牧野由依の次の日は丹下桜ということで、昨日と同じ原宿QUESTホールにて開催されたBAND・SAKURAへ参加してきました。同一の会場に違うイベントで行くことは珍しいことじゃないですが、2日間連続というのは初めてのことかも知れない。以前、ブロッコリーがPKOとDUPのライブを2日間に分けて開催したことはありましたが、全く関連性のない人の公演ということを考えれば、そんなに例のあることじゃないでしょう。牧野由依が両日開催出来なかった原因に丹下桜があるとは限りませんが、話に聞く限りでは、1年前から会場は抑えていたらしい。

2年ぶりのバンドライブということですが、私が参加するのは多分もっと久しぶりのことになると思う。丹下桜さんは90年代を代表するアイドル声優の一人だけど、まあ、色々あって休業していた時期がありましてね。休業の理由については詳細不明だからなんとも言えませんが、改名を繰り返したりしながら、細々とライブ活動的なことは続けてたんですよ。私も、当初はそれに参加したりしていたんですが、なんというか段々と内向的になっていく雰囲気に耐え難いものが出て来ましてね。そのうち行くのを止めてしまって、それこそラブプラスで活動再開するまでは自分の中で想い出の人、過去のアイドル声優みたいな扱いになっていたと思う。復帰したときは本当に驚いたけど、復帰作がラブプラスという話題のゲーム作品だったこともあり、一般的には過去の人であるにもかかわらず、新規層のファンが非常に増えましてね。大々的に再開を始めた歌の活動も、特にバンドライブはチケットが非常に取り難いものとなってしまったのです。
私自身、離れていた時期がありますから立場的には新規のファンと大して変わらないんだけど、折角声優業に復帰したのだし、一度ぐらいライブにも行っておきたいじゃない。私の友人は、「もう楽曲が分からないから」といって回避してましたけど、分からないなら分からないなりに楽しみ方もあると思ったので。ブランクはありますけど、ラジオはそれなりに聴いている方ですし、まったく聴いたことない曲ばかりというわけでもないでしょうしね。この原稿が忙しい時期に2日間連続でコンサートやライブというのはどうかと思いましたが、次の機会がいつ来るかという懸念もあったので。

結果として、2年ぶりのBAND・SAKURAは物凄く楽しかったです。私にとって何年ぶりかは知りませんが、昨日があんなだったといこともあってか、いい気分転換になりました。なにより、丹下桜が元気そうでさ。もう、本当に明るくなったといいますか、少し前までは想像ができないぐらいに前向きになった気がする。やっぱり、人間結婚すると変わりますな。
分からないかな? と思った楽曲に関しても、意外なことに往年の名曲が非常に多く、またCCさくらの主題歌カバーなどもあり、むしろ新曲の方が少なかったのではないだろうか。ライブは120分の予定と決まっていたけど、アンコールを含めてのことだったらしく、開始から1時間半ぐらいで「最後の曲ー!」となって、近くにいた客が「え、最後!?」と驚いてましたね。私も少なからず驚いたけど、時間通りに終わるのは、それはそれで良いことですし、アンコール含めて十分濃密な時間を過ごせたと思うから、特に不満はないかな。どんなもんかなと思いつつ参加したけど、客席は常に座ったままであるとか、必要以上の手拍子は勿論、所謂オタ芸的なものもないなど、私好みの雰囲気だったから、自然と溶け込むことが出来た。こういうのでいいんですよ、コンサートやライブというのは。私は座ってのんびりと見られる公演が、やっぱり性に合っているんでしょうね。そういった意味で、BAND・SAKURAはとてもいいイベントでした。

私は今年度をもって坂本真綾のFCと、堀江由衣のFCを退会しようと思っているので、声優イベントの類に行く回数は激減すると思います。まあ、アニメ関連のイベントで興味あるのを覗きに行くことはあるかも知れないけど、基本は同人誌即売会や、エロゲのイベントぐらいになるでしょう。牧野由依には通い続けるつもりですが、それ以外はしばらくいいかなと思っています。丹下桜にしても、好きな曲は全部聴けたので満足しきってます。未来からのエアメールで、私は最高の気分になることが出来ました。次があるかは分かりませんが、とりあえずはありがとうございました。本当に楽しかったです。

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