インストールゼロ Z3アンリミテッド
2010年3月1日 アニメ・マンガ
今日は、サークル・くろのとくろえさんが近々頒布を開始する連載型同人誌、「インストールゼロ Z3アンリミテッド 第1話」
(http://maniax.dlsite.com/announce/=/product_id/RJ059084.html)
これの告知というか宣伝を書きます。DL頒布限定で読めるこの作品、ロックマンゼロ3をくろのとくろえ解釈でリメイクしたとも言えるコミカライズなのですが、一般向けなので未成年なアタナでも普通に読むことが出来る優れものです!
そういうわけで、盟友きどりのシャリテクロワールとしてもここは全力で協力しようと、まあ、そんな次第でして。え? 溜めに溜めてる2月の日記はどうしたって? いいじゃない、そんなの。昨日一昨日その前の日で2万字以上書いたし、10日分ぐらいにはなってるって。
配信自体はまだ開始されてなくて、正確な日付は分かりませんが3月の上旬ぐらいになると思われます。本当は私のHPにも貼っつけてあるバナーにあるとおり、2月末を予定していたんですが、まあ、そこら辺は誤差の範囲と言うことで。色々合ったんですよ。既に配信準備は始まってるから、きっと瞬きしたら開始してると思います。
原稿自体はかなり早い段階で描き上がっていて、私も逆襲を執筆する際の参考にと事前に読ませて貰ったんですが、これがまた凄い作品に仕上がってるのよ。前述のとおり、この「インストールゼロ Z3アンリミテッド」は、くろのとくろえさんのロクゼロ同人誌シリーズ「インストールゼロ」の流れを汲む、ロックマンゼロ3のコミカライズ作品です。
原作において最高傑作とされるゼロ3のコミカライズ、コミカライズと言う表現は色々語弊を招きそうですが、要するにゼロ3を元ネタにしたIFストーリーです。始まりこそ一緒ですが、その内容はかなり大胆に改変がなされており、おそらく原作をプレイしたことのある人でも、驚きを持って迎えられるのではないかと思います。それは原作を知っていて、尚且つこの作品自体を予め知っていた私でも同じことで、とにかく度肝を抜かれました。
本当は長々とした感想を書くつもりだったんですが、考えてみれば配信前作品の感想を書いたら思いっきりネタバレになるということに気づいたので、具体的な感想は配信後に書こうと思います。
これから読むにあたって差し障りない程度に書くと、前述の通り度肝を抜かれるような迫力がありました。迫力ある絵面、構成、展開。誌面上で繰り広げられる戦闘が、台詞回しが、そのすべてに言い様のない圧巻というものが存在して、読む人をグググッと作品に引き込むパワーのようなものを感じました。ある種映画的な、はじめからクライマックスというべき展開は、初見でどれだけの人を惹きつけられるかという難題を安々とクリアし、作品の方向性を明確に示している気がする。
作品を通してくろのさんが思い描くロックマンゼロの世界観というのがビシビシと伝わってきて、インストールゼロから続く流れが、ここに来て一気に加速しました。私もかなりの部分で影響を受けていますし、その解釈には似た部分もあるんですけど、こうして連載型の長編になると、やはり差異というものは存在してくるんだと思う。特に、オメガに関しては決定的なまでに違いが出ていると感じた。私もオメガに対する思い入れはないわけじゃないけど、オメガという原作において圧倒的なまでに情報が欠ける存在に対し、ここまで正面から向きあって、一つの作品の中心に置こうとするくろのさんの熱情は本当に凄いと思う。そして、それは私には出来ないことだとも思う。
インストールゼロ Z3アンリミテッドは連載型で、全何話構成なのかも確か教えて貰ったはずなんですが、うっかりしたことに忘れてしまいました。まあ、こういうのは事前に分からない方が良いのかな? 大丈夫なようなら、くろのさんのほうがブログ等で言うと思います。
くろのとくろえさんでは珍しい一般向け作品ですし、最高傑作のIFストーリーということもあってかなり期待の高まるところですが、初見の人にとってDL頒布というのはなかなかハードルが高いのも事実。サークル側としてはなにせ印刷費が一切かかりませんから、私もヨスガノソラ本で重宝させて貰ってるんですが、普及率的に手軽さはあっても気軽さがないというのも分かります。特に、くろのとくろえさんのロクゼロ本は全部完売していますから、どんな作品、作風なのかを確認しづらいというのもあるでしょう。
しかし! しかしなのですよ、そこのあたなた!
実は、くろのとくろえさんのHPにはコンテンツとして無料で読めるロクゼロのWeb漫画があるのです! その名も、「インストールゼローエピソード・シエル」(http://www.geocities.jp/kuronokuroe/rokuzeropeji.htm)
ロクゼロの無印をベースに、最終決戦の少し前を舞台としたシエルが主役のお話です。ロクゼロらしいシリアスな内容ですが、「インストールゼロ Z3アンリミテッド」に興味を持たれた方は、手始めにこれを読んでみるのも良いのではないでしょうか?
DL式の連載型同人誌というのは、私もやり方だけ知っているというレベルなので、この作品が今後どのようになっていくのか分かりませんが、とてつもなく良い作品だと思うので、人気が出てくれると非常に嬉しいです。未確認ながら、意外なところで反響も合ったみたいですし。それにほら、きっと完結した暁にはまとめて本にだってしてくれるかも知れないじゃないw 全然そういう予定はなさそうだけど、夢をみるのは自由だ。
(http://maniax.dlsite.com/announce/=/product_id/RJ059084.html)
これの告知というか宣伝を書きます。DL頒布限定で読めるこの作品、ロックマンゼロ3をくろのとくろえ解釈でリメイクしたとも言えるコミカライズなのですが、一般向けなので未成年なアタナでも普通に読むことが出来る優れものです!
そういうわけで、盟友きどりのシャリテクロワールとしてもここは全力で協力しようと、まあ、そんな次第でして。え? 溜めに溜めてる2月の日記はどうしたって? いいじゃない、そんなの。昨日一昨日その前の日で2万字以上書いたし、10日分ぐらいにはなってるって。
配信自体はまだ開始されてなくて、正確な日付は分かりませんが3月の上旬ぐらいになると思われます。本当は私のHPにも貼っつけてあるバナーにあるとおり、2月末を予定していたんですが、まあ、そこら辺は誤差の範囲と言うことで。色々合ったんですよ。既に配信準備は始まってるから、きっと瞬きしたら開始してると思います。
原稿自体はかなり早い段階で描き上がっていて、私も逆襲を執筆する際の参考にと事前に読ませて貰ったんですが、これがまた凄い作品に仕上がってるのよ。前述のとおり、この「インストールゼロ Z3アンリミテッド」は、くろのとくろえさんのロクゼロ同人誌シリーズ「インストールゼロ」の流れを汲む、ロックマンゼロ3のコミカライズ作品です。
原作において最高傑作とされるゼロ3のコミカライズ、コミカライズと言う表現は色々語弊を招きそうですが、要するにゼロ3を元ネタにしたIFストーリーです。始まりこそ一緒ですが、その内容はかなり大胆に改変がなされており、おそらく原作をプレイしたことのある人でも、驚きを持って迎えられるのではないかと思います。それは原作を知っていて、尚且つこの作品自体を予め知っていた私でも同じことで、とにかく度肝を抜かれました。
本当は長々とした感想を書くつもりだったんですが、考えてみれば配信前作品の感想を書いたら思いっきりネタバレになるということに気づいたので、具体的な感想は配信後に書こうと思います。
これから読むにあたって差し障りない程度に書くと、前述の通り度肝を抜かれるような迫力がありました。迫力ある絵面、構成、展開。誌面上で繰り広げられる戦闘が、台詞回しが、そのすべてに言い様のない圧巻というものが存在して、読む人をグググッと作品に引き込むパワーのようなものを感じました。ある種映画的な、はじめからクライマックスというべき展開は、初見でどれだけの人を惹きつけられるかという難題を安々とクリアし、作品の方向性を明確に示している気がする。
作品を通してくろのさんが思い描くロックマンゼロの世界観というのがビシビシと伝わってきて、インストールゼロから続く流れが、ここに来て一気に加速しました。私もかなりの部分で影響を受けていますし、その解釈には似た部分もあるんですけど、こうして連載型の長編になると、やはり差異というものは存在してくるんだと思う。特に、オメガに関しては決定的なまでに違いが出ていると感じた。私もオメガに対する思い入れはないわけじゃないけど、オメガという原作において圧倒的なまでに情報が欠ける存在に対し、ここまで正面から向きあって、一つの作品の中心に置こうとするくろのさんの熱情は本当に凄いと思う。そして、それは私には出来ないことだとも思う。
インストールゼロ Z3アンリミテッドは連載型で、全何話構成なのかも確か教えて貰ったはずなんですが、うっかりしたことに忘れてしまいました。まあ、こういうのは事前に分からない方が良いのかな? 大丈夫なようなら、くろのさんのほうがブログ等で言うと思います。
くろのとくろえさんでは珍しい一般向け作品ですし、最高傑作のIFストーリーということもあってかなり期待の高まるところですが、初見の人にとってDL頒布というのはなかなかハードルが高いのも事実。サークル側としてはなにせ印刷費が一切かかりませんから、私もヨスガノソラ本で重宝させて貰ってるんですが、普及率的に手軽さはあっても気軽さがないというのも分かります。特に、くろのとくろえさんのロクゼロ本は全部完売していますから、どんな作品、作風なのかを確認しづらいというのもあるでしょう。
しかし! しかしなのですよ、そこのあたなた!
実は、くろのとくろえさんのHPにはコンテンツとして無料で読めるロクゼロのWeb漫画があるのです! その名も、「インストールゼローエピソード・シエル」(http://www.geocities.jp/kuronokuroe/rokuzeropeji.htm)
ロクゼロの無印をベースに、最終決戦の少し前を舞台としたシエルが主役のお話です。ロクゼロらしいシリアスな内容ですが、「インストールゼロ Z3アンリミテッド」に興味を持たれた方は、手始めにこれを読んでみるのも良いのではないでしょうか?
DL式の連載型同人誌というのは、私もやり方だけ知っているというレベルなので、この作品が今後どのようになっていくのか分かりませんが、とてつもなく良い作品だと思うので、人気が出てくれると非常に嬉しいです。未確認ながら、意外なところで反響も合ったみたいですし。それにほら、きっと完結した暁にはまとめて本にだってしてくれるかも知れないじゃないw 全然そういう予定はなさそうだけど、夢をみるのは自由だ。
Sphereで頼んでいたグッズ通販 2009 Winterが昨日届きました。予想外の細長いダンボールに梱包されており、思っていた以上の大きさがあったけど、まあ私の場合は頼んだグッズ量が多かったしね。まあ、どこも似たような感じではあるらしいけど、さすがに大きいので早々に中身を出して潰してしまいました。一応、中身はなに一つ欠けることなく入ってたけど、テレカを入れてあった封筒がグシャグシャになってて、下手をすればテレカが曲がるピンチにあった。奈緒のテレカが入った封筒だったから良いようなものの、穹だったらどうなっていたことか。
配送業者はクロネコが好きなのでクロネコを利用したんだけど、時間指定をしなかったので届いたのは昼過ぎだった。しかし、このクロネコが曲者で、やっと届いたと思ってハンコ片手に扉を開けたら、「強風で伝票を飛ばされました、すみません」と言い出す始末。よりにもよって近所の幼稚園辺りまに飛ばされたそうで、これでは探すに探せない。とはいえ、配達してる人を怒鳴りつけて探させるわけにもいかないし、とりあえず商品受け取ることに。けどなぁ、伝票ってことは私の個人情報が満載なわけで、まったく面倒な事になりました。商品自体は本当によかっただけに残念というか、VFBといい業者側の細かいミスに翻弄されている感がある。
特にVFBはとらのあなの対応が本当に最悪で、遡れば発売前からグダグダだった。特典が付く以上、とらのあなで取り扱うことは判っていたから、万全を期すために最初店頭予約をしようと思ったんですよ。とらのあなは確か出来るはずですから。VFBは重量があるとわかってましたし、秋葉原から持って帰りたくないじゃない? 既にげっちゅ屋とソフマップで予約もしてたしね。
対応した店員はわざわざ本部にまで問い合わせて予約可能かを調べてくれたんだけど、レジが混んでいたこともあって20分ぐらいは待ったのかな。結果として返ってきた答えが、「当店では入荷しないので予約出きません」というもの。まあ、この時点では発行部数を絞っているという話もあったし、本店をはじめとした主要店舗と通販のみなんだろうと思い、それじゃあ仕方ないから秋葉で買おうという結論に。しかし、秋葉店というのは書籍の予約が出きないから、確実に買うには発売日の開店時間に行かねばならない。そんなわけで、私はちょっと無理をして2月26日の金曜日に、朝から秋葉に行ったのですが……
まあ、通販という選択肢もあったんですけどね。何故かとらのあなの通販では、VFBは同人誌扱いになっていて、出版社を介さずにだすからなんだろうけど、まさか店舗でも同じように陳列するとは思わないじゃない? エロゲのVFBだよ、エロゲの。普通に考えて書籍コーナーか、PCゲームフロアに置くと思うじゃない。先入観や思い込みと言われればそれまでだけど、そもそも同人誌扱いしているとらのあながおかしいわけで。当日、1Fの新刊コーナー、2Fの書籍コーナー、3FのPCゲームフロアを探しまわった挙句にVFBを発見出きなかった私は店員に着いたんですよ。VFBはありますか? と。そしたら店員はこう答えましたよ、「当店では入荷していません」と。店舗特典が付くのに本店ですら取り扱わないなんてあるのかと思ったけど、店員がこのようにいうのだから仕方ない。通販での購入へ切り替えることにして、げっちゅ屋とソフマップで予約したのを回収しに行きました。
そうして秋葉での回収作業を切り上げて、職場でとらのあな通販を行ったんですが、チェックしていた某大型掲示板のヨスガノソラスレで、とらのあな本店の6FでVFBを発見したという報告が舞い込みました。この時点で私は既に通販処理を済ませており、キャンセル出きない状態だったんですが、なんでどうして6Fなんかにあるんだと最初は戸惑う。それはスレにいた連中も同じだったんだけど、そういえば確かに同人誌扱いで通販は取り扱っているなぁと気づき始めて、とらのあなの同人アイテム入荷情報が出てきたことで確信に変わる。どうにも、とらのあなは通販のみならず、店頭においてもヨスガノソラのVFBを同人誌として陳列しているようなのです。私は流石に時間がなかったので確認しに行くことが出きませんでしたが、まさか6Fにあるとは誰が思おうか。
大体さ、6Fにあるならあるで、店員把握しとけよと思うんですよ。いや、本店に関して言えばフロアいっぱいあるし、店員が担当フロア以外の新商品なんて把握してなくても無理はないと思うよ? けどさ、横浜店とかそういう店舗は違うじゃないの。入荷情報にしっかり記載されててさ、横浜店以外にも事前に当店では入荷しませんと言われた奴が多数いるようだけど、しっかり入荷してるじゃないのと。人を20分待たせて本部に問い合わせて、挙句に入荷しませんといったあのやりとりはなんだったのかと。私はCUFFSないしSphereから2月26日に出るヨスガノソラのビジュアルファンブックと説明したし、確かに同人誌であると言ってないけど、そもそもその時点では同人誌扱いされていることを知らないわけで。なにがどうして、「入荷しません」という結論だったのか。正直、予約したのを回収するだけなら昼でも良かったわけで、そう考えると朝行く必要はなかったかなと。時間と金以上に色々なものを損失してしまった気がする。
そんなVFBですが、とらのあなではさらに特徴というべきものがあって、他店では付く店舗購入特典の一つ、春日野穹クリア下敷きが付きません。これに関しては理由は不明ですが、おそらくこれも同人誌扱いで入荷していることが原因なのではないかという見解です。私も通販したときは下敷きがつかないなんて知らなかったから、正直とらのあな購入分は初加のペーパーを回収する以外に意味がなくなってしまった。そして、夏ノ雨を同時購入しないでよかったと思う。
ヨスガにしろ夏ノ雨にしろクリア下敷きは、VFBを発売するPCゲーム販売店のみに付く特典です。私は夏ノ雨のVFBを秋葉のゲマ屋で買いましたが、ゲマ屋は普通にエロゲコーナー奥で他社のVFBなどと同じ場所に陳列してて、本来でればこれが正しい形のはずなんですよ。ちゃんと下敷きもついてきたしね。それをとらのあなは同人誌扱いにしているもんだから、色々とややこしくなっている。私はね、購入する側が勘違いをしたり、先入観を持っていても別に悪くはないし、不思議でもなんでもないと思うのですよ。だって、通販ページか同人アイテム入荷情報を確認しないことには、同人誌扱いで入荷していることなんてわかりっこないんだから。私の場合は事前知識として知っていたから、だから一方的にとらを非難することは出きないんだけど、ちょっとないんじゃないのとは思うわけですよ。
amazonでさえ付く下敷きがとらのあなでは付かないというのは、売る側としては結構不味いんじゃないかと思う。なにせ、とらのあな特典ペーパーからしてキャラが微妙だし、にもかかわらず穹の特典が付かないという。さすがにネット上ではげっちゅ屋が完売したことも合ってか他に売ってないと言う理由で売れ始めてるけど、オークション等を利用しない人にとってとらでの購入が最終手段になっている辺りが酷いよね。私も穹の下敷きは最低3枚欲しいところだから、もう1冊ぐらいちゃんと付くお店で買おうと思っています。
まあ、とらに利点があるとすれば通販の場合割引が適応されるのでちょっとだけ安く買えると言うことでしょうか。店舗受取にすれば送料もかかりませんし。それ以外になんの得もないのがあれですけど。
そういや、肝心のグッズに付いてなにも書いてませんね。まだ抱き枕も開けてないんですけど、テレカはすごく良い感じでした。穹はもちろんのこと、奈緒にあんな風に迫られたら、ハルの自制心がどれほどのものでもクラっと来ちゃうんじゃないだろうか。まあ、穹の黒下着の破壊力がそれを上回るけどね! とりあえず、抱き枕開けたいのだけど、中身もなければ場所もないと言う事実。せめてテレカぐらいは取り出して置かないといけないな。
配送業者はクロネコが好きなのでクロネコを利用したんだけど、時間指定をしなかったので届いたのは昼過ぎだった。しかし、このクロネコが曲者で、やっと届いたと思ってハンコ片手に扉を開けたら、「強風で伝票を飛ばされました、すみません」と言い出す始末。よりにもよって近所の幼稚園辺りまに飛ばされたそうで、これでは探すに探せない。とはいえ、配達してる人を怒鳴りつけて探させるわけにもいかないし、とりあえず商品受け取ることに。けどなぁ、伝票ってことは私の個人情報が満載なわけで、まったく面倒な事になりました。商品自体は本当によかっただけに残念というか、VFBといい業者側の細かいミスに翻弄されている感がある。
特にVFBはとらのあなの対応が本当に最悪で、遡れば発売前からグダグダだった。特典が付く以上、とらのあなで取り扱うことは判っていたから、万全を期すために最初店頭予約をしようと思ったんですよ。とらのあなは確か出来るはずですから。VFBは重量があるとわかってましたし、秋葉原から持って帰りたくないじゃない? 既にげっちゅ屋とソフマップで予約もしてたしね。
対応した店員はわざわざ本部にまで問い合わせて予約可能かを調べてくれたんだけど、レジが混んでいたこともあって20分ぐらいは待ったのかな。結果として返ってきた答えが、「当店では入荷しないので予約出きません」というもの。まあ、この時点では発行部数を絞っているという話もあったし、本店をはじめとした主要店舗と通販のみなんだろうと思い、それじゃあ仕方ないから秋葉で買おうという結論に。しかし、秋葉店というのは書籍の予約が出きないから、確実に買うには発売日の開店時間に行かねばならない。そんなわけで、私はちょっと無理をして2月26日の金曜日に、朝から秋葉に行ったのですが……
まあ、通販という選択肢もあったんですけどね。何故かとらのあなの通販では、VFBは同人誌扱いになっていて、出版社を介さずにだすからなんだろうけど、まさか店舗でも同じように陳列するとは思わないじゃない? エロゲのVFBだよ、エロゲの。普通に考えて書籍コーナーか、PCゲームフロアに置くと思うじゃない。先入観や思い込みと言われればそれまでだけど、そもそも同人誌扱いしているとらのあながおかしいわけで。当日、1Fの新刊コーナー、2Fの書籍コーナー、3FのPCゲームフロアを探しまわった挙句にVFBを発見出きなかった私は店員に着いたんですよ。VFBはありますか? と。そしたら店員はこう答えましたよ、「当店では入荷していません」と。店舗特典が付くのに本店ですら取り扱わないなんてあるのかと思ったけど、店員がこのようにいうのだから仕方ない。通販での購入へ切り替えることにして、げっちゅ屋とソフマップで予約したのを回収しに行きました。
そうして秋葉での回収作業を切り上げて、職場でとらのあな通販を行ったんですが、チェックしていた某大型掲示板のヨスガノソラスレで、とらのあな本店の6FでVFBを発見したという報告が舞い込みました。この時点で私は既に通販処理を済ませており、キャンセル出きない状態だったんですが、なんでどうして6Fなんかにあるんだと最初は戸惑う。それはスレにいた連中も同じだったんだけど、そういえば確かに同人誌扱いで通販は取り扱っているなぁと気づき始めて、とらのあなの同人アイテム入荷情報が出てきたことで確信に変わる。どうにも、とらのあなは通販のみならず、店頭においてもヨスガノソラのVFBを同人誌として陳列しているようなのです。私は流石に時間がなかったので確認しに行くことが出きませんでしたが、まさか6Fにあるとは誰が思おうか。
大体さ、6Fにあるならあるで、店員把握しとけよと思うんですよ。いや、本店に関して言えばフロアいっぱいあるし、店員が担当フロア以外の新商品なんて把握してなくても無理はないと思うよ? けどさ、横浜店とかそういう店舗は違うじゃないの。入荷情報にしっかり記載されててさ、横浜店以外にも事前に当店では入荷しませんと言われた奴が多数いるようだけど、しっかり入荷してるじゃないのと。人を20分待たせて本部に問い合わせて、挙句に入荷しませんといったあのやりとりはなんだったのかと。私はCUFFSないしSphereから2月26日に出るヨスガノソラのビジュアルファンブックと説明したし、確かに同人誌であると言ってないけど、そもそもその時点では同人誌扱いされていることを知らないわけで。なにがどうして、「入荷しません」という結論だったのか。正直、予約したのを回収するだけなら昼でも良かったわけで、そう考えると朝行く必要はなかったかなと。時間と金以上に色々なものを損失してしまった気がする。
そんなVFBですが、とらのあなではさらに特徴というべきものがあって、他店では付く店舗購入特典の一つ、春日野穹クリア下敷きが付きません。これに関しては理由は不明ですが、おそらくこれも同人誌扱いで入荷していることが原因なのではないかという見解です。私も通販したときは下敷きがつかないなんて知らなかったから、正直とらのあな購入分は初加のペーパーを回収する以外に意味がなくなってしまった。そして、夏ノ雨を同時購入しないでよかったと思う。
ヨスガにしろ夏ノ雨にしろクリア下敷きは、VFBを発売するPCゲーム販売店のみに付く特典です。私は夏ノ雨のVFBを秋葉のゲマ屋で買いましたが、ゲマ屋は普通にエロゲコーナー奥で他社のVFBなどと同じ場所に陳列してて、本来でればこれが正しい形のはずなんですよ。ちゃんと下敷きもついてきたしね。それをとらのあなは同人誌扱いにしているもんだから、色々とややこしくなっている。私はね、購入する側が勘違いをしたり、先入観を持っていても別に悪くはないし、不思議でもなんでもないと思うのですよ。だって、通販ページか同人アイテム入荷情報を確認しないことには、同人誌扱いで入荷していることなんてわかりっこないんだから。私の場合は事前知識として知っていたから、だから一方的にとらを非難することは出きないんだけど、ちょっとないんじゃないのとは思うわけですよ。
amazonでさえ付く下敷きがとらのあなでは付かないというのは、売る側としては結構不味いんじゃないかと思う。なにせ、とらのあな特典ペーパーからしてキャラが微妙だし、にもかかわらず穹の特典が付かないという。さすがにネット上ではげっちゅ屋が完売したことも合ってか他に売ってないと言う理由で売れ始めてるけど、オークション等を利用しない人にとってとらでの購入が最終手段になっている辺りが酷いよね。私も穹の下敷きは最低3枚欲しいところだから、もう1冊ぐらいちゃんと付くお店で買おうと思っています。
まあ、とらに利点があるとすれば通販の場合割引が適応されるのでちょっとだけ安く買えると言うことでしょうか。店舗受取にすれば送料もかかりませんし。それ以外になんの得もないのがあれですけど。
そういや、肝心のグッズに付いてなにも書いてませんね。まだ抱き枕も開けてないんですけど、テレカはすごく良い感じでした。穹はもちろんのこと、奈緒にあんな風に迫られたら、ハルの自制心がどれほどのものでもクラっと来ちゃうんじゃないだろうか。まあ、穹の黒下着の破壊力がそれを上回るけどね! とりあえず、抱き枕開けたいのだけど、中身もなければ場所もないと言う事実。せめてテレカぐらいは取り出して置かないといけないな。
ヨスガノソラ&ハルカナソラ ビジュアルファンブック
2010年2月27日 ヨスガノソラ
ヨスガノソラ&ハルカナソラビジュアルファンブックmonochrome pict sideということで、今日はモノクロについてのレビューを書きます。このVFBは、むしろモノクロのほうが価値あるんじゃないかと思えるぐらい、こちらも充実した内容になっております。ただ、表紙と裏表紙が何故か奈緒と初佳の線画。
決して人気なわけでもない二人をどうして表紙に……普通に瑛と渚さんで良いじゃないか。
カバー裏は、表紙がラフスケッチ集で穹の北欧滞在時の服装と、やひろのラフ。穹に関しては本を開けば中に載っているから、わざわざここに配置する意味合ったのだろうか。いや、穹可愛いけどさ。すごく可愛いけどさ。これでもかってぐらい可愛いけどね!
裏表紙は初佳と渚さんのラフ設定画で、これは表紙のやひろと同じく中には掲載されていないもの。普通に考えて、鈴平絵のこれを掲載しないでどうするんだと思うけど、あくまでハッシーがメインということなのだろうか? というか、ラフをみていて思ったんだけど、ヨスガノソラってもしかしたら最初はハッシーのみの企画だったのかも知れない。原画一人だけで、全キャラハッシーが担当予定だったとか。それから色々あって鈴平が外注参加したと考えると、なんか辻褄が合うような気がする。
しかし、初佳はかなりシンプルというか、ラフにも描いてあるけどシンプルメイドさんなんですね。私はどうにも初佳というキャラが間に合わせで作ったキャラに思えて仕方なかったんだけど、この予想はそれほど外れていないんじゃないか、という気がしてきた。委員長が穹シナリオを作る過程で生まれたキャラという話は良く聞きますが、初佳とやひろについては本当にサブキャラというかなんというか、あまりに事前設定が少ないような気がしてならない。つまり、最初のヒロインはそれこそ学生4人だけだったのではないか。これは前述の鈴平途中参加説と合わせて考察すると、ちょっと面白い仮説が立てられそうな気がしてならない。カラーにもモノクロにもスタッフインタビューの類がないから、想像だけならいくらでも出来るんだよね。真実が明かされない以上、妄想したもん勝ちってやつです。
中表紙は、サウンドトラックのジャケットに使われた穹の線画。個人的にも好きな一枚ですが、そういえば未だにサウンドトラックを開けていない。開けるのが勿体ないというわけじゃないけど、なんとなく開ける機会を逃してるんだよね。
Publishing Line Drawingということで、まずは線画です。原作のパッケージやテレカ類は勿論、抱き枕等のグッズ類も載っています。カラーとはまた違った味わいがありますけど、これといって特筆するところがないかも知れない。前半に瑛のテレカ類、後半に穹のグッズ類が集中してるけど、やはり瑛は数において抜きんでてますね。瑛もまた可愛い娘ですし、思わず抱き枕二つ買っちゃいましたけど……線画でみると、その名の通り身体のラインがハッキリと見えるから良いですよね。しかし、線多いなぁ。私もコミケとかで線画集買ったりするけど、いや、凄い線だよね。後々のラフもそうなんだけど、ラフから最低限の線まで削り落としてこれだもの。特に穹はひらひらの服だから必然的に線も多くなるんだけど、これに色付けるってのもそれはそれで凄いよなぁ。color pict sideにおけるグラフィッカーの素晴らしさが判るというものですね。
続く、Character Line Drawingは要するに作中の立ち絵やCGの線画ですけど、これもまた色のあるときとは大分印象が違いますね。ただ、モザイクの付け方がきつすぎて、出来れば黒ベタとか白抜きがよかった。線画にしろラフにしろ、隠すところを隠すのは良いんだけど、折角の本媒体なのだからエロマンガなんかと同じ修正の仕方の方が絵的に違和感もなかったんじゃないかと思う。色つきの時はどうとも思わないモザイクも、こうして色の抜け落ちた線画になると明確な違和感を感じてしまうんですね。なまじ、モザイクにだけ色があるようなもんだから、なんとも言えない気分になる。
個人的にCGと線画で一番印象が違って見えたのが、穹の更衣室での試着シーン。なにがどう違うというわけではないんだけど、表情の感じ方にラフも含めて差があるような気がする。これに限らず、線画というのは基本的に色のない表情だよね。視覚的効果として色彩が果たす役割というのは非常に大きいから、この線だけで構成されたシンプルさは確かに違うものを魅せてくれると、私はそう思う。
Publishing Rough Sketchは、その名の通り線画だったもののラフバージョン。没絵なんかもここに含まれてて、正直VFBのメインはこのラフ集にあるといっても過言ではないと思う。パッケージ案も相当数あったらしく、確認されているだけでもA~H、その内4つは瑛の単品となっています。穹がいるやつも4つあるけど、どれをみても一目で重要なキャラであるという配置になっていて、エロゲのパッケージとしてはCもまた良いんじゃないかと、そんな気がする。まあ、これは私の好みだけどさ。結果として、全体的にゴチャゴチャしたのより、シンプルさを選んだのは良かったんだと思う。幾つか案があった中で、瑛単品ではなく瑛と穹の二人になった理由は判りませんが、最初から横書きを意識した物が多かったというのも特徴の一つでしょうか? ハルカナソラのパッケージ案らしきものもあるけど、穹と委員長のみが多く、採用されたものと同じく委員長が目立っている物が多い。それは告知画像のラフをみてもわかることで、如何にも委員長がメインですって感じが伝わってきますよね。実際はまったく持って、そうじゃなかったけど。
クリア下敷きのラフやテックジャイアンの見開きのラフなどが続くわけだけど、後者から早速ラフ画集の特徴が出てきたというか、ハッシーと鈴平、二人の原画家が参加している作品だけに、ラフの段階ではどっちかが欠けてたりするんですよ。でも、それじゃあ絵の構図として判りにくいから、ハッシーが渚さんや初佳を描いてみた部分もあったりで、なんか新鮮です。奈緒や穹の作品イメージ画像ラフ、瑛のテレカラフなんかが出てきて、もうどれもこれも凄まじい描き込みになっていて、原画家橋本タカシの凄さをまざまざと見せつけられている感じです。これがまだ序の口だというのだから、まったくハッシーは底が知れませんね。
中表紙にも使われているサントラのジャケットラフは、背景まで細かく指定してあるのが特徴的。気の利いた絵描きだとよくあることですが、特にハッシーは塗りを自分でやらないから説明だけは細かいのでしょうね。このデジタル時代に手描きを貫いているけど、決してデジタルが判らないんじゃないと思う。きっと手描きの方が好きとか、描きやすいとか、そういう理由なんでしょう。なんか、そんな気がするのです。
ラフには日付付きのサインがしてある場合もあって、例えば萌魂工房から出た抱き枕のラフは2009年の3月、発売自体は5月末だったから、時期を考えると結構ギリギリのような気もしないではない。気付いたこととしては、渚さんや初佳のテレカや抱き枕のラフがないということ。おそらく、ラフそのものが存在しないのでしょう。ハッシーと鈴平の違いというか、このmonochrome pict sideがハッシーオンリーのような印象を受けるのも、やはりハッシーのラフが中心に構成されているからだと思う。もっとも、ハッシーのように手描きでもないとラフ画集なんて早々出せないわけだけど。
次に来るCharacter Rough Sketchは、キャラクターのラフ画集。カラーや線画と違って、先にCG、後に立ち絵という構成。当然ヒロイン順から始まって、早速瑛のラフの描き込みに圧倒される。瑛が縁側で腰掛けるシーンはチラ魅する下着の解説のみならず、縁側それ自体の簡略図も付いているという分かりやすっぷり。絵描きの中には背景が描けない、本当に女の子しか描けないやつも多いからね。該当が多すぎて誰とも言えないけど。
いや、しかし、神楽の舞うシーンのラフは圧巻だね。これをラフでここまで書かれると、その味わい深さは実際のCGを凌駕すらしてしまう気がする。エロいシーンのラフもそれはもう見事で、見事すぎるからこそモザイクがいや感じになっているという残念っぷり。まあ、それは仕方ないにしても、最初は瑛も縞パンだったんですね。CGではシンプルな白になってましたけど、なるほど縞パンというのもこれはこれで……立ち絵のラフはキラのキャラも合ってか、よく動く娘という印象を与えてきます。いくつか没になったりリテイクとなった表情も多いようで、そもそも容姿自体に様々な案があったというのが多くのラフから判ります。髪型もそうですが、体格や顔つきにも差違は多く、幼い感じではないのも少なくないという、瑛のキャラクターの難しさが見て取れます。おそらく、割と終盤までは横結びのキャラだったんでしょうが、最終的には後ろ結びで固まったみたい。巫女という設定もあってか、リボンを特徴づけようとした絵も多いけど、結果としてはあまり重要視されなかったらしい。結構髪が長いのもあるけど、ほとんど別人って感じがしますね。ブログに載っていたハルと一緒にいるイメージラフも、描き込み具合をみるに実際に使われる寸前までいったんじゃないかと思う。いや、ヨスガノソラが瑛をメインとした話なら、必ず使われたでしょう。そこがまた難しいところと言うかなんというか。
お次は奈緒なわけですが、奈緒のラフに混じって原作で無駄に動いていた登校風景のラフがありました。まあ、これも奈緒が一番大きく描かれているようなもんですから、配置としてはここにあるのも不思議じゃないかも。これはなにせ作中のCGですから、既に全キャラ設定決まっているはずですが、渚さんを描いたのはハッシーみたい。おそらく、後で鈴平野と差し替えたんでしょう。瞳の書き方はハッシーのような気がするし。
奈緒のラフは件の写真が印象的で、端役のクラスメイトもしっかり描かれています。この端役というか写真の中だけの女子たちがすごい可愛くて、もうお前らで一作ぐらい作ってくれよという気分にさせてくれる。サブキャラですらない名無しの女子なのに。CGのラフに関しては他にこれといってないんだけど、特筆すべきはやはりキャラのラフ絵。奈緒はやはりスタイルがよく、それでいてシンプルな容姿をしているから初期案からこれといって変化がみられない様子。名前すら決まっていなかったであろう最初のラフも、「お姉ちゃん先輩」として胸のでかいところを強調。さらに走り書きで、「水泳とかやってそう」と書かれており、ハッシーが奈緒のキャラ付けに与えた影響は強いようです。初期案との差違は髪の分け目とボリューム、それにヘアピンの位置が左右逆というぐらいでしょうか? いずれにせよ胸でけーなと、ラフに来て実感させられます。まあ、立ち絵案をみる限りでは慎ましやかな時期もあったみたいだけど。
渚さんのラフは、なにせ鈴平担当だから数が少ないです。CGのラフが数枚ある程度で、瑛と一緒のシーンや教室での授業風景などは、やはりハッシーが先行して描き、後から鈴平が描き加えるという形らしい。一応、表情のラフもあって絵柄が安定していないことに鈴平が嘆いているけど、まあ、鈴平だしね。この一言で解決できてしまう辺り、なんとも言えない気持ちになるのが微妙です。
鈴平のラフよりなにより、ここで目を惹くのはハッシーによる渚さんの初期設定。なんと、ハッシーもまた渚さんを、当時は名前もなかったであろうお嬢様キャラのデザインを描いているんです。ここにきて序盤に書いた仮説といいますか、考察になるんですが、もしかしたらヨスガノソラは当初橋本タカシが単品で原画を務める作品だったのかも知れない。ヒロインは学生のみの4人で、最初は渚さんもハッシー担当だった。それがどういう経緯か、おそらくハッシー経由で鈴平も参加することになって、渚さんの担当となったんだけど、キャラ一人というのは少ないということで急遽初佳が作られた。初佳がメイドという判りやすいキャラクターなのと、設定画などが少ないのもそれが理由。ハッシーバージョンの渚さんの初期設定がかなりあるところをみると、あながち的外れでもないんじゃないかなーと思う。
しかしまあ、ハッシーが描くと大分イメージ違うというか、ハッシー案ではカチューシャをしたお嬢様だったのですね。これもこれで可愛いのですが、飾り気が少なすぎる印象も受けます。ロングヘアーのカチューシャは絵的に地味ですからね。やっぱりリボンの方がかわいげがある。そのせいかハッシーバージョンはかなり大人びた印象を受けるけど、不思議時の強さはあまり伝わってこない。あるいは、この頃はまだお嬢様という設定も為されていなかったのだろうか? 瑛と対になる少女だから、早い段階で話の設定は固まっていたような気がしなくもないけど。
初佳に関してはCGラフのみで、立ち絵のラフは載っていません。裏表紙のカバー裏に少し載ってるのと、表情のラフがあるぐらいで、当然、ハッシーバージョンの設定案があるわけもなく、そもそも初佳は瑛と渚さん、穹や奈緒といった対になっているシナリオやヒロインから外れた存在である、こういってはなんですが作中で浮いた存在です。だからこそ上の仮説にも信憑性があるというか、やっつけで作られた感が強いキャラなんですよ。
だからあんまり書くことがないというか、ほとんど書くことがないのが残念でなりません。
そして、我らが春日野穹のラフですが、さすが二作品に渡ってメインヒロインを務めただけあり、ラフもかなりの量になっております。描き込み具合が半端ないというか、どれをとってもキャミソール姿で3サイズ測るシーンの指定が凄い細かい。前述した気もするけど、基本的に穹はひらひらした服が多くて、そのラフともなれば描き込みも尋常じゃないぐらいになってて、ここまで繊細なものを良く描けるなと感服してしまう。ハルカナソラでハルと二人でネットをみるシーンも、実際はハルの頬に汗があったんですね。苦笑するときにしか浮かんでこないから、CGのときは少しだけ表情に違和感があった。クッキーについての詳細や、エストニアの広場についての具体的な説明。ここまで背景をガッチリ指定できる原画家ってのも良いもんですね。
後、個人的に超今更だったのはハルカナソラにおける最後のエロいシーン、ハルってああいう角度で脚コキされてたんですね。気付くの遅すぎというか、どういう体勢なのかがイマイチつかめていなかった。これはエロイね、エロすぎる。保健室での行為もまたエロいんだけど、フェラのラフはモザイクがきつすぎてなんともいえない。むしろ、その上の抱きかかえているラフは……うん、ハルはなかなか立派なモノをお持ちなようで。ハッシーが、所謂性器をどこまで明確に描く人なのかは知らないけど、ここまでモザイクがキツイってことはそれなりにハッキリ描くんだろうか。ラフだからこそ見られたハルと穹の繋がっている絵、いや、良いもんですね。最高じゃないですか。
キャラ絵のラフとしては、髪型や長さは早い段階から決まっていたようですが、リボンの形が少し違って、初期設定ではそれなりに大きいものだった。それが段々と変化を遂げていくわけだけど、表情のラフとかも結構没になったのが多いですね。少し意地悪そうな表情や、ハルの頬にキスしている絵などがこっそり載っていて最高です。角度面にはかなり拘っているのか、やはり真正面等感じの立ち絵はほぼ採用されていない。それが特徴といえば特徴なのか、ハッシーが理想やらを追求して詰め込んで、好きに作らせて貰ったキャラというだけ合って、あんまりキャラ絵の成り立ちみたいのはないみたい。言ってしまえば、原画家の判断で自由に作れたキャラなわけですから、その辺りは楽だったのかも知れません。
正直、この穹のラフがみられただけでもVFBを買う価値があったというか、むしろ穹のラフのためだけにVFBが出たんじゃないかと錯覚してしまうぐらい、穹のラフというのは素晴らしい感じに載っていると思います。
委員長はなにせ元々がサブキャラですし、CGにしろ立ち絵にラフにしろ少ないのですが、面白かったのはハルカナソラで食べるお弁当の中身が正確に記載してあったこと。委員長のお弁当箱はそんなに多くないですが、決して小食というわけでもないらしく、十分にご飯となるだけの量があると思います。こういうシンプルで小綺麗な弁当を、私も作ってみたいものです。
表情ラフや立ち絵ラフは、正直なんとも言えないのが多い。特に立ち絵は表情がないといっていいぐらいで、無機的で機械的、かなりの違和感を憶えています。しかし、時々でてくるスクール水着に水泳キャップだけど、最初はちゃんと被る予定だったんですかね? まあ、現実味を重視するなら十分アリだけど、これといって泳いだりはしなかったしなぁ。必要ないと判断されたんだろうか。
やひろに関しては本当にCGラフと軽く表情があるぐらいなので書くことがありません。なので、割愛します。だって、書くこと無いんだもん。
亮平を初めとしたサブキャラですが、亮平のページにうっすらとして見えない文字がある。なんとかのMAXorダメージと書いてあるけど、なんとかの部分が解読不能だった。私は亮平大好きなんですけど、やっぱり良いキャラですね。ラフをみてても好感が持てるもん。
ハルに関しては全身像の立ち絵と衣装バリエーション、そして公式ページにもある表情ラフがあるぐらい。ページ数にして亮平と同じく1ページで、特筆するところもないんだけど物腰が柔らかという印象は受けにくいかな。苦労人という表現は決して間違っていないというか、ある意味で外面の良い少年だと思う。穹がハルぐらいにしか笑顔を見せないように、ハルもまた穹にしか見せない表情というのがあって、それが穹のラフにあった縁側で寝そべるハルと、立ったままその顔をのぞき込む穹の一枚なんだと思う。本当に簡易ラフだからなににも使われる予定無かったんだろうけど、良い一枚だと思います。
Other Rough Sketchは本当にその他ラフという感じで、瑛の神社の石段と入口、瑛の特殊な設定画などが散見してるんだけど、渚さんの母親ではないかと思われる女性と、おそらくハルの担任であろう人のラフが載っていたのが目に付きました。渚さんの父親の年齢を考えればそれなりに歳いってそうですが、意外に若くてお綺麗な人だった。まあ、特別老けたおばさんにする理由はないし、渚さんないし瑛の母親である以上、美しくないわけがないとも言える。担任とおぼしき人に関しては、恰幅が良く、尚かつ豪快そうという、作中の序盤に登場したとおりのキャラを思わせる風貌。物わかりが良さそうというか、包容力がありそうだよね。
他には見慣れぬ女生徒がいるけど……これは誰だろうか。ヒロインの初期案というわけでもなさそうだけど、単なる端役というわけでもなさそうだ。さて、一体何者なのか。
後はまあレイヤーに嬉しい制服の詳細ラフだけど、校章もいくつか案があったんですね。校章なんて制服のどこにあるの、という気がしないでもないけど、ちゃんと胸ポケットに付いております。男子の場合は知らないけど。
最後となるBackground Line Drawingは、カラー版と同じく建物や施設の詳細。ラフや線画なので細かくしていや指示が書いてあり、カラー版をただ眺めるよりは楽しいかも。学校についての具体的なことも判るしね。
山々血の書き込みが本当に凄いなあと思いつつ、将来は春日野家みたいな家に住みたいなあと思ってみたり。だけど部屋は委員長仕様で。旅館みたいと穹は言ってたけど、私は登場人物の部屋では一番好きかも知れない。こざっぱりとしながらも小洒落た感を出しているのが凄く良いと思う。
奥付はカラー版と同じく瑛けど、今度はあれを線画にした感じ。
いやー、長かったVFBについてもやっと一段落できました。正直、まだまだ書き足りないとは思うんだけど、あんまりVFBの日記ばかり書いているのもどうかと思うので。後、私の日記にコンプエースの4月号で飛んでくる人いるけど、昨日の日記に書いたとおり今月のヨスガノソラのコミカライズは休載です。3月にコミックスが出るかと思ったけど、刊行予定になかったからきっと4月でしょう。よっぽど丁寧な修正を施しているということがない限り、5月までずれ込むことはないと思う。仮に5月刊行だとしたら、無茶苦茶コミックスのハードル上がると思うし。生半可な修正じゃ納得できないぐらいに。
とまあ、要するに今月は休載です。3月26日発売の5月号を待ちましょう。明日は、届いたグッズ通販についてと、VFBの購入に際してあった色々な出来事について書きます。あんまり、面白い話でもないんですけどね。書かないことには先に進めないので。
でもまあ、様々なことが昨日今日と合ったけど、それもこれもVFBですべて吹っ飛んだ気がします。やっぱりヨスガノソラは、春日野穹は最高です!!
決して人気なわけでもない二人をどうして表紙に……普通に瑛と渚さんで良いじゃないか。
カバー裏は、表紙がラフスケッチ集で穹の北欧滞在時の服装と、やひろのラフ。穹に関しては本を開けば中に載っているから、わざわざここに配置する意味合ったのだろうか。いや、穹可愛いけどさ。すごく可愛いけどさ。これでもかってぐらい可愛いけどね!
裏表紙は初佳と渚さんのラフ設定画で、これは表紙のやひろと同じく中には掲載されていないもの。普通に考えて、鈴平絵のこれを掲載しないでどうするんだと思うけど、あくまでハッシーがメインということなのだろうか? というか、ラフをみていて思ったんだけど、ヨスガノソラってもしかしたら最初はハッシーのみの企画だったのかも知れない。原画一人だけで、全キャラハッシーが担当予定だったとか。それから色々あって鈴平が外注参加したと考えると、なんか辻褄が合うような気がする。
しかし、初佳はかなりシンプルというか、ラフにも描いてあるけどシンプルメイドさんなんですね。私はどうにも初佳というキャラが間に合わせで作ったキャラに思えて仕方なかったんだけど、この予想はそれほど外れていないんじゃないか、という気がしてきた。委員長が穹シナリオを作る過程で生まれたキャラという話は良く聞きますが、初佳とやひろについては本当にサブキャラというかなんというか、あまりに事前設定が少ないような気がしてならない。つまり、最初のヒロインはそれこそ学生4人だけだったのではないか。これは前述の鈴平途中参加説と合わせて考察すると、ちょっと面白い仮説が立てられそうな気がしてならない。カラーにもモノクロにもスタッフインタビューの類がないから、想像だけならいくらでも出来るんだよね。真実が明かされない以上、妄想したもん勝ちってやつです。
中表紙は、サウンドトラックのジャケットに使われた穹の線画。個人的にも好きな一枚ですが、そういえば未だにサウンドトラックを開けていない。開けるのが勿体ないというわけじゃないけど、なんとなく開ける機会を逃してるんだよね。
Publishing Line Drawingということで、まずは線画です。原作のパッケージやテレカ類は勿論、抱き枕等のグッズ類も載っています。カラーとはまた違った味わいがありますけど、これといって特筆するところがないかも知れない。前半に瑛のテレカ類、後半に穹のグッズ類が集中してるけど、やはり瑛は数において抜きんでてますね。瑛もまた可愛い娘ですし、思わず抱き枕二つ買っちゃいましたけど……線画でみると、その名の通り身体のラインがハッキリと見えるから良いですよね。しかし、線多いなぁ。私もコミケとかで線画集買ったりするけど、いや、凄い線だよね。後々のラフもそうなんだけど、ラフから最低限の線まで削り落としてこれだもの。特に穹はひらひらの服だから必然的に線も多くなるんだけど、これに色付けるってのもそれはそれで凄いよなぁ。color pict sideにおけるグラフィッカーの素晴らしさが判るというものですね。
続く、Character Line Drawingは要するに作中の立ち絵やCGの線画ですけど、これもまた色のあるときとは大分印象が違いますね。ただ、モザイクの付け方がきつすぎて、出来れば黒ベタとか白抜きがよかった。線画にしろラフにしろ、隠すところを隠すのは良いんだけど、折角の本媒体なのだからエロマンガなんかと同じ修正の仕方の方が絵的に違和感もなかったんじゃないかと思う。色つきの時はどうとも思わないモザイクも、こうして色の抜け落ちた線画になると明確な違和感を感じてしまうんですね。なまじ、モザイクにだけ色があるようなもんだから、なんとも言えない気分になる。
個人的にCGと線画で一番印象が違って見えたのが、穹の更衣室での試着シーン。なにがどう違うというわけではないんだけど、表情の感じ方にラフも含めて差があるような気がする。これに限らず、線画というのは基本的に色のない表情だよね。視覚的効果として色彩が果たす役割というのは非常に大きいから、この線だけで構成されたシンプルさは確かに違うものを魅せてくれると、私はそう思う。
Publishing Rough Sketchは、その名の通り線画だったもののラフバージョン。没絵なんかもここに含まれてて、正直VFBのメインはこのラフ集にあるといっても過言ではないと思う。パッケージ案も相当数あったらしく、確認されているだけでもA~H、その内4つは瑛の単品となっています。穹がいるやつも4つあるけど、どれをみても一目で重要なキャラであるという配置になっていて、エロゲのパッケージとしてはCもまた良いんじゃないかと、そんな気がする。まあ、これは私の好みだけどさ。結果として、全体的にゴチャゴチャしたのより、シンプルさを選んだのは良かったんだと思う。幾つか案があった中で、瑛単品ではなく瑛と穹の二人になった理由は判りませんが、最初から横書きを意識した物が多かったというのも特徴の一つでしょうか? ハルカナソラのパッケージ案らしきものもあるけど、穹と委員長のみが多く、採用されたものと同じく委員長が目立っている物が多い。それは告知画像のラフをみてもわかることで、如何にも委員長がメインですって感じが伝わってきますよね。実際はまったく持って、そうじゃなかったけど。
クリア下敷きのラフやテックジャイアンの見開きのラフなどが続くわけだけど、後者から早速ラフ画集の特徴が出てきたというか、ハッシーと鈴平、二人の原画家が参加している作品だけに、ラフの段階ではどっちかが欠けてたりするんですよ。でも、それじゃあ絵の構図として判りにくいから、ハッシーが渚さんや初佳を描いてみた部分もあったりで、なんか新鮮です。奈緒や穹の作品イメージ画像ラフ、瑛のテレカラフなんかが出てきて、もうどれもこれも凄まじい描き込みになっていて、原画家橋本タカシの凄さをまざまざと見せつけられている感じです。これがまだ序の口だというのだから、まったくハッシーは底が知れませんね。
中表紙にも使われているサントラのジャケットラフは、背景まで細かく指定してあるのが特徴的。気の利いた絵描きだとよくあることですが、特にハッシーは塗りを自分でやらないから説明だけは細かいのでしょうね。このデジタル時代に手描きを貫いているけど、決してデジタルが判らないんじゃないと思う。きっと手描きの方が好きとか、描きやすいとか、そういう理由なんでしょう。なんか、そんな気がするのです。
ラフには日付付きのサインがしてある場合もあって、例えば萌魂工房から出た抱き枕のラフは2009年の3月、発売自体は5月末だったから、時期を考えると結構ギリギリのような気もしないではない。気付いたこととしては、渚さんや初佳のテレカや抱き枕のラフがないということ。おそらく、ラフそのものが存在しないのでしょう。ハッシーと鈴平の違いというか、このmonochrome pict sideがハッシーオンリーのような印象を受けるのも、やはりハッシーのラフが中心に構成されているからだと思う。もっとも、ハッシーのように手描きでもないとラフ画集なんて早々出せないわけだけど。
次に来るCharacter Rough Sketchは、キャラクターのラフ画集。カラーや線画と違って、先にCG、後に立ち絵という構成。当然ヒロイン順から始まって、早速瑛のラフの描き込みに圧倒される。瑛が縁側で腰掛けるシーンはチラ魅する下着の解説のみならず、縁側それ自体の簡略図も付いているという分かりやすっぷり。絵描きの中には背景が描けない、本当に女の子しか描けないやつも多いからね。該当が多すぎて誰とも言えないけど。
いや、しかし、神楽の舞うシーンのラフは圧巻だね。これをラフでここまで書かれると、その味わい深さは実際のCGを凌駕すらしてしまう気がする。エロいシーンのラフもそれはもう見事で、見事すぎるからこそモザイクがいや感じになっているという残念っぷり。まあ、それは仕方ないにしても、最初は瑛も縞パンだったんですね。CGではシンプルな白になってましたけど、なるほど縞パンというのもこれはこれで……立ち絵のラフはキラのキャラも合ってか、よく動く娘という印象を与えてきます。いくつか没になったりリテイクとなった表情も多いようで、そもそも容姿自体に様々な案があったというのが多くのラフから判ります。髪型もそうですが、体格や顔つきにも差違は多く、幼い感じではないのも少なくないという、瑛のキャラクターの難しさが見て取れます。おそらく、割と終盤までは横結びのキャラだったんでしょうが、最終的には後ろ結びで固まったみたい。巫女という設定もあってか、リボンを特徴づけようとした絵も多いけど、結果としてはあまり重要視されなかったらしい。結構髪が長いのもあるけど、ほとんど別人って感じがしますね。ブログに載っていたハルと一緒にいるイメージラフも、描き込み具合をみるに実際に使われる寸前までいったんじゃないかと思う。いや、ヨスガノソラが瑛をメインとした話なら、必ず使われたでしょう。そこがまた難しいところと言うかなんというか。
お次は奈緒なわけですが、奈緒のラフに混じって原作で無駄に動いていた登校風景のラフがありました。まあ、これも奈緒が一番大きく描かれているようなもんですから、配置としてはここにあるのも不思議じゃないかも。これはなにせ作中のCGですから、既に全キャラ設定決まっているはずですが、渚さんを描いたのはハッシーみたい。おそらく、後で鈴平野と差し替えたんでしょう。瞳の書き方はハッシーのような気がするし。
奈緒のラフは件の写真が印象的で、端役のクラスメイトもしっかり描かれています。この端役というか写真の中だけの女子たちがすごい可愛くて、もうお前らで一作ぐらい作ってくれよという気分にさせてくれる。サブキャラですらない名無しの女子なのに。CGのラフに関しては他にこれといってないんだけど、特筆すべきはやはりキャラのラフ絵。奈緒はやはりスタイルがよく、それでいてシンプルな容姿をしているから初期案からこれといって変化がみられない様子。名前すら決まっていなかったであろう最初のラフも、「お姉ちゃん先輩」として胸のでかいところを強調。さらに走り書きで、「水泳とかやってそう」と書かれており、ハッシーが奈緒のキャラ付けに与えた影響は強いようです。初期案との差違は髪の分け目とボリューム、それにヘアピンの位置が左右逆というぐらいでしょうか? いずれにせよ胸でけーなと、ラフに来て実感させられます。まあ、立ち絵案をみる限りでは慎ましやかな時期もあったみたいだけど。
渚さんのラフは、なにせ鈴平担当だから数が少ないです。CGのラフが数枚ある程度で、瑛と一緒のシーンや教室での授業風景などは、やはりハッシーが先行して描き、後から鈴平が描き加えるという形らしい。一応、表情のラフもあって絵柄が安定していないことに鈴平が嘆いているけど、まあ、鈴平だしね。この一言で解決できてしまう辺り、なんとも言えない気持ちになるのが微妙です。
鈴平のラフよりなにより、ここで目を惹くのはハッシーによる渚さんの初期設定。なんと、ハッシーもまた渚さんを、当時は名前もなかったであろうお嬢様キャラのデザインを描いているんです。ここにきて序盤に書いた仮説といいますか、考察になるんですが、もしかしたらヨスガノソラは当初橋本タカシが単品で原画を務める作品だったのかも知れない。ヒロインは学生のみの4人で、最初は渚さんもハッシー担当だった。それがどういう経緯か、おそらくハッシー経由で鈴平も参加することになって、渚さんの担当となったんだけど、キャラ一人というのは少ないということで急遽初佳が作られた。初佳がメイドという判りやすいキャラクターなのと、設定画などが少ないのもそれが理由。ハッシーバージョンの渚さんの初期設定がかなりあるところをみると、あながち的外れでもないんじゃないかなーと思う。
しかしまあ、ハッシーが描くと大分イメージ違うというか、ハッシー案ではカチューシャをしたお嬢様だったのですね。これもこれで可愛いのですが、飾り気が少なすぎる印象も受けます。ロングヘアーのカチューシャは絵的に地味ですからね。やっぱりリボンの方がかわいげがある。そのせいかハッシーバージョンはかなり大人びた印象を受けるけど、不思議時の強さはあまり伝わってこない。あるいは、この頃はまだお嬢様という設定も為されていなかったのだろうか? 瑛と対になる少女だから、早い段階で話の設定は固まっていたような気がしなくもないけど。
初佳に関してはCGラフのみで、立ち絵のラフは載っていません。裏表紙のカバー裏に少し載ってるのと、表情のラフがあるぐらいで、当然、ハッシーバージョンの設定案があるわけもなく、そもそも初佳は瑛と渚さん、穹や奈緒といった対になっているシナリオやヒロインから外れた存在である、こういってはなんですが作中で浮いた存在です。だからこそ上の仮説にも信憑性があるというか、やっつけで作られた感が強いキャラなんですよ。
だからあんまり書くことがないというか、ほとんど書くことがないのが残念でなりません。
そして、我らが春日野穹のラフですが、さすが二作品に渡ってメインヒロインを務めただけあり、ラフもかなりの量になっております。描き込み具合が半端ないというか、どれをとってもキャミソール姿で3サイズ測るシーンの指定が凄い細かい。前述した気もするけど、基本的に穹はひらひらした服が多くて、そのラフともなれば描き込みも尋常じゃないぐらいになってて、ここまで繊細なものを良く描けるなと感服してしまう。ハルカナソラでハルと二人でネットをみるシーンも、実際はハルの頬に汗があったんですね。苦笑するときにしか浮かんでこないから、CGのときは少しだけ表情に違和感があった。クッキーについての詳細や、エストニアの広場についての具体的な説明。ここまで背景をガッチリ指定できる原画家ってのも良いもんですね。
後、個人的に超今更だったのはハルカナソラにおける最後のエロいシーン、ハルってああいう角度で脚コキされてたんですね。気付くの遅すぎというか、どういう体勢なのかがイマイチつかめていなかった。これはエロイね、エロすぎる。保健室での行為もまたエロいんだけど、フェラのラフはモザイクがきつすぎてなんともいえない。むしろ、その上の抱きかかえているラフは……うん、ハルはなかなか立派なモノをお持ちなようで。ハッシーが、所謂性器をどこまで明確に描く人なのかは知らないけど、ここまでモザイクがキツイってことはそれなりにハッキリ描くんだろうか。ラフだからこそ見られたハルと穹の繋がっている絵、いや、良いもんですね。最高じゃないですか。
キャラ絵のラフとしては、髪型や長さは早い段階から決まっていたようですが、リボンの形が少し違って、初期設定ではそれなりに大きいものだった。それが段々と変化を遂げていくわけだけど、表情のラフとかも結構没になったのが多いですね。少し意地悪そうな表情や、ハルの頬にキスしている絵などがこっそり載っていて最高です。角度面にはかなり拘っているのか、やはり真正面等感じの立ち絵はほぼ採用されていない。それが特徴といえば特徴なのか、ハッシーが理想やらを追求して詰め込んで、好きに作らせて貰ったキャラというだけ合って、あんまりキャラ絵の成り立ちみたいのはないみたい。言ってしまえば、原画家の判断で自由に作れたキャラなわけですから、その辺りは楽だったのかも知れません。
正直、この穹のラフがみられただけでもVFBを買う価値があったというか、むしろ穹のラフのためだけにVFBが出たんじゃないかと錯覚してしまうぐらい、穹のラフというのは素晴らしい感じに載っていると思います。
委員長はなにせ元々がサブキャラですし、CGにしろ立ち絵にラフにしろ少ないのですが、面白かったのはハルカナソラで食べるお弁当の中身が正確に記載してあったこと。委員長のお弁当箱はそんなに多くないですが、決して小食というわけでもないらしく、十分にご飯となるだけの量があると思います。こういうシンプルで小綺麗な弁当を、私も作ってみたいものです。
表情ラフや立ち絵ラフは、正直なんとも言えないのが多い。特に立ち絵は表情がないといっていいぐらいで、無機的で機械的、かなりの違和感を憶えています。しかし、時々でてくるスクール水着に水泳キャップだけど、最初はちゃんと被る予定だったんですかね? まあ、現実味を重視するなら十分アリだけど、これといって泳いだりはしなかったしなぁ。必要ないと判断されたんだろうか。
やひろに関しては本当にCGラフと軽く表情があるぐらいなので書くことがありません。なので、割愛します。だって、書くこと無いんだもん。
亮平を初めとしたサブキャラですが、亮平のページにうっすらとして見えない文字がある。なんとかのMAXorダメージと書いてあるけど、なんとかの部分が解読不能だった。私は亮平大好きなんですけど、やっぱり良いキャラですね。ラフをみてても好感が持てるもん。
ハルに関しては全身像の立ち絵と衣装バリエーション、そして公式ページにもある表情ラフがあるぐらい。ページ数にして亮平と同じく1ページで、特筆するところもないんだけど物腰が柔らかという印象は受けにくいかな。苦労人という表現は決して間違っていないというか、ある意味で外面の良い少年だと思う。穹がハルぐらいにしか笑顔を見せないように、ハルもまた穹にしか見せない表情というのがあって、それが穹のラフにあった縁側で寝そべるハルと、立ったままその顔をのぞき込む穹の一枚なんだと思う。本当に簡易ラフだからなににも使われる予定無かったんだろうけど、良い一枚だと思います。
Other Rough Sketchは本当にその他ラフという感じで、瑛の神社の石段と入口、瑛の特殊な設定画などが散見してるんだけど、渚さんの母親ではないかと思われる女性と、おそらくハルの担任であろう人のラフが載っていたのが目に付きました。渚さんの父親の年齢を考えればそれなりに歳いってそうですが、意外に若くてお綺麗な人だった。まあ、特別老けたおばさんにする理由はないし、渚さんないし瑛の母親である以上、美しくないわけがないとも言える。担任とおぼしき人に関しては、恰幅が良く、尚かつ豪快そうという、作中の序盤に登場したとおりのキャラを思わせる風貌。物わかりが良さそうというか、包容力がありそうだよね。
他には見慣れぬ女生徒がいるけど……これは誰だろうか。ヒロインの初期案というわけでもなさそうだけど、単なる端役というわけでもなさそうだ。さて、一体何者なのか。
後はまあレイヤーに嬉しい制服の詳細ラフだけど、校章もいくつか案があったんですね。校章なんて制服のどこにあるの、という気がしないでもないけど、ちゃんと胸ポケットに付いております。男子の場合は知らないけど。
最後となるBackground Line Drawingは、カラー版と同じく建物や施設の詳細。ラフや線画なので細かくしていや指示が書いてあり、カラー版をただ眺めるよりは楽しいかも。学校についての具体的なことも判るしね。
山々血の書き込みが本当に凄いなあと思いつつ、将来は春日野家みたいな家に住みたいなあと思ってみたり。だけど部屋は委員長仕様で。旅館みたいと穹は言ってたけど、私は登場人物の部屋では一番好きかも知れない。こざっぱりとしながらも小洒落た感を出しているのが凄く良いと思う。
奥付はカラー版と同じく瑛けど、今度はあれを線画にした感じ。
いやー、長かったVFBについてもやっと一段落できました。正直、まだまだ書き足りないとは思うんだけど、あんまりVFBの日記ばかり書いているのもどうかと思うので。後、私の日記にコンプエースの4月号で飛んでくる人いるけど、昨日の日記に書いたとおり今月のヨスガノソラのコミカライズは休載です。3月にコミックスが出るかと思ったけど、刊行予定になかったからきっと4月でしょう。よっぽど丁寧な修正を施しているということがない限り、5月までずれ込むことはないと思う。仮に5月刊行だとしたら、無茶苦茶コミックスのハードル上がると思うし。生半可な修正じゃ納得できないぐらいに。
とまあ、要するに今月は休載です。3月26日発売の5月号を待ちましょう。明日は、届いたグッズ通販についてと、VFBの購入に際してあった色々な出来事について書きます。あんまり、面白い話でもないんですけどね。書かないことには先に進めないので。
でもまあ、様々なことが昨日今日と合ったけど、それもこれもVFBですべて吹っ飛んだ気がします。やっぱりヨスガノソラは、春日野穹は最高です!!
ヨスガノソラ ビジュアルファンブック
2010年2月26日 ヨスガノソラ
ヨスガノソラ ハルカナソラビジュアルファンブックを買ってきました。今月はコンプエースのコミカライズが休載のため、VFBのレビューでも書こうかと思います。私の手元には現在2冊あり、明日になれば3冊目が届きます。秋葉原のソフマップAM館とげっちゅ屋で回収したわけですが、とらのあなだけは失敗しました。私のミスではあるんですけど、店側の対応の不味さと来たらない。書いても良いんですが、折角のレビューが台無しになりそうなので、詳しくはヨスガノソラスレで見てください。
当初発表のカラー200P、モノクロ100Pから大幅増量された240Pと216Pの2冊セット。重さはゆうに1キロを超え、これを2冊に夏ノ雨のVFBを持って帰るのは大変苦労しました。第一印象としてはとにかく分厚い! そして重い! 言ってみればコミケカタログをいくつも持っているようなもので、アレよりは軽いんだろうけど、結構疲れた。
ソフマップもげっちゅ屋も下敷き&ペーパーはレジ渡しだったので、封を開けても特になにが入ってるというわけじゃなかったんだけど、カラーとモノクロ、両方ともまずはカバーを外してみました。、カラーの方のカバーを外すと、表紙に奥木染マップが載っていたのが個人的には嬉しいかったです。エロゲの中には公式HPなどで舞台図を載せていたり、選択肢の関係から作中に地図画面を載せているのもあるんだけど、最近は少なくなってきた印象があります。ヨスガノソラは元より選択肢がほとんどない作品だから必要性がなかったんだろうけど、こうしてみると奥木染は本当に小さく、そしてなにもないところですね。改訂版と書いてあるけど、改訂前のMAPが存在すると言うことかな?
作中の表現からハルと穹の家が奈緒の家に近いのはわかっていましたが、こうして地図で見るとそれでも相応の距離はあるように見えた。次に近いのは渚さんの家だけど、彼女の場合は屋敷周辺すべてが家の持ち物、と考えたほうが自然かも。MAP上の色の濃い部分が山や森だとすれば、山持ちぐらいは普通かも知れない。やひろの駄菓子屋と瑛の神社は、確かに神社をくだればすぐという位置関係にあって、ハルカナソラで触れられていた委員長とダメイドの家も確かにご近所だった。主要キャラで家の位置がハッキリしないのは亮平だけだけど、まあ、そんな外れにあるわけでもないでしょう。
家から学校までの道は、途中通学路としてバス停が出てくるけど、作中でバスに乗ったシーンはただの一度だけ。穹が奈緒からハルを奪還し損なったときです。それぐらいしか使われなかったし、特にバス通学というわけでもないので通学路という印象は少なかったのですが、むしろ通学路としてはその下にある道1のほうが強いかも。ここでよく、いつもの面子が集まったりしますしね。ちなみに道2というのは駅から続く道のことで、穹がヨスガの序盤も序盤でバッタに驚いた場所です。何度か登場しますが、不思議なのは瑛の神社で開催される祭りに行く際も、確かここが登場したような気がすること。全然逆方向だけど、あるいは駅の方に事前に用事でもあったんだろうか。
しかし、こうしてMAPでみると、ハルと穹の家から学校や駅は随分遠いのですね。いや、距離で言えば瑛のほうがよっぽど遠いんだけど、ここを毎日通学しているのかと思えば、確かに穹でなくとも疲れそう。ハルにしてみても、初登校時は少し息を切らせてましたし。学校よりも遠いのが駅であり、駅よりも遠いのが街道沿いのスーパーです。正直、徒歩でここまで行くというのは相当困難というか、買い物袋を下げて帰る距離じゃないと思う。自転車が欲しい! というハルの切実な叫び声が聞こえてきそうだw
駅までの道のりを見ながら、しみじみハルカナソラにおける穹シナリオを思い出して感心してしまいました。というのも、いくら途中で自転車に乗るチャンスがあったとはいえ、走って行くにも駅は距離がありすぎるように思うから、これを走破した穹も田舎暮らしで体力が付いてきたんじゃないでしょうか? 感心と言うよりは驚きの類だけど、それにしても縦に長い街だなぁ。キャラの家以外はほとんど省略されてるけど、サインを見るにこれを描いたのもハッシーらしい。今年の日付が入ってるから、年が明けてから急遽描いてみたんでしょうか? あるいは舞台設定等をしたのもハッシーという可能性があるけど、これは後述しますがスタッフインタビュー等が一切なかったので、絵師であるハッシーがどれぐらい関わっていたのかは不明です。けど、鈴平以上には深く作品に参加しているんじゃないだろうか。
気がついたら奥木染MAPだけで、相当な量を書いてしまいましたが、これはまだカバー裏にすぎません。本編というか、本の中身はこれからです。カラー版は、color pict sideということで、最初はPublishing、色々な形で公開されていた絵が中心となっており、パッケージ絵やテレカ類の原画がほぼすべてに渡って載っています。見たことがない画像というのは一枚もなかったけど、こうしてページを捲ってみると、やはり瑛が多いという印象を受けますね。発売前の雑誌ピンナップとかテレカにしても、瑛が圧倒的に多く、他のキャラは圧倒的に少ない。特に穹なんて、発売前の絵はそれこそ抱き枕ぐらいしかないのではないか、という感じがします。事実、最近こそ多くなったように思える穹のグッズも、ヨスガ発売前では初佳にも劣る数だったことが、VFBを読むことで分かります。こうしてみると、瑛がメインヒロインなのか、と錯覚してしまいそうですね。いや、メインヒロインの一人ではあるけどさ。
私もまだまだ持っていないグッズが多いというか、何枚か持っていないテレカというのもやはり存在して、今後はそれを集める作業に没頭するのかな。穹関係の物で持っていないのは、それこそ予約特典察しの絵柄であり、VFBの特典として付いてきたクリア下敷きの絵柄である穹のテレカぐらいですけど、あれは販売されたドリパ自体に行かなかったからなぁ。まあ、特別手元に置いておきたいとも思わないんだけどさ。
未だに発送されてこない電撃姫のベッドシーツ絵まで載っていたんだけど、さすがに今回のグッズ通販にあるグッズ類の絵は載っていませんでした。VFBの表紙はともかくとして、抱き枕やテレカの画像は無し。まあ、仕方ないんだろうけど、少しだけ残念だったかな。後、これは全体に渡って言えることなんだけど、黒で枠を取っている部分が結構あって、素手で触ると指紋が付いちゃうのも難点だった。普通に白か青で良いと思うんだけど。作品のカラーにもあってるし。
それにしても、渚さんは公式の抱き枕よりメッセサンオーのベッドシーツとか、ソフマップのベッドシーツの方が露出多くてエロイですね。前述の電撃姫シーツもそうだけど、公式のグッズはイマイチエロに欠ける部分が多かったと思う。今回のグッズ通販までは。
次はMain Characterですが、これはそれぞれのヒロイン紹介と、サブキャラの紹介。ヒロインにはそれぞれ描き下ろしがあるんだけど、特にハルカナソラとは区別されておらず、例えば穹の場合はヨスガノソラとハルカナソラのCGを、特に分けるでもなく一纏めに紹介しています。量としては申し分ないんだけど、作品としての区切りがないのでそのまま委員長とやひろに続いてしまい、穹の位置がなんとも中途半端に感じてしまったのが、個人的な違和感として残りました。別に穹を最後にしろとか、そういうわけでもないんですけどね。
瑛の描き下ろし絵は、頭にネコの師匠を乗せた瑛が、近所の子供たちと野球に興じる姿です。バットを突き付け予告ホームラン、如何にも瑛らしい明るく元気な姿です。
「あはー! 今度こそまかせてっ! 場外ホームランだよー!!」
という、台詞もまた、瑛らしくて可愛らしいですね。
キャラ紹介としては公式にある文章と同じもので、特別シナリオについての言及はありませんでした。まずは基本となる服装のバリエーション紹介で、瑛の場合は巫女服を基準とし、制服(スクールユニフォームと表記)、体操服、普段着、水着、体操服+スクール水着、スクール水着という感じです。こうしてみると穹よりスタイル良さそうな気もするけど、ハルカナソラでのCGを見ると穹より幼い気もする。どっちもどっちか。立ち絵はいろはかるたのような枠を使って、ほとんどバストアップですが全部紹介。喜怒哀楽がハッキリしているように見えて、怒が抜け落ちたかのような印象を与えてきます。それでも、全体的に笑顔が多いのが瑛の魅力なんでしょうね。
本編のCG紹介はシーン紹介も兼ねており、作中の台詞が抜き出され、小さいながらも下に表記されている感じです。時系列に拘りはないのか、バラバラと言うほどではないにしろ、配置は結構分かれている気がする。瑛のページには少し目立つ空白があるのだけど、ここが少し寂しいよね。それも2箇所だから、ここはもうちょっと工夫できたんじゃないかと思う。エロいCGに関しては解像度に難がある気がしないでもないけど、拡大率の問題なのだろうか。ちょっとだけ気になるけど、瑛がエロいことには変わりないですね。しかし、よくよく考えると瑛との行為って全部自宅なんですよね。他のキャラの場合、多少なりとも場所にバリエーションがあるけど、瑛だけは徹底している感じ。そして、これは後述のキャラたちもそうだけど、締めはシナリオ最後のCGが載っているところが良いですね。まあ、唐突感もあるんだけど、締めはこれでしょうという気にさせてくれる。
奈緒の描き下ろしは地面に咲いた花をしゃがんで指さしながら、「今年もまた綺麗に咲いたのね、またよろしくね」と呟く姿。時系列的にいつなのか、僅かに哀愁漂う感じがしなくもない。
服装バリエーションは制服を基準として、普段着1(タンクトップ系)、普段着2(袖付き長ズボン)、スクール水着、スクール水着メガネなし、水着という感じ。メガネなしが含まれるのはマニアックというか、判ってますね。立ち絵はやはり、沈んだ顔が印象に残るように構成されていて、奈緒の中にある陰が上手く表現されてると思う。CG紹介にしても、ハルとの再会シーンは後回しに、奈緒の特徴であるプールサイドでの読書や、表情のない写真などが先に来ていた。そういや奈緒の読んでる本って、みんな芳林堂で使っているのと同じカバーなんですよね。私も昔はよく高田馬場店を利用しました。
エロいイベントは過去の一件が最初に来るんだけど、やはり胸のあるキャラだから胸に目が言ってしまいますね。ヨスガは実のところそれなりに胸のあるキャラが多いんだけど、穹や瑛がないからあんまり胸がどうこうというイメージがないんですよね。過去のそれと比較して、明らかに奈緒の胸は成長しているのが判る。あるいはダメイドよりデカイのだろうか? 結局、カラー版にもモノクロ版にも3サイズは載らなかったからなぁ。
渚さんの描き下ろしは、砂浜にうつぶせで寝ころぶ水着姿。ビーチパラソルを差しているからか、上半身は影で覆われてます。
「ん? どうしたの私のことじっと見て」
という台詞は、あまり渚さんらしくないというか、これがハルに向けられた台詞であるなら、渚さんルート攻略済ってところでしょうか。基本的に渚さんって瑛以外には敬語だから、敬語の方が違和感なくて良かったんではないかと思う。
服装バリエーションは私服を基準として、制服、和服、水着、体操着、スクール水着、体操着+スクール水着という感じ。渚さんは紫系統の色がよく似合いますね。和服も薄いですがそっち系ですし、藤色がそうであるようにこの系統は昔から高貴な色として使われてますから、お嬢様である渚さんにはピッタリだと思います。立ち絵は思ったほど起こっている表情というのが少なく、どちらかといえば落ち着いた、穏やかな表情の方が多く感じた。私はヨスガにツンデレはいないと思ってるんですが、渚さんの本質はやはり上品なお嬢様ですね。胸の内に秘めたものがなんであれ、育ちの良さを感じます。
CGにしても、瑛と一緒にいる穏やかなシーンが多く、ヴィオラを奏でたり、瑛に膝枕したり、こうやってみると瑛だらけですねw 渚さんにとってどれだけ瑛という存在が重要なのか、それが良く判ると思います。私、渚さん嫌いじゃないんですよ。いや、ヨスガには嫌いなキャラなんていないけど、エロいシーンも渚さんは角度や体位に拘ってるというか、片帆だけ露出した胸のエロスといったらないね! 特徴としては、鈴平原画のハルが見られると言うことで、ハッシーのそれよりもイケメン度が増しているというか、凛々しい感じがしますね。体位が色々あるせいか、激しいイメージがあるかも知れない。渚さんもまた胸のあるキャラだけど、慎重もあるからそんなに目立たないというか、普通な感じがしてしまう不思議。そういや、身長の対比表とかもなかったな。最後のヴィオラを弾くシーンもそうだけど、渚さんは恥ずかしがり屋ですね。そこがまた、可愛いところなんですけど。
初佳の描き下ろしは、メイド服で皿を運んでいる最中に思わず転んで、「ひゃっ、ひゃあああっ!! 時間よー止まってぇぇぇっ!!」と叫んでいるところ。ダメイドと呼ばれる初佳らしく、鈴平の絵も相成って可愛らしく描き上がっています。
ヒロインとしてはメイン級でなく、ハルと同年代の学生ではないということも合ってか、服装バリエーションは少なめの3つ。当然の如くメイド服を基準とし、後は私服、水着の2つだけ。私服なんか見てみると、大人の女という気がしないでもないんだけど、初佳には余裕というものが欠片もないからなぁw 立ち絵に関しては瑛以上に喜怒哀楽がハッキリしているように見えるけど、やはりパターンは少なめで、怒というよりは心が荒んでいると言った感じの表情が目立つ。まあ、それにしたってあまり深刻な風には見えないんだけど、やひろとは違って確かにかわいげがあるよね。
CGは初佳のキャラなのか飲んだくれてるシーンが多いけど、亮平も一緒にいるあのシーンとか、結構重たい部分も印象的。エロシーンに関しては大人の余裕があるのか、ハルをやや強引に行為へといざなうけど、ハルは流されっぱなしですね。まあ、初佳も決して容姿が人より劣っているわけじゃないし、可愛いところもあるんだけどさ。しかし、だし巻き玉子の付け合わせが胡瓜のサラダというのはどうなんだろうか、と考える私はどうなんだ。
そして、やってきました春日野穹!
穹の描き下ろしは、自宅の縁側で障子に身体を預けながら、普段着で脚を伸ばしている光景。この場合の普段着は、後述する普段着2、十字のアクセサリーが特徴的な、黒スカートのやつです。
「・・・・・・・・・・・・・・ハル・・・・・・・・・・・」
このただ一言に、どれだけの想いが、感情が、愛情が籠もっているのか! 絵柄としては幼い雰囲気を纏わせていますが、和室とのミスマッチがこの上ない存在感を見せつけてきます。その場にハルはいるのかいないのか、いるのだとすれば庭掃除をしているハルを眺めているような気もするし、いないのだとすれば出掛けているハルを暇そうに待っている、という絵に見えなくもない。人形みたいな容姿といわれる穹だけど、この絵を見るとそういう印象を抱くのにも納得してしまいますね。これのアクレリーフでたら絶対に買っちゃいそう。
穹は服装のバリエーションも豊富で、立ち絵にはなってないけど北欧に行った際の服や、2種類の下着姿、そして寝間着を合わせれば、十通りぐらいはあるんじゃないかと思う。通常のバリエーションとしては、普段着1(白い衣服に髪を下ろした姿が印象的な)を規準として、制服、普段着2(白い衣服に銀十字と黒スカート)、スクール水着、体操服、体操服+スクール水着、水着という感じで構成されていて、全体的な白いイメージは穹の色という印象を強く与えてくると思います。
立ち絵の構成も見事なもので、照れ屋な穹の、表情の移り変わりが見事に表現されていて、やや後ろ向きな立ち位置が特徴的。最後を満面の笑みで締めるという辺り、穹の愛らしさが強烈なまでに伝わってくると思います。ただ、穹の場合、服装によって髪型が違う場合があるから、そのバージョンを入れても良いんじゃないかという気がした。表情は同じだけど、受ける印象が結構違ってくると思うので。
そして、CGでも魅せてくれるというか、最初の1枚が電車でのシーンなのは良いとして、2枚にシーツを羽織ったあのシーンを持ってくるのは衝撃的だった。いきなりきたか、という感じがしないでもなかったけど、その次に持ってきたのが湖でのシーンだから、最初のほうに終わりの辺りを持ってくるというある意味で斬新な配置だと思う。というか、シナリオ紹介がない分、結構思い切った気がする。水着姿でビーチチェアに寝そべる穹、キャミソール姿で3サイズを測って貰う穹、寝間着姿でハルと一緒に眠る穹……どれを取っても最高の一枚ですが、穹を抱えてハルが下山するシーンなども早めに登場しました。
穹シナリオにおいて一番衝撃的なシーンは前述の通りシーツを羽織って登場するところだと思うけど、このVFBでは奈緒シナリオにおけるバスに乗ってハルを連れ出そうとするシーンを大きく乗せています。どうしてここで選択肢が発生しないんだ! と言われ続けている名シーンですが、これをエロくないCGの最後に持ってきたのは、やはり別シナリオのシーンだからでしょうか?
穹のエロいシーンといえば自慰が最初に来ますが、作品のシーン紹介では何故か後回しにされており、VFBでもそれは変わらず。普段着2の穹を、ハルが後ろから抱きかかえ、胸やあそこをまさぐるところが最初です。ハルが緊張して頬を赤らめてるけど、あくまで自分が主導を取ろうと、穹を導こうとしているのが良いですね。ハッシーが描くと、ハルは物腰柔らなかな美少年という感じがして、穹の双子だと実感させられます。穹はヨスガノソラで一番エロいイベントの多いキャラだけど、一つはCG使い回しです。けど、だからといってCGが少ないわけでもなく、シーンの多さでは他のヒロインを圧倒しています。
ハルの部屋に敷いた布団に寝かされ、ハルに貫かれながら純潔を散らす穹。ここまで美しく、愛らしく、嬉しそうに処女を失う少女もそうはいないでしょう。穹の満足しきった表情と来たら、最高を通り越した究極ですね。次に来る自慰をしている穹も本当に切なそうで、必死でハルを求めている姿がなんともエロい。こんなのを見せつけられたら、ハルだって覚悟を決めざるを得ないでしょう。
制服姿でのフェラは、背徳感溢れる二人の関係、快楽に溺れ、流されるハルと穹をよく表現できてると思う。このときの穹はハルを快楽によって縛り付けて、逃がすまいとしているというか、ハルを失いたくないという気持ちが暴走気味なんですよね。それと対比するかのように湖での行為があるわけだけど、水も滴るいい女、穹の美少女っぷりが凄いことになってると思う。
ヨスガノソラにおける最後のCGは当然、北欧でのそれが使われたわけだけど、純白の妖精とは穹のことを指すのではないだろうか。鞄の上に腰掛けて、ハルに語りかける穹の可愛らしさと来たら! ほんと、堪らないね。これこそが春日野穹、最強の魅力を持つ美少女ですよ。そしてその魅力は、ハルとセットになったとき、初めて最大の効果を発揮するのです。
ここからは特に区切りを意識することなくハルカナソラへと移って、ノートパソコンでネットを見る穹と、そんな穹を膝の上に載せるハル。ハルカナソラはとにかくハルと穹が一緒にいるCGが多くて、ハルの表情や全体像が多いのも特徴。それと比較してエロいシーンではヨスガと違ってハルの表情とかは映らないんだけど、日常におけるハルと穹の絡みが微笑ましくて良いですね。寝間着の穹がハルをのぞき込んだり、下着姿の穹が試着室でハルに洋服を選んで貰ったり、ちゃんとヨスガと下着が違うところが良いよね。続くクッキーをハルに食べて貰おうとするシーンは、テレカにもなった非常に可愛らしいやり取りが魅力的。
寝間着姿の穹がハルを手コキするエロいシーンに始まり、ハルカナソラは全体的に穹が主導を握りことが多かったと思う。Sっ気というわけじゃないんだろうけど、穹にも十分な余裕が生まれてきたと言うことなんでしょう。寝間着を胸元まで捲り上げられ、まんぐり返しに近い状態から一気に貫いて、この穹の表情が良いというか、ハルカナソラはエロいシーンにおける穹の表情がどれも素晴らしいと思います。
保健室での体操服プレイはコマ割りで載せており、穹の表情の移り変わりとハルの動きが堪能できて良い感じ。けど、穹がハルにフェラするシーンは何故か最後に回されており、次は一気に穹の部屋での行為に。ハルを脚で攻めたてる穹が良いですね。ストッキングを穿いた足裏で攻めまくり、ハルは新たな世界に目覚めてしまいそう。ハルが穹を抱きかかえながら貫くシーンは、最初に見たときは実のところ絵的に違和感を感じていたんだけど、大分慣れたというか、線と線の境目的な部分を認識できたので、今では最高の1枚になっています。まあ、穹に関して言えばすべてがすべて最高にして最強なんですけど。しかし、テキスト見ると穹の台詞はエロいなぁ。実は一番エロいんじゃないかというぐらい、凄い表現力だと思うw 全体に溢れる満足感や達成感は、他のヒロインではまず存在し得ないだろう穹だけのものだと思う。
前述したとおりエロいシーンの最後は保健室でハルのをしゃぶる穹で、穹の艶めかしい、妖艶さすら出てくる艶やかな表情と来たらない。少し苦しそうに、それでいて美味しそうにしゃぶり尽くす穹。これをここに持ってきたのは以外だったけど、もう穹ならなんでもいいやという気持ちにさせてくれるから凄い。
そして本当に最後の最後は、北欧というかエストニアのノミの市での穹。「Siunaus」と内側に彫り込まれた指輪を買うシーン。フィンランド語で祝福を意味する言葉であることは、もう1冊のほうで明かされていますね。ハルに向かって愛くるしい笑顔を向けながら、しっかりと指輪を左手の薬指に。結婚を祝福する指輪だと言われても、納得できそうな気がしました。ハルと穹、二人に人生に祝福を。
続いてはハルカナソラでヒロインへと昇格した、委員長こと倉永梢。
委員長の描き下ろしは体操服姿の委員長が運動靴を履きながら、
「あ、待って下さい、私も手伝いますから」
と声を掛けるシーンなんだけど、この背景がちょっと不思議というか、下駄箱にしては少し大きいような気がしないでもない。でも、穂見学園が登校用の革靴を指定していれば外履きと上履きの2つを入れるわけだから、これぐらいの大きさは必要なのかも。立ち絵を見る限り、確かに革靴履いてるし。一瞬、更衣室かとも考えたんだけど、そもそも穂見学園にはプール以外に更衣室なんてなかった。
服装バリエーションは制服を規準とし、普段着、スクール水着、体操服、水着、体操服+スクール水着、普段着+髪ほどきという感じ。髪ほどきは服装というか立ち絵のバリエーションみたいなもんだけど、委員長の立ち絵は思っていたほど笑顔や穏やかな表情が少ないというか、戸惑いと同じく不信感をあらわにした表情があるのが特徴的、これは随分前の日記で書いたように、ヨスガノソラにおける委員長の役割がそうさせるのでしょう。生真面目な性格も相成ってか、少しきつめの表情になってるよね。キリリとしているせいか、取っ付きにくい印象を与えなくもない。
CGはそれほど多くないけど、春日野家での着替えシーンから始まるのは良いですね! 私、このシーン凄く好きで、ハルカナソラのレビュー書いたときに穹の真理と行動員付いて分析したけど、そういうこと抜きにしてもいい絵だと大もう。少々、瑛がぺったんこすぎやしないかとも思うんだけど、委員長はラインの入った下着が好きなんですかね? 後述のエロいシーンで付けていたのも同じような柄だし、シンプルな渚さんと大人っぽい奈緒と比較して、なかなかに少女的な感じがします。
アーケードでのデートは、思えば作中でハルとデート的なことをしたことがあるのは、穹を除けば委員長ぐらいなのかも知れない。渚さんの夏祭りは少し違う気がするし、髪を下ろした委員長は大分印象が変わりますね。実のところ私は、髪を縛っている方が好きなんだけど、それはあくまで個人の趣味ということで。
ボートで危うく沖に流されかけたシーンや、学校の屋上でお弁当を広げるシーン。こうしてCGだけみると、委員長は実に真っ当で純粋な恋をしている少女に見えますね。何故かハルカナソラでは妄想癖のあるキャラになっていましたけど。
委員長とのエロいシーンは数が少ない分、一つ一つのCGにページを割いていて、処女を失うまでの過程がしっかりと表現されていると思う。プールの更衣室でのシーンは髪を縛っているのが個人的によかったけど、委員長のシナリオは委員長も変だけど、ハルも若干他シナリオとは違うので違和感があるw しかし、更衣室の長椅子に寝かされてハルに突かれているシーンを見て思ったけど、委員長も普通に自慰とかするんですね。抜き出されたテキストに何気なく書いてあった。
最後は夢落ちと思わせ、そうじゃなかった委員長がビシッと指を立てるシーンですけど、こうして絵だけ見るとハルカナソラで微妙になってしまったキャラとは思えませんねぇ。好きなキャラではあるんだけど、話自体はコンパクトに纏めすぎた感があるかも知れない。
やひろの描き下ろしは自宅で寝そべりながら、「だらだらネットなんて、あたしもアイツの妹のこと言えないな」と呟く姿。
服装バリエーションは普段着が多く、普段着1(駄菓子屋にいるとき着ているノースリーブ系)、普段着2(撮影のときに着ている帽子付きのやつ)、普段着3(黒と長ズボン)、スーツ(合コンの時などに着用)、水着と数で言えば初佳よりあるという事実。立ち絵は気怠そうな表情ばかりで、ハッキリ言うと可愛げなないけど、それがやひろのキャラなのだろう。
CGに関しても特筆するところはなく……いけないな、私がいくらやひろに欠片も興味がないからって、少し乱雑に書きすぎだろうか。嫌いではないにしろ、特別思い入れがあるわけでもないので。うーん、書くことがなにもないぞ。エロいシーンですらそそられることがないからなぁ。ここは後で加筆しようかな。
ヒロイン紹介の次は、Sub Characterですが、これは要するにサブキャラ紹介です。とはいえ、ビジュアルのあるサブキャラなんてたかが知れてるので、亮平を中心とした僅か四人。当然、特に描き下ろしがあるわけでもない、あくまでおまけみたいなものです。
亮平はさすがに服装バリエーションや立ち絵も豊富な男ですが、それにしたところでCGがあるわけでもないので2ページで収まり、ハルに至っては渚家秘書の月見山さんと渚さんの父君と同じ1ページに載っている始末。まあ、ハルは特に立ち絵があるわけでもないしなぁ。委員長シナリオで作っても良かったと思うんですけどね、表情パターン自体はラフの方であるんだけど。
Background Pictureは、要するに背景の紹介と言うことで、作中に登場する家や建物、駅や道などが紹介されています。春日野家から始まっていくわけですが、表記がすべて主人公の家だったのが気になった。普通に、悠ないしハルの家で良いと思うんだけど。それに残念だったのは、春日野家の間取りが載っていなかったこと。これはラフについても同じことで、奥木染MAPが限界だったということだろうか。
部屋にはその人の個性が出ると言うけど、共通するのはどれをとっても都会とは違う、純朴な和を感じさせる部屋多いということでしょうか。ハルの部屋は極端なほど物が少ないけど、だからといってこれが個性の無さに現れなのかといえばそうでもない。ハルとはそういう少年なのです。他にも印象的な場所は多いけど、全体的にこざっぱりとしてるよね。最近のエロゲはどこか未来的というか、現実にはあり得ないよな豪奢な建物や内装、部屋なんかが目立つけど、ヨスガノソラはそうじゃなくて、リアルティがあるとは言わないにしろ、一線を画しているように思える。
最後は、ヨスガノソラとハルカナソラのスタッフロールですが、これに関しては原作のEDムービーに載っているのと同じだから特にどうと言うこともない。しいてあげるなら、ヨスガノソラにはなかった制作が、ハルカナソラでは有限会社CUFFSになっていることぐらいか。このスタッフロールページの次がcolor pict side自体の奥付です。一応発行所はデジクラフト社と言うことになっているらしいけど、この辺りはどういう感じなんだろうね。
裏表紙は表紙を縮小したやつを使ったシンプルなもので、カバー裏は穂見学園制服と黒うさぬぐいるみの線画、そしてHPイラスト集でした。そういや、HPイラストはカラーで載っていませんでしたね。何故なんだろう。
自分でもビックリするほど長くなってしまったので、モノクロ版、monochrome pict sideは明日にすることにします。というか、残り7500字以下ではとてもじゃないけど書けそうにない。ここまで読み応えのあるエロゲのVFBは久しぶりというか、出版社が絡まないだけ合ってページ数にほとんど制限のない、充実した内容になっていると思います。これほどのボリューム、待った甲斐があったというものです。
読めば読むほど新たな発見が見つかると思うので、土日の休みを使ってしっかりと読み込むことにします!
当初発表のカラー200P、モノクロ100Pから大幅増量された240Pと216Pの2冊セット。重さはゆうに1キロを超え、これを2冊に夏ノ雨のVFBを持って帰るのは大変苦労しました。第一印象としてはとにかく分厚い! そして重い! 言ってみればコミケカタログをいくつも持っているようなもので、アレよりは軽いんだろうけど、結構疲れた。
ソフマップもげっちゅ屋も下敷き&ペーパーはレジ渡しだったので、封を開けても特になにが入ってるというわけじゃなかったんだけど、カラーとモノクロ、両方ともまずはカバーを外してみました。、カラーの方のカバーを外すと、表紙に奥木染マップが載っていたのが個人的には嬉しいかったです。エロゲの中には公式HPなどで舞台図を載せていたり、選択肢の関係から作中に地図画面を載せているのもあるんだけど、最近は少なくなってきた印象があります。ヨスガノソラは元より選択肢がほとんどない作品だから必要性がなかったんだろうけど、こうしてみると奥木染は本当に小さく、そしてなにもないところですね。改訂版と書いてあるけど、改訂前のMAPが存在すると言うことかな?
作中の表現からハルと穹の家が奈緒の家に近いのはわかっていましたが、こうして地図で見るとそれでも相応の距離はあるように見えた。次に近いのは渚さんの家だけど、彼女の場合は屋敷周辺すべてが家の持ち物、と考えたほうが自然かも。MAP上の色の濃い部分が山や森だとすれば、山持ちぐらいは普通かも知れない。やひろの駄菓子屋と瑛の神社は、確かに神社をくだればすぐという位置関係にあって、ハルカナソラで触れられていた委員長とダメイドの家も確かにご近所だった。主要キャラで家の位置がハッキリしないのは亮平だけだけど、まあ、そんな外れにあるわけでもないでしょう。
家から学校までの道は、途中通学路としてバス停が出てくるけど、作中でバスに乗ったシーンはただの一度だけ。穹が奈緒からハルを奪還し損なったときです。それぐらいしか使われなかったし、特にバス通学というわけでもないので通学路という印象は少なかったのですが、むしろ通学路としてはその下にある道1のほうが強いかも。ここでよく、いつもの面子が集まったりしますしね。ちなみに道2というのは駅から続く道のことで、穹がヨスガの序盤も序盤でバッタに驚いた場所です。何度か登場しますが、不思議なのは瑛の神社で開催される祭りに行く際も、確かここが登場したような気がすること。全然逆方向だけど、あるいは駅の方に事前に用事でもあったんだろうか。
しかし、こうしてMAPでみると、ハルと穹の家から学校や駅は随分遠いのですね。いや、距離で言えば瑛のほうがよっぽど遠いんだけど、ここを毎日通学しているのかと思えば、確かに穹でなくとも疲れそう。ハルにしてみても、初登校時は少し息を切らせてましたし。学校よりも遠いのが駅であり、駅よりも遠いのが街道沿いのスーパーです。正直、徒歩でここまで行くというのは相当困難というか、買い物袋を下げて帰る距離じゃないと思う。自転車が欲しい! というハルの切実な叫び声が聞こえてきそうだw
駅までの道のりを見ながら、しみじみハルカナソラにおける穹シナリオを思い出して感心してしまいました。というのも、いくら途中で自転車に乗るチャンスがあったとはいえ、走って行くにも駅は距離がありすぎるように思うから、これを走破した穹も田舎暮らしで体力が付いてきたんじゃないでしょうか? 感心と言うよりは驚きの類だけど、それにしても縦に長い街だなぁ。キャラの家以外はほとんど省略されてるけど、サインを見るにこれを描いたのもハッシーらしい。今年の日付が入ってるから、年が明けてから急遽描いてみたんでしょうか? あるいは舞台設定等をしたのもハッシーという可能性があるけど、これは後述しますがスタッフインタビュー等が一切なかったので、絵師であるハッシーがどれぐらい関わっていたのかは不明です。けど、鈴平以上には深く作品に参加しているんじゃないだろうか。
気がついたら奥木染MAPだけで、相当な量を書いてしまいましたが、これはまだカバー裏にすぎません。本編というか、本の中身はこれからです。カラー版は、color pict sideということで、最初はPublishing、色々な形で公開されていた絵が中心となっており、パッケージ絵やテレカ類の原画がほぼすべてに渡って載っています。見たことがない画像というのは一枚もなかったけど、こうしてページを捲ってみると、やはり瑛が多いという印象を受けますね。発売前の雑誌ピンナップとかテレカにしても、瑛が圧倒的に多く、他のキャラは圧倒的に少ない。特に穹なんて、発売前の絵はそれこそ抱き枕ぐらいしかないのではないか、という感じがします。事実、最近こそ多くなったように思える穹のグッズも、ヨスガ発売前では初佳にも劣る数だったことが、VFBを読むことで分かります。こうしてみると、瑛がメインヒロインなのか、と錯覚してしまいそうですね。いや、メインヒロインの一人ではあるけどさ。
私もまだまだ持っていないグッズが多いというか、何枚か持っていないテレカというのもやはり存在して、今後はそれを集める作業に没頭するのかな。穹関係の物で持っていないのは、それこそ予約特典察しの絵柄であり、VFBの特典として付いてきたクリア下敷きの絵柄である穹のテレカぐらいですけど、あれは販売されたドリパ自体に行かなかったからなぁ。まあ、特別手元に置いておきたいとも思わないんだけどさ。
未だに発送されてこない電撃姫のベッドシーツ絵まで載っていたんだけど、さすがに今回のグッズ通販にあるグッズ類の絵は載っていませんでした。VFBの表紙はともかくとして、抱き枕やテレカの画像は無し。まあ、仕方ないんだろうけど、少しだけ残念だったかな。後、これは全体に渡って言えることなんだけど、黒で枠を取っている部分が結構あって、素手で触ると指紋が付いちゃうのも難点だった。普通に白か青で良いと思うんだけど。作品のカラーにもあってるし。
それにしても、渚さんは公式の抱き枕よりメッセサンオーのベッドシーツとか、ソフマップのベッドシーツの方が露出多くてエロイですね。前述の電撃姫シーツもそうだけど、公式のグッズはイマイチエロに欠ける部分が多かったと思う。今回のグッズ通販までは。
次はMain Characterですが、これはそれぞれのヒロイン紹介と、サブキャラの紹介。ヒロインにはそれぞれ描き下ろしがあるんだけど、特にハルカナソラとは区別されておらず、例えば穹の場合はヨスガノソラとハルカナソラのCGを、特に分けるでもなく一纏めに紹介しています。量としては申し分ないんだけど、作品としての区切りがないのでそのまま委員長とやひろに続いてしまい、穹の位置がなんとも中途半端に感じてしまったのが、個人的な違和感として残りました。別に穹を最後にしろとか、そういうわけでもないんですけどね。
瑛の描き下ろし絵は、頭にネコの師匠を乗せた瑛が、近所の子供たちと野球に興じる姿です。バットを突き付け予告ホームラン、如何にも瑛らしい明るく元気な姿です。
「あはー! 今度こそまかせてっ! 場外ホームランだよー!!」
という、台詞もまた、瑛らしくて可愛らしいですね。
キャラ紹介としては公式にある文章と同じもので、特別シナリオについての言及はありませんでした。まずは基本となる服装のバリエーション紹介で、瑛の場合は巫女服を基準とし、制服(スクールユニフォームと表記)、体操服、普段着、水着、体操服+スクール水着、スクール水着という感じです。こうしてみると穹よりスタイル良さそうな気もするけど、ハルカナソラでのCGを見ると穹より幼い気もする。どっちもどっちか。立ち絵はいろはかるたのような枠を使って、ほとんどバストアップですが全部紹介。喜怒哀楽がハッキリしているように見えて、怒が抜け落ちたかのような印象を与えてきます。それでも、全体的に笑顔が多いのが瑛の魅力なんでしょうね。
本編のCG紹介はシーン紹介も兼ねており、作中の台詞が抜き出され、小さいながらも下に表記されている感じです。時系列に拘りはないのか、バラバラと言うほどではないにしろ、配置は結構分かれている気がする。瑛のページには少し目立つ空白があるのだけど、ここが少し寂しいよね。それも2箇所だから、ここはもうちょっと工夫できたんじゃないかと思う。エロいCGに関しては解像度に難がある気がしないでもないけど、拡大率の問題なのだろうか。ちょっとだけ気になるけど、瑛がエロいことには変わりないですね。しかし、よくよく考えると瑛との行為って全部自宅なんですよね。他のキャラの場合、多少なりとも場所にバリエーションがあるけど、瑛だけは徹底している感じ。そして、これは後述のキャラたちもそうだけど、締めはシナリオ最後のCGが載っているところが良いですね。まあ、唐突感もあるんだけど、締めはこれでしょうという気にさせてくれる。
奈緒の描き下ろしは地面に咲いた花をしゃがんで指さしながら、「今年もまた綺麗に咲いたのね、またよろしくね」と呟く姿。時系列的にいつなのか、僅かに哀愁漂う感じがしなくもない。
服装バリエーションは制服を基準として、普段着1(タンクトップ系)、普段着2(袖付き長ズボン)、スクール水着、スクール水着メガネなし、水着という感じ。メガネなしが含まれるのはマニアックというか、判ってますね。立ち絵はやはり、沈んだ顔が印象に残るように構成されていて、奈緒の中にある陰が上手く表現されてると思う。CG紹介にしても、ハルとの再会シーンは後回しに、奈緒の特徴であるプールサイドでの読書や、表情のない写真などが先に来ていた。そういや奈緒の読んでる本って、みんな芳林堂で使っているのと同じカバーなんですよね。私も昔はよく高田馬場店を利用しました。
エロいイベントは過去の一件が最初に来るんだけど、やはり胸のあるキャラだから胸に目が言ってしまいますね。ヨスガは実のところそれなりに胸のあるキャラが多いんだけど、穹や瑛がないからあんまり胸がどうこうというイメージがないんですよね。過去のそれと比較して、明らかに奈緒の胸は成長しているのが判る。あるいはダメイドよりデカイのだろうか? 結局、カラー版にもモノクロ版にも3サイズは載らなかったからなぁ。
渚さんの描き下ろしは、砂浜にうつぶせで寝ころぶ水着姿。ビーチパラソルを差しているからか、上半身は影で覆われてます。
「ん? どうしたの私のことじっと見て」
という台詞は、あまり渚さんらしくないというか、これがハルに向けられた台詞であるなら、渚さんルート攻略済ってところでしょうか。基本的に渚さんって瑛以外には敬語だから、敬語の方が違和感なくて良かったんではないかと思う。
服装バリエーションは私服を基準として、制服、和服、水着、体操着、スクール水着、体操着+スクール水着という感じ。渚さんは紫系統の色がよく似合いますね。和服も薄いですがそっち系ですし、藤色がそうであるようにこの系統は昔から高貴な色として使われてますから、お嬢様である渚さんにはピッタリだと思います。立ち絵は思ったほど起こっている表情というのが少なく、どちらかといえば落ち着いた、穏やかな表情の方が多く感じた。私はヨスガにツンデレはいないと思ってるんですが、渚さんの本質はやはり上品なお嬢様ですね。胸の内に秘めたものがなんであれ、育ちの良さを感じます。
CGにしても、瑛と一緒にいる穏やかなシーンが多く、ヴィオラを奏でたり、瑛に膝枕したり、こうやってみると瑛だらけですねw 渚さんにとってどれだけ瑛という存在が重要なのか、それが良く判ると思います。私、渚さん嫌いじゃないんですよ。いや、ヨスガには嫌いなキャラなんていないけど、エロいシーンも渚さんは角度や体位に拘ってるというか、片帆だけ露出した胸のエロスといったらないね! 特徴としては、鈴平原画のハルが見られると言うことで、ハッシーのそれよりもイケメン度が増しているというか、凛々しい感じがしますね。体位が色々あるせいか、激しいイメージがあるかも知れない。渚さんもまた胸のあるキャラだけど、慎重もあるからそんなに目立たないというか、普通な感じがしてしまう不思議。そういや、身長の対比表とかもなかったな。最後のヴィオラを弾くシーンもそうだけど、渚さんは恥ずかしがり屋ですね。そこがまた、可愛いところなんですけど。
初佳の描き下ろしは、メイド服で皿を運んでいる最中に思わず転んで、「ひゃっ、ひゃあああっ!! 時間よー止まってぇぇぇっ!!」と叫んでいるところ。ダメイドと呼ばれる初佳らしく、鈴平の絵も相成って可愛らしく描き上がっています。
ヒロインとしてはメイン級でなく、ハルと同年代の学生ではないということも合ってか、服装バリエーションは少なめの3つ。当然の如くメイド服を基準とし、後は私服、水着の2つだけ。私服なんか見てみると、大人の女という気がしないでもないんだけど、初佳には余裕というものが欠片もないからなぁw 立ち絵に関しては瑛以上に喜怒哀楽がハッキリしているように見えるけど、やはりパターンは少なめで、怒というよりは心が荒んでいると言った感じの表情が目立つ。まあ、それにしたってあまり深刻な風には見えないんだけど、やひろとは違って確かにかわいげがあるよね。
CGは初佳のキャラなのか飲んだくれてるシーンが多いけど、亮平も一緒にいるあのシーンとか、結構重たい部分も印象的。エロシーンに関しては大人の余裕があるのか、ハルをやや強引に行為へといざなうけど、ハルは流されっぱなしですね。まあ、初佳も決して容姿が人より劣っているわけじゃないし、可愛いところもあるんだけどさ。しかし、だし巻き玉子の付け合わせが胡瓜のサラダというのはどうなんだろうか、と考える私はどうなんだ。
そして、やってきました春日野穹!
穹の描き下ろしは、自宅の縁側で障子に身体を預けながら、普段着で脚を伸ばしている光景。この場合の普段着は、後述する普段着2、十字のアクセサリーが特徴的な、黒スカートのやつです。
「・・・・・・・・・・・・・・ハル・・・・・・・・・・・」
このただ一言に、どれだけの想いが、感情が、愛情が籠もっているのか! 絵柄としては幼い雰囲気を纏わせていますが、和室とのミスマッチがこの上ない存在感を見せつけてきます。その場にハルはいるのかいないのか、いるのだとすれば庭掃除をしているハルを眺めているような気もするし、いないのだとすれば出掛けているハルを暇そうに待っている、という絵に見えなくもない。人形みたいな容姿といわれる穹だけど、この絵を見るとそういう印象を抱くのにも納得してしまいますね。これのアクレリーフでたら絶対に買っちゃいそう。
穹は服装のバリエーションも豊富で、立ち絵にはなってないけど北欧に行った際の服や、2種類の下着姿、そして寝間着を合わせれば、十通りぐらいはあるんじゃないかと思う。通常のバリエーションとしては、普段着1(白い衣服に髪を下ろした姿が印象的な)を規準として、制服、普段着2(白い衣服に銀十字と黒スカート)、スクール水着、体操服、体操服+スクール水着、水着という感じで構成されていて、全体的な白いイメージは穹の色という印象を強く与えてくると思います。
立ち絵の構成も見事なもので、照れ屋な穹の、表情の移り変わりが見事に表現されていて、やや後ろ向きな立ち位置が特徴的。最後を満面の笑みで締めるという辺り、穹の愛らしさが強烈なまでに伝わってくると思います。ただ、穹の場合、服装によって髪型が違う場合があるから、そのバージョンを入れても良いんじゃないかという気がした。表情は同じだけど、受ける印象が結構違ってくると思うので。
そして、CGでも魅せてくれるというか、最初の1枚が電車でのシーンなのは良いとして、2枚にシーツを羽織ったあのシーンを持ってくるのは衝撃的だった。いきなりきたか、という感じがしないでもなかったけど、その次に持ってきたのが湖でのシーンだから、最初のほうに終わりの辺りを持ってくるというある意味で斬新な配置だと思う。というか、シナリオ紹介がない分、結構思い切った気がする。水着姿でビーチチェアに寝そべる穹、キャミソール姿で3サイズを測って貰う穹、寝間着姿でハルと一緒に眠る穹……どれを取っても最高の一枚ですが、穹を抱えてハルが下山するシーンなども早めに登場しました。
穹シナリオにおいて一番衝撃的なシーンは前述の通りシーツを羽織って登場するところだと思うけど、このVFBでは奈緒シナリオにおけるバスに乗ってハルを連れ出そうとするシーンを大きく乗せています。どうしてここで選択肢が発生しないんだ! と言われ続けている名シーンですが、これをエロくないCGの最後に持ってきたのは、やはり別シナリオのシーンだからでしょうか?
穹のエロいシーンといえば自慰が最初に来ますが、作品のシーン紹介では何故か後回しにされており、VFBでもそれは変わらず。普段着2の穹を、ハルが後ろから抱きかかえ、胸やあそこをまさぐるところが最初です。ハルが緊張して頬を赤らめてるけど、あくまで自分が主導を取ろうと、穹を導こうとしているのが良いですね。ハッシーが描くと、ハルは物腰柔らなかな美少年という感じがして、穹の双子だと実感させられます。穹はヨスガノソラで一番エロいイベントの多いキャラだけど、一つはCG使い回しです。けど、だからといってCGが少ないわけでもなく、シーンの多さでは他のヒロインを圧倒しています。
ハルの部屋に敷いた布団に寝かされ、ハルに貫かれながら純潔を散らす穹。ここまで美しく、愛らしく、嬉しそうに処女を失う少女もそうはいないでしょう。穹の満足しきった表情と来たら、最高を通り越した究極ですね。次に来る自慰をしている穹も本当に切なそうで、必死でハルを求めている姿がなんともエロい。こんなのを見せつけられたら、ハルだって覚悟を決めざるを得ないでしょう。
制服姿でのフェラは、背徳感溢れる二人の関係、快楽に溺れ、流されるハルと穹をよく表現できてると思う。このときの穹はハルを快楽によって縛り付けて、逃がすまいとしているというか、ハルを失いたくないという気持ちが暴走気味なんですよね。それと対比するかのように湖での行為があるわけだけど、水も滴るいい女、穹の美少女っぷりが凄いことになってると思う。
ヨスガノソラにおける最後のCGは当然、北欧でのそれが使われたわけだけど、純白の妖精とは穹のことを指すのではないだろうか。鞄の上に腰掛けて、ハルに語りかける穹の可愛らしさと来たら! ほんと、堪らないね。これこそが春日野穹、最強の魅力を持つ美少女ですよ。そしてその魅力は、ハルとセットになったとき、初めて最大の効果を発揮するのです。
ここからは特に区切りを意識することなくハルカナソラへと移って、ノートパソコンでネットを見る穹と、そんな穹を膝の上に載せるハル。ハルカナソラはとにかくハルと穹が一緒にいるCGが多くて、ハルの表情や全体像が多いのも特徴。それと比較してエロいシーンではヨスガと違ってハルの表情とかは映らないんだけど、日常におけるハルと穹の絡みが微笑ましくて良いですね。寝間着の穹がハルをのぞき込んだり、下着姿の穹が試着室でハルに洋服を選んで貰ったり、ちゃんとヨスガと下着が違うところが良いよね。続くクッキーをハルに食べて貰おうとするシーンは、テレカにもなった非常に可愛らしいやり取りが魅力的。
寝間着姿の穹がハルを手コキするエロいシーンに始まり、ハルカナソラは全体的に穹が主導を握りことが多かったと思う。Sっ気というわけじゃないんだろうけど、穹にも十分な余裕が生まれてきたと言うことなんでしょう。寝間着を胸元まで捲り上げられ、まんぐり返しに近い状態から一気に貫いて、この穹の表情が良いというか、ハルカナソラはエロいシーンにおける穹の表情がどれも素晴らしいと思います。
保健室での体操服プレイはコマ割りで載せており、穹の表情の移り変わりとハルの動きが堪能できて良い感じ。けど、穹がハルにフェラするシーンは何故か最後に回されており、次は一気に穹の部屋での行為に。ハルを脚で攻めたてる穹が良いですね。ストッキングを穿いた足裏で攻めまくり、ハルは新たな世界に目覚めてしまいそう。ハルが穹を抱きかかえながら貫くシーンは、最初に見たときは実のところ絵的に違和感を感じていたんだけど、大分慣れたというか、線と線の境目的な部分を認識できたので、今では最高の1枚になっています。まあ、穹に関して言えばすべてがすべて最高にして最強なんですけど。しかし、テキスト見ると穹の台詞はエロいなぁ。実は一番エロいんじゃないかというぐらい、凄い表現力だと思うw 全体に溢れる満足感や達成感は、他のヒロインではまず存在し得ないだろう穹だけのものだと思う。
前述したとおりエロいシーンの最後は保健室でハルのをしゃぶる穹で、穹の艶めかしい、妖艶さすら出てくる艶やかな表情と来たらない。少し苦しそうに、それでいて美味しそうにしゃぶり尽くす穹。これをここに持ってきたのは以外だったけど、もう穹ならなんでもいいやという気持ちにさせてくれるから凄い。
そして本当に最後の最後は、北欧というかエストニアのノミの市での穹。「Siunaus」と内側に彫り込まれた指輪を買うシーン。フィンランド語で祝福を意味する言葉であることは、もう1冊のほうで明かされていますね。ハルに向かって愛くるしい笑顔を向けながら、しっかりと指輪を左手の薬指に。結婚を祝福する指輪だと言われても、納得できそうな気がしました。ハルと穹、二人に人生に祝福を。
続いてはハルカナソラでヒロインへと昇格した、委員長こと倉永梢。
委員長の描き下ろしは体操服姿の委員長が運動靴を履きながら、
「あ、待って下さい、私も手伝いますから」
と声を掛けるシーンなんだけど、この背景がちょっと不思議というか、下駄箱にしては少し大きいような気がしないでもない。でも、穂見学園が登校用の革靴を指定していれば外履きと上履きの2つを入れるわけだから、これぐらいの大きさは必要なのかも。立ち絵を見る限り、確かに革靴履いてるし。一瞬、更衣室かとも考えたんだけど、そもそも穂見学園にはプール以外に更衣室なんてなかった。
服装バリエーションは制服を規準とし、普段着、スクール水着、体操服、水着、体操服+スクール水着、普段着+髪ほどきという感じ。髪ほどきは服装というか立ち絵のバリエーションみたいなもんだけど、委員長の立ち絵は思っていたほど笑顔や穏やかな表情が少ないというか、戸惑いと同じく不信感をあらわにした表情があるのが特徴的、これは随分前の日記で書いたように、ヨスガノソラにおける委員長の役割がそうさせるのでしょう。生真面目な性格も相成ってか、少しきつめの表情になってるよね。キリリとしているせいか、取っ付きにくい印象を与えなくもない。
CGはそれほど多くないけど、春日野家での着替えシーンから始まるのは良いですね! 私、このシーン凄く好きで、ハルカナソラのレビュー書いたときに穹の真理と行動員付いて分析したけど、そういうこと抜きにしてもいい絵だと大もう。少々、瑛がぺったんこすぎやしないかとも思うんだけど、委員長はラインの入った下着が好きなんですかね? 後述のエロいシーンで付けていたのも同じような柄だし、シンプルな渚さんと大人っぽい奈緒と比較して、なかなかに少女的な感じがします。
アーケードでのデートは、思えば作中でハルとデート的なことをしたことがあるのは、穹を除けば委員長ぐらいなのかも知れない。渚さんの夏祭りは少し違う気がするし、髪を下ろした委員長は大分印象が変わりますね。実のところ私は、髪を縛っている方が好きなんだけど、それはあくまで個人の趣味ということで。
ボートで危うく沖に流されかけたシーンや、学校の屋上でお弁当を広げるシーン。こうしてCGだけみると、委員長は実に真っ当で純粋な恋をしている少女に見えますね。何故かハルカナソラでは妄想癖のあるキャラになっていましたけど。
委員長とのエロいシーンは数が少ない分、一つ一つのCGにページを割いていて、処女を失うまでの過程がしっかりと表現されていると思う。プールの更衣室でのシーンは髪を縛っているのが個人的によかったけど、委員長のシナリオは委員長も変だけど、ハルも若干他シナリオとは違うので違和感があるw しかし、更衣室の長椅子に寝かされてハルに突かれているシーンを見て思ったけど、委員長も普通に自慰とかするんですね。抜き出されたテキストに何気なく書いてあった。
最後は夢落ちと思わせ、そうじゃなかった委員長がビシッと指を立てるシーンですけど、こうして絵だけ見るとハルカナソラで微妙になってしまったキャラとは思えませんねぇ。好きなキャラではあるんだけど、話自体はコンパクトに纏めすぎた感があるかも知れない。
やひろの描き下ろしは自宅で寝そべりながら、「だらだらネットなんて、あたしもアイツの妹のこと言えないな」と呟く姿。
服装バリエーションは普段着が多く、普段着1(駄菓子屋にいるとき着ているノースリーブ系)、普段着2(撮影のときに着ている帽子付きのやつ)、普段着3(黒と長ズボン)、スーツ(合コンの時などに着用)、水着と数で言えば初佳よりあるという事実。立ち絵は気怠そうな表情ばかりで、ハッキリ言うと可愛げなないけど、それがやひろのキャラなのだろう。
CGに関しても特筆するところはなく……いけないな、私がいくらやひろに欠片も興味がないからって、少し乱雑に書きすぎだろうか。嫌いではないにしろ、特別思い入れがあるわけでもないので。うーん、書くことがなにもないぞ。エロいシーンですらそそられることがないからなぁ。ここは後で加筆しようかな。
ヒロイン紹介の次は、Sub Characterですが、これは要するにサブキャラ紹介です。とはいえ、ビジュアルのあるサブキャラなんてたかが知れてるので、亮平を中心とした僅か四人。当然、特に描き下ろしがあるわけでもない、あくまでおまけみたいなものです。
亮平はさすがに服装バリエーションや立ち絵も豊富な男ですが、それにしたところでCGがあるわけでもないので2ページで収まり、ハルに至っては渚家秘書の月見山さんと渚さんの父君と同じ1ページに載っている始末。まあ、ハルは特に立ち絵があるわけでもないしなぁ。委員長シナリオで作っても良かったと思うんですけどね、表情パターン自体はラフの方であるんだけど。
Background Pictureは、要するに背景の紹介と言うことで、作中に登場する家や建物、駅や道などが紹介されています。春日野家から始まっていくわけですが、表記がすべて主人公の家だったのが気になった。普通に、悠ないしハルの家で良いと思うんだけど。それに残念だったのは、春日野家の間取りが載っていなかったこと。これはラフについても同じことで、奥木染MAPが限界だったということだろうか。
部屋にはその人の個性が出ると言うけど、共通するのはどれをとっても都会とは違う、純朴な和を感じさせる部屋多いということでしょうか。ハルの部屋は極端なほど物が少ないけど、だからといってこれが個性の無さに現れなのかといえばそうでもない。ハルとはそういう少年なのです。他にも印象的な場所は多いけど、全体的にこざっぱりとしてるよね。最近のエロゲはどこか未来的というか、現実にはあり得ないよな豪奢な建物や内装、部屋なんかが目立つけど、ヨスガノソラはそうじゃなくて、リアルティがあるとは言わないにしろ、一線を画しているように思える。
最後は、ヨスガノソラとハルカナソラのスタッフロールですが、これに関しては原作のEDムービーに載っているのと同じだから特にどうと言うこともない。しいてあげるなら、ヨスガノソラにはなかった制作が、ハルカナソラでは有限会社CUFFSになっていることぐらいか。このスタッフロールページの次がcolor pict side自体の奥付です。一応発行所はデジクラフト社と言うことになっているらしいけど、この辺りはどういう感じなんだろうね。
裏表紙は表紙を縮小したやつを使ったシンプルなもので、カバー裏は穂見学園制服と黒うさぬぐいるみの線画、そしてHPイラスト集でした。そういや、HPイラストはカラーで載っていませんでしたね。何故なんだろう。
自分でもビックリするほど長くなってしまったので、モノクロ版、monochrome pict sideは明日にすることにします。というか、残り7500字以下ではとてもじゃないけど書けそうにない。ここまで読み応えのあるエロゲのVFBは久しぶりというか、出版社が絡まないだけ合ってページ数にほとんど制限のない、充実した内容になっていると思います。これほどのボリューム、待った甲斐があったというものです。
読めば読むほど新たな発見が見つかると思うので、土日の休みを使ってしっかりと読み込むことにします!
Musees de Sakura
2010年2月17日 アニメ・マンガ
そういえば買ったのに話のネタにしていませんでした。先週の火曜日ですか、横浜のゲマ屋に行ったら1枚だけ残っていたので購入。発売日前日だというのに、結構な売れ行きだったようです。まあ、CDは大体が水曜日発売だけど、店頭では前日発売が基本だからね。発売日には完売していた、なんてことが良くあったりするわけで。
店舗特典以外はこれといってなにがあるわけでもないCDですが、こういうシンプルなのを買ったのも久しぶりなように思える。最近は、なにかにつけて特典を用意して値段を上げてきますから。
全12曲収録のアルバムは、懐かしい曲もあれば新しい曲もあり、よっぽどのファンじゃないとすべての曲を知っている、ということはないんじゃないでしょうか。ざっと曲目を書き出してみても、
こんな感じの曲が収録されているわけだけど、Catch you Catch meとプラチナはCCさくらのOPカバー曲だから除外するとして、新規のファンは果たしてどこまで知っているのか。私はなにせ昔から好きだったし、世代ということもあって知ってますけど、こういうベストアルバムってのは古くからのファンには懐かしさを、新しいファンには新鮮さを与えてくれるから、とてもいいものだと思うのですよ。
新規にしたところでCCさくらの曲を知らないってことはないだろうし、ラジオのOPやEDで使われている楽曲もあるわけだから、購入のハードルは物凄く下がっている気がする。あの曲をフルで聴いてみたい、という感じで。
丹下桜がこうして復活して、にわかに人気が再燃している理由は、もちろんラブプラスの力というのもあるんだろうけど、決してそれだけが理由ではないと思うんだよね。ラブプラスは単にきっかけに過ぎないというか、根本的な部分での要因たり得ないのではないかと。
でも、だからといって小難しい理由は原因があるのかといえばそうでもなくて、言ってみれば単純な話、丹下桜は復活ないし復帰した声優であることが一番の理由なのはないかと。
御存知の通り丹下桜という声優は最近まで休業していて、自身の僅かなライブ活動を除けば業界から完全に遠ざかっていました。一時期はライブも宗教じみているなんて言われてて、丹下桜時代のことは完全にタブーとなっていたようですが、どういう心変わりか、それとも吹っ切れたのか、今はこうしてかつての名前で活動を再開させています。
ここで重要となってくるのは、丹下桜が人気絶頂期の時に休業した声優であり、その点が同世代の今も活動を続けている90年代アイドル声優たちとは違うのです。マリ姉にしろ飯塚雅弓にしろ、それこそ横山智佐にしたところで特に休業らしい休業を挟まず現役を続けてきましたが、結果はさてどうなっているか。マリ姉なんてあれだけ人気だったというか、圧倒的カリスマを持っていたのに、今では名前を聞くことが稀なのではないかと。
つまり、90年代アイドル声優の多くは、普通のアイドルがそうであるように現在に置いて人気も落ちて行ったわけで、これ自体はなんら不思議ではない、時代の流れです。しかし、丹下桜という声優は人気が落ちる前、言い換えれば絶大な人気のままに半引退状態になったこともあり、忘れられることはあっても人気が落ちたわけではないのです。微妙な言い回しになるけど、結構違うのです。
だから活動を再開させたとき、あっという間に人気が再燃したし、懐かしさもあれば爆発的な支持へと結びついたのだと思います。所謂、伝説よ再びって感じですね。
CDの感想というのを書いて無いけど、これに関しては書くまでもないというか、最高に決まってるじゃんとしか言いようがないw どの曲も素晴らしいの一言に尽きるけど、まあ、しいてあげればプラチナだけは……うん、これは仕方がない。オリジナルと比較することが間違っている。真綾は今でもプラチナを良く歌ってくれるよなぁ。個人的にはGiftのほうが好きなんだけど。IDリスナー長かったからなぁ。
声優のCDも最近では限られた人しかかってなくて、実のところ田村ゆかりでさえ買わなくなって久しいけど、やっぱり歌は良いもんですな。そういや、友人であるサイドアタッカーさんの日記見てたら、水樹奈々が横アリでライブやるとか。全然知らなかったけど、3月は全くもって時間が無いからなぁ。というか、この日は絶対にダメだ。声優のライブは真綾の武道館まで予定なしかな。
店舗特典以外はこれといってなにがあるわけでもないCDですが、こういうシンプルなのを買ったのも久しぶりなように思える。最近は、なにかにつけて特典を用意して値段を上げてきますから。
全12曲収録のアルバムは、懐かしい曲もあれば新しい曲もあり、よっぽどのファンじゃないとすべての曲を知っている、ということはないんじゃないでしょうか。ざっと曲目を書き出してみても、
1. You Are My Destiny
2. Catch you Catch me
3. 今はまだ遠いLovesong
4. デフォルトの笑顔
5. あなたのやり方でだきしめて
6. Neo-Generation
7. 2色だけのパレット
8. あなたといれば
9. tune my love
10. それがあなたのいいところ
11. プラチナ
12. Stand by Me
こんな感じの曲が収録されているわけだけど、Catch you Catch meとプラチナはCCさくらのOPカバー曲だから除外するとして、新規のファンは果たしてどこまで知っているのか。私はなにせ昔から好きだったし、世代ということもあって知ってますけど、こういうベストアルバムってのは古くからのファンには懐かしさを、新しいファンには新鮮さを与えてくれるから、とてもいいものだと思うのですよ。
新規にしたところでCCさくらの曲を知らないってことはないだろうし、ラジオのOPやEDで使われている楽曲もあるわけだから、購入のハードルは物凄く下がっている気がする。あの曲をフルで聴いてみたい、という感じで。
丹下桜がこうして復活して、にわかに人気が再燃している理由は、もちろんラブプラスの力というのもあるんだろうけど、決してそれだけが理由ではないと思うんだよね。ラブプラスは単にきっかけに過ぎないというか、根本的な部分での要因たり得ないのではないかと。
でも、だからといって小難しい理由は原因があるのかといえばそうでもなくて、言ってみれば単純な話、丹下桜は復活ないし復帰した声優であることが一番の理由なのはないかと。
御存知の通り丹下桜という声優は最近まで休業していて、自身の僅かなライブ活動を除けば業界から完全に遠ざかっていました。一時期はライブも宗教じみているなんて言われてて、丹下桜時代のことは完全にタブーとなっていたようですが、どういう心変わりか、それとも吹っ切れたのか、今はこうしてかつての名前で活動を再開させています。
ここで重要となってくるのは、丹下桜が人気絶頂期の時に休業した声優であり、その点が同世代の今も活動を続けている90年代アイドル声優たちとは違うのです。マリ姉にしろ飯塚雅弓にしろ、それこそ横山智佐にしたところで特に休業らしい休業を挟まず現役を続けてきましたが、結果はさてどうなっているか。マリ姉なんてあれだけ人気だったというか、圧倒的カリスマを持っていたのに、今では名前を聞くことが稀なのではないかと。
つまり、90年代アイドル声優の多くは、普通のアイドルがそうであるように現在に置いて人気も落ちて行ったわけで、これ自体はなんら不思議ではない、時代の流れです。しかし、丹下桜という声優は人気が落ちる前、言い換えれば絶大な人気のままに半引退状態になったこともあり、忘れられることはあっても人気が落ちたわけではないのです。微妙な言い回しになるけど、結構違うのです。
だから活動を再開させたとき、あっという間に人気が再燃したし、懐かしさもあれば爆発的な支持へと結びついたのだと思います。所謂、伝説よ再びって感じですね。
CDの感想というのを書いて無いけど、これに関しては書くまでもないというか、最高に決まってるじゃんとしか言いようがないw どの曲も素晴らしいの一言に尽きるけど、まあ、しいてあげればプラチナだけは……うん、これは仕方がない。オリジナルと比較することが間違っている。真綾は今でもプラチナを良く歌ってくれるよなぁ。個人的にはGiftのほうが好きなんだけど。IDリスナー長かったからなぁ。
声優のCDも最近では限られた人しかかってなくて、実のところ田村ゆかりでさえ買わなくなって久しいけど、やっぱり歌は良いもんですな。そういや、友人であるサイドアタッカーさんの日記見てたら、水樹奈々が横アリでライブやるとか。全然知らなかったけど、3月は全くもって時間が無いからなぁ。というか、この日は絶対にダメだ。声優のライブは真綾の武道館まで予定なしかな。
浅倉久志氏死去 翻訳家(京都新聞)
2010年2月16日 時事ニュース
第一報は昨日の夕方、私は本当に偶然知ったんだけど、突然の自体に言葉を失いました。昨日は朝にもディック・フランシスの訃報が届いたわけですけど、こういってはなんですが、それとは比較にならないほどの衝撃に襲われた感じです。偉大な、そう、偉大すぎる人がまた一人、逝ってしまわれた。
60年代から00年代にかけてまで、多くのSFを訳されてきた名翻訳者。70代になっても現役だったという事実は、素晴らしいものがあります。
近年も星雲賞を取るなどのご活躍ぶりだっただけにショックは大きいです。柴野拓美さんが先月でしたか、そう考えると去年から今年にかけて特に多いような気もしますが、00年代が終わったことで、一つの時代の節目を迎えているのかも知れませんね。
そして意外と近所にお住まいだったことにびっくりだよ、ほんと。
60年代から00年代にかけてまで、多くのSFを訳されてきた名翻訳者。70代になっても現役だったという事実は、素晴らしいものがあります。
近年も星雲賞を取るなどのご活躍ぶりだっただけにショックは大きいです。柴野拓美さんが先月でしたか、そう考えると去年から今年にかけて特に多いような気もしますが、00年代が終わったことで、一つの時代の節目を迎えているのかも知れませんね。
そして意外と近所にお住まいだったことにびっくりだよ、ほんと。
バレンタインということで、Sphereではバレンタイン記念イラストが掲載されていました。チョコを作っている瑛と穹ですが、誰が描いた絵なんでしょうね。SD風味ですが、ハッシーという感じがしない。ハルと穹の誕生日では特に動きもなかったから、しばらくはなにも無いと思っていたんですが、これは嬉しいサプライズですね。
私はバレンタインとか関係なく普通に出かけていて、男と一緒に飯を食っていました。なんともまあ、華のない話です。
滅多に外食をしない私ですが、今回は昨年末に出した同人誌の件で世話になった親友に飯をおごる約束をしていたので、それを果たすべく赴きました。お互い、年末年始は時間が取れなかったので2月までずれ込むことに。実は夏コミ以来会ってないんじゃないかと思ったけど、仕事が忙しいからね。
私は外食に対する考えがとても貧相なので、誰かと飯を食う際は必ず百貨店や駅ビルなどにあるレストラン街を使います。私自身、百貨店好きというのもありますが、店の種類も豊富だし、チェーン店であるにせよ質の低い店が出店していることは少ないと思うので。新宿だったんだけど、新宿には結構百貨店が多くて、駅周辺だけでも小田急、京王、高島屋と揃っています。まあ、なにを食うかは事前に決めていたから、問題はどこで食うかだったわけだけど、実は一度も足を踏み入れたことがなかった京王百貨店に行くことに。まあ、店内はどこにでもある百貨店の内装でしたが。
特に親友は好き嫌いがなかったので、私の趣味でトンカツ屋のさぼてんへ。小田急百貨店にもトンカツ屋の和幸があるんだけど、さぼてんには行ったことがなかったので。少しだけ店前で待たされたけど、割とすんなり入れたかな。壁際の4人掛けの席に通されて、結構くつろぐことが出来ました。テーブルの上にはタレとか塩とかドレッシングの瓶が置いてあるけど、こういうのはどこのトンカツ屋も同じだね。
注文自体は店のおすすめを頼んだわけだけど、本当はHPに載ってた定食が良かった。やはり定食というぐらいだから平日限定なんですかね? もしくは、私の行った店舗ではやっていなかったか。まあ、チェーン店とはいえ、いや、チェーン店だからこそ値段は高かった気がする。
御飯と味噌汁、そしてキャベツがお代わり自由なのは大抵のトンカツチェーンに共通することだけど、味噌汁が赤だしみそなのは良いですね。うちの近所にあるトンカツ屋は赤だしと白だし選べるんだけど、さぼてんは赤出し固定らしい。ちなみに味噌汁と違い飯粒は白米と麦飯から選べたんだけど、麦飯を勧める店員をスルーして白米に。だって、慣れないものを食らって不味かったら嫌じゃないですか。
一方、親友は麦飯を頼んだんだけど、食した後の感想がなんとも酷い。
「虫を食ってるみたいだった。カブトムシの幼虫とか食うとこんな感じかも」
飯食った後に気持ち悪いこというなよ……というか、お代わり自由なんだから白米に変えて貰えばよかったじゃないか、と苦笑しつつも、それなりに美味しかったので満足。揚げ物とチーズが合うのは知ってたけど、明太子も結構合うもんですね。そして、タレだの辛子だの置いてあったけど、私は塩を掛けて食べました。元来、ソース類が嫌いというのもあるけど、塩は肉の味を一番良く引き出してくれると思うのですよ。ソースとかだと味が濃いためか、肉ではなくソースを食っている気がして嫌なんですよね。まあ、これは普通に色の好みの問題ですけど。食卓塩ではない荒削りな塩が好きです。居えには現在ゆず塩があるけど、そろそろカレー塩が恋しくなってきた。
そういや頼んでもいないのに食後にシャーベットがついてきたのは面白かった。ゆずのシャーベットでしたか、私はアイスやジェラートの方が好きなんだけど、冷たくて美味しかったかも。
親友とは互いの近況を話したり、逆襲の救世主の下巻について話したり、もちろん来月に控えた水戸コミケや、4月のCOMIC1についても打ち合わせをしました。もっとも前者は単に遊びにいくだけだし、後者はまだ当落がハッキリしていないからなんとも言えないのだけど。
親友は茨木住まいだから水戸も近いのかと思ったけど、千葉との県境に住んでいるとかで車で2時間の距離にあるらしい。電車で行っても30分程度しか変わらないそうだが、そうなってくると家に泊まる? と言ってきた親友の言葉に、ありがたいとは思いつつも首を立てに振りづらい。だって、2時間だよ2時間w 地元から行くのと1時間しか変わらないよ。
やっぱり、前日入りするのが一番かなぁ。てか、今回は徹夜組とか出るんですかね? 親友に聞いたところによると地図上では平面に見える会場までの道のりも、実際は坂だらけでかなり歩く、とのことでした。大体、徹夜するにしても場所がないし、親友はコミケ市場に残る大失敗ないし汚点になるのではないか、と予想していました。それぐらい、立地は良くないらしい。いやはやなんともはや、どうなることやら。
私はバレンタインとか関係なく普通に出かけていて、男と一緒に飯を食っていました。なんともまあ、華のない話です。
滅多に外食をしない私ですが、今回は昨年末に出した同人誌の件で世話になった親友に飯をおごる約束をしていたので、それを果たすべく赴きました。お互い、年末年始は時間が取れなかったので2月までずれ込むことに。実は夏コミ以来会ってないんじゃないかと思ったけど、仕事が忙しいからね。
私は外食に対する考えがとても貧相なので、誰かと飯を食う際は必ず百貨店や駅ビルなどにあるレストラン街を使います。私自身、百貨店好きというのもありますが、店の種類も豊富だし、チェーン店であるにせよ質の低い店が出店していることは少ないと思うので。新宿だったんだけど、新宿には結構百貨店が多くて、駅周辺だけでも小田急、京王、高島屋と揃っています。まあ、なにを食うかは事前に決めていたから、問題はどこで食うかだったわけだけど、実は一度も足を踏み入れたことがなかった京王百貨店に行くことに。まあ、店内はどこにでもある百貨店の内装でしたが。
特に親友は好き嫌いがなかったので、私の趣味でトンカツ屋のさぼてんへ。小田急百貨店にもトンカツ屋の和幸があるんだけど、さぼてんには行ったことがなかったので。少しだけ店前で待たされたけど、割とすんなり入れたかな。壁際の4人掛けの席に通されて、結構くつろぐことが出来ました。テーブルの上にはタレとか塩とかドレッシングの瓶が置いてあるけど、こういうのはどこのトンカツ屋も同じだね。
注文自体は店のおすすめを頼んだわけだけど、本当はHPに載ってた定食が良かった。やはり定食というぐらいだから平日限定なんですかね? もしくは、私の行った店舗ではやっていなかったか。まあ、チェーン店とはいえ、いや、チェーン店だからこそ値段は高かった気がする。
御飯と味噌汁、そしてキャベツがお代わり自由なのは大抵のトンカツチェーンに共通することだけど、味噌汁が赤だしみそなのは良いですね。うちの近所にあるトンカツ屋は赤だしと白だし選べるんだけど、さぼてんは赤出し固定らしい。ちなみに味噌汁と違い飯粒は白米と麦飯から選べたんだけど、麦飯を勧める店員をスルーして白米に。だって、慣れないものを食らって不味かったら嫌じゃないですか。
一方、親友は麦飯を頼んだんだけど、食した後の感想がなんとも酷い。
「虫を食ってるみたいだった。カブトムシの幼虫とか食うとこんな感じかも」
飯食った後に気持ち悪いこというなよ……というか、お代わり自由なんだから白米に変えて貰えばよかったじゃないか、と苦笑しつつも、それなりに美味しかったので満足。揚げ物とチーズが合うのは知ってたけど、明太子も結構合うもんですね。そして、タレだの辛子だの置いてあったけど、私は塩を掛けて食べました。元来、ソース類が嫌いというのもあるけど、塩は肉の味を一番良く引き出してくれると思うのですよ。ソースとかだと味が濃いためか、肉ではなくソースを食っている気がして嫌なんですよね。まあ、これは普通に色の好みの問題ですけど。食卓塩ではない荒削りな塩が好きです。居えには現在ゆず塩があるけど、そろそろカレー塩が恋しくなってきた。
そういや頼んでもいないのに食後にシャーベットがついてきたのは面白かった。ゆずのシャーベットでしたか、私はアイスやジェラートの方が好きなんだけど、冷たくて美味しかったかも。
親友とは互いの近況を話したり、逆襲の救世主の下巻について話したり、もちろん来月に控えた水戸コミケや、4月のCOMIC1についても打ち合わせをしました。もっとも前者は単に遊びにいくだけだし、後者はまだ当落がハッキリしていないからなんとも言えないのだけど。
親友は茨木住まいだから水戸も近いのかと思ったけど、千葉との県境に住んでいるとかで車で2時間の距離にあるらしい。電車で行っても30分程度しか変わらないそうだが、そうなってくると家に泊まる? と言ってきた親友の言葉に、ありがたいとは思いつつも首を立てに振りづらい。だって、2時間だよ2時間w 地元から行くのと1時間しか変わらないよ。
やっぱり、前日入りするのが一番かなぁ。てか、今回は徹夜組とか出るんですかね? 親友に聞いたところによると地図上では平面に見える会場までの道のりも、実際は坂だらけでかなり歩く、とのことでした。大体、徹夜するにしても場所がないし、親友はコミケ市場に残る大失敗ないし汚点になるのではないか、と予想していました。それぐらい、立地は良くないらしい。いやはやなんともはや、どうなることやら。
足りないより、欠けたもの
2010年2月13日 アニメ・マンガ今日は霙降るなか神楽坂まで芝居を見に行きました。芝居というか演劇ですか、とある声優のブログを気まぐれで覗いたら舞台に出るとか書いてありまして、その声優それ自体は特にファンというわけではなかったんですが、演目のタイトルに惹かれてチケットの予約をとってしまいました。だって、サイエンスフィクションとか言われたら行くしかないじゃん。
まあ、名塚佳織という見知った声優が出ていることを考えても、霙が降る中で神楽坂まで行くのはいささか以上に億劫だった。元々神楽坂という街があまり好きではないというのもあるんですが、天候が悪くてしかも寒い。ジャンルがSFでなければまず蹴っていたと思う。
会場、いや、会場というほどのものでもない芝居小屋は45名ほどが収容出来る、如何にも小劇団が劇をやるような小汚い小屋で、こういうところで芝居を見るのは結構久しぶりだったりする。なんの偶然か、私は最前列のど真ん中で見ることになったんだけど、おざなりである舞台との距離が1メートルもないもんだから、それこそ鼻先で役者が演技をしてるんですよ。この距離感は良かったというか、なかなかの迫力があった。
内容に関しては休憩なしの2時間芝居ということでしたが、まあ、面白くはなかった。チケット代は前売り、当日共に3500円だったけど、内容的には2500円でもお釣りが来ると思う。脚本の構成が甘いのと、オチや展開の弱さ、結局なにがしたいのかが伝わってこないのは致命的で、渦巻く人間ドラマを2時間という尺で描ききれてないですね。劇中、登場人物の一人がSFというものに対して偉そうではないにしろ講釈たれるシーンがありましたけど、私はその考えには否定的。そういう側面があってもおかしくはないが、そういうものが良いSFであると断定されるのは正直嫌だ。大体、その定義を当てはめるならこの舞台は全然良いSFになってないじゃないか。
伏線の張り方が弱く、前情報として観客に答えを導き出すパズルピースを与えていないのもどうかと思った。ありがちな話し、ありがちな展開としてオチを予想することはできたけど、それはほぼイコールでつまらなかったと言っているようなものだし、とにかく本が駄目だった。
けどまあ、こういう芝居はつまらないことを前提に観るものでもあるから、あまり面白くなかったのはある意味で予想の範囲内だった。名塚佳織が長広舌で噛みまくってたのが印象に残ったけど、まあ、激昂しているシーンだからどうとでもごまかせる。人間、感情が高ぶると上手く舌が回らないものですからね。
久しぶりの芝居観賞だったけど、感想としては特に面白くもなかったがこんなもんだろうな、という感じだった。酷い出来だったと思わないだけマシな部類なんだろうし、小劇場でやるような芝居にそこまでのものを私は求めない。一応、3月にも一つ芝居の予定を入れてはいるんだけど、これは完全に趣味というか、キャスト目当てで行くから内容はどうでもいい。まあ、コメディという話だから肩の力を抜いて観られるのかな。私が好きな声優の中では、こう言っちゃなんだがおみまゆ以上にマイナーだから、姿を拝見出来る機会は貴重なのです。ただ、劇場が遠いのが難点だけど。京王線か……
今日の舞台は終演後も霙が降っていたのでさっさと帰宅しました。こう寒いと寄り道をする気にもなれないというか、秋葉には月曜行けば良いし、横浜も明日よれば良いのだから、なにもこんな寒い日に動かなくてもいいじゃないかと。それでなくとも、芝居の前に色々ありましたから。色々ね。
なんかこうさ、違ったことがしたかったのかも知れない。いつもと違うことをして、いつもと違うものを見て、それによって自分を変えたかったのだろうか。なにかが捻れた自分を解きほぐすには、他にどんな方法があるのだろうか。
悲恋堂は私にこういったことがある。
「足りないものは補えるけど、はじめから欠けているものはどうにもならない」
その通りだと思った。だからこそ、今の私はこんなにも悩んでいるのかも知れない。自分の力は不足しているのではなく、最初からありもしないのではないかとか、そんなことばかり考えている。限界も限度でもなく、ただの見せかけ。ありもしないものをあるようにみせ、騙し騙しやってきただけなのだろうか。そこまで自分を卑下する必要はないはずだが、自分に対する自信が持てなくなりつつあるのも事実だ。
今日の芝居にしてもそうで、文句や不満を感想と称していうことは実に簡単だが、私にあれ以上の脚本が書けるのかといえば、書けないのかも知れない。なにが嫌かって、あの程度の内容にまあ無難であろうと妥協している自分がいることだ。まったく、近頃の私はどうかしている。
まあ、名塚佳織という見知った声優が出ていることを考えても、霙が降る中で神楽坂まで行くのはいささか以上に億劫だった。元々神楽坂という街があまり好きではないというのもあるんですが、天候が悪くてしかも寒い。ジャンルがSFでなければまず蹴っていたと思う。
会場、いや、会場というほどのものでもない芝居小屋は45名ほどが収容出来る、如何にも小劇団が劇をやるような小汚い小屋で、こういうところで芝居を見るのは結構久しぶりだったりする。なんの偶然か、私は最前列のど真ん中で見ることになったんだけど、おざなりである舞台との距離が1メートルもないもんだから、それこそ鼻先で役者が演技をしてるんですよ。この距離感は良かったというか、なかなかの迫力があった。
内容に関しては休憩なしの2時間芝居ということでしたが、まあ、面白くはなかった。チケット代は前売り、当日共に3500円だったけど、内容的には2500円でもお釣りが来ると思う。脚本の構成が甘いのと、オチや展開の弱さ、結局なにがしたいのかが伝わってこないのは致命的で、渦巻く人間ドラマを2時間という尺で描ききれてないですね。劇中、登場人物の一人がSFというものに対して偉そうではないにしろ講釈たれるシーンがありましたけど、私はその考えには否定的。そういう側面があってもおかしくはないが、そういうものが良いSFであると断定されるのは正直嫌だ。大体、その定義を当てはめるならこの舞台は全然良いSFになってないじゃないか。
伏線の張り方が弱く、前情報として観客に答えを導き出すパズルピースを与えていないのもどうかと思った。ありがちな話し、ありがちな展開としてオチを予想することはできたけど、それはほぼイコールでつまらなかったと言っているようなものだし、とにかく本が駄目だった。
けどまあ、こういう芝居はつまらないことを前提に観るものでもあるから、あまり面白くなかったのはある意味で予想の範囲内だった。名塚佳織が長広舌で噛みまくってたのが印象に残ったけど、まあ、激昂しているシーンだからどうとでもごまかせる。人間、感情が高ぶると上手く舌が回らないものですからね。
久しぶりの芝居観賞だったけど、感想としては特に面白くもなかったがこんなもんだろうな、という感じだった。酷い出来だったと思わないだけマシな部類なんだろうし、小劇場でやるような芝居にそこまでのものを私は求めない。一応、3月にも一つ芝居の予定を入れてはいるんだけど、これは完全に趣味というか、キャスト目当てで行くから内容はどうでもいい。まあ、コメディという話だから肩の力を抜いて観られるのかな。私が好きな声優の中では、こう言っちゃなんだがおみまゆ以上にマイナーだから、姿を拝見出来る機会は貴重なのです。ただ、劇場が遠いのが難点だけど。京王線か……
今日の舞台は終演後も霙が降っていたのでさっさと帰宅しました。こう寒いと寄り道をする気にもなれないというか、秋葉には月曜行けば良いし、横浜も明日よれば良いのだから、なにもこんな寒い日に動かなくてもいいじゃないかと。それでなくとも、芝居の前に色々ありましたから。色々ね。
なんかこうさ、違ったことがしたかったのかも知れない。いつもと違うことをして、いつもと違うものを見て、それによって自分を変えたかったのだろうか。なにかが捻れた自分を解きほぐすには、他にどんな方法があるのだろうか。
悲恋堂は私にこういったことがある。
「足りないものは補えるけど、はじめから欠けているものはどうにもならない」
その通りだと思った。だからこそ、今の私はこんなにも悩んでいるのかも知れない。自分の力は不足しているのではなく、最初からありもしないのではないかとか、そんなことばかり考えている。限界も限度でもなく、ただの見せかけ。ありもしないものをあるようにみせ、騙し騙しやってきただけなのだろうか。そこまで自分を卑下する必要はないはずだが、自分に対する自信が持てなくなりつつあるのも事実だ。
今日の芝居にしてもそうで、文句や不満を感想と称していうことは実に簡単だが、私にあれ以上の脚本が書けるのかといえば、書けないのかも知れない。なにが嫌かって、あの程度の内容にまあ無難であろうと妥協している自分がいることだ。まったく、近頃の私はどうかしている。
財宝を我が手に、欲望は心に
2010年2月12日 ヨスガノソラSphereによると、2月末に発売されるヨスガノソラとハルカナソラのビジュアルファンブックに店舗特典が追加されたそうです。延期に対するお詫びということで、対象店舗ごとに描き下ろしペーパーが付くらしい。
以下がその店舗ですが、意外に種類があってびっくり。
公式からの引用ですが、4種類もあるとは思わなかった。精々、多くても3種類だろうと思ってたけど、意外に頑張ってくれたというかなんというか。特に鈴平ひろはヨスガ関係の絵はかなり久しぶりなんじゃないでしょうか? ハッシーと違って冬のグッズに新作はないし、それこそれハルカナソラ以来な気がする。
しかし、穹ペーパー付くのがわかっていれば公式でもう2冊ぐらい追加しても良かったかも知れませんね。公式はこれでクリアファイル&描き下ろしペーパーという形になったわけだけど、1冊だけしか注文していないというのはちょっと惜しいことをしたなと思います。とりあえずソフマップの瑛ペーパーやとらのあなの初佳ペーパーもゲットしておこうかと思うので、時間を見つけて秋葉にでも行ってきます。横浜に両方共店舗あるけど、公いった書籍類の取り扱いがメロンやゲマ屋に劣るもので。予約もしてないことが多いしね。まあ、げっちゅ屋で既に1冊予約していることを考えれば、26日に秋葉巡って回収するのが一番効率いい気がするし。計4冊、少し多いですけどヨスガノソラ関係のものには金の糸目を付けないことにしているので。それに4冊あれば多少乱暴に扱っても大丈夫でしょう。もちろん、全冊大切に扱いますけど。
描き下ろしペーパーってことは色のないモノクロなんでしょうが、これ自体はVFBに収録されてるんですかね? かたひとマン曰く限界ギリギリまで収録した結果、当初のページ数を大幅にオーバーしたため延期になった、とのことですけど、ペーパーは言い方は悪いですが即興で描いた特典という感じがしないでもないし、もちろん絵の質は良いのでしょうけどVFBに収録が間に合ったかどうか。カラーのポストカードならともかく、ペーパーなんてのはペラ一枚ですから元原稿が描き上がりさえすればかなりギリギリでも印刷可能だから……うーん、どうなることやら。
夏ノ雨のVFBは結局公式通販で注文しなかったけど、買うとしたら公式の特典の方が魅力有るんだよなぁ。私は夏ノ雨という作品に対しては様々な感情から良い想いを抱けずにいるんだけど、ヒロインのキャラという意味ではやはり瀬川理香子が一番良いと思うので。他のヒロインのペーパーをあまり欲しいとは思えない。
とはいえ、公式通販のキャンセル分がどのように放出されるかは分からないし、例えドリパとかで出たとしても買える自信があまりない。まあ、アーリーチケットを使ったぐらいではどうにもならないだろう。それでなんとなるなら、いくらでも手に入れるが。
夏ノ雨のVFBはとりあえず良いとして、ヨスガノソラは最低でも後2冊。今にして思えばげっちゅ屋で予約したのは早まったかも知れませんね。メロンブックスでクリア下敷きとペーパーが付くなら、そっちで予約した方が良かったかも。まあ、今更の話ですけど。ソフマップは普通に予約出来るとして、問題はとらのあなかな……あそこ、書籍の予約なんてやっていただろうか。どうにも覚えがない。
思わぬ特典が発表されたことでテンション上っていますが、それでなくても先月からこっち不可抗力の出費がかさんでいる気がする。いや、気がするんじゃなくて実際にどんどん金が減っている。さすがの私も医者に払う金はケチれないからね。まったく、病に倒れるとろくなことがないな。今月は忙しいというのに、忙しい割には金が儲からないという。やってられないというのは簡単だけど、泣き言を言って放り出すのもなんだかね。2010年の前半にこういう目にあって、まあ、その程度で済むならいいじゃないかと。今はそう思っています。
しかし、私がこんな状態になっているのは、やはり年明けに引いたおみくじがあまりよろしくなかったからなのだろうか。思い当たるふしがあるというか、それっぽいこと書かれていたし。神の力は偉大だね。
以下がその店舗ですが、意外に種類があってびっくり。
■≪オフィシャル通販≫
ヨスガ&ハルカVFB・・・春日野 穹
夏ノ雨VFB・・・瀬川 理香子
■≪Sofmap様≫
ヨスガ&ハルカVFB・・・天目女 瑛
夏ノ雨VFB・・・篠岡 美沙
■≪とらのあな様≫
ヨスガ&ハルカVFB・・・乃木坂 初佳
夏ノ雨VFB・・・宮沢 翠
■≪その他ショップ様≫
ヨスガ&ハルカVFB・・・渚 一葉
夏ノ雨VFB・・・伊東 ひなこ
公式からの引用ですが、4種類もあるとは思わなかった。精々、多くても3種類だろうと思ってたけど、意外に頑張ってくれたというかなんというか。特に鈴平ひろはヨスガ関係の絵はかなり久しぶりなんじゃないでしょうか? ハッシーと違って冬のグッズに新作はないし、それこそれハルカナソラ以来な気がする。
しかし、穹ペーパー付くのがわかっていれば公式でもう2冊ぐらい追加しても良かったかも知れませんね。公式はこれでクリアファイル&描き下ろしペーパーという形になったわけだけど、1冊だけしか注文していないというのはちょっと惜しいことをしたなと思います。とりあえずソフマップの瑛ペーパーやとらのあなの初佳ペーパーもゲットしておこうかと思うので、時間を見つけて秋葉にでも行ってきます。横浜に両方共店舗あるけど、公いった書籍類の取り扱いがメロンやゲマ屋に劣るもので。予約もしてないことが多いしね。まあ、げっちゅ屋で既に1冊予約していることを考えれば、26日に秋葉巡って回収するのが一番効率いい気がするし。計4冊、少し多いですけどヨスガノソラ関係のものには金の糸目を付けないことにしているので。それに4冊あれば多少乱暴に扱っても大丈夫でしょう。もちろん、全冊大切に扱いますけど。
描き下ろしペーパーってことは色のないモノクロなんでしょうが、これ自体はVFBに収録されてるんですかね? かたひとマン曰く限界ギリギリまで収録した結果、当初のページ数を大幅にオーバーしたため延期になった、とのことですけど、ペーパーは言い方は悪いですが即興で描いた特典という感じがしないでもないし、もちろん絵の質は良いのでしょうけどVFBに収録が間に合ったかどうか。カラーのポストカードならともかく、ペーパーなんてのはペラ一枚ですから元原稿が描き上がりさえすればかなりギリギリでも印刷可能だから……うーん、どうなることやら。
夏ノ雨のVFBは結局公式通販で注文しなかったけど、買うとしたら公式の特典の方が魅力有るんだよなぁ。私は夏ノ雨という作品に対しては様々な感情から良い想いを抱けずにいるんだけど、ヒロインのキャラという意味ではやはり瀬川理香子が一番良いと思うので。他のヒロインのペーパーをあまり欲しいとは思えない。
とはいえ、公式通販のキャンセル分がどのように放出されるかは分からないし、例えドリパとかで出たとしても買える自信があまりない。まあ、アーリーチケットを使ったぐらいではどうにもならないだろう。それでなんとなるなら、いくらでも手に入れるが。
夏ノ雨のVFBはとりあえず良いとして、ヨスガノソラは最低でも後2冊。今にして思えばげっちゅ屋で予約したのは早まったかも知れませんね。メロンブックスでクリア下敷きとペーパーが付くなら、そっちで予約した方が良かったかも。まあ、今更の話ですけど。ソフマップは普通に予約出来るとして、問題はとらのあなかな……あそこ、書籍の予約なんてやっていただろうか。どうにも覚えがない。
思わぬ特典が発表されたことでテンション上っていますが、それでなくても先月からこっち不可抗力の出費がかさんでいる気がする。いや、気がするんじゃなくて実際にどんどん金が減っている。さすがの私も医者に払う金はケチれないからね。まったく、病に倒れるとろくなことがないな。今月は忙しいというのに、忙しい割には金が儲からないという。やってられないというのは簡単だけど、泣き言を言って放り出すのもなんだかね。2010年の前半にこういう目にあって、まあ、その程度で済むならいいじゃないかと。今はそう思っています。
しかし、私がこんな状態になっているのは、やはり年明けに引いたおみくじがあまりよろしくなかったからなのだろうか。思い当たるふしがあるというか、それっぽいこと書かれていたし。神の力は偉大だね。
その手を握りたかったから
2010年2月11日 アニメ・マンガ
私の人生は後悔のしっぱなしであるが、ルウ・ルーの抱き枕を持っていないというのは後悔だけでは済まされない部類のものではないだろうか。確かに6年前、2004年当時の私は寝具系のグッズには見向きもしていなかったが、これだけは真剣に悩んだ記憶がある。悩んだ末に購入を見送って、今現在激しく後悔しているわけだけど、あきらめが悪いので悲恋堂に言いつけて探させています。まあ、よっぽどのことがないと見つからないと思うけど、成果に期待しましょう。
そんなわけでロボット成分が欲しくてゴーダンナー観てます。コブラはどうしたコブラはと言われそうだけど、コブラはとりあえずクリスタル・ボーイと戦うところまで見たので満足。さらに燃え上がるべくロボットアニメを選択して、最近の作品では一番好きなゴーダンナーをチョイス。グラヴィオンはあんまり印象に残らない作品だったけど、ゴーダンナーは強烈だった。
まあ、剣とルウのコンビが好きという時点で私の趣味も見えすているけど、好きなものは好きだからしょうがない。こういうダークヒーローと少女ないし幼女のカップルに弱いんだよ私。ゴーダンナーを見たといっても、10話と11話、21話と22話しか観て無い時点で私も相当ですね。いっそのこと剣とルウだけの話とか作ってくれないかな。ゲーム版の哀の物語も嫌いではないんだけど、ハッピーエンドではなかったから……いや、剣だって幸せになる資格はあると思うのですよ。目的は果たしたから燃え尽きるだけなんて、あまりにも儚すぎる。復讐者としての末路なんて物悲しすぎるよ。
しかし、21話から22話の流れは良いなぁ。10話と11話も好きなんだけど、例えブレイドガイナーが負ける話であっても22話が好きだ。私の中のゴーダンナーはここで終わったと言い切っても良いぐらいだ。
とまあ、10話と11話に関しては流れ的には好きなんだけど、剣とルウ以外の周囲の作りが甘いというか、ダンナーがガイナーに敗れ去った展開が衝撃的でありながら唐突すぎる印象を与えるらしい。らしいというのは最近まで私がそれに気づかず、ただ単に違和感があるとしか思っていなかったからなんだけど、知り合いに指摘されてやっとわかった。確かにガイナーと戦う寸前まで擬態獣相手に圧倒的な強さを見せつけていたダンナーというかゴウが、剣の襲来で突然理性を失い敗北するっていう展開は唐突すぎるのかも知れない。そう、実力で負けた感じがしないんだよ。
だからこそ22話での激突には燃えるものがあるというか、あのときもし剣がインサニアウイルスを発症しておらず、理性を保ったままにフルパワーを発揮できていれば……なんてifを想像してしまいそうです。全体的に剣とルウの関係性と進展が丁寧に書かれているというか、21話で剣がルウに亡き妻ローザの姿を見て、22話でセレブレイダーを託す。ルウはルウで剣が亡き妻の仇を探し求めていることを知っているし、自分と彼の間に隔たるものがあることは理解しているんだけど、それでも彼の側にいることを求めてしまう。
これは私の解釈になるけど、22話でセレブレイダーを託されたとき、ルウは僅かにコスモダイバーを見返しただけで、ほぼ躊躇いなく乗ることに即答しているんですよね。その際、ルウは心のなかでダイバーと亡き父に詫びるんですけど、この瞬間にルウは剣を選んだ事がわかるのではないかと。
セレブレイダーは一瞬だけ起動してすぐに電源が落ちるんだけど、そもそも長い間擬態獣の中に捕らわれていた機体がすぐに動けることがおかしいわけで、そう考えるとルウが沈む必要はないと思う。
「やっぱり、私じゃだめなのかな? 私じゃ勝てない? 私じゃ、認めてはくれないの?」
起動しないセレブレイダーにこんなことをルウはいうわけだけど、これもまた結構意味深なセリフだよね。なにせ、この次に来る静流のセリフが、
「彼女、幸せね……」
剣の亡き妻、ローザのことを言ったものだと思ったゴウは同意しますが、静流はそれを否定します。
「ううん……ルウのことよ」
この作品における静流の立ち位置や境遇を思うと、物凄い重い言葉だね。直後にセレブレイダーは起動するわけだけど、ルウが剣を選び、剣がルウを受け入れ、それをセレブレイダーが認めたというのは本当に熱い展開だと思う。ここから剣の仇である擬態獣を倒す流れは作中で一番好きなシーンだし。
ゴーダンナーってのはロボットアニメであると同時に萌えアニメで、様々な愛のかたちを教えてくれるものだと思うんですよ。剣とルウの間にあったのは愛というよりは哀だけど、それもまた一つの関係性だったのではないかと。剣は後悔しなかったし、ルウもまた後悔はしなかった。そう考えると、PS2のゲームは別にハッピーエンドでも良かったのではないだろうか。悲恋に終わることが多いよね、この手のカップルはさ。
そんなわけでロボット成分が欲しくてゴーダンナー観てます。コブラはどうしたコブラはと言われそうだけど、コブラはとりあえずクリスタル・ボーイと戦うところまで見たので満足。さらに燃え上がるべくロボットアニメを選択して、最近の作品では一番好きなゴーダンナーをチョイス。グラヴィオンはあんまり印象に残らない作品だったけど、ゴーダンナーは強烈だった。
まあ、剣とルウのコンビが好きという時点で私の趣味も見えすているけど、好きなものは好きだからしょうがない。こういうダークヒーローと少女ないし幼女のカップルに弱いんだよ私。ゴーダンナーを見たといっても、10話と11話、21話と22話しか観て無い時点で私も相当ですね。いっそのこと剣とルウだけの話とか作ってくれないかな。ゲーム版の哀の物語も嫌いではないんだけど、ハッピーエンドではなかったから……いや、剣だって幸せになる資格はあると思うのですよ。目的は果たしたから燃え尽きるだけなんて、あまりにも儚すぎる。復讐者としての末路なんて物悲しすぎるよ。
しかし、21話から22話の流れは良いなぁ。10話と11話も好きなんだけど、例えブレイドガイナーが負ける話であっても22話が好きだ。私の中のゴーダンナーはここで終わったと言い切っても良いぐらいだ。
とまあ、10話と11話に関しては流れ的には好きなんだけど、剣とルウ以外の周囲の作りが甘いというか、ダンナーがガイナーに敗れ去った展開が衝撃的でありながら唐突すぎる印象を与えるらしい。らしいというのは最近まで私がそれに気づかず、ただ単に違和感があるとしか思っていなかったからなんだけど、知り合いに指摘されてやっとわかった。確かにガイナーと戦う寸前まで擬態獣相手に圧倒的な強さを見せつけていたダンナーというかゴウが、剣の襲来で突然理性を失い敗北するっていう展開は唐突すぎるのかも知れない。そう、実力で負けた感じがしないんだよ。
だからこそ22話での激突には燃えるものがあるというか、あのときもし剣がインサニアウイルスを発症しておらず、理性を保ったままにフルパワーを発揮できていれば……なんてifを想像してしまいそうです。全体的に剣とルウの関係性と進展が丁寧に書かれているというか、21話で剣がルウに亡き妻ローザの姿を見て、22話でセレブレイダーを託す。ルウはルウで剣が亡き妻の仇を探し求めていることを知っているし、自分と彼の間に隔たるものがあることは理解しているんだけど、それでも彼の側にいることを求めてしまう。
これは私の解釈になるけど、22話でセレブレイダーを託されたとき、ルウは僅かにコスモダイバーを見返しただけで、ほぼ躊躇いなく乗ることに即答しているんですよね。その際、ルウは心のなかでダイバーと亡き父に詫びるんですけど、この瞬間にルウは剣を選んだ事がわかるのではないかと。
セレブレイダーは一瞬だけ起動してすぐに電源が落ちるんだけど、そもそも長い間擬態獣の中に捕らわれていた機体がすぐに動けることがおかしいわけで、そう考えるとルウが沈む必要はないと思う。
「やっぱり、私じゃだめなのかな? 私じゃ勝てない? 私じゃ、認めてはくれないの?」
起動しないセレブレイダーにこんなことをルウはいうわけだけど、これもまた結構意味深なセリフだよね。なにせ、この次に来る静流のセリフが、
「彼女、幸せね……」
剣の亡き妻、ローザのことを言ったものだと思ったゴウは同意しますが、静流はそれを否定します。
「ううん……ルウのことよ」
この作品における静流の立ち位置や境遇を思うと、物凄い重い言葉だね。直後にセレブレイダーは起動するわけだけど、ルウが剣を選び、剣がルウを受け入れ、それをセレブレイダーが認めたというのは本当に熱い展開だと思う。ここから剣の仇である擬態獣を倒す流れは作中で一番好きなシーンだし。
ゴーダンナーってのはロボットアニメであると同時に萌えアニメで、様々な愛のかたちを教えてくれるものだと思うんですよ。剣とルウの間にあったのは愛というよりは哀だけど、それもまた一つの関係性だったのではないかと。剣は後悔しなかったし、ルウもまた後悔はしなかった。そう考えると、PS2のゲームは別にハッピーエンドでも良かったのではないだろうか。悲恋に終わることが多いよね、この手のカップルはさ。
あまりにも文章が書けないので、開き直ってアニメ観てます。コブラ楽しいよ、コブラ。新シリーズはBSだから観られないので、地上波に降りてくるまで旧TV版を視聴中。いや、本当にカッコいいねコブラは。男とはなんぞや、ってのがこの作品にはすべて詰まっているんじゃないかと、そんなことを錯覚させるほどの魅力がある。如何にも当時の東京ムービーらしい作風に、そこはかとなく見られる出崎臭さともいうべき演出の数々。作風的に言えば同じ制作会社のルパン三世にも通じるものがあるけど、私はコブラの方が好きかも知れない。
視聴自体が凄い久しぶりなので1話から見てるんですが、もうOPの段階からしびれるよね。まさに男という名の物語が始まるぜっていう感じがして、胸が踊ってしまう。そんでもって始まった1話がまた懐かしいのなんのって。如何にもそれっぽい感じのSF的ガジェットが散見しながら、この団子っ鼻の男がなにをどうしてコブラなんだと思わせるようなコミカル展開。うだつの上がらないサラリーマンのジョンソンは、侘しいボーナスを片手に流行りのトリップムービー、ドラえもんで言うところの気ままに夢見る機セットみたいな奴なんだけど、自分が主人公となる夢をみようとTM社に出かけるわけです。召使いロボットのベン曰く、お値段も手頃ということで。
気ままに夢見る機がそうであるようにトリップムービーもあらゆる夢を構成することが可能なようで、大脳を直接刺激することで潜在意識を引き出し、思うがままの夢を観させることができるとかなんとか。夢を自在に操ることができるってのは、人間誰しも一度は思うことだよね。
ジョンソンは特に希望もなく来たものだから、謙虚でささやかに、「ハーレムの王にして宇宙艦隊の司令官で、宇宙怪獣をばったばったとなぎ倒す着痩せしたヒーロー」を希望するんだけど、さすがにそこまで都合の良いトリップいカードはなく、なるべく希望に沿ったものを選ぶという形で眠りに入る。
夢の中のジョンソンは、ハーレムの王どころか宇宙艦隊の司令官である正義の味方ではなく、超二枚目の海賊コブラになっており、スリリング溢れるハードボイルドな世界に身を投じていた。あたかも現実のことのように思い出される夢の数々は、左腕にサイコガンを持つ男、不死身の男コブラの圧倒感をまざまざと見せつけ、あまりのかっこよさにジョンソンは大満足。そのことを係の人間にいうも、TM社の人間はそんな夢は見せた覚えがないと困惑するばかり。とはいえ、満足したことには違いないからジョンソンは上機嫌で帰宅の途につき、その最中に会員制のカジノへと立ち寄った。
運がいいのかツキが来たのか、ルーレットで勝ちまくったジョンソンは、勝った人間への慣例としてカジノの支配人に引き合わされるも、そこにいたのはジョンソンがさきほど夢で観た、海賊コブラにやられた海賊ギルドの幹部だった。驚くジョンソンだが、単なる偶然、そっくりさんだろうということで笑い飛ばすも、その男こそまさしく海賊ギルドの幹部バイケンだった。帰るはずのジョンソンはカジノの黒服に地下へ連れられ、勝ちすぎたという理由で暴行を受ける。ルーレットで勝っただけで消されてたまるかと反撃を試みるも、2対1では勝負にならない。追い詰められ、射殺される寸前となったとき、ジョンソンの左腕が光り輝いた。
彼の左腕に仕込まれたサイコガンが、火を吹いたのだ。
いやー、見入ってしまうね、1話の完成度というか分かりやすさは、さすがこの時代のアニメだと思う。この後ジョンソンは家に飛んで帰って、自分が本当は何者であるかを知るんだけど、結構愛嬌のある召使いロボットベンが壊れたとき、彼の働きぶりを不満に思いスクラップ工場に売り飛ばしてやるとか悪態ついていたジョンソンことコブラが本当に心配していて、あのシーンはグッと来るね。まあ、すぐにベンはアーマロイドレディとして復活するわけだけど。レディはホントいいよね、アーマロイドでありながら作中に登場するどの生身の女よりも良い女してるもん。榊原良子さんの演技が凄い可愛いというか、レディ最高だ。
OVA版も少しは観たけど、今やってる新作はコブラの声が違うんだっけ。まあ、野沢那智さんも高齢だし、TVシリーズで起用するにはギャラ高いもんねぇ。坂本真綾がヒロインだというから観てみたいんだけど、BS観られないからなぁ。地上波におりてくるのをじっくり待つとするか。グイン・サーガだってやってたんだし、コブラだってそのうち来るでしょ。
若干、元気が回復してきたけどまだ全然足りてない。自分の中にある違和感が一体なんなのか、段々とわかってきたので近いうちに答え合わせが出来るかも知れない。とりあえず今はコブラが楽しいので明日の祝日を利用してタップリ見ようと思います。
視聴自体が凄い久しぶりなので1話から見てるんですが、もうOPの段階からしびれるよね。まさに男という名の物語が始まるぜっていう感じがして、胸が踊ってしまう。そんでもって始まった1話がまた懐かしいのなんのって。如何にもそれっぽい感じのSF的ガジェットが散見しながら、この団子っ鼻の男がなにをどうしてコブラなんだと思わせるようなコミカル展開。うだつの上がらないサラリーマンのジョンソンは、侘しいボーナスを片手に流行りのトリップムービー、ドラえもんで言うところの気ままに夢見る機セットみたいな奴なんだけど、自分が主人公となる夢をみようとTM社に出かけるわけです。召使いロボットのベン曰く、お値段も手頃ということで。
気ままに夢見る機がそうであるようにトリップムービーもあらゆる夢を構成することが可能なようで、大脳を直接刺激することで潜在意識を引き出し、思うがままの夢を観させることができるとかなんとか。夢を自在に操ることができるってのは、人間誰しも一度は思うことだよね。
ジョンソンは特に希望もなく来たものだから、謙虚でささやかに、「ハーレムの王にして宇宙艦隊の司令官で、宇宙怪獣をばったばったとなぎ倒す着痩せしたヒーロー」を希望するんだけど、さすがにそこまで都合の良いトリップいカードはなく、なるべく希望に沿ったものを選ぶという形で眠りに入る。
夢の中のジョンソンは、ハーレムの王どころか宇宙艦隊の司令官である正義の味方ではなく、超二枚目の海賊コブラになっており、スリリング溢れるハードボイルドな世界に身を投じていた。あたかも現実のことのように思い出される夢の数々は、左腕にサイコガンを持つ男、不死身の男コブラの圧倒感をまざまざと見せつけ、あまりのかっこよさにジョンソンは大満足。そのことを係の人間にいうも、TM社の人間はそんな夢は見せた覚えがないと困惑するばかり。とはいえ、満足したことには違いないからジョンソンは上機嫌で帰宅の途につき、その最中に会員制のカジノへと立ち寄った。
運がいいのかツキが来たのか、ルーレットで勝ちまくったジョンソンは、勝った人間への慣例としてカジノの支配人に引き合わされるも、そこにいたのはジョンソンがさきほど夢で観た、海賊コブラにやられた海賊ギルドの幹部だった。驚くジョンソンだが、単なる偶然、そっくりさんだろうということで笑い飛ばすも、その男こそまさしく海賊ギルドの幹部バイケンだった。帰るはずのジョンソンはカジノの黒服に地下へ連れられ、勝ちすぎたという理由で暴行を受ける。ルーレットで勝っただけで消されてたまるかと反撃を試みるも、2対1では勝負にならない。追い詰められ、射殺される寸前となったとき、ジョンソンの左腕が光り輝いた。
彼の左腕に仕込まれたサイコガンが、火を吹いたのだ。
いやー、見入ってしまうね、1話の完成度というか分かりやすさは、さすがこの時代のアニメだと思う。この後ジョンソンは家に飛んで帰って、自分が本当は何者であるかを知るんだけど、結構愛嬌のある召使いロボットベンが壊れたとき、彼の働きぶりを不満に思いスクラップ工場に売り飛ばしてやるとか悪態ついていたジョンソンことコブラが本当に心配していて、あのシーンはグッと来るね。まあ、すぐにベンはアーマロイドレディとして復活するわけだけど。レディはホントいいよね、アーマロイドでありながら作中に登場するどの生身の女よりも良い女してるもん。榊原良子さんの演技が凄い可愛いというか、レディ最高だ。
OVA版も少しは観たけど、今やってる新作はコブラの声が違うんだっけ。まあ、野沢那智さんも高齢だし、TVシリーズで起用するにはギャラ高いもんねぇ。坂本真綾がヒロインだというから観てみたいんだけど、BS観られないからなぁ。地上波におりてくるのをじっくり待つとするか。グイン・サーガだってやってたんだし、コブラだってそのうち来るでしょ。
若干、元気が回復してきたけどまだ全然足りてない。自分の中にある違和感が一体なんなのか、段々とわかってきたので近いうちに答え合わせが出来るかも知れない。とりあえず今はコブラが楽しいので明日の祝日を利用してタップリ見ようと思います。
先ゆく未来に取り残される過去
2010年2月9日 アニメ・マンガコミケの申込締切だったわけだけど、先週のうちに済ませて置いたので特に問題はありませんでした。すっかりオンライン申込が主流になりつつあるようだけど、私も楽なのでオンラインを利用しています。オンラインの場合は16日まで修正作業等ができるけど、さて、なにか間違っているところはあるのだろうか。夏のジャンルは以前にも書いた通りヨスガノソラだけど、今回はもう一作品ほど書く予定。ジャンルコードは同じだし、問題はないと思うんだけどね。
もう日記のネタを搾り出すことも出来ないぐらい書く気力がない。あんまりにも書けないから、今日は久しぶりにラジオの話とか。
隔週火曜は聖マリオン学院のマリオン学院放送部という生放送のラジオがやっているわけですが、私はこれを毎回聴いています。パーソナリティは声優の榎本温子と山本麻里安、往年の名コンビですね。まあ、特に面白いというわけでもないのだけど、らじお・む~やはにわマイハウスのリスナーであり、どちらの声優のファンでもある身としては聴くしかないかなと。初回放送からずっと聴きづつけています。
まあ、前述のように特に面白くもないけど、楽しめないというほどではなく、最近はメインのパーソナリティ二人より、アシスタントパーソナリティの方が可愛く思えるから不思議です。学生さんらしいけど、東京アニメーター学院は良い素材を持っていますね。二人いたはずのアシスタントがいつの間にか一人だけになってるけど、もう片方は思い出すことすら出来ないな。むしろ、一世代前のアシスタントとかどんな人だっけ?
マリオン学院放送部は私が投稿リスナーやってる数少ない番組だけど、最近はラジオも限られたものしか聴かないようになってきた。限られた番組というよりは限られた放送局というか、超A&G+を一日付けっぱなしにしていればそれでいいというか、地上波ってあんまり聴かなくなったよなぁ。青春アドベンチャーも、近ごろは微妙な作品が多くなってさ。そもそも、面白いAMラジオというのが個人的にではあるけど無くなりつつある気がする。朝方に放送しているFMラジオの安定感は全然損なわれないのに、どうしてかAMラジオというものは不安定でおぼつかないイメージがある。それは何故か、どうして私は文化放送でさえ満足に聴かなくなっているのか。理由はまあ、分からなくはないんだけど。
デジタルラジオを聴く量が増えるに際して、地上波以上に聴かなくなりつつあるのがネットラジオ。前述のマリオンはともかくとして、私は音泉が大嫌いなので音泉で配信しているすべての番組を聴きません。今だから言うけど、うたわれるものらじおとか一度足りとも聞いたことないからね。かもさん學園とか本当は聞きたいんだけど、音泉は嫌だという理由で聴けた例がない。なんでこんなに音泉を嫌うのかは、私と付き合いの長い人なら知ってるだろうけど、今まで聴かなくてもなんとかなってきてるから、問題はないのかも知れない。
番組のラジオってあるじゃないですか。アニメとかゲームとかの宣伝用にやってる安いやつ。ああいうのって単価が安いからどんどん地上波からネットラジオに移行していって、今では集英社系のラジオ以外は軒並みネットラジオで放送しているんじゃないかと思う。別にそれは悪いことでもなんでもないけど、もはや何番組あるのかも正確に把握することは困難なネトラジを聴こうという気になれないのもまた事実。知り合いから勧められた番組を聴いてみるぐらいで、なかなか縁薄いものになりました。
私がデジタルラジオを好んで聴くのにはそれなりに理由もあるけど、色々な意味で速いメディアだよね。新しいものを盛り上げて行きたいという気持ちもあるけど、デジタルラジオこと地上デジタル音声放送は来年の夏に終わることが確定してるから、そういった意味では先のないメディアなのかも知れない。BSQRもそうだったように、文化放送が力入れてやっているものは盛り上がれば盛り上がるほどつまらない結果に終わっている気がする。まあ、終わる寸前のBSQRが楽しかったのかと言われると、そうでもないとしか答えようがないけど。
しかし、デジタルラジオが来年終わるのは良いとして、現行の番組はどうなるんですかね。長く続いている奴もあれば、そうでないものもあるわけだけど、軒並み来年には終了するのだろうか。新たな放送の形が模索されているわけだけど、それが間に合うのかどうかも分からないし、それがどんな形として世に出るのかも決まっていないわけだから、そう考えると先行きは不安だよね。私としては、RADIO・A・La・Modeとひとかなの未来さえ安泰ならなんでもいいんですけど、後者はともかく前者はそれほど長く続くような気がしないのはなぜだろう。今一番好きなラジオ番組ではあるけれど。
まあ、BSQRがデジタルラジオに切り替わったように、デジタルラジオも次の形へと綺麗に切り替わってもらいたいものです。楽しいラジオを聴きたいとこと以外に、聴者の要望なんてないんですから。
もう日記のネタを搾り出すことも出来ないぐらい書く気力がない。あんまりにも書けないから、今日は久しぶりにラジオの話とか。
隔週火曜は聖マリオン学院のマリオン学院放送部という生放送のラジオがやっているわけですが、私はこれを毎回聴いています。パーソナリティは声優の榎本温子と山本麻里安、往年の名コンビですね。まあ、特に面白いというわけでもないのだけど、らじお・む~やはにわマイハウスのリスナーであり、どちらの声優のファンでもある身としては聴くしかないかなと。初回放送からずっと聴きづつけています。
まあ、前述のように特に面白くもないけど、楽しめないというほどではなく、最近はメインのパーソナリティ二人より、アシスタントパーソナリティの方が可愛く思えるから不思議です。学生さんらしいけど、東京アニメーター学院は良い素材を持っていますね。二人いたはずのアシスタントがいつの間にか一人だけになってるけど、もう片方は思い出すことすら出来ないな。むしろ、一世代前のアシスタントとかどんな人だっけ?
マリオン学院放送部は私が投稿リスナーやってる数少ない番組だけど、最近はラジオも限られたものしか聴かないようになってきた。限られた番組というよりは限られた放送局というか、超A&G+を一日付けっぱなしにしていればそれでいいというか、地上波ってあんまり聴かなくなったよなぁ。青春アドベンチャーも、近ごろは微妙な作品が多くなってさ。そもそも、面白いAMラジオというのが個人的にではあるけど無くなりつつある気がする。朝方に放送しているFMラジオの安定感は全然損なわれないのに、どうしてかAMラジオというものは不安定でおぼつかないイメージがある。それは何故か、どうして私は文化放送でさえ満足に聴かなくなっているのか。理由はまあ、分からなくはないんだけど。
デジタルラジオを聴く量が増えるに際して、地上波以上に聴かなくなりつつあるのがネットラジオ。前述のマリオンはともかくとして、私は音泉が大嫌いなので音泉で配信しているすべての番組を聴きません。今だから言うけど、うたわれるものらじおとか一度足りとも聞いたことないからね。かもさん學園とか本当は聞きたいんだけど、音泉は嫌だという理由で聴けた例がない。なんでこんなに音泉を嫌うのかは、私と付き合いの長い人なら知ってるだろうけど、今まで聴かなくてもなんとかなってきてるから、問題はないのかも知れない。
番組のラジオってあるじゃないですか。アニメとかゲームとかの宣伝用にやってる安いやつ。ああいうのって単価が安いからどんどん地上波からネットラジオに移行していって、今では集英社系のラジオ以外は軒並みネットラジオで放送しているんじゃないかと思う。別にそれは悪いことでもなんでもないけど、もはや何番組あるのかも正確に把握することは困難なネトラジを聴こうという気になれないのもまた事実。知り合いから勧められた番組を聴いてみるぐらいで、なかなか縁薄いものになりました。
私がデジタルラジオを好んで聴くのにはそれなりに理由もあるけど、色々な意味で速いメディアだよね。新しいものを盛り上げて行きたいという気持ちもあるけど、デジタルラジオこと地上デジタル音声放送は来年の夏に終わることが確定してるから、そういった意味では先のないメディアなのかも知れない。BSQRもそうだったように、文化放送が力入れてやっているものは盛り上がれば盛り上がるほどつまらない結果に終わっている気がする。まあ、終わる寸前のBSQRが楽しかったのかと言われると、そうでもないとしか答えようがないけど。
しかし、デジタルラジオが来年終わるのは良いとして、現行の番組はどうなるんですかね。長く続いている奴もあれば、そうでないものもあるわけだけど、軒並み来年には終了するのだろうか。新たな放送の形が模索されているわけだけど、それが間に合うのかどうかも分からないし、それがどんな形として世に出るのかも決まっていないわけだから、そう考えると先行きは不安だよね。私としては、RADIO・A・La・Modeとひとかなの未来さえ安泰ならなんでもいいんですけど、後者はともかく前者はそれほど長く続くような気がしないのはなぜだろう。今一番好きなラジオ番組ではあるけれど。
まあ、BSQRがデジタルラジオに切り替わったように、デジタルラジオも次の形へと綺麗に切り替わってもらいたいものです。楽しいラジオを聴きたいとこと以外に、聴者の要望なんてないんですから。
実は私、文章が書けなくなってます。理由は分かりませんが、単純なスランプでないのは確からしいです。スランプは書きたくても書けない状態のことをいうのだと思いますが、私の場合は書く気すら起きてこないという感じ。どうしたことか、書ける気はするのに書くことが出来ない、そんな奇妙な気分にとらわれています。
このことを悲恋堂に相談したところ、「そんなものは単なるなまけ病です」と一刀両断されたんだけど、私が付け加えるように、「しかし、エロゲすらやる気にならんのだ」と言うと、「……それは重症ですね」と実に深刻な表情を作った。エロゲが判断基準って、私たちは色々間違っている気がする。
そんな中、悲恋堂が昨今話題になっているらしい論争、二次創作同人誌についての是非について話題に出してきた。なんでも原作すら知らないくせに同人誌を描く輩はどうなのよ、という話らしいが、そんな輩が本当にいるのですかと悲恋堂は私に尋ねてきた。店主はそもそも二次創作の同人誌というものを嫌悪しており、私にもさっさと同人活動なんて辞めなさいと言い続けているのだけど、原作すら知らないくせに同人誌を出すなんて、一体なにが描けるのか、という驚きを越えた呆れがあったらしい。
私もその通りだと思うが、所謂専業同人という同人で飯を食っている輩には意外とそういう奴らが多いのだ。連中は同人誌で食い扶持を稼いでいるわけだから、当然のごとく流行のジャンルに手を出しやすい。その方が売れるからであり、もちろん真面目に作品を研究する奴もいるし、流行のジャンルなのだから実際に視聴ないしプレイなどをする者も多いのだが、中には数少ない知識、それこそ絵柄とウィキペディアを見ただけで本を書こうとする奴もいるにはいるのだ。最近で言えば、涼宮ハルヒの憂鬱や魔法少女リリカルなのはの同人誌に多く観られた傾向だが、人気ジャンルになればなるほど、明らかに原作を知らないであろう人間の描いた同人誌というのが散見するのである。特にアニメ作品の場合は全13話ないし26話をいちいち観るということが面倒くさいもとい難しいため、1話見ているだけでもマシというレベルが存在するのも事実なのだ。
スタンスが違うからと言って商業同人そのものを否定するつもりはないが、単に流行に乗っかるだけの姿を肯定しろと言われると、それはそれで嫌な気分になる。悲恋堂が感じているほどの嫌悪感ではないが、同人誌のあり方というものについての認識が異なるのだろう。
私がかつて所属していたサークルを離脱したのは内紛が直接的な原因ではあるが、その内紛が起こった理由は過度な儲け主義の推進と、それに対する反発だ。折しもギャルゲーブームであり、Kanonやシスプリ描いてればなんだって売れたという時代、80年代ないし90年代のように一財産築くことも不可能ではなかったことを考えれば、その選択もまたおかしくはなかったのだろう。
しかし、当時の同人サークルというのは個人サークルが主流である今と違い、複数人での作業が非常に多かった。一つの本に複数人の作家が原稿を寄せ合い、今では合同誌などと呼ばれてしまうようなものが、一つのサークル内で成立していたのだ。そもそも、個人サークルという言葉がある時点で、同人サークルがかつてはどういった形態だったのかわかるようなのものである。そこには当時の印刷環境や金銭的問題、時代背景などもあるのであろうが、ここでは割愛しよう。関係ないことだ。
私が所属していたのはそれなりに名うてのサークルで、執筆者も現在商業活動で人気を博しているものがいるなど実力派が揃っていたが、足並みだけは本当に悪かった。あれはもう感性が違うとしか言い用がない。同人誌に対する考え方、求めているものに差がありすぎて、なにを書きたいかということでの対立が本当に大きかった。
サークルを運営し、維持するために流行に乗っからざるを得ない人がいて、好きなものを書きたいがために執筆する人がいて、その二人が対立したとき、サークルは解散するしかなかった。いつの間にか同人誌を出すという行為それ自体が、サークルを存続させるためのものにすり変わっていた。それだけの話しです。次はこの作品の本をだすから内容をチェックしておけという言葉を拒否したとき、集団としての生命力は尽きたのだろう。
私の昔話を悲恋堂はつまらなそうに聞いていて、聞き終わっても特に楽しいとも思わなかったようだ。奴にとっては商業だろうが趣味だろうが同人は嫌いであり、二次創作は嫌悪の対象なのである。我が親友ながら視野が狭い、などとは思わない。人にはそれぞれの考えがあり、それぞれの正義があるのだ。
くだらない昔話をして、そういえば私の筆力が底を尽きた件はどうなったんだろうと思ったのは帰りの電車の中だった。
このことを悲恋堂に相談したところ、「そんなものは単なるなまけ病です」と一刀両断されたんだけど、私が付け加えるように、「しかし、エロゲすらやる気にならんのだ」と言うと、「……それは重症ですね」と実に深刻な表情を作った。エロゲが判断基準って、私たちは色々間違っている気がする。
そんな中、悲恋堂が昨今話題になっているらしい論争、二次創作同人誌についての是非について話題に出してきた。なんでも原作すら知らないくせに同人誌を描く輩はどうなのよ、という話らしいが、そんな輩が本当にいるのですかと悲恋堂は私に尋ねてきた。店主はそもそも二次創作の同人誌というものを嫌悪しており、私にもさっさと同人活動なんて辞めなさいと言い続けているのだけど、原作すら知らないくせに同人誌を出すなんて、一体なにが描けるのか、という驚きを越えた呆れがあったらしい。
私もその通りだと思うが、所謂専業同人という同人で飯を食っている輩には意外とそういう奴らが多いのだ。連中は同人誌で食い扶持を稼いでいるわけだから、当然のごとく流行のジャンルに手を出しやすい。その方が売れるからであり、もちろん真面目に作品を研究する奴もいるし、流行のジャンルなのだから実際に視聴ないしプレイなどをする者も多いのだが、中には数少ない知識、それこそ絵柄とウィキペディアを見ただけで本を書こうとする奴もいるにはいるのだ。最近で言えば、涼宮ハルヒの憂鬱や魔法少女リリカルなのはの同人誌に多く観られた傾向だが、人気ジャンルになればなるほど、明らかに原作を知らないであろう人間の描いた同人誌というのが散見するのである。特にアニメ作品の場合は全13話ないし26話をいちいち観るということが面倒くさいもとい難しいため、1話見ているだけでもマシというレベルが存在するのも事実なのだ。
スタンスが違うからと言って商業同人そのものを否定するつもりはないが、単に流行に乗っかるだけの姿を肯定しろと言われると、それはそれで嫌な気分になる。悲恋堂が感じているほどの嫌悪感ではないが、同人誌のあり方というものについての認識が異なるのだろう。
私がかつて所属していたサークルを離脱したのは内紛が直接的な原因ではあるが、その内紛が起こった理由は過度な儲け主義の推進と、それに対する反発だ。折しもギャルゲーブームであり、Kanonやシスプリ描いてればなんだって売れたという時代、80年代ないし90年代のように一財産築くことも不可能ではなかったことを考えれば、その選択もまたおかしくはなかったのだろう。
しかし、当時の同人サークルというのは個人サークルが主流である今と違い、複数人での作業が非常に多かった。一つの本に複数人の作家が原稿を寄せ合い、今では合同誌などと呼ばれてしまうようなものが、一つのサークル内で成立していたのだ。そもそも、個人サークルという言葉がある時点で、同人サークルがかつてはどういった形態だったのかわかるようなのものである。そこには当時の印刷環境や金銭的問題、時代背景などもあるのであろうが、ここでは割愛しよう。関係ないことだ。
私が所属していたのはそれなりに名うてのサークルで、執筆者も現在商業活動で人気を博しているものがいるなど実力派が揃っていたが、足並みだけは本当に悪かった。あれはもう感性が違うとしか言い用がない。同人誌に対する考え方、求めているものに差がありすぎて、なにを書きたいかということでの対立が本当に大きかった。
サークルを運営し、維持するために流行に乗っからざるを得ない人がいて、好きなものを書きたいがために執筆する人がいて、その二人が対立したとき、サークルは解散するしかなかった。いつの間にか同人誌を出すという行為それ自体が、サークルを存続させるためのものにすり変わっていた。それだけの話しです。次はこの作品の本をだすから内容をチェックしておけという言葉を拒否したとき、集団としての生命力は尽きたのだろう。
私の昔話を悲恋堂はつまらなそうに聞いていて、聞き終わっても特に楽しいとも思わなかったようだ。奴にとっては商業だろうが趣味だろうが同人は嫌いであり、二次創作は嫌悪の対象なのである。我が親友ながら視野が狭い、などとは思わない。人にはそれぞれの考えがあり、それぞれの正義があるのだ。
くだらない昔話をして、そういえば私の筆力が底を尽きた件はどうなったんだろうと思ったのは帰りの電車の中だった。
風に飛ばされ、寒さに泣いた
2010年2月7日 アニメ・マンガ
サンシャインクリエイション46に参加してきました。サークル参加初めてだけど、一般参加も前回はしなかったし、そう考えると結構久しぶりな気がする。それこそ昨年の2月以来なのではないだろうか。私はサンクリがあまり好きではないのだけど、情報流出の一件からこっち、目に見えて衰退していますね。私が身内と共に会場に付いたのが9時半前ぐらいでしたが、待機列は本当に少なく、本当に今日はサンクリなのか、という印象を受けました。
会場に入ってすぐ、A1ホールとA23ホールを間違えて入場。慌てて外に出てA1に向かい、入り口すぐそばのスペースへ到着。Bブロックは後ろが全面壁で、ちょっとした壁サークル気分が味わえます。そんなのただの錯覚だって? 錯覚でもいいじゃないか! 落書きコーナーの目の前でしたが、開場前ですから当然無地の白い紙が広がっており、それを尻目に頒布の準備を始めることに。
具体的な冊数は書きませんが、今回は委託新刊及び既刊の数を絞っており、それぞれ50部未満でした。私としては自分の既刊は10部でも多いのではないかと思っていたのですが、あまり少なすぎるのも机の上が寂しくなってしまいますからね。まあ、余ればCOMIC1に回せば良いのだしと多めに在庫を用意しました。
新刊の方はくろのとくろえさんからの委託が一種だけだったけど、私のサークルに新刊がない以上は今回のメインはこの本です。しかし、この「アルフィミィといっしょ!」表紙は明らかに横向きの絵だけど、どういう風に置いたらいいのだろうか……とか思いながら、手にとることを考えて普通に縦置きに。本を作る際のオプションで注文出来るサービスポスターも届いてて、丁度それを開封しているときにサンクリのスタッフが回ってきた。登録カードと新刊の見本チェックをしてもらいつつ、「このポスター貼りたいんですけど、どこ隠せば良いですかね?」と訊いてみる。
すると、「乳首と局部を隠してくれれば問題はない」と言われたので、とりあえず持参していた絆創膏で乳首を隠し、そこらにあった紙で局部を隠す。貼付けの際、やはり横書きの絵なのだから横向きに貼るべきかどうか検討したのだけど、さすがA1サイズともなればそれなりに大きく、横向きだと壁ではあるがお隣さんのスペースにはみ出してしまう、ということになりかねず、これまた普通に縦に貼ることに。
くろのさんには携帯で写メった会場写真送りましたが、あれだと実際の大きさが伝わらないかも知れない。縦84cmぐらいあるわけだから、小さいってことはないんですけどね。
新刊及び既刊の配置を終え、開場後しばらくは身内に売り子を任せて会場をぶらつくことに。好きなサークルが一つしか来ていない+そのサークルがペーパーしか新しいものがないという自体に、特別買うものはなかったはずなのに、気づけば色々買い物していました。共月邸なんて並んだの何年ぶりだろう。後、PULMとか。
A1ホールを終わらせてA23ホールへ移ろうかというとき、偶然にも入口付近で知り合いを発見。前日に来るとか行ってたなぁ、と思いつつ右往左往しているところに声を掛け、一緒に薄荷屋へ。私の知り合いには薄荷屋好きが多すぎると思うんだ。いや、私だって篤見唯子は別に嫌いじゃないけどさ。
なんとなく薄荷屋でも出ているものをすべて買って、秋葉に声優の握手会へ行くという知り合いと別れて私はDホールへ。目当てという目当てはなかったんだけど、一応桜沢いづみに並んで強風の寒さに身を凍えさせながら身内にメールを打ってみる。この時点で12時前後だったけど、くろのとくろえさんの新刊が半分出たとかでないとか。あの不利な位置にも関わらず会場1時間で半分だから、ポスター効果が大きかったみたいですね。
桜沢いづみは結構時間がかかり、終わった後に山本和枝先生のところへ。さすがエロゲ界の最速原画師、ちゃんと新刊が用意してありました。タペストリーとのセットで2000円ということで、タペ要らないから本だけ欲しいと思いつつ購入。本日唯一の布モノ購入。
てぃんかーべるの列が酷いことになっているのに呆れつつ、買い物終えてA1ホールに帰還。この時点で新刊は8割ほど出ていて、折角だから売り子を交代してみるも、私が売り子だと一冊も捌けない情け無い結果に。我乍ら酷いと思いながら再び身内に売り子を任せ、ロケット野郎の列を眺めに行ってみるも、てぃんかーべるに負けず劣らずな列の規模に辟易。確かに300円で新刊とスティックポスターついてくるんだからコストパフォーマンスは良いんだろうけど、それでもあれだけの列が形成されるとはねぇ。他に並ぶところがない、というのもあったんだろうけどさ。
することがなくなったのでスペースに戻って色々やってたんですが、今回はどこもかしこも完売出来ないところが多かったみたいですね。極端に部数絞ってきたところとか、波に載っているサークルはまだしも、大手でさえ売り切ることが出来なかったというのだから大変な話です。要するに一般参加者が少なかったのと、即売会としてのサンクリが減退している証なんだろうけど、私のところでも既刊はともかく、新刊は完売ならずでした。手にとってくれる人は少なからずいたんですけどねぇ、財布の紐は思いのほか固くて。
14時まで粘りはしたんですがこれ以上は出そうもないなと思って撤収作業に。その際、事前に告知していたポスター配布の希望者が現れて、二人いたからジャンケンで買った方へ渡すことに。割と粘着力の強いテープで貼ってしまったけど、貰った人は無事に家まで持って帰れたのだろうか。私、気になります。
会場を後にしたのが14時半頃で、少し街をぶらっとした後にロッテリアで遅い昼飯。絶品チーズバーガーがいつ食っても絶品な気がしないけど、初めて飲んだロッテリアシェーキのバニラ味は美味しかった。マックシェイクよりあっさりしてて、意外に飲みやすいですね。後、単品で頼んだ「からあげっと」とかいう新メニューですが、これはまあなんというか、100円のお味でした。同じ100円ならマックのシャカシャカチキンを私は選ぶかな。確かに既存のスナックチキンよりは食べやすかったけど、だからといって美味いかと言われると……いや、私は貧乏舌ですから不味いとは思わなかったけど、精々お弁当のおかずに入っているとちょっと嬉しい冷凍食品的な味わいでした。しかし、職場の近くのロッテリアが急に閉店してしまったから、しばらくは行くことがないんだろうな。あの空き店舗にマクドナルドでも入らないものだろうか。そして、ロッテリアで一番うまいのは熱々カリカリなフレンチフライだと実感しました。カリポテマンが懐かしい。
その後は打ち上げも兼ねてパセラ池袋本店へいきました。身内が行きたいというから、まあ、仕方ないかなと思い同行することに。手早く売上と釣銭の計算を終えた後は、ひたすら身内が歌い、たまに私も歌うという流れ。それと現在パセラではリリカルなのはの劇場版のフェアがやってて、記念ハニトーというのがあったので頼んでみました。画像のそれがそうなのですが、あんまり健康に良さそうでない外観と中身で、下地になっているのは魔法陣が描かれたクレープ生地。あまり美味しくなさそうだったので私は食べなかったけど、ハニトーの味自体はクリームが多く、余分なフルーツ類がなくて良かったかも。
ところで、くろのとくろえさんの新刊である「アルフィミィといっしょ!」ですが、書店委託の通販分が既に完売しているという話を小耳に挟みました。頒布開始したのは木曜か金曜なのでしょうが、納品数と比較して早すぎないか、という印象も受ける。まあ、私がどうこう言える問題ではないけど、そのこと含めて一度打合せしないとなぁ。いい加減、逆襲下巻にシフトしていかないと間に合いそうもないし。
1月後半、私が予期せぬ自体に倒れていたのがかなり響いているようです。悲恋堂の店主には、「それ見たことか」という顔で笑われたけど、不意に神妙な顔つきになって、
「やっぱり、おみくじが悪かったからじゃないですかね?」
と、年のはじめに神田明神で引いた末吉の話を持ち出してきた。そういや、あそこの病気の項目には結構酷い内容が書かれてたな……まさか、ねぇ?
まあ、サンクリもなんとか終わらせることが出来ましたし、次のイベントは4月末のCOMIC1です。まだ受かるかどうかは分かりませんが、会場も拡大したし大丈夫だと信じたい。だから後は逆襲の救世主を完成させるだけですね。これが一番難しいのだけれど。
後、これは書いて置かなきゃいけないので、今回のサンクリについて色々と。
ハッキリ言うと終りの近いイベントだな、という感想をいだきました。本が完売しなかったのは私の力不足だとしても、イベントとしてのサンクリは昨年の一撃で致命傷を負って、後はいつ寿命を終えるかというレベルになっているんだと思う。それをもっとも良く感じたのが共月邸に並んだときと、館内放送による次回開催に関する告知で、前者は大手サークル、階段にも列が伸びるであろう所なのに、明らかに今日が初めてですというスタッフが整理に回されていたり、後者は次回開催からコミッククリエイションに近いイベント企画を持ち込み、なによりコスプレを解禁するという話に耳を疑った。サンクリも勝負に出たというか、瀕死の身体を押して生き残りに必死なんでしょうね。まさか、コスプレを解禁するとは思いませんでした。
失った人々の代わりに新たな層を呼びこもうとする姿勢が正しいのか、それは私には分かりませんが、そんなことをしているようでは長くは続かないだろうなと、そういう印象を受けたのは事実です。私自身、今回サンクリに参加した理由が「イベントが消滅する前に一度は出ておこう」でしたから、まあ、先の短いものであるというは認識済みなんですが……果たしてここから復活することは出来るのか、これは結構面白いことになりそうです。
会場に入ってすぐ、A1ホールとA23ホールを間違えて入場。慌てて外に出てA1に向かい、入り口すぐそばのスペースへ到着。Bブロックは後ろが全面壁で、ちょっとした壁サークル気分が味わえます。そんなのただの錯覚だって? 錯覚でもいいじゃないか! 落書きコーナーの目の前でしたが、開場前ですから当然無地の白い紙が広がっており、それを尻目に頒布の準備を始めることに。
具体的な冊数は書きませんが、今回は委託新刊及び既刊の数を絞っており、それぞれ50部未満でした。私としては自分の既刊は10部でも多いのではないかと思っていたのですが、あまり少なすぎるのも机の上が寂しくなってしまいますからね。まあ、余ればCOMIC1に回せば良いのだしと多めに在庫を用意しました。
新刊の方はくろのとくろえさんからの委託が一種だけだったけど、私のサークルに新刊がない以上は今回のメインはこの本です。しかし、この「アルフィミィといっしょ!」表紙は明らかに横向きの絵だけど、どういう風に置いたらいいのだろうか……とか思いながら、手にとることを考えて普通に縦置きに。本を作る際のオプションで注文出来るサービスポスターも届いてて、丁度それを開封しているときにサンクリのスタッフが回ってきた。登録カードと新刊の見本チェックをしてもらいつつ、「このポスター貼りたいんですけど、どこ隠せば良いですかね?」と訊いてみる。
すると、「乳首と局部を隠してくれれば問題はない」と言われたので、とりあえず持参していた絆創膏で乳首を隠し、そこらにあった紙で局部を隠す。貼付けの際、やはり横書きの絵なのだから横向きに貼るべきかどうか検討したのだけど、さすがA1サイズともなればそれなりに大きく、横向きだと壁ではあるがお隣さんのスペースにはみ出してしまう、ということになりかねず、これまた普通に縦に貼ることに。
くろのさんには携帯で写メった会場写真送りましたが、あれだと実際の大きさが伝わらないかも知れない。縦84cmぐらいあるわけだから、小さいってことはないんですけどね。
新刊及び既刊の配置を終え、開場後しばらくは身内に売り子を任せて会場をぶらつくことに。好きなサークルが一つしか来ていない+そのサークルがペーパーしか新しいものがないという自体に、特別買うものはなかったはずなのに、気づけば色々買い物していました。共月邸なんて並んだの何年ぶりだろう。後、PULMとか。
A1ホールを終わらせてA23ホールへ移ろうかというとき、偶然にも入口付近で知り合いを発見。前日に来るとか行ってたなぁ、と思いつつ右往左往しているところに声を掛け、一緒に薄荷屋へ。私の知り合いには薄荷屋好きが多すぎると思うんだ。いや、私だって篤見唯子は別に嫌いじゃないけどさ。
なんとなく薄荷屋でも出ているものをすべて買って、秋葉に声優の握手会へ行くという知り合いと別れて私はDホールへ。目当てという目当てはなかったんだけど、一応桜沢いづみに並んで強風の寒さに身を凍えさせながら身内にメールを打ってみる。この時点で12時前後だったけど、くろのとくろえさんの新刊が半分出たとかでないとか。あの不利な位置にも関わらず会場1時間で半分だから、ポスター効果が大きかったみたいですね。
桜沢いづみは結構時間がかかり、終わった後に山本和枝先生のところへ。さすがエロゲ界の最速原画師、ちゃんと新刊が用意してありました。タペストリーとのセットで2000円ということで、タペ要らないから本だけ欲しいと思いつつ購入。本日唯一の布モノ購入。
てぃんかーべるの列が酷いことになっているのに呆れつつ、買い物終えてA1ホールに帰還。この時点で新刊は8割ほど出ていて、折角だから売り子を交代してみるも、私が売り子だと一冊も捌けない情け無い結果に。我乍ら酷いと思いながら再び身内に売り子を任せ、ロケット野郎の列を眺めに行ってみるも、てぃんかーべるに負けず劣らずな列の規模に辟易。確かに300円で新刊とスティックポスターついてくるんだからコストパフォーマンスは良いんだろうけど、それでもあれだけの列が形成されるとはねぇ。他に並ぶところがない、というのもあったんだろうけどさ。
することがなくなったのでスペースに戻って色々やってたんですが、今回はどこもかしこも完売出来ないところが多かったみたいですね。極端に部数絞ってきたところとか、波に載っているサークルはまだしも、大手でさえ売り切ることが出来なかったというのだから大変な話です。要するに一般参加者が少なかったのと、即売会としてのサンクリが減退している証なんだろうけど、私のところでも既刊はともかく、新刊は完売ならずでした。手にとってくれる人は少なからずいたんですけどねぇ、財布の紐は思いのほか固くて。
14時まで粘りはしたんですがこれ以上は出そうもないなと思って撤収作業に。その際、事前に告知していたポスター配布の希望者が現れて、二人いたからジャンケンで買った方へ渡すことに。割と粘着力の強いテープで貼ってしまったけど、貰った人は無事に家まで持って帰れたのだろうか。私、気になります。
会場を後にしたのが14時半頃で、少し街をぶらっとした後にロッテリアで遅い昼飯。絶品チーズバーガーがいつ食っても絶品な気がしないけど、初めて飲んだロッテリアシェーキのバニラ味は美味しかった。マックシェイクよりあっさりしてて、意外に飲みやすいですね。後、単品で頼んだ「からあげっと」とかいう新メニューですが、これはまあなんというか、100円のお味でした。同じ100円ならマックのシャカシャカチキンを私は選ぶかな。確かに既存のスナックチキンよりは食べやすかったけど、だからといって美味いかと言われると……いや、私は貧乏舌ですから不味いとは思わなかったけど、精々お弁当のおかずに入っているとちょっと嬉しい冷凍食品的な味わいでした。しかし、職場の近くのロッテリアが急に閉店してしまったから、しばらくは行くことがないんだろうな。あの空き店舗にマクドナルドでも入らないものだろうか。そして、ロッテリアで一番うまいのは熱々カリカリなフレンチフライだと実感しました。カリポテマンが懐かしい。
その後は打ち上げも兼ねてパセラ池袋本店へいきました。身内が行きたいというから、まあ、仕方ないかなと思い同行することに。手早く売上と釣銭の計算を終えた後は、ひたすら身内が歌い、たまに私も歌うという流れ。それと現在パセラではリリカルなのはの劇場版のフェアがやってて、記念ハニトーというのがあったので頼んでみました。画像のそれがそうなのですが、あんまり健康に良さそうでない外観と中身で、下地になっているのは魔法陣が描かれたクレープ生地。あまり美味しくなさそうだったので私は食べなかったけど、ハニトーの味自体はクリームが多く、余分なフルーツ類がなくて良かったかも。
ところで、くろのとくろえさんの新刊である「アルフィミィといっしょ!」ですが、書店委託の通販分が既に完売しているという話を小耳に挟みました。頒布開始したのは木曜か金曜なのでしょうが、納品数と比較して早すぎないか、という印象も受ける。まあ、私がどうこう言える問題ではないけど、そのこと含めて一度打合せしないとなぁ。いい加減、逆襲下巻にシフトしていかないと間に合いそうもないし。
1月後半、私が予期せぬ自体に倒れていたのがかなり響いているようです。悲恋堂の店主には、「それ見たことか」という顔で笑われたけど、不意に神妙な顔つきになって、
「やっぱり、おみくじが悪かったからじゃないですかね?」
と、年のはじめに神田明神で引いた末吉の話を持ち出してきた。そういや、あそこの病気の項目には結構酷い内容が書かれてたな……まさか、ねぇ?
まあ、サンクリもなんとか終わらせることが出来ましたし、次のイベントは4月末のCOMIC1です。まだ受かるかどうかは分かりませんが、会場も拡大したし大丈夫だと信じたい。だから後は逆襲の救世主を完成させるだけですね。これが一番難しいのだけれど。
後、これは書いて置かなきゃいけないので、今回のサンクリについて色々と。
ハッキリ言うと終りの近いイベントだな、という感想をいだきました。本が完売しなかったのは私の力不足だとしても、イベントとしてのサンクリは昨年の一撃で致命傷を負って、後はいつ寿命を終えるかというレベルになっているんだと思う。それをもっとも良く感じたのが共月邸に並んだときと、館内放送による次回開催に関する告知で、前者は大手サークル、階段にも列が伸びるであろう所なのに、明らかに今日が初めてですというスタッフが整理に回されていたり、後者は次回開催からコミッククリエイションに近いイベント企画を持ち込み、なによりコスプレを解禁するという話に耳を疑った。サンクリも勝負に出たというか、瀕死の身体を押して生き残りに必死なんでしょうね。まさか、コスプレを解禁するとは思いませんでした。
失った人々の代わりに新たな層を呼びこもうとする姿勢が正しいのか、それは私には分かりませんが、そんなことをしているようでは長くは続かないだろうなと、そういう印象を受けたのは事実です。私自身、今回サンクリに参加した理由が「イベントが消滅する前に一度は出ておこう」でしたから、まあ、先の短いものであるというは認識済みなんですが……果たしてここから復活することは出来るのか、これは結構面白いことになりそうです。
ネットをブラブラしてたら偶然発見。煉瓦って、こんな仕事もしてたんですね。一度足りとも宣伝されていた記憶がないんだけど、実は私が見落としていただけなんだろうか。常にチェックしているから、宣伝なり告知なりをしていたなら知らないはずはないんだけど……まあ、面白そうなので注文してみることにしました。ポスター付きのセットを。家業が家業なので酒にあまり良いイメージはないし、そもそも私は下戸だけど、たまにはこういうのもありなんじゃないかと。
以前の日記でびんちょうタンについて取り上げたことがあったと思いますが、最近はその手の商品というか、商法が増えてきましたね。私は引っかからないようにしてきましたが、別に引っかかったところで痛くも痒くもないのではないか、と思い始めた今日この頃です。しかし、日本酒ってのは保存が面倒くさそうですね。まあ、一般家庭で一升瓶なんて早々保管出来るものではないだろうけど、この商品は一生ないのかな。500mlということは。冷蔵が一番いいんだろうけど、我が家の冷蔵庫そんなスペースがあるのかどうか。それほど難しく考える必要はないかもだけど。
私はこういう商法に対して否定する気持ちが薄らいできているというか、消費で成り立つ消費者界において、業界側は確実に消費してくれる層に向けて商品を作らないといけないわけで、そう考えるとこういう商品を積極的に作って売りまくるというのも、まあ、分からなくはない。不況で物が売れない時代ですからね。生活必需品ならまだしも、嗜好品は厳しいのでしょう。
けいおんのパッケージングをされた沢庵が発売されたり、少し前には西又葵女史が袋に絵を描いた米などもありましたが、まあ、飲食物ってのは使い道がありますからね、オタクというのはそういうものに対しての財布のひもが、実はゆるいんですよ。まったく使い道のないものならまだしも、食えるものですから。オタクは極端なまでに視野の狭い生き物で、常に新鮮味と真新しさを求めてるから、ちょっとでも新しいものを見せてやると、簡単に手を出してしまうのです。私みたいにドケチな奴はともかくね。
まあ、どんなものが送られてくるかは知りませんが、腐らせるわけにもいかないので米を炊くときにでも使おうかと思います。なんですか、家業の心得曰く日本酒というのは保存状況によってはすぐに雑味が付いてしまうらしいですから。
そういや、全然話は変わりますけどハルヒの映画が始まったらしいですね。私はさほど興味がないので初日に観に行くなどということはしないのですが、地元の私鉄駅にある角川の広告スペースでドドンと宣伝がなされてました。
私が観に行くとすれば川崎のチネチッタか、それとも海老名のTOHOシネマズか、そのどちらかということになるでしょうね。チネチッタの方が好きですが、たまには海老名というのも悪くない。海老名ではマイカルの方に思い入れが深いけど、TOHOシネマズだって悪くはない。VINAWALKを舞台に、なにか書きたいと思ったこともあるしね。あれが出来た当初は、本当に驚いたものです。デザイン性ばかり重視して、移動性を捨てた設計はある意味で賞賛に価すると思う。
TOHOシネマズで観るとすれば14日、シネマズディを利用するのが一番いいんですけど、その日はあいにく人と会う約束がある。水戸コミケについて色々話して置かなきゃいけないし、その後で恩師とも会う予定があるから……新宿から海老名まで、小田急線を使えば移動出きなくはないか? 一般の映画料金は大抵1800円だけど、新宿から海老名までは480円と500円未満、これならまだ移動してでも海老名で見た方が安いかも知れない。いや、それをするぐらいなら川崎でレイトショーを見た方が安いのか。だけど、レイトショーって時間を持て余すんだよね。海老名の上映時間を見定めた上で、慎重に決めなくてはいけない。
意外と消失は評価高いみたいだけど、元々映画でやるべき話だと言われてたし、私も思っていたから、完成度が高いのはまあ当然なのかも知れない。京都アニメーションは初の劇場作品になるんですかね? 私は京アニがさほど好きではないのですが、そういや来期のアニメでは京アニのけいおんと、keyのAngel Beats!が一騎打ちらしいね。P.A. Worksが京アニに勝てるのかという話だけど……どうなんだろうね。
私としてはA-1 Picturesが制作するWORKING!!を推したいね。監督がスケッチブックの平池なわけだけど、斎藤桃子が出るとか最高じゃないですか。日笠も、スケッチブックの流れを組んでいる感じで嬉しいですね。日笠に泉姉さんが出来るのか、という疑問はあるけどさ。そう考えると小鳥遊姉妹の声優は、三女以外不思議だな……決して微妙とは言わないけど、まあ、どんなものになるのか興味が有ります。
以前の日記でびんちょうタンについて取り上げたことがあったと思いますが、最近はその手の商品というか、商法が増えてきましたね。私は引っかからないようにしてきましたが、別に引っかかったところで痛くも痒くもないのではないか、と思い始めた今日この頃です。しかし、日本酒ってのは保存が面倒くさそうですね。まあ、一般家庭で一升瓶なんて早々保管出来るものではないだろうけど、この商品は一生ないのかな。500mlということは。冷蔵が一番いいんだろうけど、我が家の冷蔵庫そんなスペースがあるのかどうか。それほど難しく考える必要はないかもだけど。
私はこういう商法に対して否定する気持ちが薄らいできているというか、消費で成り立つ消費者界において、業界側は確実に消費してくれる層に向けて商品を作らないといけないわけで、そう考えるとこういう商品を積極的に作って売りまくるというのも、まあ、分からなくはない。不況で物が売れない時代ですからね。生活必需品ならまだしも、嗜好品は厳しいのでしょう。
けいおんのパッケージングをされた沢庵が発売されたり、少し前には西又葵女史が袋に絵を描いた米などもありましたが、まあ、飲食物ってのは使い道がありますからね、オタクというのはそういうものに対しての財布のひもが、実はゆるいんですよ。まったく使い道のないものならまだしも、食えるものですから。オタクは極端なまでに視野の狭い生き物で、常に新鮮味と真新しさを求めてるから、ちょっとでも新しいものを見せてやると、簡単に手を出してしまうのです。私みたいにドケチな奴はともかくね。
まあ、どんなものが送られてくるかは知りませんが、腐らせるわけにもいかないので米を炊くときにでも使おうかと思います。なんですか、家業の心得曰く日本酒というのは保存状況によってはすぐに雑味が付いてしまうらしいですから。
そういや、全然話は変わりますけどハルヒの映画が始まったらしいですね。私はさほど興味がないので初日に観に行くなどということはしないのですが、地元の私鉄駅にある角川の広告スペースでドドンと宣伝がなされてました。
私が観に行くとすれば川崎のチネチッタか、それとも海老名のTOHOシネマズか、そのどちらかということになるでしょうね。チネチッタの方が好きですが、たまには海老名というのも悪くない。海老名ではマイカルの方に思い入れが深いけど、TOHOシネマズだって悪くはない。VINAWALKを舞台に、なにか書きたいと思ったこともあるしね。あれが出来た当初は、本当に驚いたものです。デザイン性ばかり重視して、移動性を捨てた設計はある意味で賞賛に価すると思う。
TOHOシネマズで観るとすれば14日、シネマズディを利用するのが一番いいんですけど、その日はあいにく人と会う約束がある。水戸コミケについて色々話して置かなきゃいけないし、その後で恩師とも会う予定があるから……新宿から海老名まで、小田急線を使えば移動出きなくはないか? 一般の映画料金は大抵1800円だけど、新宿から海老名までは480円と500円未満、これならまだ移動してでも海老名で見た方が安いかも知れない。いや、それをするぐらいなら川崎でレイトショーを見た方が安いのか。だけど、レイトショーって時間を持て余すんだよね。海老名の上映時間を見定めた上で、慎重に決めなくてはいけない。
意外と消失は評価高いみたいだけど、元々映画でやるべき話だと言われてたし、私も思っていたから、完成度が高いのはまあ当然なのかも知れない。京都アニメーションは初の劇場作品になるんですかね? 私は京アニがさほど好きではないのですが、そういや来期のアニメでは京アニのけいおんと、keyのAngel Beats!が一騎打ちらしいね。P.A. Worksが京アニに勝てるのかという話だけど……どうなんだろうね。
私としてはA-1 Picturesが制作するWORKING!!を推したいね。監督がスケッチブックの平池なわけだけど、斎藤桃子が出るとか最高じゃないですか。日笠も、スケッチブックの流れを組んでいる感じで嬉しいですね。日笠に泉姉さんが出来るのか、という疑問はあるけどさ。そう考えると小鳥遊姉妹の声優は、三女以外不思議だな……決して微妙とは言わないけど、まあ、どんなものになるのか興味が有ります。
今日は、ハルと穹の誕生日! おめでとうハル! おめでとう穹!
私がハルと穹に出会ってから1年以上経ったわけだけど、2度目の誕生日ということになりますかね。公式がなにかやるかと思ったけど、さすがにネタがないのがスタッフコメントでも特に触れず。かくいう私も色々あったせいでこれといって用意できなかったので、コミケ用の話の一部をサイトの方で公開してみました。
本当は冬コミに受かってれば本にするつもりだったんですが、落ちてしまったので一旦停止してしまった話です。時系列としては原作にあるハルと穹の一時帰郷、両親の初盆のために都会へと戻った辺りの話です。原作では克明に語られなかった部分の捏造になるわけですが、どうして原作で都会についてなにも書かなかったのかは、過去の日記で幾度か考察したとおりだと思います。
であるからして、私の書く話に関してもあくまで空間を限定して、なるべく都会を書かないという決まりを守るつもりです。以前書いたお布団のSSは極端すぎる内容でしたけど、あれを応用して、空間的幅を広げた感じでしょうか。不謹慎ですから実際の抱擁シーンについては書きませんし、後の食事会についても原作で描写されてますから、それ以外のことですね。正確な日数は判りませんけど、最低でも一週間程度は都会に行っていたのだと思うんですよ。渚さんとか、委員長のシナリオをやれば判りますけど。そういう時間的限定を最大活用して、中編ないし長編を書くことは出来ないだろうか、というのが私の考えです。登場人物も、ほぼハルと穹だけですから、完全なるハル×穹になります。後はこれをどれだけ完成度の高い物に仕上げられるか、私の筆力と表現力次第でしょうね。
予定としては夏コミに同人誌化できればいいなと考えてます。サンクリの次はCOMIC1だけど、逆襲の救世主で手一杯だと思うから、ヨスガ本はコミケに回すしかなさそうです。そう、コミケの申込を本日済ませたんですけど、昨年の夏コミと同じくヨスガノソラでスペースを取りました。受かるかどうかはともかく、サークル的にはヨスガノソラとハルカナソラをメインにギャルゲージャンルでの固定になっていくんじゃないかと。追々書きますけど、夏コミではもう一つほど書きたい作品がありまして、今からネタを構成しています。
本当なら今頃はヨスガノソラグッズに埋もれているはずなんですが、発送が延期になったので手元にはなんのグッズもありません。電撃姫の通販で買ったシーツも、同じく2月末の発送ですから、そう考えると都合良く重なりましたね。今月末が楽しみです。
さすがにSphereも今度は完全新作で来ると思いますが、企画自体は進行しているようですね。ヨスガノソラがなければ大元であるCUFFSは消滅していたであろうと言われるほど、Sphereはブランド的に貢献しているはずですが、その新作ともなれば単なる期待も想像以上の重圧になるでしょう。2作目で転ける、というのは良くあることですから。なまじ、ヨスガノソラが、春日野穹が圧倒的な人気を持っているだけに、生半可なものでは失敗はしなくとも、成功はしないでしょう。ヨスガノソラとハルカナソラのビジュアルファンブックは、げっちゅ屋で予約1位になってますが、未だにそれだけの人気があるということですね。まあ、げっちゅ屋の場合は特典が付く、というのもあるんでしょうけど。
コトブキ屋が出す予定のスク水穹フィギュアも、結構な注目度になっていますが、結局私はワンフェスには行けそうもない。ビッグサイトであればサンシャインから向かうことも可能だったのですが、幕張メッセではどう考えても無理です。新木場か東京に行かないことには、どうにも辿り着けない。あるいはサークル参加早まったかも知れませんねぇ。いや、例年2月のサンクリというのは規模もそれなりでサークルも多彩な色合いを見せるんですが、今回はそうでもないかなと。むしろ、これは後日にまた書きますが水戸コミケのサークル軍勢の凄まじさに腰を抜かしそうです。
ハルと穹の誕生日ということで、ケーキでも買って祝おうと思ったんですが、あいにくと様々な事情にそれを阻まれました。まあ、私は所謂ショートケーキの類が好きではないので、ケーキを買うと言っても一般的なものとは少し趣味嗜好が異なるんですけどね。
横浜駅でケーキといえばロールケーキのキハチがありますが、私はアレがあまり好きじゃない。親はアレを好んでいるようですが、どうにもクリームの塊を食っているみたいで身体に良くない。やはりケーキとは、クリームではなく生地を楽しむものだと私は思うのですよ。あくまで個人的な拘りですけど。
私からハルや穹にプレゼントできるものはなにもありませんが、折角の誕生日、二人で仲良く過ごして貰いたいものです。例え日中は友人を招いてお祝いをしても、夜はその限りではないのですから。あぁ、しかし残念だ。時間さえあれば、穹の誕生日コメントを元ネタになにか書こうと思ってたのに。私は肝心なときに倒れていることが多いから、本当にダメですね。
まあ、なにはともあれ最後にもう一度、ハル、穹、本当にお誕生日おめでとう。今年も一年、お幸せに。
私がハルと穹に出会ってから1年以上経ったわけだけど、2度目の誕生日ということになりますかね。公式がなにかやるかと思ったけど、さすがにネタがないのがスタッフコメントでも特に触れず。かくいう私も色々あったせいでこれといって用意できなかったので、コミケ用の話の一部をサイトの方で公開してみました。
本当は冬コミに受かってれば本にするつもりだったんですが、落ちてしまったので一旦停止してしまった話です。時系列としては原作にあるハルと穹の一時帰郷、両親の初盆のために都会へと戻った辺りの話です。原作では克明に語られなかった部分の捏造になるわけですが、どうして原作で都会についてなにも書かなかったのかは、過去の日記で幾度か考察したとおりだと思います。
であるからして、私の書く話に関してもあくまで空間を限定して、なるべく都会を書かないという決まりを守るつもりです。以前書いたお布団のSSは極端すぎる内容でしたけど、あれを応用して、空間的幅を広げた感じでしょうか。不謹慎ですから実際の抱擁シーンについては書きませんし、後の食事会についても原作で描写されてますから、それ以外のことですね。正確な日数は判りませんけど、最低でも一週間程度は都会に行っていたのだと思うんですよ。渚さんとか、委員長のシナリオをやれば判りますけど。そういう時間的限定を最大活用して、中編ないし長編を書くことは出来ないだろうか、というのが私の考えです。登場人物も、ほぼハルと穹だけですから、完全なるハル×穹になります。後はこれをどれだけ完成度の高い物に仕上げられるか、私の筆力と表現力次第でしょうね。
予定としては夏コミに同人誌化できればいいなと考えてます。サンクリの次はCOMIC1だけど、逆襲の救世主で手一杯だと思うから、ヨスガ本はコミケに回すしかなさそうです。そう、コミケの申込を本日済ませたんですけど、昨年の夏コミと同じくヨスガノソラでスペースを取りました。受かるかどうかはともかく、サークル的にはヨスガノソラとハルカナソラをメインにギャルゲージャンルでの固定になっていくんじゃないかと。追々書きますけど、夏コミではもう一つほど書きたい作品がありまして、今からネタを構成しています。
本当なら今頃はヨスガノソラグッズに埋もれているはずなんですが、発送が延期になったので手元にはなんのグッズもありません。電撃姫の通販で買ったシーツも、同じく2月末の発送ですから、そう考えると都合良く重なりましたね。今月末が楽しみです。
さすがにSphereも今度は完全新作で来ると思いますが、企画自体は進行しているようですね。ヨスガノソラがなければ大元であるCUFFSは消滅していたであろうと言われるほど、Sphereはブランド的に貢献しているはずですが、その新作ともなれば単なる期待も想像以上の重圧になるでしょう。2作目で転ける、というのは良くあることですから。なまじ、ヨスガノソラが、春日野穹が圧倒的な人気を持っているだけに、生半可なものでは失敗はしなくとも、成功はしないでしょう。ヨスガノソラとハルカナソラのビジュアルファンブックは、げっちゅ屋で予約1位になってますが、未だにそれだけの人気があるということですね。まあ、げっちゅ屋の場合は特典が付く、というのもあるんでしょうけど。
コトブキ屋が出す予定のスク水穹フィギュアも、結構な注目度になっていますが、結局私はワンフェスには行けそうもない。ビッグサイトであればサンシャインから向かうことも可能だったのですが、幕張メッセではどう考えても無理です。新木場か東京に行かないことには、どうにも辿り着けない。あるいはサークル参加早まったかも知れませんねぇ。いや、例年2月のサンクリというのは規模もそれなりでサークルも多彩な色合いを見せるんですが、今回はそうでもないかなと。むしろ、これは後日にまた書きますが水戸コミケのサークル軍勢の凄まじさに腰を抜かしそうです。
ハルと穹の誕生日ということで、ケーキでも買って祝おうと思ったんですが、あいにくと様々な事情にそれを阻まれました。まあ、私は所謂ショートケーキの類が好きではないので、ケーキを買うと言っても一般的なものとは少し趣味嗜好が異なるんですけどね。
横浜駅でケーキといえばロールケーキのキハチがありますが、私はアレがあまり好きじゃない。親はアレを好んでいるようですが、どうにもクリームの塊を食っているみたいで身体に良くない。やはりケーキとは、クリームではなく生地を楽しむものだと私は思うのですよ。あくまで個人的な拘りですけど。
私からハルや穹にプレゼントできるものはなにもありませんが、折角の誕生日、二人で仲良く過ごして貰いたいものです。例え日中は友人を招いてお祝いをしても、夜はその限りではないのですから。あぁ、しかし残念だ。時間さえあれば、穹の誕生日コメントを元ネタになにか書こうと思ってたのに。私は肝心なときに倒れていることが多いから、本当にダメですね。
まあ、なにはともあれ最後にもう一度、ハル、穹、本当にお誕生日おめでとう。今年も一年、お幸せに。
サンクリ46参加情報
2010年2月4日 アニメ・マンガ
サンシャインクリエイション46が近づいてきましたので、シャリテクロワールの参加情報なんかを書こうと思います。今回、シャリテクロワールは新刊を出しませんが既刊の頒布と、サークルくろのとくろえさんの新刊を委託させていただきます。
イベント名:サンシャインクリエイション46
日時:2010年2月7日(日)11:00~15:30
会場:池袋サンシャインシティ文化会館
配置:A1ホールB-09b「シャリテクロワール」
重要なのは配置場所です。A1ホールの、B-09bです。落書きコーナーの目の前と憶えてくださると判りやすいですかね。
以下は、当日のお品書きとなります。
アルフィミィといっしょ!
ジャンル:スーパーロボット大戦
イベント価格:500円
総ページ数:26ページ
サイズ:B5本
備考:サークルくろのとくろえさんの新刊委託になります
ロックマンゼロ2-逆襲の救世主-上
ジャンル:ロックマンゼロ×リリカルなのはStrikerS
イベント価格:1700円
総ページ数:384ページ
サイズ:新書本
イラスト:フルカラーカバー&挿絵等(くろのとくろえ)
備考:書き下ろしショートストーリー収録
るーるーのほん
ジャンル:リリカルなのはStrikerS
発行日:2009年8月16日
イベント価格:500円
総ページ数:32P
サイズ:B5版
備考:シャリテクロワール&くろのとくろえによる合同誌
今回はこの3冊が出し物になります。尚、赤き閃光の英雄及び遥かな穹等の既刊は在庫がほとんどありませんので、サンクリには持って行きません。当日は500円玉と、逆襲の救世主を買われる方はお札と100円玉も用意して、ピッタリ払ってくれると売り子さんが喜びます。ちなみに今回の売り子さんは女性です。
後は……そうそう、サンクリでは特にペーパーや色紙の配布は行わないのですが、展示用のポスターが一枚ありまして、撤収間際に放出しようかと思っています。
アルフィミィといっしょ!表紙ポスター
配布時間:14:00~
枚数:1枚限定(先着)
用紙:厚口ペーパー
サイズ:A1
備考:多分余白があると思います。
さすがにこれはくろのさんへ送り返すことも出来ないので、使用後は希望者に先着でお渡しします。
予定としては、シャリテクロワールは14時頃から撤収作業を開始し、14時半には会場を出てしまう予定なので、それまでにスペースまで来てください。尚、14時より前のお渡しは考えておりません。仮に希望者が複数いた場合は、その場でクジなりジャンケンなりになりますが、10人以上など人数が多くなった場合はまた別の方法を取らせていただきます。周囲の迷惑にもなりますし。
また、スペースがある場合に限り実際に貼り付けますので、あくまで使用済みのものになります。状態等に関しましては、それほど良くない可能性もあることを予めご了承ください。
当日、私はスペースにいたりいなかったりすると思います。どうしても私に用がある、という方は文句、苦情、不平不満を除いて売り子さんに呼び出して貰ってください。また、当日は釣り銭不足が予想されます。前述の通り、お金はピッタリ持ってきてくださると売り子が大変喜びます。
また、これもないとは思いますがサイン・色紙・スケブ等は原則受け付けておりません。ただし、くろのとくろえさんへの手紙やプレゼントに関しましては、私が受け取り、責任を持って本人へと発送させていただきます。でも、生物とか極端に高価なものはダメですよ。
私個人に対してなにかある人は、とりあえず私を見つけてください。知り合いならばそうであると名乗れば、人見知りで人間嫌いの売り子さんが営業スマイルで対応してくれると思います。まあ、誰も来ないとは思うけど。
初のサンクリ参加と言うことで、遂にここまで来たかという感じなのですが、実は既にCOMIC1に申し込んでおり、参加申込サークル一覧に載っていたりします。コミケの申込はまだですが、おそらく一両日中には完了するでしょう。COMIC1は時間の許す限り色々な企画をやろうと思っているので、今から色々考えてます。けど、まずは目前に迫ったサンクリですね。頑張って、みんなで良いイベントにしていきましょう。
イベント名:サンシャインクリエイション46
日時:2010年2月7日(日)11:00~15:30
会場:池袋サンシャインシティ文化会館
配置:A1ホールB-09b「シャリテクロワール」
重要なのは配置場所です。A1ホールの、B-09bです。落書きコーナーの目の前と憶えてくださると判りやすいですかね。
以下は、当日のお品書きとなります。
アルフィミィといっしょ!
ジャンル:スーパーロボット大戦
イベント価格:500円
総ページ数:26ページ
サイズ:B5本
備考:サークルくろのとくろえさんの新刊委託になります
ロックマンゼロ2-逆襲の救世主-上
ジャンル:ロックマンゼロ×リリカルなのはStrikerS
イベント価格:1700円
総ページ数:384ページ
サイズ:新書本
イラスト:フルカラーカバー&挿絵等(くろのとくろえ)
備考:書き下ろしショートストーリー収録
るーるーのほん
ジャンル:リリカルなのはStrikerS
発行日:2009年8月16日
イベント価格:500円
総ページ数:32P
サイズ:B5版
備考:シャリテクロワール&くろのとくろえによる合同誌
今回はこの3冊が出し物になります。尚、赤き閃光の英雄及び遥かな穹等の既刊は在庫がほとんどありませんので、サンクリには持って行きません。当日は500円玉と、逆襲の救世主を買われる方はお札と100円玉も用意して、ピッタリ払ってくれると売り子さんが喜びます。ちなみに今回の売り子さんは女性です。
後は……そうそう、サンクリでは特にペーパーや色紙の配布は行わないのですが、展示用のポスターが一枚ありまして、撤収間際に放出しようかと思っています。
アルフィミィといっしょ!表紙ポスター
配布時間:14:00~
枚数:1枚限定(先着)
用紙:厚口ペーパー
サイズ:A1
備考:多分余白があると思います。
さすがにこれはくろのさんへ送り返すことも出来ないので、使用後は希望者に先着でお渡しします。
予定としては、シャリテクロワールは14時頃から撤収作業を開始し、14時半には会場を出てしまう予定なので、それまでにスペースまで来てください。尚、14時より前のお渡しは考えておりません。仮に希望者が複数いた場合は、その場でクジなりジャンケンなりになりますが、10人以上など人数が多くなった場合はまた別の方法を取らせていただきます。周囲の迷惑にもなりますし。
また、スペースがある場合に限り実際に貼り付けますので、あくまで使用済みのものになります。状態等に関しましては、それほど良くない可能性もあることを予めご了承ください。
当日、私はスペースにいたりいなかったりすると思います。どうしても私に用がある、という方は文句、苦情、不平不満を除いて売り子さんに呼び出して貰ってください。また、当日は釣り銭不足が予想されます。前述の通り、お金はピッタリ持ってきてくださると売り子が大変喜びます。
また、これもないとは思いますがサイン・色紙・スケブ等は原則受け付けておりません。ただし、くろのとくろえさんへの手紙やプレゼントに関しましては、私が受け取り、責任を持って本人へと発送させていただきます。でも、生物とか極端に高価なものはダメですよ。
私個人に対してなにかある人は、とりあえず私を見つけてください。知り合いならばそうであると名乗れば、人見知りで人間嫌いの売り子さんが営業スマイルで対応してくれると思います。まあ、誰も来ないとは思うけど。
初のサンクリ参加と言うことで、遂にここまで来たかという感じなのですが、実は既にCOMIC1に申し込んでおり、参加申込サークル一覧に載っていたりします。コミケの申込はまだですが、おそらく一両日中には完了するでしょう。COMIC1は時間の許す限り色々な企画をやろうと思っているので、今から色々考えてます。けど、まずは目前に迫ったサンクリですね。頑張って、みんなで良いイベントにしていきましょう。
しまった、とらのあなで買えばよかった! というぐらい、とらのあなの差し替えカバーがカッコよかった。でも、私はアニメイトで買ってしまった。理由は行くつかあるんだけど、アニメイトの方が駅から近く、とらのあなは遠かったから。とらに特典がなかった場合、また東口のアニメイトまで赴くのが面倒で、今の私にそこまでの気力はなかったから。手負いなんですよ、私。身体に負荷をかけすぎると傷口が開いてしまうので、機敏な行動が出きないんですね。足を使って動くのが、唯一の取り柄だったというのに。
なんて言いつつ、アニメイトで買った後は高島屋うろついていたんですけどね。私はてっきり昨日だと思ってたんですが、なんでも今日が節分らしいじゃないですか。豆が嫌いだが、ここは世の流行に従って巻物でも買って帰ろうとか思ったんですが……時間が時間だけに、なにも残っていなかった。そごうやクイーンズ伊勢丹に行けば違ったのかも知れませんが、さすがにそこまで動きまわることが出きなかった。年中行事は大事にしないといけないと、丹下桜も言ってたんですけどねぇ。
仕方ないから手ぶらで、正確にはForceの1巻持って帰ったんですが、差し替えカバーはアニメイトよりとらのあなだったね。ゲマ屋は論外としても、とらのあなが一番良かった。ダメもとでも良いから、とらに突貫するべきだったかなぁ。体調が万全ならそうしたんだろうけど、あいにくと血だらけになってまで買いに行くほどのものじゃないと思ってたから。それが大きな間違いだったと判明するのは帰宅後なんですけど。
私は娘TYPEという雑誌を買ったことがないメガミマガジン信者なんですが、あの雑誌は成功するんでしょうかね。萌え系美少女アニメ誌というのはメディアワークスを始め色々なところが出しましたけど、どれもこれも寿命は短かったですし、メガマガにしたところで休刊の危機が合ったことは割と有名な話です。コンプH’sはつまらないことこの上ない、あからさまな角川雑誌でしたが、これはまあ会社がアニメを作っているか作っていないかの差で、そこが学研の強みでもあるんでしょうね。自社作品に左右されない、というのは大きいよ。
話がずれましたけど、魔法戦記リリカルなのはForceという作品、かなり面白いですね。ViVidと比較すれば、などという表現を使うまでもなく、十分に一つの作品として読めるものになっていると思います。まあ、私が緋賀ゆかりの絵柄を好んでいるというのもあるんでしょうが、話の展開が物凄くわかりやすい、王道一直線のように思える。
謎の少女を助けて特別な力をもらい、世界や悪の組織を敵に回しての逃避行……燃えるじゃないですか。一見すると他者を圧倒するかのような戦闘力は、初期のエレメンタルジェレイド近いものがありますね。しっかり、上位の実力者に叩きの目されてる当たり、わかっているなぁという構成です。ダブルヒロインにしている理由はまだわかりませんが、おそらく服屋の方にも隠された設定とかがあるんでしょう。単なる魔導師や騎士というわけではなさそうだし、あるいは戦闘機人、プロフェクトFの流れか。
メインとなるキャラクターが3人に絞り込まれているから、ViVidよりも読みやすく、あくまで歴代のキャラたちが脇役であることが作品としての独自性を確立させる要因になっていると思う。いい意味で、これまでの作品とは毛色の違うものに仕上がってますね。わかりやすいが上に展開も予測しやすいわけだけど、それがつまらないわけではなく、むしろ楽しみにすら感じるほど面白かった。ViVidとの決定的な違いは、緊迫感の差ですね。私がViVidを初めて呼んだのはヨスガノソラのコミカライズが始まった号だからちょうど覇王とノーヴェが戦った辺り、思えば唯一のシリアス回だったんじゃないだろうか。あれが最初だったから受ける印象が普通とは違って、後のゆるい展開を楽しめなくなったんでしょうね。その点、Forceはコミックスが初見だった。この違いは結構大きいよ。
まあ、面白かったといって娘TYPEを購読するわけでもないのですが、私はViVidよりもForceが好みです。なのはシリーズで男が主人公なんて、と思われるかも知れないけど、私は男女の絡みが好きなんでね。恋愛要素というものに対して都築真紀がどうお持っているのか、その本心は知らないけど、私は愛だの恋だの言ってる話が好きだし、色恋沙汰ほど人の関心を誘うものはないと思ってるので。今後の展開に期待しましょう。
しかし、主人公の武器は銃剣の類みたいですが、どこかで見たことのある形なのは気のせいか。良くある形状の武器だとは思うけど、戦闘術はガン=カタかなにかだろうか。いや、でもあれは二丁拳銃を主体とした技か。
そういや、緋賀ゆかりはシャイナダルクもダブルヒロインの話だったけど、そういう作品に縁があるんですかね。もしくは、そういう作品の経験者だからこそ仕事が回されたのか。どちらにせよ、良い作品へと仕上がってもらいたいものです。
なんて言いつつ、アニメイトで買った後は高島屋うろついていたんですけどね。私はてっきり昨日だと思ってたんですが、なんでも今日が節分らしいじゃないですか。豆が嫌いだが、ここは世の流行に従って巻物でも買って帰ろうとか思ったんですが……時間が時間だけに、なにも残っていなかった。そごうやクイーンズ伊勢丹に行けば違ったのかも知れませんが、さすがにそこまで動きまわることが出きなかった。年中行事は大事にしないといけないと、丹下桜も言ってたんですけどねぇ。
仕方ないから手ぶらで、正確にはForceの1巻持って帰ったんですが、差し替えカバーはアニメイトよりとらのあなだったね。ゲマ屋は論外としても、とらのあなが一番良かった。ダメもとでも良いから、とらに突貫するべきだったかなぁ。体調が万全ならそうしたんだろうけど、あいにくと血だらけになってまで買いに行くほどのものじゃないと思ってたから。それが大きな間違いだったと判明するのは帰宅後なんですけど。
私は娘TYPEという雑誌を買ったことがないメガミマガジン信者なんですが、あの雑誌は成功するんでしょうかね。萌え系美少女アニメ誌というのはメディアワークスを始め色々なところが出しましたけど、どれもこれも寿命は短かったですし、メガマガにしたところで休刊の危機が合ったことは割と有名な話です。コンプH’sはつまらないことこの上ない、あからさまな角川雑誌でしたが、これはまあ会社がアニメを作っているか作っていないかの差で、そこが学研の強みでもあるんでしょうね。自社作品に左右されない、というのは大きいよ。
話がずれましたけど、魔法戦記リリカルなのはForceという作品、かなり面白いですね。ViVidと比較すれば、などという表現を使うまでもなく、十分に一つの作品として読めるものになっていると思います。まあ、私が緋賀ゆかりの絵柄を好んでいるというのもあるんでしょうが、話の展開が物凄くわかりやすい、王道一直線のように思える。
謎の少女を助けて特別な力をもらい、世界や悪の組織を敵に回しての逃避行……燃えるじゃないですか。一見すると他者を圧倒するかのような戦闘力は、初期のエレメンタルジェレイド近いものがありますね。しっかり、上位の実力者に叩きの目されてる当たり、わかっているなぁという構成です。ダブルヒロインにしている理由はまだわかりませんが、おそらく服屋の方にも隠された設定とかがあるんでしょう。単なる魔導師や騎士というわけではなさそうだし、あるいは戦闘機人、プロフェクトFの流れか。
メインとなるキャラクターが3人に絞り込まれているから、ViVidよりも読みやすく、あくまで歴代のキャラたちが脇役であることが作品としての独自性を確立させる要因になっていると思う。いい意味で、これまでの作品とは毛色の違うものに仕上がってますね。わかりやすいが上に展開も予測しやすいわけだけど、それがつまらないわけではなく、むしろ楽しみにすら感じるほど面白かった。ViVidとの決定的な違いは、緊迫感の差ですね。私がViVidを初めて呼んだのはヨスガノソラのコミカライズが始まった号だからちょうど覇王とノーヴェが戦った辺り、思えば唯一のシリアス回だったんじゃないだろうか。あれが最初だったから受ける印象が普通とは違って、後のゆるい展開を楽しめなくなったんでしょうね。その点、Forceはコミックスが初見だった。この違いは結構大きいよ。
まあ、面白かったといって娘TYPEを購読するわけでもないのですが、私はViVidよりもForceが好みです。なのはシリーズで男が主人公なんて、と思われるかも知れないけど、私は男女の絡みが好きなんでね。恋愛要素というものに対して都築真紀がどうお持っているのか、その本心は知らないけど、私は愛だの恋だの言ってる話が好きだし、色恋沙汰ほど人の関心を誘うものはないと思ってるので。今後の展開に期待しましょう。
しかし、主人公の武器は銃剣の類みたいですが、どこかで見たことのある形なのは気のせいか。良くある形状の武器だとは思うけど、戦闘術はガン=カタかなにかだろうか。いや、でもあれは二丁拳銃を主体とした技か。
そういや、緋賀ゆかりはシャイナダルクもダブルヒロインの話だったけど、そういう作品に縁があるんですかね。もしくは、そういう作品の経験者だからこそ仕事が回されたのか。どちらにせよ、良い作品へと仕上がってもらいたいものです。
先月、秋葉原のゲマ屋で買ってきました。買うつもりはあまりなかったんですが、コンプエースとの合同フェアをやってたし、私は特典に弱いもので。ただ、秋葉では発売日から4日も前に並んでて、同日発売だからこそフェアを展開したであろうコンプエースとの間に、色々面倒な事態が起こっていたらしい。私もレシートを渡されて、コンプエースを買った際に云々と説明されました。しかし、なんだって4日も前に売り出してるんですかね。搬入が早いにしても、早すぎるような印象を受けます。まあ、角川書店のやることは良く分からないからね。
藤真拓哉は速筆なのか色々な仕事をかけ持ちしており、同じくなのはのコミカライズを努める緋賀ゆかりに近いものがあります。この業界、雛祭桃子なんかもそうですけど、稀に速筆を武器とする絵描きというのがいるんですよね。最強最速である山本和枝は別格としても、こういう仕事の早い絵描きというのは業界的に重宝されて、いい仕事が回ってくるのでしょう。特になのはみたいにメディアミックスの展開が早い作品だと尚更です。
まあ、私も藤真拓哉の絵は嫌いじゃないし、それほど優先度は高くないけどESSENTIAにも並んでたりしますから、そういった意味ではこの作品を買ってもなんら不思議はない。けれど、それでも私はこの作品を買うべきか否か、少なからず悩みました。
理由としては、ハッキリ言って面白くないからなのですが、ヨスガノソラのコミカライズを読む関係上、同じコンプエースで連載されているこの作品も読む機会があるんですけど、なにをどうしても面白いと思えないんですよ。というか、つまらないよね、この作品。
単にお前が女ばかりの作品が好きじゃないだけだろう、と言われればその通りだと言い返すんだけど、私には覇王が女であることの理由が分からない。なるほど、覇王イングヴァルトという格闘王ともういうべき王が過去にいたという設定は面白い。それが最強の聖王となにかしらの関係が合った、というのもまた考察に深みが増すだろう。しかし、何故その子孫が少女でなければならないのか。
別に子孫が女児であったからといって問題などなにもないのだが、私は女の友情を全面に押し出した少年漫画があまり好きではない。おそらく原作者の趣味と企画的流れからアインハルトは少女になったのであろうが、男女間の恋愛要素を排除するあまり、あからさまなまでの百合百合しい色合いが出てしまったのではないか。
元々、リリカルなのはという作品自体男キャラの少ないものではあるが、男王である覇王の子孫なのだから、やはり線が細くても男でいて欲しいと思うのは間違いなのだろうか。そもそも、女の友情など今更やったところで、そんなものはフェイトとなのはの焼き直しにしからないではないか。これでは私の琴線にまったく触れてこない。
そういや、この作品のルーテシアはすごく明るい娘だね。テンションが微妙におかしいというか、人間も成長すれば変わるものです。私としては、綾波タイプないしルリタイプの少女がここまで劇的に変化することが理解できないので、それに対する違和感も強いのかも知れません。さすがにあそこまでキャラが変わると戸惑うよ。好きなキャラだけにね。
ViVidを読んでいて思うのは、この作品の行き着く先が分からないということ。覇王がいて、聖王がいて、他にもなんか色々なキャラがいて、結局なにがしたいのかというのがまだ観えてこない。1巻の段階でそれが出てこないというのは結構問題だと思うんですよ。ヨスガノソラのコミカライズではないけど、形作ることばかりに集中していて話を進めるのが遅くなってしまっているのではないかと、そういう印象を私は受けています。まあ、読み込みが全然足りないからなんだろうけどね。
コンプエースで読める漫画ってのはなかなか少なくて、精々プリズマ☆イリヤぐらいなんですけど、あれも多分になのはの影響を受けている作品だからな……いや、ひろやまひろし的には色々考え合ってのことなんだろうけど。
確か、Forceの方も出ているはずなので適当な店で買おうかと思います。それほど期待はしていませんが、少なくともViVidよりは新鮮味がある作品になっているはず。なにせ、主人公とヒロインが既存キャラではないし。
ところで、ViVidの店舗購入特典は差し替えカバーだったんですけど、私は紙ではなくクリアブックカバーが良かった。だって、紙って傷みやすいんだもん……ゲマ屋はいつの間にか通常のブックカバーを付けてくれなくなったし、これもエコという奴なんですかね。本屋がブックカバーなくしてどうするんだと。ゲマ屋は本屋じゃない? ちょっと前まではただの大きい本屋でしたよ、秋葉のゲマ屋なんて。中央通り店の話だけど。
藤真拓哉は速筆なのか色々な仕事をかけ持ちしており、同じくなのはのコミカライズを努める緋賀ゆかりに近いものがあります。この業界、雛祭桃子なんかもそうですけど、稀に速筆を武器とする絵描きというのがいるんですよね。最強最速である山本和枝は別格としても、こういう仕事の早い絵描きというのは業界的に重宝されて、いい仕事が回ってくるのでしょう。特になのはみたいにメディアミックスの展開が早い作品だと尚更です。
まあ、私も藤真拓哉の絵は嫌いじゃないし、それほど優先度は高くないけどESSENTIAにも並んでたりしますから、そういった意味ではこの作品を買ってもなんら不思議はない。けれど、それでも私はこの作品を買うべきか否か、少なからず悩みました。
理由としては、ハッキリ言って面白くないからなのですが、ヨスガノソラのコミカライズを読む関係上、同じコンプエースで連載されているこの作品も読む機会があるんですけど、なにをどうしても面白いと思えないんですよ。というか、つまらないよね、この作品。
単にお前が女ばかりの作品が好きじゃないだけだろう、と言われればその通りだと言い返すんだけど、私には覇王が女であることの理由が分からない。なるほど、覇王イングヴァルトという格闘王ともういうべき王が過去にいたという設定は面白い。それが最強の聖王となにかしらの関係が合った、というのもまた考察に深みが増すだろう。しかし、何故その子孫が少女でなければならないのか。
別に子孫が女児であったからといって問題などなにもないのだが、私は女の友情を全面に押し出した少年漫画があまり好きではない。おそらく原作者の趣味と企画的流れからアインハルトは少女になったのであろうが、男女間の恋愛要素を排除するあまり、あからさまなまでの百合百合しい色合いが出てしまったのではないか。
元々、リリカルなのはという作品自体男キャラの少ないものではあるが、男王である覇王の子孫なのだから、やはり線が細くても男でいて欲しいと思うのは間違いなのだろうか。そもそも、女の友情など今更やったところで、そんなものはフェイトとなのはの焼き直しにしからないではないか。これでは私の琴線にまったく触れてこない。
そういや、この作品のルーテシアはすごく明るい娘だね。テンションが微妙におかしいというか、人間も成長すれば変わるものです。私としては、綾波タイプないしルリタイプの少女がここまで劇的に変化することが理解できないので、それに対する違和感も強いのかも知れません。さすがにあそこまでキャラが変わると戸惑うよ。好きなキャラだけにね。
ViVidを読んでいて思うのは、この作品の行き着く先が分からないということ。覇王がいて、聖王がいて、他にもなんか色々なキャラがいて、結局なにがしたいのかというのがまだ観えてこない。1巻の段階でそれが出てこないというのは結構問題だと思うんですよ。ヨスガノソラのコミカライズではないけど、形作ることばかりに集中していて話を進めるのが遅くなってしまっているのではないかと、そういう印象を私は受けています。まあ、読み込みが全然足りないからなんだろうけどね。
コンプエースで読める漫画ってのはなかなか少なくて、精々プリズマ☆イリヤぐらいなんですけど、あれも多分になのはの影響を受けている作品だからな……いや、ひろやまひろし的には色々考え合ってのことなんだろうけど。
確か、Forceの方も出ているはずなので適当な店で買おうかと思います。それほど期待はしていませんが、少なくともViVidよりは新鮮味がある作品になっているはず。なにせ、主人公とヒロインが既存キャラではないし。
ところで、ViVidの店舗購入特典は差し替えカバーだったんですけど、私は紙ではなくクリアブックカバーが良かった。だって、紙って傷みやすいんだもん……ゲマ屋はいつの間にか通常のブックカバーを付けてくれなくなったし、これもエコという奴なんですかね。本屋がブックカバーなくしてどうするんだと。ゲマ屋は本屋じゃない? ちょっと前まではただの大きい本屋でしたよ、秋葉のゲマ屋なんて。中央通り店の話だけど。
魔法少女リリカルなのは THE MOVIE 1st
2010年2月1日 アニメ・マンガ
死にかけの身体を無理矢理動かして、なんとか観てきました。だってチケット取っちゃったんだもん。背中が裂けてようと、血が流れようと、雪が降っていようが観ておかないと。なんか入場前にリピート特典とかいうスタンプカード貰ったんだけど、2回観に行くとイラストカードが貰えて、3回目を観に行くとメモリアルフィルムを貰えるらしい。新手の商法なのか知りませんが、熱心なことですね。
折角だから私も安い時を見計らって行こうかと思いますが、ハッキリ言って3回も見るほどの映画ではないというのが正直な感想。
要するに無印の焼き直しなわけだけど、やっていることは都築真紀が以前書いた小説を下地にしているだけですから、これといって話に目新しい部分がないんですね。プレシア・テスタロッサについて掘り下げられたといっても、ノベライズ版の方がよっぽど詳しいですから。それが映像化して見られることへの喜びがあるかと言われても、特にないと答えるしかない。リニスに対しても、特に思い入れはないもので。いや、嫌いではないよ、声以外は。
話としてのまとまりは良く編集出きてると思うけど、2時間という尺を考えればやはり駆け足で唐突な感じを受けることも少なくなく、個人的になのはの心理を読み取るのは難しいのではないか、と感じた。フェイトに対する感情、気持ち、想い、それらは募らせるものではあるにせよ、募らせているという描写が弱く、感覚として掴みとりづらい。
また、なのはが主人公であることには変りないはずなのに、何故かなのはが脇のキャラクターに思えてしまう。それは、なのはの家族や友達よりも、フェイトの家族や過去について多く語られたからであり、フェイト寄りの内容とは言わないまでも、話としてはフェイト・テスタロッサに関する様々なことが中心となっているんですよね。そのため、あたかもなのはの陰が薄いのではないか、という錯覚をおぼえるというか、例えば管理局に協力することをなのはとユーノが決める過程など、なのはの中にある葛藤、想い、そういうのがほとんど省かれているんですよ。アリサにせよすずかにせよ、登場こそしましたけど、だからといってなにか重要な役どころがあるわけでもなく、それはなのはの家族にしても同じ。後者はともかく、前者がそういった立場にないのは、なのは自身について表面的にも内面的にも掘り下げられてないからなんだと思う。TV版、いわゆる無印と言われた作品はあくまでなのはが主人公であり、フェイトの登場は少し先になります。故に、なのはという存在を深く語ることが出きたわけですが、映画にはその時間がなかった。なのはを語るか、それともフェイトを語るか、この二つを選ぶとすれば、どうしたってフェイトを選ばざるをえないんですね。
この映画の見るべきところはなにか、なにを楽しみ、映画としてどこが面白いのか、それは人それぞれだと思うけど、映像という意味ではなかなかに迫力があったとは思います。お話としてはともかくとして。感じ方の違いは私が映画人じゃないからなんだろうけど……そういえば古い話になりますが、その昔映画人の知り合いが絶賛した作品があって、是非観ておいた方がいいと言われたので観たのですが、私にはその作品のなにが面白いのか分からなかったんですよ。感想を訊かれて、正直につまらないと言ってやろうかと思ったけど、精々控えめにあまり面白い話だとは思わなかった、と答えたんですね。すると、映画人は愕然とした顔をして、私にこう言ったんです。
「話なんてどうでもいいんだよ。映像を、手法を見てくれよ」
今度は私が唖然とする番で、話によるとその映画はこれまでになかった映像手法を用いた作品であり、そこが高く評価されているのだという。故に、話がどうであるかなんてのは関係ないのですよ。
けれど私は物書きで、作品の中身を重視する人間であったから、中身の面白くない作品など、どんな手法であろうと興味がないんですね。映像が美麗なことは認めても、だからといって面白いのかと言われると、そうではない。稀に傑作や大作、名作などと言われるレベルの作品の中には圧倒的な映像美でなにも考えられなくなってしまう、という程の作品も存在するけど、私が思うになのはの映画はそのレベルではないんですよ。絵の粗い部分もあったしね。だからこそ、話に関する作り込みを重視して観ていたというか、上手くまとめてはいるんだけど、それ故に釣り合いが取れていなかったのではないか、と思う。簡潔に言ってしまえば、高町なのはというキャラクターが映画では薄く、個性はあっても自己を確立して表立つほどの勢いがないんですよ。人間関係にしてみても、なのはとユーノサイドは地味だったからね。大体、ユーノなんて最終的にどうなったのか語られてないし。
まあ、所詮は焼き直しの映画なんだしそこまで深く考える必要もないんだろうけど、映画の出来として、私はそこまでの評価はしないと思う。
そんなわけだから後2回行くかどうかは決めかねてるんだけど、ハルヒの映画もある関係で、あまりなのはばかりに金も使っていられない、というのが現状かな。Fateのほうは観に行ったという知り合いから、あるキャラがどうなるのかを事前に来いたので、もう観に行くつもりはありません。精神的に耐えられそうにないし。
なのはにしたところで、なるべく安い方法で見ないと金が掛かって仕方がない。ただでさえ、今月と先月は金がないから。
折角だから私も安い時を見計らって行こうかと思いますが、ハッキリ言って3回も見るほどの映画ではないというのが正直な感想。
要するに無印の焼き直しなわけだけど、やっていることは都築真紀が以前書いた小説を下地にしているだけですから、これといって話に目新しい部分がないんですね。プレシア・テスタロッサについて掘り下げられたといっても、ノベライズ版の方がよっぽど詳しいですから。それが映像化して見られることへの喜びがあるかと言われても、特にないと答えるしかない。リニスに対しても、特に思い入れはないもので。いや、嫌いではないよ、声以外は。
話としてのまとまりは良く編集出きてると思うけど、2時間という尺を考えればやはり駆け足で唐突な感じを受けることも少なくなく、個人的になのはの心理を読み取るのは難しいのではないか、と感じた。フェイトに対する感情、気持ち、想い、それらは募らせるものではあるにせよ、募らせているという描写が弱く、感覚として掴みとりづらい。
また、なのはが主人公であることには変りないはずなのに、何故かなのはが脇のキャラクターに思えてしまう。それは、なのはの家族や友達よりも、フェイトの家族や過去について多く語られたからであり、フェイト寄りの内容とは言わないまでも、話としてはフェイト・テスタロッサに関する様々なことが中心となっているんですよね。そのため、あたかもなのはの陰が薄いのではないか、という錯覚をおぼえるというか、例えば管理局に協力することをなのはとユーノが決める過程など、なのはの中にある葛藤、想い、そういうのがほとんど省かれているんですよ。アリサにせよすずかにせよ、登場こそしましたけど、だからといってなにか重要な役どころがあるわけでもなく、それはなのはの家族にしても同じ。後者はともかく、前者がそういった立場にないのは、なのは自身について表面的にも内面的にも掘り下げられてないからなんだと思う。TV版、いわゆる無印と言われた作品はあくまでなのはが主人公であり、フェイトの登場は少し先になります。故に、なのはという存在を深く語ることが出きたわけですが、映画にはその時間がなかった。なのはを語るか、それともフェイトを語るか、この二つを選ぶとすれば、どうしたってフェイトを選ばざるをえないんですね。
この映画の見るべきところはなにか、なにを楽しみ、映画としてどこが面白いのか、それは人それぞれだと思うけど、映像という意味ではなかなかに迫力があったとは思います。お話としてはともかくとして。感じ方の違いは私が映画人じゃないからなんだろうけど……そういえば古い話になりますが、その昔映画人の知り合いが絶賛した作品があって、是非観ておいた方がいいと言われたので観たのですが、私にはその作品のなにが面白いのか分からなかったんですよ。感想を訊かれて、正直につまらないと言ってやろうかと思ったけど、精々控えめにあまり面白い話だとは思わなかった、と答えたんですね。すると、映画人は愕然とした顔をして、私にこう言ったんです。
「話なんてどうでもいいんだよ。映像を、手法を見てくれよ」
今度は私が唖然とする番で、話によるとその映画はこれまでになかった映像手法を用いた作品であり、そこが高く評価されているのだという。故に、話がどうであるかなんてのは関係ないのですよ。
けれど私は物書きで、作品の中身を重視する人間であったから、中身の面白くない作品など、どんな手法であろうと興味がないんですね。映像が美麗なことは認めても、だからといって面白いのかと言われると、そうではない。稀に傑作や大作、名作などと言われるレベルの作品の中には圧倒的な映像美でなにも考えられなくなってしまう、という程の作品も存在するけど、私が思うになのはの映画はそのレベルではないんですよ。絵の粗い部分もあったしね。だからこそ、話に関する作り込みを重視して観ていたというか、上手くまとめてはいるんだけど、それ故に釣り合いが取れていなかったのではないか、と思う。簡潔に言ってしまえば、高町なのはというキャラクターが映画では薄く、個性はあっても自己を確立して表立つほどの勢いがないんですよ。人間関係にしてみても、なのはとユーノサイドは地味だったからね。大体、ユーノなんて最終的にどうなったのか語られてないし。
まあ、所詮は焼き直しの映画なんだしそこまで深く考える必要もないんだろうけど、映画の出来として、私はそこまでの評価はしないと思う。
そんなわけだから後2回行くかどうかは決めかねてるんだけど、ハルヒの映画もある関係で、あまりなのはばかりに金も使っていられない、というのが現状かな。Fateのほうは観に行ったという知り合いから、あるキャラがどうなるのかを事前に来いたので、もう観に行くつもりはありません。精神的に耐えられそうにないし。
なのはにしたところで、なるべく安い方法で見ないと金が掛かって仕方がない。ただでさえ、今月と先月は金がないから。