くすはらゆい情報を収集していたら、18禁アニメーションの出演情報が飛び込んできました。しかも、発売日は昨日。そういや、げっちゅ屋のツイッターが入荷したとか何とか呟いてましたね。18禁アニメーション……まあ、アダルトアニメとも言いますけど、あの類いは事前にキャストを公開しないことが殆どで、メーカーや作品によっては、EDにキャストクレジットが存在しないことも珍しくないので、確認が困難な代物なんです。
ただ、この作品に関してはEDに名前がクレジットされてましたし、げっちゅ屋のサイトで公開されているデモムービーで声を聴くことが出来たので、まだマシな方だと思います。

さて、Queen Beeから発売の「くりぃみぃパイ1」ですが、漫画家のemilyが描いた同名の成年向けコミックが原作ということで、こちらは先頃アダルト部門から撤退したMAXから出ているらしい。今年出たポプリコミックスなのだから、当然ポプリクラブで連載されていたのだろうけど、私はちょっと覚えがありません。あんまり成年向け漫画って買わないし、読まないんだよね。基本的にエロゲの人だから。
18禁アニメというのは、一般向けのアニメと同じく原作付きであることが多くて、その多くはエロゲであることが殆どです。ただ、ここ10年ぐらいの間に成年向けコミックのアニメ化をするところが増えてきたのも確かで、老舗のピンクパイナップルなどが出してますよね。最近だと……それほど最近でもないけど、少女マテリアルなどが印象深いか。
逆に最大手の一角に成長したA1Cグループはエロゲのアニメ化に積極的で、人気作はそこから派生したオリジナルストーリーを展開することも少なくありません。鬼父シリーズなんかがその代表例になります。
エロゲのアニメ化と成年向けコミックのアニメ化に違いがあるとすれば、やはり原作の再現度にあり、漫画のあのシーンがアニメになって動く! というのは、相応に重要視されてます。この辺り、一般向けの漫画原作と大差ありませんね。そして、「くりぃみぃパイ1」はモーションコミックという技法を利用して、原作のシーンを細かく再現していました。モーションキャプチャの漫画版なんでしょうか。

全然、くすはらゆいの話をしていませんが、ゆいちゃんは第3話「心の道しるべ」の主演でした。主人公と書いても差し支えはないのかな? くすはらゆい演じる菅原葵の視点で話が進行していたし、相手役の男性キャラには設定こそあれど、際立った個性は感じられなかったし。
尚、この「心の道しるべ」というお話は、作品紹介ページなどでは最初に記載されていますが、実際は第3話に収録されています。勿論、メインの作品が最後になることは珍しいことじゃないですけど、パッケージに書かれてるのは第2話「Virtual×Real」っぽいから、何だかよく分かりませんね。ちなみに公式サイトには一切記載されていませんが、一応店舗特典として描き下ろしテレカがあって、とらのあなとげっちゅ屋で付きます。まあ、今時18禁アニメに特典を付けるのはとらとげっちゅ屋ぐらいですから、それは別に良いんですけど、テレカに描かれたキャラはどちらの店舗も菅原葵。やはり、メインキャラと言うことなんだろうか?
くすはらゆいとしては確認されている限り、初のアダルトアニメ主演になる訳だけど、菅原葵はウブで可愛い系のキャラで、片思いに悶々とする女のコ、という感じ。何せ20分間に3本も話が入ってるので、それほど1話当たりの分数は長くないんだけど、話としてはシンプルながら、綺麗にまとまっているかなと。純愛系の話だから、ヒロインが悲惨な目に遭うこともありませんし、Hシーンも短いですが、モーションコミックというだけあって、漫画の再現は見事に成されていました。この点に関しては、映像特典で比較することが出来ます。

まあ、くすはらファンなら買っておいても損はない作品だと思います。アダルトアニメの初主演作品という意味合いは大きいですし、何よりエロゲと違って相手役の男性キャラに声があるというのは、なかなかに感慨深いです。エロゲは基本的に主人公にボイス付かないじゃないですか。それがアダルトアニメだと付きますから、Hシーンとかでも当然男性のボイスは入る訳ですよ。それが結構新鮮で、エロゲとは又違った気分を味わえますね。12月には2巻が出るそうですが、そちらにも出たりするのだろうか? いずれにせよ、これからチェックが一段と大変になりそうだ。

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