COMIC1☆6参加情報 ヨスガノソラ同人誌第8弾「カフェノソラ」
2012年4月23日 ヨスガノソラ
時系列的に久しぶりの更新ですが、今日は来週4月30日の祝日に開催される同人誌即売会、COMIC1☆6の参加情報及び新刊情報を書こうかと思います。今回の新刊は去年の冬コミ本以上に難航して、かなりギリギリの入稿になったのですが、なんとか間に合わせることが出来たので、無事に新刊を出せそうです。どうしてこうなった、と言わんばかりに追い詰められていたのだけど、落とさずに済んでよかったですよ。初めてその可能性を危惧するほどには、緊迫した状況でした。
以前は入稿締切より前に原稿を書き上げていることが殆どだったのに、段々とそれが出来なくなっている自分が不甲斐ない。新刊が数冊、とかならまだしも、たった1冊にここまで時間を掛けてしまうなんて、これで果たして夏は大丈夫なんだろうか。
今回の新刊は、ヨスガ本としては初となるクロスオーバー作品となっており、Sphereの姉妹ブランドであるCUFFS原作の、CAFE SOURIREとクロスしました。クロスオーバーとは、まったく違う作品同士が共演する手法であり、割と古くから存在しています。海外ならアメコミがよくやってますし、日本でも例えば近頃出たPSPゲームのヒーローズファンタジアなどがそれに当たります。エロゲでも、例えばゆずソフトのDRACU-RIOT!と、SAGA PLANETSのはつゆきさくらがCMで共演したりしたので、記憶に新しい方も多いんじゃないでしょうか?
私は元々クロス系の小説を好んで書いていたので、手法自体は慣れ親しんだものなんですが、まさかヨスガノソラ本でそれをやる日が来るとは思ってなかった。ヨスガとスーロリとのクロスを思い付いたのは去年まで遡るんですが、当時の私は買ったまま放置していたエロゲを積極的にプレイする傾向にあって、実はスーロリもその中に含まれてたんですよ。買ったはいいが放置していた作品で、結局開封したのも2011年の後半になってからじゃないだろうか。
私のスーロリに対する印象や感想を書くと長くなりますが、一言で言うならとてもシンプルな作品だと思った。個性的なヒロインが一人一人際立っており、それぞれに魅力があるコンパクトな物語。ヒロイン数は4人と平凡ですが、私は特に雪下美百合さんに魅入られましてね。彼女のキャラクター、シナリオ、そのすべてが昨年のエロゲヒロインの中では、あくまで個人的にだけど一番好きだったかもしれない。
そんなスーロリで何か書きたいと思ったのが昨年の暮ぐらいのことであり、当時は冬コミ新刊も忙しく、来年のことなんてそれこそ漠然としか考えられなかったんだけど、既にヨスガ本で予定を埋め尽くしていたから、スーロリ単体で一冊出すのは難しかったんだよね。でも、ヨスガ本の中にスーロリの話を入れるのでは、ヨスガノソラ同人誌という体裁的にどうかと思ったし、何よりスーロリは舞台が限定的すぎて、話を広げにくかった。
そこで考えたのが、ヨスガノソラの、もっと言えばハル×穹の話の中に、スーロリキャラを、美百合さんを登場させることは出来ないか? というものでした。つまりはクロスオーバーなわけですが、こういう発想の転換をしてしまえば、後はそれほど難しい話でもなかった。流石にスーロリキャラをヨスガの世界観へ呼び込むのは無理があったけど、その逆は意外なほど簡単で、ハルと穹がCAFE SOURIREを訪れるという話を構成することが出来ました。
この場合、重要となってくるのはキャラクターの関係性であり、初対面かそうでないかというのは、それが違うだけでまったく別の話になります。ヨスガ側の登場キャラ、というかメインキャラがハル穹であることは揺ぎないとしても、スーロリのメインキャラを美百合さんとしたとき、彼女は主人公であるハルと穹にとって、どういう存在であるべきなのか? 当然、彼女はスーロリのヒロインであり、真一の彼女になることもある人ですから、その時点でハルに対してどうこうってのはあり得ないわけじゃないですか。例え知り合いであったとしても友人止まり、では、ハルないし穹が美百合さんと知り合いであるにはどうすればいいのか? 繋がりは何処で生まれるのか……クロスの難しいところは主にこういった世界観やキャラのすり合わせであり、中には整合性とか一切無視して進めてしまうのもあります。例えばハルカナソラと夏ノ雨が合同カウントダウンボイスをやっていたときなんかは、そうでしたよね。
でも、それだと長い話の場合は物語として成立しづらくなるし、作品として微妙になってしまう。だから私は美百合さんの転校と引越しが多かったという設定に注目しつつ、あれこれ同人誌用に捏造してみたのだけど……詳しくは読んでみてのお楽しみ、ということで。姉妹ブランドの作品とはいえ、ヨスガでクロスなんてどうなることやらと思ったけど、ギリギリの作業をした分だけの作品にはなった気がする。
なんでこんなに作品解説を書いているのかというと、実は時間とページ数の問題で、今回あとがきが凄く少ないんですよ。具体的なページ数は避けますが、本来上に書いてあることの大部分は、あとがきで書きたかったことだったりします。既に締切過ぎた中での戦いになっていたから、どうしても書くことが出来なかった。そういった意味で、カフェノソラは結構妥協した作品になってしまった感があるんだけど、決して未完成というわけではないので、そこはご安心頂ければと思います。冊数は冬コミのときと同程度ですから、あまり数があるわけではありませんが、表紙や装丁などもかなり拘った1冊となりましたので、当日コミ1に参加される方は、是非立ち寄ってみてください。
以前は入稿締切より前に原稿を書き上げていることが殆どだったのに、段々とそれが出来なくなっている自分が不甲斐ない。新刊が数冊、とかならまだしも、たった1冊にここまで時間を掛けてしまうなんて、これで果たして夏は大丈夫なんだろうか。
イベント名:COMIC1☆6
日時:4月30日(祝・月)
会場:東京ビッグサイト
スペース:し-44b
サークル名:シャリテクロワール
新刊
カフェノソラ
ジャンル:ヨスガノソラ×CAFE SOURIRE
イベント価格:600円
総ページ数:76P
サイズ:A5判
備考:ヨスガノソラ同人誌第8弾。CUFFS原作、CAFE SOURIREとのクロスオーバー小説を収録。
pixivにてサンプル公開中→URL:http://t.co/kIPGVvCk
既刊
マフユノソラ
ジャンル:ヨスガノソラ
イベント価格:1000円
総ページ数:140P
サイズ:A5判
ゲストイラスト:ハネ
備考:ヨスガノソラ同人誌第7弾。「ハルと穹の体育祭」及び、表題作「マフユノソラ」を収録。
pixivにてサンプル公開中→URL:http://t.co/FRjWYtuz
当日の注意
イベント当日は釣り銭不足が予想されます。
1万円、5000円等の大きいお札の使用は控え、なるべく小銭を用意した上でピッタシ払って頂けると、売り子が大変助かります。
また、サークル主であるMLWは、基本的に午前中はスペースにいません。
御用のある方は午後来て頂くか、火急の際は氏名及び間柄を売り子に伝えて、私を呼び出してもらってください。知り合いである限りは駆けつけます。
今回の新刊は、ヨスガ本としては初となるクロスオーバー作品となっており、Sphereの姉妹ブランドであるCUFFS原作の、CAFE SOURIREとクロスしました。クロスオーバーとは、まったく違う作品同士が共演する手法であり、割と古くから存在しています。海外ならアメコミがよくやってますし、日本でも例えば近頃出たPSPゲームのヒーローズファンタジアなどがそれに当たります。エロゲでも、例えばゆずソフトのDRACU-RIOT!と、SAGA PLANETSのはつゆきさくらがCMで共演したりしたので、記憶に新しい方も多いんじゃないでしょうか?
私は元々クロス系の小説を好んで書いていたので、手法自体は慣れ親しんだものなんですが、まさかヨスガノソラ本でそれをやる日が来るとは思ってなかった。ヨスガとスーロリとのクロスを思い付いたのは去年まで遡るんですが、当時の私は買ったまま放置していたエロゲを積極的にプレイする傾向にあって、実はスーロリもその中に含まれてたんですよ。買ったはいいが放置していた作品で、結局開封したのも2011年の後半になってからじゃないだろうか。
私のスーロリに対する印象や感想を書くと長くなりますが、一言で言うならとてもシンプルな作品だと思った。個性的なヒロインが一人一人際立っており、それぞれに魅力があるコンパクトな物語。ヒロイン数は4人と平凡ですが、私は特に雪下美百合さんに魅入られましてね。彼女のキャラクター、シナリオ、そのすべてが昨年のエロゲヒロインの中では、あくまで個人的にだけど一番好きだったかもしれない。
そんなスーロリで何か書きたいと思ったのが昨年の暮ぐらいのことであり、当時は冬コミ新刊も忙しく、来年のことなんてそれこそ漠然としか考えられなかったんだけど、既にヨスガ本で予定を埋め尽くしていたから、スーロリ単体で一冊出すのは難しかったんだよね。でも、ヨスガ本の中にスーロリの話を入れるのでは、ヨスガノソラ同人誌という体裁的にどうかと思ったし、何よりスーロリは舞台が限定的すぎて、話を広げにくかった。
そこで考えたのが、ヨスガノソラの、もっと言えばハル×穹の話の中に、スーロリキャラを、美百合さんを登場させることは出来ないか? というものでした。つまりはクロスオーバーなわけですが、こういう発想の転換をしてしまえば、後はそれほど難しい話でもなかった。流石にスーロリキャラをヨスガの世界観へ呼び込むのは無理があったけど、その逆は意外なほど簡単で、ハルと穹がCAFE SOURIREを訪れるという話を構成することが出来ました。
この場合、重要となってくるのはキャラクターの関係性であり、初対面かそうでないかというのは、それが違うだけでまったく別の話になります。ヨスガ側の登場キャラ、というかメインキャラがハル穹であることは揺ぎないとしても、スーロリのメインキャラを美百合さんとしたとき、彼女は主人公であるハルと穹にとって、どういう存在であるべきなのか? 当然、彼女はスーロリのヒロインであり、真一の彼女になることもある人ですから、その時点でハルに対してどうこうってのはあり得ないわけじゃないですか。例え知り合いであったとしても友人止まり、では、ハルないし穹が美百合さんと知り合いであるにはどうすればいいのか? 繋がりは何処で生まれるのか……クロスの難しいところは主にこういった世界観やキャラのすり合わせであり、中には整合性とか一切無視して進めてしまうのもあります。例えばハルカナソラと夏ノ雨が合同カウントダウンボイスをやっていたときなんかは、そうでしたよね。
でも、それだと長い話の場合は物語として成立しづらくなるし、作品として微妙になってしまう。だから私は美百合さんの転校と引越しが多かったという設定に注目しつつ、あれこれ同人誌用に捏造してみたのだけど……詳しくは読んでみてのお楽しみ、ということで。姉妹ブランドの作品とはいえ、ヨスガでクロスなんてどうなることやらと思ったけど、ギリギリの作業をした分だけの作品にはなった気がする。
なんでこんなに作品解説を書いているのかというと、実は時間とページ数の問題で、今回あとがきが凄く少ないんですよ。具体的なページ数は避けますが、本来上に書いてあることの大部分は、あとがきで書きたかったことだったりします。既に締切過ぎた中での戦いになっていたから、どうしても書くことが出来なかった。そういった意味で、カフェノソラは結構妥協した作品になってしまった感があるんだけど、決して未完成というわけではないので、そこはご安心頂ければと思います。冊数は冬コミのときと同程度ですから、あまり数があるわけではありませんが、表紙や装丁などもかなり拘った1冊となりましたので、当日コミ1に参加される方は、是非立ち寄ってみてください。
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