ヨスガノソラ同人誌「遥かな穹」、DL販売のお知らせ
突然ですが、シャリテクロワールが夏コミで出したヨスガノソラ同人誌、遥かな穹-Yosuga no Sora Fun Book-をDL販売することにしました。某所を眺めていたら何故か話題になっていたので、なんらかの形で公開した方が良いのかなーと思って。でも、通常の書店委託なんてしてくれるわけもないし、かといって販売したものを無料公開するのは買ってくれた人に悪いし、さてどうしたものかと首をひねらせていたら、唐突にDL販売のことが頭に浮かびまして。これなら印刷費もかからないし、小説本でも扱ってくれるのではないか、と。

http://www.melonbooks.com/affiliate/go/affiliate_id/AF0000011270(販売ページ)
アドレス見ればわかると思いますが、作品を登録してあるサイトはメロンブックス.comです。DL販売ながら、私もやっとこさめろんちゃんに作品を置くことが出来ました。普段本を置いてもらっているとらのあなではなく、メロンブックスを選んだのにはいくつか理由があって、まず第一にとらのあなは登録作業が面倒くさかった。私はサークル登録をとらのあなでしているわけだけど、DLストアを利用するにはさらに手続きが必要なようで、送られてきたカードなんてどこやったか忘れちゃったよ。いや、後々発掘はできたんだけどさ。
第二の理由として、メロンブックスはやはり一般に強く、そして優しい。とらのあなのDLストアを開くと、すぐに生々しい成人向けの作品ばかりが紹介されてますけど、メロンブックスの場合は一般と成人向けがちゃんと分けられていて、これは両社の違いが良く現れていると思います。私の本は一般の、それも小説本ですから、成人向け重視のとらのあなに置くよりも、一般向けにも力を入れているメロンに置いてもらった方が良いのではないかと、そう考えた次第です。下手したら、とらは取り扱い断られるかもしれないしね。後、第二の理由と関連して、メロンブックスのDLショップはとらのあなのそれと比べて、やや規模が劣ると感じたんですよ。つまり、作品が少ない。作品が少ないということは常に新作を求めていて、さらに空きも沢山あるということで、余程の作品じゃない限りお断りされることもないんじゃないかなと思いまして。実際、割とあっさり取り扱いのメール来ましたし。
さらに第三の理由、これが一番重要なんですが、なんとびっくり価格設定が同人誌のそれと変わらなかった。とらのあなの場合は通常の委託販売と違って、卸値と販売価格の間にかなりの差があるんだけど、メロンブックスの場合は据え置きなんですよ。委託販売と同じ設定。この違いは結構大きいと思うんだけど、何故か規模的にはとらのあなが上回っている。不思議な話だ。

遥かな穹についての説明を軽くしておくと、ヨスガノソラを題材にした二次創作小説同人誌になっています。三本ほどの短編を小説を収録した短編連作集になっており、すべてが穹メインの内容です。
カップリングとしてはハル×穹重視だけど、穹×瑛の話もあったり、私の作品には珍しくとにかく甘ったるい内容です。一応、オールキャラが出てるのかな? いや、名前だけのキャラとか、セリフが無かったキャラもいるのかな。この辺りは私の好みというより、穹に配慮した形になってるんだけど。
それぞれの話を簡単に解説すると、一つ目の話はハルが自分の初恋というものについて思い返していく話。ハルはなにせイケメンですから、都会にいた頃も色恋に無縁だったはずはありません。浮いた話の一つや二つもあったでしょう。そんなハルの初恋とは一体どんなだったのかという、そういう話。なのにタイトルは「穹の初恋物語」になっています。これについては実際に読んでもらえると分かると思います。
次の話はハルがいない退屈な休日を過ごしていた穹のもとに瑛が訪ねてきて、流れで穹が瑛に料理の指導を願う「穹と瑛の手作りクッキング♪」というお話。ハルと食べる夕食を作りながら、穹が瑛の人生観に触れていきます。コミカライズでも穹は瑛に料理を教えてもらっていたようですが、ネタが被ったことには割と驚きました。偶然ってあるもんなんですね。それとも、考えることはみんな同じなのかな。
最後の話は、ハルと穹が瑛主催のキャンプ大会に参加する「悠と穹のキャンプ体験」。 なんか、ネズミー短編アニメーションみたいなタイトル付けてますけど、短篇集の場合は結構意識してそういうわかりやすいタイトルにしています。タイトルを見て、それがどういう話か想像できる、短編の場合はそれが一番いいと思うんですよ。
瑛に乗せられたハルと穹が山でのキャンプに四苦八苦しながら、流れゆく時間の中で不意に過去のことを思い出したりする、そういうお話です。

冬コミに受かっていれば2冊目を出す予定だったんですが、落ちてしまったものは仕方ない。また次の機会を探すことにします。同人誌用に用意していた原稿はHPの方に回そうかと思いますが、来年のサンクリ、いや、COMIC1辺りでなにかできたらなーと考えています。まあ、メインはロクゼロだからそんなに大掛かりなことも出来ないんだけどね。
DL販売の方は、単純にやってみたかったのと、めろんちゃんに本を置いてみたかったというのが主な理由ですけど、自分が作った同人誌の中ではかなり好きな作品なので、是非読んで貰いたいです。さて、それじゃあHPの方にも情報を記載しに行こうかな。
今話題のGoogle日本語入力を試してるんですけど、これは凄いですね。ATOKの牙城もついに揺らいだというか、この名詞数は凄まじすぎる。エロゲキャラとかエロゲ声優とか、そのあたりがほとんど網羅されてるんですよ。
ヨスガノソラに関してもすぐ調べましたけど、春日野悠と春日野穹、渚一葉に倉永梢、依媛奈緒や伊福部やひろが一発変換出来ました。ただ、中里亮平すら変換できるのに、天女目瑛と乃木坂初佳が出なかったあたり、まだまだ完璧ではありませんね。

驚いたのは、奥木染という地名が一発変換できたことで、これには本当にびっくりした。地名まで把握しているなんて思っていなかったし、何気なく打ち込んだら変換できちゃうんだもんなぁ。ATOKの辞書機能を使って覚えこませていただけに、これには衝撃を受けた。
他に面白かったのは、西尾維新のキャラの名前が沢山出たことでしょうか。変換出来ないことで有名なキャラ名があっさりと出てくるあたり、驚きより先に苦笑が出てしまうといった感じです。七々見奈波が出なかったのは残念だったけど、病院坂黒猫は出るという。
なんか変換を楽しむだけで一日が終わってしまいそうですが、二次創作者にはかなり便利なツールなんじゃないでしょうか。大抵のアニメキャラ、漫画キャラは入ってるみたいですし、ラノベや小説も対応しているあたり優れものでしょう。パロディばっかり書いてるラノベ作家とかも重宝しそうですね。
私はなにせジャストシステム好きなので、本格導入するかは未定ですが、今度発表される一太郎2010次第でしょうか? ATOKが早々に打ち破られるとは思ってないけど、なにか目新しいものを出さないと結構厳しい気がする。そろそろ私もバージョンアップさせる予定ではあるんですが、機能的に今使ってるやつでも不便はしてないから、なにかこう思わずバージョンアップしてしまいそうな魅力が欲しい。買い換えるにしたってタダじゃないわけだし、最低限の機能さえあれば事足りるのがこの手のソフトですから。

私が一太郎を重宝しているのは縦書きに強いから、それだけなんですけど、機能重視なワードに頼ることも多々あります。というのも、私の同人誌の原稿って100%ワードで出来てるんですよ。インデザインとか高価なソフトを私はもっていないので、レイアウトとか装丁は全部ワードでやった。知り合いの物書きや編集、デザイナーとかからは唖然とされたけど、ワードでも頑張ればあれぐらいはできるのです。後はそれをPDFに変換すれば良いだけで、これもワードの保存選択で選べてしまう。まさかワードで作っているとは思わなかったと言われたけど、私だってワードでここまで作れるとは思わなかったさw
ただまあ、これは自分で作る同人誌だからこその話で、通常原稿書く際は一太郎を使用してます。今はどの出版社も紙原稿なんて求めてませんから、原稿の入稿は大抵データでやってます。手書きしか出きない人は別として、時代に合わせて環境も変化していくというわけですね。けど、送るのはデータでも校正を行う際に必ず印刷するから、紙の消費量はそれほど変わっていないのかもしれない。一太郎とかについてる校正機能なんて大したことないですから、やはり自分の目で見ていかないと間違いは発見出来ないのですよ。出版社には校正を担当する部門もありますけど、あの人達は凄いなぁと良く思う。単に誤字脱字を探すだけじゃなくて、話を読み込んだ上でこの表現や表記は正しいのかとか、そういうことを考えなくちゃいけないんだから。私にはとても真似できない作業ですね。
校正作業って本当に大変なんですよ。一人で何回読んでも、同じところを見逃してしまうなんてことが多々ある。それに、飽きるしね。どんなに面白い話でも、三回も四回も連続で読むと、流石に飽きるし疲れる。だからこそ、校正作業というのは複数でした方が良くて、これは漫画も小説も同じようなものです。漫画の場合はアシスタントがいることが多い複数人の作業だから、わりかしすぐ見つけられるそうだけど、同人誌レベルの個人作業だとそれも難しいのだろうな。

全然関係ない話を最後に書くと、Cuffs, Sphere, CUBE グッズ通販2009Winterの開始日と開始時間が決まったそうで、12月11日の18時から見たいです。平日の夜、というのは少し意外でしたけど、この時間なら問題なく買えそうなので一安心。画像も値段もまだ上がってないけど、再販物に関しては上げても良いんじゃないかと思う。結局、穹の抱き枕はどっちが再販されるんだろう。公式だといいんだけど。
冬の寒さに埋もれる本
そういえば、冬の同人誌情報についての詳細を告知していませんでした。HPでの紹介は済ませたんですが、日記ではまだでしたね。少し仕様変更などがあるので、そこら辺を細かく書こうかと思います。以前書いたように入稿自体はすでに終わってるんですが、修正に関する問い合わせが鳴り響き、対応に追われています。とはいっても、金銭的な理由から差し替えや修正が満足に出来ない状態だったりします……予算ギリギリだと満足に修正も出来ないという。情けない限りですが、嘆いたところで財力が増えるわけでもないので仕方ない。

HPに記載した新刊情報をコピーすると、今回の仕様はこんな感じ。
ロックマンゼロ2-逆襲の救世主-上

ジャンル:ロックマンゼロ×リリカルなのはStrikerS
書店価格:1750円(税抜き)
総ページ数:384ページ
サイズ:新書本
イラスト:フルカラーカバー&挿絵等(くろのとくろえ)
備考:書き下ろしショートストーリー収録

前回と対して変わらないじゃないか、と言われれば確かにページ数以外は大差ないですね。赤き閃光の下巻から、丁度40ページほど増えてます。そのため、価格のほうが若干高くなっているんですが、実はこれがギリギリのラインだったりする。この価格ですら完売しないとやばいんだから、小説本の印刷費が如何に高いか分かりますね。本そのものの装丁を変えたくなかったから、他の部分で結構無理をした感じです。部数も結構押さえてますし、全体的に規模は縮小していると思う。
このように本体自体に仕様変更はないんですが、予定していた無料特典に問題が発生したため、無しになりました。なにを作るかも言っていませんでしたが、楽しみにされていた方がいたらごめんなさい。具体的になにがあったのか語るつもりはないんですけど、あまり納得がいかなかったのも事実と良いますか、私も悪かったんだとは思うが、ちょっと向こうも不親切だったのではないかと、そんなことを思ってみたり。私が潔く早々に身を引いてしまったため、今更文句も言えないんですけど、なんか悔しい。有料でなら作れると入っても、無料だからこっちは申込んだわけでして。1万6000円もグッズに料金かけたら、予算が大幅オーバーしてしまいます。残念ながら、諦めるしかなかった。

内容の方は語る必要あるんですかね? 前作、「ロックマンゼロ-赤き閃光の英雄-」の続編で、8ヵ月後のミッドチルダ他が舞台になっています。何故8ヵ月なのかというと、実はちょっとした意味があって、区切りの良い1年とかにしてしまうと、確実にリリカルなのはのキャラが年を重ねてしまうじゃないですか? 19歳で魔法少女を謳っている作品として、それはちょっとまずいんじゃないかと思いまして。原作では明確に誕生日が設定されていなかったと思うし、あえて区切りの良い1年を選ばないことで、年齢をぼやかしたというのが8ヵ月後という設定の意味です。まあ、もっともこれが守られていたのは書いた当初だけで、今ではすっかり忘れ去られてますが。
そんな8ヵ月後のミッドチルダで怪事が発生し、次々と魔導師や騎士が倒されていき、しかもその犯人が前作の主人公であるゼロだったというのが物語の始まり。
一方でゼロは自分の世界へと帰還し、仲間たちと平穏な日々を過ごしてるんだけど、そこに以外な人物が来訪したことで新たな戦いに巻き込まれる事になる。救世主オメガの復活という、最悪の幕開けで。
ロクゼロどころかロックマン世界で最強の位置にいると思われる救世主オメガですが、彼を登場させることにそれほど違和感は感じませんでした。なにせロクゼロ3で倒されたと思われていた彼ですが、ゼクスで再登場しますからね。ラスボスよりもはるかに強い敵として。公式設定としてロクゼロの世界から100年ごと推定されるゼクスで生存してるんだから、別に逆襲で大暴れしても不思議はないだろうと、まあ、そういうことです。

書下ろしに関しては、これを読めば21話のすべてが分かる? という感じの内容です。いや、唐突に帰ってきたなのはさんですけど、この書下ろしで一応の説明がなされているというか、要するに主役はなのはさんです。なのはさんとヴィヴィオ、それにもう一人出てきますけど、なんで彼女がミッドチルダに戻ってきたのか、地球でどういう暮らしをしていたのか、それらが短いですが書かれています。予想に反してページ数が足りなくて、まとめるのには結構苦労したなぁ。ただ、時間的なからくりを含めて上手いこと仕上がったのではないかと自画自賛。時間的な部分に気付いたのは偶然ですけど、ピッタリ一致してしまうんだよね。だから、原作に於いてもそういう疑惑はあったんじゃないかと、ちょっと妄想してみたり。
まあ、なにはともあれ「ロックマンゼロ2-逆襲の救世主-」をよろしくお願いします。
逆襲の救世主も21話ということで、当初の予定では後5話ほどで完結するはずだったんですか、なんだかんだと話数がかさんでいるので予定よりも長引くかも知れない。まあ、1,2話程度なんですけど、プロットにない話というのをいくつか入れたのが原因ですね。逆にプロット上では分割されていた話を一纏めにしたりもしたんですけど、増やした分がそれを上回った感じでして。特に話数制限があるわけでもないからこのまま書きますけど、区切る箇所で悩みそうな気がする。最後の辺りは区切りようがないほどに話が流れていくから、結構難しい。

私は16話~19話までの内容に必ずしも満足していなくて、ハッキリ言うと納得も出来ていません。あのときはこれが精一杯だったというのは単なる言い訳に過ぎないけど、完成度の低さといったらない。
ルクリュというキャラにしてもそうで、私はイマイチこの娘を持て余していると思う。元々、プロットに存在しないキャラだから、動かす場所や登場するシーン、そして活躍するイベントをすごく作りづらいんですよ。だからルクリュのいるシーンはいつも手探りで、どこかあ不自然さが文章に滲み出ている。私はこれがどうしても嫌でしてね。折角可愛い娘なのに、なんの活躍もさせてあげられないんじゃ可哀想だし、勿体ないじゃないですか? 今から軌道修正するのは不可能だけど、同人誌の下巻を作れるのなら、そのときにでも全修正を行おうかなと思う。ルクリュというキャラがいることを前提に、下巻部分をすべて書き直すんですよ。私にはそういう機会が与えられてるんだし、活用しない手はないと。
ただ、これをやると現状の16話から19話までがなかったことにされる可能性が高いというか、少なくとも16話は消えるよね。うん、これはルクリュ関係なしに消すつもりでいます。話としての出来がよくなかったのと言うのもあるし、文章レベルが低く、筆力も最低だったように思える。読み返してみて、面白いと感じられない。既に書き直す際の話は考えてあるので、今ある奴とはガラリと変わる予定です。これでもかと言うぐらい変わります。ゼロに関してはすべて変わると断言できるぐらいに。

21話の話にも少し触れますけど、これも書き直す部分が多いかなーとは思う。イマイチ迫力のある戦闘シーンが書き切れてないというか、圧倒感に欠けている気がする。もちろん、あの二人の戦闘に関しては終盤はともかく、序盤から中盤に掛けてはチマチマしたものだから、派手さが足りないのは当然なんですけど……20話のラストから21話の流れというのは、私の中では逆襲の救世主の中でも一番の盛り上がりどころと捉えていた部分があって、それが不発というか、不完全燃焼な感じで終わったのが、物凄い苦野心ですよ。もう少しなんとかなったのではないかというか、校正してたときに思いましたけど、細かい表現の多用とかが目立って、自分の語彙力の無さに呆れてしまった。
まあ、私の場合は休み入れずに一気に書いてしまうから、終盤は気力とか体力失って、どうしても適当な感じが出てしまうんですよ。如何にも切り上げた感があるというか、私が最後の辺りに修正入れまくるのは、実はそれが理由だったりします。本当なら一日とか二日おいて、それから手直しするのが一番良いんですけど、出来た物は即出荷という流れ作業をしているので、作品を手元に置いておけないんですよ。見切り発車じゃないかといわれれば、その通りですとしか答えようがないけど。
これ以降の話はほとんど一本道なので特に書くこともないんだけど、そうそう高町なのはさんが帰ってきましたけど、偽者登場シーンと被らないようにするのが本当に大変だった。今も若干に多用な感じになってるけど、そもそも偽者に関しては「それと悟られてはいけない」立場にあったので、これでもかというぐらい本物くさく書いたんですよ。描写とかにも気合いれましたし、限りなく本物で、しかしどこかしらほころびのある書き方、これは結構疲れた。あの辺りも書き直さないとダメだよなぁ。書き直すところばっかだな。上巻部分はそれほどなかったんだけど、下巻部分、つまり今書いている奴は精神状態も本当に不安定なところで書き始めて、それが更にねじ曲がった代物なんだと思う。もう一度同じテンションで書けと言われたら、多分無理だと答えるねw
色々ねじれていたものがほどけて、精神的にも安定してきた私なら上手い具合に改稿できるのではないかと思ってるんだけど、これこそ自己過信というものなのだろうか。

なんか反省文みたいな日記になってますけど、とりあえずの目標は年内完結です。残された時間は限りなく少ないですけど、なんとかするしかありません。既に週一更新でも間に合わないのは判ってるけど、やるしかないんです。良い感じに追いつめられてきましたし、そろそろ加速もしてくるでしょう。残された時間を大切に、全力を尽くしていきたいと思います。

ヨスガノソラ発売一周年おめでとうございます!
いやー、早いものでヨスガノソラが発売されてから一年が経ちました。正確には昨日だったんですけど、これを記念してHPのほうにヨスガノソラコンテンツを開設しました。作ろう作ろうと思って年末まで掛かってしまいましたが、なんとか一周年記念に間に合わせることが出来ました。まだまだ中身は少ないですけど、これから充実できるように頑張ります。

しかし、もう一年経ったのかぁ……時が過ぎるのは早いというかなんというか。購入前はまさか、ここまでヨスガノソラにはまるとは思ってもみなかったなぁ。いや、今でこそこんなにはまってますけど、実は事前情報一切なし、体験版もやらずに買ったんですよ。デモにしたってイベントで見たか見ないか、雑誌による情報なんて一切確認してなかった。
グッズ類に関しては、何故だか色々持ってたんですけど、購入に関してはほとんど気まぐれか、もしくは潜在的になにかを感じ取っていたのかも知れませんね。ただ、予約した日にちの関係上、アソビットが間に合わなかったのでゲマ屋で買っちゃいましたけど。なので、アソビット特典だった穹のテレカだけは、未だに持ってないんですよ。欲しいとは思ってるんですが、なかなか手が出る値段でもなくて。
ゲマ屋で買ったのは発売日の当日か次の日か、それすらも思い出せませんが、買ったときはまだ普通だったと思う。エロゲ好きがなんか良さそうなエロゲを買った、体験版もなにもやってないけど、橋本タカシの絵が可愛いから買っちゃおう。この程度の気持ちに過ぎなかったに違いない。
それが家に帰ってインストールして、序盤及び共通パートを始めた辺りで考えが変わってきた。最初に描かれるハルと穹の関係、穹との日常に引き込まれたんですよ。こういう言い方はどうかと思うんだけど、私がヨスガノソラで一番好きなのは、実は奈緒が出てくる前までの、引っ越したばかりのハルと穹の試行錯誤なのではないかと。体験版で事足りてしまうような気もするけど、あの電車でのやり取りから家に着くまで、家に着いてからのやり取りから買い物に行って帰ってくるまで、私はそれに引き込まれ、いや、飲み込まれたんだと思う。だから、コミカライズで引っ越しのシーンが省かれたのが残念でならないんですよね。

選択肢がどれぐらいあるのかとか、どういう流れで話が進むのかも全然判ってなかったから、最初に入ったのは奈緒ルートだった。私はハッキリ言うと奈緒のことは好きじゃないですけど、再会してすぐに過ぎる昔の光景、あれにはちょっとビックリしました。性的興奮をかき立てられた、というわけじゃないけど、いきなりああいう絵を挟まれると、これは性的にふしだらな作品なのだろうか? と思わずにはいられなかったんですよ。田舎ものとなれば、そういう可能性も高いわけですしね。
まあ、結果的にいえば全然そんなことなく、奈緒が残念な過去を持っていたというだけだったんだけど、あの逆レイプ設定は新鮮に思ったなぁ。いや、似たような過去の回想として、瑛もあるじゃないですか。セミ採りしてたら崖から落っこちた……じゃなくて、山から転げ落ちただったかな? 子供用の巫女服を着た瑛が、ちょっと汚れた感じで描かれてる奴。
私は奈緒の次に瑛ルートに入って、所謂選択肢の順にプレイしていったんですが、先に奈緒をやっていたもんだから、瑛のあのCGが出たときには変な方向に想像がかき立てられました。例えば、前日ないし数日までに奈緒と関係を持ったハルが、少なからず肌を露出した瑛を目の前に性的な興奮を憶え、思わず襲ってしまった、とか。奈緒という前例を前にすると、そういう性的な思いでないし過去があるのかなって、そんな予想をしてしまったんですね。実際はこれっぽっちもなかったわけだけどw
そう考えると瑛との過去は、プレイした当初は肩透かしというか、物足りなさを感じていたのかな。でも、逆に作品やヒロインの方向性が判ったから、決して期待外れではなかったかも。瑛との過去の回想シーンは、当時のハルがどのように穹と接していたのかが判る貴重な一コマですが、それ以上にハルと瑛が可愛いんだよね。子供らしさがあるというか、瑛は果たして一目惚れだったんだろうか。私も同人誌はある種の解釈で書いたけど、昔から好きだったんじゃないかなーとは思う。
渚さんの印象が私の中で薄いのは、瑛シナリオの後にやってしまったのが原因なのかも知れない。瑛シナリオを先に済ませてしまったことで、渚さんシナリオをやや弱く感じてしまったんでしょうね。穹シナリオに関しては奈緒以上に深みがありましたし、奈緒に続いて委員長も絡んできたから問題なかったんですが、渚さんの場合はあまり他人が絡まない。瑛シナリオならやひろとかいますけど、渚さんシナリオだと両親の絡みも少ないですし。
逆に他のシナリオとまるで被らないのはダメイド、じゃなかった初佳のシナリオですけど、これはどちらかといえば亮平が出張ってきますからね。亮平の設定に、稲穂信を感じてしまったのは私がメモオフシリーズ好きすぎるからだろうか。実際、亮平はかなり空回っていたわけだけど、彼なりの筋の通し方というのがあるというか、純情だったんでしょうねぇ。好きな人の役に立ちたいって気持ちは、誰にだってあるわけで、想いが強ければ強いほど、歯止めが利かないんですよ。

穹シナリオに関しては、現存する一番古い日記を観る限りだと、感想を書くと言ってそれきり放置しているみたいですね。わざとじゃないんですよ? わざとじゃないんだけど、自分の中でまだまとまってない部分があるというか、好きすぎて言葉にならないんですよ。文章で表現するにも、訴えるにも、伝えたいことは山のようになっても、それがまだ形になりきってない。
一つ言えるのは、これは同人誌のあとがきにも書いたことだけど、穹というキャラクターはヨスガノソラの時点では未完成だったと思うんですよ。容姿を除いて。けれど、その未完成な部分を補う存在としてハルがいたからこそ、穹はあそこまでのキャラになれたんじゃないかと。穹にとってハルは必要不可欠な存在で、逆にハルにとってもそれは同じで、二人は一緒にいてこそ魅力は発揮されるんです。ハルカナソラにも台詞でありましたけど、私は完全に同意します。当たり前じゃないか、と。
ハルと穹に関しては、専用ページを作ろうかと思っているぐらいなので、まだまだ時間が掛かりそうです。VFBには是非、春日野家の間取りが欲しいですね。ハルと穹の部屋についても詳細を書いて欲しい。それと、穂見と奥木染はどこが元になっているのかも。目星は付けてるんだけど、確証がないんだよね。確認しにけない距離ではないから、年が明けたら言ってみるのもありかな。

ヨスガノソラに出会えたことこそ、私の人生における幸福の一つなんだと確信できます。最高です、一番好きなエロゲです。もうFDは来ないかも知れないけど、またなにかしらの形で新作が出ることを心より期待し、願ってます。
それではヨスガノソラ一周年、本当におめでとうございました!
コミケカタログを買ってきました。カタログは発売日に買うのが私の流儀なわけですが、今回も夏と同じくメロンブックスで購入。確か、昨年の冬コミはたちばな書店で買った気がする。初音ミクブームだったからミクの特典がついてて、横浜にはたちばな書店があった。丁度メロンが萌木原ふみたけのますパッドで、私は萌木原好きじゃなかったのでKEIを取ったと、そういうわけです。特典をどこにやったかは忘れたけど。
今回はたにはらなつきですけど、まあ、無難なのではないかと思う。とらのあなが七尾奈留ってのを考えると、非常に面白い対決ではあるねw

ざっと見た限りでは、夏とは比較にならないほど配置を変えてきたな、という印象を受けます。特に、西の充実っぷりが半端ないと思う。1日目で言うなら、私が贔屓しているサークルが西の壁なのはまあ良いとして、まさかロックマンというジャンルそのものが西の壁にすべて移動されるとは思わなかった。だって、ジャンルごと壁配置だよ? そんなに数がいるわけでもないとはいえ、元々全部が全部島中だったのに、いきなりなにがどうして壁なのかとw ちょっとした大手サークル気分じゃないですか。西だけど。
これは、くろのさんに参加をさせておくべきだったか、と思ったり思わなかったりしたけど、なんで東の島中にあったジャンルが、まるごと西の壁に移動したんだろう。いや、回る分には楽だけどさ、丁度私の贔屓にしてるサークルも、ジャンルは違えど同じ壁にいますから。
まあ、1日目はそれほど気を入れて良く必要もないんだけど、配置だけ見れば西を重視したい気分になると良いますか、東の壁なんて魔法探偵社ぐらいしか用ないですし。ところであそこはいつになったらサークルカットのひだまり本を出すんだろうか。東と西の移動時間を考えながら、贔屓のサークルの新刊を買い逃さないように注意せねばなりません。このあたり、ホール間移動に時間が食われるため夏コミよりきつくなっています。
次に2日目ですが、これに関してはなんか行くサークルが無いような気がする。普段2日目に配置されていたサークルが、ジャンル変更でもしたのか3日目になっているので。まあ、これに関してはありがたいような、そうでもないような、少し微妙な感じがしています。企業ブースに専念せよ、ということなんですかね。

問題は3日目です……今回はもう、無理だ。どうしたって回れっこない。東と西に分散しすぎてて、とてもじゃないけど一人ですべてのサークルの新刊をゲットするのは不可能だ。サークルチケットとか、そういう小細工も一切通用しない、時間と距離の戦いがそこにはある。Rengaworksが西なことには目をつむろう。我慢もしよう。
けど、EXCLAMATIONHEART WORKを隣合わせで西配置ってのは……合体申し込みでもしていたんですがね、ハッシーと鈴平は。
普段だったら、EXCLAMATIONなんて行かないし、そもそも並ぶ事自体が無謀なんだけど、サークルカットがさ、少し気になって。だってこれ、じゃね? 微妙にリボンの形が違うけど、どことなく穹に見えてしまう。そりゃ、穹を描いているのはハッシーだから、似ていても不思議はない。でも、鈴平ひろと隣合わせで配置って、色々と期待してしまうじゃないか!w
仲がいい二人ですし、都合さえ合えば合同企画を組んでくると思うんですよ。となれば、会計も同じになるだろうし、そうすると双方のファンが結集することになって、まともな買い物なんてできなくなってしまう。
私の気に入ってるサークルの一部が西にいることで、東と西どちらをとるか、その決断に迫られているわけです。東をとるしかないな、と思ってはいるんですが、それでも西に対する未練は大きい。ハッシーは穹が絡まない限り本気を出すつもりはないですが、煉瓦を捨ててありすを後回しにして、東から攻略というのがベストなんだろうな。どうしたって、西の煉瓦から並ぶのは自爆するようなものだ。むしろ、西に人が流出することを考えて、東を攻めた方がまだ勝算もあるというもの。悔しいけど、そうするしかない。

私はコミケに参戦するにあたって、徒党を組んでの人海戦術を好みません。まあ、人と買うサークルやジャンルが被らないというのもあるけど、だからこそ一人で何とかしなくてはいけない。出来る範囲で、出来る限りのことを精一杯。かつてない戦いが迫ってきていますが、負けるつもりはありません。勝ち目があろうとなかろうと、やれるだけのことをするしかないんです。でなければ、生き残ることなんて出きないから。
それなりに期待していたというか、面白いのではないかと思っていたエロゲ。なんとなくヨドバシカメラで買ってみたけど、これはソフマップで1000円引きのを買った方が良かったかもしれないと、そんな気がする出来だった。でもまあ、元より6800円の低価格エロゲだし、こんなもんなのかな~と思う。
期待していたいほどじゃなかったと落胆するか、思っていたよりは良かったと安堵するか、要は感じ方だよね。

まず、なんていうか短い。今日は家に人がいなかったので、泉平のいなり寿司食いながらゆるりとプレイしてたんだけど、人が帰ってくる前には一周目が終わっていた気がする。つまり、夜の内にクリアできてしまったんですね。
陵辱ものを謳ってますけど、どちらかといえばシナリオ重視。規制の影響で方向転換せざるを得なかった、みたいな記述が特典としてついてきた小冊子に書いてありましたけど、確かに無理矢理とか強引とか、暴力的な意味ではかなり薄かったと思う。味方はどんどん裏切るし、しかも性根が腐っているやつばっかなので胸糞も悪い。誰を信じればいいのか、ではなくて誰も信じられないという人物相関図です。主人公はかろうじて正気を保っていますが、他はもう終盤はズタボロですからね。しかも、その殆どが自業自得の結果というんだから失笑ものです。
シナリオ重視だけど、そのシナリオがしっかりしていないというか、陵辱部分とストーリーパートが上手く噛みあってないんですよ。キャラクターは個性的ないし魅力的なのが集まってましたけど、それをまったく上手く動かせてない。緑髪の双子なんて、その行動が支離滅裂ですから。話やキャラに一貫性がなく、唐突過ぎた。話の筋が通ってないと良いますか、規制を気にしすぎてどっちつかずの作品になってしまったのではないかと、そんな印象を受けます。
ネタはいいし、キャラもいいんだから、それを活かした作品作りをして欲しかった。女版ダイハードみたいの期待したんだけどねぇ。主人公だけは唯一まともだったし、そういった話の展開もできたはずなんだけど、上手くいかないものです。いっそのことヴィクトワールみたいなのにしても良かったんじゃないだろうか。それとも、あの手の作品もすでに規制で作れなくなってしまったのか。規制に絡め取られて転んでしまった、ということかな。

あんまり面白くはなかったけど、酷評する程でもない。しいて言うならエロが少なすぎるってことぐらいでしょうか。まさか、機関士娘のイベントが体験版にあったあれだけとは誰が思うか。最低でもさ、1人3シーン以上は欲しいと思うじゃない。特にこの作品はエロ方面でも売り込んでるわけなんだから。そのあたりのバランスの悪さも目立ったというか、エロの構成も良くはなかったなぁ。
全体的な感想を一言で言い表すなら、物足りないってのが正直なところです。価格からいって、そこまでのものを期待する方が贅沢なんだろうけど、それにしたってもうちょっとなんとかならなかったのかと。
ストーリー性を重視するのは悪くないけど、分岐点や時限選択システムを採用しているのだから、それも活用してくださいと言いたくなるよね。一人、二人の生死が左右される程度、しかも話の大筋にはこれといって関係ないじゃ、なんのために分岐や選択肢が存在するかわからないじゃないですか。エロシーンが少し増えるぐらいで、そもそもエンディングは一つしかない。そのエンディングはまあ、良くも悪くもないといった感じなんだけど……しっくりこないよなぁ。そこに辿り着くまでの過程が、グダグダだったから。
ライターに力がなかったので、Pなり監督なりのやりたい事が空回りしてしまった、これはそういう作品だと思っておくことにします。もっと、ストーリーを書けるライターを連れてくるべきだったね。陵辱パートだけ、そっち専門に書かせればよかったじゃないの。それからその2つにまとめる構成も付けてさ、これぐらいすればちょっとはマシな作品になったと思うんだ。

なんだかんだで辛口になってしまいましたが、個人的はそんなに嫌いじゃないです。好きかといわれたら好きだというし、こういうエロゲもたまにありだと思う。システム面も面白い機能がついてるというか、画像の保存が凄い楽だし。あんまりこういう機能をつけている作品はないんじゃないだろうか。早速、あのシーンとかを保存しなくてはいけませんね。
内容面に不足は見られるけど、あっさり終わらせる分には気楽にプレイできると思います。内容それ自体は全然気楽じゃないけど、真面目に考えるだけ無駄程度の中身しかないですから。
そもそも一周しただけでほぼすべてのCG埋まったのには、流石に吹いた。分岐点が沢山あったから、さぞとり逃しも多かったと思っていたのに。リメイクとは言わないけど、FDでエロが充実することを祈りましょう。FD出るほどに売れている気もしないけど。
夜の22時頃から、翌日の4時頃までくろのとくろえのくろのさんとくっちゃべっていたのですが、久々に作品的な話をしていた気がする。いや、いつもしてるんだけどね? ただ、ちょーっとエロゲの話が7割を占めているだけで。私も大宇宙の誇りなんてやってないで、村正を買うときが来たのかも知れない。でも、パンツゲー面白すぎるんだよ。
ロクゼロ3・∞となのは缶2はなかなか良い反響があったようで。スーパーシエル人、どんな姿をしているんでしょうねw

くろのさんと作品や創作のことを話す中で、ニコニコにあるMAD動画シリーズ、アニメ最強GP2007を紹介しました。なのは缶2を読んで、久方ぶりに思いだしたと言いますか、実は明け方の4時まで延々とこれを観ていました。いくつか削除はされてしまいましたが、改めて見直してみるとやはり良い! ニコニコ動画はもちろんのこと、私が今まで観たMAD動画のなかでは文句なしのNo.1、最高傑作です。
なんで唐突にこれを紹介したのかと言えば、この作品が赤き閃光の英雄の数ある原典の一つだから。少なくともリリカルなのはに関してだけ言えば、ほとんどこの作品の影響を色濃く受けています。なのはとはやて、二人のキャラ造形の元ネタはこれなんですよ。今まで特に触れては来なかったけど。いや、機会があれば書こうかと思ってたんだけど、結局読本にも書かなかったし、タイミングを見失っててさ。今日、くろのさんに話したことで、そろそろ触れても良いんじゃないかなーって思えるようになった。
アニメ最強GPという作品の中には、二次創作、特にクロスオーバーにおけるすべてが入っていると思うんですよ。テーマ性、ストーリー性、キャラクター性、物語を作るに当たって必要な様々なものが、創作性のすべてを注ぎ込んでこの作品は作られている。完成度が、凄まじく高いんですね。まさか二次創作のMAD動画でこれほどの作品を見せつけられる日が来ようとは考えたこともなかったので、当時の私が受けた衝撃は強烈だった。リアルタイムで追いかけてたので、毎月の更新日が楽しみでならなかった。

この動画シリーズを文章で語ることは当然出来るけど、私としてはまず観て貰いたい。馬鹿みたいな量と長さだけど、くろのさんだってほんの……6時間ぐらいで一気に観たよw
想像力をかき立ててくれるというか、私は影響と表現したけど、刺激を受けるんだよね。創作に対するほどよい刺激をこの作品は私に与えてくれて、完結した日時を見れば判るけど、昨年の6月にシリーズが完結してるんですよ。そしてその2ヵ月後に、赤き閃光の英雄の連載が始まったわけで、私がどれだけ刺激と影響を受けていたか、否定しようがないと思います。一つの作品が作られて、ちゃんと完結した。その事実を目の当たりにしたことで、私の創作意欲に火がついたんですね。いやぁ、あの頃は熱かったなーw
お勧めの試合はちせ関係全部と、東方不敗vsドラえもん。単純な勝負という意味では、緋村剣心vs石川五ェ門も見事だと思います。2回戦からは話が複雑化してくるので、力比べや技の見せ合いという意味では1回戦が良いのかな。なのはに関しては、なんて書けばいいのか判らないです。私の作品を読んで、「こういう解釈もあるんですね」といった感想をくれる人が良くいるけど、私はこの作品に登場する高町なのは、いや、リリカルなのはに対してこそ、「こんな解釈も出来るのか!?」と驚きましたから。焼き直しとは言わないけど、源流はこれなんですよ。とにかく熱い、シナリオ的には静けささえ含んでいるはずなのに、熱い展開には目が離せません。

2009年版の続編も企画されていたんですが、12月になっても開始されていません。まあ、続編ってのは書くと宣言してからが長いですしね。のんびり待つしかないのだろうか。この作品に私は影響されているわけだけど、同じく影響を受けた人が同じような題材の動画を作っていて、まあ、作りたくなる気持ちも判る。誰もが一度はやってみたかったテーマだとは思うし。
けれど、やっぱり本家には勝てないというか、ストーリー的な深みが他の作品には足りない気がする。ただ戦わせるだけじゃなんの意味もないというか、単なる企画ものと思わせて、実は隠されたストーリーが裏で展開していた、という展開は見事ではないかと。それも、実際に戦っている、戦闘を行っている参加者はほとんど気付いていなかったわけで。これについての解釈も色々あるよねぇ。
やばい、もう一度観たくなってきたw 今、メインPCが絶不調でろくに動画再生できないんだよね。エロゲは問題なく動くのに、一体どうなっているんだろう。
時々、自分は何者なんだろうかと思うことがある。なにか肩書きがあるわけでもない、安定した職業に就いているわけでもない、作家にすらなれていない私は、さて人に対して何者であると答えるべきなんだろうか。
そんなことを考えたとき、私は悲恋堂に同様の質問をした。「お前ならどう答える?」と。悲恋堂の答えは簡潔だった。
「悲恋堂という古くさくて小汚い店の二代目店主ですと、答えますよ」
全く持って、それしかないだろうという答えだった。

十年ほど前、私は十年後の自分がどうなっているのだろうと考えて、夜中に発狂しそうになったことがある。夜、寝る前、ベッドの中で、暗闇に包まれながら考える。当時は私もまだ学生だったわけだが、学生を終えたときの自分がなにをしているのか、まるで想像も出来なかった。判らないと言うことは、それだけで漠然とした不安に繋がる。更なる進学をしているのか、それとも働いているのか、もしかしたら生きていないかも知れない。
実際に十年経ってみて、私は死ぬわけでもなく普通に生きていて、日々を働いて過ごしている。十年前には思い浮かべることも出来なかった光景だが、少なくとも悪夢に狂いそうになっていたことを考えれば、まあ、マシな結果なのではないだろうか。
こうして十年前に感じていた将来への不安は解消されたわけだが、今もまた新たな不安を覚えている。それは今から十年後への不安であった。人間、何年生きようともこの手のものからは、将来という未来からは逃げられないのだろう。十年前と何ら変わらず、私は今も時折夜中に叫びたくなってしまう。十年後、私はどうなっているんだろうかと。私が生きていたとして、親はどうだろうか? 兄姉は? 祖母は? 周りがどのように変化しているかは判らないし、思えば十年前には身内が今のような状態になるとは思ってもみなかったはずだ。そう考えれば、この十年にも色々あったのだろう。
従弟が不登校気味になったという話を聞いた。身内の例もあるから心配であるが、それほど重傷ではないらしい。不登校の理由は理解できなかったが、自尊心が高いのだろうと思っておこう。

将来に対する不安や怯えを放棄してしまった者と言えば、悲恋堂がそれに当たる。なにせ世捨て人だ。私より若い身なりでありながら、人生というものに対して見切りを付けるのが早すぎた。能力も実力もそれなりに高かったのに、店主は俗世間へ別れを告げた。曰く、それなりの力を持っていたからこそ、店主は自分の才能に諦めを付けることが出来たのだという。

「古い話になりますけど、小学校の頃、いえ、幼稚園の頃でも良いです。将来の夢って訊かれますよね」

いつか、店主はこのようなことを語ったことがある。

「小学生なら作文、幼稚園児なら絵かな? それに将来の自分を書く。野球選手になってたり、女の子はお花屋さんとかケーキ屋さん」

ありがちだが、子供の夢なんてそんなものだろう。

「私にはね、それがなかったんです。将来自分がなにをしているのか想像できなかったし、これになりたいというものも存在しなかった」

随分と夢のない子供である。

「中学生になっても、高校生になっても、それは見つからなかった。なにかをしている自分というものが、私には当て嵌まらなかったんですかね? 貴方みたいに創作活動をしている姿も思い浮かばなかったし、一般的なホワイトカラーとして働いている光景も想像できなかったんですよ」

だから、店主はあっさりと、自分の人生に見切りを付けた。

「私は世捨て人で、貴方は夢追い人。思えば、変な組み合わせですね」

私には夢がある。悲恋堂には夢がない。店主は夢に破れたわけではないから、夢追い人に対する軋轢がない。あるとすれば、それは純粋な憧れだけだろう。

「この際、貴方の夢でも良いんです。私はそれに便乗するから、貴方は私が生きている内に夢を叶えちゃってください。そして貴方がつかみ取った夢を、一欠片で良いから私に見せてください。差し当たっては、それで満足できると思うから」

是非そうしたいところである、とだけ答えておいた。


まあ、結局さ、将来は不安がいっぱいだよねって話ですよ。私は自分にはなんの才能も取り柄もないと思っていたし、今もそうだと思ってるから、特にそれが顕著でね。自虐的というよりは、私も自分の才覚に見切りを付けそうなときがあったからさ。天才という壁もあったしね。壁にヒビが入って崩れなかったら、私も人生辞めてたんだろうか。
ある程度方向性を定めて、ひたすら前に進んでいく人生を歩み始めてからは、上のような悪夢に悩まされることも少なくなったけど、それでも不安なものは不安だし、心配事は尽きないよね。今やってる仕事にしたところで、後何年続けられるのか……出版業界も、大分冷え込んでいますからね。将来についての考え、か。
Cuffs, Sphere, CUBEの「グッズ通販2009Winter」の情報が掲載されていました。まだ画像等はありませんが、販売するグッズは以下の通りです。意外に、というか思っていたよりずっと数が多くてびっくりです。

合同

* 2010年カレンダーセット

Cuffs

* ☆画野朗描き下ろし B0カレンダーポスター
* Gardenお皿セット
* Garden Tシャツ(委託・再販)

Sphere

* 『ヨスガノソラ』&『ハルカナソラ』ビジュアルファンブック
* 描き下ろし 依姫奈緒 抱き枕カバー
* 描き下ろし 天女目瑛 抱き枕カバー
* 描き下ろし 春日野穹 抱き枕カバー(再販)
* 描き下ろし 渚一葉 抱き枕カバー(再販)
* 描き下ろし 依姫奈緒 テレカ
* 描き下ろし 天女目瑛 テレカ
* 描き下ろし 春日野穹 テレカ
* 『ヨスガノソラ』AGFタペストリー(委託・再販)
* 『ハルカナソラ』AGFタペストリー(委託・再販)

CUBE

* 『夏ノ雨』ビジュアルファンブック
* 描き下ろし 瀬川理香子 抱き枕カバー
* 描き下ろし 宮沢翠 抱き枕カバー
* 描き下ろし 瀬川理香子 テレカ
* 描き下ろし 宮沢翠 テレカ
* 『夏ノ雨』AGFタペストリー(委託・再販)


これを全部冬コミで売るつもりだったのか、それとも冬コミに参加しなくなったからある程度余裕を持って作ることが出来たのか、まあ、VFBが入っている時点で後者なんだろうなぁ。となれば、グッズの発送は早くても来年の1月29日以降になるわけか。まさか、VFBだけ別送というわけではないだろうし。
再販モノに関してはほとんど持ってるけど、気になるのは穹抱き枕。穹って2種類出てるじゃないですか、公式と萌魂工房のが。公式通販なんだから恐らく前者が再販されるんじゃないかと思ってるんだけど、そこら辺の詳しい情報がないんですよね。私としては公式抱き枕は一つしか持ってないから、もう一つ二つ欲しいんですが、今回は他にも色々グッズ出てますからね。奈緒の抱き枕を作るなんてチャレンジャーだなとは思うけど、ハッシーは一通り描きたいとインタビューで言ってたし、その願いが叶った感じでしょうか。特別興味があるキャラではないですけど、実はそれほど嫌いでもないから買ってしまうと思います。好きでもなんでもないけど。
瑛の抱き枕も、なんだかんだ言って初めてですね。シーツはげっちゅ屋の特典であったけど、やはり巫女服の両面なんだろうか。それとも、巫女服と学生服で区別をつけてくるのか。私服という線もあるが……しかし、鈴平は契約の問題なのか新作グッズありませんね。これで抱き枕ないのはダメイドだけになりましたけど、ハルカナソラが出たばかりだしやひろのテレカがあっても良いような気がしないでもない。鈴平が外注、ハッシーが所属という認識で良いのだろうか。どちらも外注という可能性もあるけど。

気になるのは、抱き枕とテレカの柄が一緒なのかどうか。なにせハッシーの仕事速度を考えると、そんなに新規絵が多いとは思えないんですよ。だから、穹のテレカだけ完全新作で、後は抱き枕の柄と合わせるのかなーって。組み合わせで販売しないのは、その方が売れると考えたからなのか、それとも再販の穹との兼ね合いからか。委託のタペストリーは持っているから良いとして、そういやタペストリーに委託という文字が入るなら、仮に萌魂工房の抱き枕ならそういう表記になるはず。となれば、再版されるのはやはり公式の穹抱き枕か? テレカは付かなくてもいいけど、正規の値段で手に入るならそれに越したことはないからね。
Gardenと夏ノ雨に関しては、現在検討中です。HPに載ってるグッズは一通り買おうかと思ってるんだけど、ヨスガ関係は二つずつ欲しいから……10万ぐらい用意しないと足りないかも知れませんね。コミケ前だから、あんまりお金ないんだけどなぁ。

ヨスガノソラというか、春日野穹に関してはいくら金をつぎ込んでも惜しくないんだけど、今のところそこまでグッズは出てないのでお財布にも優しい感じです。ハッシーのすべてのキャラを描きたいという気持にも好感が持てますし、その内委員長も出したりするんですかね? でも、委員長はあくまでサブキャラだからな。メインヒロインに昇格しても、出会いがサブキャラだと認識はサブキャラのままで固定される傾向があるよね。
冬のグッズは今週末にも受付開始予定だけど、それまでにラフの1枚でも上がるのか。まあ、画像なしでも注文するんだけど。
今日はやけに、くろのとくろえのブログから来たお客さんが多い。向こうで話題にでもなったのかと覗いて見たけど、特段そういうわけでもない。不思議だ。不思議だけど、人がたくさん来てくれるのは良いことなので問題なしw
くろのさんのブログでは「なのは缶2-コード・グリムゲルデ-」が公開されてましたが、そうか、なのは缶って続きものだったのか(ちょっとマテ)
いや、フェイト缶の続編があることは聞いてたんだけど、そうかなのは缶もなのか。先日公開された「インストールゼロ エピソード3・∞」と合わせて、結構壮烈な話が連続していますね。良い感じに刺激を受けています。

原稿の入稿が終わったということもあってか、私も少し来年のことについて考え始めています。日記に書いたかは忘れましたが、一応サンクリには申し込んでいて、不祥事の影響と昨今の勢いを考えれば書類不備以外なら通るのではないかと、そんな気がしています。あくまで気がするだけで、あるいは高倍率で弾かれる可能性もあるんですが……どうなることやら。昔は年明けのサンクリは1月開催でね、冬コミのすぐ後なもんだからどのサークルもなかなか新刊を用意するってことはなかったんだけど、Cレヴォの終了とそれに伴うサンクリの開催月変更によって若干の余裕が生まれた。サンクリは年に4回ぐらいは開催するわけだけど、ここ数年は2月開催が結構良い感じじゃないかと思う。新年の最初のイベントとして選択する人が多く、その年最初の本として新刊出すところも少なくないからね。昔ほどではないにしろ、大手も参加するし。
逆に4月のサンクリはCOMIC1が登場したことによって完全に傾いたというか、間近にビックサイトで開催するイベントがあるなら、誰だってそっち行くよね。尚且つ、人の増加で混雑も混雑しているサンクリと違って、COMIC1はコミケの4分の1ほどの規模でありながら非常にゆったりしてるし、大きいイベントだけど初心者にも薦められる感じがします。というか、今のサンクリに参加するよりは、よっぽど良い買い物ができると思うし、サークルとしても負担が少ないと思うんだよね。
私は前回のサンクリに参加してないんですが、家でエロゲしていた私が勝ち組と言われるぐらい酷い状況だったらしいです。オールジャンル即売会だと、やはり東方ジャンルが頭痛の種になっているみたい。あのジャンルの拡大というか膨張には目も当てられないし、それ以上に今のサンクリは不祥事の負い目から厳しい対応がし難くなってるしな。参加者に対して負い目を感じる必要がどこにあるのか、と思わなくもないけれど。

COMIC1は、私が愛したCレヴォの後継イベントですし、シャリテクロワールとして初めてサークル参加したイベントなので思い入れがあります。殺伐としているのが常の同人誌即売会において、今はまだ雰囲気がいい方ですし。コミケやサンクリではこうはいきません。後、よりサークル的思考で書くと、サンクリ規模のイベントが中堅サークルにとっては一番割に合わない。私みたいな底辺サークルにはどうでもいい話ですが、これは結構重要なことらしくてね。ある程度大きなイベントだと、参加者も大変懐の中身を暖かくしてきますし、大きなイベントのノリと勢いで色々買ってしまいます。また、極端に小さいオンリーイベントだと、要するにそのジャンルないしカップリングのファンしか来てないわけだから、これもそれなりに売れる可能性が高い。
逆にサンクリ規模のイベントだと、みんな冷静だしある程度目当てや狙いをつけてきてるから、財布の紐も固いからそれほど本も売れないという、まあ、中堅サークルによく聞く意見ですね。私もまったくその通りだと思うというか、あんまりサークルで新規サークル開拓しようって気にはなれないもの。買いたいサークルを買って帰るという、ジャンルがいをしていない限りはこういうことが多いと思う。エロゲをはじめとした商業の勢いが強いから、大手を中心としたサークル買いも増えてるしね。そもそも、今やジャンル買いが成立するのは東方ぐらいなのではないだろうか。

まあ、いずれにせよ私みたいな小規模なサークルにはまだまだ関係ないし、サンクリに申し込んだのも1回ぐらいはサークル参加してみようかなって軽い気持ちだしなぁ。あくまでメインはCOMIC1だから。もちろん、夏コミも視野に入れてるけど、要するに私は大きいイベントが好きなんでしょうね。昔からそうだったし、これからもそうなんでしょう。別に小さいイベントが嫌いなわけじゃないし、Pioとか好きだけど……ここだけの話、少しだけ都産が苦手なんだw 浜松館には苦い思い出ばっかだからなぁ。もう何年も行ってないけど。
以前この日記にも書いたヨスガノソラの黒ウサぬいぐるみですが、制作状況の方がげっちゅブログのメーカーズコラムに掲載されていました。見た感じ、ドリパのときと大差ないように見えますが、これから細かな修正等がなされていくらしい。個人的には両手足の先にある紐みたいな部分がいらないと思うんだけど、縫い目にするとかさ。原作見る限りでは確かにあるけど、なんか引き締まっているというか、引絞られた感じがしてきつそうなイメージになってる。

価格は6800円を予定してるみたいですね。私としては5000円以下に抑えて貰いたかったけど、最初は1万5000円だったというから驚きだ。だって、穹の抱き枕カバーより高いじゃないですか。6800円でも十分に高い気がするけど、その辺りは品質がいいということで我慢するしかないのだろうか。メイドインジャパンだと良いんだけど。
さすがに二つも買っていられないから一つの予定だけど、生産数が限りなく少ないらしい。100個になるかもしれないって、通販分にどれぐらい回すつもりなんだろう。私はなにせ、職場から秋葉近いですし、げっちゅ屋は秋葉原店をよく利用していますが、店頭予約の方が確実性は高い気がする。予約情報等、見逃さないようにしないといけませんね。
次に、萌えアクレリーフのミニタイプについてですが、これは前回3万円近い値段で売っていた、特大萌えアクレリーフのミニタイプだそうです。あれだけの大きさ及び価格だと、やはり置き場所にも困るし財布の紐も固くなてしまう人が多いらしく、大きさと価格の縮小要望は多かったらしい。かくいう私も飾る場所がないので買いませんでしたが、今回はこれをハルカナソラについてきた黒ウサぬいぐるみサイズまで縮小し、徹底的に低コストで抑えたそうです。それでも半額というのだからアクリルって高いんだなぁと思いますが、15000円であの大きさだとするなら、もう1万5000円出して大きい方買った方がお得なんじゃないかと思えるから怖い。物の価値を大きさでしか判断できなくなるのはまずいですね。

後、これはヨスガノソラとは関係ないけど、夏ノ雨くまさんパンツを作ろうとしているとか、いないとか。誰が買うんだといいたくなるけど、匂い付きらしいです。香水をシュッと吹きかけるとか、常人の考えることではありませんね。うん、褒めてないからねw
元々夏ノ雨に興味ないのもあるけど、下着をグッズとして売るってのは流石にどうなんだろうか。ブルマならまだ、ギリギリのレベルで許せたかもしれないし、あれはそもそも財布だし……スク水抱き枕とか、昔ワッフルが出していたっけ。
いや、単純問題下着をグッズとして作って、それを売るのって可能なんですかね? 分類としてはTシャツとかと同じ衣類だろうけど、これは買えないよなぁ。私はまず無理だわ。穹の寝巻きとかだったら考えるけど、理香子のくまさんパンツ……ないだろ、これはw
まあ、広報のかたひとマンはヨスガより夏ノ雨の方が思い入れ強いらしいですからね。全キャスティング彼が担当したらしいし、作品としても好きらしい。確かに夏ノ雨はストーリーが高く評価されてますし、名作や傑作とは言わないまでも、良作と言っていい作品だとは思います。人気度においてヨスガノソラとは決定的な差がありますけど、まあ、それは穹がいるかいないかという話なので、この際は無視してもいいんじゃないかと。穹に敵うわけがないのですから。

それと、これは公式発表はまだですが、ヨスガノソラのVFB、ビジュアルファンブックの発売が決定したみたいです。げっちゅ屋の商品検索ではもう表示されるようになっていて、夏ノ雨と同時発売、発売日は来年2010年1月29日となっています。何気に私の誕生日と凄く近いですね。自分への誕生日プレゼントは、どうやらこれで決まりのようです。
描き下ろしがどれぐらいあるか、没絵やラフなどがちゃんと載っているのかなど、今から期待に胸を膨らませる一冊です。抱き枕とかタペストリーとか、布物の既存絵も載っていると良いですね。いや、持ってない布物はないんだけどさ。
表紙は描き下ろしだとして、キャラは誰か……ハルと穹、あるいは穹と瑛、鈴平との兼ね合いを考えると瑛と一葉という可能性もあるな。さすがに使い回しはないだろうし。価格は約4000円と高めだけど、とりあえず2冊ほど買うことにします。VFBだと特典はつかないだろうし、こんなものでしょう。
原稿の入稿が終わって、年末に本を出すことがほぼ確定したんですけど……なんですかね、作業が終わったと思うと急に虚脱感というか、身体が脱力しきってしまいボケーっとしてしまいます。まだまだやることはあるんだけど、間に合うか間に合わないか、その瀬戸際で入稿作業をしていたため、緊張の糸が切れたみたいです。
まあ、なにはともあれ期限ギリギリ5分前に入稿完了したので、「ロックマンゼロ2-逆襲の救世主-」は無事完成しました。

ほんと、間に合わなかったらどうしようとか思った。実際、原稿のチェックは夜までかかってたし、修正作業を始めたのは20時ぐらいからだった気がする。その少し前にあとがきを書き忘れていたことに気がついて、結局あとがき含めて完成したのが23時半前後だったかな。修正の適応のほうは、1章ずつにわけてやったのでかなり効率よく出来たんだけど、あとがきっていざ書こうとするとなにも思い浮かばないのよね。書きたいこと、書かなければいけないことは山の用にあるはずなのに、それが上手くまとまらない。まあ、今回はあとがきページの枚数が少なかったので救われましたが……赤き閃光の下巻とか、6ページぐらいあったんだっけ? あれはよく書けたなぁw
前回あとがきが多かった理由はページ数合わせなんだけど、今回あとがきが少ない理由はページ数が足りないから。というのも、逆襲の救世主上巻は赤き閃光の下巻を凌駕するページ数になっていて、限りなく400ページ近い枚数になっています。よくもまあ、こんなに書いたものだと我ながら感心してしまいますが、おそらく下巻の方が分厚くなるんだろうな。400ページ超えたら印刷代云々よりなにより、読みにくくなりそうで怖い。紙質の問題もあるだろうけど、私が本文用紙に使ってるクリームキンマリは一応上質紙だから重いんだよね。まあ、上巻が刷り上がってきた上で判断しますけど、結構厳しい感じになるのではないかと思う。本文のとじしろ自体は、赤き閃光の倍に設定してあるから読みにくいってことはないと思うんだけど……それも実モノ読んでみないと分かんないよねぇ。丁度、大体同じページ数のカッパノベルスが手元にあったから、これを参考にやや過剰に設定してみたんだけど、果たして上手くいくのかどうか。文庫と違って新書はある程度の分厚さも許されるというか、大きさがある分、多少厚くても読めないことはないと思うんですよ。さすがに京極夏彦だったり、清涼院流水の作品は例外としても。

技術的な話は面白くもなんともないのでこの辺にして、少しこれまでの作業を振り返ってみようかと思う。かなり薄暗い話になりますけど。
あとがきにも書いたけど、今回はなんだかんだ言って私の未熟さや稚拙さが出てしまった。結果的に期日通りの入稿は出来たけど、私のダメダメっぷりが周囲に迷惑をかけたのは覆すことのできない事実で、反省すべき点はあまりにも多すぎる。作業が終わったからといって、それが解消されたわけでもないしね。結果良ければすべてよしというほど楽天的な考えが出来ないのは、それが私個人の問題というわけではないから。
でも、やっぱり嬉しいことは嬉しいんですよ。一時はもうダメだと諦めかけていただけに、ちゃんと完成までこぎつけたことは素直に喜んでるし、達成感がないわけじゃない。様々なミスをしながらも、色々な人に助けられて、許されて、手を差し伸べて貰って、そうした上で一つの作品を完成することが出来たというのは、とてもありがたいことなんだと思います。
特にロクゼロに関しては、私一人で作っているわけじゃないのに、いつの間にかそれを忘れていた。ずっと、ずっと私の心の中にあったはずのものが、消えかけていた。それを思い出すことが出来ただけでも、今回の作業に価値はあったんだと思う。
逆襲の救世主はまだ完結していませんが、なんとか年内に完結して、来年の下巻へと繋げていけたらいいと思っています。上巻の作業が終わったからといって、休んでなどいられません。やるべきことはまだまだ沢山ある。

折角作業が終わったというのに、なにやら重苦しい内容になってしまいましたね。もっとハイテンションに、全身で喜びを表現するような文章でも良いと思ったんですが、書いてみたらどうもしっくり来なくて。作業を終えて、冷静に自分を見つめ直すことが出来るようになったというか、熱を使いきったのでどこかしらが冷めてるんだと思います。
まあ、こういう空気や雰囲気を引きずっていても仕方ないので、明日からは普通の日記に戻ります。2009年も残り少し、後1ヵ月でコミケも開催なんだから、気を引き締めていかないと。コミケはサークルとしては落ちてしまったけど、いつも通り一般参加者として参加するのだから。頑張らなくちゃね。
春日野穹bot→URL:http://twitter.com/sora_k_bot
コミカライズ版ヨスガノソラも第4話になりまして、今回から少し表記を変えてみました。今まではタイトルにコミカライズを入れていたんですが、それをコンプエースに変更。コンプエースで飛んでくる人が多いからね。そっちの方が判りやすいでしょう。なんというかヨスガノソラのコミカライズにはばらつきがあるというか、先月号が結構良かっただけに、今月号のラストは非常に残念な展開の気がしてなりません。しかも、ラスト以外は概ね良い感じだっただけに、満足できるはずの読了感を奪われてしまったというか。コンプエースは春日野穹をどうしたいんでしょうね。

前回からの続きで、夕飯のカレーを食べているハルと穹。このときの穹を見つめるハルの表情は意味ありげで、ハッキリ言ってプレイボーイな微笑みを浮かべています。ハルカナソラでの瑛の言い草ではないですが、如何にも遊び慣れた感がするのは何故でしょう。ハルとしては、ようやく一緒にご飯を食べてくれるようになった穹が嬉しいようですが、見つめられた穹は気恥ずかしさに赤面しています。
そしてカレーを食べながら、ふいに穹はこんな事を訊ねます。

「ねぇ、ハル。ご飯とか作るのやっぱり大変?」

そりゃまぁ……と答えるハルですが、どうして穹が急にそんな質問をするのか判りません。

「べ、別に何でも…何でもないわよ」

という感じにタイトルと表紙へ。今回は瑛と渚さんですね。見た感じ神社の境内を二人で歩いているといった感じでしょうか。この表紙からも判るように、第4話の半分はこの二人の話になっています。

僅か表紙を一枚挟んだだけで、既に夏休みに突入しているという飛ばしっぷり。確かに学校でのイベントは前回のプールぐらいしかないからなぁ。個人的には瑛と穹の会話を描いて欲しかったんだけど、省略されてしまいました。
ハルは夏の暑さにへたばっていて、なにもやる気が起きないとだらけています。働き者のハルにしては珍しいですが、そこに一本の電話が掛かってきます。相手は瑛で、なんでも神社で行われる夏祭りの準備を手伝ってくれないか、と言うお願いでした。それに対しハルは一瞬前までなにもやる気が起きないとか言っていたのに、即答を持って了承します。さすが、女の子の頼みとなれば迷いません。即断即決、これがマメな性格という奴なんですね。
その電話見ていた穹が、「出かけるの?」と訊ねてきたので、ハルは天女目の神社まで行ってくると答えます。穹は、「瑛の?」といって軽く驚きを見せますが、この時点で既に瑛を名前呼びしているんですね。省略されたけど、ちゃんと交流は深めていたようです。
帰りは遅くなるかも知れないというハルを送り出すと、穹はぐっと握り拳を作ります。

「よし、今日こそ」

瑛の神社へと到着したハルは、瑛の姿を探して境内まで行きます。以前来たときは渚さんと会ったことを思い出し、彼女の呟いた「お姉ちゃん?」という言葉に疑問を抱いています。瑛に聞くべきか、渚さんに避けられていることは理解しているようです。まあ、どちらかと言えば瑛と近づくことを渚さんは快く思ってないんでしょうけど。
鳥居をくぐり、境内へと入ろうとしたハルですが、そこには地面にござを敷いて、楽しげに談笑する瑛と渚さんの姿がありました。思わず隠れてしまうハルですが、渚さんが瑛のことを「お姉ちゃん」と呼んでいるのをしっかり聞いてしまいます。

「ねえ、お姉ちゃん。こんな神社で一人……寂しくない?」

瑛が一人なのは自分の家族のせいであるという渚さん。そんな姿は見るに耐えず、やはり気になってしまうらしい。まあ、だからといって瑛が渚家で暮らす姿なんて想像できないし、それが彼女の幸せだとも思えないけど……瑛は本心をぼやかしながら、自分は大丈夫であると優しく諭します。離れていても、自分たちは姉妹だと言いながら。
学校での立場とは打って変わって、瑛に甘えまくりな渚さん。正直、このギャップがすごく可愛いと思うんだけど、立ち聞き中のハルは二人の関係に混乱します。

「そういうことだから、もう出てきていいよハルくん」

話が一段落したところで、唐突に瑛がハルへと声を掛けます。さすがと言いますか、ハルが来ていたことに気付いていたようです。まあ、自分で呼び出したんだし、当たり前と言えば当たり前か。渚さんはハルの登場に愕然として、ばつの悪そうなハルにどこから聞いていたのかと訊ねますが、ハルも嘘はつけないと判断したのか、全部聞いてしまったことを正直に話します。
取り乱した渚さんは学校でのテンションに戻ってハルと瑛をスパーンと殴りますが、ハルに事情を話したくはない模様。けれど、瑛は自分たちが春日野医院の生まれだから、まるきり無関係ではないと言い、自分たちが腹違いの姉妹であることを話し始めます。ここで注目したのは、瑛の母親の設定が微妙に違うことです。原作では確か、代議士やってる渚さんの御父上が都会の方で関係を持った女性の娘、という感じだったはずですが、コミカライズでは使用人だった人の娘らしい。使用人の娘って、あの親父さんは屋敷で働いていた女性に手を出したのか。出張ないし単身赴任中の男にありがちな間違いじゃなくて、もっと身近な使用人に手を出すなんて……よく、渚さんの御母上は離婚していませんね。瑛を産んだ後いなくなったということは、解雇されたんでしょうか。
しかし、瑛の口から「腹違い」とか、「愛人との子ども」といった単語が出てくるのは不自然ではないにしろ違和感が。いや、事実には違いないだろうけど、もう少し柔らかい表現もあったんじゃないかなw
本来なら渚家に引き取られるはずの瑛でしたが、渚さんのお母さんが大反対したため許されず、渚さん的には仕方なく神社に住んでいるという。瑛は今の生活が幸せだと言っていますが、それでも渚さんとしては思うところがあるらしい。ハルは二人をすごくいい姉妹だと言いますが、自分でも言っているように少々月並みすぎる言葉ですね。

気を取り直して祭りの準備を始めたハルたちですが、瑛と会話する中で、いつしか穹の話題になります。穹があまり外に出ないことを指摘する瑛に、ハルは穹が病弱であったことを話します。元々ひきこもり気味であると言うことも。それでも最近は落ち着いてきて、外出も前よりしていることに、ハルは安心しているみたいです。

「そういえば穹ちゃんに変わったことなかった?」

と質問してくる瑛に、特にないと思うと答えるハル。すると瑛は、

「じゃあ、そろそろかな」

呟きながら、瑛は意味深な表情を見せるのでした。

帰宅したハルの目の前に飛び込んできたのは、テーブルに並べられた料理の数々と椅子にちょことんと座って、ハルの帰りを待っていた穹でした。絵から判断して、穹が作ったのは……ステーキにオムレツ? それともオムライスでしょうか。正直、雑すぎてなにが書かれているのか良く判らない。器に入っているのはなんだろうか。ご飯に見えるけど、そうすると穹のほうにないのは不自然だし。

穹が料理をしたことに驚くハルですが、穹は、

「いつも……ハルが作ってるから、私も作れたほうがいいかなって」

瑛に教えて貰った旨を打ち明けますが、正直いつの間にって感じです。原作でもそういう描写はなかったし、まあ、穹が教わるとすれば瑛ぐらいしかいませんし、私も同人誌でそういう話書きましたけど……レンジも使えない、ハルカナソラまでおにぎりもパンも作れない穹が、この段階で色々作れてしまうのはちょっと変かも知れない。イベント的にはとても微笑ましいし、ちゃんとという言い方はおかしいけど、それなりに失敗もしたみたいではあるけど。

「ちょっと焦げてるし、味もそんなに保証できないし……だから無理して食べなくてもいいから!」

と赤面する穹の前で、ハルは軽く料理をつまんでみます。そしてドキドキしている穹に、素直に美味しいと答えます。「初めてにしては上出来だよ」と、付け加えるのはを忘れずに。

「ありがとう」

ハルの良いところは、素直にこういうことを言えることだと思うなぁ。ただ、

「いや、いきなりこんなことするから熱でもあるとかと思った」

なんて言ってしまう辺り、一言余計だとは思うけどw
その一言に「ひどい!」と言って、穹はハルに片付けを任せて部屋へと引っ込みますが、やはりハルが料理を食べてくれたこと、美味しいと言ってくれたことが嬉しいらしい。ぬいぐるみを抱きしめながら、顔をほころばせる穹ですか、急に足取りがおぼつかなくなり、ふらつきます。

「あれ?」

台所を片付けたハルは、穹が料理を作ったことに改めて驚き、少しはじしゅせいがでてきたのかな? と思い始めます。これからもっと、もっと外に出てくれたらいいなと、今後の穹に期待しますが――

「最近は、調子よかったのに……」

荒い息を吐きながら、穹は自室のベッドに倒れていました。テーブルの上にはクスリの入った袋と、袋から出されたカプセルのケース。カプセルは二粒ほど飲まれており、なにかの発作を抑える薬なのでしょう。
痛みに苦しみながらも、穹はハルのことを思い浮かべるのでした。


第4話というわけでね……うん、この展開はさすがにないわ。確かに穹は原作設定で病弱ですし、過去には入退院を繰り返していました。どんな病気だったのか、完治はしたのか、その辺りのことは原作でも語られていませんが、普通は完治していると見るべきでしょう。しかも、穹が病弱という設定も精々体力がない程度のもので、それもハルカナソラの頃には大分改善されています。二人乗りとはいえ、瑛とハルが乗っている自転車に走って追いついてくるぐらいですから。全力疾走できるぐらいには、体力も付いてきたと考えて良いと思います。
それなのに今回のコミカライズにおける展開は少しおかしいというか、これでは病弱どころか現在進行形で病気じゃないですか。発作に苦しむ穹、なんていう描写は原作にもなかっただけに、コミカライズ独特の展開なんでしょうけど、さすがにこれは不可解すぎる。こういう描写を入れることで、今後はなしにどう影響させていくつもりなのか? 単純にヨスガノソラを原作通りに描こうとすれば、まず必要性のない設定じゃないですか。
だから、私はもしかしてある種の死亡フラグかと心配してしまったのですが……某所では、「それはないだろ」と突っ込まれましたけど。でも、それ以外にこんな無意味な描写を入れる必要性が思い浮かばないんだよね。
例えば、ハルと穹は結ばれるけど、最終的に穹は病気が悪化して死んじゃいましたとか、そういう安易なオチを付けてくるのでは? とさえ思う。なにせ原作が近親相姦という倫理観に反するものですから、それに対する答えとして、こういう展開を持ってくる可能性も決してなくはないと思うんですよ。近親相姦は宜しくないけど、片方が死んでしまったのならいいよねとか、そう言うふざけた話を。
仮にそんな展開になったら、それまで買ったコンプエースを引き裂いて火を付けようと思いますが、それだけはあり得ないと信じたい。なにせ連載しているのがコンプエースだから、どういう結末になってもおかしくないじゃないですか。だから、すごい心配で。

コンプエース版のヨスガノソラは、ある程度割り切った上で読んでいるんですが、春日野兄妹に関しては完全に別物として考えることにしました。設定も結構違いますし、穹の口調とかはコミックスになった際に修正されると思いますが、基本的にはコミカライズ独自のキャラクターとして、原作とは分けて考えないと読んでいられない気がする。
そんな難しい作品ではないと思うし、凛〜COCORO NAVI Another View〜みたいに原作通り作って貰いたいんですけどねぇ……ここまで進んでしまうと、もう軌道修正は無理かな。それでも買い続けますし、読み続けますけど、余計な設定とか展開はいいから、ハルと穹のいちゃいちゃっぷりを見せてくれと、そう思います。それはハルカナソラからだろうって? いや、ヨスガノソラでも結構あるよ。穹との日常を描いて欲しいとは言ったけど、なんか違うんじゃないかなーって。
そういえば、瑛&渚さんシナリオに入ってますけど、あるいは今回で終わらせることも可能なんですよね。一応の説明は果たしたわけだし、このまま穹シナリオに入ることも……そのほうが絶対良いと思うな。
コミカライズはハルと穹のキャラが違いすぎるなと、改めて実感してしまいました。
原稿の資料探して本棚漁ってたら、数年ぶりにスクランのコミックスを発掘。そういえば原作の展開についていけなくなって、途中で買うのやめたんだっけ……とか思いつつパラ読み。やっぱ序盤の頃が一番いいなぁ。サバゲー以降はどうも付いていけないというか、体育祭がピークだったように思える。早すぎるかな。
持ってるのを全冊読んでいる暇もなかったので、急遽アニメのほうを作業BGM代わりに付けることにして、考えてみるとアニメのほうも4年前の作品なんだよね。夕方にやっていたのを見てた記憶があるよ。あの頃は若かった。

スクランは単純に好きだというのもあったけど、昔はよく作品作りの参考にしましたよ。ときたひろこが書いたノベライズは読めたもんじゃなかったけど、原作のキャラ構成やキャラ造形は本当によく出来ていたと思う。キャラが被るってことが少なかったと思うし、それぞれの個性、いわゆるキャラの立たせ方がしっかりしていた。あれだけの人数がいたのにね。
当時は奈良と麻生を比較として、主人公タイプとはなにかって議論を仲間内でしてたなぁ。前者は作者本人も言うように動きのないキャラになってしまったけど、後者は良い味出してたと思う。この2人に見る主人公タイプってのは、物凄く単純で、前者がギャルゲで後者がエロゲです。これといった取り柄のない、気が優しいだけの奈良と、クールにふるまっているけど実は熱くて、比較的なんでもできる万能タイプの麻生は良い対比でしたね。私は断然後者が好きですが。
キャラ作りにおける教科書としてスクランほど分かりやすく、読みやすいものもないと思う。作品展開にしても、初期は分かりやすかったしね。なにせギャグ漫画だった。段々と恋愛重視のシリアスな展開になっていったことで私は付いていけなくなったわけだけど、確か修学旅行から帰ってきた辺りまでは読んでいたような気がする。もう、ほとんど覚えてないや。アニメも二学期はそれほど見た記憶ないしなぁ。久しぶりに読んでみようかな。
勘違いに勘違いを重ねて話を展開する手法というのは、漫画では結構ありがちで、スク蘭以前にも幾つかあったと思います。単にスクランがその手法をメインに使い、多用しただけで。今なら、ハヤテのごとくも同じような感じに話を作っていますが、あれはスクランと違ってファンタジーだから突飛過ぎるよね。比較して、スクランの方が可も不可もない内容に仕上がっていたのではないかと思う。

そういや、スクランって本筋が完結した後に、スクランZとかいうのが連載してたんでしたっけ? 今年までマガスペに載ってたとか聞いたけど、最終回という意味ではこっちを読んだ方が色々といいらしい。確かに本筋、というか原作の最終回はあれでしたからね……うん、作者のやりたいこと、見せたいもの、思い描くものってのが凄く伝わってはきたんだけど、それを読者に見せつけちゃいけないだろうというか、なんというか。それでもハヤテよりはマシなのだろうけど。
結局、レギュラーキャラの恋愛模様はどんな感じで決着がついたんですかね。いや、改めて読み直してみると、思いのほか八雲が可愛くってねw 昔は沢近の方が好きだった気がするんだけど、これが嗜好の変化か。まあ、沢近とくっ付いたんだろうとは思うけど、そう考えると八雲はどうなったのかねぇ。なにせ姉である天満はアメリカに行ってしまったし。他のキャラも、結局好いた惚れたに関して結末らしい結末がついた方が少なかったのではないかと。麻生なんて万能であるばかりに、色々と振り回された感があるし。だから、普通にサラとくっついておけば良かったのに。単純すぎるといわれるかもしれないが。
なんかこう、留学生組が出てきた辺りから、一気に興味を失くしていったな。ハリーたちじゃなくて、イギリス本校の連中ね。あのキャラにはなにか意味があったんだろうか。スクランのキャラについては大部分がそれなりの個性と立ち位置を持っていたと思うけど、あれいなくても話進められたんじゃないだろうか。

折角だから最終巻+Zまで買ってしまおうと思うんだけど、困ったことに自分が何巻まで持ってるかサッパリわからないんだよね。本棚も整理してないから、もうどこになにがあるやら。アニメイトにでも行って、少し確認してこようかな。スクランぐらいの作品ならまだ置いてあるでしょ。Zだって一応今年に終わったんだし。さすがに初回版はないと思うけど……いや、探せばあるかな。講談社のものは数も少ないというが、それほど難しくはないような気がする。一番手っ取り早いのは中古書店かオークションで買うことなんだろうけど、本とエロゲはなるべく新品で買いたいからなぁ。
初版本に対する拘りがないわけじゃないけど、その程度の割り切りは出来ないと本読みなんてやってられませんからね。しかし、最近は買うものが多くて金が続かないな。
煉瓦の日記によるとまだ発売していないはずあきば浪漫ス!最終巻ですが、何故か先週の金曜日の時点で書店に並んでいました。横浜のとらのあなとメロンで見かけて、私はいつも特典付けているゲマ屋で買おうとしたんだけど、ゲマ屋にはなくて。店員に訊いたら「明日入荷です」と言われた。てっきり、とらやメロンが早売りしていたのかと思ったんだけど、書籍情報だけ見ると一週間以上も前から売ってることになるんだね。

まあ、私は貴島煉瓦大好きだから、この人の作品は大抵買ってしまうんだけど……この作品もダメだったかぁ。本当のところはどうだか知りませんけど、まあ、まず間違いなく打ち切りでしょう。角川の狙いとしてはらき☆すたでピークを迎えた、オタク系漫画の一角として売り出して行きたかったんでしょうけど、如何せん煉瓦の作風とは合っていなかったと思う。
煉瓦は絵描きとして人気はかなりある方ですが、それは商業ではなく同人世界においてです。ここ数年は常にシャッター前を維持している完全な大手サークルですし、毎回繰り出してくる奇抜な本やグッズの数々に惚れ込んだファンがドッと押し寄せることでも有名です。私も最近は煉瓦を始め行くことを前提に計画建ててますからね。
けれど、同人で圧倒的な人気を誇った人が、同じく商業でもその人気を発揮できるのかと言えば、実のところそうでもないわけで。この辺り、他の大手サークルにも言えることですが。煉瓦はなんて言うか、二次創作を独自にアレンジし、煉瓦流の世界観に組み替えてしまうことに関しては天才的才能を持っているんだけど、それが商業作品には組み込まれてこないと言いますか。
私が、というよりファンの大半が好きだったのは未完の放棄されてしまったブラフマンだと思いますが、後の伊吹にしろなににしろ、やりたいことは同じだと思うんですよ。表現方法、話の内容、そういうのを変えつつも色々やっていますけど、根本はそれほど変化していないんじゃないかなと。ガジェット的な意味でもね。

煉瓦の力は典型的な二次創作特化型というか、元からある作品の設定やキャラを弄って、独自の色合いや雰囲気を出すのは本当に巧いし、そのなんとも言えない空気に魅了される人も本当に多いんだけど、如何せん商業、つまりオリジナル作品では通用しないのですね。ブラフマンの受けがよかったのは、煉瓦作品にしてはまだしも判りやすい話だったからだと思うんだけど、そう考えるとあきば浪漫ス!はなんでダメだったんでしょうね。やっぱり、ラブコメは無理だったんだろうか。いや、話としては決してつまらなくはないんだけど、煉瓦にしては当たり障りがなさ過ぎたんじゃないかと。もうちょっとこう、開き直ってエロラブコメとかにすればなんらかの影響もあった気がするけど、秋葉原が作中で密接に関わってくるわけでもないし、主人公や想い人のオタク設定もそれほど強烈じゃないし、なんとも中途半端感が出てしまった気がする。
そもそも、煉瓦としては初めてのラブコメだったはずだし、もう少し奇抜な設定で挑んでも良かったんじゃないかなと。それまでの煉瓦作品にはない至って普通のキャラや内容だったわけだけど、それだと従来のファンは着いてこないし、平々凡々な内容だけに新規ファンも作りにくかったと思う。
私としてはいい加減ブラフマンを、同人誌でも良いから再開して欲しいんだけど……煉瓦は不本意かも知れないけど、あれが一番煉瓦らしさ出てたもの。だからこそ、伊吹とかその辺の作品が劣化版のように見えてしまうわけで。まあ、ブラフマンに関しては編集部と和解しない限り無理だろうけどさ。すっかり角川の人になっちゃったし。

あきば浪漫ス!はもう少しキャラと作品の流れに拘りを見せた方が面白かったと思う。金持ちのお嬢様も、たまーに出てくるだけじゃなくて積極的に三角関係のお相手にするとかさ。親友のキャラも良かったんだけど、色々キャラを活かせてなかった感じがする。
まあ、それでも完結させたこと自体は評価できるんだろうか。煉瓦本人も言ってますけど、とりあえずはきちんと終わらせたし、主人公と想い人の恋愛模様にもちゃんとした結末が付いたから。
この次は春風桜花を再開させるらしいですが、個人的には今までで一番微妙な作品なんだよね。ブラフマン、伊吹と来て、さらに下がった感じがする。もう角川に掛け合って、ブラフマンの版権をジャイブから取ってくればいいじゃないか……それが一番手っ取り早いよ。個人的には、鳴と佳弥の関係がどうなるのか凄く気になってます。
今日は秋葉で知り合いと会ってました。というのも、先日の土曜日にアニソン紅白のチケット先行受付がありまして、知人の援護で電話予約をしていたんですよ。知人は電話が繋がるも予定枚数に達していたので申し込めなかったんだけど、先に繋がった私は無事に1枚ゲットできて。電話切らないでよかったですよ。久しぶりにチケット取りなんてしてみたけど、やたらと面倒くさい手続きが必要で少し辟易してしまった。音声入力で名前や住所を言ったり、確認として録音された自分の声を聞くんですが、いやー、酷い声だ。どうして自分の耳に聞こえるそれと、あんなにも差異があるんでしょうか。全体的に低く聞こえた。

職場の近くと言っても、私が秋葉に行くことはあまりありません。横浜の方が好きだと言えばそれまでですが、なんか疲れるんだよね、あの街は。一昔前はいけば元気になるほど過ごしやすかったのに、今では服屋のビルが出来たり、すっかり街並みが変わってしまいました。変わっていくことに対する否定はしませんし、変われないものの終焉は寂しいそうなので、受け入れるしかないんでしょうかね。何気なく書いたけど、時系列上この言葉は未来の話なるんだろうか。まあ、どうでもいいけどさ。
電気街口が工事中だったので、ゲマ屋で知り合いと合流し、買っていなかったコミックスなどをその場で購入しましたが、ゲマ屋本店もまた少し変わっていましたね。レジの位置もそうですけど、なにより拡大したはずのスペースが閉じられてしまった。本当になんのために拡大したんだよというか、ブ社は後先を考えずに行動を起こし過ぎだと思う。あんな位置にスペースを拡大したところで客なんて入るわけないだろうに、どうして作る前に気づかないんだろうね。結局、拡大から1年持ったんですかね? やることなすこと、すべてにおいて失敗しいてるイメージしかない。
ゲマ屋と言えば、旧秋葉原店が入っていたミツウロコビルが取り壊されるらしいですね。あのころが一番良かったというのは、懐古なんでしょうか。デジキャラットも春スペ、夏スペ辺りが一番面白かった。ドラマCDでいうと、5~6の辺りね。クリスマススペシャルも、なんだかんだで好きだったなぁ。

とらのあなにも寄ったんですけど、Tonyの原画展だか版画展だかが開催されていました。Tonyといえば担当したエロゲの内容に恵まれないことで有名な原画家ですが、私はそんなに嫌いじゃありません。というか、結構好きな方だと思います。
当然のことながら、オリジナルが多くて、版権ものはなかったと思う。グッズも販売していたけど、売り切れている商品も多くて結構好調みたいですね。ただ、さすがとらのあなというか、T2 ART WORKSがこれまで出した同人誌の既刊を並べているのは笑った。1冊も買ったことないけど、こうして並べられてみると、見事に時流に沿ったジャンルというか、その時その時の流行に合わせてきていますね。同じようなやりかたで本を出している人を少なからず知っていますが、あちらと違ってこちらは必ず委託してますからね。委託されても買わないのが私なんですが、どうにも版権作品、二次創作だとあまりピンと来ないんですよ。Tonyはオリジナルを書いてこそというか、二次創作だとあまりにTony過ぎるタッチなため、元キャラとの間に大きな違和感が生まれてしまうというか。
個性の強い絵描きだと、なにかいてもその人の絵にしかならないからね。まあ、だからってあさぎ桜みたいなコピー能力が必ずしも良いとは言わないけど。それにあの能力は、凄まじ過ぎる。どうしてアクエリの漫画は終わってしまったんだろう……
でもまあ、Tonyならシャイニングシリーズか、そらのいろ、みずのいろが一番いいかな。後者はもう少し原作をひねった方が良かったというか、ひたすら主人公を奪い合い、尽し合うだけのゲームの方が成功したんじゃないかと。現に、その路線で行ったOVAは大成功したわけですし。まてよ、その反省があったからこそフォルト!!が作られたのか? 実はまだプレイしてないんだよね。OVAは買う予定ではあるけど。

とらのあなといえば、同人誌コーナーには未だ私の本が置いてありました。といっても、くろのとくろえさんとの合同誌の方ですけどね。残り3冊程度でしたが、通販分を店舗の方に回して補充しようかな……店舗に回した方が消費も早いだろうから。とっくに完売していると思っただけに意外でしたが、3冊という数字がリアルでいいねw
横浜店や秋葉原店を見ていると、急になのはコーナーの拡大化をしてきている気がするので、ここはこの両店舗に30冊ぐらいで送ればあるいは上手く行くかもしれない。在庫抱えてもいいことないしね。向こうに処分して貰うのは、なんか嫌ですし。入稿終わったら考えてみるかな。
今年の年末から来年にかけて、アニメの映画が数多く上映されるそうです。既にマクロスFの上映は始まっているのかな? まあ、マクロスの伝統にのっとり総集編に近い作品になっているらしいけど、どうせ劇中劇とかそういうオチなんでしょう。横浜では109シネマズMMでやっているらしいので、原稿の入稿が終わった辺りで観に行こうかなと。
遊戯王の映画もみたいけど、これは川崎か海老名に行かないと観れないっぽい。まだ公開前だから、どこで観るかはゆっくり決めるけどさ。

しかしまあ、角川の大攻勢と言うべきなのか、ほとんどが角川に関係するアニメ作品じゃないですね。ハルヒはそれなりに入るんだろうけど、やはり本命はなのはだろうか。文学少女とか、こっそりやってこっそり終わりそうなイメージしかない。ブレイクブレイドなんて、空の境界じゃあるまいし誰が6部まで観に行くんでしょうね。ガンダムならまだしも、それ以外のロボットものにそんなこと出来るんだろうか。
Fateの劇場版に関しては、情報特に集めてないですけどアーチャールートをやるということなんでしょうかね。タイトル的に考えればそうなんだろうけど、まあ、カッコよさでいえばあのルートなのかなぁ。劇場映えもするだろうし、話もそこそこしっかりしてるから。ただ、私は凛の中の人が大嫌いだから観に行くかは微妙。そもそも劇場作品として、完成度の高い物があのスタッフに作れるのかどうか……いや、ディーン好きだけどさ。
なのはの一人勝ちってことはないんだろうけど、なのはにしたところで所詮は無印の作り直しに過ぎないし、要するにノベライズの設定を映画化したいんでしょ? となれば、全体的に薄暗い話になるのかな。まあ、八神さんちのはやてさんが出ないから、安心して劇場に足を運べますけど。これがヒットすればA’sも映画化しそうだけど、すっ飛ばしてStSとか完全新作やってくれないかな。テレビシリーズは今更やってもヒットは望めないだろうから、映画にシフトしていくのもありではないかと。

個人的に一番楽しみにしているのは遊戯王で、次点が文学少女ですかね。遊戯王は果たして歴代の主役意外にもキャラが出るのか、その辺りが気になりますけど、やはり最新作のキャラが出るぐらいか……ライディングデュエルは映画で活かされるのかな。3D上映だというし、やらないことはないと思うんだけど。
文学少女はなにせIGクオリティに、あのキャスティングですからね。期待しないわけがない。原作はまあ色々思うところありますけど、最近はファミ通文庫も頑張っていますね。電撃文庫が軒並み停滞しているのはマンネリ化や新鮮味が薄れているからなのでしょうが、電撃文庫という存在そのものに飽きが来ているんだと思う。シリーズがどうというより、電撃自体がメディアミックスの乱発で微妙になってきた感がある。だからこそ、読者は他のレーベルを開拓することに新鮮さや刺激を求め、富士見やファミ通に光が当たり始めてるのでしょう。特に最近のファミ通の好調ぶりと来たらないよ。知り合いがあそこデビュー確定させたんですけど、本が出る前からそこそこ話題になっているようで。あのタイトルセンスは凄いとしかいいようがない。私にはとてもじゃないが、あれほどはっちゃけた作品は書けないだろう。なんか話がずれてきたけど、絵描き次第でも物凄いことになりそうな作品だ。一体どこのエロ漫画化を連れてくるつもりなのか……本人に聞いてみるか。
気づけば周囲がどんどんプロになっていくねぇ。まあ、プロになれずに散っていった人の方が多いんだけど、私は一体どうしたいのか。様々な仕事をこなしていく中で、創作性のある仕事も沢山やったし、売り物として未だに売られているものもあるけれど、私名義の作品というのは未だにないんだよね。シナリオとして名前が載っていても、著者として、原作者としての作品は一つもない。結構近しい人のデビューが決まっただけに、色々と考え込んでしまいますね。

でも、誰がデビューしたと聞いても最近は驚きはしても焦りとか感じなくなったなぁ。意欲が減退しているのか、物事に対しての考え方が変わっているのか。ライトノベルという媒体に魅力や可能性を感じなくなってきているのかも。どこも売り上げ落ちてますし、アニメ化したからと言ってなにがどうというわけでもない作品も多くなってきた。レーベルの乱立も沈静化したし、最後の金脈も遂に掘り尽くされたのでしょう。
個人的なことを言うと、最近ラノベが読めなくなってきてるんですよね。もう完全に年寄りの意見なんですけど、ああいう文章が読めなくなってきた。シャナとかさ、実は今の私だから楽しく思えないだけで、以前の私なら凄く面白く思えたのかもしれないじゃん。嗜好が変化してきているのかもしれない。まあ、変化したところで執筆には問題ないけれど。
寝て起きて仕事行って、帰ってきたら原稿やってという毎日だと日記を書く暇もないというか、気づけばかなりの日数をため込んでいますね。数日前のことなんて、もう記憶もあいまいですし、なにをしてたかなんて思いだすこともできないという。
特に三連休はなにしていたかと言えば、ひたすら原稿を書いていたので、これといったネタもないといいますか……

原稿についてしか話すことがないということで、既に印刷所と書店の方には連絡を取り、同人誌を出す方向でまとまりつつあります。今回は印刷所がやってる秋のフェアを利用するつもりなので、いつもより入稿日が早いんですよ。本当なら休みを取って月末30日入稿が一番いいんだけど、フェアを利用するには28日入稿じゃないといけないので、かなり忙しない作業になっています。せめて、もう1日ぐらいは原稿に充てる休みが欲しかったけど、仕事も忙しいですからね。自分の都合を優先させるわけにもいきません。
まあ、フェア自体はタダでグッズ作ってくれる類のものだから、イベントに落選した今となってはあまり必要もない気もするんですが、折角だし、作ってみたいじゃないですか。元々はイベントの会場特典として考えてたけど、書店での購入特典にしてもいいじゃないかと。なにせタダで作ってくれるというのだから。
しかも今回は納品日をイベント参加予定日に合わせる必要がなかったので、コミケ期間中の割と早い段階で私の手元と、そして書店の方に納品される予定です。もう少し早くすることも出来たんでしょうが、時期は合わせた方がいいかなと。納品され次第、各方面へ発送したりしなければいけませんね。書店に送る分とは別に、予備分というものが同人誌にはあって、まあ、一般書籍にしても著者や装丁者には見本が何冊か送られるものなんですが、同人にの場合は乱丁・落丁用に付いていたり、見本誌提出の際に使ったりと、色々な用途があるわけです。ただ、小説本の場合は何冊も付いてこないことが多いので、正直今回の部数でどれほど予備が刷られるのかは分からない。前回よりも印刷する部数を減らしていますからね。金はあったんですけど、まあ、そんなに売れないだろうと。
けど、小説本ってのは一般的な漫画本と違って印刷費が桁違いに高いので、ある程度は部数裁かないと割に合わないんですよね。私の利用している印刷所はそれなりに安い方ですけど、すれでも数百部刷るだけで数十万単位の金が飛んで行く。これが標準的なB5サイズの同人誌、ページ数にして24Pほどのものだったとしたら、1000部刷っても10万いかないのだから、小説本の制作事情というのも結構厳しいです。
でも、単純計算で1000部刷った漫画本を500円で売ったとして50万、印刷費に10万掛かってないなら、最低でも40万以上の儲けがあるわけか。となると、私と同じくあの印刷所を使っている大手サークルは……うわぁ、こう考えると同人誌も儲かりそうな錯覚を覚えてしまうから不思議。諸経費を考えれば、そんなわけもないんだろうけど、あそこほどの大手なら結構稼いでるんじゃないかな。

けどまあ、あそこが大手で居続けられるのも単に描いてるジャンルにまだ勢いがあるだけだからな……あればっか描いていたせいか、逆にそれ以外の需要が全くなくなってしまった。色々と人気ジャンルを描いてみてはいるようですが、メインほどに売れていないのが現状。知り合いがよく買ってるんですが、どうにもあのジャンルで固定するしかない状況にまで追い詰められてるらしいですね。
あのジャンル、まあ、リリカルなのはですけど、これが未だに勢いがある理由ってのは主にアニメジャンルにおける後継が育っていないというか、ここ数年同人誌のジャンルとして流行るようなアニメ作品がないのが原因なんだろうな。禁書にしろ電磁砲にしろ一大ジャンルを形成するほどの勢いはないし、けいおんや化物語も同人ではサッパリです。唯一、ゲームジャンルではラブプラスが登場したことで活性化されてきましたが、それもいつまで続くことやら。
しかし、けいおんは本当に流行りませんでしたね。咲もそうですけど、ここ1、2年はアニメ系の同人ジャンルは不作ですね。なのはだってコミケのジャンルコードでいえばギャルゲに位置するわけですし、そう考えるとまともなアニメジャンルで流行ったのは……ハルヒまで遡らないといけないのだろうか。なのはStSが2007年で、ハルヒが2006年だからそうなるか。別ジャンルでいえば初音ミクが一過性のブームを見せていましたけど、これも今では完全に流行が過ぎ去りましたからねぇ。

要するに移るジャンルがないんでしょうね。同人界隈にはジャンル移行という現象というか言葉があって、あるジャンルの本を書いていたサークルたちが、こぞって同一の新しいジャンルに流れるという、腐女子にはお馴染みのあれです。
つまり、なのは系サークルが移行してしまうような同人向け作品がまだ登場していないというわけだ。それほど高い壁なのか、来年の映画でまた勢いづいてくるのかなぁ。
くろのとくろえさん夏コミ新刊自宅通販再開のお知らせ
くろのとくろえさん夏コミ新刊自宅通販再開のお知らせ
くろのとくろえさん夏コミ新刊自宅通販再開のお知らせ
昨日から今朝にかけて、くろのとくろえのくろのさんと色々話していたんですが、その際インストゼロの再販についても詳細を訊きました。許可を貰ったので、この日記でも告知の方をしようかと思います。くろのさんのブログを見るのが一番手っ取り早いんだろうけど、私も作品の元ネタの一つにさせて貰ったり、度々日記の話題にしてますからね。再販の要望も結構多いらしいです……まさか、私は散々日記で書いたからなんてことはないよね?

基本的には前回と同じで、インストールゼロ&1.5のセット販売、自宅通販です。1冊ずつの購入は出来ません。セットじゃないと効率悪いですからね。残部も同じぐらいしかないはずだから。
商品内容は以下の通りで、

・インストールゼロ1サブタンク
・インストールゼロ1.5サブタンク
・ペーパー(夏コミ時の物のコピー)
・逆襲おまけ小冊子(少数)
・お礼ペーパー(変更なし)
・領収書


夏コミのペーパーというのは、今回の画像に使っているものです。ギンガ、シエル様、ルールーに穹と、最後だけ全然繋がりのないキャラですけど、これは私のわがまま&ノリと勢いの結果だったと思います。でも、可愛いから良いよね、くろのさんの描いた穹。
次に逆襲おまけ小冊子というのは、確か私が夏コミの前日ぐらいに作った会場特典用の小冊子ですね。全部が全部私の手作りです。頑張ってホッチキス止めましたw これには色々裏話があって、初めは全然違う画像を表紙にするつもりだったんですが、熱情あふれるくろのさんが一晩か二晩ほどで描き下ろしてくれました。あれには感動したなぁ。収録内容としてはプリクリによる逆襲の救世主解説と、各種設定資料。ルクリュの設定画なども、確か初出しだった思います。
ルクリュの設定画にも秘密があって、持っている人は是非虫眼鏡を使って見て欲しいですね。私とくろのさんが各種設定よりも先に決めたものがあるのでw うん、今にして思うともっと大事なことがあったんじゃないだろうか。でもいいや、楽しいからw

商品代金も前回と同じで、
商品代金900円+送料290円=計1190円となります。

メールのほうに「自宅通販希望」と書いて

郵便番号:
住所:
氏名:
連絡用電話番号:
注文個数:
備考;(ありましたら)

くろのとくろえのメールアドレスに送れば良いみたいです。
期間は11月末日までになっております。


前回と同じく、この日記にくろのさんのメールアドレスを書くわけにもいかないので、詳しくは
http://kuronokuroe.blog106.fc2.com/blog-entry-304.html(くろのとくろえブログ)
ここで確認してください。
両方とも10部程度しか残っていないようなので、このチャンスを逃すと当分買う機会はなくなると思います。以前も書きましたが、同人誌ってのはそんなに再販するものじゃないですからね。自宅通販に抵抗ある方もいるかと思いますが、どうか機会を逃さぬようお願いいたします。これを読めば貴方逆襲の救世主におけるシエル様の設定が判る! そんな一冊になっていますw

くろのさんと明け方近くまで話している中で、当然のごとくプリクリの話題になったんだけど、何故だか最近の私たちはプリクリが書きたくて仕方ないらしい。そこで私が前々から考えていたプリエネタを披露することにしたんだけど、
「プリエが○○されちゃうとか、そんな話ですか?」
「え、いや……××だけど」
「ちぇっ……××か」
「ちぇってなんだw」
「てっきりプリエが○○にされて、△△な目にあわされるんだとばかり」
「いや、××された挙げ句、□□な展開になるけど」
なんというかこう、双方のイメージを守るために伏せ字にしてみました。くろのさん的には不本意な言われようだったらしいけど、やっぱり本職の方は違うなぁと痛感したw いきなり私が考えているよりもハードなネタを振られたときはびびった。
その後、ここはオメガらしくないとか、プリエはこれぐらい酷い目に合わせたほうが良いみたいな話になって、なんとか形にした後、最終的には何故かゼロ批判の会話をしていました。最近、自分がゼロのことを好きだという自信がなくなってきた……暴走というか、ゼロに内在するものについて深く考えさせられる話だったな。くろのさんはインストゼロでそこら辺を詳しく書くらしいので、今から楽しみにしています。私の方もそこら辺は描きたい部分ではあるのですが、今書いている逆襲では無理なので、別の機会を探しましょう。
久々に話したけどお互いに修羅場で忙しいから、年内は話す機会というのも減るんだろうな。私は11月で同人の作業は終わるけど、すぐに逆襲を再開させないといけないし、くろのさんは2冊目に取りかからないといけないからね。それが終わったら来年の予定を建てなきゃいけないし、年明けぐらいはゆっくり休みたいものです。先は長いけど。

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