メダロットの新作が8年ぶりぐらいに出るらしいですね。コミックボンボンが廃刊、休刊だっけ? してから結構な月日がたち、かつてのメインが再始動をはじめたようです。イマジニアはもうないから、子会社のロケットカンパニーが作るらしい。
完全新作であって、リメイクとか続編ではないらしいけど……世界観は繋がってるのかな。

ボンボン読者だった私は、当然のごとくメダロットには強い思い入れがあります。連載開始前、ほるまりんが原稿の持ち込みに行った際の話も良く覚えていますし、連載1話からすべての話を読んでいた。ゲームも当然買ったし、ポケモンと違ったシナリオ重視のストーリー性の高さ、さらに何気に存在する恋愛ゲーム的要素に強い影響を受けましたね。私は元来SF好きなので、単純なミリタリーよりはロボットとかのほうが好きなんですよ。
まあ、私は今も昔もゲームが下手だったので、メダロット1のときはまさかの振られるENDだったんですけどね。失恋とはまた違う気がするし、あれは振られたんだ。フラグとか、立っていたのかも分からないけど、とにかくバキバキ。でも、良いんだ。私はキララよりナエが好きだから。あの漫画版に出てきたときの、白衣のブカブカっぷりがたまらない。メダロット魂? そんなのは知らん。
だから、私としてはイッキよりヒカルだし、アリカよりキララ、ナエに思い入れが……カリンはなぁ、ゲーム版とアニメ版でキャラが違い過ぎるし、漫画版は空気だし。アニメ版に関しては声の都合上、大好きなんだけどさ。基本的にアニメ版はイッキが少し不遇だった気がする。だってカリンはなんだかんだでコウジのほうに行ったし、アリカなんて世界大会の準決勝に出てきたベルモットに惚れちゃうし。そう考えると、最終回になって再登場したタコ焼き屋の娘のナダコは良いキャラだったかも。
ただ、基本的には漫画版が好きだわ。ボンボンがコロコロとかいう玩具のカタログと違う存在でいられるのは、ああいう重厚感と深みのある漫画が存在してこそだと思う。サイボーグクロちゃんもそうだったけど、あの頃のボンボンは哲学的というか、SFだった。イサナガミのばあさんとメタビーの会話、そのあと月のマザーと戦って殺されるところ、そして最後に月のマザーがヒカルとメタビーに問いかけるシーンは最高過ぎる。

そのメダロットの完全新作ということで、私は普通に買おうかと思っているんですが、漫画のほうはどうなんでしょうね。ボンボンはもうないから、漫画の復活はしないんでしょうか。ポケモンのようにその気になれば延々と続けることが出来るアニメがある一方で、メダロットのように明確なストーリーを定めたがために区切りをつけなくてはいけない作品もある。ポケモンを否定するつもりはありませんが、その点は薄っぺらいよね。定番化された形、いわゆるパターンを持っている作品というのは長期的に考えれば強いんだけど、持続させることの難しさ、大変さがあるから中だるみも起きやすい。ポケモンファンがどれだけいるか知らないけど、ポケモンとドラえもん、それにアンパンマンを毎週欠かさず見ている人ってのはそれほどいないんじゃないかな。さらにいうと、これらの作品って一週や二週見なかったころで、別に差し障りはないじゃないですか? これをもっとオタク向けの作品で表現すると、絶望先生も同じようなもんで、あれもドラえもんみたいなパターンが確立されてて、のび太がドラえもんに泣きつくのと、絶望先生が「それは、○○ですね」とか言って現れるまでの流れは、本質的には同一のものなんですよ。
こういった確立されたパターンがない、つまり、話全体を通してのストーリーがあるからこそ、メダロットは長続きさせることが出来なかった。話としては面白いし、傑作ともいえるんだけど、それは完結した一つの作品だからであって、永続的にシリーズを存続させるだけの力はなかった。どちらの手法が良いかなんて、それは芸術とエンターテイメント、どちらに価値があるのかと言っているようなものだけど、私はどちらも価値があるし、創作という分野においては必要なんだと思う。

ネットに上がっている画像を見る限り、新作の主人公となる少年は帽子をかぶっているようです。帽子……なんだかポケモンみたいな感じがして微妙ですけど、野球小僧かなんかでしょうか。帽子=野球という貧弱な発想なわけだけど、メダロットシリーズの主人公は極端な奴が多いから、メダロットにまったく興味がないか、それとも凄い興味を持っているかなんですよ。それはポケモンと違って、メダロットが金を出して買う玩具の域を出ていないっていう証拠でもあるんだけど、果たして新作はどこまで踏み込んだ話を書いてくれるのか。そして、ナエより可愛いヒロインは出てくるのか。少なくともほるまりんの絵柄は大して変わってなかったようで安心しました。同人誌即売会ではいつもニアミスしてます。そういや、藤岡建機はもうメダロットには関わらないのだろうか。鉄乃巨刃とか、あの辺りの人もメダロット大好きだからなぁ。ポケモンと違ってクリエイターとか、玄人にもファンが多いから、反応が気になりますね。
テアトルダイヤにて空の境界最終章と、センコロールを見てきました。平日の夜に映画を2本も見るなんて珍しいことをしてみたけど、時間が上手く取れたので。東京方面から池袋まで行くのは面倒だったけど、テアトルダイヤでしかやってないんだから仕方ない。
サービスデーだから2本観ても2000円だったわけだけど、正直どちらも値段以上の価値はなかったかな、という印象。

テアトルダイヤは、丁度一年ほど前のマシュランボーイベントで行って以来、リニューアル後は初めての来場となるんですけど、なんというか狭くなったね。ロビーはともかくとして、スクリーンを2つにしたもんだから、1スクリーンごとの場内が凄い手狭に感じた。もう、イベントみたいなことは出来ないんだろうなと思うし、まだ慣れてないのもあるんだろうけど、なんかしっくり来なかった。
チケット引き換えてから上映までしばらく間があったので、新宿書店のほうに足を運んでみました。昔は、旧ゲーマーズ池袋店と同じビルにあった書店ですが、今もアニブロゲーマーズが入店しているビルの隣にあるので、なんというかその手の店舗は近くにあるのが定めなのかなと。もっとも、移転した新宿書店池袋店舗に関しては、かなり規模が縮小しているというか、想像以上に手狭で横浜のたちばな書店よりも狭かった。目当ての本は当然なかったし、というかアンソロジーコーナーが凄く小さい。気づかないほど小さい。やはり新宿店に行く方がいいのか、それとも素直に秋葉原で探すべきなのか、趣味ではないがネットで注文した方がいいのか……基本的に考え方が古いから、本だろうとなんだろうと店で買うものだと思ってるんですよね。エロゲに関しては、オフィシャル通販特典とかがあるから妥協しているけど、本当は店舗で買うのが大好き。
新宿書店に寄った後は隣のセブンイレブンで飲み物買って、テアトルダイヤに戻る。空の境界もセンコロールも同じ列の似たような席を取ったんだけど、空の境界のほうはど真ん中だったかな。上手い具合に席があったもので。客の入りは、空の境界のほうは半分と少し入っていたぐらいか。まあ、センコロールと違ってテアトル新宿とかでも見られるし、そもそも連日4回も上映しているわけだから段々と観る人が少なくなっているのかも。逆にセンコロールはモーニングショーとレイトショーの2回のみ、関東ではテアトルダイヤだけの上映だから人が集中しやすいんでしょう。平日の朝から映画を観られる環境にある人がどれだけいるのかは知りませんが、レイトショーに集中するのも分かる気がする。昨日がサービスデーってのもあったんだろうけどさ。

空の境界最終章に関しては、まあ、こんなものかという感じ。きのこには昔から薄い縁があるもんで、彼を崇拝している人間を見ると失笑してしまう嫌な奴なんですけど、それはあくまで個人と個人の問題。映画の内容とは関係ない。ただ、その映画にしてみてもなんというか、パッとしないというか、声優の演技は高評価なんだけど、映像的やシナリオ的に考えると……地味だよねぇ。元々、空の境界自体が話としては複雑で、いや、複雑なように見せかけている作品だから映画という媒体で表現するにも難しいんだよね。今のラノベアニメの多くに言えることだけど、文章として完成されている作品を映像に置き換えるのは結構な技術と能力がいるわけで。私は所謂カニバリズムに対する嫌悪感を持っている人間なので、最初からこの話に関しては嫌いであるという認識から観ていたので、上映後もその評価は大して変わらない。気持ち悪いったらありゃしない。ユーフォーテーブルは作画と動画クオリティだけならトップレベルだから、生々しい表現と映像を見せつけてくるわけで。肉が食えなくなるじゃないか。
空の境界最終章は、話自体はまったくもって解り易い。上で複雑だと書いたけど、それは空の境界という全体を考えてのことで、この7章に関してだけ言えば要するに伏線の回収や過去への決着であるからして、出来る限り分かりやすくないと意味がないんですよ。そう考えると映画のラストは肝心な部分、第三の両儀式が登場しなかった点で説明がし切れていない気がするけど、敢えてそれを削除することで小難しい部分を出さずに済んだというか……それでも全体的に地味だわ、やっぱ。音楽と映像、シナリオがかみ合ってない。いや、音楽と映像にシナリオが追い付いていないというべきか。空の境界自体、別に大作でもなければ傑作でも名作でもない作品だから、これは仕方ないのだろうけど。
声優の演技力については文句なかったし、特に保志総一郎は見事としか言いようがなかったけど、よくよく考えれば主演の鈴村健一とは事務所の先輩、後輩の間柄。某作品を踏まえるとなかなかに因縁のある相手ですね。あ、そう考えると坂本真綾もか。
まあ、1章~6章まで観てきた作品だから最後まで観ようと思ったわけだけど、最初から最後まで私にはピンと来ない作品だった。精々、3章が良かったぐらいか。内容的にはともかく、能登麻美子の演技が。そういえば、最終章のスタッフロール見て、たなか久美がレポーター役で出演しているのを見て目を疑ってしまった。移籍して改名してから名前見なかったけど、こんなところで声を聴けるとは。まあ、声で気がつなかったから驚いたんだけどね。いやー、凄いびっくりした。

センコロールに関しては、花澤香菜がヒロインってだけで観るのを決めた作品だから、事前情報は公式サイトぐらいなもので、そもそも来たいとかそういうのをして観に行った作品じゃありません。自主制作アニメーションと言われてもそんなものは数年前に新海誠がやってますし、一人で作ったから凄いというわけでもないでしょう。器用だな、とは思いますけど。
30分の作品ということで足早な内容でしたけど、映像的にはあんまり動かない。とんでもなく動くのかと思ってたのに、これといって動かない。面白くないわけじゃないし、個人で作ったということを考えれば、まあ、こんなものかという感じではあるんだけど、お話としては全然尺が足りてない。なにがしたいのかは分かるんだけど、なにがしたかったのかを伝えてるだけというか、一つの大きな話、例えば1クールないし、2クールのアニメの1話を切り取っただけというか、そんな印象を受ける。30分のアニメ映画ってのはそう珍しいものじゃないけど、深みが足りないんだよね。内容的に。続編を匂わせるような構成の仕方も、私としてはあまり好きじゃない。後、下野紘はともかくとして、花澤香菜があんまり合ってないんじゃないかな。結構、アニメ声の人だから、ああいう色合いのアニメのヒロインだと声が浮いている気がする。まあ、この二人も共演が多いから、掛け合いという意味では自然だった気もするけど。
だけどまあ、それでも個人製作ということを考えると、これと言って酷評するようなところもないし、決してつまらないわけじゃなかったから良いのかも。空の境界よりは面白かったと思うし。斬新さは皆無だけど、新鮮味はあった。

でも、正直にいえばシネ・リーブル池袋で星に願いを Fantastic Catでも見た方が良かったような気がしないでもない。あれは5日まででしたか。さすがに観に行く時間はないなぁ。金銭的にも厳しいし。一つ言えるのは、空の境界にしろセンコロールにしろ、DVDを買うようなものではないね。まあ、センコロールは明らかに続編を狙っていそうだし、もう少しだけ見てみたいという気はするんだけど……いやはやなんともはや、どうなることやら。
今の小学生のお小遣いって、平均いくらぐらいなんですかね? 私は割といい年まで小遣い制ではなかったので、自分のことを思い返してというわけにもいかないのですが、高学年なら1500円ぐらいは貰ってるのかな? いや、しかし娯楽の多い今の世の中だ。1000円~1500円程度で1ヵ月過ごすなんて出来るのだろうか。私なんかはコミックボンボンさえ買えれば、後は図書館で済ませるような生活を送っていたからともかく……でも、今は不景気だからそんなに多くはないのかな。子供によっては携帯代だって掛かるんだろうし、となると1200円ぐらいが妥当か。大人である私からすれば少ないけど、子供にとっては大金になるのかな?

私は今も昔もケチな人間だから、買い食いとか飲食に対して金を使うことをあまりしません。食事は基本的に自炊だし、職場にも弁当持参で食費を出来る限り抑えてます。だから、子供のころも駄菓子屋に行ってとか、今の子供なら基本はコンビニですか? そういう場所で飲んだり食べたり、ジュース買ったり、お菓子を買ったりという経験がほとんどありません。ファーストフードにしたところで、地元には寂れたモスバーガーが一店舗あったぐらいで特に興味もわきませんでしたし、マクドナルドが駅の向こうに出来たのもそこまで昔の話ではありません。横浜の僻地ですからね。
モスも潰れて、マックも一年の内ごくたまに利用する程度の私は飲食に対してどケチなわけですけど、それでも子供のころは金が有り余っているという印象はなかった。なにに使っていたのか、エロゲか、同人誌か、大方そんな気もするけど、そもそも小遣いというものをなにに利用するかが実体験としてあまり見えてこない。
今はもう、大抵の小学生は携帯を持っている時代みたいですし、それを踏まえて考えると世代の差、時代の違い、そういうものを認識せざるをえません。感覚が違うんですよ。自分の世代とは。かつて自分が子供の頃、小学生だった頃の常識と、今の世の中を生きる現役小学生の常識では違いがあり過ぎる。時代や文化は常に新しいものへと流れて、切り替わっていくわけだから、いつまでも古い感覚が通用するかと思ったら大間違いなわけですよ。例えば、私が小学生のころは三学期制といって一年を三つの学期に分けて授業を行う方式がとられていましたが、いつの間にか横浜市すべての小学校で二学期制が採用されています。つまり、その学校に通う子供たちは三学期制がなんたるかなんてまるで知らないわけで、ここに意識と認識、感覚の差が生じるわけです。

なんでこんな話を書いているかと言うと、実は前々から若い物書きの間で議論が続いている一種の悩みみたいなものなんですよ。少し前までのブームを引きずっているせいか、未だにライトノベル作家を目指す人間という奴は多いもんで、彼らにしろ現役のライトノベル作家にしろ、現代社会なり世界が舞台の話を書く人間、特に多いであろう学生や学校をメインにした作品を作る人間にとって、上記の問題は決して看過出来るものじゃありません。私の師匠なんかもよく言ってますが、ライトノベル作家なんてのは長続きしないんですよ。早くにデビューすればその分燃え尽きるのも早いし、かといって遅くデビューしても、何年、何十年も続けられるかと言われるとそんなのは無理です。神坂一みたいな人はともかく、一般的に四十代、五十代にもなって中高生が主役の学園物を書き続けることができると思いますか? どんなに情報収集したって、勉強を試みたって、感覚の差は開くばかりですよ。
だからこう、現在のライトノベルにおける学園モノ一辺倒みたいな流れは作家潰しにもほどがあると思うんですがねぇ。おっさんに若い子の気持ちなんてわからないんだよ。私はまだまだ若いけど。
ライトノベルが中高生を対象としている以上、舞台が彼らの身近なものになるのはある意味では仕方ないことで、ありきたりと言われようが重要なことではあるんですけど、それを持続させることの難しさ、保つことへの限界のようなものはやはりあって、ライトノベル作家も一生ライトノベル作家やっているわけにもいかないというわけです。ここで方向転換できれば生き抜くことも可能ですが、大抵はそれが出来ずに沈んでいってしまう。
まあ、上にも少し書いたけど今は新人賞が多くなったせいか若くして賞を取ってデビューなんてのも目立ちますけど、そういう人に限って書きたいものが定まってない、もしくは書きたいものが限られているからすぐにダメになってしまうんですが。そこがライトノベル作家の難しいところというか、ある程度書き続ける、良いもの書くには経験が必要で、二十代も前半のような若者にはそれが欠けている。かといって二十代後半、三十代前半になってくると段々とではあるけどライトノベルというものが書けなくなってくる。
だから、踏み台として考えるのが一番いいんですよ。ライトノベルで一生食っていこうなんてのは90年代の発想だから、適当なところで切り上げて普通のエンタメ、SF、ミステリーにいくのが一番なんです。桜庭なんてその典型じゃないですか。あの人がラノベにあっさり見切りをつけたのをファミ通文庫経由で聴いたときはさすがと思いましたし。

なんか最後の辺りはずいぶん話が脱線してるけど、今度小学生が主人公の話を書こうとしてまして。上ではライトノベルを例題にしたけど、実はこれが児童書だった場合はまた状況が変わってきます。児童書を書くのは私の夢の一つだけど、残念ながらこれから書くのはそうじゃない。勝手なイメージだけど、児童書に関しては人間的な深みがとても重要だと思っているので。さて、とりあえず横浜の街に繰り出すか。
選挙に行ってきました。私も選挙権のある成人男性として、国民の義務を果たしてきたわけですが……いや、納税の義務に対する権利として選挙権が存在するのかな? まあ、どちらにせよ日本国民として果たすべきことですし、昼過ぎに投票所のほうへ。地元の集会所だったけど、投票は午前中に集中したのか私の他にはじいさんしかいませんでした。

衆議院選の他に市長選と最高裁裁判官の国民審査もあったので、合計で4枚の紙を書いたのかな。衆院選はほら、小選挙区と比例区があるから。まあ、誰に投票したかなんてここでは当然書けませんけど、選挙特番を見ているとなにかこう、違和感があるんですよね。
政党を選ぶ選挙、政権を選ぶ選挙というのは今に始まったことじゃなくて、政権維持を訴える政党と、政権交代を声高に唱える政党の争いというのはいつものことです。今回は前回の郵政選挙と同じく、目に見える構図、わかりやすい対立というのを形として国民に示せたように思えるけど、なんだかね。私は政権維持を目的とした政治には否定的だけど、それによって国が損なわれず、社会体制が守られるなら問題はないと思っていまして。
国民は不満を抱えている、なにに対して? 誰に不満を持ち、なにに失望して、どこに期待と展望、希望を抱いているのか。私にはイマイチそれが見えてこなかった。
私みたいな貧弱な政治思想、価値観しか持ち合わせていない人間があーだこーだと言うのもどうかとは思うんだけど、何年、何十年と政治家をやってきた人間たちがバタバタと倒れていく様には、うそ寒さのようなものを感じました。
票というのは本来、政治家個人に入れるものであって、もちろん比例区は政党や政治団体に入れるものだけど、私はもっと個人というものを見た方がいいと思う。この政党だからとりあえず入れろとか、あの政党だから今回は入れないとか、政党ではなくて政治家個人を判断するのが、本来の姿形なんじゃないのかな。
個人的な意見に過ぎないから、それが正しいことかはわからないし、政治家だって結局は当の看板背負って戦っているんだから、意味のない話かもしれないけど。
要するに選挙権持ってるなら、選挙ぐらいは行こうよって話。誰に入れたって変わらないとか、たった一票とか思っているなら尚更で、その程度の義務すら果たせないようでは国民として終わっている。民主主義国家として、まだまだ未熟な所以ですね。

なんてデカイ口を叩いているわけだけど、本心では選挙特番のせいで毎週聴いているラジオ番組が午前3時から放送になることを不満に思っているような男です。いや、これは選挙がどうとかいう話ではなくて、そんな時間から放送するなよと。素直に休止しておけばいいじゃない。普通に明日だって仕事なんだから、そんな時間からじゃ聴けませんよ。
結局、2時ぐらいにチャットも出てしまったので聴かなかったんですけど、アニサマの感想とかだったのかな。行かなかったけど、武道館のチケットがそこそこ良さげだったので満足。1日目がアリーナで、2日目がスタンド。まあ、少しぐらいは近くで見たかったし、かといって両日近い位置だと疲れちゃうからね。2日目はまったりできそうです。ただ、アリーナに関してはどれだけ近い位置なのか、イマイチよく分かっていないという。
ここまで書いて誰の話かわからない人は、あまり声優に詳しくないと見た。まあ、堀江由衣のことなんですけどね。ファン歴10年以上、長いお付き合いをさせていただいています。自分でもなんでファンをやっているから良く分からない声優ナンバーワンなんですけど、ほとんど惰性で続けているという。特に辞める理由もないというか、つまらない人ではないから。今年で33歳だっけ? 私はアイドル声優の賞味期限は34歳までだと思っているので、これを過ぎてしまえば後は消費期限までの日々を過ごすだけになり、上手い具合に転向できないと消えるだけです。そう考えると、堀江さんも今が勝負時なんですよね。なにを思ったか最近はアイドル声優活動に熱を入れてますけど。20代の頃より積極的って、なにかおしくない? 三十路を過ぎたことで心境の変化があったのかもしれないけどさ。

まあ、そんな私も最近では牧野由依のほうが好きだから、堀江由衣に関しては適当にファンやっていくと思います。元々、そこまで熱を入れていたわけでもないというか、必死だったのは一時期のみ、それでもイベント行くためにヘリまで乗ったのは堀江由衣だけか……若かったな、あの頃は。好きな声優のためならなんでもできると思っていた。別に黒歴史ではないけど、どこか気恥かしい思い出です。
武道館がどのような感じになるかはともかく、気楽に参加しようと思います。本音を言うとせっかくの5連休に九段下なんて行くのは馬鹿馬鹿しい気もしてるんですけど、チケット申し込んだときはそこまで考えなかったからなぁ。
魅力ある舞台設定というのはなんでしょうか。最近デジモンを見ていて思ったんですけど、あれほど現実における舞台設定に拘った作品も少なくて、お台場という場所や空間を見事に利用しています。なにせ、フジテレビ出てくるからね。ヴェノムヴァンデモンにぶっ壊されるけど、放送局を大胆にも利用するやり方と、登場人物の親がフジテレビ勤務という設定は今も昔も結構新鮮だと思います。

貴島煉瓦もそうだけど、お話の舞台、街に拘る人ってのは結構多くて、作品によっては顕著にそれが現れます。例えば、2006年に公開された映画、劇場版BLEACH MEMORIES OF NOBODYなんかは八王子市を舞台に物語が展開してて、実際のアウトレットモールを元にした施設が出てきます。工業的にはイマイチだった映画だけど、私は結構好きですよ。茜雫可愛いよ、茜雫。
話がそれましたけど、聖地巡礼なんていう行為ができるぐらいには明確に舞台のモデルを設定している作品は多々あって、それはその舞台となる街や場所に、なんらかの魅力を感じているからだと思うんですよ。街に対する個人的な愛着であったり、物語を進行するために適しているから選ばれたり、理由は色々あるにせよ街というものに対する重要性を物語っています。好きな街、良い街、便利な街、不便な街、嫌な街に、変な街、そういう様々な街がある中で、自分にとってこれだと思う街を選ぶ。それは地元であったり、全然知らないようなところだったり、もしかしたら憧れの場所かもしれない。
映画やアニメ、漫画やイラスト、そういった媒体において必要な視覚的イメージを表すには、モデルがあった方が分かりやすいからね。ゲームなんかも、エロゲ屋ギャルゲの聖地巡りは色々あるし、友人がメモリーズオフシリーズの舞台訪問と称して江の島辺りまで行ってました。正確には片瀬江ノ島、藤沢近辺なんですけど。あのシリーズもなんというか、一つの街に止まることで時代の流れを明確に感じさせてくれるというか、あれも街に対する愛着なんですかね。まあ、あそこ以外が舞台のメモオフなんて想像出来ないけど。

私は物書きだけど街に対する愛着というのはそれなりにあって、昨日の日記にもそれがにじみ出てますね。好きなんですよ、横浜って。少なくとも秋葉原や池袋、新宿や川崎なんかよりはずっと好きで、地元だけに思い入れも強い。けれど、横浜を舞台にした小説というのは未だに書いたことがなくて、そもそも明確に舞台を、街を選んで話を作ったことが私はないんですよ。これには理由があって、私には街というものを描写する技術が足りないんです。それは絵で街を表現することと文章で表現することの違いであり、例えば最寄駅から自宅までの駅を地図にしろと言われたら、絵であればさほど難しいことではないと思います。でも、それを文章で説明しろと言われたら? 文章を持って駅から自宅までの道を書けと言われたら? 私にはそれが出来なかった。完成した文章を他者に見せて、その文章を元に絵の地図を描いてもらったけど、結果は散々でした。つまりは私には道のりというものが上手く描写出来なかったわけで、街並みというものが上手く表現できなかったのです。アレはショックだった。
文章技術向上のための基礎みたいなものだけど、これがなかなか難しいんだわ。未だに納得いくものは書けないし、満足させられるものが作れない。興味のある人は実践してると良いですよ。文章だけで自分の家までの道を書いて、自分の家に来たことがない友人、知人にそれを見せて、地図を描いてもらうだけですから。もしくは、その文章だけで自分の家に来ることができるか実験するとかね。まあ、後者は面倒だけど、前者は簡単でしょ。上手く出来た人は文章の組み立て方と描写力が素晴らしいということです。

横浜では今、開国博とかいうお金の無駄遣いイベントをやってます。150周年がどうとか言ってますけど、現実的に失敗しているイベントなので、きっと赤字です。まあ、インフルエンザがどうとか大変な時期だから、仕方ない部分もあるんでしょうけど少し大掛かりにやり過ぎたんじゃないかーと。
まだ行ってないんですけど、9月の中頃で終わりでしたっけ。近々みなとみらい近辺を取材も兼ねて歩こうと思っているので、気が向いたら行ってみようかな。なんの取材かって? いよいよ私も横浜を舞台にした作品を書こうかと思いまして。地元は横浜市の隅っこというなんの面白味もない場所だから、いっそのこと桜木町とか野毛の辺りが良いかなって。新高島もそうだけど、歩いたり、自転車で走ってみたりすると凄い楽しいと思う。
手始めにまずはワールドポーターズと赤レンガ倉庫に行ってみようかな。
街に根付く人たちへ
先日、空の境界最終章とセンコロールとかいう映画を観に池袋まで行ったんですけど、満席で観ることができませんでした。仕事切り上げて直行したんですけどね、さすがにサービスデーともなれば人気なのでしょう。本当はWebで事前にチケットを取る予定だったのですが、なにかの不具合かシアター2の予約がサービスデーに適応していなくて買えなかったのですよ。まあ、今は直っているみたいですけど、あれでチケット取れてれば池袋までの交通費と移動時間を無駄にしないで済んだのに。

まあ、せっかく池袋に来たのだからと思い、とらのあなだけ寄って帰りました。卸した夏コミ新刊の確認というわけですけど、秋葉原店よりも池袋店のほうがすっきりしていていいですね。さすがに平積みされるほど冊数は残っていなかったけど、5冊ほど確認できました。何冊卸されたかは知りませんが、店舗では結構好調な様子。
さて、そんな夏コミ新刊ですけど、通販頒布のほうもスタートしています。前にも書いたって? いや、ここにきてやっと通販ページにもサンプルが載るようになって。というのも、夜に変な電話が掛かってきたんですよ、とらのあなから。唐突に携帯が鳴って、それも千葉の市外局番で。千葉県に知り合い……は、いることはいるんですけど、基本的にメールのやりとりだし、そもそも携帯の番号を知ってます。はてさて、どこのどいつだと思いながら電話に出てみると、なんと株式会社とらのあなと名乗るではないですか。
いきなりなんの用だと思いつつも応対すると、どうもWeb上の通販ページで使うサンプルについての問い合わせだとか。事前発注と同人誌登録用紙に書かれている番号だと弊社のページの数え方によって云々と、まあ、記載の仕方が間違っているよーということを言いたかったらしいんだけど、そもそもこちらとしれは事前発注、事前予約用に添付したファイルの番号を指定しているわけで、それを使わなかったのはそっちじゃないか、と言いたい気分というか実際に言ったんですけど、それはともかくとしてサンプルにはどれを使うかという話し合い。面白いのが、いちいち口で説明してくるんだよね。そのページごとに声に出して、「○○というセリフで始まるページですか?」とか、「女の子の胸を男がはむという擬音で~」とか、向こうも仕事だから慣れてはいるんだろうけど、プロ根性ってすごいですね。私は失礼ながら笑うしかなかったというか、応対しているこっちのほうが恥ずかしかったw
羞恥という感情が、私にも残っていたのかと再確認ですよ。

http://www.toranoana.jp/mailorder/article/04/0010/18/86/040010188663.html

そんなわけで、指定したサンプルが載っている通販ページは上記アドレスから飛べます。コミケから早くも2週間、かなり時間がかかりましたね。弱小サークルとしてはあんまり喜べない話ですけど、こんなに時間がかかるならもう少し店舗重視にしてもよかったかも知れませんね。地元の横浜店ぐらいには回しても良かった気がする。まあ、私自身、横浜店を利用することはないんですけど。リニューアルしてから一度も行ってないし。広くなったという話だけど、新宿店より狭いことで有名な店舗が使いやすくなったんでしょうか?
基本的にメロンブックスと、その下にあるゲーマーズを利用するのであんまりとらのあなとは縁がないんですよね。あのときメロンに振られなければ、と今でも思います。振られた女のことを引きずるとは、未練たらしい男ですね私は。でも、とらのあなが横浜に出来たのはここ数年のことだし、10周年を迎えた横浜店とは長い付き合い、思い入れが違うんですよ。まあ、それを言ったらゲーマーズもだけど、考えてみればゲマ屋横浜店って現存する店舗では一番古いというか歴史があるんだよね。他の店舗は移転とか、リニューアルとか、とにかく色々あったわけだけど、横浜店はあそこから動いてないからなぁ。メロンは10年の内に上の階にもフロアを増やしたけど、ゲマ屋はあの2フロアで上手くやって……いるのかな、どうにもメロンと違って書棚の配置が微妙なんだけど。あの配置ってしょっちゅう変えてるよね。まあ、変えないと足の踏み場もないような店舗なんだけど。やれやれ。
アニメイト横浜店の特殊性、ゲマ屋とメロンの歴史、そういうのを考えると横浜にあるアニメショップというのは一癖も二癖もあるようなやつばかりです。撤退したボークスいつの間にか戻ってきたし、イエローサブマリンも地味に残っている。まんがの森が気がついたらふぐ料理屋になっていたのはびっくりだけど、ソフマップギガストアは健在。それでも、HoneyHoneyはあまり好きになれないが。

そういやアソビットシティの大半が閉店するようですね。ハルカナソラを予約してるんだけど、引き取りはどこですればいいのだろう。かつては鳴り物入りで秋葉原に登場した日本最大級のホビー店も、分裂後は衰退の一途でしたか。あぁ、でも今調べたら地下のエロゲコーナーは営業を続けるみたいだし、それなら別に問題はないのかな?
ハルカナソラさえ引き取れればなんでもいいやー。
いやー、疲れているときに英雄は効きますねぇ。身体の底から元気が湧いてくるというか、男に生まれたことが誇りにさえ思えてきます。まあ、上の動画はディアボロモンの逆襲のMADですけど、原曲がウルトラマンネクサスの曲である事は忘れないでほしいですね。意外と楽曲の元ネタとか、知られてないこと多いから。

オメガモンっているじゃないですか。ウォーグレイモンと、メタルガルルモンの究極体同士がジョグレス進化した、当代最強の人気ナンバーワンデジモン。上の動画に出てくる白い奴がそうなんですけど、最近ふと思ったのが、ロックマンゼロ3に出てくるオメガってこれが元ネタなのかもしれない。名称についてはともかく、偶然にもこの両者には共通点があります。オメガは本体こそゼロのオリジナルボディを持っていますが、第一形体、第二形体とそれぞれ異なる形を見せてきます。第一形体は白色の装甲に身を包んだ姿で、第二形体は両腕に剣と砲を持つ巨人、どちらもオメガモンに共通する部分です。第一形体はその色合いと外見、胸のあたりの模様なんかが似ている気がしますし、第二形体はなんと言っても両腕の武器がオメガモンと鏡映しになっています。オメガモンは右腕にガルルキャノン、左腕にグレイソードを持っていますが、オメガ第二形体は右手が巨大なゼットセイバー、左手が巨砲のエクシードバスターです。もう、武器からしてそっくりじゃないですか。
さらに、オメガモンはディアボロモンの逆襲においてアーマゲモンの圧倒的破壊力の前に叩きのめされ、倒されますが、その際に両腕のガルルキャノンとグレイソードが外れて落ちるというシーンがあります。完全敗北を現した衝撃的なシーンですが、実はオメガの第一形体も倒したときは両腕から崩れ落ちるのです。いやはやなんともはや、これは果たして偶然なのでしょうか?
オメガモンが初登場したぼくらのウォーゲームは2000年の映画ですし、再登場して敗北するディアボロモンの逆襲は2001年の映画です。ロックマンゼロが発売されたのは2002年で、3に関しては2004年だから事前に映画を見て影響を受けた可能性は大いにあります。まあ、それでもこじつけや偶然の域を出ていないのですが……見れば見るほどそっくりというか、類似点・共通点を見いだせるような、そんな感じがします。シリーズ全体で考えると、そもそもゼロの声からして風間勇刀さんじゃないですか。風間勇刀さんといえば、デジモンのヤマト役でデビューした人ですし、きっとそこには深い繋がりがあるに違いない。最近見かけないけど、きっと元気に走っているんでしょう。あの人、レーサーだから。

最近の日記がデジモンばかりなのは、単にマイブームだからってだけなんですが、そろそろ8月も終わるということでHPのほうも動かしていこうかと思います。冬コミの準備も兼ねて、逆襲の救世主を修正しつつアップしていこうかと。ただ、あまりにもファイルが多すぎるのでどれが最新なのか、それともネットにある方が多く修正してあるのか、その差が分からなくなっているという。続きもボチボチ書かないといけませんしね。まだ若干騒がしいんだけど、これ以上更新を停止しているわけにもいかないし。
とはいっても、仕事のほうが今凄い忙しいんですよねぇ……色々追い詰められているというか、ノルマや納期じゃないけど気楽に気長にやっているわけにもいかなくなったらしく。まあ、この不景気では他に仕事もないし、私のようにこれといった取り柄もない人間は業界の片隅で地味に生きていくしかないんだよなぁ。老舗にいるとはいえ、私は居候みたいな存在だし。多分、出版業の中でもかなり変わった立ち位置にいるんじゃないかと。給料が上がったのは嬉しいけど、その分忙しくなったことを考えると素直に喜んでもいられない。まさか、この景気に給料を上げてくれるとは思わなかったけど、元々待遇がそれほどいいわけでもなかったしなぁw ありがたいことなんですけどね、仕事があるというだけで。人間、食べていくには働かないといけないわけで、自分に与えられた仕事はこなしていかねばならないのですよ。当たり前のことだけど、そんな当たり前のことすら理解できない奴が中にはいるもんで。誰とは言いませんが。

そういえば、ヨスガノソラスレで小耳にはさんだんですけど、電撃姫で穹&梢(委員長)の描き下ろしシーツを誌上通販するとか。まだ先の話になりそうですけど、既にラフは上がっているとのことなのでチェックしてみようと思います。まあ、普通に2~3枚は買いますけど。当たり前の話ですが。
ただ、リニューアルしてから一度も買ってないんですよね、あの雑誌。明らかにメガミマガジンを意識した表紙というかロゴに変わりましたけど、まあ、リニューアルしたのも随分前の話だし、その話は今さらというものでしょう。丁度、メガマガが発売する時期ですし、それに合わせて買っておこうと思います。
やっぱり、02のラストは納得いかねー!
コンセプトは良い、しかし、カップリングがダメだ。太一と空はまあいい。空がヤマトとくっつこうが別に構いやしない。タケルとヒカリについても、100万歩譲って諦めよう。むしろ、それをすることで究極の太一×ヒカリルートが誕生するかも知れない! デジモンでカップリングを語るのが不毛だというのは判ってる。でも、妄想せずにはいられない。私の中では光子郎とミミはくっついたことになってるし。丈? あれはほら、ディアボロモンで自転車借りたメガネの女の子がいるじゃないの。メリケン人? 知らん、そんな奴。とまどいがある限り光子郎とミミは無敵だ。

とかなんとか書いていると、お前どんだけデジモンが好きなんだよ! などと誤解を受けそうですが、別に私はデジモンが嫌いじゃありません。そこまで好きではないですけど、面白い作品だとは思いますし、名作や傑作といわれるのもわかります。身内に対する遠慮から家で見ることは少なかったんですが、身内に遠慮や配慮をすることの馬鹿馬鹿しさを再認識したので最近はよく見ています。まあ、02以降のシリーズは見たことないんですけどね。02のラストがあまりにも衝撃的だったので、その時点で作品を封印してしまった。
以前の日記でサマーウォーズの予習として引っ張り出してきたデジモンですけど、ウォーゲームとディアボロモンの逆襲を連続してみたらなんか火がついてしまいました。毎日数話ずつですが、時間作って無印を観ています。ただ、チマチマと視聴するのが非常にまどろっこしく感じているので、休日にでも一気に観ちゃうかも。来月の大型連休まで待てるか……いや、それは02を観るのにあてればいいとして、となれば今度の土日、は忙しいからダメだ。久々に海老名のワーナーマイカルシネマズに行こうと思ってまして。なんでも空の境界の特別上映があるそうなんですよ。折角だから行ってみようかと。

デジモンといえば21話が有名ですけど、ヒカリ好きとしては21話は確かに素晴らしい。今日では細田守が演出したことで知られてますが、あの現実世界への帰還とそれに伴う葛藤、太一と離れまい、離すまいとするヒカリの流れは凄く良くできていた。もっとも、それは21話までの積み重ねがあったからで、デジモン知らない人に21話とか、ぼくらのウォーゲームだけを見せてもなかなか良さは判らないと思うんですよ。後者は圧倒感ある映像という武器がありますけど、前者はそこまで凄くはないしね。どちらかといえば脚本と、それをサポートする演出が際だった回だし。
少し話をずらしますけど、名作の中の名作というのは積み重ねで出来ているんだと思います。デジモンもそうですけど、例えばそのアニメで一番面白い、もっとも素晴らしい話というのが1話あったとして、それはその作品の視聴者だから素晴らしいと思えるんであって、初見の人にその話だけを見せてもなんの意味もないと思うんですよ。CCさくらが良い作品だからといって、最終話だけ見せたって初見じゃ感動するはずもないわけで。これはアニメに限らず、漫画や小説、あらゆる媒体に言えるんじゃないかと思います。一枚の絵があったとして、いきなりその絵のもっとも素晴らしい部分だけを見せられても、さっぱりなんですよ。絵の全体を観てからじゃないと。

21話は文句なしに好きだとして、10話なんかも個人的には好きですね。あれにキャラソンをプラスして、ディアボロモンの逆襲まで観ると幸せになれます。逆に02で好きな話はどれかといわれると、主に戦闘にシフトしてしまうんですけど13話とか良いよね。え、13話は戦闘こそあったけど戦闘メインじゃないだろうって? はい、あれはタケルとヒカリの話です。いや、ヒカリとタケルの話かな。
あれって、今見直すと単なるホラーでもなければ、囚われの姫と騎士でもなんでもないんですよ。確かにペガスモンで戦うタケルはさながら姫を救い出しに来た騎士ですけど、あの話の一番重要なところはもっと性的な部分だと思うんですよね。子供アニメになに言ってんだと言われそうだけど、私はむしろ子供アニメでなにやってるんだと言いたい。半漁人デジモンが「自分たちの子孫を増やすための花嫁」として、ヒカリを連れ去ろうとするわけですけど、よくよく考えるとこれって一つの事実を表していて、つまり、あの時点でヒカリは「子孫を増やせる身体になっている」ということなんですよ。まあ、早い話が初潮ですよ。こう考えると、ヒカリが自分の不調や不安を太一に、真っ先に頼るであろう兄に相談しなかったのにも納得がいく。
タケルは兄離れをしないヒカリを唐突に責めますけど、ヒカリとしては太一に頼ってばかりはいられないと考えていたのではなくて、こればっかりは太一にも、太一だからこそ頼れない、話せないと思っていたのではないか。どんなに考えても私は男だから明確に理解は出来ませんけど、漠然とそう感じています。
しかし、あれですね、仮に太一へ頼らなかった理由が上記の通りだとして、兄妹仲に変化はなかったんでしょうかね。ヒカリが太一を避けるなんて考えづらいですけど、太一の方から距離を置くとか、もしくはヒカリが太一に兄以上のものを感じてしまったとか。男として急激に意識してしまったりして……いいね、そういうの最高だね。ディアボロモンの逆襲を観ていても思うけど、ヒカリにとってはなによりも兄が一番なんだなと。なんだかんだ言って13話でも一番最初に助けを求めたのが兄ですから。むしろ、タケルの名前が出てきたことが……タケルとしてはどうなんでしょうかね。彼としては自分を頼って欲しいとか、ヒカリにも強くなって欲しいとか、色々な気持ちがあるんでしょうけど、昔から似たもの同士だった割にはこういうところで性差が出るという。

公式という名の妄言を信じるとして、タケルとヒカリはくっつけなかったというのが正解なのかな。あまりにも似すぎていて、互いが互いに傷の舐め合いみたいな関係にしかなれなかったから……そう考えると切ないなぁ。
まあ、私の中ではタケル×ヒカリなんですけどね。太一×ヒカリと同じぐらい好きよ。
おっと、いつの間にかキャラ話を熱く語ってしまいましたね。本当はデジモンたちについて描く予定だったんですが、それはまたの機会にしましょう。デジモンという作品の宜しくないところはカップリングの書き方で、曖昧なところでファンをヤキモキさせ、明確な部分でファンの反発と反感を食らっています。
そんだから、私みたいな同人作家たちが延々とカップリング論争という名の妄想を続けているんですよ。でも、そう考えると実に良くできた作品だ。戦いも恋愛も、それに伴う成長すべてが入ってるんだから。やはり、傑作は違いますね。誕生から今年の8月1日で10年、想い出として振り返ってみるのも、良いのかもしれません。立ち止まり、想い出を振り返ることは、誰にだって許されていますから。
とらのあなで夏コミ新刊の通販が開始されたようです。
http://www.toranoana.jp/mailorder/article/04/0010/18/86/040010188663.html
まだ表紙しか画像がありませんけど、夏コミ終わって今週で10日が過ぎ、時期的には今がピークだと思います。店舗頒布のほうは先週の金曜日ぐらいから始まって、おかげさまで秋葉原店は再出庫されるぐらいには好調なようです。やっぱりコミケ翌週の土日は秋葉原店も勢いがあっていいですね。

逃げるってなんなんでしょうね。現実から、過去から、未来から、今を無視して、以前を振り返らず、明日に踏み出そうとしない。私の周囲にはそういう人間が多いです。自分でいうのもなんですけど、私は結構順応性と適応力が高い方なので、よっぽど畑違いでもない限り、慣れてしまえばどんな場所でもやっていけます。後ろ向きに生きるのも苦手ですし、ひたすら前しか見てません。後ろ向きな自分を後ろから見るなんて、私には出来ない。だって、自分が進むべき道ってのは前にしかないし、人は明日にしか踏み出せないんだよ。過去には帰れないし、昔には戻れない。心が折れ砕けたところで死んだわけじゃない。生きてる限り、身体が動く限りは何度だってやり直せるんですよ。
無理とか無駄とか、意味がないとか言ってなにもやらずに、それでなにが変わりますか? そんなものはなにも変える気がない、変えていこうとしない人間の言い訳です。人間は後ろ見ながら前に進めるほど器用には出来ていないし、前を見て進んでいくしかないんですよ。今に立ち止まることも、過去に逃げることも、人には許されていないんです。辛いけど、きついけど、それが現実を生きるってことなんですよ。そうしないと、人は生きていけないんだ。
やらずにやれることなんて何一つない、けれど、やってやれないことというのもないはずだ。少なくとも、私はそれを信じて生きている。

まあ、剛田城二の受け売りが多いんですけど、基本的には私も違いありません。私はね、私だけがまっとうで、正常に生きているとは思いませんし、自分が欠点だらけの人間だとも分かっています。だけど、現実から逃げ出したことは一度もない。目をそらそうとしたことはあっても、結局見つめ続けて今日まで生きてきた。私の周囲にいる人間、主に身内と家族はそれが出来ていないんだと思います。でもさ、嫌がってところで現実は変わらないし、否定したところでどうにもならないんだよ。いつまで逃げ続けてるつもりなんだろう、あの人たちは。逃げ出せたくても逃げ出せない、それが人生なんだよ。
性差もあるんだろうね、壁としては。私と身内が相容れないのは結局そこなのかもしれないけど、それを言い訳にしたくもない。腑甲斐無いに人間に腑甲斐無い、情けない人間に情けないとハッキリ言ってしまうのは、多分私のよくないところ。自分がずいぶんな奴だと思うし、それほど大層な人間でもないと分かっているのにね。要するにもっとしっかりして欲しい、まともにまっとうに生きて欲しい、それだけなんですよ。
人間は当たり前のことをするのにも勇気がいるといいます。そんなとき、誰かに背中を押してもらいたいとも。いくらだって押してやりますよ。なのに、どうしてその邪魔をする。無理やりにでも押しだして、前に進ませないと、一生がダメになるんですよ。そいつの人生が。家族というのは永遠じゃありません。親は子供より20年は早くいなくなりますし、あとに残される、押し付けられる身にもなってもらいたい。無責任に今のままで放置して、現実から逃げ続ける、私はそういう人たちを軽蔑してます。そして、そんな人たちがごく身近にいることが許せない。あなたたちは勇気の欠片も持っていなのか。なにを変えようとする努力をしないのか。どうして前に進まない!

死ぬまで面倒をみる覚悟があるなら構いませんけどね、それもいいんじゃないですか。好きなものを与えて、際限なく甘やかして、逆らえない、頭が上がらない、物を言えないと言われ続けても、それでも変わろうとしないなら、そうやって現実から目をそむけて生き続ければいいじゃない。そんな人間が安楽な死を迎えられるとは到底思えないけど、人間であることと人生放棄してまで現実から逃げたいのなら、逃げ続ければいい。私は絶対に御免ですけどね。いくじなしばっかりなんですよ、世の中ってのは。弱虫ばっかで、戦っていこう、向き合っていこうとしない根性なしばかり。腹立たしいったらありゃしない。

問題から逃げ続け、その場しのぎの解決策すらしないような人が、一番問題を拡大させ、長引かせているという事実。なにがあの人をそうさせるのか、私には段々と分かってきた気がします。身内がその庇護化から出ようとしない理由はわかりませんが、身内は心理的利己主義の塊みたいな人間とあると同時に、自分がああなったしまった原因を他人のせいにしていますから、ハハ、存在自体があらゆる人間のネックなんですね。
まったく、そんな奴にどれほどの存在価値が残っているというのか。誰かに教えて貰いたいものです。
くろのとくろえさん夏コミ新刊自宅通販のお知らせ
くろのとくろえさん夏コミ新刊自宅通販のお知らせ
くろのとくろえさんの夏コミ新刊の、自宅通販がスタートしました。夏コミの余り分なので書店委託ではなく、HP上の通販となります。本日8月23日から2週間限定で申し込みを行います。というわけで、今日の日記は最初にそのお知らせの方を。詳細は以下のようになります。

商品概要

「インストールゼロ1&1.5セット」
特典
ペーパー&小冊子
(ペーパーはなくなり次第コピー紙となります)
価格
1190円
(本体900+送料)


注)
振込先はゆうちょのみ、発送方法はゆうメールのみ
とさせていただきます


お求めの方は、メールにて

件名:くろのとくろえ夏コミ新刊通販希望
本文
郵便番号:
住所:
氏名:
連絡用電話番号:
注文個数:
備考:


これを記入の上、くろのとくろえさんのメールアドレスにご送信下さい。

http://www.geocities.jp/kuronokuroe/natukomikikaku.htm(くろのとくろえHP通販特設ページ)
http://kuronokuroe.blog106.fc2.com/blog-date-20090906.html(くろのとくろえブログ)

さすがにここにメルアドは記載できないので、上のアドレスからページに飛んだ方が確実だと思います。あ、でも、私のサイトでも宣伝するからそっちを見るのもあり。セット内容としては夏コミにて頒布したインストゼロ1&1.5のセットで、仕様は特に変わりません。それと、ペーパー&無料冊子も付きます。実は結構余っていたという。ただ、ペーパーの方は数が少ないので、ある程度の注文が来たら、自動的に自宅印刷のものになります。
どちらも良い同人誌ですし、書店委託の予定はないのでこの機会を逃したら、手に入れにくくなるかと思うので是非どうぞ。
内容の解説もした方が良いのかな? インストゼロ1のほうは、シエルがまだコピーエックスやネオアルカディアと決別する前の過去話で、お父様なる人物が登場してシエル様を……というお話し。くろのさんによるシエル様の独自解釈など、様々な情報も記載されています。そんで、1.5のほうは私と喋っていたときに生まれたネタで、夏らしくロクゼロ面子、レジスタンス限定ですけど海でキャッキャ、ウフフする話です。嘘です。いや、嘘じゃないかも。どっちだろう。

自宅通販というのは私も赤き閃光の時にしようと思ったんですけど、どうにも件数が多いと処理が出来なくなってしまって50件ぐらいが限度だといわれています。私は100件突破したんで書店委託に切り替えましたけど、世の中には100件以上処理する人もいるとかいないとか。こげどんぼ先生とかは、今年の夏コミ通販まだ始めてないけど多そうだよね。
今回の通販ではくろのさんと色々話し合ってるけど、やっぱり大変だなーっていう感じが伝わってきて。自宅通販ともなると私も手助けできる範囲が限られてるから、あんまり役に立たない。こちらで保管しているペーパーと冊子をさっさと送らねば。

そういや、全く関係ないけど夏コミの電撃屋で発売した「あさひちゃん シャワーカーテン」が欠陥品だった模様。なんでも風呂場で使う物なのに撥水加工がなされていなかったとか。そんで、人伝に涼屋のブログチェックしたら、涼香がとんでもないことを書いていて、
1点コミケ関連のお知らせです。
電撃家さんのブースで販売されておりました、あさひちゃんのシャワーカーテンに
不具合が見つかりましたー。ワー
なんと、撥水加工がされていないという。
これでは、ありとあらゆる液体があさひちゃんに染み込んでしまうではないか!

…いや、待てよ……それはそれで………

前々から思っていたけど、涼香は馬鹿なんじゃないでしょうか。良い意味で。ホント良い意味で。涼屋が出していたタオルとかもそうだけど、涼香は判ってるよね。けしてぶっ飛んでるわけではないんだけど、良い感じに馬鹿馬鹿しさが出ているというか、そこが翡翠亭との差なんではないかと思う。まあ、和泉つばすもあれはあれで凄いんだけど。昔は二人とも島中サークルだったのになぁ。いや、誰だって初めは島中だけど、いつの間にかシャッター前になってるし。エロゲの力は偉大だね。もう、並べなくなってしまった。

さて、次はHPの方を更新せねば。そういや書き忘れたけど、シャリテクロワール&くろのとくろえの合同誌、「るーるーのほん」ですけど、既に店頭での販売が開始されている模様です。通販はのほうも始まっている模様です。そこら辺のことも書かないと。
始めに断っておくと、私は別にデジモンが好きじゃないです。むしろ、マシュランボー派だから、デジモンには複雑な思いを感じているんですけど身内ほど深刻ではないかな。好きじゃないけど嫌いでもない、楽しいとも思うし面白いとも思う。けど、それだけ。世の中にはデジモンの無印こそ最高のアニメであるという世代の方々がいるそうだけど、私は02のほうが好きだなぁ。種より種死の方が好きみたいに、どちらかといえば二作目に傾く傾向にある。

なんで急にデジモンなのかというと、今、サマーウォーズとかいう細田守の最新作が劇場で上映されてるじゃないですか。あれがなんでも、デジモンの劇場版2作目である、ぼくらのウォーゲームの焼き直しだとかいうんで、観に行く前に見直してみようかと思いましてね。実際、恩師が観に行ったらしいんですけど、サマーウォーズのほうはウォーゲームからデジモンと戦闘パートを抜かしたり置き換えたりしただけの作品らしい。その時点で、そんな作品が面白いのかどうかと思ってたりするんですけど、要するにぼくらのウォーゲームを超えられるかどうかですよ。
デジモンの劇場版2作目として作られた今作は、尺にして40分という短い時間をフルに駆使してネット社会とデジモンを巧みに融合させた傑作ですけど、これがまた面白いんですよ。スレイヤーズの映画を観に行ったつもりが、エヴァの映画に度肝を抜かれたみたいに、同時上映のワンピースを観に行くはずがそっちの内容をもう思い出せないみたいなw
で、久々に観てみようと思って夜中に観てたんですけど……いやー、止まらないね繰り返し観ること3回、気がついたら続編のディアボロモンの逆襲まで観てるんだもの。映画の出来としては前作に及ばないにしても、こちらもなかなかの映画ですよ。特に02好きとしてはこっちを押したい気分でもある。
ただ、個人的にディアボロモンの逆襲で一番好きなシーンってかなり序盤で、復活したディアボロモンをオメガモンで叩くことを宣言する太一と、その発言に思わず身を起こすヒカリのシーンなんですよね。あのシーンと、後にタケルと一緒に休演に向かうシーンを観ると、如何にヒカリがブラコンなのかが判るというか、あの兄妹は本当に良いね。過保護すぎるシスコン兄貴と、依存しまくりなブラコン妹ですからね。双子じゃないけど、あれは萌える。

話をウォーゲームに戻しますけど、この映画はさてデジモンでしかできない映画だったのでしょうか? 世の中には名作ではあるけどなにもその作品でやらなくても良いじゃないか、というのが結構あって、代表的なのはビューティフルドリーマーでありカリオストロの城なんですけど、ウォーゲームに関しては今も昔もそういう声を聞きませんよね。個人の好き嫌いはともかく、あれはデジモンの映画として認められていますし、数ある劇場版の仲でも傑作に数えられる作品です。
だからこそ、その傑作を新たに作り直し、サマーウォーズという作品に焼き直すことへの心理的違和感が自分の中にはあって、決してデジモン好きでもないのにかかわらず、素直に認めることが出来ないという。色々と矛盾してますね。興味はあっても見ることへの抵抗感があるというか……いや、もっというと、

ぼくらのウォーゲームとディアボロモンの逆襲を連続で観たら、それで満足してしまった!

たまにみると、すっごい面白いから困る。決して好きではないシリーズなのに、出来だけは良いんですよ。身内は一生、デジモンを認めることはないでしょうけど、私は一時代気付いた作品だとは思うなぁ。まあ、02以降は知らないし、一切観たこともないけど。サマーウォーズ観に行くかは判らないけど、デジモンの本編でも見直した方が絶対楽しい気がする。
02でのラストには色々いいたいことがあるし、関弘美の腐女子みたいな発想や発言にはウンザリしてはいるけど、それを考えなければ良作だとは思うんですよ。そりゃ、タケルとヒカリがくっつかないと明言されたときはさすがにないと思ったけど。だけど、太一と空がくっつかないのは何故か納得できてしまう。
私は腐女子じゃないからデジモンにおけるカップリング論争には加担したことないんですけど、もう少し明確に書いても良かったとは思いますね。ミミとか、キャラソンでそれっぽいこと匂わせているキャラもいたけど。

ネットを扱った作品と言えば.hackシリーズがそうですけど、あれのやりたかったことって実はぼくらのウォーゲームに全部入っているんじゃないかと思うぐらいに凝縮された作品だと思う。だけど、最後にもう一度だけ書こう。私は身内ほどではないにしろ、マシュランボーのほうが好きだ。
最近、くろのとくろえのくろのさんがリューナイトに再燃しているらしく、懐かしくなったので私も見直しています。といっても、私はTV版と漫画版だけの人なので、レジェンドは一回しか見たことないんですけど……漫画版の方は何年か前に愛蔵版が出ましたよね。いや、あれはアデューとパッフィーの仲というか関係が結構掘り下げられてたので好きでした。確か買ったはずだけど、どこにしまい込んだのかな。DVDBOXは52500円、まだ売ってるみたいですけど気軽に買うには手を出しづらい値段ですね。

私は、魔神英雄伝ワタルを源流とするであろう二頭身ロボットアニメというのが昔から好きで、ラムネとか、一風変わったところでは爆外伝ビーダマンとか、二頭身ロボットも色々ありますよね。ガンダムなんかも騎士とか武者とか、SD系が好きでした。リューナイトというのはそんな作品たちの中でも王道中の王道、旅の騎士見習いが某国のお姫様ご一行と出会い、成り行きで共に旅する仲間となり……ハイ・ファンタジーというか、ロボット出てくる以外は当時はやっていたRPGそのまんまですね。エンディング映像からも判りますけど、かなりゲームを意識した作りになってますし。
今の世の中、アニメというのは萌えアニメとそれ以外みたいに揶揄されるほど萌えアニメばっかですけど、80年代から90年代前半ぐらいまではロボットアニメとそれ以外なんて思わせるほど世の中にはロボットアニメが溢れかえっており、サンライズとスターチャイルドの全盛期でした。まあ、後者は時代の流れに順応する力を持っていたのでどこか全盛期で黄金期なのか判断しにくいですけど、とにかく昔はロボットアニメが熱かったのです。
今だと13話も放送しないアニメが多い中、リューナイトは全52話という長い尺を使って、騎士アデューの冒険譚というのを書ききったと思います。旅を通してパッフィーとの関係も良い感じになって、最終的には結婚するじゃないですか。あれは良いよねぇ。私、パッフィーは衣服からしてエロいなと思ってるし、何冊か同人誌も持ってるんですけど、身内に言わせれば私が好きそうなキャラらしい。ちなみに声優は矢島晶子ですけど。

二頭身ロボットにおいて龍神丸を超える存在は現れないと確信していますけど、ゼファーだってなかなかのものだと思います。まあ、キングスカッシャーやホワイトゲイルも格好いいけど。特に後者。ホワイトブロス登場までの流れは好きだった。あまりに二頭身ロボットが好きすぎて、それをネタに一つ話を作ってしまうぐらいなんですけど……小説じゃ出来ないんだよねぇ。やっぱりアニメじゃないと。最近制作会社というよりは企画屋さんになっているサンライズ、もう二頭身ロボットアニメはやってくれないのかなぁ。いや、昔からそれほどやっていた印象もないけどさ。
でも、私が作るとワタルの流れを汲んだラムネのギャグをした時期に、リューナイトをやるみたいな話になりそうだ。実は二つの構想軸を元に既に話は完成しているんだけど、これを視覚媒体以外で表現することは果たして可能なのか……ワタルのノベライズが存在するのだから不可能ではない? そういや、広井総帥は自分が初めてファンレターを貰ったのはワタルのノベライズのときで、なんと当時小学5年生から「良く書けてるじゃん」とか言われたそうです。で、それを今も大事に取っているとか。なんか微笑ましい話ですよね。
虎王伝説はともかくとして、ワタルの小説でも読みあさってみようかな。けど、ワタルのドラマCDとか絵のない媒体が通用するのは、事前知識、情報としてワタルのアニメが存在するからだしなぁ。そう考えるとフルメタルパニックって凄い小説だな。実は1回も読んだこと無いけど。

リューナイトも、TV版と漫画版のほかにOVA版ってのがあって、くろのさんはそれ押しなんだけど……アデューレジェンド、1回見たきりだった気がする。あまりに本編との落差、雰囲気の違いがありすぎて、拒否反応が出たんだったかな。VS騎士ラムネ&40FRESHほど馬鹿馬鹿しいないようではなかったからこそ、みることが出来なかった感じ。まあ、ラムネシリーズに関しては時系列が複雑になりすぎて、wikiの項目書いた人を尊敬するぐらいの難解さなんですけどね。うん、あかほりさとるはなにを考えてあんな話を作ったんだ。
しかし、ワタルを不動の位置にするとしてもラムネとリューナイトどっちが好きかと言われると迷うなぁ。NGよりVSが好きという変わり種なんですけど、三頭身ロボットであるカイゼルファイヤーが好きかと言われると……グランゾートが好きかどうかだと思う。

なんとなく見直し始めているリューナイトTV版が面白いので、ついでにラムネも見直そうかなーと考えている今日この頃。でも、次にみるのはあの作品なんだけどね。
私はアニメオタクにしてエロゲオタクの活字中毒者なんですけど、最近はなんというか面白いアニメがありませんね。単に時代の流れや世代の変化、年齢による面白さというのもに対する認識や価値観、感覚にずれが出てきただけなのかもしれないんですが、今期のアニメも絶望先生以外はイマイチピンと来るものがなくて。仕事上の問題で大正野球娘とかは見るようにしてるんですが、あれもなんだかなぁと。バスカッシュは……あれは終了してからまとめて観ようと溜めている最中です。

そんな私が毎週欠かさず見ている数少ない作品の一つが、遊☆戯☆王5D’sです。遊戯王なんて原作漫画も持っていなければ、カードすら買ったことがない私ですが、アニメは好きなんですよね。緒方司令のときは未視聴でしたが、デュエルモンスターズは比較的見ていた方だと思います。レベッカ可愛いよ、レベッカ。
まあ、そんなこと言いながらGXは1話しか見た子がないんですけど、5D’sは普通に面白い。前作が学園物という一つの空間を舞台にしていたことに対して、5D’sはシティとサテライト、それに付随する様々な場所が舞台となっており、特に主人公が荒廃としたところの出身で、明るさや朗らかさとは無縁というのが私の興味を引きました。
言ってしまえば実にSFっぽい世界観というか、SoltyReiもそうだったけど、格差のある未来世界って舞台として凄くいいと思うんですよ。発達した科学はすべての人類を拾い上げてはくれないというのは、私が好きな物語に出てくる台詞ですが、まさしくその通りだと思うし。
5D’sを視聴し始めたのは、去年の4月ごろに携帯が壊れた際、新しくワンセグが観られる携帯を買ったのが直接的な要因です。私はデジタルラジオが聴ける携帯ということで選んだんですが、意外にワンセグというのも重宝してまして、安定感はないですが自宅でも受信できるぐらいには使えます。まあ、5D’sを見ているのは東海道線の帰宅電車内なんですけど、はじめはラジオが繋がりにくいからテレビはどうかな、と思って付けたのが最初。当然のようにテレ東を付けたら、なにやらアニメがやっていたので見てみると、それが遊戯王の新作だったわけです。
私はGXがどうしても好きになれなかったので、その流れを汲んでいると思っていた5D’sを視聴するつもりはなかったんですが、あまりの色合いの違い、毛色の違いにびっくりした記憶があります。主人公はサテライトという格差社会の底辺中の底辺にいるドブネズミで、仲間らしい仲間もいない嫌われ者。シティ居住者の安全を守るセキュリティには追いかけられるし、そもそも学生じゃありません。第2シーズンに入って学校という概念と組織が健在だったことがわかりますけど、主人公の遊星は頭はいいけど学生ではなく、まともに学校に通ったことがあるのかさえ不明なアウトローです。生きる知恵、生き抜くすべは知っていても、決して教養があるわけではないみたいな。

遊戯王というか子供向けアニメのくせにやけに後ろ暗い話だなと思いつつ、それでも面白かったから見ていたんですが、13話になって、丁度1クール分が終了するというところであの二人が現れました。
龍亞龍可、双子の兄妹です。良いですよね、双子。言っておくけどヨスガは関係ないですよ、ヨスガが発売される前から5D’sは見てましたし、こっちの双子のほうが付き合いは長いです。
私って要するに双子の兄妹が好きみたいで、普通の兄妹にはない対等な関係というものに強い魅力を感じるみたいなんですよね。エロゲとかであるような、「兄さん」とか「お兄ちゃん」みたいな妹らしい妹って実は好きじゃなくて、そういう妹は実でも義理でもあまり好きじゃなくて、どちらかと言えば可愛らしい年下幼馴染が「お兄ちゃんor先輩」と元気よく叫んでいる方が好きです。友人のサイドアタッカーさんが聞いたら、「分かってないな」とか言われそうだけど、彼も知ってるとおり私は朝倉音夢が嫌いだからw
ハルと穹もそうであるように、龍亞と龍可の間にも兄妹であることへの上下意識というものはあまりなく、極めて対等に近い立場でお互いに接していると思います。便宜上は龍亞が兄で龍可が妹ですけど、人間的にしっかりしているのは龍可ですし、どちらかと言えば妹よりお姉さんっぽい一面があり、かといって龍亞のほうでも龍可のためなら危険を顧みずに行動する男気を見せることが多々あります。意識的、感覚的な差はあるかも知れませんが、極めて対等な関係というのが二人の中で築かれていて、もっというとお互いに一番大事なのは相手の方なんですよね。
龍亞は龍可を大切に思っているし、龍可は龍亞を「私の一番大事な人」と言いきってますから。一番大事な人……なんというか、遊戯王もついにここまで来たかというか、私みたいな馬鹿がそっち方向で捉えてもおかしくないのに、凄いことですね。双子萌えはやっぱりいい、最高だ。

ただまあ、龍亞と龍可がそういう関係というか、お互いに対してそういう意識を抱いているのかどうかは、結構考察の余地があると思うんですよ。前述のとおり主人公の遊星は格差社会の最底辺、サテライトという場所の出身ですが、龍亞と龍可はシティの一番高い場所、格差社会の超常であるトップスと言われる裕福層の生まれです。裕福というより富豪ですかね? 親の仕事は知りませんが、プール付きの広い豪邸に住んでますし、友人である天兵の家よりずっと大きかったと思う。その近くに遊星が迷い込んだ、正確には逃げ込んだことで双子との関係が始まるわけですが、この時点で双子の両親というのは家にいません。仕事で家にいない、という発言があった気もしますし、かといって執事やメイド、手伝いの人間が家にいる気配もなく、食事もルームサービスのようなもので済ませていることから、あの家には本当に双子しか住んでいない、二人暮らしなのでしょう。
ここで問題となってくるのは龍可が病弱だったという設定で、これは穹に近いものがあるけれど、普通に考えてまだ10歳を過ぎたばかりの子供を残して長期間家を空けられるものなんでしょうか? 仕事が忙しいと言ってしまえばそれまでですが、双子だってまだまだ甘えたい年頃でしょう。それなのに両親が不在というのは、特に病弱で籠りがちだった龍可には辛くさびしい現実なはずです。両親が家を空けるようになったのも、昨日、今日というわけではないでしょうし、おそらく数ヵ月から数年は二人暮らしが続いていると推測され、その際双子はずっと二人きり。
これはもう、なにもないと思う方が無茶だよ。私の妄想力的に考えて。龍可はドジっ子である龍亞をたしなめる役目をしているようで、実はかなり龍亞の存在に依存しています。龍亞も自分本位に幼少期を過ごしていた結果、危うく龍可を失いかけた経験から、強くなって自分が龍可を守るという誓約を心に抱いており、単純ならざる関係と、絆がそこにはあります。お互いが存在して初めて自分自身を成り立たせることができるというか、どちらかが欠けることがあり得ない、そんな気がするんですよ。エンディング等でもわかるとおり、あの二人は二人で一つのシグナ―なんじゃないかって、そう思います。
もっとこう、本編でイチャイチャしてくれませんかね。先々週の悪霊の回は真夏のホラーって感じだったけど、久しぶりの双子回だったので満足でした。イチャイチャ分は不足してましたが。エンディングで恋人繋ぎしてるんだから、本編でもお願いしますよ。私がすっごく喜ぶから。ていうか、双子が出ているところだけDVD買ってしまいそうな勢い。

実はコミケで双子の同人誌探したんですけどねぇ、探し方が良くなかったのか発見できなかった。いっそ自分でなにか書こうかな……ネタがないわけじゃないから、すぐにでもかけそうなのが。エロネタだけど。
夏コミ配布用の無料冊子を作る際、私は安価で簡単に中綴じを出来る方法はないかと模索していました。小部数ならばいつものように消しゴムを使った手法を使うのですが、今回は100分と数も多く、また制本に費やすだけの時間はそれほど多くありませんでした。中綴じにしなければいいじゃないか、という話ではあるんですけど、個人的なこだわりか、自分で作るコピー本は基本的に中綴じが良いんですよね。

世の中には中綴じ専用のホッチキスなんてのも出ているそうで、実際に職場の近くにある文房具屋で見かけたんですけど、中綴じのためだけに500円以上もするホッチキスを買う気にはなれず、もっと手軽に使えて、手ごろな値段のものはないかとネットで検索。そうして発見したのが、MAXから出ているナカトジ~ルでした。名前からも分かる通り、ナカトジ~ルは中綴じ専用のマルチツールで、一見すると変わった形をした定規です。しかし、この定規一つに一般的なホッチキスで中綴じを可能とする金属の台座をはじめ、波線定規や虫眼鏡、簡易コンパスなども付いてます。
私は変わった文房具というものが結構好きな方なので、こいつは良いと思いながら購入を決定。けれど、探してみるとなかなかないもので職場近くの文房具屋には存在せず、仕方ないので横浜で探すことに。ロフトや東急ハンズがありますから、どちらかには必ずあると思ったので。時間的問題から駅から近い横浜そごう内のロフトを選択しましたが、何気にロフト行くのも凄い久しぶり、下手すりゃ片手で数えられるほどしか行ってなかったかも。あんまりそごうって利用しないんですよねぇ。基本的に高島屋派だし、書店は有隣堂か栄松堂を使うから、ロフトに隣接している紀伊国屋を使う機会がないんですよ。
文房具コーナーが縮小されたとはいえ、さすがにロフトは広いもので、ナカトジ~ルを見つけるまでに少し時間がかかりました。なにせ、定規コーナーにあるのかホッチキスコーナーにあるのかもよく分かっていませんでしたから、マルチツールってそこら辺で混乱します。やっとのことで見つけたけど、あったのは欲しかった青色ではなくて黄色。別に黄色が嫌いなわけじゃないし、見た感じ売り切れというより黄色しか入荷していないようなのでそれを購入。よく考えると横浜ロフトで買い物したのはじめてかも。
たまにはそごうも良いものですね。そごうグループ自体は現在再編を行っている模様ですが、さすがに横浜店は潰れないと思う。開店初年度売上額世界一のデパートという記録を持っているし、逆にあそこが潰れたらそごう全体がなくなるぐらいではないかと。まあ、私は高島屋とジョイナスさえ残れば良いんですけどね。三越? あぁ、あったらしいね、そんなの。実は横浜の三越には一度も行ったことない。行こうと考えることもなく、いつの間にか閉店してました。跡地はヨドバシカメラが入ったんだっけ? 昔のヨドバシには子供心に夢や冒険心をくすぐられたもんですが、今では単に秋葉ヨドバシの亜流になっちゃったからなぁ。
でも、そごうにしたところでレストランにはあまり魅力を感じないよね。私はデパートの魅力はレストランと屋上にあると思っているから、そごうのダイニングパークは少し微妙。そういえば高島屋のローズダイニングがリニューアルして、あの店が復活したとかいう話を聞いたので、今度行ってみようかな。

話をナカトジ~ルに戻しますけど、これすごく使いやすいですね。買う前はどれほどのものにせよ過度な期待はしない方がいいと思っていたんですが、実際に使ってみるとすっごい便利。一つの中に様々な機能、用途があるわけだから、多彩な作業に使えると思うし、私のように冊子作りなどにも重宝できそう。少なくとも、消しゴムを使うよりはずっといい。
私が文房具に求めるものは、使いやすさと機能性、もしくは遊び心とカッコよさです。エスパークスなんてのが昔ありましたけど、あれやバトル鉛筆なんてのは童心をくすぐる良いアイテムだったと思うんですよ。エスパークスに関しては復刻されたとか聞きましたけど、まだ買えるのかな。
未だに良い文房具とかを見ると欲しくなってしまうんですが、ナカトジ~ルはこれからも多用していきそうです。利便性、とでもいうのか同人活動やるうえで、コピー本とかグッズとか作る人は一つぐらい持っていても良いかもしれませんね。もちろん、一般的な事務作業なんかでも。
そういえば、昨今ギャグ漫画とかでロケット鉛筆を知っている世代と、知らない世代とういうのが書かれるようになりました。私は当然知っていますし、何本も所有していましたけど、今では「なにそれ?」状態な若者が増えているとか。私はシャーペン嫌いの鉛筆派なので、ロケット鉛筆、またの名をロケットペンシルですか? あれも結構使っていた気がします。もっとも、鉛筆のほうが好きだったし、シンを使い捨てるという感覚は必ずしも好きになれませんでしたけど。筆力が強いせいか、あんまりシャーペンと相性良くないんですよね。

ちなみに夏コミで配った無料冊子、あるキャラのページを虫眼鏡でよく見ると、面白い記述がされていたりするんですが、気づいた人はさて何人いるのやら。
聖戦も終結して1日ということで、それでは反省会といきましょうか。精神不調も楽になってきて、まったく、身内他の言葉はいつも私の心をえぐり取る。しかも、それがすべて正論であり、言い返せないほどに自分のダメダメさ加減を突いてくるもんだから軽く死にたくなる。判ってはいるんだけど、私も未熟というかなんというか、修練が足りん。

まあ、昨日の日記にも書いたんですけど、夏コミ3日目のサークル参加は大敗しました。私の場合、一般参加の分と合わせればそう悪くはない結果だったんですけど、客観的に振り返ってみると、今回のサークル参加って成功する要素が限りなく低かったんですよね。これは帰宅後、身内や他の人間と話した結果、冷静な分析の元に出した答えなんですが、それを判りやすく噛み砕いた上で一言に纏めると、

魚売り場で野菜は売れない!

という感じです。さっぱり意味がわからないって? じゃあ、一つ一つ解説しておきましょうか。夏コミで私のサークルが出した本は委託本を合わせて計4冊、ヨスガノソラ本が1冊に、リリカルなのは本が1冊、ロックマンゼロ本が2冊という配分です。そして搬入数は正確な数は控えますけど1:3で、ヨスガ本よりなのは本とロクゼロ本が多かった。ヨスガ本はあくまで趣味で作った本なので、別に発行部数が少なかろうと問題ないのですが、問題は私が今回、ヨスガノソラでスペースを取ってしまったことにあります。
赤き閃光の英雄が一段落し、逆襲の救世主まで間が空いてしまった夏コミにおいて、私は現在進行形で大好きなヨスガノソラをメインにサークル参加申込を行いました。サークルカットもヨスガノソラを前面に打ち出していますし、どっからどうみても夏コミのシャリテクロワールはヨスガサークルとなっているでしょう。現に当選後も普通にヨスガ本を作っていますし、発行もしたので、その認識自体は間違っていません。
それでは具体的になにをどう失敗したのかというと、そもそもヨスガサークルでありながらメインとして売るものがなのは本とロクゼロ本だったことに問題があるんです。私がサークルカット等に嘘いつわりなく小説本と明記した関係で、シャリテクロワールはギャルゲ島の中でも小説本や記念本などがメインとなっている島に配置されました。通常、ヨスガサークルが固まっているところからも離れており、ハッキリ言ってこの島は極端なまでに趣味で同人やってますな島なので、大量部数を捌くのには適してません。けれど、ヨスガ本単体で考えるならば、確かにこの島で十分というか、実際にヨスガ本は完売寸前までいきました。元々、少部数の印刷でしたからね。

結果的に散々だったのは残りの3冊、なのは本とロクゼロ本なわけですが……これはむしろ、半分でも売れた方が凄いんじゃないかと思う。というのも、上記に野菜がどーの魚がうんたらと書いてますが、この3冊は魚売り場にある野菜だったんですよ。
分けが分からないという方のために解説すると、一つのスーパーがあったとして、そのスーパーには様々な売り場があり、野菜売り場、魚売り場、肉売り場などがある分けじゃないですか。そして、お客さんはその売り場を順々に、カゴを片手に商品を詰めていくわけですが……例えばです、野菜売り場で沢山野菜を買った後に、魚を買おうと思って魚売り場に移動しました。すると、そこで何故か魚売り場にもかかわらず野菜がいくつか置いてありました。彩りも鮮やかで、新鮮そうですが、既に野菜を大量にカゴに入れ、魚を目当てにその売り場に来た人たちは、そんな野菜を手に取るわけもありません。野菜は野菜売り場で買う物であって、魚売り場で買う物ではないのです。
では逆に、先に魚を買いに来た人たちなら、野菜をまだ買っていない人たちならばどうか、ということにもなりますが、今度はスーパーではなく商店街を例に出します。魚屋に魚を買いに行った人がいるとして、そこでどうしてか野菜が置いてあるのを目にします。中には興味本位で買っていく人もいますが、大半の人からすれば「野菜は後々八百屋で買うから良いよな」ということになり、やはり魚屋に置いてある野菜は買われることがありません。

コミケをスーパーや八百屋で考えると、今回の私は魚売り場に野菜を置いていた人であり、魚売り場で野菜を売ろうとしていた人なんです。常識的に考えて、売れるわけないじゃないですか。もっと言えば、その日は野菜だけを買いに来て、魚売り場には寄らなかったという人も沢山いるわけで、そうなれば魚売り場にある野菜の存在になんて気付くわけもないのです。
ヨスガ本は完売しなければ赤字といういつものパターンで、完売まで後2~3冊という成果を残せましたが、ヨスガ本が売れたのはある意味当然のことで、あれはヨスガサークルに置いてあるヨスガ本であり、小説島に置いてある小説本であって、魚売り場で売ってる魚なんです。前提段階から間違っていたということで、これはもう完全に私のミスです。魚より野菜の方を沢山売りたい時点で、私は野菜売り場に店を出すべきだった。不覚にも、それに気付いたのは終了後でした。身内他に指摘されて、冷静に敗因を分析した結果、戦略段階からすべてが無意味だったことを悟ったのです。そりゃそうだよね、戦略も、戦術も、戦場を理解していなかった時点で無効なんですよ。陸地で海戦をやろうとしていたようなもんなんだから。
いくら野菜を美味しく食べてもらうためのおまけを用意しても、魚売り場という時点で通用するわけもないんですよ。みんな欲しいのはドレッシングじゃなくて醤油と山葵なんだから。私はそれを理解していなかった。

まあ、結論からいうと部数持って行きすぎたよね。シャリテクロワールは弱小サークルなんだから、あれの半分で良かったと思う。それとヨスガ本の宣伝ばっかりしすぎた感がある。メインジャンルだから全面に出すのは当然としても、他のはなにもしないでも売れるんじゃないかと、そんな感じだったのかねぇ? 見通しと考え方の甘さが現れたわけですけど、それほど赤字決算でもないかな。要するに魚売り場から野菜売り場に移ればいいわけで、その移動さえ上手くできればまだ巻き返せる。冬コミでリベンジといきましょうか。

それにしても無料配布物が余ったのだけは計算外だった。冊子は捨てるにしてもペーパーは……私は持っていても仕方ないから、自宅通販やるらしいくろのさんに渡そうかしら。多分、処理としてはそれが一番正しい気がする。
夏コミ終了しました。一般参加、サークル参加問わず参加された方はお疲れ様でした!
私は冬コミと同じくサークル参加をさせていただきましたが、今回の3日目は色々な意味で明暗が分かれたというか、完勝にはほど遠い感じでしたね。コミケに勝った負けたがあるのかという話でもありますが、個人的には負けはしなかったが勝てもしなかったという感じ。

サークル参加と言うこともあってか、3日目は前日、前々日よりも1時間ほど遅く家を出て、大井町の駅で本日の売り子をやってくれる友人と合流。時刻にして7時前後、この時間帯ともなればさすがに大井町駅も空いていて、まあ、それでも通常時よりは混んでいたから友人には新鮮だったろうけど、そもそも通常時のりんかい線に乗ることがないからな、私は。
国際展示場駅に着いて、そのままサークル入口からサークル入場。東待機列に寄ろうかとも思ったんですが、りんかい線内で車両トラブルがあった関係上、到着が遅れてしまって。コミケっていつも以上に時間に対する意識が強いというか、ちょっとしたことですぐに焦ってしまう。今回も開場前に何度友人から宥められたことか。ハッキリ言って、サークル参加者としての私は今回最悪だったと思います。いや、こう書くと普段は良いみたいな感じだけど、いつもよりずっと酷かったということ。精神的に受けた打撃があまりにも大きすぎるので、しばらくは立ち直れそうにないんだよね。多分、しばらくは使い物にならないと思う。たまに、どうして記憶除去装置はこの世にないのかと思う。こういうときに酒でも飲めれば良いんだろうが……やれやれ、俺はなんで生きているんだろうか。いっそ、消えてしまいたい。私という人間の存在意義は一体どこにあるのか、それともそんなものは元から存在しないのか、ダメだね、私のようにトラウマを抱え込むタイプは。とりあえず生きててすみません。
おそらく2~3ヵ月はこの調子だと思いますけど、精神的な脆さには自信がありますから持ち直すのは多分無理です。私を倒すなら今がチャンスですね、ここで私の精神に的確な揺さぶりを掛けて攻撃すれば二度とは立ち直れないでしょう。

とかなんとか書いていたら、僅かながらに気が楽に……なったわけじゃないけど、気が紛れてきたから当日の話でも書きますか。スペース到着後は、印刷所に直接搬入して貰った段ボールを明けて新刊をチェックし、マットPP加工の質感を味わう。良いですね、マットPPは。男性向け同人誌ってのは、大抵がコート紙にクリアPP加工なんですけど、これには一応の理由があってコートやクリアはアニメ塗り、CG塗りに強いんですよ。男性向け同人誌ではそっち系の表紙が多いから、女性向けほどマットPPが多用されないんですね。ここにも男性向けと女性向けの違いが出ていたりするわけで。
まあ、るーるーのほんに関しては単に私がマットPP加工を使ってみたかっただけなんですけどね、また後日に書くと思いますけど、私の同人に対するスタンスみたいのが出ていると思います。
メインジャンルであるヨスガノソラ同人誌である遥かな穹ですけど、思っていた以上に表紙の色が良く出ていたので満足。HPに載せていた表紙画像はRGBだから明るくなってますが、実際はもっと落ち着いた発色具合です。ページ数もそんなに多くはなく、大きさもA5サイズと、これこそ小説本って感じがしますね。この本には色々と思うところがあるんだけど、内容としては決して恥じるべきところはないと考えているので、まあ、良いんじゃないかと思うことにします。
そうして販売準備を始めてから1時間もすると、サークル・くろのとくろえのくろのさんが会場に到着しました。初対面だったんですけど、なにせ着いたのが8時半過ぎという非常に切迫した事態だったんで、挨拶もそこそこにペリカン便の引き取りに行って貰う。9時過ぎると一時中断されてしまうんですよ。それに当初の予定として、私は9時頃にはスペースを離れる予定だったのであのときは結構あたふたしていた。

新刊3冊、既刊1冊、それに無料配布物が3種類揃ったところで、私は見本誌の提出を済ませて買い物の準備へ。今回は456ホールに配置された私のサークルですが、個人的には123ホールに揃っているサークルの方に魅力を感じていた。もっとも、私の最優先サークルであるRengaworksは456ホールだったから、移動するつもりはなかったんですけど。どのシャッターが先に開くかはともかく、私は真ん中の列に並びました。これに深い意味はあまりないのですが、6ホールのシャッターは列整理と放出に手間取っていたため、結果的に良い選択だったと思います。こういうときの読みはあまり間違えないから不思議。
Rengaworksに最初に並び、横のティンカーベルの列がどんどん伸びていくのを確認。いや、ティンカーベルは凄いね、開幕と同時に列に並んでる人間たちが、気合いを入れたのか雄叫びを発するし。煉瓦の列に並んでいた私を含めた大半が唖然としたという。ロリロリな絵柄の本を買いに来ているくせになんて暑苦しい連中なんだ!w
煉瓦は今回キワモノとしてプラネタリウム付きの同人誌なるものを出していたんですが、これは10個しかなかったので私は買えませんでした。どんなものか想像も付かなかっただけに数万円ぐらいはするのかと思ったのですが、意外に安くて3000円。煉瓦曰く、「また何か作るから~」だそうです。これ以上、どんな物を作ると言うんだ……いや、凄い楽しみですね。
私が同人活動をするに当たってある種指針にしているのがこのRengaworksであり、煉瓦なんですけど、同人を一つの趣味として捉えた上で、書きたい物を書き、作りたい物を作り、どこまで自分が楽しめるかを追求していく姿勢は私の憧れです。でも、これについてはまた後日ね。今するべき話でもないような気がするし。

煉瓦攻略後は周囲の壁を確認しながらイヅミヤへ。新刊ゲットした後はそのまま123ホールへ向かい、わつき屋に直行。まだ10時台だったので空いてましたけど、相変わらずデカイバッグだ……このバッグほど持ち運びに不便な物はないと思うんだけど、なんでか毎回作るんですよね。正直、家の中で保管するにも一番面倒なのが袋類だから、いい加減なんとかしようとは思ってるんだけど。わつき屋を済ませた後は番号を逆回りする形で壁を攻略。意外だったのは、リリーマルレーンを買えたことですけど、ここ最近はほとんど買えるんですよね。以前は本を売っている姿すら見かけたことのないサークルだったのに、どういうことなのか。テレカでさえ残っていたからなぁ。
他にもまあ恋愛漫画家だったり、あかざわREDだったり、色々なところを攻略して、後、RED RIBBON REVENGERに行った後に456ホールへ帰還、再び壁の攻略を開始しました。スタジオひまわりとか魔法新撰組、萌雛化学などを攻略したんですが、萌雛に関しては買った瞬間に満足するという良くなく癖が出たため、その後知人に譲ってしまいました。
壁だけでいくつ回ったのか、まだ買ってきた本の中身を整理していないので判りませんが、いつになく壁に並びやすい3日目だったと思います。昔、それこそ翡翠亭や涼屋がシャッター前どころか壁でもなんでもない、島中サークルだった頃はこの二つにも良く通っていたのですが、今はちょっと手が出せませんよね。逆にこの二つを捨てることによって、代わりの選択肢を数多くえた感じ。

全体的な買い物を終えたのは12時半ぐらいで、これは私にしてみるとかなり早い時間。一般的にも早すぎると思いますが、島巡りをするつもりがあまりなかったのと、既に私の懐が寂しくなってきたのが主な理由。そんなわけで売り子交代となったわけですが、その前にくろのさんをコスプレ広場まで送っていく。その際、2日目の朝にも会った知人から連絡が入り、くろのさんを送った後に合流、スペースに帰還。その帰還の最中、共通の知人についての話題となり、今頃聖マリオン学院にでも行っているのかねーとか話していたら、なんとスペース前で遭遇。どうやらわざわざ来てくれたらしい。
さすがにスペース前で談笑するには人通りの邪魔になるので、スペース内へ。旅の話やいつも通りの声優話などで盛り上がる。長い付き合いだけあって、少しささくれ立っていた私の心も和らぎました。そしてその二人が再び企業、コスプレを広場に行くと言うときに今度は別の友人が来訪。二人を見送った後、更に別の知人がやってきて、計4人の知り合いが私のスペースを訪れた感じでした。友人には薄荷屋の新刊を立て替え購入していたのでそれの受け渡しとか、他にも知人含めて当日の動向について。やはり、2日目よりはスムーズに進んでいるという話でした。
帰宅する友人の準備を手伝い、なのは島に向かう知人を送り出し、そうしていると先ほどの知人らが戻ってきて、企業ブースとコスプレ広場の話を少々。その二人も見送った後は、時刻も良い感じだったので撤収準備に。あまった本を段ボールに詰めて、ペリカン便で出しに行きました。456ホールは通常黒ネコなんですけど、手元にあった伝票が丁度ペリカン便の物だったのと、それほど段ボールが重くなかったので東1ホールまで運んでしまいました。
ここでちょっとした事件があったんですが、仮設テントで配送料を払う際、処理をしてくれたお姉さんいたんですけど、突然隣のテントから強い衝撃を受け、隣の人に倒れ込むように沈みました。テントとテントの間は当然布で遮られているので隣でなにが起こったのかは判りませんが、大方段ボールを投げようとして、横にスライドさせてしまったのでしょう。思わず、「だ、大丈夫ですか?」と声に出して訊ねてしまったんですが、ほとんど本気で心配してました。だって、見るからに強い衝撃だったんだもん。
なんとか持ち直したお姉さんにお金を支払い、控えを片手にスペースへ。ゴミ出しを行い、荷物を纏めた後は帰還開始。会場を出る直前に閉会のアナウンスが流れ、なんだかんだと言いながら閉会まで居てしまったことを実感。例年、あまりないことなので少し新鮮でした。

りんかい線で大井町まで移動し、そこの駅ビルで休憩&売り上げの計算と精算。本当は私の趣味でトンカツ屋か洋食屋の予定だったんですが、混んでいたのと荷物が多かったことを理由に空いてるそば屋へ。とはいっても、私は体調があまりどころか、凄く宜しくなかった関係で、ほとんどなにも食べられませんでした。これは冷たい物でも食べて気力を取り戻そうと思い、バニラアイスクリームを頼んでみたらこれが美味いのなんのって。やっぱ、疲れているときにバニラアイスは効きますね。
釣り銭を整えて、私の本の売り上げを回収し、それ以外は全部くろのさんへ。私も印刷代だけで計算すると結局完売はなかったから数百円の赤字なんですが、スペース代を考えるともっとなのだろうか。まあ、スペース代に関しては入場料みたいなものだと思っているから、別に気にならないんだけど。くろのさんとは今後の予定や方針についても話したんですが、なにせ私が疲れ切っていた関係上、あまり話は進みませんでした。

帰宅後、身内に今回のことを報告しつつ、的確な指摘や説教をされてから風呂&飯。いくらか元気も取り戻したのでスペースに来てくれた友人・知人とネット上で話しつつ、気がついたら寝てました。よっぽど疲れてたんでしょうかね、てんたまも聴けなかったよ。
今回の3日目は、簡単に言うと一般参加者のMLWは、まあ、満足する結果だったけど、サークル参加者のゼロにとっては、完全なる敗北、失敗だったと思います。では、どうして同人作家のゼロは失敗したのかというと、それは明日の日記で書くことにします。意外に3日目の日記が長くなってしまったので。

それにしても夏コミ3日間掛けて、色々な同人誌や企業のグッズを買ってきたわけだけど……そのどれよりも、企業ブースで貰ったハルカナソラの無料チラシの方が嬉しいって、私はコミケ参加者としてどうなんだろうかと、そう思った。
夏コミ2日目です。なんというか、今年の夏コミ2日目は個人的にも、コミケ的にも最悪にして劣悪以外の何物でもないと思いましたが、ある意味で一つの答えが出たと思います。ハッキリ言って東方Projectというジャンルはコミケから追い出すべきです。あれはもう、コミケという即売会で取り扱うにも、ジャンルが拡大しすぎと思います。

2日目は、出発からして酷いものでした。準備を整え、余裕を持って家を出て、始発を待っている駅のホームで現地にて会う予定の知人に連絡を取ろうとしたところで……携帯を忘れてきたことに気付く。これによって当然始発に乗ることは出来なくなり、結果遅刻しました。仕方なしに現地で会う予定だった知人、Zepp Tokyoで行われていたアニソンイベントに参加していたんだけど、その人に東待機列に並んでくれるようにと頼みましたが、これも結果として失敗。理由は後で書きますが、りんかい線に乗った辺りで、今度は別の友人から、2日目なのに3日目と錯覚するほどの列になっているというメールが届きました。顔が引きつったのを憶えていますが、それでも予想の範囲内ではありました。私は東方というジャンルに興味がなく、好きでもなんでもないのでスルーしていますし、例大祭なる即売会にも行ったことはありませんが、どんなものであったかは人づてや伝聞で見聞きしてます。
そもそも、東館一つを丸々占領してしまうような一大ジャンルを、オールジャンル即売会で取り扱うことが間違っているのです。凄まじい数の参加者、ほとんどは新規参加の若年層でしたが、こういった連中を呼び込んでしまうのは、来るもの拒まずの理念はともかく問題だと思います。
東待機列に到着した時点で2日目はと思えない人数を前に、判っていたこととはいえ唖然としてしまいました。並んで貰っていたはずの知り合いと連絡を取ったのですが、その知り合いはなんと通常ルートで東待機列に並んだため、短縮ルートを通った私が途中で追い抜くという珍事が発生しました。これは、事前に東待機列までの効率のいい行き方を支持していなかった私のせいですね。

昨日会った知り合いと連絡を取った際、「今日は東方対策のため、西に並びます」との返事がきました。私が国際展示場駅に着いた時点で、被害待機列はほとんど封鎖状態で、私は知り合いの選択がもっとも正しいのではないか、つまり混雑や混乱が予想される東待機列に敢えて並ばず、西待機列から東館を目指すルートこそ正解ではないのかと思っていましたが……なんというか、そういった主砲や先方が一切通用しなかったのが、今年の夏コミ2日目でしたね。
開場する前も、開場してからも、とにかく進行のストップや入場規制が相次ぎました。東館正面ゲート、ホール前ゲート、あらゆる場所で入場規制が発生し、理由はホール内が大混雑しているためというもので、西待機列からも人を入れる関係上、開始から数十分は3日目を超えるほどの酷さでした。
私がホール内に入れたのは10時30分を過ぎるか過ぎないかでしたが、西に並んだ知り合いは11時近くだったといいます。ガレリア内にはすんなり入れたそうなんですが、そこから先に時間が掛かりすぎたらしい。

ただ、一つだけ救われた点があるとすれば、私が買おうと思っていた物は全部買えました。これは前述のように私が東方嫌いであり、東方を扱っているサークルが皆無だったこともあるのでしょう。ガンガン系のサークルや、たまタンの新曲などを順当に購入し、5年目の放課後を切ってしまえば後は自然に企業へと移動できます。CCさくら本も買いましたけど、魔ロキほどではないにしろ年々数が少なくなってきているので心配に。封神演義なんかもそうですけど、一大旋風を巻き起こしたジャンルが廃れているのをみると時代の流れを強く意識してしまいますね。まあ、ジャンルの移り変わりなど昔からあったのでしょうし、ジャンプ系ではそれが顕著に出るのだと思いますが、コミケではそれを強く意識し、感じてしまいます。
2日目の欠点は、東方の他にヘタリアを東館で取り扱ったことにあると思います。ヘタリアは1日目でジャンル拡大していた忍たまと同じぐらい腐女子の中で支持しされているジャンルであり、これを組み合わせてしまったのが更なる混乱を呼んだのだと思います。
というか、普通に考えてこの二つのジャンルは西館に隔離するべきだったはず。西館はなんのジャンルを取り扱っていたんだ、と思って調べたらゲーム系。別に入れ替えても良かったというか、ああいう迷惑なジャンルは西館に押し込むのが一番良いんですよ。
現に私が東館から出た際、西から東に移動する列は完全にストップしており、もはや動くことはないのではと思わせるほどになっていました。逆に一度東館から出てしまうと、戻ることすら出来ないのです。これはもう異常事態なんじゃないかと。

東館での用を済ませ、そのまま企業に向かいました。ここはまあ、一番2日目らしさが残っていたというか、快適といっていいほどに空いてました。1日目は存在したなのはブースの待機列が外には存在せず、すっかりグッズも完売してしまったのかと思えば、なんと少数ながらも館内に存在するという。それにしたって少ないから、グッズの一部ないし大半はもう無いのだろうと確認してみると、これまたすべてのグッズは健在、定番のエロシーツまで残っているという。
ここで気の迷いというか、暑さに頭をやられたのか、私はなんとなく並んでしまいました。まさか買えるわけもないと思っていたし、並んだ時点でシーツの残数が少なくなってきたと言われたので、完売した時点で列を抜けようと思い……そうしている内に買えてしまったという。なんの奇跡か、それともジャンル的に人気がなくなったのか。おそらく後者なんだと思いますが、私が買った後もしばらくは完売せずに残っていた模様。初のエロシーツ、1万円は痛い出費でしたが、買えること自体があり得ないのだから結構いい気分。
ただ、絵柄的には文句の一つを付けたいところです。というのも、温泉シーツ第二段ということで前回よりもエロく、六課キャラが減った代わりにナンバーズが追加されてるんですけど……なんだってセインがいないのかと。
チンク、ノーヴェ、ウェンディと来て、どうしてセインではなくディエチなのかと。チンクと仲がよく、ノーヴェから何気に慕われていて、ウェンディの教育係だったはずのセインがどうしていない。ディエチがなのはと仲がいいという設定は知っていますが、そこはセインを入れるべきだろう。なんならディエチを残したままに、追加でも良かったはずだ。
あれか、もしかしてあれなのか。幼児と幼児体型以外は胸があるキャラでないと、あのエロシーツには参加できないのか。確かに単なる幼女にしか見えないチンクはそういった需要があるにしても、セインは……人気ないのかなぁ、セインって。

エロシーツなんて買った物だから、経済的に圧迫されてその日は無料配布をゲットするに留めて帰宅しました。まあ、他にも色々とあったんですけど、今回の2日目は入場・移動が酷すぎたと思います。なんだかんだ言って買いたい物を買ってきた私が言うのもアレですけど、東方というジャンルにはなんらかの対策、処置を立てないと、しばらくは衰退しそうにないだけあって、厳しいと思います。
そういえば、東方の大本である上海アリスはあまりに人が集まりすぎたため赤紙の販売停止措置が出されたと聞きましたが、本当なんですかね。だとすれば、まず次回参加は出来るわけもありませんし、どの面下げても今後の参加は自粛でしょう。あのサークルの主催者も既にコミケの限界を超えていることは理解していると思うのですが……それでもコミケに参加するつもりなんだろうか。まあ、その前に準備会が追い出しそうな気もするけど。
コミケ1日目終了しました~。いや~、ポカリスエットってなんであんなに効くんだろうね。命の前借りならぬ、体力の後払いをしている感じですよ。体力を無理やり回復させて、疲労とかを後に回しているという。コミケだとポカリ派とアクエリ派で割れますね。ゲータレードはなかなかいない。

雲があったおかげで、強い日差しに苛まれることもなく、なかなか楽な1日目でした。東の待機列にしてから、10列目に並べるという結構な好位置。おそらく、男性向け壁大手の半分が2日目に移ったのと、女性向けのジャンプ系大手ジャンルが西館に移動したのが影響していると思われます。ここまで前の方に並べるとは、なんか1日目じゃなくて2日目にいるみたいです。前述のように直射日光もなかったせいか、軽く眠ることさえ出来ました。
日が出ているか出ていないかで、体力の消耗具合が大きく変わるんですよ。私は結構暑さに強いほうだけど、それでも辛いものは辛いし、きついものはきついから。中にはいるまでは水筒の飲み物で凌ぎつつ、ポカリには手を出さずに我慢。ポカリは奥の手ですし、一度明けるとがぶがぶ飲んでしまいますからね。携帯用の固形食料をかじりながら、開場までの時間を過ごしていました。
1日目や2日目というのは始発で行けば、大抵開場時間前には会場内へと入れるのですが、今回は結構ギリギリだったかな。丁度、私の後ろぐらいで列が区切られましたから。位置的に前の方と感じていただけに少し意外でしたが、まあ、そういうこともあるのでしょう。
米澤夫人のアナウンスで開会だったのですが、実は拍手の音が大きすぎてここ数回はまともにお声を聴けてないw それでも拍手しないわけにはいかないしなぁ。

開場後はすぐに魔法探偵社のほうに並びました。私は1日目は例年ここから先に並んでいるのですが、今回はグッズとして布物があったせいか結構混雑した感じ。大体、30分から40分以上は掛かってしまうところなので最初に並ぶのにはあまりお勧めできません。光姫満太郎がいつものようにノリと威勢の良い声で、フェイトちゃん&フェイトさんタペストリーを広げて発布物の宣伝をしていました。早めに帰ったから魔法クジには参加できませんでしたけど、まあ、頒布物はすべて買えたし良かったのかな。
次に行ったのは……しましましすてむだったと思いますが、ここは長年CCさくらの同人誌を出しているところなので私のお気に入りです。新刊としてはさくら本の他に総集編とけいおん本が出ていましたが、けいおんは買いませんでした。けいおんというジャンルについてはまた後日に書きますが、あんまり良い物ではないと思います。
しましましすてむがほとんど並ばず買えたので、次のサークルに移動する際、マスカット……じゃなくて1日目はPLUM? そこの待機列で偶然知り合いに遭遇。いつもその知り合いのために魔法探偵社を余分に買っているのですが、そろそろ会計というときに受け渡しなど出来るわけもないので、そういえばごっきー倶楽部が並ばず買えたことを思いだして、代理購入を提案。その足で買いに行きました。冬コミのときは、確かルリルリのカレンダーが出ていたので私も買った記憶がありますね。
ごっきー倶楽部攻略後は、Yan-Yamに行って、こちらはグッズセットこそ買えませんでしたが、新刊の方は買えたので、まあ、良いんじゃないかと。3日目のESSENTIAに並ぼうとは思いませんけど、それはなぎさわ屋とかテッチテッチに並ばないのと同じ理由ですね。

Yan-Yam攻略後は、島の中を足早に徘徊しつつ、そのまま企業へ向かいました。456ホールにほとんど用事がなかったというのもありますが、大手サークルの2日目移動が実行されたため、並ぶサークルが大してなかったというのも影響しています。企業には通常ルートを使って行きましたけど、外には各企業の待機列が目立っており、通常時の企業入口となっている場所には、リリカルなのはブースの列が存在していました。こんなところに列を作るもんだから、企業ブースへはいるのが面倒になって仕方がない。
列を眺めていたら、そこでなんと先ほどの知り合いと再び遭遇しました。コミケで偶然が二度も起こるなんて早々ありませんが、これ幸いと各種受け渡しをしました。その際に魔法探偵社のタペストリー、私が買う段階で1限になっていたのですが、これも譲ることに。個人的に良い絵柄だとは思うんですけど、向こうの方がフェイト好きですからね。こういうときにヒョイと手放せるから私って不思議。多分、グッズよりも同人誌の方に価値を見出しているからなのかも。
そうして入った企業ですが、特に買い物をすることもなくブラブラとしていました。ほとんどのグッズセットは完売していましたし、無料配布もそんなに無かったからね。事前に予想したとおり、落ち着いているという感じでした。Sphereには行きましたけど……これについては自己反省の意味も兼ねて書かない。儀礼や筋を通すというのも、なかなかに難しいことだというのを再認識しました。

企業周りを終えたら早い時間にもかかわらず帰還しました。体力にも金銭にも余裕があったのですが、2日目以降に温存しておこうと思いまして。なにせ2日目はあのジャンルがあるため、相当な混雑が予想されていたからです。
しかし、私の予想や予測、認識の甘さはここでも出ました。ハッキリ言うと、相当どころではない悪夢が待っていたのですが、それは2日目の日記に書くとしましょう。
聖戦前夜
完成してしまいましたよ……まだ、製本はしていないんですが、100部すべての印刷が終わり、まさかの2日で完成してしまいました。突発コピー本とか、この時期になにを用意しているんだって話しですけど作ってしまった物はしょうがない。まあ、私も相当な馬鹿ってことですよ。

コピー本というだけあって製本や装丁は凄く簡易的な物になってます。一応、中綴じの予定ですけど、紙はごくごく一般的なコピー用紙ですし、特に拘りなんかはありません。如何にも突発って感じがしますけど、これはこれで良いんだと思います。同人誌の原典、ここにありみたいな。当日までには間に合いそうだし、インクカートリッジを消費しただけありました。黒だけで2個半、結構使っちゃったなぁ。私みたいに印刷機をよく使う人間には、インク代というのも結構な出費になりまして。さすがに300枚以上も紙を印刷してるし、仕方ないことではあるんですけど。紙もインクも、湯水のように使ってしまいますね。あまり宜しいことではないとは思うし、たまには森林募金でもしてくるかな。
本の内容について書きますが、ロックマンゼロ赤き閃光の英雄&逆襲の救世主をメインとし、あの二人が解説をしていく内容となっています。私のサイトか、くろのさんのブログをご覧になっている方にはお馴染みの二人です。
それから、-逆襲の救世主-設定原画集を収録しています。これはくろのさんご提供で、設定イラストを数点ほど。実は上巻にも出てこないような隠しキャラも先行公開。いや、くろのさんとの間で凄く盛り上がってるキャラなんですよ。多分、プリクリと同じぐらいに。このキャラを生かすためにも、さっさと逆襲の救世主の連載を再開させないといけませんね。
配布方法に関しては既に更新済みの特設ページにも書いてありますが、夏コミ当日、シャリテクロワールのスペースで新刊・既刊を2冊以上買われた方から先着で、一会計に1冊お渡しします。つまり、1冊買うと以前に書いたペーパーが付いてきて、2冊買うとコピー本も付く、という感じです。色紙も含めれば会場得点3つですし、結構豪華になったかも。当日はシャリテクロワールをよろしくお願いします。

さて、話を変えて私がコピー本制作に追われている間に、ハルカナソラ公式サイトが更新していました。ドドドドドッという具合に更新をして、ショップ特典画像にヨドバシカメラ、委員長のデートシーンが追加されてますね。くろのさんが好きそうな絵柄だ。ハルカナソラ壁紙集の参加作家一覧も記載され、何気に水風天が混ざっているという。ヨスガノソラのときと被っている人もいれば、新規参加の人もチラホラ。
W購入キャンペーンの特典ラフも出てますけど……まあ、夏ノ雨も予約したから自動的に貰えますけど、これで夏ノ雨が微妙だったらどうするんだろう。いや、個人的にはかなり期待しているんだけど、ヨスガファン的にはハルと穹に恋人握りでもさせている絵の方が嬉しいんだろうなーって。私も大好きですけど、ハルは愛されてますから。
システムボイスとオリジナルキャラクターソングをみる限り、穹の声優については問題なさそうですね。変わったらどうしようかと思ってましたが、どうやら杞憂だったらしい。やっぱり、穹はあの声じゃないと。なにかの間違いでアニメ化したとしても、声と内容と穹のキャラクターだけは変えないで欲しいですね。切実なお願いです。
本当はコミケでも企業ブースに行きたい、というかSphereブースに行きたい。グッズは通販申し込んでるけど、会場でもみたいじゃないですか。1日目はビックリするほど回るサークルも少ないので、時間が空いたら行ってみようと思います。まあ、1日目の企業ブースは混むから、様子をみつつですけど。

突発でコピー本作っていたせいか、企業チェックがなにも出来てません。これから始めますが、今年は企業も落ち着いているというか、エロゲブランドのグッズ商法も静かになってる気がする。私が好きなブランドだけかも知れないけど、大手もそこまで凄いの出してこないし、エロゲ関係については余裕を持って行動できるかも。それでもSphereのセットはすぐに完売すると思いますが。
それじゃあ、日が変わる前には企業チェックを終わらせたいので、今日はこの辺りで失礼します。ちなみにコミケ期間中は日記の更新も滞るかと思いますが、参加日の前日は更新する予定です。
突発コピ本の件でくろのさんと話したんですけど、私の用意した表紙は不採用となり、なんと新たにくろのさんが表紙を書いてくれることとなりした。いや、コミケ前の忙しい時期、それもくろのさんは移動の準備もあるわけだから人一倍大変だというのに、付き合わせてしまって申し訳ないです。
そして、昨日の晩というか深夜にその話をして、今日の朝には完成しているから凄いよね。この加速度、私なんかとは比較になりません。後でHP詳細載せますが、まさかここまでの完成度とは……あの限られた時間でよくぞここまで。

くろのさんと打ち合わせとかお話しするのって、大体が夜から深夜、明け方に掛けてなんですけど、話題って尽きないもんですね。以前の日記にも書いた気がするし、二人の間でも離したことがあるんだけど、創作者としては本当に真逆なんですよ。スタイルとかスタンスもそうだけど、作品やキャラに対する拘りの持ち方なんかも結構差違があって。
でも、却ってその方が仲良くできるというか、同じ価値観を持つ者同士ってどうしてもぶつかり合うと思うんですよ。互いに譲れないものがあって、妥協できない部分があって、そうした衝突から生まれる作品も当然あるんだろうけど、作業的にはとても大変だし。だから、ある程度は違いある方が良いんです。同じタイプの人間って、なかなか上手くいかないというじゃないですか。スクライドの主人公二人だって、アレは単なる同族嫌悪ですから。だから、君島のような自分とは全く違うタイプの男とカズマは親友になれるわけで、性格の違いも共になにかを成すには結構重要なんだなと。

まあ、そんなことを書きつつ、実は私とくろのさんもある一定の分野においては発想同じなんですけどね。例えばあっち系の話とか。なんだかんだいって、4~5時間話す中で、3時間近くはそっち系の話をしている気がする。
まあ、昨日は主にとあるキャラに関しての設定を二人で妄想していたんだけど、恐ろしいことに我々の場合、妄想がそのまま公式設定になったりしますからね。オメガとか、その手の会話の中でどれだけ設定やキャラが変わっていったかw
妙に波長があうんですよねー。創作者としては真逆なのに、そういうところは似ているというか、自分でも結構不思議なんですけど。巨乳が良いなと持ったら、本当に巨乳になったりしますから。いや、なんの話をしているんでしょうね、私は。こっち系の話は価値観や思考法を飛び越えてしまうから素敵。あんまり、この手の話を出来る相手が身の回りにいないってのもあるんだろうけど。

話は変わりますけど、というかコピ本の詳細はこの際だから明日の日記に回すとして、デ・ジ・キャラットでお馴染みのこげどんぼが趣味でやってる企画というかキャラクターの、たまタンに新曲が出来たらしいですね。私はどんぼほど尊敬できる絵描きはいないというか、上のスタンスの話じゃないけど、自分の作品、というかオリジナルであそこまで同人とか各種出し物を出せるってのは凄いことだと思うんですよ。もう、オリジナルの大家じゃないですか。
たまタンに関しては個人的にはまっていて、中の人の斎藤桃子が大好きなこともあってか、ほとんどグッズを揃えてしまったし……新曲の方もエンドレス再生中です。
漫画化したときは結構驚きましたけど、それによって同人関連がなくなることはないと聞いてホッとしています。今回のコミケでも新刊とグッズがある模様ですが、3日目の西というあり得ない配置のため、行くことは難しそう。去年と同じく通販かな。
新曲の方、この日記はニコニコ動画とリンクできる機能があるから使ってみようかと思ったんですが、どんな物を検索してもヒットしないので、不調みたいです。だから、画像はこの前出た商業コミックの限定版。もちろんゲマ屋で買いました。
さすがに、ここまで斎藤桃子が声あてているんだから、アニメ化の際に変わるというのはあり得ないとは思うんだけど……しゅごキャラ枠にアニメか控えてるはずだし、声優変更だけはしないで欲しいな。

さて、爆速で日記を更新していますが、いよいよコミケの、シャリテクロワールの話題に移れそうです。明日の日記は突発コピ本の詳細と、その他諸々を更新します。諸注意とかさ、釣り銭の話もあるし。
とりあえず、今は製本とコミケ予定表作りがあるので……夜かな、時間的にはもう夜かも知れないけど、外が真っ暗になったら木曜日の書き始めることにします。なんとか今日中に更新したいし。

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