Sphere新作「イモウトノカタチ」ヒロイン情報公開
2011年12月22日 イモウトノカタチ
2日間続けてきた年忘れ企画ですが、今日はちょっとお休みさせて頂いて、エロゲの話を書きます。といっても、今年出たエロゲのあれやそれを語るわけじゃなく、この度発売されたPUSH!!2月号にて情報公開がされたSphereの新作、イモウトノカタチについて、現在までで分かっていることを書こうかと思います。私が同じくPUSH!!に初掲載されたイモウトノカタチの情報を書いたのが、2011年の1月19日になっていますから、そこから数えて約11ヵ月ぶりの記事ですか。当時は今冬に発売するとの記載がありましたけど、ちゃっかり2012年発売予定になってますね。
基本的な情報に関しては前回と変わりませんけど、おさらいのためにもう一度載せておきましょうか? 以下が、今号に記載されていた基本情報になります。
ではここで、そんなイモウトノカタチのINTRODUCTIONを読んでみましょう。
ちなみに主人公の立ち絵等は発表されてませんが、CGのカットを見る限りでは黒髪に中肉中背、腕などはハルより太めでしょうか? 天涯孤独の勤労青年ならガタイもそれなりに良さそうですけど、性格は前向きさを失わない、真っ直ぐな少年とのことで、まあ主人公のテンプレートですね。雪人の場合、ハルと違って昨日今日辛く苦しい境遇になったわけではないですから、精神的な骨格に関してはある程度骨太な部分があるのかもしれません。天涯孤独な主人公はどこか世界に対してシニカルな奴が多いんですけど、雪人はそういった屈折とは無縁なんだろうか?
ちなみに今のところ、主人公の妹が誰であるかなど、物語の核心に至る部分はなにも書いていません。当たり前ですけど、キャラ紹介を見るかぎりは美優樹がそれっぽいですよね。ただ、ここまであからさまだと却ってミスリードを疑いたくなるようなもので、例えばMeTAがロボットと見せかけて妹だったとか、妹の人格データを移植されていたなんて展開もあるだろうし、実はあやかが妹で、澄稀家の養女だったなんて展開もあり得るわけです。流石に同じ施設で育った千毬は違うでしょうけど、彼女に関しては実質的な妹としての立場があるわけですからね。他人だけど性は同じで、血は繋がっていないけど兄妹同然に育てられた間柄です。仮に雪人の本当の妹が出てきたとすれば、生みの親より育ての親ではないですが、実妹と妹分のどちらを取るか、なんて展開もあるかもしれません。かなりベターですけど。
けれど、「イモウトって、なんなんだろう?」という独白にもある通り、イモウトノカタチというのは「妹」の「形」とはなにかを問うエロゲなんだと思います。千毬は例として分かりやすいでしょうけど、なにを持って妹とするのか、というのは結構深いテーマですね。実妹だ義妹だとなにかと揉めているエロゲユーザーたちに対して、概念的なイモウトというものを提示しようとしうのだから。
ハッキリ言うと、主人公の実妹が出てこない場合だってあるんですよ。災害でとっくの昔に死んでいた、という可能性も十分あるのだし、そう考えると妹探し恋愛AVGなんていうジャンル名が外れたのも納得がいく。前回取り上げたときは、おねツイを比較に出して妹との恋愛について書きましたけど、そもそも妹が出てくるとも限らないわけでね。まだ情報が少ないから仕方ないですが、多種多様な可能性に満ちた作品だとは思います。ヨスガノソラを超えるかどうかはまた別問題ですけど、まあ、超えた超えないなんてのは考えるだけ無駄というものだよ
イモウトノカタチについてはこんなもんですけど、後は世界観及び舞台についての説明と各ヒロインに一言台詞があったかな。まあ、その辺は実際に買って読んでくれという感じだけど、私はこの記事よりも後半に載っていたArt Style! こだまさわインタビューの方が面白かったですね。こだまさわは上記の通りイモウトノカタチで原画家やっている人ですけど、デビュー作がイコールでイモウトノカタチだったりします。そんなこだまさわが何故イモウトノカタチに携わるようになったのか、どうしてCUFFSで仕事をしているのか、そもそもなんで原画家になったのかなどの質問に答えているわけだけど、CUFFSとは以前の冬グッズで出たカレンダーの仕事で話を貰ったのが最初で、イモウトノカタチもその縁で参加しているそうです。カレンダーに呼ばれた理由自体は書いてませんでしたが、スタッフか誰かの知り合いか、あるいはたまたまネットで見かけて声を掛けてきたか、まあ、そんなところでしょう。
ペンネームの由来とかは置いておくとして、絵を描く仕事に興味を持ったのはお祖父さんが美術教師だったからとかで、芸術系の家系なんですかね。HPやpixivにあまりないえっちぃ絵に関してはクロッキー帳にこっそり描くことが多いとかで、フェラが得意と言うか好きなんだとか。後、強引なシチュエーションも。割とハード嗜好なんだろうかね。まあ、女性原画家には少なくない傾向だけど……そう、こだまさわは女性というのも書いてありますね。私は知ってたけど、本人が腐女子であると明言してる。イケメンメガネをよく書くらしい。美少女絵としてはロリータ服を着ている娘が大好きらしく、確かにインタビューページの描きおろし千毬にも頭にリボンが付いている。割りと、いや、かなり好きな部類の絵柄に入ります。
こだまさわは何せまだ学生ですし、若手と言うよりは無名の新人と表現した方がしっくり来るでしょう。けれど、私は光るものを持っていると思うし、磨けば光る玉だと考えます。武藤此史はともかくとして、橋本タカシと並べて違和感のない、見劣りしない輝きを持っているというのは凄いよ。今はまだ及ばないにしても、Sphereと言うかCUFFSは大事に育てたほうがいい。久々に逸材という言葉を使いたくなったもの。
さて、そんなこだまさわのインタビューで現在イモウトノカタチがどの程度まで進行しているかが触れられていましたけど、今は販促イラストを描きつつ、平行して原画を描いている段階らしい。販促イラストがイコールで特典とは限りませんけど、このペースだと年が明けてすぐ出るなんてことはなさそうですね。春か夏か、いずれにせよ来年には出るかと思いますけど、その前に公式サイト開設ですね。確か、今月中に開くとのことだったけど、明日か明後日か、今回のPUSH!!に書かれている程度の情報は、きっと載っていることでしょう。あるいはまだなにか、隠し玉があるかもしれませんが……それはこれからに期待していくということで。にしても来年は良いエロゲが多そうだなぁ。
基本的な情報に関しては前回と変わりませんけど、おさらいのためにもう一度載せておきましょうか? 以下が、今号に記載されていた基本情報になります。
イモウトノカタチ前回と違うところがあるとすれば、発売日はともかくとして、ジャンル:妹探し恋愛AVGという記述が消えたことぐらいでしょうか。この11ヵ月の間に変わったのか、それとも単に書いてないだけなのかは知りませんけど、いずれにせよ記事を読む限りでは、タイトルにもあるイモウトがメインであることには違いないようです。
ブランド:Sphere
発売日:2012年予定
原画:武藤此史、こだまさわ、橋本タカシ
シナリオ:なつかぜかおる、朝倉誠理、太刀風雪路
ではここで、そんなイモウトノカタチのINTRODUCTIONを読んでみましょう。
イモウトって、なんなんだろう?……こんな感じなわけですが、主人公が昔いた街に移り住むという展開はヨスガのそれと近いものがありますね。最もこちらは人探しであって、ハルと違い雪人には連れ立つ相手がいません。前にも書いたと思いますけど、雪人は物語が始まった時点でなにもかも失っている、故に天涯孤独な主人公なわけです。ただ、それはあくまで身寄りがないという意味であって、精神的にも一人ぼっちだったのかといえば、そうでもなく、この辺りはキャラ紹介を観ていくと分かります。じゃあ、次は今回発表されたヒロインたちについて書いてきましょう。
主人公「美馬雪人」は天涯孤独の労働青年。幼い頃に両親を失い、記憶に微かに残る妹の存在も不明。施設に預けられた後、学費をアルバイトで稼ぎながら学校に通う雪人は、ある日、故郷の街がニュースで取り上げられているのを偶然目にする。両親が亡くなった実験都市の災害から10年、壊滅的な打撃から住民たちの力で復興を遂げた街は、この節目に過去の記録を一般公開することになったのだ。記録を辿れば行方不明の妹と再会できるかもしれない。そして、雪人は故郷の街へ行くことを決意するのだった。
瀬名美優樹-兄を探す少女-(原画::武藤此史)既に全キャラ、色付きのグラフィックが公開されています。Sphere所属であるハッシーの担当ヒロインが一人だけというのはあれですけど、遅筆などを考慮すれば仕方ないのかもしれません。詳しい容姿等は雑誌で確認してもらえればと思いますが、意外なほど明るい発色の娘が多いですね。緑とか紫とか、そこまで現実離れしているわけではないですが、簡単に言うと美優樹が桃色で、MeTAがベビーブルー、あやかがサーモンピンク……千毬がアイボリーかな。割と適当に書いたけど、そんなに外れていはいないと思います。ヨスガノソラは平凡な髪色のキャラクターが多く、故にハルと穹の特異性が目立つという感じでした。それに引き換え、イモウトノカタチはヒロインの方に外見的な個性が付いているわけですね。まあ、別に特徴的な容姿というほどではないので、あくまでアクセント程度のものだと思いますが。
主人公同様、災害で両親を失い、兄と生き別れてしまった少女。義理の両親に引き取られて、養女としてとても大切に育てられる。最近まで有名なお嬢様学校に通っていたが、やはり過去の記録が公開されることを知り白鳥環境特区にやってくる。
MeTA-イタズラ好きな介護ロボット-(原画::武藤此史)
正式名称は「GNW-0021 Medical treatment and nursing automaton」。主人公が通う学校で、なぜか同じクラスにいる介護ロボット……なのだが、介護らしい介護をしないどころかロボットらしくもないという謎の存在。正確はかなりのイタズラっ娘で、状況を引っかき回すことが大好き。
澄稀あやか-お転婆お嬢様-(原画:橋本タカシ)
白鳥環境特区で有名な4大企業の1つ、澄稀製薬社長の娘。多忙の両親に代わって、祖母と暮らしてきたためかなりのお祖母ちゃん子である。典型的なお嬢様と思われがちだが、実はアウトドアや買い食いが大好きなアクティブな性格。
美馬千毬-主人公を慕う妹分-(原画:こだまさわ)
主人公と同じ施設に預けられていた少女。同じ姓で育てられたこともあり、主人公を実の兄のように実の兄のように慕っている。妹捜しに出かけた主人公の後を追い、白鳥環境特区にやってくる。よく言えば明るく素直な良い子だが、実は考えるコトがあまり得意じゃない「アホの子」タイプ。
ちなみに主人公の立ち絵等は発表されてませんが、CGのカットを見る限りでは黒髪に中肉中背、腕などはハルより太めでしょうか? 天涯孤独の勤労青年ならガタイもそれなりに良さそうですけど、性格は前向きさを失わない、真っ直ぐな少年とのことで、まあ主人公のテンプレートですね。雪人の場合、ハルと違って昨日今日辛く苦しい境遇になったわけではないですから、精神的な骨格に関してはある程度骨太な部分があるのかもしれません。天涯孤独な主人公はどこか世界に対してシニカルな奴が多いんですけど、雪人はそういった屈折とは無縁なんだろうか?
ちなみに今のところ、主人公の妹が誰であるかなど、物語の核心に至る部分はなにも書いていません。当たり前ですけど、キャラ紹介を見るかぎりは美優樹がそれっぽいですよね。ただ、ここまであからさまだと却ってミスリードを疑いたくなるようなもので、例えばMeTAがロボットと見せかけて妹だったとか、妹の人格データを移植されていたなんて展開もあるだろうし、実はあやかが妹で、澄稀家の養女だったなんて展開もあり得るわけです。流石に同じ施設で育った千毬は違うでしょうけど、彼女に関しては実質的な妹としての立場があるわけですからね。他人だけど性は同じで、血は繋がっていないけど兄妹同然に育てられた間柄です。仮に雪人の本当の妹が出てきたとすれば、生みの親より育ての親ではないですが、実妹と妹分のどちらを取るか、なんて展開もあるかもしれません。かなりベターですけど。
けれど、「イモウトって、なんなんだろう?」という独白にもある通り、イモウトノカタチというのは「妹」の「形」とはなにかを問うエロゲなんだと思います。千毬は例として分かりやすいでしょうけど、なにを持って妹とするのか、というのは結構深いテーマですね。実妹だ義妹だとなにかと揉めているエロゲユーザーたちに対して、概念的なイモウトというものを提示しようとしうのだから。
ハッキリ言うと、主人公の実妹が出てこない場合だってあるんですよ。災害でとっくの昔に死んでいた、という可能性も十分あるのだし、そう考えると妹探し恋愛AVGなんていうジャンル名が外れたのも納得がいく。前回取り上げたときは、おねツイを比較に出して妹との恋愛について書きましたけど、そもそも妹が出てくるとも限らないわけでね。まだ情報が少ないから仕方ないですが、多種多様な可能性に満ちた作品だとは思います。ヨスガノソラを超えるかどうかはまた別問題ですけど、まあ、超えた超えないなんてのは考えるだけ無駄というものだよ
イモウトノカタチについてはこんなもんですけど、後は世界観及び舞台についての説明と各ヒロインに一言台詞があったかな。まあ、その辺は実際に買って読んでくれという感じだけど、私はこの記事よりも後半に載っていたArt Style! こだまさわインタビューの方が面白かったですね。こだまさわは上記の通りイモウトノカタチで原画家やっている人ですけど、デビュー作がイコールでイモウトノカタチだったりします。そんなこだまさわが何故イモウトノカタチに携わるようになったのか、どうしてCUFFSで仕事をしているのか、そもそもなんで原画家になったのかなどの質問に答えているわけだけど、CUFFSとは以前の冬グッズで出たカレンダーの仕事で話を貰ったのが最初で、イモウトノカタチもその縁で参加しているそうです。カレンダーに呼ばれた理由自体は書いてませんでしたが、スタッフか誰かの知り合いか、あるいはたまたまネットで見かけて声を掛けてきたか、まあ、そんなところでしょう。
ペンネームの由来とかは置いておくとして、絵を描く仕事に興味を持ったのはお祖父さんが美術教師だったからとかで、芸術系の家系なんですかね。HPやpixivにあまりないえっちぃ絵に関してはクロッキー帳にこっそり描くことが多いとかで、フェラが得意と言うか好きなんだとか。後、強引なシチュエーションも。割とハード嗜好なんだろうかね。まあ、女性原画家には少なくない傾向だけど……そう、こだまさわは女性というのも書いてありますね。私は知ってたけど、本人が腐女子であると明言してる。イケメンメガネをよく書くらしい。美少女絵としてはロリータ服を着ている娘が大好きらしく、確かにインタビューページの描きおろし千毬にも頭にリボンが付いている。割りと、いや、かなり好きな部類の絵柄に入ります。
こだまさわは何せまだ学生ですし、若手と言うよりは無名の新人と表現した方がしっくり来るでしょう。けれど、私は光るものを持っていると思うし、磨けば光る玉だと考えます。武藤此史はともかくとして、橋本タカシと並べて違和感のない、見劣りしない輝きを持っているというのは凄いよ。今はまだ及ばないにしても、Sphereと言うかCUFFSは大事に育てたほうがいい。久々に逸材という言葉を使いたくなったもの。
さて、そんなこだまさわのインタビューで現在イモウトノカタチがどの程度まで進行しているかが触れられていましたけど、今は販促イラストを描きつつ、平行して原画を描いている段階らしい。販促イラストがイコールで特典とは限りませんけど、このペースだと年が明けてすぐ出るなんてことはなさそうですね。春か夏か、いずれにせよ来年には出るかと思いますけど、その前に公式サイト開設ですね。確か、今月中に開くとのことだったけど、明日か明後日か、今回のPUSH!!に書かれている程度の情報は、きっと載っていることでしょう。あるいはまだなにか、隠し玉があるかもしれませんが……それはこれからに期待していくということで。にしても来年は良いエロゲが多そうだなぁ。
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