センセ……進捗いかがですか? ~あなたの進捗と射精を管理します~
2018年1月4日 くすはらゆい昨年末のコミックマーケット93にて、サークル・Sweet Little KISSの新作バイノーラルドラマCD「センセ……進捗いかがですか? ~あなたの進捗と射精を管理します~」が発売されました。出演:くすはらゆい&市川緋奈子。ゆいちゃんの2017年最後の出演作になります。ちなみに市川緋奈子さんは、旧名を市川ひなこさんと言って、夏ペルやサツコイ、なついろレシピなどでゆいちゃんと共演経験のある、通称ひなこ時空の持ち主。かつてのゆいちゃんとは逆に、ひらがなから漢字に改名したようです。
「センセ……進捗いかがですか? ~あなたの進捗と射精を管理します~」
特設ページ:https://sweetlittlekiss.wixsite.com/shintyoku
委託:https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=325540
SLKの作品にゆいちゃんが出演するのは二度目で、一昨年の冬コミで発売された「おじさまと女子高生 ~声には出せない秘密のカンケイ~」でヒロインの美空役を演じています。実は当初の予定ではこの作品の第2弾が夏コミで出るかも? という話だったんですが、諸般の事情で延期になったとのことで、それとは別に制作されたのがこの作品。
おじさまと女子高生が純朴な少女役だったのに対して、今作で演じる沖田ユカはプロの編集者としての肩書きを持つお姉さん。言及こそされてませんけど、おそらくは成人していると思います。そもそもパッケージ絵のイラストがスーツ姿ですしね。
音声CDの定義には疎いので、主人公……と形容して良いのかは分かりませんが、主人公たるエロラノベ作家のセンセの担当編集として、原稿のデキは素晴らしいのになかなか脱稿しない彼を自分の自宅に缶詰して執筆させるというのが今回のシチュエーション。そしてユカには妹がおり、その子が市川緋奈子さん演じる沖田エリカという訳です。
エロラノベ作家と言うことは、美少女文庫辺りで活動しているのかも知れませんが、つまり、美少女文庫とかでデビューすると美人の担当編集が付いて、その人の自宅で缶詰できる……ということなんですね? なんて夢のような話なんだ。しかも、妹がいる女子だけが暮らしている部屋とか。
本編は姉→妹→姉妹の順番で進んでいくんだけど、CDに入っているのは妹までで、3トラック目は都合上DL形式になっています。しかしまあ、本編……発売したばかりなのでネタバレは控えめにいきますけど、エロいより先にあれですね、ホントゾクゾクする言葉責めの嵐が凄まじい。
サンプルボイスの時点で既にわかりきっていたことなんだけど、なまじ自分が冬コミの原稿に追われていて、しかも落としちゃったもんだからダメージが凄くって(苦笑)。
けど、それが快感になるほどの魅力がこの作品とユカのキャラクターにはあるって言うか、癖になる楽しさがあるよね。あ、ごめんなさい、もっと言って、もっと罵って、みたいな、思わずMにさせられてしまうパワーが満載でした。前作の中年おじさんが、大人の余裕でリードしていたのとは全く違い、今作の作家センセは常にだらしのない、情けない男として書かれているのも特徴的。
人の家で執筆しているのに女子の暮らしている部屋に我慢できなくなったのか、いや、我慢できなくて当たり前なのかも知れないけどトイレで抜いてしまったり、それをごくごく冷静な口調で言い立てられて、別のモノが立ってしまったりと、とにかく弱い。そして正直なんです。飴と鞭を使い分けるできる編集のユカが抜いてくれるんですけど、始終、ユカのペースで事は進みます。
ただ、これが妹のエリカ相手になると少し違って、罵られながらも年上としての部分が少し出る、そうした姉妹相手のギャップが面白いと思う。エリカは壁サークルの姫で一応同人作家らしいのだけど、経験がないため実はウブというパターンで、お姫様気質の割に若干押しに弱い一面があります。センセもされるがままじゃないんですね。正直、センセを馬鹿にしながらも流されてしまう辺り、いじらしいほどの可愛さがあって……いや、流石は市川緋奈子さんですよ。この人はもうちょっと評価されていい役者だと思うんだけど、18年の活躍に期待しましょう。
3トラック目に関しては購入後聴いて下さいって感じだけど、ユカとエリカ、ゆいちゃんと緋奈子さんの3Pってのは圧巻ですね。聴き応えというレベルを私の中では超えちゃってますけど、あまりM系の作品をやったことがなかったので、こういう世界もあるのかとエロとそれ以外の快感にどハマりしちゃいました。
さて、最後はちょっと真面目な話。この「センセ……進捗いかがですか? ~あなたの進捗と射精を管理します~」が17年最後の出演作になったのは前述の通りだけど、この作品が去年の最後に来たことはゆいちゃんにとってそれなりの意味があることだと思うんですよ。というのも、沖田ユカがお姉さん役なのが結構重要なことでして。
くすはらゆいが表に出始めたのは2012年の夏空のペルセウスからで、丁度5年前になります。ゆいちゃんは時たま当時のことを振り返る際、事務所から期待されていなかったことや、声質とは明らかに合ってないにもかかわらず、少女役は層が厚いからという理由で、お姉さん・お母さん役を狙えと言われていた過去があり、実際、当時のサンプルボイスもそっち系でした。
でも、当然声質にあっていないものを無理矢理ひねり出しているわけですから、そこにはやっぱり無茶な部分もあって、とあるオーディションでそのことを指摘されます。「何か違うね。こっちはどう?」と。そこから少女役にシフトして、夏ペルの恋に抜擢されたり、後々の活躍に繋がっていくわけですが、つまるところお姉さん役というのは、ゆいちゃんが当初進んでいた道の一つなんですね。正しい、正しくないはともかくとして、彼女が進んで、違えたとされる道。
それが5年経って、こうして今作で無理なくお姉さん役を演じられていることは本当に感慨深いというか、声優として役者として、ゆいちゃんの頑張りや成長をハッキリと現してるんじゃないかなぁって。私はそう感じました。
そういった意味でも、この作品は凄い価値があると思うんですよ。古くからのくすはらファンにとっては。もしかしたら、こんなことを考えているのは私だけなのかも知れないけど、あれから5年というそのときに、お姉さん役でオファーしてくれたSLKは本当にありがたいなって、そんなことをずっと考えてたんですよね。
18年のゆいちゃんは既に何本も新作出演が決まっていて、きっと今年はおじさまと女子高生の新作も出るに違いないですけど、これからも沢山、新しい姿を、声を、演技を私たちに見せて、聴かせてくれるんじゃないかなと思います。今や押しも押されもしない大人気声優だから、遠い存在になりつつあるような気もしますけど、追いかけられるだけ追いかけ続けていきたいものです。
最後はちょっと感想とはズレちゃいましたけど、SLKの新作はゾクゾクするほどの快感と、抜きどころタップリのエロが味わえるのでオススメ。DL販売もされるだろうけど、とりあえずメロンでパッケージ買ってみるのが良いんじゃないでしょうか? 自分へのお年玉に是非。
「センセ……進捗いかがですか? ~あなたの進捗と射精を管理します~」
特設ページ:https://sweetlittlekiss.wixsite.com/shintyoku
委託:https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=325540
SLKの作品にゆいちゃんが出演するのは二度目で、一昨年の冬コミで発売された「おじさまと女子高生 ~声には出せない秘密のカンケイ~」でヒロインの美空役を演じています。実は当初の予定ではこの作品の第2弾が夏コミで出るかも? という話だったんですが、諸般の事情で延期になったとのことで、それとは別に制作されたのがこの作品。
おじさまと女子高生が純朴な少女役だったのに対して、今作で演じる沖田ユカはプロの編集者としての肩書きを持つお姉さん。言及こそされてませんけど、おそらくは成人していると思います。そもそもパッケージ絵のイラストがスーツ姿ですしね。
音声CDの定義には疎いので、主人公……と形容して良いのかは分かりませんが、主人公たるエロラノベ作家のセンセの担当編集として、原稿のデキは素晴らしいのになかなか脱稿しない彼を自分の自宅に缶詰して執筆させるというのが今回のシチュエーション。そしてユカには妹がおり、その子が市川緋奈子さん演じる沖田エリカという訳です。
エロラノベ作家と言うことは、美少女文庫辺りで活動しているのかも知れませんが、つまり、美少女文庫とかでデビューすると美人の担当編集が付いて、その人の自宅で缶詰できる……ということなんですね? なんて夢のような話なんだ。しかも、妹がいる女子だけが暮らしている部屋とか。
本編は姉→妹→姉妹の順番で進んでいくんだけど、CDに入っているのは妹までで、3トラック目は都合上DL形式になっています。しかしまあ、本編……発売したばかりなのでネタバレは控えめにいきますけど、エロいより先にあれですね、ホントゾクゾクする言葉責めの嵐が凄まじい。
サンプルボイスの時点で既にわかりきっていたことなんだけど、なまじ自分が冬コミの原稿に追われていて、しかも落としちゃったもんだからダメージが凄くって(苦笑)。
けど、それが快感になるほどの魅力がこの作品とユカのキャラクターにはあるって言うか、癖になる楽しさがあるよね。あ、ごめんなさい、もっと言って、もっと罵って、みたいな、思わずMにさせられてしまうパワーが満載でした。前作の中年おじさんが、大人の余裕でリードしていたのとは全く違い、今作の作家センセは常にだらしのない、情けない男として書かれているのも特徴的。
人の家で執筆しているのに女子の暮らしている部屋に我慢できなくなったのか、いや、我慢できなくて当たり前なのかも知れないけどトイレで抜いてしまったり、それをごくごく冷静な口調で言い立てられて、別のモノが立ってしまったりと、とにかく弱い。そして正直なんです。飴と鞭を使い分けるできる編集のユカが抜いてくれるんですけど、始終、ユカのペースで事は進みます。
ただ、これが妹のエリカ相手になると少し違って、罵られながらも年上としての部分が少し出る、そうした姉妹相手のギャップが面白いと思う。エリカは壁サークルの姫で一応同人作家らしいのだけど、経験がないため実はウブというパターンで、お姫様気質の割に若干押しに弱い一面があります。センセもされるがままじゃないんですね。正直、センセを馬鹿にしながらも流されてしまう辺り、いじらしいほどの可愛さがあって……いや、流石は市川緋奈子さんですよ。この人はもうちょっと評価されていい役者だと思うんだけど、18年の活躍に期待しましょう。
3トラック目に関しては購入後聴いて下さいって感じだけど、ユカとエリカ、ゆいちゃんと緋奈子さんの3Pってのは圧巻ですね。聴き応えというレベルを私の中では超えちゃってますけど、あまりM系の作品をやったことがなかったので、こういう世界もあるのかとエロとそれ以外の快感にどハマりしちゃいました。
さて、最後はちょっと真面目な話。この「センセ……進捗いかがですか? ~あなたの進捗と射精を管理します~」が17年最後の出演作になったのは前述の通りだけど、この作品が去年の最後に来たことはゆいちゃんにとってそれなりの意味があることだと思うんですよ。というのも、沖田ユカがお姉さん役なのが結構重要なことでして。
くすはらゆいが表に出始めたのは2012年の夏空のペルセウスからで、丁度5年前になります。ゆいちゃんは時たま当時のことを振り返る際、事務所から期待されていなかったことや、声質とは明らかに合ってないにもかかわらず、少女役は層が厚いからという理由で、お姉さん・お母さん役を狙えと言われていた過去があり、実際、当時のサンプルボイスもそっち系でした。
でも、当然声質にあっていないものを無理矢理ひねり出しているわけですから、そこにはやっぱり無茶な部分もあって、とあるオーディションでそのことを指摘されます。「何か違うね。こっちはどう?」と。そこから少女役にシフトして、夏ペルの恋に抜擢されたり、後々の活躍に繋がっていくわけですが、つまるところお姉さん役というのは、ゆいちゃんが当初進んでいた道の一つなんですね。正しい、正しくないはともかくとして、彼女が進んで、違えたとされる道。
それが5年経って、こうして今作で無理なくお姉さん役を演じられていることは本当に感慨深いというか、声優として役者として、ゆいちゃんの頑張りや成長をハッキリと現してるんじゃないかなぁって。私はそう感じました。
そういった意味でも、この作品は凄い価値があると思うんですよ。古くからのくすはらファンにとっては。もしかしたら、こんなことを考えているのは私だけなのかも知れないけど、あれから5年というそのときに、お姉さん役でオファーしてくれたSLKは本当にありがたいなって、そんなことをずっと考えてたんですよね。
18年のゆいちゃんは既に何本も新作出演が決まっていて、きっと今年はおじさまと女子高生の新作も出るに違いないですけど、これからも沢山、新しい姿を、声を、演技を私たちに見せて、聴かせてくれるんじゃないかなと思います。今や押しも押されもしない大人気声優だから、遠い存在になりつつあるような気もしますけど、追いかけられるだけ追いかけ続けていきたいものです。
最後はちょっと感想とはズレちゃいましたけど、SLKの新作はゾクゾクするほどの快感と、抜きどころタップリのエロが味わえるのでオススメ。DL販売もされるだろうけど、とりあえずメロンでパッケージ買ってみるのが良いんじゃないでしょうか? 自分へのお年玉に是非。
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