坂本真綾が12月に5日間コンサートをやるというのがファンクラブの会報で届いたので、先日応募しました。昔はイベントごとをやらない傾向が強かった真綾ですが、近年はなにかと積極的ですね。5日間も連続で、といっても途中1日休みは挟みますが、そんな日程でコンサートをやるなんて、かつてを知るものとしては今でも信じられません。今でこそイベントやコンサートにこなれた傾向のある真綾だけど、年に1度もそういった機会があればマシぐらいの頃も確かにあったわけで、人間変われば変わるものですね。

12月は特に忙しいというわけじゃありませんが、流石に全公演制覇するほどの気概もなければ、金銭的、肉体的な体力もありません。会場は天王洲にある銀河劇場で、過去に一度FCイベントが開催されたことがあるから、行ったことある人もいるかと思います。私も勿論参加しましたけど、ここは劇場という名の通り、芝居やミュージカルを上演することが多いので、むしろそっち方面で赴くことが多いかも知れない。
イベントホールとしては決して大きいわけではなく、3階席まであるものの全体的なキャパシティとしては750人に満たない小規模なところです。5日間やっても5000人も届かない人数しか参加できないわけで、フォーラムや武道館という大きな会場でコンサートをしてきた近年の真綾としては、日程の壮大さに比べて小さくまとまっているような気がしないでもない。ほとんど一週間借りることの出来る会場が他になったのかも知れないし、単に真綾が気に入っていただけかも知れないけど、まあ、悪い会場でないのは確かです。前述のとおり、本来は芝居等を上演するための場所ですから、ロビーもホール内も小綺麗なんですよね。そして、私は特にそういう場所が好きなので、会場の選択自体は間違っていないと思います。ただ、問題は私がどの日にちに参加するかどうかということでね。
5日間ということは、最低でもそのうち3日は平日開催なわけで、今回の場合だと12月13日の火曜日が初日で、水曜日が2日目、木曜日に一度休みが入って、金土日は3日間連続になっています。普通に考えれば初日と千秋楽が一番混むのでしょうけど、なにせ平日の火曜日と休日終わる日曜日ですからね。私にこれといった拘りがあるわけじゃないですけど、こんなに日数があるといろいろ考えてしまうじゃないですか。例えば、一番良い公演になるのはどの日だろうとか。

初日なら体力的に十分余裕があるのは当たり前ですが、長い公演ともなれば小慣れた中日の方が良いコンサートになるかも知れないし、あるいは最後だからと千秋楽でなにか特別なことをするかも知れない。けど、逆に言えば長い公演のことを考えて初日はある程度セーブしてくるかも知れないし、中日は中日で良い感じに疲れが溜まっているかも知れない。ツアーはやったことがあっても、単独の連続公演など未経験のはずですから、千秋楽なんてどうなっているか分からない。
色々考えて、結局私は16日の金曜日を選択しました。平日ですが、翌日が休日ということもあって、なにかと都合がいいので。当日は家族も誰かのライブに行くそうでうが、私は会社帰りに天王洲と洒落込みます。一応、一つだけ応募して落ちたときのことを考えて、あくまで保険として千秋楽のチケットも申し込んだのですが、結局は16日のみが当選しました。まあ、仮に両方当たっても困るだけなんですがね。なにがどうして、1公演8400円も取られますし、チケットの発券手数料を加えると8500円以上になるんです。当日はなにやらプレゼントが付くとか書いてありますけど、私としてはちょっと渋い顔にならざるを得ない金額です。真綾にそれだけの価値がないとは言いませんが、武道館公演でさえもうちょっと安かったことを考えるとね。ほぼ9000円なんて、単独公演に払う金額じゃないですよ。まあ、銀河劇場が芝居小屋ということを考えると、箱代も相当なものが掛かっているのかも知れませんけど、そのしわ寄せをチケット代に求められてもね。結局、価格を上げるということは、講演内容にそれだけの価値があるかどうかを見定められるわけで、面白かったけど9000円ほどのものだったか? という考えが、常に付きまとうわけです。

まあ、それでなくとも私はまあや関係のイベントは今年で最後にしようかと思っているんでね。別に結婚したからってわけじゃなくて、それ以前から真綾に関する情熱のようなものが減少していまして。今年の中野公演でしたか、あれは結構長くなったんですけど、歌とかMCを聴きながら「これ何時までやるのかなぁ」とか考えている自分を発見したとき、色々終わったと思ったから。まあ、永続的な気持ちなんてものは存在しないんだという、いい証拠ですね。多分きっと、後悔もしないんでしょう。

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