちゃんと対応していればそれほど叩かれることもなかったと思うのですよ。それが、ここまで叩かれて移転だ移民だという流れになっているのは、元からpixivに対する不満が大きかったという証拠なわけです。
pixivの対応の不味さは言うまでもないけど、それに関してはある種仕方ないことなんじゃないかと私は思う。何故なら、前述のとおりpixivをやっている連中というのはこの業界における門外漢だから、創作者に対してまともな対応なんて出来るわけもないんですよ。特に企業としてそれをやっていると、どうしても自己保身を図りたくなってしまいますからね。一連の自分は関係ない、悪くないといったpixivの言い訳が通用するのかはともかく、彼らはTwitterや2chといった場所におけるインターネット上のご意見で迷惑をかけたとは言ってるけど、発端となった問題やpixivそのものになにかしらの非があったとは、一言もいってないんですね。だからこそ謝罪をすることはないし、もっと言えば企業面子的に出来ないのです。
なにかに寄生することで成立しているコンテンツというのは、基本的に図々しいものです。開き直りや居直りは日常茶飯事だし、メディア露出が増えれば自分は偉い存在なんだという勘違いをすぐにしてしまう。別に流行っていることや、儲かっていることが凄くないとは言いませんが、それがイコールで偉いことなのかといえば、そんなものは宣伝による錯覚でしかないんですよ。
何故なら、pixivそれ自体はなにかを生産したり、創作しているわけではないから。彼らがしているのはpixivという場の管理であって、自分たちが儲けるための各種企画はともかくとしても、彼らは自らが作り手となったことは一度だってないわけです。しかし、そういった立場にある人間ほど自身は特別な存在であると偉ぶっており、他者を格下に捉え、見下す傾向が強い。彼らは場の提供はしていても、創作や生産のための寄与をしているわけではなく、誰かが投稿してくれるイラストや小説がないとやっていけない、謂わば他人様の作った創作物に対する寄生虫でしかないのですよ。それを理解せずに我が身可愛さに保身ばかり考えているから、批判はされる叩かれる。だって、ほとんどの創作者は別にpixivのために描いているわけじゃないのだから。
私はpixivが絶対悪だとか、今すぐ潰れたほうがいいなんて言うつもりはないけど、もう少し自己の行いや他者への誠意というものを考えなおしたほうが良いんじゃないかと思う。管理者というのは他者を規制し、排除するという強い権限を持っているから、それによって自分が偉く力を持った存在であると思いがちで、それはある一断面から見れば正しい姿ではあるのだけど、全体的に見ればやはり錯覚でしかない、その場でしか通用しない力なんですよ。
けどまあ、この問題によってTINAMIを始めとした類似サイトに完全移行ないし移民が完了するのかと言われれば、難しいことだとは思いますけどね。過去にも似たようなことが各所であったけど、成功した例はほぼないですし。ただ、この度サービス終了を発表したzoomeとか、過去の1chなんかが既存コンテンツに対する後発であったのと違い、TINAMIはイラスト投稿サイトとして特化し始めたのは最近のことながら、存在自体は15年の老舗ですし、なにより運営側が創作分野に深く関わっている人間であることから、ひょっとしたらひょっとするかも知れないですね。それにしても、Twitterというものの存在が日に日に大きくなっていると感じる今日この頃であった。
まあ、同人の話はまた後日にするとして、今日はpixivのお話。なにやら現代アートがどうとかで揉めているそうですけど、別に事の発端やあらましを書くつもりはありません。詳しく解説しているところはいっぱいあるから詳細はそちらで確認して欲しいんだけど、私の感想としては怒るべきして起こった事件って感じかな。pixivは元々この業界とは門外漢の連中がやっているビジネスですし、時流に乗って大きくなっただけなのだから、こういう問題が起きてもなんら不思議はないんですよ。今までだって表面的には上手くいっていたけど、内面的な不満はくすぶっていましたし、そういったものの積み重ねが現代アート問題という爆弾によって爆発したにすぎない。そもそも、今回の事件はpixivは直接的な主犯ではなく、せいぜい共犯という立場であるのだから、起こしてしまったことはともかくとしても、ちゃんと対応していればそれほど叩かれることもなかったと思うのですよ。それが、ここまで叩かれて移転だ移民だという流れになっているのは、元からpixivに対する不満が大きかったという証拠なわけです。
pixivの対応の不味さは言うまでもないけど、それに関してはある種仕方ないことなんじゃないかと私は思う。何故なら、前述のとおりpixivをやっている連中というのはこの業界における門外漢だから、創作者に対してまともな対応なんて出来るわけもないんですよ。特に企業としてそれをやっていると、どうしても自己保身を図りたくなってしまいますからね。一連の自分は関係ない、悪くないといったpixivの言い訳が通用するのかはともかく、彼らはTwitterや2chといった場所におけるインターネット上のご意見で迷惑をかけたとは言ってるけど、発端となった問題やpixivそのものになにかしらの非があったとは、一言もいってないんですね。だからこそ謝罪をすることはないし、もっと言えば企業面子的に出来ないのです。
なにかに寄生することで成立しているコンテンツというのは、基本的に図々しいものです。開き直りや居直りは日常茶飯事だし、メディア露出が増えれば自分は偉い存在なんだという勘違いをすぐにしてしまう。別に流行っていることや、儲かっていることが凄くないとは言いませんが、それがイコールで偉いことなのかといえば、そんなものは宣伝による錯覚でしかないんですよ。
何故なら、pixivそれ自体はなにかを生産したり、創作しているわけではないから。彼らがしているのはpixivという場の管理であって、自分たちが儲けるための各種企画はともかくとしても、彼らは自らが作り手となったことは一度だってないわけです。しかし、そういった立場にある人間ほど自身は特別な存在であると偉ぶっており、他者を格下に捉え、見下す傾向が強い。彼らは場の提供はしていても、創作や生産のための寄与をしているわけではなく、誰かが投稿してくれるイラストや小説がないとやっていけない、謂わば他人様の作った創作物に対する寄生虫でしかないのですよ。それを理解せずに我が身可愛さに保身ばかり考えているから、批判はされる叩かれる。だって、ほとんどの創作者は別にpixivのために描いているわけじゃないのだから。
私はpixivが絶対悪だとか、今すぐ潰れたほうがいいなんて言うつもりはないけど、もう少し自己の行いや他者への誠意というものを考えなおしたほうが良いんじゃないかと思う。管理者というのは他者を規制し、排除するという強い権限を持っているから、それによって自分が偉く力を持った存在であると思いがちで、それはある一断面から見れば正しい姿ではあるのだけど、全体的に見ればやはり錯覚でしかない、その場でしか通用しない力なんですよ。
けどまあ、この問題によってTINAMIを始めとした類似サイトに完全移行ないし移民が完了するのかと言われれば、難しいことだとは思いますけどね。過去にも似たようなことが各所であったけど、成功した例はほぼないですし。ただ、この度サービス終了を発表したzoomeとか、過去の1chなんかが既存コンテンツに対する後発であったのと違い、TINAMIはイラスト投稿サイトとして特化し始めたのは最近のことながら、存在自体は15年の老舗ですし、なにより運営側が創作分野に深く関わっている人間であることから、ひょっとしたらひょっとするかも知れないですね。それにしても、Twitterというものの存在が日に日に大きくなっていると感じる今日この頃であった。
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