ご注文はうさぎですか? (1) (まんがタイムKRコミックス)
2012年2月28日 ご注文はうさぎですか?
先週、ゲマ屋本店でポスターを見かけて気になっていたんですが、メロンブックス横浜店に行ったらクリアファイル付きで売っていたので買って見ることにしました。多分、人生初のKRコミックスだと思いますが、絵柄に一目惚れしたとでも言うんでしょうか。久々に大当たりの作品に出会ったと言い切れるほどであり、本当に面白かった。私が所謂萌え4コマを読むことなんて滅多にないのだけど、この作品はなんというか、違うものを感じたね。光るものではなくて違うもの。最近アニメ化されているような作品にはない、ある種の拘りみたいのを感じた。確かに可愛いけど、決して可愛いだけじゃない、そんな4コマ漫画だと思います。
物語の舞台は木組みの家と石畳の街というところで、西洋風の建築物が多い町並みです。しかし、通貨単位は円であり、登場人物も日本人が多いことから、もしかしたら日本のどこかにある街なのかも知れません。作者曰く、ストラスブールやコルマールの町並みなどをモデルにしているということで、おそらくはそういった世界観が好きなんでしょう。この作品の良いところは、作中に出てくるもの、主要舞台の喫茶店もそうですが、街や家々などそういったものに裏打ちされた知識があるんですよね。決して適当知識を元に書かれたわけではなく、木組みの街の世界観で喫茶店ものがやりたかったという後書きにおける作者の言葉通り、作者が思い描く世界がここにはあった。
登場人物も勿論そうなのですが、背景や建造物なども大変丁寧に描かれており、全体的になんていうのかな、楽しい街並みだと私は思いました。この街はどこにあるの? と、思わず探してしまうような、一度は行ってみたいあの場所的な、そんな印象を抱いた。初見でそう思わせるだけの作品ってのはなかなかないものですよ。前々から読んでいた、とかならともかく、私はきらら系の雑誌は一度も買ったことがありませんし、精々大昔にせんせいのお時間を立ち読んだことがあるぐらいです。にもかかわらず、ここまで惹き込まれるのですから、まったく大したもんだよ。漫画なんて滅多に読まないのに、一目惚れって凄いね。既に特典の収集まで始めてるんだから。
世界観の説明が終わった後は、いよいよ登場キャラクターについて。ご注文はうさぎですか?も、一応は萌え4コマに分類される作品ですから、登場キャラは一部を覗いて皆可愛らしい女の子です。ぷにロリした絵柄からは分かりにくいかも知れませんが、一応女子高生と女子中学生がメインの作品で、表紙の真ん中にいる少女、ココアが本作の主人公となります。漢字で書くと保登心愛らしいけど、要するにホットココアのことですね。このように、この作品の女の子たちは皆飲み物の名前が由来になっており、ココアの左手にいる青い髪の子は香風智乃という、カプチーノが由来の少女です。作品内では、主にチノと呼ばれていますね。主人公のココアが下宿することになった家の一人娘で、学年は中学生と後輩です。香風さんちはラビットハウスという喫茶店を営んでいて、ココアは最初、うさぎだらけの店内を想像しました。まあ、分からなくもないけど、店内にいたのは店員のチノと、そして店のマスコットであるティッピーという名のうさぎだけ。表紙で言うと、ココアとチノの間にいる白い毛玉ががそうですね。どうみてもうさぎには見えませんが、こういった作品にありがちな不思議生物の類ではなく、アンゴラうさぎという実在の種であることが読んでみると分かります。
高校の方針から下宿先で奉仕活動をする予定であったココアは、そのままラビットハウスのアルバイト店員として働くことに。これが、この物語の始まりとなるわけです。ココアとチノ、そしてティッピーの出会いが描かれるわけですね。ちなみにラビットハウスは元々チノの祖父がマスターをやっていたそうなのですが、おじいさんの姿は店内に見えません。ただ、毛玉のティッピーがやけにダンディな声で喋ります。チノは自分の腹話術だと言い張っていますが、なんとティッピーこそがチノの祖父、つまりラビットハウスのオーナーだったのです。
やがて話は3人目の登場人物、表紙で言うとココアの右手にいる少女、ラビットハウスのもう一人のバイトリゼが登場したり、それ以外にも甘兎庵という和風喫茶の看板娘であり、ココアのクラスメイトになる宇治松千夜や、その隣に住んでいるリゼの後輩、桐間紗路ことシャロなど個性豊かな少女達が登場します。どのキャラも可愛らしく、それでいて自己が確立されているのが特徴的。私は一発で大好きになりましたので、しばらくは推していく感じで行こうかと思います。本当に、良い漫画作品に出会いました。
物語の舞台は木組みの家と石畳の街というところで、西洋風の建築物が多い町並みです。しかし、通貨単位は円であり、登場人物も日本人が多いことから、もしかしたら日本のどこかにある街なのかも知れません。作者曰く、ストラスブールやコルマールの町並みなどをモデルにしているということで、おそらくはそういった世界観が好きなんでしょう。この作品の良いところは、作中に出てくるもの、主要舞台の喫茶店もそうですが、街や家々などそういったものに裏打ちされた知識があるんですよね。決して適当知識を元に書かれたわけではなく、木組みの街の世界観で喫茶店ものがやりたかったという後書きにおける作者の言葉通り、作者が思い描く世界がここにはあった。
登場人物も勿論そうなのですが、背景や建造物なども大変丁寧に描かれており、全体的になんていうのかな、楽しい街並みだと私は思いました。この街はどこにあるの? と、思わず探してしまうような、一度は行ってみたいあの場所的な、そんな印象を抱いた。初見でそう思わせるだけの作品ってのはなかなかないものですよ。前々から読んでいた、とかならともかく、私はきらら系の雑誌は一度も買ったことがありませんし、精々大昔にせんせいのお時間を立ち読んだことがあるぐらいです。にもかかわらず、ここまで惹き込まれるのですから、まったく大したもんだよ。漫画なんて滅多に読まないのに、一目惚れって凄いね。既に特典の収集まで始めてるんだから。
世界観の説明が終わった後は、いよいよ登場キャラクターについて。ご注文はうさぎですか?も、一応は萌え4コマに分類される作品ですから、登場キャラは一部を覗いて皆可愛らしい女の子です。ぷにロリした絵柄からは分かりにくいかも知れませんが、一応女子高生と女子中学生がメインの作品で、表紙の真ん中にいる少女、ココアが本作の主人公となります。漢字で書くと保登心愛らしいけど、要するにホットココアのことですね。このように、この作品の女の子たちは皆飲み物の名前が由来になっており、ココアの左手にいる青い髪の子は香風智乃という、カプチーノが由来の少女です。作品内では、主にチノと呼ばれていますね。主人公のココアが下宿することになった家の一人娘で、学年は中学生と後輩です。香風さんちはラビットハウスという喫茶店を営んでいて、ココアは最初、うさぎだらけの店内を想像しました。まあ、分からなくもないけど、店内にいたのは店員のチノと、そして店のマスコットであるティッピーという名のうさぎだけ。表紙で言うと、ココアとチノの間にいる白い毛玉ががそうですね。どうみてもうさぎには見えませんが、こういった作品にありがちな不思議生物の類ではなく、アンゴラうさぎという実在の種であることが読んでみると分かります。
高校の方針から下宿先で奉仕活動をする予定であったココアは、そのままラビットハウスのアルバイト店員として働くことに。これが、この物語の始まりとなるわけです。ココアとチノ、そしてティッピーの出会いが描かれるわけですね。ちなみにラビットハウスは元々チノの祖父がマスターをやっていたそうなのですが、おじいさんの姿は店内に見えません。ただ、毛玉のティッピーがやけにダンディな声で喋ります。チノは自分の腹話術だと言い張っていますが、なんとティッピーこそがチノの祖父、つまりラビットハウスのオーナーだったのです。
やがて話は3人目の登場人物、表紙で言うとココアの右手にいる少女、ラビットハウスのもう一人のバイトリゼが登場したり、それ以外にも甘兎庵という和風喫茶の看板娘であり、ココアのクラスメイトになる宇治松千夜や、その隣に住んでいるリゼの後輩、桐間紗路ことシャロなど個性豊かな少女達が登場します。どのキャラも可愛らしく、それでいて自己が確立されているのが特徴的。私は一発で大好きになりましたので、しばらくは推していく感じで行こうかと思います。本当に、良い漫画作品に出会いました。
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