あかりりゅりゅ羽が大変なことになってるようですね……やはりこの業界の定めなのか、よく分からない病気にかかっているらしいです。原稿とは関係ないと言っているけど、いや、原稿以前に身体の方が心配だ。長生きできない商売だし、潰しも利きませんからね。常に身を削って作業しなくてはいけない。私の知っている人間も、幾人か会うところの出来ない場所まで行ってしまった。

岩舘こうが死んで、もう2年になるんですね。彼だけじゃなくて、色々な人がここ数年の間に逝ってしまった。最近、秋桜の空にのドラマCDを暇つぶしに聴くことが多くて、なんとなく思い出してます。私は絵描きじゃなくて物書きだけど、絵描きの知り合いがいないわけでもなくて、コミケなどの同人誌即売会や、エロゲなどを通じて知り合った人がそれなりにいました。過去形なのはほとんどが今現在は疎遠なのと、上記のとおり既にいなくなってしまった人が多いから。
好きなことをやり続けることがどれほど大変で、身を削らなければ生きていけない現実があって、そうした中で倒れていった人たちを何人も知ってます。立ち上がれなくなる前に進むことを辞め、引退した人もいます。私はその人を否定しないし、死ぬよりはマシだというレベルまで追い詰められることがこの世界にはあるんです。
みんな真面目というか、生きること、生き抜くことには必死だね。私は自分がどれだけ適当に生きているかをよく分かってるし、気を抜くところでは本当に気を抜いているから、それほど追い詰められてはいない。将来に対する漠然とした不安とかはあるけど、より良い流れを進む自信があるんだよね。今までもずっとそうだったから。
こういう仕事をしていると誰しも先行きや将来に対して不安を抱えていて、そういうものが必要以上に神経を刺激して、物書きや絵描きを生き急がせてしまっているのではないかと思う。そこまでする必要があったのかと感じる場面にもたくさん遭遇してきたし、会う度に顔色や挙動が酷いことになっていた人もいました。
これがリアルだなんていうつもりはないし、不安を煽るつもりはないんだけど……切ないというか、やるせないというか、生きるために死んでいくというのは最悪の矛盾だよ。鳴瀬ひろふみなんかも体調悪いみたいですし、他にも幾人か倒れたという話を耳にします。もはや日常茶飯事みたいに受けとめられてるけど、感覚の麻痺って怖いよね。

職業柄、商売柄、健康に生きるなんてことはどうしたって出来ない業界です。騙し騙しね、みんなやってるんですよ。私は時間的に限界ギリギリまで自分を追い詰めて、極限まで自分の身体を酷使するという割と馬鹿なことやってますし、みんな自分のやりかたで頑張っている。
誰かが、というか私が最も好きな作家曰く「プロとはそれだけで飯が食える存在だ」と言っていました。完全に同意しますし、その通りだと思うけど、この業界でそれを目指すのがどれだけ大変なことなのか。実質、食えないことはないんですよ。専業で食ってる人は沢山いるし、作業的問題からも兼業はなかなかに難しい。だけど、その為にはたくさんの仕事をこなしていかなければいけないわけで、食えることそれ自体はゴールでもなんでもないんですよね。目指すべきは安定であって、身も心もボロボロにした先に掴み取らなくてはいけない。けれど、その頃には時代や世代が変わっていて、自分の技術が通用しなくなっており、飽きられてしまう。七瀬葵がコミケ等の同人誌即売会に復活したとき、私は凄いことが起こるだろうと確信していました。なにせ伝説を持っていますからね、あの人は。
しかし、現実として開催されたコミケでは大した列もなくて本だけなら難なく買えるという状況。知り合いと共々驚いた記憶があります。たった、4~5年同人活動休止をしていただけで、こうも変わってしまうものなのかと。どんぼも似たような感じだったのに。
こういう事態を避けるためにも早く安定を得ようとして、みんながみんな生き急いでしまう。悪循環なんですかね、これもまた一つの。

夢も希望もないようなことを書いてますけど、本当に最近多くてさ。誰が倒れたとか、あの人が逝ってしまったとか。健康的な生活を送れとは言わないし、そんなことは不可能だと分かっているけど、もう少し身体は大事にして欲しいよ。生きるために死んでどうするんだと、たまに叫びたくなる。
余裕の欠片もないような人生を歩む、自らが望んだこととはいえ、なんともまあ物悲しいことか。私にしたところで他人事ではないし、こういう業界で生きること決めたからには避けては通れないんだけど……いやはやなんともはや。薄暗い話になってしまい申し訳ありません。
これしか能がないからね、私にはこれしかできない。あるいは他の生き方もできたのかもしれないけど、成人した頃には私は自分の歩むべき道を固定してしまった。まあ、それに対しての後悔はしたことないけど。
今日は、帝国劇場にミュージカルのレ・ミゼラブルを観に行きました。原作自体は昔から知ってたんですけど、ミュージカルに通い出したのはここ数年から。坂本真綾が出演し始めたのが縁で、FC会員はチケットが優先的に取れるので、それを利用しています。ただ、平日の昼とか夜には行けないし、休日に真綾が出演しているとも限らないので、真綾が出演していて、尚且つ休日公演ともなるとなかなかなくて。今回はたまたま祝日と真綾の出演が合致し、他キャストも好みに合うメンツだったので決めました。

文化の日にミュージカル鑑賞ってのも良いもんだねぇ、などと思いながら東海道線に乗っていたんですが、そういえば文化放送でもイベントがあるんだよなと新橋に着く直前で車窓の外を覗いて見る。超ラジ以外にどんなイベントがあったのかは知らないんだけど、私が文化放送前を通り過ぎた10時半頃の時点で、陸橋の上にも人があふれているという感じでした。まさか全員が18時からの公録待ちだったのか……メンツがメンツだけにあり得ない話じゃないよなぁ。帰りに寄ってみようかと思ってたんだけど、この人だかりを見て行く気がなくなってしまった。明らかに疲れそうなんだもの。帰りも覗いたけど、当たり前の話ですが人増えてたし。
有楽町についてからは、もう冬の寒さだなーとか思いながら帝劇へ。だけど、11時前についてしまったからまだ開場しておらず、仕方なしに国際ビルで暇つぶし。用を足したり、コンビニでソフトキャンディを買ってみたり。本当は弁当でも買えばよかったんでしょうけど、ケチなのと大して腹が減っていなかったことからスルー。帝劇はロビーと公演中を除いた劇場内でも飯が食えるんですけど、なんか物を食べる気分になれなかった。本当に芝居を観てきただけ、って感じ。まあ、中には幕の内弁当やカツサンド含めて芝居見物だって言う人もいるだろうし、私もそれは同意するけど。
国際ビルにいた関係で地下から階段を使っての入場でしたが、団体客が多いのかご年配の入場が目立ちました。入場時に弁当貰ってましたけど、なにかのツアーだったのかな。全体的に女性客が多かったのも、芝居ならではですね。別に年配や女性だけの趣味とは言わないけど、そういや親子連れもいましたね。私の後ろの席が幼女たちでしたから。ただ、あんな幼稚園、よくて小学一年生ぐらいの子供をレミゼに連れてくるってのもそれはそうれで。序盤とか結構下品じゃないですか。あの手の性的な設定や数々の台詞は、あの年頃の子どもにはまだ早いと思うんだけど……

内容についてはなにせ有名作品ですし、特筆するようなことはないと思います。マリウス役の役者が急病で、急遽別の日に担当している人が代役に立てられてましたけど、結構ガタイの良いマリウスだったな。森公美子のティナディエル夫人が会場内から笑い声が出てしまうほどの名演で、流石だなと思った。ティナディエル夫妻の辺りは一瞬ミスかと思った個所があるんですが、それが気にならない繋ぎっぷり。あの適当な悪党夫婦は役者によって全然違うから、なにが起こっても不思議じゃないというか。
ジャン・バルジャンとジャベールの決闘はいつ見ても見ごたえがあるなぁ。前回見たときは、確かジャベールが鹿賀丈史だったんだよね。ジャン・ヴァルジャン役の方が有名ですけど、何回かジャベールもやってるんですよ。まあ、本人はジャン・ヴァルジャンに強い思い入れがあると言ってましたが。
そういや、コゼット役が菊地美香だった。舞台で彼女を観たのは初めてだったけど、立つ場所が違うと印象も変わるというか、良い演技でした。コゼット自体はそれほど台詞というか出番もないんだけど、エポニーヌの悲劇性と照らし合わせるとイマイチキャラが薄い。最近は世界名作劇場の影響からか、コゼットに対しても光が当てられてますが……そういや、コゼットというタイトルの二次創作をアメリカ人女流作家が書いてましたけど、私はあれが好きじゃないな。日本では無名に近い作品だから、どうでもいいけどさ。

次にレ・ミゼラブルを観るのは何年後か……基本的に遠征嫌いなので帝劇でやらない限りは観る機会がないんですよね。それに、真綾がキャストから外れたら必然的に観なくなっちゃうだろうし。芝居を観ること自体は私の趣味の一つなんですが、ある程度大きな芝居となると必然的にキャストに目が行ってしまうのも確かでして。そこら辺にある小さな箱でやってるしょぼいのとか、小劇場なんかは違いますけどね。あれはあれで違った楽しみ方があるというか、低俗といわれようと私はああいうのも好きだ。20人も入れないような箱でやってる芝居とか、もう最高じゃないですか。
最近は忙しいからなかなか劇場とかにも足を運べないというか、11月のイベントラッシュでも芝居系は今回だけだなぁ。15日はあそこ行きたかったんだけど、都合を合わせることが出来なかった。誰か観に行かないかな、某声優も出ることだし。

今日は、花澤香菜のひとりでできるかな?の公録に行ってきました。バス代ケチって駅から徒歩で国大まで歩いたんですが、いや、遠いね。どうして学校なる代物は山の上とかに建っているんだろうと思うけど、わかりきっているだけにため息しか出なかった。徒歩20分とか、絶対に嘘だろう。道にも若干迷ったし、地元より田舎くさい場所だった。横浜国大、名門ですね。

到着した国大は遠くから学生の野外ライブの熱唱が聴こえてきましたが、公録会場となる学生会館の付近は特に出店などがあるわけでもなく、公録参加者と国大のげんしけんスタッフしかいませんでした。横浜国立大学現代視覚研究会……まあ、サークル名の安直さはともかくとして、公録の前節によると、このサークルはまだ出来て5ヵ月程度らしい。今年の6月に発足して、それでもう文化放送のアニラジを誘致しているんだから営業力があるんでしょうかね。
とはいえ、所詮は発足から半年もたっていないサークル。お世辞にもイベント運営が上手とは言えず、むしろ下手くそとしか言いようがなかった。前述のとおり会場付近には公録参加者が集まっていたんですが、開場10分前になっても一向に列整理を始めようとしなくて、列整理をしないのかと問いただしたら、あろうことか「人がいっぱいいるから無理かな~って」とか言い出す始末。おいおいおい、人がいっぱいるから入場時の混雑、混乱を避けるために列整理をするんだろうが。そもそも、列すら作ってない。
地面にテープを張って区切りを作り、列を並べる下準備はしているくせに、肝心の列を作ろうとしない。小声で「何番から何番の方~」と呼びつつも、言うに事欠いて「出来れば、自主的に並んでほしい」などと苦笑い。笑ってる場合じゃねー。仕方ないから一部参加者が率先して列整理を始めたんですが、その間も国大学生スタッフはなにもしない。せめて声を出せ、参加者に呼び掛けろ。最近の若者は軟弱とか言われてるけど、声を上げることを恥ずかしがってたらイベント進行なんて出来るわけがないだろうに。しかも、開場5分前になると参加者に列整理させながら一旦すべての学生スタッフが会場内に引っ込む始末。外に一人もスタッフ残さないって、なにを考えてるんだ。
入場自体も結構グダグダでしたけど、さすがに開場と開演の間に1時間ありますから、開演が遅れるということはありませんでした。けれど、いくら発足間もないサークルといってもイベント参加したことある奴もいるだろうに、あの体たらくはどういうことだ。自主的に並ばせるのはまだいいとして、自主的に列整理までさせるスタッフがどこにいる。別に学生主催のイベントを否定するわけじゃないけど、器量も経験も足りてなかったなという印象。今まで色々な学園祭イベント行ってきたけど、学生スタッフの質という意味ではあまり宜しくなかった。とりあえず腹から声を出していけ。

公録それ自体はすごく楽しかったです。整理番号が良かったから私は最前列で観てたんですが、やってることそれ自体はいつもと変わらない。公録らしいコーナー、事前アンケートにパーソナリティとゲストの可愛いと思うところを書いてもらい、なにが多かったかをクイズ形式で当てていくなどもありましたが、基本はやはりトークでしたね。なんか、ハドソンのおもちゃで遊んでいたけど、あのシュウォッチは復刻版かな。確か去年だったかに出たんだよね。いつかの番組で遊んだにもかかわらず、すっかり使い方を忘れている花澤香菜。それでも連射力は見事なもので200を超えてました。対照的に井口はその半分ぐらい。私は昔からハドソンと縁がない人間なので遊んだことがないんだよねぇ。
公録の流れとしては番組の流れを汲んだものだから、当たり障りのない内容というか、やはりパーソナリティのトーク力が引っ張ってる感じだね。こういう学祭公録はなにかと学生を絡ませたりする傾向があるんだけど、ひとかなの場合はほとんどなかった。少なくとも、放送ではカットされるであろう部分だけだね。そう考えると特に学園祭でやる必要もない感じだったけど、空間的には悪くなかった。目にも耳にも面白いイベントだったと思う。
しかしまあ、花澤香菜の可愛いところに戸松遥のことで拗ねるところというのは分かるんだけど、井口裕香の可愛いところに阿澄佳奈との関係性が入るのはどうなんだ。私は未だに元GGFで井口と阿澄の仲が良いことに意外さを覚えてしまう。双方ともに、特に井口はこの評価がかなり複雑らしい。そりゃなぁw

公録の詳しいレビューはきっとファンサイト等がやってくれるとして、公録終わった後は出店巡りに出かけました。から揚げでもないかと思ったんだけど出店されてなかった。揚げ物はダメなんですかね? 焼き物、煮物はあったんですけど。特に食べたい物もなかったので出店の先っぽまで行ったんですが、そこで得たいの知れない外人に絡まれまして。やけにノリのいいテンションと、胡散臭いイントネーションの日本語で話しかけてきて、ヘイ、ニーチャン! 俺たちのケバブを食っていかないかと。別にケバブは好きでも嫌いでもなかったけど、丁度小腹が空いており、外人どもの空気にあらがえないものを感じたので、「よろしい、ただしキャベツ大嫌いだから肉を多く入れてくれ」と注文付けて買うことに。お一つ400円。多分、カレーライスやラーメンより高かったであろう価格。カモられてぼったくられたかなとも思ったんだけど、意外に美味かったから、まあ良いかなと。

次のイベントは来週の日曜日、アニメイト横浜店で行われる牧野由依イべント……いや、先に文化の日のレミゼがあるな。声優イベントとは言い難いけど、声優目当てで観に行く側面もあるから複雑だ。文化の日は明治天皇の誕生日だから移動できず、最近では珍しい飛び石連休になってます。文化放送でもイベントやるみたいで、寄れないこともないんだけど行くか行かないか。晴れの特異日ではあるけど、予報では雨だしなぁ。それに時間移動したから公録見ちゃうと帰りが遅くなってしまう。
でも、CDは少し欲しいから物販だけ覗きに行こうかな。イベント特典あるかもしれないし。
冬コミ落ちちゃいました。うん、コミケに落選しました。こうなることは判っていたのであまり意外ではないというか、不思議なことに悔しさは少ない。ショックには違いないんだけど、私はこうなるだろうと思っていた。これが運命だったんだよ。残念ではあるけど、受け入れるしかない。結末は予想通り、だから面白味なんて無いけれど、今の私にはお似合いで、別に自分を卑下してるわけじゃないんだけど、これで良かったんですよ。

実を言うと、どこかホッとしている自分がいます。10月の始めに起こった問題は、10月の終わりになってほぼ全て解決しました。それはとても喜ばしいことで、昨日の日記に書いたとおり涙腺がゆるゆるな私は感涙で泣いてしまいそうです。今週は本当に良いことばかりで、残り少ない幸運を使い切ってしまったかのような感じがしてました。だからコミケに落ちたんだ、なんて言うつもりはないし、もちろんちゃんと分析することで何故私のサークルが落選したのか、その推測は出せると思います。けど、私はそういう答えを求めていないし、そもそも答えは最初から持ってます。

罰があったんです。私という人間に対して、同人の神様とかが罰を与えた。

私はこの1ヵ月、自分に巻き起こった問題に翻弄されていました。一つを除いて自業自得なことばかりで、自信が全面的に悪いかったと日記にも書きました。しかし、それでも私は心根の狭い、気持ちの小さい男で、思うところ、感じるところ、言いたいこと、叫びたいことというのは色々抱えていました。今でこそ全て解消されてますけど、そうした過程の中で、「いっそコミケなんて受からなくてもいいや」と考えてしまったのは事実であり、己の性根が如何に腐っていたかが判ります。
だからこそ、私はそもそも受かるべきじゃなかったし、受かる資格もなかったんです。月末になって数々の幸運が舞い込んで、私を縛り付けていた鎖も解き放たれました。大切な人とはもう一度話すことが出来るようになったし、動き出した歯車は良い方向に私を導いてくれています。その流れに乗ってコミケに当選、というのも考えないではなかったけど、さすがにそれは虫の良すぎる話でしょう。結末、オチとしてはこれが一番良かったんです。

もちろん、私のために色々なことをしてくれた人の頑張りを否定するわけじゃありません。イラスト担当のくろのさんや、校正担当の親友のことを考えれば、落選したこと自体は申し訳なさでいっぱいです。けれど、私のために様々なことをしてくれた人ほどに、私自身は頑張っていたのだろうかと、そう思うんですよ。去年の冬コミと、春のCOMIC1、そして夏コミ。大きなイベントを3回ほど経験して、自分が如何に増長し、高慢な人間になっていたか。状況がまるで違うことにも気付かず、同じようにやれば大丈夫と思い込んで、どれだけ周りに迷惑を掛けてしまったか。それが今なら、良く判るんです。
故に、私には今回の冬コミにサークル参加することが出来なかった。他の誰でもない、自分自身の人間性が劣化したために。
私この1ヵ月を通して、自分が失ったものを取り戻し、忘れかけていたものを思い出すことが出来ました。私はそれらと共に、また一からやり直すことにします。コミケには落ちてしまったけど、縁があればまた参加することも出来るでしょうし、そのときまでにコミケに相応しい同人作家として成長できていればいいなと思います。焦っていたのかも知れませんね、生き急いでいたとでも言うのか、自分にはなんでも出来ると思っていたし、実際、なんでも出来てしまっていた。だから、先に先に、自分勝手に突き進みすぎていた。一人では走ることも、歩くことすら出来ない存在だったというのに。ずっと、それを忘れてた。
私はまだまだ未熟な、修行中の身です。商業作家にもなれていないなければ、同人作家としても底の浅い半端者。恩師や悲恋堂の言葉に耳を傾けるフリをして一次創作に逃げそうになったり、いやいやそれはと二次創作に戻ってみたり。自身の行く道が定まっていない証拠でしょう。大体、どちらかを逃げ場や逃げ道になんてしたくはない。

コミケは落ちちゃいましたけど、本自体は作ります。そこはご心配なく。ただ、ヨスガ本に関しては元々もイベント限定を予定してたので、多分制作中止になると思います。昔と違い、今は当日に委託を頼めるようなサークルやってる友人、知人はいませんし、あのタイプの小説本は書店でも取り扱ってくれないでしょうし。残念ですが、これは仕方のないことです。
ロクゼロに関しては現在進行形で制作が進んでいますし、先日校正担当の方から初稿の方を読み終えたとの連絡がありました。私の方も独自にチェックを進めていますが、先に書き下ろし部分を書いてしまおうかなと。あ、この情報は前の日記には載せてたっけ? 今回も、赤き閃光の下巻と同じく書き下ろしが入ります。ちょっと意外な組み合わせですけど。

前に進む、私はそれしかできない男だと思っていました。でも、進みすぎるのも良くない。私は自分一人だけの道を歩いているわけじゃないし、同じ道を歩く人は他にもいたんです。ただ一人道を走り、駆け抜けた気になって、少し立ち止まる必要があったんだと思います。立ち止まって呼吸を整え、辺りを見回したことではじめて、私は再び歩き出すことが出来ました。また一からのやり直し、歩き直しですが、それほど苦に思っていない自分がいます。
まだまだ時間はあります。焦らずゆっくりと、私は自分が歩くべき道を踏みしめていくことにします。それが今、私のするべきとだと思うから。
こんなもの出されたら買うしかないじゃないですか。昨今流行っているらしいこの手の商法は、西又葵女史が迷惑なほどに頑張っていますけど、何故かこれは素直に好感が持てるというか、びんちょうタンの人柄の為せる技でしょうか。そういや、西又葵女史がパッケージ描いたのもあきたこまちだっけ。まあ、コシヒカリやササニシキよりは美少女キャラが描いてあっても不自然ではないのだろうか。

なんて書いたものの、このお米は全国販売される類のものなんですかね。正直、備長炭を貰っても家の米炊きシステム上、使い道はあまりないんだけど、一袋ぐらいは買ってみたい。まさか、私がこの手の商法に引っかかるとは思わなかった。よくよく考えれば、凄いピッタリじゃないですか。何故今まで誰も思い付かなかったのか。パッケージ記念ということで、びんちょうタンの家にも10袋ぐらい送られることでしょう。現物支給かよ、という気もするけど、この米を買うことでびんちょうタンの生活が豊かになるならいくらだって買ってしまいそうだ。
私は結構涙腺が緩い男なので、びんちょうタンの原作やアニメには直視できない心の痛みを覚えます。道徳心に溢れた作品なんて言うつもりはないけど、人心に訴えかけるものが確かにある。単なる萌えキャラにはない、清流のようなものを感じる。萌えキャラには違いないんだけど、それだけじゃ終わらないというか、中身があるんですよ、びんちょうタンには。
日本人ですから私もお米は大好きですし、茶碗一杯のご飯や握り飯など、和風な食卓というのもたまにはいいかもしれません。けど、それもこれも関東地方で売るかどうかだ。さすがに近所のスーパーとかにあるとは思えないから、地方限定品かも。是非、一袋欲しいんだけどな。

話は変わりますけど、某大型掲示板のdion規制は12月の中頃を目処に解除されるようです。今回はちょっと複雑な事情があるらしく、数日で解除というわけにはいかないらしい。神奈川を中心とした規制だから、横浜市民の私は巻き込まれまくってます。さすがに掲示板に書き込めない程度でプロバイダを変える気はありませんが、解除されてもすぐに年末規制だろうから……なにかしらの対応策は考えないと行けませんね。まあ、スレに投下できないだけですから、それ以外の方法で公開すれば良いんだけど。この前、くろのさんと話したとき、「代理投下して貰ったらどうですか?」と助言を頂いたんだけど、実は代理投下ってどうも苦手で。自分の作品を他人の手に委ねるという感覚と、自分の作品なのに自分で投下できない歯痒さみたいのがあって。避難所の代理スレを私があまり使わないのは、そういう事情があるからです。個人の趣味、感性の問題ですね。
けどまあ、12月中旬まで作品を放置しておくことも出来ないから、どうしたもんかとは思ってるんだけど。そのまま保管庫に入れてしまうのも悪くはないんだけど、ちょっと盛り上がりに欠けるよね。まさか、会社にいるとき投下するわけにもいかないし、かといって投下のためだけにネカフェなんて使いたくない。ここは恥を忍んで代理スレかな。それが一番良い方法だろうし。

創作とは己との戦いである、我々は本質的に孤独なのだ。
先日、くろのとくろえのくろのさんと話していたとき、こんな話題になりました。私たち物書きには戦友はいても所詮一人なのではないかと。結局創作とは、完全なる共著を除いて、常に自分との戦いです。自分の作品と向き合うことが出来るのは、自分しかいないわけだしね。
でも稀に、それらを理解してくれる人もいるようで、そういう人がどれだけ貴重な存在かを、私もくろのさんも再認識した感じ。お互い、先日の一件では周囲に助けられたしね。例え本質的には孤独であっても、決して一人ではないんだなと。むしろ、そういう人たちがいるからこそ、己との戦いに集中することが出来ると言いますか。
まあ、なにはともあれ色々なわだかまりもほぼ解けたと思います。具体的になにがどうしてどうなったということは書けないけど、もう心配はいらないでしょう。この勢いでコミケも当選して欲しいんだけど、丹下桜ラジオで運気を使い果たした感があるからなぁ。幸運とか、そういうのが一欠片でも残っているとありがたいんだけど。

色々書きましたけど、後書くことがあるとすれば……私は結構礼儀というものを気にします。私自身、動揺や焦りで礼儀を疎かにして失敗してしまったことなどがあるので、人一倍注意しているつもり。堅苦しいと思われることもあるけど、礼儀知らずの無礼者になるよりはよっぽど良い。なにが言いたいのかというと、つまりはそういうことです。大人げなかったかどうかは、私に判断できることでもない。
いくら二次創作や同人が個人作業、上記したように己との戦いであっても、周囲に目や耳を傾けないでやっていけるわけないのだから。それを忘れると、今回の私みたいに手痛い失敗をするのです。こんな想いをするのは、二度とごめんだ。
丹下 桜のRADIO・A・La・Modeも第3回と言うことで、日曜日には夜が遅くなるイベントを入れないことにした今日この頃。一応、11月のイベント三昧でもラジオまでには帰れるようになっています。
一週間に一度の楽しみというか、週のはじめはこれとドリパーを聴かないと始まらない。

突然ですが、奇跡が起きました。
いや、単に今年の運気をすべて使い果たしただけかもしれないけど、とにかく凄いことが起こった。生きててよかった、生まれてきてよかった、図々しくも今日まで生きながらえてきて私は幸せでした。幸運のすべてを注ぎ込んだか、それとも天運が我に味方したのか、私は今とても幸せです。気分最高です。どんなことだって出来そうな気がします。
RADIO・A・La・Modeでメールが採用されちゃった。
以前の日記でコーナー狙い撃ちで投稿したと書きましたけど、ネタがネタだけにまず採用されないだろうと思ってました。色々と考えて、問題ないであろうレベルまで落としはしたけど、まさか採用されるとは……
だって、カードキャプターさくらだよ? CCさくらだよ? 木之本桜ネタだよ!?
SEを聴いたときに、恐らくラブプラスネタでお料理をする彼女、みたいなシチュエーションが多いんだろうなと思って、実際ラブプラス風という設定が沢山来たみたいです。私がその流れに乗らなかったのはラブプラス持ってないし凛子もまったく知らないのと、このコーナーを知ったときから、如何にしてCCさくらっぽいネタを送るかと考えてたからw
要するにシチュエーションを逆手に取ったわけだけど、これが思いのほか上手くいったらしい。よほど少なかったのか、演じた後に新鮮だったというコメントをもらいましたし。やっぱり、時期的にラブプラスに偏るのかねぇ。後述するけど、採用されたことで激しい世代差を感じてしまった気もするんだよね。というのも、採用されたネタの元ネタを知らない、理解していない人も少なからずいたんですよ、実況には。

私が送ったネタというのは、要するにCCさくらをベースに朝起きた女の子が、料理上手のお父さんと会話をするってものなんだけど、女の子は父親のことをお父さんと呼ぶわけで、これはCCさくらそのまんまなんですよ。しかも第一声で父親を呼ぶから、この投稿がCCさくらネタだとすぐに判るはずなんです。実際、実況板ではさくらだ、さくらだと盛り上がってましたし。
意外だったのは、読まれた私の投稿に対し、「父と娘とか、どんだけおっさんなんだ」とか、「年寄りリスナー自重しろw」みたいなレスがついたこと。つまり、このレスをした人たちは私のネタがCCさくらであるとわかっていない、もしくはCCさくらそのものを知らないんだと思います。人をおっさんとか年寄り呼ばわりするぐらいですし、恐らくは十代か、よくて大学生ぐらいなんでしょう。遂にというか、CCさくらを知らない世代、つまりラブプラス世代ってのを目の当たりにした感じでした。さすがに絶対数でいえば元ネタを理解している人の方が多かったんだけど、まさか判ってもらえないとは思わなかったので。これも時代の流れなんですかね。
まあ、どんなネタだったかは上の動画でもクリックして聴いてくれという感じですが、動画サイトでも結構好評なようでよかった。正直、読まれないんじゃないかと思ってたんですよ。代表作として紹介こそしてたけど、過去の色々あった時期の作品ですし。それを考慮してぼかしはしたけど、ほとんどの人にとってあれはCCさくら、木之本桜と聴こえたわけだしね。
ただ、上の動画とかでも書かれてるけど、まったく声が変わっていないという意見に私は否定的。いくら本人とはいえ、さすがに10年も経ってますし、私が木之本桜好きすぎるのもあるんだろうけど、やっぱり違いはあったと思う。もっともこれは、丹下さんが演じるにあたって意図的に変えたという可能性も、なくはないんだけどさ。

読まれたことそれ自体は嬉しいんだけど、このネタが通用するのはこれっきりだろうなぁw
いや、CCさくらネタを使ったことで「そうか、このネタも大丈夫なんだ」と思った投稿リスナーが増えたと思うし、次にこのコーナーやるときは必ず同じネタが送られると思うんですよ。それを向こうが採用するかはともかくとして、そう考えると早い者勝ちのネタだったかなと。
次回のテーマに関しては明日にでも書いて送りますけど、個人的なルールーとして、木之本桜の特徴である、「ほえ~」「はにゃ~ん」は使ってません。これを使うと完璧にさくらになってしまいますし、それは丹下桜の本意ではないような気がするから。
とか言いつつ、別の人が使ってあっさり採用されそうな気もするけどねw

久々に投稿職人魂に火がついたというか、ラジオに投稿することがこんなにも楽しいことだったのかと再認識できました。某番組ではしょっちゅう採用されるんだけど、あれは単にリスナー少ないだけだからな……あんまりありがたみがないというか。
というわけで、丹下桜さんありがとうございました! これからも、RADIO・A・La・Modeのリスナー兼投稿職人として頑張っていこうと思います。出来れば来年も続いてほしい番組ですし、今度はふつおたを送ってみるのもいいかもね。なんかこう、ドキドキハラハラしてるけどw メール一つ出すのに凄い緊張している自分がいるから困る。
恩師に呼ばれて出版系の集まりに行ってきたんですけど、最近はどこも景気が悪くてやになってしまう。大手は軒並み赤字だし、角川は大丈夫らしいけど屋台骨の文庫がラノベを中心に構成されているという情けない状態。情報交換や近況報告が主だったけど、相変わらず面白い連中が集まっていた。そんな中にいる私も、十分に変な奴なのだろう。

その集まりの場所に私は少し遅れていったんですが、行きに乗車した湘南新宿ラインで面白い光景を目にしました。昼過ぎにもなれば湘南新宿ラインも空いていて、私は横浜から座ることができたいんですが、目の前に小学生ぐらいの女の子が据わってて、その前には母親が立ってるんですよ。で、女の子の右横に座ってるのが、これまたラガーマンを思わせる大柄な男性で、黒ずくめにサングラス、そして黒いカバンという典型的な様相をしてるんですよ。その男性のさらに隣には、男性の連れらしいこちらはひょろりとした兄ちゃんが座ってて、まるでお笑いコンビみたいな対照図だった。
強面の大柄男性と小学生の眼鏡っ娘という組み合わせに珍しさを感じていた私ですが、この男性というのが凄く気が良いというかノリが良い人で、座る際に大柄な自分を気にしたのか、眼鏡っ娘に「ごめんね~」と一言謝ったりするんですよ。訝しげな連れの兄ちゃんに、「ほら、俺でかいからさ」なんて言ってて。
それだけならまだしも、電車が発車して黒い鞄をがさごそやり始めた男性が、徐にチュッパチャップスを取り出して、眼鏡っ娘にあげたんですよ! その瞬間の私といったら、思わず声を上げたくなった。
別に大柄な黒ずくめの男性が飴玉とかキャンディを持っていたところで、なんら不思議はないし、構わないはずなんですが……なんでチュッパチャップス。一本取り出してあげてましたが、何本も持っているのだろうか。ギャップというかなんというか、失礼ながら破顔しそうになってしまった。微笑ましいというか、温かみのある光景だったなぁ。実は本当にお笑いコンビかなにかだったのではないだろうか。あの運び方は凄いというか、外見的特徴、容姿における威圧感というのがまるで発生してなかった。私も小学生の眼鏡っ娘にさりげなくチュッパチャップスを渡せる男になりたい。

集まりには途中参加でしたけど、相変わらずハイスペックな人材が集まってるから困る。来てなかった人はテレ東の看板アニメ、ポケモンじゃない方の制作で忙しいらしいし、クリエイティブだねぇ。私は創作性のある仕事をしているわけじゃないから、そういう意味では格段にレベルが劣るというか、差が付き過ぎてる。私程度の創作者など世の中にはごろごろしているというか、私など大した存在ではないというのがよく分かるよ。
以前、私のことを天才だとコメントを付けた人がいたけど、耐えきれなかったので消してしまいました。私は自分が天才などではないことをよく知ってるし、私が持っている文章力や創作力というのは、血のにじむ思いをしてつかみ取った、鍛え上げた技術ですし、その努力を天才などという言葉で片付けて欲しくはないんですよ。天才や偉人というのはある種の異常者でもあるわけだしね。身内なんか特にそうだが。
しかし、多彩な才能や色々な個性を目の当たりにすると、少なからず焦りのようなものを感じてしまいますね。自分の仕事は嫌いじゃないけど、上記にあるように創作性は低いので、多方面で多種多様な創作活動を行っている同門たちに羨望のようなものを覚えます。同人活動ぐらいしか最近してないからなぁ。逆に同人活動しているのが私ぐらいで、これも一つの個性ではあるのだけど……二次創作だしなぁ。二次創作は好きだし、自分を卑下するつもりは全くないんだけど、所詮は二次創作という見方が強いから。風当たりは常に厳しい。悲しい話です。

そういや、この出版不況にホビージャパンは潤ってるという話を聞きました。理由は、クイーンズブレイドが売れ過ぎたから。ちょっと予想以上の売り上げだったらしく、使い道もないような巨額の富があそこにはあるとかないとか。あれだけやればそりゃ売れるだろうよと思うけど……ほぼオリジナルの企画であそこまで売りあげたんだから凄いとしか言いようがないね。スカパのアンテナ取り外しちゃったので2期を見ることが出来ないのが残念だ。まあ、特に好きでもないんだけどさ。
出版不況や活字離れというのは本読みにとって悲しい話ですが、そもそもWeb上でSSを公開している私に言えた筋でもないのかもしれない。携帯小説にしろWeb上のSSにしろ、実態はともかく実質としては大差ないのかもと、最近は思ったりしています。それでも私が携帯小説に否定的なのは、小説を書くツールとして携帯電話を認められないからなんですけど、今にこの考えも古くなるのかな。
そういや、明日で赤き閃光の英雄が完結してから1年になるんだよねぇ。時が経つのは早いというか、逆襲の救世主は未だに連載中なのに。いや、書いてはいるんですけどね、今プロバイダが規制中だから投下できないのよ。まあ、今月中に完結は無理だろうな。やる気はそれなりに戻ってきたんだけど、正直言って忙しい。
しかし、アルフィミィは可愛いねぇ。いきなりなんの話かって? 判る人だけ同意してください。勢い的にもこっちが良いと私は思うんだけど、果てさてどうなるのやら。

けど、赤き閃光が完結してもう1年か。とすると、同人活動を再開させてからも1年近くになるということで、今年は同人及び二次創作漬けだったなぁ。今ではこんな体たらくだけど、来年はどうなっているのやら。Circle.msからのメールによると来週の金曜日にもコミケの当落が発表されるみたいですね。昨年は身内任せだったけど、今年の夏コミから私が管理してます。当選して欲しいですが、こればっかりはどうなることか。
当たり前の話ですが、私はビジネスで同人やってるわけじゃないから金銭的なことはあまり考えてません。赤字にならなければいいなとは思うけど、積極的に黒字も望んでないというか。欲がないと知り合いの同人家には言われますが、別に専業同人してるわけでもないしなぁ。専業同人の人、所謂プロ同人の場合はいくらでも実利を考えて本やグッズを作って良いと思うんだけど、私は基本的に趣味同人の人だし。同人で食ってるわけでもないしね。悲恋堂みたいにプロ同人のことを面白からず感じている奴もいるけど、私は否定するつもりはない。二次創作好きだし、同人大好きだから。実際に同人誌、特に大手のを買っている人間が職業同人を否定する資格はないと思う。悲恋堂は正しい有り様じゃないと言うけど、正しさばかりを求めているわけでもないんだよ。正しさばかりが望まれる世界でもない。どうして店主はそれを判ってくれないのか……
逆襲の救世主は果てさて、何冊刷ろうかな。色々考えてはいるんですけどね、作るに当たって色々な小細工を。まあ、小細工をするにしても許可なり確認なり、相談などをしておかないと行かないから、近々もう一度話す機会を作らなくては。まあ、コミケの当落が出てからで良いかな。それによって年内の予定が大きく変わるし。

逆襲の救世主という作品は、個人的にかなり好きな部類にはいるというか、正直結末を書きたいがために書いている作品です。プロットの出来に自画自賛しているのは、私が結構というか、相当自分の作品が好きだからなんですけど、実際に書いてみたものはプロットにある魅力の半分も出せていない気がする。
上巻部分は時間の都合もあるしそれほど直すつもりはないんだけど、ドゥーエの下りはなんというか稚拙だよなぁと。もうちょっと書きようというものがあったと思うんだけど、当時は今と同じく色々焦ってましたからね。生き急いでいたと言うべきか。あの展開も個人的には結構考え込んで作ったんだけど、効果的、劇的な演出方法を思いつけなかった。要するに演出不足なんですね。伏線の張り方も粗いし。皮肉なことに作品愛が過剰すぎるから、作品をかなり客観的な視線で読むことが出来てしまうんですよ。自己分析を通り越して、それこそ赤き閃光を愛読書にしてしまえるほどに。自分が書いているのに読むときは作者としてではなく、読者としてのときがある。我ながら不思議な話です。
私は逆襲の救世主のプロットに対して結構自信を持っていて、今はそこに書かれているものにどれだけ近づけるかといったところです。ほんと、プロットレベルなら過去最高の出来だと思うんですけどね。シエルに関してはインストゼロの影響を結構受けているんだけど、スカリエッティとの対比はプロット段階で考えていた部分で、あれも今少し劇的な書き方をしたかった。来年になったら書き直そう。
オメガとギンガの辺りもねぇ……あれは批判が凄かった。私は創作において性的な部分、性欲、セックス、そういうものは切っても切り離せないと思っているのだけど、純情ボーイや純情ガールは嫌悪感を示す人も多いようで。口汚いほどの批判メールを感想として貰ったりもしました。ハッキリ言って、私は自分のために二次創作を書いているから、あの展開を読んでメール寄こした人が胸くそ悪くなろうと、別に知ったことじゃないのですけど、そもそも前作のタイトルを間違えている+ろくすっぽ文章にもなっていなかったメールの主に返信をしてしまった自分が馬鹿馬鹿しい。失笑しながら返信だして、それに対しての反応はなかったわけだけど、結局あれはなにが言いたかったのだろう。要約すると、俺が読んでいて胸くそ悪くなる話を書くな、さっさと終わらせろというわけだったんだけど……知るかよそんなことと言いきった自分が痛々しい。こういうところが私のダメな部分なんだよ。

そういやメールといえば、赤き閃光の英雄を盗作しましたというSS書きからメール貰って、作品を削除するとか言ってきたんだけど、あれはどうなったんだろ。未だに検索すると削除もされずに作品残ってるんだけど。SS書いてる割にはこの人のメールの文章も相当なもので、人に対して謝罪する文章や文体じゃないだろうと言ってやりたかったんだけど、作品は削除すると言うことだったし、私も穏便に済ませようかなと返信だしたんですけどね。必ず返信してくれとか書いてあったし。正直、私の作品丸パクリ内容でP.N.まで同じという追従者なんですが……盗作の指摘を受けたくせに、それをクレーマーによるクレームと言い切ってる辺りに呆れてしまった。
メールを貰ってから1ヵ月、返信を出してからもそれぐらい、相手からの返答はありません。10月いっぱいまで作品が残っているようなら、クロススレ保管庫の管理人を通じて抗議でもしようかな。一応、そういう役割であるんだし。
しかし、改めて確認するとこのレベルの内容で、悪気がない、無意識に書いている内に被ってしまったとかよく言えるな。赤き閃光の英雄を単にライダークロスに置き換えただけじゃないか。私は結構、お決まりの展開というのが好きなんで、話の始まりは常に似たような展開にするんだけど、さすがにこれはないわ。いつになったら削除してくれるんだろう。

まあ、上記のオメガのエロ云々についての設定はサークルくろのとくろえ発行のインストールゼロ1.5を読んでくれとしか言い様がないんだけど……え? その丸投げはさすがに酷い? だって、あの設定と解説が一番わかりやすいんだもん。あれでいいじゃん、あれで。納得できない人は知らないし、作風が肌にあっていないんでしょう。
少し長くなりましたが、今回はこの辺で。メール自体は拒みませんが、近頃は攻勢も強いので辟易してます。そういえば、あそこではあの人が復活しましたね。以前幾人かには話したと思いますが、私がいなくなれば必ず復活する、私の言ったとおりになったでしょう? そういう人だもの。私がもう二度と戻らないと踏んで戻ってきたんだろうね。まあ、あの人からの攻撃は全部はね除けてやったし、私としてはどうでも良いことなんだけど。
花澤香菜のひとりでできるかな?の公開録音に当選しました。地元横浜国大で行われるだけ合って絶対に外したくなかったんですが、往復ハガキの当選率も一応は健在らしい。あんまり出さなくなったけど、昔は出せば確実に当たっていたからな。官製はがきとメールの場合はからきしダメだったけど。
去年はどこでやったんでしたっけ? 確か、友人が色々やってる早稲田祭に出向く関係で行けなかったから、早稲田大学以外だと思うんだけど……明大だったかな。

まあ、学園祭に限らず私は祭りが結構好きな方なので、今から楽しみです。からあげの屋台とか出てないかな。あぁ、でも今年の初詣で神田明神にいったときからあげ食ったけど、食った後腹が痛くなったんだよな。食中毒ではなかったけど、そう考えるとホットドックにデモしておいたほうが良いのか。食べることばかりじゃないかって? 祭りで食わないでどうするんだよ! お前ケチだから飲食に金なんて使わないだろうって? そうなんだけどさ……
自炊の毎日を送っていると、外食や間食に対する金銭の使用を本当に渋ってしまう。特に小銭の支出を嫌っているから、100円の飲み物すら買いたくない。未だに水筒、といっても魔法瓶型タンブラーだけど、それに茶を淹れて持って行ってるぐらいだ。実は温かい飲み物も好きじゃないから。冬だろうと冷たい飲み物飲むからね。
私が飲食に金を使わない、外食を渋るタイプなのは偏食も影響していて、例えばコーヒーとか飲めません。炭酸も嫌いです。そういう人間が、複数人での外食すると迷惑掛けちゃいますからね。自炊ばかりなのも食えるものを用意しているに過ぎなくて、悲恋堂などには良く呆れられています。
判ってはいるんですけどね、今の食生活では長生きが出来ないというのも。確実に身体は衰え、蝕まれてきてて、今まで食べられていたものさえ、最近では身体が受け付けなくなってきた。偏食がどうという以前に、とても重たくなった。
悲恋堂の店主は色々な文献やら本を読みあさって対策を練ってくれますが、あいつはサプリメントとか野菜ジュースを信用してないからな。横浜薬科大学の資料を取り寄せて漢方薬について勉強してましたが、あれはもう読むのが楽しくなって私のことをすっかり忘れているに違いない。そもそも、あいつの世話になるつもりはない。

話を変えて、最近なにやら日記にコメントが付くようになりました。突然どうしたんだと思ったり、H.N.ないのが気になるけど、ありがたい話です。友人、知人でも再開させたことをどこから聞きつけ見に来ている人がいるみたいなんだよね。
私も結構心身共にボロボロになってて、今や鉄屑状態だからなぁ……そういや、向こうでなにかしらあったみたいですけど、また私が間接的にも迷惑掛けてないか心配だ。なんかこう、無害な人間でいたいよね。無理だと判っていても、そう思わずにはいられない。結局、元気になった元気になったで、そのぶん他の人に迷惑を掛けながら生きることになるわけだ。矛盾というほどではなにしろ、なんだか情けなくなるなぁ。
時系列上の話をすると今日この日記を書いてる時点で、溜め込んでいた日数分のすべてを更新し終わっています。さすがにもうネタが尽きたというか、ネタがないと自然に薄暗い、しみったれた話になってしまう。私が日記……と呼んで良いのかも判らない文章を書き続けているのは自身の腕を錆び付かせないためですけど、こんなんでも観てくれる人、読んでくれる方はいるらしい。まあ、アクセス数は日によってまちまちだし、向こうと比べたら全然大したことないんだけどさ。私が日記すら書けなくなっていた時期は、例外的に古い作品を載せていましたけど、あんまり日記とかブログに作品載せるのって好きじゃないんだよね。だから自然と、内容が限定されてくるわけだ。

宮村みやこ曰く、「一生懸命ってのは、それだけで価値がある」そうですが、心にジワッと来るものがあるよね。そういや、efの2期は途中で観るの止めちゃったなぁ。心が痛すぎるんだもんよ。
仕事が忙しくなるにつれ、段々と自分が見えなくなって来るというか、決して仕事が嫌いなわけじゃないだけに、自分がなにをしたいのかが判らなくなっている。限られた時間を今日は日記の更新に当てたわけだけど、仮に日記を毎日更新できていたとしても、ろくなことはしていなかった気がする。
元気にはなったけどやる気まで回復していないのか、いや、単純に時間がないんだな。なにかが起こったらしいけど、なにが起こっているのか判らない。あんまりいい気はしないけど、なにかあったのならその内話もあるでしょう。
自分が今なにをすべきなのか、とりあえず仕事だろうという結論に落ち着いてしまう辺り、追いつめられてる感があるな。本当に間に合うのだろうか。
楽しい出張と言うことでね、朝の4時半頃に起きて、5時半頃家を出て、6時前後の電車に乗って出発しました。行くぞ北関東、湘南新宿ラインの始発乗ったのは多分初めてです。なんでも9時少し前には現地に着いていないと行けないとかで、2~3時間の電車の旅……旅にしては座ってのんびり出来なかったな。朝から立ちっぱなしだった。
まあ、私が行かないと意味がないということで北関東にある支社まで行ってきたんですけど、いや、支社という表現で良いのかな? まあ、とにかく本社じゃないところに行ったわけです。

仕事のことを日記に書くつもりはないので、他の話でもしましょうか。まあ、私の職種と勤め先を知ってる人はどこまで行ったか判ると思いますけど、本当になにもないところだった。駅前が僅かに、それこそ地元の三分の一程度は発展していたぐらいで。大学が近くにあるそうだけど、あれでどうやって学生諸君はキャンパスライフを楽しんでいるんだろう。なんか、前にも書いた気がするけど実際に行ってみるとよりいっそう感じた。
そんで話を変えるわけですが、時系列上で言うと月曜日にハヤテのごとくの新刊を買いました。21巻ですか、ハヤテもそれなりに出ましたねぇ。10巻出るかでないかという予想をしていただけに意外ですけど、最近の展開はなんというか……・なんか、末期のスクランを思い出しますね。やっぱり2回もアニメ化するのは良くないというか、マンガ家の好きに描かせるとろくなことがない。作者のやりたいこと、描きたいものが必ずしもファンの読みたいもの合致するとは限らないわけで、末期のスクールランブルがそうだったように今のハヤテも作者の描きたい話と展開が先行し、暴走している状態だと思う。
本来ならその暴走を止めるのが編集の役目で、よほどの大家でもない限り問題なく影響力を行使できるんだけど、なにせハヤテは2回もアニメ化してるからね。しかも、それなりに成功して金を発生させてるから、ある程度はご褒美的な意味で大目にみて貰えるんですよ。雑誌にとって金のなる木は重要なんです。昨今は漫画雑誌もサッパリ売れない時代ですから。
ただ、それもいい加減度が過ぎるというか、最近の畑健二郎はなんであんなに偉そうなんだろうね。作品がアニメ化されて、ある程度の金が入ってくると人は変わると言いますけど、その典型的といいますか、まさかあそこまで傲慢な人間になってしまうとは思わなかった。まあ、昔からこんな性格の奴ではあったけど、それでも赤松健よりはマシだったはず。2回もアニメ化されて、声優とも交流しまくって、さらに自分の描きたいものを描いて……オタ系創作者としては夢心地の環境なんですかね。

まあ、畑健二郎がマンガ家というより人としてダメ人間になったところで、今更私には関係ないというか、もう勝手にやっていなさいといった感じだけど、ハヤテはどうなるんだろうね。アニメ2期はかなり数字落としちゃったし、内容的にも成功とは言えないでしょう。そのくせ原作がこんな感じというのはあんまり宜しい状態ではないかと。そもそも、これ伏線とか全部回収できるんですかね。なまじアニメから逆輸入とかして話やキャラが入り乱れ始めてるだけに、さすがに打ち切りはされないだろうけど少し心配だ。
アニメからの逆輸入といえば、今回の作画は最悪の最低だったね。作画というか絵柄か、明らかにアニメを意識して変えてきてる。特にハヤテの表情とか顔つきとか、吐き気がするほど酷い。元々、そこまで絵が上手いわけでもないんだから無理しなくて良いのにねぇ。手元に19巻があったけど、明らかに絵が違うもの。
なんていうかアニメに媚びうる作家って私はあまり好きじゃないのよ。商業作家としては正しい姿なのかも知れないけど、もっと自分の作品にプライドを持てないのかと。ただ、畑健二郎の場合は元がアニメーター志望で、その後ラノベに挑戦して挫折した奴だから、傾倒する気持ちもわかるんだけどね。普通は逆というかマンガ家になれないから作家の真似事を始める奴が多い中で、なかなか珍しい現象です。いるんですよ、世の中には。絵は描けないけど文章なら簡単とか思い込んでる奴が。

まあ、初めからマンガ家を目指している人らにも欠点というものがあって、絵のお勉強ばかりしてるとお話し作れないのよね。有名なプロマンガ家にも一人いますが、絵は上手くてもお話しを作る能力がないもんだから、大半が原作付きの作品になってしまう。もっとも、今の漫画原作は最低限ラフ描けないといけないから、それはそれで大変なんだけど。あかほりさとるや西尾維新は別格なんですよ。別格ってほどか思われるかも知れないけど。
なんかいつになく批判的な感じに書きましたけど、ハヤテは後どれぐらい続けるつもりなんでしょうね。一つの作品を長く続けすぎると、大抵のマンガ家はダメになってしまうものですけど。ヒット作の次をヒットさせることがどれほど難しいか、まあ、今の内に稼いでおくのも一つの手か。しかし、冬コミはアーたん本多いのだろうか。そもそも、ハヤテ本の規模はどれぐらいに……わつき屋とみりおんばんく以外に出すところがなかったらどうしよう。
二年ぐらい前にシャイニング・ティアーズ・クロス・ウィンドっていう、PS2用RPGのシャイニング・ウィンドを原作としたアニメが放送されていたんですけど、私はこの作品の凄いファンなんですよ。DVDを買い揃えてしまったほどの。当時tvkでリアルタイム視聴してたんですが、毎週が驚きと爆笑、興奮の連続でして。これを超える楽しさを誇るアニメは、今後もそうそうないんじゃないかなと。特にエロがあるわけでもなければ、お下劣でお下品なギャグがあったわけでもない。それなのに面白いし、楽しい。本当にすごい作品だった。

アニメ自体には特に2期とかはないんですけど、続編が皆無というわけではありません。携帯用のアプリゲームになるんですが、シャイニング・ウィンド・クロスというアニメの続編という位置づけで作られたRPGがあります。最初はドコモのiモードのみで配信されていて、auユーザーである私には縁遠い存在だったんですが、今年の9月になってEZwebでも配信が行われはじめて。私がそれを知ったのはつい最近なんですが、知るや否やすぐにダウンロードして、ここ数日は通勤時間を利用してプレイに興じています。
携帯でゲームなんてテトリスぐらいしか経験ないんですけど、さすがはSEGAというべきか、結構難しいです。もう少し、ちゃちいものかと思っていたんですけどね。1Mでも携帯ゲームなら結構なものを作れるみたいだ。思えば既存の携帯ゲーム機のソフトも、容量的には大したことないって話だしな。ロクゼロなんかはそうらしい。詳しくは知らないけど。
私はアニメ版の主人公であるソウマさんことソウマが大好きなので、アニメを主軸とした続編は大歓迎です。ウィンドも購入はしたんですけどクリアはしてない。ゲーム盤の主人公であるキリヤがあまり好きではないのと、ヒロイン勢に魅力を感じなかったから。全体的にティアーズのキャラの方が好きなんだよね。リュウナとかマオとか、エルウィンやブランネージュも素敵だ。要は全員好きなんだな。もちろん、ソウマにも主人公として大変な魅力を感じていますし、特にアニメ版は素晴らしいキャラだったと思います。

作品内容としては王道的RPGと言った感じで、ヴァイスリッター所属のソウマが仲間たちと共に新たに現れた敵へ立ち向かっていくストーリー。ウィンドからもロウエンやダグといったキャラがヴァイスリッターの協力者という形で出てきますが、全体的にはやはりティアーズからのキャラが多い。
ゲーム進行は戦闘パートと休憩パート、装備やアイテムを売買したり、心剣のパートナーと会話したり出来るパートに分かれてて、会話イベントはギャルゲでいうところのフラグ作りになります。ゲームシステム的にどこまで影響してるのかは知りませんが、正しい選択肢を選んで戦闘を行わないと、絆レベルが上がらないみたいです。まあ、他にも戦闘では隣合わせで戦うとかいろいろ条件があるんですけど……隣合わせで戦うのって結構難しかった。ソウマは基本的に接近戦だからパートナーの目の前に敵がいるとして、その敵を倒すにはどうしても側面なり後背なり移動して攻撃しなきゃいけない。特に同じく近接戦闘を主体とするマオとの絆を深めるには、結構努力する必要があった。
私はなにせ初回プレイですし、それぞれの心剣を戦場に際して使い分けていたんですが……その結果なにが起こったのかといえば、誰も攻略できなかったという酷いエンディングに。恋愛要素のあるゲームで失敗したのは、それこそメダロットの無印ぐらいですよ。どうにもある程度は一人のキャラの絆レベルを上げないと落とせるものも落とせないらしい。やっぱり20程度ではまだまだ足りないか。結構頑張ってみたんだけどなぁ。
ただ、面白かったのは誰ともくっつけなかったエンディングにおいて、べスティア、つまりマオの故郷からやってきた助っ人であるアーサーとバクートがとんでもないことを言いながら帰って行くんですよ。
「王もそろそろ孫の顔が見たいと言っていました」
「早く孫の顔をと」
まあ、こんな感じにべスティア国王、マオの父親からの伝言なんですが……獅子王ちょっとまて。マオの口ぶりからしてソウマとディオクレス王はまだ面識ないみたいですけど、会ってもいない相手との交際を既に認めているとは。いや、マオは相当ソウマのこと好きみたいだけど、てっきり獅子王はありがちな頑固親父として交際を反対するかと思っていたので。そういうキャラじゃない? そうかなぁ。しかし、エンディアスの結婚適齢期は知らないけど18歳の娘を捕まえて早く孫の顔を見せろとは流石獅子王、見直しましたよ。

ゼロ? シオン? 誰だっけそれ、といった具合にティアーズ主人公は影も形もありませんし、ソウマの心剣パートナーは大分ソウマに入れ込んでるというか、好意的なようです。まあ、仮にも心剣が抜けたわけですし、エルウィンみたくゼロに対してはドライに考えてる娘も多いからねぇ。エルウィンはアニメでは控えめだった商人の商魂を発揮していましたが、ごく稀にソウマへ寄りかかることも。でも、基本的にはコメディ要員かな。対照的にリュウナは色々と抱え込んでるというか、彼女の意識的にソウマはどういう対象なのか気になった。ゼロの意思であるから仲間なのか、それともそれ以上に心をさらけ出しているのか。 ブランネージュはハッキリしているから分かりやすいんだけどね。
新キャラであるエルミナは、残念なことにソウマの心剣パートナーではないらしい。ブランネージュを信奉し、心酔しているから、ソウマに対する対抗意識が少なからずあるみたい。深刻的なものではないにしろね。ソウマのほうは序盤でマオが軽く嫉妬してしまうほどエルミナに友好的、好意的なんですが、これはなにもソウマが女の子には軽薄だからってわけでもないと思うんですよ。考えすぎかもしれないけど、基本的にティアーズのキャラってソウマより年上じゃないですか。対等な仲間であるといっても元々エルデの学生であるソウマには年齢への意識が少しぐらいあって、故に同い年であるエルミナに親近感を抱いているのではないかと。ヴァイスリッター団長代理といっても、一番の新参者ですし。

とりあえずマオ狙いでもう一週してみようかと思います。それほど話題になっていたのか攻略サイトの一つもなみたいですけど、一度クリアしたことでコツみたいのはつかめたと思う。10章というボリュームは携帯アプリにしては相当だと思うし、シナリオも悪くないだけにアニメ化でもすればいいのにと思う。ラスボスとの戦いが意外に楽なところとか、もうピッタリじゃないですか。
みんなでまた一緒に叫びましょう、シャニティアーッ!
丹下桜のRADIO・A・La・Modeですが、放送2回目にして早くもラジオドラマが始まっています。さすが現役の人妻は違うというか、凄まじい破壊力ですね。しかし、サントリーの金麦がコンセプトか……CMは知ってるけど飲んだことないな。というか、酒自体飲まない人間だからな。酒とたばこ、それに賭けごとには手を出したことがないです。女に関しては、毎月のように使いまくってますけど。

まあ、懐かしさとか含めて非常に質の高い放送をしてますけど、純粋にこういうラジオが今は少ないよね。一言で言うとスポンサー色がないといいますか、超A&G+にはそういった番組も結構あるけど、アニラジ全体で考えると最近はどこも宣伝としてのラジオが多いからね。なかなか一人喋りを楽しむだけの番組というのも難しいのです。
声優も世代交代が始まり、ついに2000年代初頭のアイドル声優たちの牙城が崩れ始めています。堀江由衣、田村ゆかりも共に33歳ですし、賞味期限は残すところ1年もありません。野川さくらも事務所と同じく完全なる落ち目ですし、他の方々も方向転換や進路変更を迫られているようで。水樹奈々も後どれぐらい持つのか……知り合いには悪いけど、この人にはカリスマ性がないから歌が飽きられたら一気に沈みそうで。だって、スマギャンとか壊滅的に面白くないし。日曜日に放送移動してきたからたまに聴くけど、あんな番組をよくもまあ6年半も続けているものだ。てんたまより面白くないんじゃないかと思うほどシュールだった。
アイドル声優っていう単語それ自体はあまり好ましいものじゃないんだけど、アイドル性を重視した声優というのは今も昔もいるもので、別にラムズみたいに事務所主導で空気読めてない行動とったところがあるからとか、そういうのが原因ってわけでもないんだよね。堀江由衣にしろ田村ゆかりにしろ、それこそ山本麻里安や榎本温子といった所謂アーツ・アイム系の声優が90年代の末期に登場して、それまで爆発的な人気を誇っていた90年代アイドル声優、上記の丹下桜は人気が落ちる前に自主休業に入ってしまいましたが、例えば國府田マリ子だったり椎名へきるだったり、林原めぐみは別格としても、当時の人気声優たちは世代交代を余儀なくされます。横山智佐とか桜井智なんて今はなにしてるんでしょうね。後者はまだアイムに所属してるんだろうか。飯塚雅弓なんて一番割食ってる気がする。世代的には堀江・田村の前だけど年齢でいえば年下ですからね。ただ、デビュー時期というか活動の開始時期は早いのと、歌手活動におけるピークが早かったから……これは麻里安にも言えることなんだけどさ。
堀江由衣のブレイクを2000年と考えれば来年で10年、そろそろ世代が完全に切り替わる頃合いでしょう。まだまだ力があるというよりは、余力が残っている状態だと思うんですよね。この世代のアイドル声優は。それともう一つは需要の観点といいますか、堀江・田村といった声優には変えが利かないんですよ。ああいった形のアイドル声優は当分出ないというか、今の世代にはそういうアイドル性が求められていないんです。
戸松遥はどうだか知りませんが、スフィアの活動を積極的に求めているファンがどれほどいるのか……豊崎愛生にも言えることだけど。

喜多村英梨という割と天才型の新人が世に出てきたことで、アイドル声優の流れみたいのが大きく変わった気がする。それ以前にも小清水亜美や名塚香織といった演技を売り物にした若手声優が目立ち始めてましたし、同年代の沢城みゆきも20代になってからは演技方面にシフトしています。まあ、沢城は本当の天才だから少し違うのかな。
例えば、花澤香菜は結構面白い道を歩んでいるというか、基本的な流れは堀江由衣のそれと大差はないと思うんですよ。ひたすらアニメの主役、ヒロイン、レギュラーをやりまくって、事務所力というのもあるんだろうけど、とにかく鍛え上げた。堀江由衣と違うところがあるとすればお歌を歌ったりする活動をしていないことで、アニメ出演、演技を重視した流れなわけです。当人のキャラというか資質を考えても、アイドル性はそれほど必要とされていないということ。
キタエリにしたところで、殊更歌手活動を望んでる人もそんなにはいないでしょう。CDに関してはノンタイアップ及び、タイアップが悪かったとしか言いようがないけど。今の世代の若手声優がなにを重視しているのか、どの方面で売っているのか、レギュラー獲得数の多さからも良く分かると思います。
確実に世代交代が起こっていると考えて、今と昔ではやり方も売り方も、ファンの付き方もまるで違うというか、なにが望まれ、なにを求められているのかなんだと思う。今更井口裕香に歌手活動して貰いとか、誰も思ってないでしょ?

後、もう一つの要因として、声優が歌を歌う必要がない、歌えない現状が生まれてきている気もする。こむちゃっとカウントダウンとか聴いてれば分かるけど、毎週のように誰かしらアニソン歌手が来ているじゃないですか。ランティス系、ジェネオン系、それ以外にも様々ですけど、アニメとのタイアップで一般的な歌手が売っていことも少なくない状況下、アニソン歌手が多量にいる時点でわざわざ声優に歌わせる必要性もないんですよ。水樹奈々とかは例外としてもね。ほら、新谷良子なんて見れれば分かるけど、あの人はアイドル声優のようなそうじゃないようなって立ち位置じゃない。冠番組持ってないし、これといったタイアップ戦略組んでるわけでもないし。
そう考えるとまめぐこと中島愛は今後どうしていくのか、どの方向性で売っていくのか非常に気になるよね。

結局なにが言いたかったのかというと、そういう風に世代が変わっていく中で、二つ前の世代である丹下桜が復活したことはそれなりの影響があると思うんですよ。今の演技重視の若手とも、旧来になりつつあるアイドル声優ともまた違う、90年代アイドル声優の底力的なものを見せて貰いたいですね。これがマリ姉だとどう違うんだろうか……
それにしてもこんだけ声優の名前を挙げておきながら一人だけ意図的に外した人がいるけど、あの人はどうなんだろうねぇ。長続きしそうにない売り方というか、イメチェンするのが早すぎた気も。特に嫌いになる理由もないし、かといって好きでもないから静観してますけど。あの人ほど作品やキャラのイメージが直結しにくい人もいない。でも、あれは声オタに好まれるような個性ではないと思うんだが……今の若い世代のファンにはありなんだろうか。ありなんだろうな。しかし、丹下桜の懐かしい空気に中てられた時点で私も歳を取ったということか。いやはやなんともはや、感慨深いものです。
自分が楽しむことよりも、相手の楽しむ姿を想像しなさい。
自分が面白いと思うよりも、相手に面白いと思わせなさい。
自分が喜びを感じるよりも、相手を嬉しさで満たしなさい。

そうすれば、きっと貴方も良い作家になれますよ。


本日、このところの悩みの種だった最後の問題と向き合う機会を設けました。一応、悩みや問題も解消されたと言うことで、明日からはこれまで通り、いや、それまで通りの自分に戻ります。なんというか、自分の無力感、もしくは至らなさ、そういったものを痛感しています。私にも色々と思うところはあるのですが、全面的に私が悪いことですからね。せめて、潔い人間ではありたいし、罪悪感や自己嫌悪の類は完全に消え去ったわけでもないのだから。
感情論としての結論を私は望んでいなかったし、結局のところ図に乗っていたんだろうね。いや、むしろ調子に乗っていたと言うべきか、いつの間にか自作の上にあぐらをかいて座っていたらしい。自惚れや自己過信、それらを総じて私は高慢ちきな人間になっていたわけだ。私に面と向かってそれを指摘した奴がいますけど、正しくその通りだった。
「自意識過剰なナルシスト、妄想過剰な自己愛にまみれた男、あなたはご自分の人間性を理解しているくせに、理解した上で、それでも作品の力がある限り自分は問題ないと思っている。その考えは、いつか痛い目を見ますよ」
作品で人を惹き付ける、繋ぎ止めることが出来なくなったとき、確かに私は敗れ去ったのだと思う。身内に対してはともかく、それ以外の人への遇し方が、公明正大であったと胸を張って言うことは、とてもじゃないが出来ないだろう。私は本来、一個人、他者に対して自分の持てる力をすべて、全力を注いでいたはずだった。その人がやりよいように、より良い環境を作るのが自分の役目だと、そう思っていたはずなのに。まして、その人が私にしてきてくれたことを思い返せば、心痛などというレベルでは言い表せない後悔が身体中を渦巻いている。
私がどんなに後悔したところで、結局それは自分に対する自己陶酔にしかならない。私がいくら今回の件で痛みを覚えようと、相手の受けた痛みはその百倍に達するのだから。私情や感情を吐き出したところで、それは自分が可哀想な存在であるというアピールにしかならず、それにはなんら意味など存在しない。自己正当化が私には出来ない。そんなものは思い上がりでしかないから。私は私を犠牲にしてでも、この問題からは逃げずに向き合う必要があった。
結果がどうなったかは、まあ、見ての通りですかね。

年内は同人誌作りに勤しむわけですが、原稿の方は現在外校に回しています。身内と決裂状態なので、今回は外部に校正者を雇ったという感じです。信頼はしていますが、350ページを軽く越す原稿を見て貰うのは初めてなので、正直どんな感じになるかは判らない。というか、ページ数が多すぎる。ハッキリ言ってほとんど400ページ近いので、このままでは価格設定の段階で酷いことになりそうだ。校正して貰うとは言っても劇的にページが削れるとは思えないし、かなり厳しい選択を迫られるかも知れない。
予定としては抑えられる部分は抑えたいんですけど、冊数を抑えるのか価格を抑えるのか、そこが微妙になってくる。もはやあの作品には去年や今年の春先ほどの勢いはないし、見誤ると大変なことになりそうだ。あんまり同人誌に商業的計算は持ち込みたくないんですけど、今回に限っては色々事情があってビジネスドライに徹してみようかなと。完全なる趣味で同人やってる身としてはあんまり好ましいものではないが、それも仕方ない。あまり熱を入れることが出来ない状態だし、少し冷めた感じにならないとやってられないんだよね。
まあ、校正者が頑張ってくれている内に私は本編を勧めるとしましょう。もう書けないかと思っていましたが、なんとか持ち直すことも出来た。今月中に完結は難しいだろうが、コミケの当落が出るぐらいには間に合わせたい。

今回の件で判ったのは、結局私はまだまだ未熟者で、人の心を忖度することが出来ていなかったと言うことです。まさか、こういう形で挫折を味わうとは思っていなかったので、上記に書いたかつての師の言葉を思い出したりなんかしました。多くの作家が敬愛し、私にも多大な影響を与えてくれた人ですが、もうこの世にはいません。
相手の楽しむ姿を自分の楽しみに変え、相手が面白いと思うことを自分の面白さにし、相手が嬉しいと感じてくれる、その幸せな気持ちを自分の喜びにしなさい。
私はその教えを守って、自己のスタンスとしてきたつもりだったんですが……いつの間にかそれが出来ていなかったのかも知れません。そして、それが出来ず、相手に対し負荷と負担を与え、精神的に傷つけてしまったことが、なによりも悲しい。
愚か者だけにはなりたくなかったんだけどね。いやはやなんともはや、修練が足りない。少し戻って、歩き直さなきゃ。
DreamPartyに参戦する準備を着々と整える中、CUFFS/Sphere/CUBEのイベント情報が更新されました。ドリパの公式サイトでは、9月25日発売の『ハルカナソラ』『夏ノ雨』関連グッズなど、多数取り揃えてお待ちしております! などと宣伝しているわけですが、おかしいですね、発表されたグッズの中にはハルカナソラのものなんて一つもないよ。
というか、ヨスガノソラグッズの再販だけで、新作なんて夏ノ雨グッズしかないわけだけど……まあ、黒うさぎ見たさに参戦するけどね。やっと例のものも調達できそうだし。

Sphere及び姉妹ブランドはコミケに落選したと言うことで、残念だと思いつつも助かったと感じている自分がいます。通販もあるとはいえ、会場限定特典とか合ったら行くしかないですからね。作り手としてはともかく、買い手としての同人熱が冷めるわけもないのでそこら辺の折り合いが本当に難しい。まさか、自分がエロゲグッズ収拾に再び熱を上げるようになるとはなぁ……HOOKが最後だと思ってたのに。
それだけの魅力をSphereに感じているんだろうなぁ。
ともあれ、これでコミケは幾分か楽になった。今月末には私の方のサークル当落もハッキリするだろうし。受かるかどうかはともかくとして、本だけは今から作っております。まあ、規模はかなり落ちるけどね。多分、COMIC1ほども冊数持って行かないんじゃないかと。色々と考えてはいるんですけどね、一人で考えるにも限界というものがありまして。多少の小細工でどうにかなれば良いんだけど、そういうわけにもいかないらしい。まあ、コミケの件についてはまた後日。まだ受かったわけでもないんだから、本の制作は当然としても、他のことについては気が速いというものだ。
目下としては参戦控えるDreamPartyに集中しなければいけないのですが、私は昔からこのイベントが嫌いでねw サンクリよりCレヴォ、ドリパよりキャラフェスといった具合に、私はキャラフェスが好きでした。2006年を最後に開催されてませんが、復活してくれないだろうか。ドリパって体力的にも気分的にも凄い疲れるんですよ。決して運営サイドが嫌いなわけじゃないよ。私怨なんかないよ。本当だよ。
最近は年齢制限ブースへの入場方法が厳しくなったことで、免許もパスポートも持ち合わせていない私はなかなかに参加しづらいイベントとなり、前回は参加を見合わせました。ビックサイトの内部構造は知り尽くしているので、別に如何様にもエロゲブースには行けるのですが、そこまでするほどのものかなと。周囲は結構驚いてたかな。某エロゲブランドには知り合いもいるけど、私は39度の熱があろうと同人イベント&エロゲイベントに参加する男なので、決断にはビックリされた。むしろそれほどまでにドリパが好きじゃないんだけど。

そういや、HOOKはドリパに参加しないみたいですね。SMEEの新作である「らぶでれーしょん!」の発売が近いからなのか、しかし、23日発売なのだから参加しても良いと思うんだが。余裕がないのか、それとも私みたくドリパ嫌いになったのか。ふむ、11月の末日に一社単独イベントやるみたいだけど、新作買うかどうか迷うな。特に好みの絵というわけではないけど、相変わらず馬鹿やってるみたいだし……いやまて、そもそもこの前買ったハニカミすらやってなかった。
今月はましろ色シンフォニーもあるし、少し絞っていかないと財力が持たないかもな。そういや、すたじお緑茶の恋色空模様は今月発売から来年の3月に、いっそ清々しいほどの延期っぷりを見せています。まさか5が月も延期するとは思わなかった。それまでブランドの資金は持つのだろうか。片恋いの月は結構好きだったし、昔から知っているブランドだけに少し心配です。

まあ、Sphereに新作グッズがないとわかった以上、ドリパには肩の力を抜いて参加しようかなと。始発で行く必要もなさそうですし、適当にブラブラしてステージ眺めて、無料配布を漁ったら帰ることにしよう。まっくんのメモリアルライブが気になるけど、多分知り合いが行くと思うから感想は聞けると思うし。
そうそう、なんか夏ノ雨の評判がいいらしいけど、このところパソコンが不調なので攻略ストップしています。ただ、私が好きなエロゲかと言われると、正直なんとも言えないってのが本音。詳しく書く機会があれば書くけど、果たしていつになることやら。
どうやら私のパソコンは修理に出さないと治らないらしい。とはいえ、メーカーに修理出すと真っさらになって戻ってくるだろうから、遂に買い換えるときが来たと言うことか。これではまともに執筆も出来ない……困ったな。
とりあえず原稿とヨスガ関係のデータ、それとブックマークを保存しなくては。エロゲ関係はどうにもならないとしても、移せるデータは移していこう。しかし、何年間の月日を共にしたパソコンともお別れか。決して高くはない性能で頑張ってくれたものだ。

なんて書いては見たものの、パソコンに関しては無知なので一口に買うと言ってもなにを買えばいいのやら。そういや横浜の五番街にドスパラが出来た。いや、昔からあった店ではあるんだけど、移転して大きくなった。私も自作とかしてみようかな。知り合いが以前したんだけど、それほど難しくもないらしいし。でも、メーカーパソコンほどに自分の力を信用できない。やっぱり、予算15万ぐらいで買うのが良いのかな。どうにもパソコンは大きい買い物なので、私も慎重にならざるを得ないというか……いいか、土日にでも知り合い連中に聞いてみよう。
まあ、エロゲが出来て一太郎が可も不可もなく動けばそれで良いと言いますか、高性能とかそういうのは特に興味ない。そもそも今使っているパソコンと比較すれば、どれも高性能パソコンになるからね。実は起動できないエロゲも昨今出てきたから、買い換え自体は前々から検討してた。でも、なかなか踏ん切りが付かなくて、パソコン自体が壊れたわけじゃないからと今日まで放置していました。しかし、そのパソコンも今や壊れかけ、というか壊れてる。残念というより悲しいですが、物事に永続や永遠なんてものはありませんからね。永久に動き続ける機会が存在しない以上、腹を決めなければなりません。
ただ、問題となってくるのはやはり金だ……今月は散財しすぎてるし、貯蓄にはなるたけ手をつけたくないからな。かといって降って湧いてくるものでもない。

そういや出張が決まりました。来週の火曜、なんだって早帰りの日に出張を命じられるのか。しかもマリオン学院放送部の生放送があるというのに。日帰りなのはせめてもの幸いなのか、まあ、群馬県も関東地方ではあるからして、2~3時間も電車に乗っていれば着くはずだ。とはいえ、なんで居候の私に出張を命じるかね。私以外に出来る人間が存在しないとはいえ、遠出嫌いだから今からげんなりしています。
観光地というわけでもないし、聞いた話ではかなり辺鄙な場所らしい。なにせ目的地には自販機の一つもないという不便っぷり。仕方ないので飲み物等は予め用意してから行くことになりそう。しかし、そんな辺鄙な場所でよく仕事が出来るな。近くに大学があるらしいけど、学生諸君はどうなってキャンパスライフを楽しんでいるのか……謎だ。
一人で行くのも気が重いのに、今回は上司や上役のお供ですからね。お供? 違うか、実際に仕事をするのは私なんだから。あー、失敗とかミスとかしたらどうなんるんだろう。いつかは出向くことになるだろうと思っていたが、実際この仕事がここまで続くとは思っていなかったんだよ。私も会社も。私が単純作業の処理と他の業務を両立させてしまったもんだから、辞める理由がなくなってしまった。そもそも辞めたところで行く当てもないしなぁ。この不況下に老舗の出版社に居候しているだけでもありがたいと思わねば。給料は安いし、待遇や福利厚生は良くはないが、まあ出版業界なんてこんなもんだ。
出版業や文筆業で飯を食うのがどれほど大変か。少なくとも金持ちになるのは不可能だ。知り合いの作家で一番稼いでいる奴は、食うに困ったからアニメ化を許可したぐらいだ。しかも、アニメ化しても大して儲かってないでやんの。作家にすらなれていない私にたかりに来たときは、失笑や苦笑の前に憐憫の視線を送ってしまった。後日、その話を悲恋堂の店主にしたらゲラゲラ笑って、「泥でも食わせておけば良いんですよ、そういうときは」と真顔で言ってたな。あいつなら本当に泥団子食わせるだろうな。口の中に突っ込むはずだ。

仕事がいい具合に忙しくなってきたことで、趣味に対する活力が戻ってきました。同人や二次創作は私にとってどこまでも趣味ですが、前者に関しては最近思うところがあって自分を見失いかけていた。主に、私はなんのために同人活動をやっているのかという部類の悩みだったんですが、なんとか持ち直すことも出来たので再開させます。
私の考え、私のスタンス、人とは少し違う、言えば唖然とされるようなものを私は持っていて、いつの間にか自分のために作品を書くと言うことを私は忘れてしまっていた。今もそれは思い出せないし、その必要があるのかとさえ思うけど、とりあえず今は自分のために、そしてかけがえのないものを取り戻すべく執筆を続けよう。
私はどこまで行っても、オタクや物書き以上の存在にはなれないのだから。
そろそろ文章が書けるんじゃないかと思う。私がダメダメになったという話を、どこからか経由で聴きつけた旧知たちがあの手この手で連絡を寄こしてきた。何故か私は物理的な攻撃以外では早々に参るタイプではないと思われているのか、割とマジに心配してくれて人を派遣してくれた人まで。しかし、何で本人じゃなくて相方に様子を見てくるように言うのか。いや、本人が忙しいというのは分かるし、相方とも知り合いではあるが……

おかげさまで、そろそろ文章を書くこともできそうです。それぐらいには回復した。悩み過ぎ、焦り過ぎ、少し考えすぎていたようだ。まあ、私は根が単純に出来ているから良いんだけど、迷惑をかけた相手に対しては何かしら謝罪やら和解やらをしたいところです。とはいっても、別に喧嘩しているわけでもない……はずなので、そこら辺は難しい。一度じっくり話したいんですけどね、向こうも忙しいでしょうし、私自身気遅れしている部分がある。
身内の問題をあらかた片付けたことと、旧知と連絡が取れたことで古巣の騒乱を鎮静化させることに成功したから、残る悩みの種は一つだけ。けれど、私にとってはこの一つが一番重要なんだと思う。
大切に思うもの、大事にしていきたいもの、友誼や親愛は絶対に失いたくないし、それがどれだけ貴重なものであるか私も理解しているつもりで、その人のために自分はなにが出来るのか、自分はなにをしてあげられるのか、そういうことをまた考えるようになってきた。
私は相手のことを考えられなくなったら終わりだと思うんですよ。自分の都合とか、気持ちとか、気分とか、機嫌とか、そういうのは相手にとってまったく関係ないもので、それによって相手を縛りたくないし、負荷や心労を与えたくもない。勝手気ままと自分勝手は似ているようで全然違って、私は自分勝手に生きるのが嫌だし、そもそも人は一人じゃ生きられないじゃないですか。だから、共になにかをする相手、協力し合い、助け合う相手にはなるたけ奉仕したいとも思う。
身内のように天才であるが故に自分勝手な人生を歩めなかった人もいて、まあ、反動で今はとことん自分勝手な日々を謳歌してるんだけど、あれはあれでいいのかもと思えるようになってきた。会話をしなくなって何日、何ヵ月経つのかも忘れたけど、こういう関係もそう悪いものではないと思う。最低限の会話すら放棄してるけど、それでいいんだよ。互いに関わり過ぎていたのさ、精神的に。
身内はどうしたって手遅れだろうし、古巣のほうも旧知に丸投げしたからもうどうにでもなれなんだけど、最後の一つだけは手遅れじゃないと信じたい。このわだかまり的なものをね、なんとかしないことには前に進めないわけですよ。その為にはどうすればいいのか、こればっかりは自分で考えるしかないか。

そういや全く違う話を書くけど、川崎に合ったマグマニが閉店したそうです。ショッピングモールのラゾーナ内にあった、個人的にも気に入っていた小奇麗な店舗なんですが、どうやら秋葉原に移転するらしい。メッセサンオーの入っているビルに入居……まあ、ラゾーナよりは安上がりなんだと思うけど、個人的には残念というかなんというか。だって、コンセプト的には似たような店は秋葉原中にあるわけで、そこにマグマニがまぎれても埋もれるだけだと思うんですよ。川崎というアニメイト以外はなにもないような場所、しかも国内有数の複合商業施設に入っているから面白いんであって、これでラゾーナに行くこともなくなってしまったなぁ。
川崎それ自体はチネチッタがある限り行き続けますけど、最近はチネチッタに行かないとみられない作品というのも減ってきて、来年のリリカルなのはにしても109シネマズMM横浜で見られちゃうから。映画館としては好きなんだけど、時間の方が貴重で価値あるものだからね。まあ、来年はアニメ映画多いから、いくつかはチネチッタで見るとは思うんだけど。秋葉ではどこぞの宗教団体が作ったアニメ映画の宣伝が行われてるんだっけ? あそこって本当に金あるよね。選挙で大敗して借金苦かと思いきや、あの手この手で前に出ようとしている。まあ、大抵転ぶか空回りなんだけど、特に面倒なことを起こしてはいないので静観しています。しかし、名の知れた声優が宗教団体のアニメに出ることが話題になっているようですが、そんなに騒ぐことなんでしょうかね。学生時代、仏教というか釈迦様のアニメを見ましたけど、釈迦様の声は某有名声優でしたし、全体的に豪華なキャストでしたよ。仏教と新興宗教じゃ格が違う? まあ、そりゃそうか。

悲恋堂の言った通りの結果というか、現在仕事に行き詰ってます。小さな悩みの次には大きな悩みが降って来て、それと距離を置くために小さな悩みと向き合える機会が生まれる。人の人生、急流がごとく。ふむ、もう少しなだらかな流れの中に身を置きたいものだ。
パソコンの調子が悪い。悪いというかほとんど壊れている。起動と同時に再起動を始めたり、何の前触れもなく唐突に画面が消えて再起動が始まったり、ひどい時には再起動中にフリーズしてそのままだったりする。これでは執筆はおろか満足なえろげライフを送ることも不可能と、対策を練っています。素直に買い替えろよという話ではあるのですが、なにせここ数週間で数万円の散財をしてしまったので、財布に余裕がないんです。
今日だって、数万円近いものを既に持っているにもかかわらず、もう一個欲しいなーと危うく買いそうになったし。踏みとどまれたのは来週ドリパがあるからで、これ用に資金を少なくとも2万以上は残しておきたかったから。

秋はイベントの季節です。なので私も今月からイべンターになります。まあ、私もほんの数年前までは毎週がイベント、毎月の土日が埋まっている人だったんですが、最近はピンとくるイベントがないからなのかあんまり参加していない。とはいえ、以前は大して興味もない声優でもとりあえず参加しておこう見たいな流れや試みもあったから、当然と言えば当然だよね。そうした中での出会いや別れもあり、現在まで続いている関係もあるから、当日の自分を否定するつもりはないというか、あのころは元気だったなぁというのが正直なところ。
今の私にはどうしたって毎週イベントとか無理だもん。体力上はともかく、気力が持たない。それに積極的にイベント参加したいと思ええる相手もいないというか、若手及び新人に対する興味が限りなく低い。昨日の日記で丹下桜について書いたことで痛感したけど、私の世代はやっぱりあの辺りなんだなと。そして、堀江由衣、野川さくら辺りで打ち止めなんだよ。そこから先は、それこそ花澤・牧野が台頭してくるまでほとんど声優に対する積極性を失っていた。声優ファンとして、オタとしての自分を再認識したのはキタエリ旋風による影響が大きいんだけど、要するに新世代の幕開けが旧世代に止まっていた私を引っ張り出したんだろうね。今の若手はパワーあるもの。

実はつい先日、牧野由依のイベントが地元のアニメイト横浜店で開催されるとかで、その参加券をゲットにしに行きました。HP上では横浜はまだ配布しているとのことで、悠々と向かったのですが……ない、配布終了してた。既に川崎が一足先に配布終了していたことは知っていたので、これはまずいと即座に町田へ直行。横浜線だと高くつくので地元まで戻って小田急線、思えば小田急線に乗るなんて何年ぶりだったんだろうか。小田急乗る前にアニメイト町田店に電話して、参加券がまだあることを確認。横浜市民なのに町田市のアニメイトでチケをゲットとは、なんとも複雑な気分です。
知らない内にアニメイト町田店は移転していたらしく、といっても旧町田店の向かいのビルなんですが、日本でも有数の狭さを誇った店舗がそこそこの大きさになっていました。町田に行くこと自体が久しぶりというか、若者の街だけあって相変わらず活気があったなぁ。アニメイトはビルの8階に移転ということで、カラ鉄が入っているところですね。わざわざエレベーターを使わなければいけないのは、なかなか面倒な気もします。
店内の奥の方にあるCDコーナーに突き進み、お目当ての「たんぽぽ水車~Yui Makino version~」を購入。スケッチブックの最終回で流れた挿入歌を、牧野由依がソロでカバーした1曲。スケッチブックは私が好きなマンガの五指に入っているし、アニメのDVDもBOXで買ってしまうぐらいにハマった。BOXなんて出てないだろうって? ゲマ屋で全巻購入すると貰えたんですよ。だから、すべて定価購入。
無事に参加券もゲットでき、お金もなかったんで即帰宅。そういやゲマ屋に寄るの忘れてしましたが、まだあるんですかね……と思って調べたら、旧アニメイト町田店あった場所に入ったとか。いや、意味ないじゃん。なんの意図というか、目的があってそんなところに移転してしまったんだ。あれだけの店舗を手放すなんて、あれか、これはエロゲを買う店として特化したと考えていいのか? アニメイトでは取り扱いの難しいあっち系の商品を売り、男性客を引き込もうって魂胆か。アニブロゲーマーズ池袋店の存在価値と理由を鑑みるに、あながち的外れじゃなさそうで怖い。

まあ、よっぽどのことがない限り町田なんて行かないだろうし、今回行ったことでCDは発売日に買うか、そもそも予約しましょうの教訓を再確認したので、今後は横浜店で買おうかなと。実のところ、アニメイトでは全く買い物をしない人だから、予約システムとかすっかり忘れてるんだよね。予約専用のカードとかあった気がするけど、あれってまだあるのかな。
アニメイトカードも何回か変更されて、確か最新版も持っていた気がするけど……基本的にメロンとゲマ屋、ソフマップの人だからなぁ。本は本屋で買うことも多いし。わざわざ東口のアニメイトに行く気が起きないってのが本音。いや、嫌いじゃないんだけどさ。
あれでもアニメイト内の独立店舗だったわけだし、全国で3番目に大きい店舗だ。いつになったら、ビル内の休憩所を乗っ取って店舗拡大するのかと思っているんだけど、あそこって元々レストランだったんだよね。
それから、アニメイトに隣接した3階の居酒屋兼定食屋は一度入ってみたい。先日行ったときはまぐろカツが昼のメニューだった……

とにもかくにも久しぶりのイベント、握手会です。そういや、最後に握手した声優って牧野由依かもしれない。いつだったかの文化放送ライブで。あれ以来、声優と握手はしていなかった気がする。ふむ、なんか感慨深いな。
丹下桜のRADIO・A・La・Modeが始まりました。「あなたのハートにときめきLOVE!」とか文化放送で言ってたのが13年ぐらい前だから、結構な年月が過ぎているはずだけど、感覚的にはそれほど懐かしいとは思わなかった。
感想を一言で言えば私はこのラジオを聴くために今日まで生きていたのか、という錯覚をしてしまうほどに素晴らしい、凄まじいラジオだった。

いつだったかの日記に、私は別に丹下桜は好きでも嫌いでもないみたいなことを書いていたけど、だったらファンじゃなかったのかと言われれば、自分自身どこがどうファンじゃないのか分からないといった感じで、なんだか文章が複雑化してきます。
90年代まで記憶を遡らせてみると、確かに私は丹下桜が出演する作品をすべてチェックしていたし、トラチョコだのもっと!ときめきメモリアルといったラジオも聴いていたし、さらにはイベント等にも足しげく通っていたわけだけど……なんだろう、自分が明確にファンであった実感がわかないというか、あの当時はBeeメイツだったからな私。マリ姉ファンやっていたせいか、他の声優への思い入れが少ないのかな。でも、声優行を休業してからも結構ライブとか行ったんだよなぁ。途中で付いていけなくなって止めちゃったけど。
私としては丹下桜が丹下桜として復帰したことに軽い驚きを覚えているというか、やっぱり人は結婚すると明るくなるんですね。某商業作家と話していたとき、某週刊漫画家の作風の変化は結婚したからだという結論に行きあたって、やっぱり結婚は人生におけるステータスとなり得るのかもしれない。昔は丹下桜時代のことを口にするのも禁句だった時期があるというのに、これは大変な変化だと思う。
まあ、当時は本当に色々あったというか、タブー中のタブーだったから、うっかり酒に酔ったどこぞの職業オタクが漏らそうとした以外に、丹下桜休業、当時は引退扱いでしたか、その話題に触れる業界人もいなくて、それを考えると今の状態は奇跡ですね。

久々のフリーパーソナリティ、しかも冠番組ということで、私もリアルタイムで聴くべくパソコンの前で待機。なにせ再放送というかリピート放送がないみたいだったから、聴き逃したら洒落にならない。
始まったラジオは本当に気持ちがいいというか、気分がよくなる具合のもので、声に衰えというものを全く感じなかった。本人は10年ぶりの活動再開であるから、あらゆる現場で浦島太郎気分を味わっていると言っていましたが、聴き手としてはブランクを感じさせないトークや進行だったと思う。ただ、投稿されてくるお便りがメールだったことに新鮮さを覚えているというのは、やはり時代の流れなんだなと。なにせ、あの閣下の番組でさえメール投稿がありになったみたいですし、ネットラジオの場合は大半がメールのみでしょ? FAXも少ないだろうし、そういや水瀬さんちがメールのみの受付だったときは驚いたなぁ、あそこからメールによる投稿というのを強く認識づけられた気がする。
しかし、この新番組は良いなぁ。忘れかけていた投稿リスナー魂というか、はがき職人根性に火がついた気がする。私自身ラジオ好きってのもあるけど、30分があっという間に過ぎ去っていった。長らく忘れていた感覚というか、面白いラジオってのは時が経つのも忘れてしまうぐらいなんだよ。よく言うでしょ、面白くないことほど時間が経つのが遅く感じるって。それと同じです。

ただ、あれだね、投稿したいなと思ってはいるんだけど……凄い緊張する。ここ数日まともな文章を書いていなかったからとか、そういうんじゃなくて、とにかく緊張する。採用されるとかされないとか、そういうの一切抜きにして緊張してる自分がいる。心臓とかバクバク言ってんの。握手会に参加すると気だってここまでハイなテンションにはならないってのに、私も相当ひどいですね。
これじゃまるで……いや、ここから先はやめておこう。酷いというレベルじゃ済まなくなってくる。
なんていうか、本当に生きててよかった。いつもラジオ番組について書くときはコーナーとか事細かに紹介するんだけど、うん、今度でいいや。今はただこの幸せな気持ちを大事にしたい。私も結局は世代なんだよなぁ、ファンだとかファンじゃないとか、そういうのはどうでもいいんだよ。好きな声優がラジオやってて、それを聞くことに理由なんていらないのさ。
とりあえずメール出そう。読まれるとか読まれないとか、そういうのどうでもいいから。

面白いことってさ、ちょっと角度や視線を変えればいくらでも転がってるんだね。そういうことを実感できたというか、仕事なんかも忙しくなればなるほど面白くなってくる。生の充実感にも、色々あるもんだ。
超電磁砲のOPがCyber Nation NetworkのSUPER_VOYAGERに似すぎていて吹いた。90年代を生きた皆様方にはお馴染み、Sister MAYOがボーカルを務めていたグループですけど、なかなかどうしたそっくりじゃないかと。多分、Cyber Nation Networkを知っている人はみんな思ったというか、感じたはず。
fripSideはメインボーカルのnaoが脱退して、南條愛乃に変わったそうだけど、声質が似てるんですかね。
いや、それはさすがにSister MAYOに失礼か……うーん、曲構成とかコードとか、私は音楽よく知らないけどよく似てるなぁ。感覚と印象が伝えてくるというか、only my railgunを初めて聴いたとき、パッとSUPER_VOYAGERが思い浮かんでしまったんだよね。

まあ、こういうこともありますよ。アニソンだし。パクリとは言わないし、こんな風に似てしまうことだってあるよ。パターンというのもあるんだから。まあ、Cyber Nation Network自体が既存のパターンとかそういうのにあまり捕らわれない、当時としては珍しいグループだったんだけど……モスキートンとか大好きでした。
fripSideもねぇ、まさかボーカル変わっていたとは。エロゲではお世話になりましたというか、恋姫無双の曲好きだったんですけどね。別に南條愛乃の歌声は好きだし、良い感じだと思うんだけど、ボーカルが抜けても解散しないってのは凄いや。でも、CooRieがrinoだけになっても続けてたり、savage geniusがああのソロプロジェクトになって続いていることを考えると、別段不思議はないんだろうか。音楽性の違いと言うんですか、結構仲違いも多いらしいですからね、音楽業界。
そんで、久々にベストとかシングル引っ張り出してきてCyber Nation Networkの楽曲を聴いてるんですけど……やっぱ良いもんですね。今の私のテンションに凄い効くというか、私が求めていたのはこれだと思った。
SUPER_VOYAGERも当然好きで、これはビーストウォーズⅡの二番目のOPなんですけどね? どちらかといえば、本当に微妙な差なんですけど、私は最初のOPであるGET MY FUTURE好きで。久しぶりに聴いて、今の私が抱える問題とか、心の葛藤とか、精神不和とか、そういうのが全部流されていく感じがして。流されていくは少し違うか。また歩き出すための勇気みたいなものを貰ったというか、こんなことをしている場合じゃないって気分にさせてくれた。
私の中のにある90年代ベストアニソンで五指に入る一曲なので、是非聴いて貰いたいですね。まあ、なんですか、探せば色々なところで聴くことも出来るんじゃないでしょうか。私はCD持ってるからいつでも聴けるけど。

本当に先週はグダグダしていたというか、仕事に逃避するだけの日々でした。悲恋堂に諭されたり、CNNの曲を聴いたりしてやっとテンションを取り戻してきて、原稿の方にもなんとか手をつけることが出来ました。日記を書くことすら拒否してしまうほど精神的に落ち込んでたんだけど、古い作品を公開することで原点回帰してみたり。あの話は本当にいい話というか、あれは私の原典にしてバイブル。出典は明記しないけど、あんな感じの作品が描きたくて、でも書けなくて、今日まで物書きの真似事を続けていたりします。
気がつけばオリジナルの小説以外は大抵のことを仕事でこなしてしまったというか、後やってないのはゲームのシナリオと実写の脚本ぐらいになってしまったんだろうか。あぁ、舞台脚本もまだだった。一度やりたいというか、知り合いに戯曲書いている人がいるから今度話でも聞いてみようかな。
オリジナルもねぇ、最近はご無沙汰というか、ぶっちゃけ一年ぐらい書いてないんだけど……恩師や悲恋堂の言うとおり、オリジナル書かずに二次創作や同人やってるのは本末転倒なんだよね。私もそれは判ってて、判っているけど楽しいから辞められないってのが実状だったんだけど、最近はそうでもないというか、なんというか。テンションはなんとか取り戻したけど、モチベーションはなかなか上がらないということかな。困ったもんだ。

今はとりあえず同人の原稿を纏めていて、初稿自体はほとんど完成しています。これからそれを絵描きと校正者に送るわけだけど、予想以上にページ数があるという。1ヵ月程度で校正及び修正を終わらせたいんだけど、果たして間に合うんだろうか。少し心配になってきてしまった。結局、校正者も親友の手を借りることになったから、しばらくは周囲に頭が上がらなくなりそうだ。
日記を書くことすら放棄してしまったここ数日。二次創作や同人に心底嫌気がさして、自分探しの旅に出ようとしてました。なにせ、なにか書こうとすると吐き気までしてくるんだもの。さすがにヤバイというか、この状況では書きようがないと思って。どこか遠くに旅立ち、温泉にでも浸かってゆっくりしようと、割とマジに考えてた。
今思うと一週間も仕事休むなんて不可能だし、そもそも行く当てなんてなかったんだけど、とりあえず旅支度を調えて後は小田急ロマンスカーに乗ってから考えようとか思ってた。東海道線じゃなくて小田急ロマンスカーなのは、そっちのほうが近いから。芦ノ湖行きたかったなぁ。

それを取り止めたのは仕事が主な理由ではあるんだけど、もう一つは出発前に悲恋堂を訪ねたからで、認めたくないけどどうやら私はあそこの店主に借りを作ってしまったらしい。
悲恋堂に行くのは凄い久しぶりのことで、先月は25日の時点でハルカナソラひきこもりに入ってしまったから……なんだかんだと2週間以上ですか。義理を欠かすわけにもいかないと、「旅に出ます、探さないでください」口頭で伝えるべく、わざわざ出向いたわけです。よく考えると私も馬鹿なことをしているというか、精神が疲弊しきっていた証拠でしょう。自分でもなにやってるんだと思うけど、あのときはどこまでも真面目だったんだろう。
旅に出る旨を伝えると、店主は「なに言ってるんでしょう、この馬鹿者は」みたいな顔をして、理由を訊いてきました。特に隠すつもりもなかったし、あるいは聞いて貰いたかったのか、私はなにがあったかを事細かに話しました。それは半分以上が愚痴で、残りは全部泣き言でしかなかったんだけど、喋り出すと止まらないのね。店主は自分から訊ねたくせに、聞いているのか聞いていないのか、適当な相づちを打っては全部話すように諭してきて。まあ、悲恋堂の店主というのは二次創作を毛嫌いしてるし、同人というものを軽蔑しているからそこが気に食わなかったんだと思う。
一通り話し終えても私の気分がスッキリすることはなく、むしろ色々思い出してむかっ腹さえ立ってきたんだけど、自分にはどうしようもないことだった。店主に話したのは、HP経由で届いたメールの中に、「誰かに相談してみたらどうか?」という助言があったからで、もしかしたら無意識に相談を持ちかけていたのかも知れない。答えなんて、返ってくるとは思わなかったけど。
話すことは話したし、別に明確な助言や励ましを求めていたわけでもなかったから、店主の反応を見たら帰ろうと考えてたんだけど……いやはやなんともはや、次の一言はこれまでの悲恋堂語録の中でも一番強烈で意味不明だった。

「さて、それじゃあ私と一緒にドラえもんでも観ましょうか?」

キルヒアイス風に言えば、「私はまだ、この方のすべてを理解できてはいない」といった感じなのでしょうが、それほどまでに唖然としてしまった。なにがどうして傷心野郎の愚痴と泣き言を聞いた後に、ドラえもんへと繋がるのか。やはり常人とは思考や発想が違うというか、本人に言わせると「世捨て人ですから」になるんだけど、そんな世捨て人さんはさっさと店を閉じて、私を居間の方に引きずり込み、座布団やら茶菓子やらを手早く用意。「大長編、映画で良いですよねー」なんて訊いてきて、映画以外になにがあるんだよと思ったんだけど、どうやら80年代及び90年代の大晦日だよドラえもんと、夢気球のビデオまであるらしい。夢気球に至っては夏と冬の両方があるとか。私だって夏しか持ってないのに。
80年代の映画から選ぶらしく、「うん、これにしましょう」と店主が手にしたのは日本誕生。80年代では最後の一作で、興行収入も観客動員数も歴代映画のトップクラス、再放送も幾度化された人気作です。いや、まあ、嫌いじゃないけどさ。どうせ映画全部持ってるなら、なにを観るかぐらい訊いてきても良いんじゃないかなーと、そのときは思った。私は海底鬼岩城が好きなので。
次々に映画を観る準備が整って、いつから悲恋堂は茶の間で客に映画を見せる店になったのだと、私は呆然としてた。ポンポンと畳の上に敷かれた座布団を店主が叩いたんで、まあどうせ暇だし……と従うことに。我ながら意志が弱い。後になって店主にも言われたけど、私はもう少し自分を優先させたほうが良いらしい。

映画自体は何遍も観てるし、内容を知らない人もいないとは思うんだけど、様々な理由で家出することにしたいつもの面子が、人間がいないとされる7万年前の日本に自分たちのユートピアを作ろうってのが映画の序盤。この家出の理由ってのが本当に色々で、のび太はまあ家でも学校でも怒られてばっかりというお馴染みの理由なんだけど、ジャイアンは店番、配達、草むしりといった家の仕事に扱き使われるのにウンザリして、「俺は母ちゃんの奴隷じゃないっつーの!」と叫ぶんですが、「そういうことは、奴隷みたいに働いてから言うんだね!」と切り返されて家を飛び出します。いや、何度観てもこのときのやり取りは笑える。笑えると言うか凄い。
空き地にはスネ夫もいて、こちらは全教科に家庭教師をつけて朝から晩まで勉強三昧の日々を強制されそうになったことへの反発。最後に現れたしずかちゃんは……なんでしょう、スランプなのかピアノのお稽古が嫌になったそうです。なんか、しずかちゃんだけ取って付けたような理由ですけど、しずかちゃんはバイオリンだったりピアノだったりと、その時々で習い事が変わってますね。
ドラえもんは一番深刻というか、パパが旅行に行く会社の部長からハムスターを預かってきてしまい、ネズミに似たその姿に卒倒しそうになったから。まあ、家出するにも結構理由はあるものです。そこで人間のいない7万年前に逃避行を敢行するわけですけど、この下りを観ながら店主がニヤニヤと視線を向けてくるんですよ。嫌みかってぐらい。考えるまでもなく嫌みなんだろうけど、なんで店主がこの映画を選んだのか判った気がした。

到着した七万年前で、ドラえもんたちは自分たちだけのパラダイスというか、ユートピア作りを始めます。この辺りは夢一杯の内容で観ていて微笑ましいんだけど、ドラえもんの前半部分は本当に憧れる部分が多いというか、海底鬼岩城や日本誕生、雲の王国はずば抜けてると思う。
ユートピア作りも順調に進み、大根飯こと、大根を二つに割ると出てくる料理を食べる一同。これは大魔境の植物改造エキスに近いものがあるよね。ドラえもんの映画は、ジブリより食事のシーンが美味しそうだと思うんだがどうだろうか。どら焼きとカツ丼は大抵出てくるよね。スネ夫がステーキじゃなくてビーフカレーだったのが少し意外。
食事も終わって、造った家の前にデッキチェアを並べて日光浴。虹なんて架かっちゃったりして、大自然を満喫しています。

「ほら、しずかちゃんも言ってるでしょう」

のりしおをバリバリ食ってた店主が口を開いて画面を指さしました。丁度、大自然に満足していたしずかちゃんが「小さな悩みなんてどうでも良くなっちゃうわね」と言って、ジャイアンが「ここらで一回帰ってみるか」と提案し、みんなが同調するというシーン。
その瞬間に私が受けた衝撃というのは凄いものだった。軽く誇張はしたけど、要するに悲恋堂はこのワンシーンを見せるためだけにこの映画を選んで、実際に見せたわけですよ。なんという遠回りなやり方……それだけに虚を突かれたけどさ。

「人間ってのは、次々と沸いてくる悩みをすべて抱えられほど、大きな器をしてません」

店主が喋る。

「大なり小なり人は悩みを抱えていて、それらが全部解決するわけでもない」

店主が語る。

「だから、ある程度は捨てていかないと、人は前に進めません。重いものを背負って歩くにも、限度ってものがあるんですから」

偉そうなことを言っていますかね、と訊かれたから、別にと答えた。実際に偉そうじゃなかったし、むしろ昔のことと重ね合わせて自嘲気味だった。店主がまだ店主じゃなかった頃をよく知っているだけに、私は暗澹たる気分。
忘れてしまえよ、そんなこと。かなぐり捨てて歩けばいいじゃん。こういう発想が出てくるところが、やっぱり世捨て人のそれだよなぁと思った。私にはとても真似できないというか、そういう切り替えや切り捨てが本当に出来ないんだよね。

映画を観ながら、色々なことを話した。映画とは全く関係ない内容を、とめどなく、それこそ映画終わってからも話した。店主はしきりに一次創作、つまりオリジナルへの復帰を諭してきて、それによって気持ちを切り替えるべきだと言ってきました。お前が二次創作嫌いなだけだろうと思ったけど、私自身それしか残ってないと感じていたのは事実。
「大体、あなたに一人旅が出来るわけないでしょう。寂しくなって、すぐに帰ってくるのがオチですよ」
ケラケラ笑いながら、店主は私に無駄な旅路など辞めるように言って、この頃になると私も旅に出る気分も気力も消え失せてたから、素直に頷いてしまった。

なんというか、この日の出来事を文章で表現するのは無理だわ。私の頭の許容範囲を突破したというか、あまりにも理解不能な流れだった。一つ理解できたのは、悲恋堂に対して精神的な借りを作ってしまったと言うことで、これはかなり巨大なものだと思う。今年中に返せるか、とりあえず悲恋堂ありがとう。今度スパムでも持って行くから。一緒に焼いて食べましょう。
年内に一次創作を再開させるつもりはなかったけど、準備だけはしておくべきなのかも知れない。同じ逃げるにしても、せめて正道を歩きなさいと言われたし。どうしようかな、そろそろ寝かせているプロットも熟してきたのだろうか。候補はいくつかあるけれど……まあ、その前に同人やるかな。約束は約束、やると決めたことを投げ出すほど、弱者になったつもりもないから。逃げようとはしてたけど。悲恋堂のおかげで逃げ出さずに済んだよ。

ここ数日の日記で原点回帰も済ませたから、後は書きます。書きまくります。自分に出来ることだけは目一杯、精一杯やりたいから。そのための努力は怠らないし、テンションやモチベーションも幾分か戻ってきたから。考えすぎは身体に毒とは、本当によく言ったものです。

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