レッスルエンジェルス サバイバー2(限定版)
2012年10月9日 アニメ・マンガ
最近、レッスルエンジェルスサバイバーⅡをプレイしてます。サクセスが発売し、トライファーストに引き継がれた女子プロレス団体経営SLGなんですが、まあ、簡単に言えばアイマスのプロレス版みたいなゲームです。歴史的に言えばこっちの方が圧倒的に長く、初代は20年前に発売されたのだけど、サバイバー発売までに10年の期間があったことを考えると、単純に20年の歴史と表現するのは難しいのかもしれない。どちらにせよ、私はサバイバーから本格的に始めた口なので、プレイヤーとしては新参なんだけどね。
私がこのゲームを始めた経緯は、前作であるレッスルエンジェルスサバイバーを偶然手に入れる機会があったからで、本当にたまたま出会った感じです。自分でもすっかり忘れてたんだけど、サバイバーⅡを買った記憶があるのに、サバイバーの方がどの店で、何の特典を選んだかまったく覚えてなくて、これはどういうことかと考えてたら、そういやサバイバーは雑誌の懸賞で当ったソフトだったことを思い出しました。特に欲しかったわけでもなく、第一希望に丸をつけたら何となく当選してしまったというもので、書いてみると、かなりいい加減な話ですね。
しかし、折角プレイしたんだからやってみようじゃないかという気持ちは私の中にもあって、何せタダでゲームソフトが当ったわけですから、嬉しくないわけがない。プロレスにはあまり興味はなかったんだけど、丁度知り合いのプロレス好きがこのゲームを持っていたこともあって、簡単なレクチャーを受けつつも、私はそれまで話だけにしか知らなかった、レッスルエンジェルスの世界へと足を踏み入れていくことになりました。
そしたらもう、これが面白いのよ。こんな楽しいゲームがあったのかと思うぐらいハマってさ。カードバトルという、格ゲー要素の薄さが性に合ったのかもしれないけど、ヒロインたちは可愛いし、声優も豪華だし、とにかく私を惹き込むだけの魅力があった。往年のゲームは流石に違うというか、多分、PS2のゲームでは一番好きなんじゃないかな。まあ、他に持ってるソフトなんて.hackぐらいだけど。
そんなこんなで、レッスルエンジェルスサバイバーⅡが発表されたときは、完全にファンとして、今度は自分で買おうじゃないかと、発売前からかなり楽しみにしていた記憶がある。初回版と通常版、それに特典などで迷ったけど、結局初回版を川崎のマグマニで買ったんだったかな? 今はもう無い店舗ですが、こざっぱりとした店内が好きでした……何で潰れちゃったのやら。
サバイバーⅡは続編と言うよりは、前作の反省を生かして作られたリメイクみたいなもので、基本的な仕様にそれほど差はなく、ヒロインの追加やシステム面の強化がメインのソフトでした。ただ、それだけに前作における不満点が改善されたこともあり、プレイしやすくなった部分も多く、発売当初は寝ずに自分の団体とキャラを育成していた記憶があります。私にもやはり、好みのキャラや声優というのはあったし、ストーリーゲームではない分、明確なエンディングがありませんからね。ファイナルシーズンが一応区切りにはなっているけど、その後も普通にプレイは続行できるし、とにかく自分の理想の団体作りを追求していたように思う。
けれど、同じ事の繰り返しというのは、どんなに好きなものでも、いつかは飽きが来るものであり、このところはPS2が不調ということもあって、すっかり仕舞いこんでたんですよ。それが、身内の要求でPS2を修理する機会があり、試しに起動してみたら何とビックリ直っちゃってさ。それが縁で、また始めたというわけです。
語り足りないので、キャラクターに関してなどは明日以降の日記で書こうと思いますが、レッスルエンジェルスサバイバーⅡって、聞くところによるとプレミア化しているらしいですね。トライファーストが解散してしまい、ゲームの生産がされていないってのが大きな理由らしいけど、動画サイトなどのプレイ動画で人気に火がつき、その影響で品薄になったのも原因らしい。まあ、キャラは可愛いし、声優も豪華だからなぁ……通常版でさえ、原価の倍以上など珍しい話ではなく、初回版に至っては3倍を超える価格が付いているとか。好きな作品ではあるけど、流石にたじろぐ金額ですね。こうなってくると、発売日に購入した自分を褒めてあげたいぐらいです。
でも、このゲームには一つだけ難点があって、明確なエンディングがない分、飽きない限りいつまでも続けられるというのがね。執筆に追われている人間には、ネックなのですよ。SPARKの原稿が遅れたのは……いや、止めておこう。
私がこのゲームを始めた経緯は、前作であるレッスルエンジェルスサバイバーを偶然手に入れる機会があったからで、本当にたまたま出会った感じです。自分でもすっかり忘れてたんだけど、サバイバーⅡを買った記憶があるのに、サバイバーの方がどの店で、何の特典を選んだかまったく覚えてなくて、これはどういうことかと考えてたら、そういやサバイバーは雑誌の懸賞で当ったソフトだったことを思い出しました。特に欲しかったわけでもなく、第一希望に丸をつけたら何となく当選してしまったというもので、書いてみると、かなりいい加減な話ですね。
しかし、折角プレイしたんだからやってみようじゃないかという気持ちは私の中にもあって、何せタダでゲームソフトが当ったわけですから、嬉しくないわけがない。プロレスにはあまり興味はなかったんだけど、丁度知り合いのプロレス好きがこのゲームを持っていたこともあって、簡単なレクチャーを受けつつも、私はそれまで話だけにしか知らなかった、レッスルエンジェルスの世界へと足を踏み入れていくことになりました。
そしたらもう、これが面白いのよ。こんな楽しいゲームがあったのかと思うぐらいハマってさ。カードバトルという、格ゲー要素の薄さが性に合ったのかもしれないけど、ヒロインたちは可愛いし、声優も豪華だし、とにかく私を惹き込むだけの魅力があった。往年のゲームは流石に違うというか、多分、PS2のゲームでは一番好きなんじゃないかな。まあ、他に持ってるソフトなんて.hackぐらいだけど。
そんなこんなで、レッスルエンジェルスサバイバーⅡが発表されたときは、完全にファンとして、今度は自分で買おうじゃないかと、発売前からかなり楽しみにしていた記憶がある。初回版と通常版、それに特典などで迷ったけど、結局初回版を川崎のマグマニで買ったんだったかな? 今はもう無い店舗ですが、こざっぱりとした店内が好きでした……何で潰れちゃったのやら。
サバイバーⅡは続編と言うよりは、前作の反省を生かして作られたリメイクみたいなもので、基本的な仕様にそれほど差はなく、ヒロインの追加やシステム面の強化がメインのソフトでした。ただ、それだけに前作における不満点が改善されたこともあり、プレイしやすくなった部分も多く、発売当初は寝ずに自分の団体とキャラを育成していた記憶があります。私にもやはり、好みのキャラや声優というのはあったし、ストーリーゲームではない分、明確なエンディングがありませんからね。ファイナルシーズンが一応区切りにはなっているけど、その後も普通にプレイは続行できるし、とにかく自分の理想の団体作りを追求していたように思う。
けれど、同じ事の繰り返しというのは、どんなに好きなものでも、いつかは飽きが来るものであり、このところはPS2が不調ということもあって、すっかり仕舞いこんでたんですよ。それが、身内の要求でPS2を修理する機会があり、試しに起動してみたら何とビックリ直っちゃってさ。それが縁で、また始めたというわけです。
語り足りないので、キャラクターに関してなどは明日以降の日記で書こうと思いますが、レッスルエンジェルスサバイバーⅡって、聞くところによるとプレミア化しているらしいですね。トライファーストが解散してしまい、ゲームの生産がされていないってのが大きな理由らしいけど、動画サイトなどのプレイ動画で人気に火がつき、その影響で品薄になったのも原因らしい。まあ、キャラは可愛いし、声優も豪華だからなぁ……通常版でさえ、原価の倍以上など珍しい話ではなく、初回版に至っては3倍を超える価格が付いているとか。好きな作品ではあるけど、流石にたじろぐ金額ですね。こうなってくると、発売日に購入した自分を褒めてあげたいぐらいです。
でも、このゲームには一つだけ難点があって、明確なエンディングがない分、飽きない限りいつまでも続けられるというのがね。執筆に追われている人間には、ネックなのですよ。SPARKの原稿が遅れたのは……いや、止めておこう。
SPARKの本を完成させるために徹夜続きだったこともあり、今日は一日のんびりしていました。というか、ほぼ一日寝ていたのだけど、私は休みになるとTwitterとか、そういうのをやらなくなるので、自分が何をしていたのかよく覚えていません。記憶に残っていることといえば、前日に買った同人誌が汚れていて、それを落とすためにひたすらアルコールシートでこすっていたことぐらいでしょうか? いや、結構落ちるもので、1時間近く磨いていたら綺麗になりました。マットPP加工の本だったから擦れが心配だったけど、幸い気にならない程度だったし。
私は自分がコミケというものに何年前から参加しているのか覚えてなくて、確実に10年は超えているだろうというぐらいにしか認識していません。他の人は初参加というのが結構明確らしいんだけど、私の場合は訳も分からず、気付いたら現地にいたって感じでしたから……若かったと言うよりは、子供だったなぁ。あの頃は、まさか自分が後々サークル参加するようになるとは思ってもみなかった。
個人誌としての同人誌を私が作るようになったのは、今から4年ほど前、2008年のことになります。当時Webで書いてた二次創作、まあ、ロクゼロなんですけど、これが思いの外長い話になったので、同人誌として纏めてみたいと思ったのが最初の動機。勿論、それ以前からサークル参加に対する憧れみたいのはあったんだけど、私は何せ同人誌作りのノウハウというものに乏しかったから、まあ、夢のまた夢だろうと考えてました。
それが実現したのは、とあるサークルがロクゼロの二次創作をえらく気に入ってくれて、私に欠けていたイラスト部分で協力をしてくれたから。表紙とか口絵、後は挿絵ですね。この出会いがあったからロクゼロの同人誌は実現したと言っても過言ではなく、2008年の冬コミでの発行に漕ぎ着けることが出来たわけです。元々、ネットで書いたものを同人誌用に編集するだけだったから、これは結構早く仕上がった記憶がある。私の同人誌としてはかなり部数が出た方だから、一度だけ重版もしたりしてね。文章としては本当に稚拙なんだけど、若さ故の勢いがあったというか、未だに好きな話ではあります。
ちなみに、私が初めて本を出した2008年の冬コミは、実のところ委託での参加でした。偶然にも身内が、その年のコミケに申し込んで、うっかり当選しちゃったので本を置かせて貰ったという感じで、スペース運営も殆ど私と友人がしていたんじゃなかったかな。よく覚えてないけど、あの頃はまだシャリテクロワールは名前だけの存在だったと思う。
ヨスガノソラ本を初めて出したのは2009年の夏コミで、丁度コミカライズ版の連載が始まる直前でしたか。それまでWebで書いていたものを同人誌化するだけだった私が、初めて一から十まで書いた、つまり同人誌用に書き下ろしたのが、ヨスガノソラ本第1弾「遥かな穹」になります。挿絵も何もないA5サイズのありふれた小説本で、新書本だったロクゼロと違い派手さはなかったけど、個人的にはこういうのが同人小説というイメージがあったので、地味ながらも拘って作ったように思う。
以降はヨスガ本に移行したのかといえば、実はそういうわけでもなくて、ヨスガ本の第2弾を出したのは翌年の夏コミ、アニメ版が始まる少し前なんですよね。それまではロクゼロ本の続編を同人誌化するのに追われていたから、丸々1年ほど間が空いてるんです。私自身は、原作発売当初からヨスガで二次創作していましたし、コミカライズのレビューなんかもしてましたけど、単純な同人活動という意味では、むしろアニメ放送後の方が多かったりするという。まあ、アニメ版に対する反発心みたいのもあったんだろうけど、ロクゼロが一段落したこともあって、ヨスガに全力を注げる環境が整ったというのが大きかったのかもしれない。
ヨスガ本は、やはり好きな作品、ジャンルということもあってか継続的に本を出し続けることが出来て、アンソロやイラスト集といった企画本を交えつつ、遂に個人誌として10冊目を出すまでに至りました。前々から言っている通り、そこで一区切りを付けるつもりではあるけど、同人活動自体は続けていくと思うので、また、新しいジャンルを探すことになるのでしょう。何となくだけど、これに行くんじゃないかな、というのは一つあるので。
ちなみにロクゼロの続編については未定です。何度か書けないものかと試してみたのだけど、その度に失敗していて、なんか筆が乗らないのよね。プロットもあることはあるし、話のほうも固まってはいるんですが、自分の中で割り切れてない部分がね……結構、残ってるんだと思う。放置は良くないし、完結させなきゃと考えてはいるのだけど、仮に待ってくれている人がいるのだとしたら、もう少し長い目で見てくれると助かります。
私は自分がコミケというものに何年前から参加しているのか覚えてなくて、確実に10年は超えているだろうというぐらいにしか認識していません。他の人は初参加というのが結構明確らしいんだけど、私の場合は訳も分からず、気付いたら現地にいたって感じでしたから……若かったと言うよりは、子供だったなぁ。あの頃は、まさか自分が後々サークル参加するようになるとは思ってもみなかった。
個人誌としての同人誌を私が作るようになったのは、今から4年ほど前、2008年のことになります。当時Webで書いてた二次創作、まあ、ロクゼロなんですけど、これが思いの外長い話になったので、同人誌として纏めてみたいと思ったのが最初の動機。勿論、それ以前からサークル参加に対する憧れみたいのはあったんだけど、私は何せ同人誌作りのノウハウというものに乏しかったから、まあ、夢のまた夢だろうと考えてました。
それが実現したのは、とあるサークルがロクゼロの二次創作をえらく気に入ってくれて、私に欠けていたイラスト部分で協力をしてくれたから。表紙とか口絵、後は挿絵ですね。この出会いがあったからロクゼロの同人誌は実現したと言っても過言ではなく、2008年の冬コミでの発行に漕ぎ着けることが出来たわけです。元々、ネットで書いたものを同人誌用に編集するだけだったから、これは結構早く仕上がった記憶がある。私の同人誌としてはかなり部数が出た方だから、一度だけ重版もしたりしてね。文章としては本当に稚拙なんだけど、若さ故の勢いがあったというか、未だに好きな話ではあります。
ちなみに、私が初めて本を出した2008年の冬コミは、実のところ委託での参加でした。偶然にも身内が、その年のコミケに申し込んで、うっかり当選しちゃったので本を置かせて貰ったという感じで、スペース運営も殆ど私と友人がしていたんじゃなかったかな。よく覚えてないけど、あの頃はまだシャリテクロワールは名前だけの存在だったと思う。
ヨスガノソラ本を初めて出したのは2009年の夏コミで、丁度コミカライズ版の連載が始まる直前でしたか。それまでWebで書いていたものを同人誌化するだけだった私が、初めて一から十まで書いた、つまり同人誌用に書き下ろしたのが、ヨスガノソラ本第1弾「遥かな穹」になります。挿絵も何もないA5サイズのありふれた小説本で、新書本だったロクゼロと違い派手さはなかったけど、個人的にはこういうのが同人小説というイメージがあったので、地味ながらも拘って作ったように思う。
以降はヨスガ本に移行したのかといえば、実はそういうわけでもなくて、ヨスガ本の第2弾を出したのは翌年の夏コミ、アニメ版が始まる少し前なんですよね。それまではロクゼロ本の続編を同人誌化するのに追われていたから、丸々1年ほど間が空いてるんです。私自身は、原作発売当初からヨスガで二次創作していましたし、コミカライズのレビューなんかもしてましたけど、単純な同人活動という意味では、むしろアニメ放送後の方が多かったりするという。まあ、アニメ版に対する反発心みたいのもあったんだろうけど、ロクゼロが一段落したこともあって、ヨスガに全力を注げる環境が整ったというのが大きかったのかもしれない。
ヨスガ本は、やはり好きな作品、ジャンルということもあってか継続的に本を出し続けることが出来て、アンソロやイラスト集といった企画本を交えつつ、遂に個人誌として10冊目を出すまでに至りました。前々から言っている通り、そこで一区切りを付けるつもりではあるけど、同人活動自体は続けていくと思うので、また、新しいジャンルを探すことになるのでしょう。何となくだけど、これに行くんじゃないかな、というのは一つあるので。
ちなみにロクゼロの続編については未定です。何度か書けないものかと試してみたのだけど、その度に失敗していて、なんか筆が乗らないのよね。プロットもあることはあるし、話のほうも固まってはいるんですが、自分の中で割り切れてない部分がね……結構、残ってるんだと思う。放置は良くないし、完結させなきゃと考えてはいるのだけど、仮に待ってくれている人がいるのだとしたら、もう少し長い目で見てくれると助かります。
COMIC CITAY SPARK7に参加しました
2012年10月7日 アニメ・マンガそんな訳で、本日東京ビッグサイトで開催された、COMIC CITAY SPARK7に参加してきました。初の女性向けイベントということで、いつもの即売会とは、やはり空気が違いましたね。コミケの1日目や2日目も女性向けの方が多いはずだけど、あちらは男性だってそれなりの数がいるから、こういう雰囲気というのは新鮮だった。一度だけスパコミに一般参加したことがあるけど、もう何年も前の話だし、よく覚えてもないから、感覚的にはこれが初めてってことにした方がいいのかもしれない。正直、場違いな気はしたけど、それなりに楽しかったです。
今回の新刊は両方共コピー本だったのだけど、前日まで執筆をしていたこともあり、出発ギリギリまで製本作業の方をしていました。身内がコピー本作りのプロフェッショナルなので、それにかなり助けられたといいますか、おかげで何とか間に合いました。コミケやコミ1と違って、SPARKは私一人での参加、つまり売り子さん等がいなかったので、待ち合わせとかに取られる時間がなかったというのも大きいのかな。いつも即売会ではサークル入場時間ぴったしに着くようにしてるのだけど、何せ今回は出し物がコピー本2冊だし、それも鞄に詰めて行ける程度の数しか刷りませんでしたから、スペース準備や設営に時間が取られるとも思わなかったしね。会場に着いたのは、確か9時頃でしたか。丁度、開場1時間前というところでした。
先月末にドリパがありましたから、ビッグサイト自体は久し振りでもなんでもないのだけど、過疎化が進むドリパと違って、SPARKは18000を超えるサークルが参加しているわけだから、朝の電車とか、それこそコミケ並に混んでるんですよ。私はサークル参加だから、前述の通り、結構遅く行ったつもりだったんだけど、りんかい線の乗車率は間違いなく100%ぐらいだったと思う。あ、コミケのときは120%としてね。
会場に着くと、女子率の高さに圧倒されたわけだけど、両隣どころか私の参加したスパイラルプチオンリーは、前サークルが女性のサークルだったらしい。というか、男性のサークルってSPARK全体でどれぐらい参加していたんだろうか。私の他は皆無なんてことはないだろうけど、まあ、何というか、ある程度の予想は出来てたけど、肩身の狭い思いをしました。場違い以外の何物でもないっていうか。
まあ、だからといって楽しくなかったのか? と言われれば、かなり満足したイベントだったと思います。スパイラルで未だにプチオンリーが開催されるというのは素直に嬉しいし、そこに自分が参加できたことも、純粋な喜びを覚えました。連載が終了してから5年経っている関係上、こういう機会でもないと新刊が出せないというのはサークル共通の悩みらしいけど、確かに私もプチオンリーが開催されたからこそ、念願の螺旋本を書いたわけだしなぁ。そう考えれば、感謝してもし足りないぐらいです。
イベントの開場時間となって、私は先に自分の買い物を済ませることにしました。何せ今回は一人で参加してますから、売り子にスペースを任せている間に移動するわけにも行かず、かと言って完売するかもわからない新刊が無くなるのを待っていたら、何時まで経っても動けそうにないですからね。どうせ、直ぐに人なんて来ないだろうとも思っていたし、一先ず退席中の札を置いてスペースから離れて遠くの島へ。買い物といっても、女性向けイベントですから、コミケのように新刊を大量に買う予定もなかったんだけど、西尾維新プチに贔屓しているサークルが参加していたから、そこの新刊だけはどうしても欲しかった。
西尾維新も何気にデビュー10周年らしいけど、戯言シリーズを除けば、プチオンリーのジャンルも比較的新しいものが多く、例えば世界シリーズや、未完のまま止まっているりすかなどは見かけませんでした。世界シリーズはまあ、ちょこちょこ出ているから良いのでしょうけど、りすかはかれこれ4年ほど音沙汰が無いんでしたっけ? 4年前にファウストに載ったきりで、それにしたって3年の間隔が開いていたから……私が西尾維新で一番好きなのは世界シリーズで、戯言が次点ぐらいなんだけど、やっぱり古い作品のほうが好きなのか、りすかも結構気に入ってるんですけどね。後3話なんだし、なんとか完結してもらいたいものです。
戯言サークルで新刊を買った後は、即座にスペースへ戻って自分の本を頒布してました。買い物に掛かった時間は5分程度だったと思いますが、私の新刊は歩ひよ本が比較的早く完売しました。まあ、元々そんなに数も刷ってないんだけど、初めてのジャンルだし、男性サークルだし、完売しないんじゃないかという不安もあったから、これは結構嬉しい結果でしたね。ただ、プチオンリーの主催の方にも「この人はギャグのつもりなのかと思いました」と言われた鋼鉄番長本の方は……流石に女性向けイベントでバンカラ本を出したのが無謀でしたね。まず、螺旋本であることを皆気づいてないというか、主催の人は知ってましたけど、スルーしていく方の多いこと、多いこと。歩ひよ本は皆手に取ってくれるんだけど、鋼鉄番長本は見向きもされなくて堪えたね。私自身、ネタのつもりが強かったとはいえ、書いてみると結構真面目な内容になったから……難しいものです。
男性のスパイラルファンだと割と知っている人もいて、何人かの男性参加者が買ってくれましたけど。こちらは結局3部残して完売はなりませんでした。
もう少し粘ればよかったのかも知れませんが、連日の徹夜で意識が飛び飛びになっており、これ以上スペースに居るのはやばいんじゃないか、という感じになりましてね。SPARKは窃盗が結構多いイベントという話もあり、実際この日も窃盗事件が起こったらしいので、寝ぼけ眼でスペースに居たら、うっかり貴重品を盗られかねないとも思い、昼過ぎには帰ることに。買い物は既に済んでいたし、螺旋本も欲しかったものは買えたしね。惜しむらくは知り合いのサークルさんが来ていなかったことだけど、なんか色々大変そうだったし、残念ながら次の機会を探すことにしましょう。
次のイベントは冬コミということで、既に準備の方は初めています。新刊は今のところ2冊、ヨスガ本のラストに、うででん10周年記念本を予定していて、当初書くつもりだったイモウトノカタチ本については未定という感じです。ネタがないわけじゃないんだけど、なんか上から目線の内容になりそうで、同人誌としてはちょっとね。これに関しては時間が余ったら書くぐらいの気持ちで、まずは新刊2冊に全力を注ごうと思います。
初めてのSPARKでスパイラル本を無事に発行することが出来て、流石にもう出すことはないかもしれないけど、長年の夢が果たせて良かったです。ヨスガ以降、どうするのかは明確に決めていない私ですが、今日の経験を糧により良い本を作っていけたらなと……ちなみに余った鋼鉄番長本は、コミケに持って行くかも含めて何も考えてません。読んでみたいという人はメールでもくれれば、個人通販するかもです。
今回の新刊は両方共コピー本だったのだけど、前日まで執筆をしていたこともあり、出発ギリギリまで製本作業の方をしていました。身内がコピー本作りのプロフェッショナルなので、それにかなり助けられたといいますか、おかげで何とか間に合いました。コミケやコミ1と違って、SPARKは私一人での参加、つまり売り子さん等がいなかったので、待ち合わせとかに取られる時間がなかったというのも大きいのかな。いつも即売会ではサークル入場時間ぴったしに着くようにしてるのだけど、何せ今回は出し物がコピー本2冊だし、それも鞄に詰めて行ける程度の数しか刷りませんでしたから、スペース準備や設営に時間が取られるとも思わなかったしね。会場に着いたのは、確か9時頃でしたか。丁度、開場1時間前というところでした。
先月末にドリパがありましたから、ビッグサイト自体は久し振りでもなんでもないのだけど、過疎化が進むドリパと違って、SPARKは18000を超えるサークルが参加しているわけだから、朝の電車とか、それこそコミケ並に混んでるんですよ。私はサークル参加だから、前述の通り、結構遅く行ったつもりだったんだけど、りんかい線の乗車率は間違いなく100%ぐらいだったと思う。あ、コミケのときは120%としてね。
会場に着くと、女子率の高さに圧倒されたわけだけど、両隣どころか私の参加したスパイラルプチオンリーは、前サークルが女性のサークルだったらしい。というか、男性のサークルってSPARK全体でどれぐらい参加していたんだろうか。私の他は皆無なんてことはないだろうけど、まあ、何というか、ある程度の予想は出来てたけど、肩身の狭い思いをしました。場違い以外の何物でもないっていうか。
まあ、だからといって楽しくなかったのか? と言われれば、かなり満足したイベントだったと思います。スパイラルで未だにプチオンリーが開催されるというのは素直に嬉しいし、そこに自分が参加できたことも、純粋な喜びを覚えました。連載が終了してから5年経っている関係上、こういう機会でもないと新刊が出せないというのはサークル共通の悩みらしいけど、確かに私もプチオンリーが開催されたからこそ、念願の螺旋本を書いたわけだしなぁ。そう考えれば、感謝してもし足りないぐらいです。
イベントの開場時間となって、私は先に自分の買い物を済ませることにしました。何せ今回は一人で参加してますから、売り子にスペースを任せている間に移動するわけにも行かず、かと言って完売するかもわからない新刊が無くなるのを待っていたら、何時まで経っても動けそうにないですからね。どうせ、直ぐに人なんて来ないだろうとも思っていたし、一先ず退席中の札を置いてスペースから離れて遠くの島へ。買い物といっても、女性向けイベントですから、コミケのように新刊を大量に買う予定もなかったんだけど、西尾維新プチに贔屓しているサークルが参加していたから、そこの新刊だけはどうしても欲しかった。
西尾維新も何気にデビュー10周年らしいけど、戯言シリーズを除けば、プチオンリーのジャンルも比較的新しいものが多く、例えば世界シリーズや、未完のまま止まっているりすかなどは見かけませんでした。世界シリーズはまあ、ちょこちょこ出ているから良いのでしょうけど、りすかはかれこれ4年ほど音沙汰が無いんでしたっけ? 4年前にファウストに載ったきりで、それにしたって3年の間隔が開いていたから……私が西尾維新で一番好きなのは世界シリーズで、戯言が次点ぐらいなんだけど、やっぱり古い作品のほうが好きなのか、りすかも結構気に入ってるんですけどね。後3話なんだし、なんとか完結してもらいたいものです。
戯言サークルで新刊を買った後は、即座にスペースへ戻って自分の本を頒布してました。買い物に掛かった時間は5分程度だったと思いますが、私の新刊は歩ひよ本が比較的早く完売しました。まあ、元々そんなに数も刷ってないんだけど、初めてのジャンルだし、男性サークルだし、完売しないんじゃないかという不安もあったから、これは結構嬉しい結果でしたね。ただ、プチオンリーの主催の方にも「この人はギャグのつもりなのかと思いました」と言われた鋼鉄番長本の方は……流石に女性向けイベントでバンカラ本を出したのが無謀でしたね。まず、螺旋本であることを皆気づいてないというか、主催の人は知ってましたけど、スルーしていく方の多いこと、多いこと。歩ひよ本は皆手に取ってくれるんだけど、鋼鉄番長本は見向きもされなくて堪えたね。私自身、ネタのつもりが強かったとはいえ、書いてみると結構真面目な内容になったから……難しいものです。
男性のスパイラルファンだと割と知っている人もいて、何人かの男性参加者が買ってくれましたけど。こちらは結局3部残して完売はなりませんでした。
もう少し粘ればよかったのかも知れませんが、連日の徹夜で意識が飛び飛びになっており、これ以上スペースに居るのはやばいんじゃないか、という感じになりましてね。SPARKは窃盗が結構多いイベントという話もあり、実際この日も窃盗事件が起こったらしいので、寝ぼけ眼でスペースに居たら、うっかり貴重品を盗られかねないとも思い、昼過ぎには帰ることに。買い物は既に済んでいたし、螺旋本も欲しかったものは買えたしね。惜しむらくは知り合いのサークルさんが来ていなかったことだけど、なんか色々大変そうだったし、残念ながら次の機会を探すことにしましょう。
次のイベントは冬コミということで、既に準備の方は初めています。新刊は今のところ2冊、ヨスガ本のラストに、うででん10周年記念本を予定していて、当初書くつもりだったイモウトノカタチ本については未定という感じです。ネタがないわけじゃないんだけど、なんか上から目線の内容になりそうで、同人誌としてはちょっとね。これに関しては時間が余ったら書くぐらいの気持ちで、まずは新刊2冊に全力を注ごうと思います。
初めてのSPARKでスパイラル本を無事に発行することが出来て、流石にもう出すことはないかもしれないけど、長年の夢が果たせて良かったです。ヨスガ以降、どうするのかは明確に決めていない私ですが、今日の経験を糧により良い本を作っていけたらなと……ちなみに余った鋼鉄番長本は、コミケに持って行くかも含めて何も考えてません。読んでみたいという人はメールでもくれれば、個人通販するかもです。
COMIC CITAY SPARK7参加情報 スパイラル本新刊
2012年10月6日 アニメ・マンガ
唐突ですが、明日イベントに参加します。東京ビッグサイトで開催される、COMIC CITAY SPARK7という同人誌即売会で、サークル・シャリテクロワールとしては初の女性向けイベントになります。シティとしてはGW時期に行われるスパコミつぐ規模の即売会で、開催日こそ1日だけしかありませんが、参加サークルは18000を超えるなど、コミケにも匹敵するほどです。何故、そんな女性向けの大規模イベントへ出ることになったのかというと、その中で開催されるプチオンリーに参加したかったから。如何に新刊情報含めた詳細をまとめておきます。
以上が明日発行予定の新刊であり、見て分かるとおり今回はスパイラル本になります。どうして急にスパイラルなのかと言えば、私は実のところこの作品が大好きで、ずっと前の日記にも書いたかも知れませんが、同人的な意味でも色々と思い入れ深い作品なのです。詳しいことはペーパーに記載したので、もし良ければご覧になって頂けると幸いです。
不親切にも価格とページ数が未定なのは、なんと前日に日記更新しているにも関わらず、まだ本を作っているからです。もっとも、星影懺悔の方は書き上がって製本するだけなので、後は歩ひよ本だけなんだけど……さて、間に合うのだろうか? 価格については当日か、可能であればこの日記も更新するつもりですが、とりあえず、1冊につき100円~300円を予定しています。だから、新刊が欲しいという方は、100円玉を5枚ほど用意して頂けると、当日はスムーズに会計が終わるかも知れません。
尚、初の女性向けジャンルと言うことで、新刊の冊数はかなり絞っています。一応、二桁は刷るつもりですが、本当に二桁刷りましたと言うだけの部数になりますので、何が何でも読みたいという人はこまめに覗いてみて下さい。ただ、今回は売り子さんがいないから、頒布の方も私が一人で行う関係上、度々席を外していることがあるかも知れません。知り合いは連絡して貰えれば戻りますが、そうじゃない場合は、「何時頃戻ります」といった札を置いておくので、それを確認して頂ければ、と思います。まあ、仮に完売したらさっさと撤収しちゃうのですが。
土壇場の告知で、いつもうちのサークルに来てくれている人、そんな人が入ればの話ですが、色々申し訳ありません。かなり切羽詰まった状態ですが、もし参加される方がいらっしゃいましたら、どうぞ宜しくお願い致します。スパイラル、通称螺旋は個人的に思い入れがあって、時間がない中の作業になりましたが、少しでも良い本にしようと頑張っております。夏コミで買い逃した既刊の方を見に来るでも良いですし、もし一欠片でもご興味がありましたら、シャリテクロワールのスペースを覗いてみて下さい。それは明日の東京ビッグサイトでお会いできることを楽しみに、私は原稿に戻ります。朝までには完成させる。
参加イベント情報
COMIC CITY SPARK7
会場:東京ビッグサイト
時間:10時~15時
スペース№:東2ホール ナ-04b
参加プチオンリー:螺旋カーニバル
URL:http://spiralcarnival.web.fc2.com/
新刊その1
ナミダノネイロ
ジャンル:スパイラル~推理の絆~
イベント価格:未定
総ページ数:未定
サイズ:A5判
備考:スパイラルから、歩ひよコピー本になります。原作最終回以降をベースに、学生時代の想い出など中心にラブコメっぽいのを書いてます。
新刊その2
星影懺悔
ジャンル:スパイラル~推理の絆~
イベント価格:未定
サイズ:A5判
備考:スパイラルのノベライズ版、「鋼鉄番長の密室」から、星影番長・稲賀弘志と、鋼鉄番長・荒木三郎太の友情話。ちょっとだけ千景も出てきます。
既刊
春日野穹イラスト集-蒼穹-
ジャンル:ヨスガノソラ
イベント価格:1000円
総ページ数:28P
サイズ:A4判
備考:夏コミで出したヨスガノソラ合同誌第2弾。少しだけ持ってきます。
その他
ペーパーラリー用のA5ペーパーも準備中。
以上が明日発行予定の新刊であり、見て分かるとおり今回はスパイラル本になります。どうして急にスパイラルなのかと言えば、私は実のところこの作品が大好きで、ずっと前の日記にも書いたかも知れませんが、同人的な意味でも色々と思い入れ深い作品なのです。詳しいことはペーパーに記載したので、もし良ければご覧になって頂けると幸いです。
不親切にも価格とページ数が未定なのは、なんと前日に日記更新しているにも関わらず、まだ本を作っているからです。もっとも、星影懺悔の方は書き上がって製本するだけなので、後は歩ひよ本だけなんだけど……さて、間に合うのだろうか? 価格については当日か、可能であればこの日記も更新するつもりですが、とりあえず、1冊につき100円~300円を予定しています。だから、新刊が欲しいという方は、100円玉を5枚ほど用意して頂けると、当日はスムーズに会計が終わるかも知れません。
尚、初の女性向けジャンルと言うことで、新刊の冊数はかなり絞っています。一応、二桁は刷るつもりですが、本当に二桁刷りましたと言うだけの部数になりますので、何が何でも読みたいという人はこまめに覗いてみて下さい。ただ、今回は売り子さんがいないから、頒布の方も私が一人で行う関係上、度々席を外していることがあるかも知れません。知り合いは連絡して貰えれば戻りますが、そうじゃない場合は、「何時頃戻ります」といった札を置いておくので、それを確認して頂ければ、と思います。まあ、仮に完売したらさっさと撤収しちゃうのですが。
土壇場の告知で、いつもうちのサークルに来てくれている人、そんな人が入ればの話ですが、色々申し訳ありません。かなり切羽詰まった状態ですが、もし参加される方がいらっしゃいましたら、どうぞ宜しくお願い致します。スパイラル、通称螺旋は個人的に思い入れがあって、時間がない中の作業になりましたが、少しでも良い本にしようと頑張っております。夏コミで買い逃した既刊の方を見に来るでも良いですし、もし一欠片でもご興味がありましたら、シャリテクロワールのスペースを覗いてみて下さい。それは明日の東京ビッグサイトでお会いできることを楽しみに、私は原稿に戻ります。朝までには完成させる。
飛騨高山旅行記3日目~さらば、憧れの地よ~
2012年9月17日 アニメ・マンガ飛騨高山旅行も最終日と言うことで、今日は帰る日です。終わってみれば2泊3日なんてすぐなもので、確かに部屋は和洋室じゃなくて、洋室で十分だったかも知れない。ベッドに備え付けのアラームは7時半にセットしたけど、私は何故か6時過ぎぐらいに目覚めてしまったので、胃腸を整える意味でも、二度寝はせずにそのまま起きていました。持ってきたけどまったくやる機会のなかったPSPを、ここぞとばかりに起動させてみたり。ソフトは身内に借りたDies irae ~Amantes amentes~でした。エロゲのポータブルCS化という奴ですが、この作品は身内が大好きで、かつて同人活動やってたほどです。
友人が起きるまで、つまり目覚まし鳴るまでの間をゲームしていた私だけど、特に早く寝たわけでもないのに目が覚めたというのは、緊張でもしていたんですかね? 帰る日に寝坊は出来ないとか、遅くなるとお土産を買う時間がなくなるとか、まあ、そんな心配はありましたけど、早起きしたことですべて杞憂に終わりました。
目覚ましの時間通りに友人が起きた後は、着替えを済ませて朝食の席に。メニューは昨日とほぼ同じだけど、時間帯が早いからか、あるいはバリエーションか、朴葉味噌がありました。一応焼き物用のコンロみたいのが各テーブルにあったから、食べようと思えば食べられたんだろうけど、私も友人も何故かスルーで。まあ、私は洋食中心のメニューだったから仕方ないにせよ、名物料理なんだし、今考えてみれば食べておくべきだったかな。前日に食べられなかったホットケーキにありつくことが出来て、それで満足してしまったのが大きいかも知れない。友人は相も変わらずお茶碗に白米だったけど、ホテルの朝食としてはありがちな、お粥なんかもあったらしい。箸休めじゃないけど、私も一口ぐらいと思って明太子や焼きたらこを摘まんでみましたが、考えてみれば岐阜には海がありませんから、海産物に関してはあまり期待しない方が良かったのかもね。いや、明太子等は普通に美味しかったけど、夕食のバイキングに置いてあった西京焼きとか、その辺が微妙でさ。キッチン飛騨効果で舌が肥えていただけかも知れないけど、なんか思っていたのと違った。
特急が昼前に出発する関係で、昼飯は大したものは食べられないだろうと思い、朝ご飯をしっかり食べたのだけど、やはり胃腸が縮こまっているのか、そんなに入りませんでした。無理に詰めたつもりはないのだけど、何ていうか、これだけしか食べられないの? という感じで。おかわりという物を前日からあまりしてなかった気がする。
朝食を取った後は、そのまま隣接する土産物屋へ。市街散策を沢山する中で、色々な土産物屋を覗いた私たちだけど、荷物になるし、どうせホテルに大きいのがあるんだしと、結局最終日まで何も買っていませんでした。別に古い町並みや朝市で何か買っても良かったんだけど、ホテルだとそのまま発送できるという強みもあったし、まとめて見られた方が嬉しいというか、楽じゃない。あっちの店行ったり、こっちの店行ったりしなくてもいいし、まあ、値段がお得かどうかは分かりませんけど、商品は充実していたように思います。
お土産と言えば当然家族に買っていく物であり、友人はメールで希望を訊いてから色々買っていたのだけど、なんとビックリ私の家族は特にいらないとか言ってくる。適当に見繕って買って帰っても良かったのだけど、これと言った希望はないし、欲しくもないとか張り合いのないことを言われては、私としてもどうしたらいいのか分かりませんでした。もっとも、身内はご当地キャラクターのさるぼぼとかいうのが気に入ったらしく、それの根付けが欲しいと言ってきたんだけど、うっかり根付けの部分を読み飛ばしてしまって、人形を買ってしまった。帰宅して、指摘されるまで全然気付かなかったよ。
家族がいらないなら近所に住んでる祖母と、後はお世話になっている物書きの師匠にでも買っていくかと、その後は土産物屋をブラブラしながら、いい物がないかと探していました。祖母にはキッチン飛騨のカレーやミートソースを買ったのだけど、お師匠様にはさてどんな物がいいかしらと。手っ取り早いのは酒なんだけど、酒を飲むことは知っていても、どんな酒が好きを知らなかったので、これに関しては断念しました。ビールがベターなんだろうけど、日本酒やワインと違って高いからさ。日本酒は手頃な値段だったけど、まさか一升瓶抱えて帰るわけにも行かないし、そもそも好きかも分からない。結局、ご当地の名物や名産が良いのではないかという話になって、流石に飛騨牛は無理だけどと、朴葉味噌やマスコットキャラが書かれたクッキーなどをチョイスし、友人と一緒に買いました。こう流れだけ書くとスムーズに見えますが、実際は私が優柔不断を発揮して、1時間以上悩んでいたのだから、友人にはいい迷惑だったと思います。本当に申し訳なかった。
お土産を買った後は部屋に戻り、手早く身支度を調えたらチェックアウト。それほど大荷物でなかったことから特に発送などはせず、そのままホテルを後にしました。2日間お世話になった部屋だけど、またいつか来たいものですね。友人は一度訪れた土地は再訪しない主義だから、今度は家族旅行とかいいかもしれない。祖母も随分前から行きたがってたし。
ホテルはチェックアウトしましたが、特急の発車時刻は11時半過ぎだったので、1時間半の余裕がありました。本当はこのときに土産物でも、という話だったんだけど、友人が部屋を出た荷物を抱えて土産物屋はきついだろと言い、私もそれは確かに疲れるなと考え直したから、朝食のすぐ後に見て回ったんだよね。結果的にそれは正解だったわけだけど、時間が空いたこともあって、我々はもう一度高山市街へと繰り出しました。折角来たのだし、最後に氷菓の舞台探訪でもしようかと、喫茶店バグパイプを訪れたのです。
ここはアニメ版氷菓におけるパイナップルサンドという喫茶店のモデルになったところですが、原作にも登場する店なので、モチーフとしては共通なのかな? 飲食店だからか、所謂聖地巡礼者が絶えないらしく、私と友人が行ったときは、如何にもといった皆さんが店内奥のテーブル席を陣取っていました。その後来た家族連れも、どうやら娘さんがアニメのファンらしくて、店か、あるいはファンが用意したであろう交流ノートに熱心な書き込みをしていた。私も飲むヨーグルトを口にしながら見せて貰ったけど、ノートは後ろの方のページまでびっしりと書き込みが為されており、地元の学生さんも少なくなかった。
店自体は古風な喫茶店という感じで、常連客と思わしき爺様方もいたのだけど、このブームは果たしていつまで続くのか。アニメだけしか観てない人は知らないと思いますが、実はパイナップルサンドって移転してしまうのですよ。古典部シリーズの最新刊で、移転したという事実だけが語られるのだけど、仮に氷菓のアニメに二期でもあったら、当然のごとくあの店は使えなく……と思ったが、そもそもパイナップルサンド自体、氷菓にしか出てこないじゃないか。まあ、何というかブームが沈静化しても常連客がいるようなお店は、早々に問題など起こらないでしょう。
パイナップルサンド、もといバグパイプを訪れた後は、友人がお土産に飛騨牛を買って帰りたいというので、道すがらにあったお肉屋さんへと入りました。飛騨牛自体はホテルの土産物屋でも買えたのだけど、なにせ高いし、部位が選べないこともあって、だったら街中にある肉屋にでも行ってみようぜと、私が提案したんですよね。自分自身は特に買うつもりなかったけど、友人は家族にも飛騨牛を賞味して貰いたいと、A-5クラスの肉を買っておりました。というか、A-5クラス以外は置いてない店だったな。勿論、生肉をそのまま持って帰るわけにも行きませんから、クール便で送って貰うことになったのだけど、こういうサービスをしている肉屋は、街中に複数あるらしい。散策しているときに、飛騨牛専門の肉屋というのを幾つか見たしね。結構、皆群がっていたよ。
我々が行ったお店がどの程度のレベルだったのかは知らないけど、驚いたのは常連客らしいおばちゃんが、「いつもご贔屓に」と言われていたこと。毎日飛騨牛を買ってるだなんて、凄くリッチなマダムだね。私なんて家族がいらないと言ったからでもあるけど、結局100グラムも買うことなく、店を出てしまいました。
後はもう電車乗って帰るだけなんですが、早起きしたにも関わらず、私はどうにも胃腸の調子が思わしくなく、昼飯として買う予定だった駅弁をキャンセルすることに。飲み物はないと困るのでコンビニで買いましたが、朝食を食べ過ぎたって事なんだろうか? まさか、飲むヨーグルトで腹を壊したわけじゃないだろうし。
友人もそれほど腹は減っていなかったのか、名古屋に着いてからで良いと言うことになり、我々はそのまま特急に乗って、飛騨から去りました。またいつか、機会があれば再訪することを胸に、本当に良いところだった。歴史情緒はそれほど感じなかったけど、風情はあったし、食べ物も最高だった。目的のない、コミケ後の慰安旅行みたいなものでしたが、私も友人も満足したし、来て良かった、行って良かったと、確実に感じることの出来る場所だったと思います。次に行くのは何年後か知りませんが、そのときはもう少し奮発して、私もA-5クラスの飛騨牛とか食べたいものです。
帰りの特急は、私が胃腸の調子を崩したこともあって言葉数が少なく、名古屋まで割と静かにしていたような気がします。お互い疲れていたし、行きと違って騒がしい子供もいなかったから、のんびりと列車の走りに身を任せていた感じ。名古屋に着く頃には体調も大分良くなって、小腹が空いたという友人は軽くサンドイッチなどを買っていましたが、今少しの不安が残る私は回避することに。まあ、昼飯食べなくても何がどうって訳じゃないし、飴ぐらいなら持ってたからね。
行きは2時間半も滞在した名古屋だけど、帰りは乗り換え時間として20分あるかないかと言ったところで、これにしたって本当は一本早い新幹線があったんです。でも、そちらは乗り換え時間が10分もなく、尚且つ高い方の奴だったから、僅かに余裕があって、それでいて安い方が良いねと、確かこだまか何かに乗ったんだったかな。名古屋と横浜の間で一駅だけ停まりまして、どの駅だったか忘れましたけど、違いと言えばそれぐらいです。
名古屋まで着くと、流石に都会へ戻ってきたという気分になって、何となく嬉しい気持ちになりました。飛騨高山は前述のように素晴らしいところだったけど、何せ山に囲まれた土地ですし、久々に高層ビルなどを観て、どことない安心感を覚えたのかも知れません。新幹線に乗ったら、本当に帰るだけという感じで、体力的にも回復していたのか、友人との話も弾んでいたように思える。というのも、私は新横浜で降りてしまうけど、友人は東京まで行って、その後更に地元までの長い道のりがありますから。私なんかは、新横浜なんて横浜からすぐですし、30分もあれば地元着いちゃうんですけどね。友人とは、彼の事情もあって、最近は会える機会が増えたものの、旅行ともなれば次はいつになるのやら。まあ、来年になるのだろうけど、今年が山なら、次は海かな……海辺の街、神戸とかだろうか。一度、船旅というのをしてみたいのだけど、ああいうのは高いからね。ワンナイトクルーズでも、幾ら掛かるのやら。
新横浜について、上手く横浜線に乗れたので、あっという間に横浜まで帰ることが出来ました。後は私鉄に乗り換えて地元へ、という感じなのですが、その前に一つだけ用があってゲマ屋に寄りました。というのも、minoriミュージアムのグッズが届いたらしく、折角だから引き取って帰ろうと思ったのです。しかし、いざ行ってみると予約券を見せてもかなり待たされ、なんと頼んでいたタペストリーが1本届いてないという。受注グッズと同じく入荷待ちなので、その際に電話しますと言われたが……意外に時間が掛かるものだ。
まあ、それが済んだら電車に飛び乗り、私は2日ぶりの我が家へと帰ったのでした。良い旅終わり、また明日からの毎日が始まる。だが今は、幸福な疲れと共に休むことにしよう。
友人が起きるまで、つまり目覚まし鳴るまでの間をゲームしていた私だけど、特に早く寝たわけでもないのに目が覚めたというのは、緊張でもしていたんですかね? 帰る日に寝坊は出来ないとか、遅くなるとお土産を買う時間がなくなるとか、まあ、そんな心配はありましたけど、早起きしたことですべて杞憂に終わりました。
目覚ましの時間通りに友人が起きた後は、着替えを済ませて朝食の席に。メニューは昨日とほぼ同じだけど、時間帯が早いからか、あるいはバリエーションか、朴葉味噌がありました。一応焼き物用のコンロみたいのが各テーブルにあったから、食べようと思えば食べられたんだろうけど、私も友人も何故かスルーで。まあ、私は洋食中心のメニューだったから仕方ないにせよ、名物料理なんだし、今考えてみれば食べておくべきだったかな。前日に食べられなかったホットケーキにありつくことが出来て、それで満足してしまったのが大きいかも知れない。友人は相も変わらずお茶碗に白米だったけど、ホテルの朝食としてはありがちな、お粥なんかもあったらしい。箸休めじゃないけど、私も一口ぐらいと思って明太子や焼きたらこを摘まんでみましたが、考えてみれば岐阜には海がありませんから、海産物に関してはあまり期待しない方が良かったのかもね。いや、明太子等は普通に美味しかったけど、夕食のバイキングに置いてあった西京焼きとか、その辺が微妙でさ。キッチン飛騨効果で舌が肥えていただけかも知れないけど、なんか思っていたのと違った。
特急が昼前に出発する関係で、昼飯は大したものは食べられないだろうと思い、朝ご飯をしっかり食べたのだけど、やはり胃腸が縮こまっているのか、そんなに入りませんでした。無理に詰めたつもりはないのだけど、何ていうか、これだけしか食べられないの? という感じで。おかわりという物を前日からあまりしてなかった気がする。
朝食を取った後は、そのまま隣接する土産物屋へ。市街散策を沢山する中で、色々な土産物屋を覗いた私たちだけど、荷物になるし、どうせホテルに大きいのがあるんだしと、結局最終日まで何も買っていませんでした。別に古い町並みや朝市で何か買っても良かったんだけど、ホテルだとそのまま発送できるという強みもあったし、まとめて見られた方が嬉しいというか、楽じゃない。あっちの店行ったり、こっちの店行ったりしなくてもいいし、まあ、値段がお得かどうかは分かりませんけど、商品は充実していたように思います。
お土産と言えば当然家族に買っていく物であり、友人はメールで希望を訊いてから色々買っていたのだけど、なんとビックリ私の家族は特にいらないとか言ってくる。適当に見繕って買って帰っても良かったのだけど、これと言った希望はないし、欲しくもないとか張り合いのないことを言われては、私としてもどうしたらいいのか分かりませんでした。もっとも、身内はご当地キャラクターのさるぼぼとかいうのが気に入ったらしく、それの根付けが欲しいと言ってきたんだけど、うっかり根付けの部分を読み飛ばしてしまって、人形を買ってしまった。帰宅して、指摘されるまで全然気付かなかったよ。
家族がいらないなら近所に住んでる祖母と、後はお世話になっている物書きの師匠にでも買っていくかと、その後は土産物屋をブラブラしながら、いい物がないかと探していました。祖母にはキッチン飛騨のカレーやミートソースを買ったのだけど、お師匠様にはさてどんな物がいいかしらと。手っ取り早いのは酒なんだけど、酒を飲むことは知っていても、どんな酒が好きを知らなかったので、これに関しては断念しました。ビールがベターなんだろうけど、日本酒やワインと違って高いからさ。日本酒は手頃な値段だったけど、まさか一升瓶抱えて帰るわけにも行かないし、そもそも好きかも分からない。結局、ご当地の名物や名産が良いのではないかという話になって、流石に飛騨牛は無理だけどと、朴葉味噌やマスコットキャラが書かれたクッキーなどをチョイスし、友人と一緒に買いました。こう流れだけ書くとスムーズに見えますが、実際は私が優柔不断を発揮して、1時間以上悩んでいたのだから、友人にはいい迷惑だったと思います。本当に申し訳なかった。
お土産を買った後は部屋に戻り、手早く身支度を調えたらチェックアウト。それほど大荷物でなかったことから特に発送などはせず、そのままホテルを後にしました。2日間お世話になった部屋だけど、またいつか来たいものですね。友人は一度訪れた土地は再訪しない主義だから、今度は家族旅行とかいいかもしれない。祖母も随分前から行きたがってたし。
ホテルはチェックアウトしましたが、特急の発車時刻は11時半過ぎだったので、1時間半の余裕がありました。本当はこのときに土産物でも、という話だったんだけど、友人が部屋を出た荷物を抱えて土産物屋はきついだろと言い、私もそれは確かに疲れるなと考え直したから、朝食のすぐ後に見て回ったんだよね。結果的にそれは正解だったわけだけど、時間が空いたこともあって、我々はもう一度高山市街へと繰り出しました。折角来たのだし、最後に氷菓の舞台探訪でもしようかと、喫茶店バグパイプを訪れたのです。
ここはアニメ版氷菓におけるパイナップルサンドという喫茶店のモデルになったところですが、原作にも登場する店なので、モチーフとしては共通なのかな? 飲食店だからか、所謂聖地巡礼者が絶えないらしく、私と友人が行ったときは、如何にもといった皆さんが店内奥のテーブル席を陣取っていました。その後来た家族連れも、どうやら娘さんがアニメのファンらしくて、店か、あるいはファンが用意したであろう交流ノートに熱心な書き込みをしていた。私も飲むヨーグルトを口にしながら見せて貰ったけど、ノートは後ろの方のページまでびっしりと書き込みが為されており、地元の学生さんも少なくなかった。
店自体は古風な喫茶店という感じで、常連客と思わしき爺様方もいたのだけど、このブームは果たしていつまで続くのか。アニメだけしか観てない人は知らないと思いますが、実はパイナップルサンドって移転してしまうのですよ。古典部シリーズの最新刊で、移転したという事実だけが語られるのだけど、仮に氷菓のアニメに二期でもあったら、当然のごとくあの店は使えなく……と思ったが、そもそもパイナップルサンド自体、氷菓にしか出てこないじゃないか。まあ、何というかブームが沈静化しても常連客がいるようなお店は、早々に問題など起こらないでしょう。
パイナップルサンド、もといバグパイプを訪れた後は、友人がお土産に飛騨牛を買って帰りたいというので、道すがらにあったお肉屋さんへと入りました。飛騨牛自体はホテルの土産物屋でも買えたのだけど、なにせ高いし、部位が選べないこともあって、だったら街中にある肉屋にでも行ってみようぜと、私が提案したんですよね。自分自身は特に買うつもりなかったけど、友人は家族にも飛騨牛を賞味して貰いたいと、A-5クラスの肉を買っておりました。というか、A-5クラス以外は置いてない店だったな。勿論、生肉をそのまま持って帰るわけにも行きませんから、クール便で送って貰うことになったのだけど、こういうサービスをしている肉屋は、街中に複数あるらしい。散策しているときに、飛騨牛専門の肉屋というのを幾つか見たしね。結構、皆群がっていたよ。
我々が行ったお店がどの程度のレベルだったのかは知らないけど、驚いたのは常連客らしいおばちゃんが、「いつもご贔屓に」と言われていたこと。毎日飛騨牛を買ってるだなんて、凄くリッチなマダムだね。私なんて家族がいらないと言ったからでもあるけど、結局100グラムも買うことなく、店を出てしまいました。
後はもう電車乗って帰るだけなんですが、早起きしたにも関わらず、私はどうにも胃腸の調子が思わしくなく、昼飯として買う予定だった駅弁をキャンセルすることに。飲み物はないと困るのでコンビニで買いましたが、朝食を食べ過ぎたって事なんだろうか? まさか、飲むヨーグルトで腹を壊したわけじゃないだろうし。
友人もそれほど腹は減っていなかったのか、名古屋に着いてからで良いと言うことになり、我々はそのまま特急に乗って、飛騨から去りました。またいつか、機会があれば再訪することを胸に、本当に良いところだった。歴史情緒はそれほど感じなかったけど、風情はあったし、食べ物も最高だった。目的のない、コミケ後の慰安旅行みたいなものでしたが、私も友人も満足したし、来て良かった、行って良かったと、確実に感じることの出来る場所だったと思います。次に行くのは何年後か知りませんが、そのときはもう少し奮発して、私もA-5クラスの飛騨牛とか食べたいものです。
帰りの特急は、私が胃腸の調子を崩したこともあって言葉数が少なく、名古屋まで割と静かにしていたような気がします。お互い疲れていたし、行きと違って騒がしい子供もいなかったから、のんびりと列車の走りに身を任せていた感じ。名古屋に着く頃には体調も大分良くなって、小腹が空いたという友人は軽くサンドイッチなどを買っていましたが、今少しの不安が残る私は回避することに。まあ、昼飯食べなくても何がどうって訳じゃないし、飴ぐらいなら持ってたからね。
行きは2時間半も滞在した名古屋だけど、帰りは乗り換え時間として20分あるかないかと言ったところで、これにしたって本当は一本早い新幹線があったんです。でも、そちらは乗り換え時間が10分もなく、尚且つ高い方の奴だったから、僅かに余裕があって、それでいて安い方が良いねと、確かこだまか何かに乗ったんだったかな。名古屋と横浜の間で一駅だけ停まりまして、どの駅だったか忘れましたけど、違いと言えばそれぐらいです。
名古屋まで着くと、流石に都会へ戻ってきたという気分になって、何となく嬉しい気持ちになりました。飛騨高山は前述のように素晴らしいところだったけど、何せ山に囲まれた土地ですし、久々に高層ビルなどを観て、どことない安心感を覚えたのかも知れません。新幹線に乗ったら、本当に帰るだけという感じで、体力的にも回復していたのか、友人との話も弾んでいたように思える。というのも、私は新横浜で降りてしまうけど、友人は東京まで行って、その後更に地元までの長い道のりがありますから。私なんかは、新横浜なんて横浜からすぐですし、30分もあれば地元着いちゃうんですけどね。友人とは、彼の事情もあって、最近は会える機会が増えたものの、旅行ともなれば次はいつになるのやら。まあ、来年になるのだろうけど、今年が山なら、次は海かな……海辺の街、神戸とかだろうか。一度、船旅というのをしてみたいのだけど、ああいうのは高いからね。ワンナイトクルーズでも、幾ら掛かるのやら。
新横浜について、上手く横浜線に乗れたので、あっという間に横浜まで帰ることが出来ました。後は私鉄に乗り換えて地元へ、という感じなのですが、その前に一つだけ用があってゲマ屋に寄りました。というのも、minoriミュージアムのグッズが届いたらしく、折角だから引き取って帰ろうと思ったのです。しかし、いざ行ってみると予約券を見せてもかなり待たされ、なんと頼んでいたタペストリーが1本届いてないという。受注グッズと同じく入荷待ちなので、その際に電話しますと言われたが……意外に時間が掛かるものだ。
まあ、それが済んだら電車に飛び乗り、私は2日ぶりの我が家へと帰ったのでした。良い旅終わり、また明日からの毎日が始まる。だが今は、幸福な疲れと共に休むことにしよう。
飛騨高山旅行記2日目~世界遺産に触れたとき~
2012年9月16日 アニメ・マンガ飛騨高山2日目と言うことで、この日は8時ぐらいに起きました。友人はもう少し早起きの方がと言ったのだけど、私は1日目の疲れもあるだろうし、慣れない土地で朝早くから行動するのもどうかと思ったので、8時ぐらいが丁度良いという判断をしました。テレビをつけたら丁度仮面ライダーウィザードがやっていて、まだ見たことがなかった我々はそのまま鑑賞することに。魔法がテーマのライダーというのは斬新でしたが、意外に中身はしっかりしていて、主人公や周囲の設定も固まっており、途中からでも違和感なく観ることが出来た。結構、面白いんじゃないでしょうか。
2日目の朝はホテルのレストランでバイキングと言うことで、和洋食のメニューがずらりと並んだところへ行きました。バイキングと言えば、総じて大したことがないと思われがちだけど、私はホテルの朝食というのが結構好きでね。洋食を中心に、朝からパクパクと食べることに。切り分けられたフレンチトーストがあったのでそれを主食に選んだのだけど、なんと円状の代を裏手に回ったら、ホットケーキが置いてあって少しショックを受ける。いや、フレンチトーストも良かったんですけどね、何というかほら、やっぱりホットケーキ食べたいじゃないですか。他にもフライドフィッシュやフライドポテト、ソーセージとベーコンに、オムレツやスクランブルエッグなど、洋食メニューは定番ながらも充実していたように思える。
一方、和食の方はといえば、白米に紅鮭は勿論、山のようにある焼きたらこや明太子、納豆などが取り放題で、友人は白米を食べてましたね。朝はお米を食べたい派だったのかは知りませんが、私は結局洋食を中心として済ませました。牛乳やアップルジュースも美味しくて、そういえば飛騨はアップルジュースも名物なんだっけ。
まあ、朝からそんなに入らないと言うこともあって、朝食は30分程度で済ませましたけど、明日もどうせ同じところで食べるから、という余裕のようなものが合ったんだと思う。その日だけしか食べられない、というならば、多少無理をしても入れただろうでしょうが、そうではないのだから別の良いかなと。ホットケーキを追加で食べなかったのは、そういう理由もありました。個人的にはフライドフィッシュが辺りで、フライドポテトと一緒にフッシュアンドチップスを楽しみましたが、私って本当に揚げ物好きだね。
部屋に戻ったら食後休憩もそこそこに、本日の観光へと繰り出すことに。バスがなかったので徒歩で駅前まで出ましたが、歩きでも10分ぐらいで普通に着きますね。2日目の午前中は寺社仏閣巡りと言うことで、とりあえず桜山八幡宮へ行きました。私と友人の共通見解として、おみくじを引くなら、やっぱりお寺よりも神社だろうというのがあって、私は八幡宮というものが結構好きだったから、駅からは少し遠いけれど行ってみることにしました。他にも神社は多数合ったけど、位置的に八幡宮だとその後の観光に結び付けやすくって。
桜山八幡宮は大きな鳥居が特徴的な神社だけど、私たちは正面ではなくて横から入ったため、鳥居をくぐって入ることが出来ませんでした。まさか、一端出て回ってくるわけにも行かず、仕方ないのでそのままお参り。おみくじも引きましたが、私は確か末吉だったかな? 微妙だけど、特に悪いことは書いてなかったから、別に良いのかな。帰りはちゃんと鳥居をくぐって、出たところが朝市の会場に近かったので、何ともなしに覗いていくことにしました。飛騨名物らしいけど、お味噌汁の試飲とか合って美味しかった。古い町並みとはまた違った土産物とか売ってたけど、荷物になるから買わないで、そのまま高山別院へと行きました。こちらはお寺ですが、本堂の中にタダで入れると言うこともあって、仏像を近くで見てきました。なにやら別館で展示のようなものもやっていたから、ついでにそれも見てきたけど、お賽銭以外はお金掛からないってのは良いものですね。
その後は昼食まで少しだけ時間が合ったから、またまた古い町並みに行って、昨日回避したソフトクリームを食べることに。飛騨牛乳ソフト、こちらも濃厚で、何より暑い日に氷菓というのは良いものです。昼食前にそんなもの食べて良いのかという感じだったけど、午後の予定が忙しかったこともあり、午前中に済ませておかないと、他に食べる暇もなかった物で。午後の予定に関しては後で書きますが、2日目は行った場所こそ少ないものの、かなりハードスケジュールだったように思います。それこそ、おやつを食べる暇もないぐらいには。
ちなみに前の日に貰ったタダ券は、この日まで有効だったのだけど、牛串以外には取り替えられないとのことで、ソフトクリームは自費で食べました。ケチな私にしては珍しいけど、今回の旅行は個人的にグルメツアーも兼ねていたから。故に昼食の場所も、私では信じられないほど豪華でした。
そんなわけで昼食は、高山陣屋から程近いキッチン飛騨というステーキ専門店に行きました。折角飛騨に来たのだから、一度ぐらいはまともな飛騨牛ステーキを食べておきたいという私の希望に、友人も同意してくれたから実現したのだけど、普段はどれだけ飲食を削れるかなんてけち臭いことばかり考えているだけあって、こんな高い店に入るのは何年ぶりか分かりません。人気のフレンチレストランと迷ったんだけど、キッチン飛騨はたまに横浜の物産展とかにも顔を出すし、最終的には知名度から無難な選択をした感じです。有名店だけあって、当日そのまま行っても入れないだろうと思い、ホテルの予約を済ませた後ぐらいに電話をして、12時ピッタシに席を取っておいて貰いました。それで店舗自体は5分前ぐらいに着いたのだけど、意外なことに入口はガラガラで、待っている客も私たちしかいなかった。時間厳守なのか、5分前だとすぐに通されなかったので試食のハムとか食べてたんだけど、やがて2階に席を用意してくれたとのことで、そちらで頂くことになりました。
飛騨牛のステーキと言うことで、キッチン飛騨にはA-3からA-5、さらにはそれを越える特選A-5クラスなんてのもあったんだけど、私は財布と相談しつつ、霜降りと赤身のバランスが良いらしい、A-4ランクのロースステーキを頼むことに。すると、友人はさも当然のようにA-5ランクのフィレステーキを頼んでおり、まあ、友人は肉の脂身が嫌いだからロースという選択肢はあり得ないんだけど、何とも思い切りの良い注文です。同じ150グラムだったけど、クラスが違うだけで、私の方が2000円も安いのね。一口頂いたけど、口の中で肉がとろけるとは、正にああいうことを言うのだろう。神奈川にもブランド牛の葉山牛がありますけど、飛騨牛のそれには一歩劣るかも知れない……もっとも、葉山牛はまだスーパーで売っているのしか食べたことないんだけどさ。
私のロースステーキも150グラムとは思えないボリュームで、そのまま塩胡椒味で食べても良いし、特製のステーキソースを掛けても良いし、とにかく本当にこれでもかと言うぐらい美味しかった! 多分、こんな贅沢は二度と出来ないね。
お腹も満腹、心も満足した状態で階下に降りると、なんとそこは人でごった返していました。どうやら、予約をしていないお客人が詰め掛けてきたみたいだけど、満席とのことで席が用意できないらしい。電話一本、その労を惜しむとどうなるのか、私はそれを実感したような気がしました。
午後は友人の希望で、世界遺産の白川郷へ行くことになりました。合掌造りの集落が見たいとのことで、それなら飛騨の里で良いじゃないと行ったのだけど、やっぱり本物が見たいらしい。最初はバスで行くことにしたのだけど、これが片道2600円ぐらいと結構高くて、私と有事の物書き師匠のアドバイスもあって、駅前でレンタカーを借りることにしました。こちらはホテルやレストランと違って直前に決めたことなので、車を確保するのに結構手間取ったのだけど、探せばやっぱり一台ぐらいはあるもので、何とか借りることが出来た。
私は免許を持っていないから、運転その他は友人任せとなってしまったのだけど、行きに関しては節約したいからと高速を使わずに白川郷へ向かいました。バスが高いのは高速道路を通るからだろうと言う話でしたが、それを使わないで白川郷へ行くことがどんなに大変か、このときの我々は全く理解していなかった。勿論、無事に到着はしたのですが、対向車線もないような山道をひたすら登り、時にはガードレールもないような道路をカーブしながら、遂には携帯の電波すら繋がらない山の頂上付近まで行ったような気がする。獣道、山道、まあ、言い方は色々あるのだろうけど、一つ間違えれば標高何メートルか分からないですが、とにかく山の上から真っ逆さまに落下する恐怖。友人は面白い道だから、是非ともマイカーで登りたかったと言ってましたが、下りはあまり走りたくないとかで、レンタカーの返却時間も考えて、帰りは高速道路を使いました。遠くから見ると分からないものですが、山もそこら中が穴だらけなのか、トンネルを25キロとか走っていたら、あっという間に高山まで戻れたような気がします。もっとも、白川郷にしたところで飛騨高山の一部には違いないですから、売っている土産物とかは、殆ど同じだったんですけどね。友人は合掌造りの集落がえらく気に入ったのか、写メにとって待ち受けにしていました。
帰りは前述のように高速を通って、ちょっとした用があったのでゲームセンターとマクドナルドに寄ったのだけど、これに関しては完全に無駄骨で終わりました。ゲーセンに寄ったのはバーチャロンあるかな? と思ったからなんですが、セガワールドにもないってことは、完全に筐体はなくなったようですね。マックに関しては、とてもしょうもない理由で入店したのだけど、ここで一つ事件がありまして。注文前にちょっとトイレにと思ったら、急に地面が沈んだのですよ。左足がこう、ストンって感じに。てっきり地面にくぼみでもあるのかと思ったら、どうにもそうじゃないらしい。編だなと思ってトイレに入り、用を足している最中に気付きました。靴の踵がなくなっていることに。
私が旅行に履いていったのは革靴もどきというか、仕事のない日に履いていた靴なんだけど、スニーカーとかじゃないから寺社仏閣の石段とかが苦手でね。あんまり旅行向きじゃないなと思っていたものの、仕事用の靴を除いてはそれともう一足ぐらいか持っていなかったし、そっちは穴が開いて壊れていたこともあり、革靴もどきを選択したんですよ。でも、長旅に疲れたのか、たまたま立ち寄ったマックで寿命が尽きてしまったんですね。取れた踵は店内にあったので確保しましたが、さて、こいつをどうするよと言う話になって。
ホテルの前にチェーン店と思わしき靴屋があったから、そこに持ち込んで直すか、あるいは新しい物を買うかとも考えたんだけど、修理するにしろ、新品を買うにせよお金が掛かりますし、お土産代にも乏しい身としては、そんなことにお金を使いたくはありません。そこで、殆どダメ元だったんですが、ホテルに戻ったら、預けていた部屋の鍵を貰うと同時に、「靴が壊れたんですけど、接着剤とかありませんか?」と訊いてみることに。すると、どこからともなく革靴様の接着剤を出してくれて、私なんとか踵をくっつけることに成功しました。完全に接着しきるまでは時間が掛かるだろうけど、ホテル内はスリッパで移動できるし、重しでも乗せて朝まで放置すればいいやと、靴の中に部屋にあった椅子の足を入れる形で固定しました。まったく、まさか靴が壊れるとは思わなかった。
2日目の風呂は昨日と違う露天風呂だったけど、こちらは地下にあるせいか、そんなに人もいませんでした。当然、昨日のように危険な幼女が襲来することもなく、待ったりとした時間を過ごすことが出来た。お互いそこまで風呂好きじゃなかったから、割とすぐに出ちゃったんだけど、女性とかは日に何回も温泉入るらしいですね。朝風呂とか、私にはちょっと想像できない文化です。
夕食は朝食と同じレストランで、やはりバイキングだったんだけど、友人はキッチン飛騨で食べたステーキに感動したこともあり、「飛騨牛は食べない」とか言いだして、オーダーバフェで頼める飛騨牛メニューを頼まないことに。まあ、キッチン飛騨が美味しすぎたのは同意するけど、なにも頼まないのはどうよと、私は飛騨牛の串カツというのを頼むことに。フライ好きだし、揚げた飛騨牛というのを試してみたかった。他にもパスタとかピザが頼めたので、ピザも貰いつつ、バイキングの方へ。何というか、決して不味くなかったのだけど、やっぱり肉を食べると物足りなさのようなものを感じました。串カツも美味しかったのですが、見た目は普通の玉葱入り串カツで、味も平凡だったから評価のしようがなかった。ただ、ピザの方は所謂アメリカン形式のそれではなく、石窯で焼いたピッツァと称するに相応しい物で、小さいサイズを頼んだのに結構なボリュームがあり、それだけでお腹一杯になってしまった。本当はパスタとかも注文したかったのだけど、流石に入らないと言いますか。
このとき友人と話したのだけど、私たちもいい加減いい年になったのか、あまりバクバクとものを食べられなくなりました。単純に疲れていたからかも知れませんが、多分、そうじゃないんだと思います。学生の頃とかは、どこにそんな入るんだと言うぐらい食べられた気がするし、ましてやバイキングなんて、少し休憩もすれば、すぐさま再開とか普通でしたからね。それが出来ないと言うことは、やはり我々も若くないのでしょう。早々にデザートのソフトクリーム、こちらはコーンじゃなくて器に入れる感じでしたが、これを食べてました。そういや、朝食と違って夕食は飲み物が別料金で、水とコーヒー以外は飲み放題じゃりませんでした。まあ、水飲んでれば良いかと言うことで水飲んでましたけど、牛乳とリンゴジュースぐらいは朝もあったのだから、置いてあると嬉しかったな。
部屋に戻ったら双方の趣味と言うこともあり、持参したドラえもんの映画を観ました。友人のノートPCが調子悪かったので、DVDも結構観られないのが多くて、数ある中でも選んだのは日本誕生と、かなり無難なチョイスになりました。今は亡き藤子・F・不二雄がもっとも思い入れの強かった映画だそうですが、私も比較的好きな部類に入ります。
物書き二人で映画を観ると、何だかんだで作品の内容や物語構成に話が傾きがちで、このシーンまで運ぶためにこんな計算がされているとか、これは先の展開に繋がる重要な台詞だとか、日本誕生を観たことがない第三者がその場にいたら、間違いなくぶん殴られているであろう会話をしながら、割と真剣に映画鑑賞してました。なんていうか、物書きの性なんだろうね。お互いに何遍も観ている映画だったのもあるんだろうけど、たまにはこういう見方をするのも悪くないと、それなりに楽しんでました。実はこの映画ってテレビ放送されると、必ずカットシーンが複数入るのだけど、実際にフルバージョンを観てみると、確かに単調というか、特に必要ないように思えてしまうのよね。劇場で観ればまた違うのかも知れないけど、カットされても全く問題なしに観られるわけだから、良く出来てるというべきなんだろうか。最初からいらなかったという程でもないのだけど、私の年代的にテレビ放送でドラえもんの映画を観だしたのが日本誕生より少し前という感じだったから、単に印象が強いだけなのかな。あれも、24年前の映画か……
ドラえもんを見終わった後は、明日に備えてさっさと寝ることに。特急の時間はそれほど早くないのだけど、お土産を買ったりする時間もあるので、今日よりも30分目覚ましを早くセットしました。起きられるかどうかはともかく、最終日にもたもたとかしたくないですからね。余裕があれば、もう一本ぐらいドラえもんを観たかったのだけど、それはまたの機会ということにしました。実はノートPCの調子が悪いこともあって、前日に観ることが出来なかったのよね。だから、テレビで何故かやっていたレッドクリフPartⅡを観ていたのだけど、実は三国志好きのくせに観たことない映画だったから、結構面白かった。
そんなこんなで、飛騨高山2日目の夜は更けていきましたとさ。明日は最終日、特に何があるわけでも無いのだけど、とりあえず次の日記で。
2日目の朝はホテルのレストランでバイキングと言うことで、和洋食のメニューがずらりと並んだところへ行きました。バイキングと言えば、総じて大したことがないと思われがちだけど、私はホテルの朝食というのが結構好きでね。洋食を中心に、朝からパクパクと食べることに。切り分けられたフレンチトーストがあったのでそれを主食に選んだのだけど、なんと円状の代を裏手に回ったら、ホットケーキが置いてあって少しショックを受ける。いや、フレンチトーストも良かったんですけどね、何というかほら、やっぱりホットケーキ食べたいじゃないですか。他にもフライドフィッシュやフライドポテト、ソーセージとベーコンに、オムレツやスクランブルエッグなど、洋食メニューは定番ながらも充実していたように思える。
一方、和食の方はといえば、白米に紅鮭は勿論、山のようにある焼きたらこや明太子、納豆などが取り放題で、友人は白米を食べてましたね。朝はお米を食べたい派だったのかは知りませんが、私は結局洋食を中心として済ませました。牛乳やアップルジュースも美味しくて、そういえば飛騨はアップルジュースも名物なんだっけ。
まあ、朝からそんなに入らないと言うこともあって、朝食は30分程度で済ませましたけど、明日もどうせ同じところで食べるから、という余裕のようなものが合ったんだと思う。その日だけしか食べられない、というならば、多少無理をしても入れただろうでしょうが、そうではないのだから別の良いかなと。ホットケーキを追加で食べなかったのは、そういう理由もありました。個人的にはフライドフィッシュが辺りで、フライドポテトと一緒にフッシュアンドチップスを楽しみましたが、私って本当に揚げ物好きだね。
部屋に戻ったら食後休憩もそこそこに、本日の観光へと繰り出すことに。バスがなかったので徒歩で駅前まで出ましたが、歩きでも10分ぐらいで普通に着きますね。2日目の午前中は寺社仏閣巡りと言うことで、とりあえず桜山八幡宮へ行きました。私と友人の共通見解として、おみくじを引くなら、やっぱりお寺よりも神社だろうというのがあって、私は八幡宮というものが結構好きだったから、駅からは少し遠いけれど行ってみることにしました。他にも神社は多数合ったけど、位置的に八幡宮だとその後の観光に結び付けやすくって。
桜山八幡宮は大きな鳥居が特徴的な神社だけど、私たちは正面ではなくて横から入ったため、鳥居をくぐって入ることが出来ませんでした。まさか、一端出て回ってくるわけにも行かず、仕方ないのでそのままお参り。おみくじも引きましたが、私は確か末吉だったかな? 微妙だけど、特に悪いことは書いてなかったから、別に良いのかな。帰りはちゃんと鳥居をくぐって、出たところが朝市の会場に近かったので、何ともなしに覗いていくことにしました。飛騨名物らしいけど、お味噌汁の試飲とか合って美味しかった。古い町並みとはまた違った土産物とか売ってたけど、荷物になるから買わないで、そのまま高山別院へと行きました。こちらはお寺ですが、本堂の中にタダで入れると言うこともあって、仏像を近くで見てきました。なにやら別館で展示のようなものもやっていたから、ついでにそれも見てきたけど、お賽銭以外はお金掛からないってのは良いものですね。
その後は昼食まで少しだけ時間が合ったから、またまた古い町並みに行って、昨日回避したソフトクリームを食べることに。飛騨牛乳ソフト、こちらも濃厚で、何より暑い日に氷菓というのは良いものです。昼食前にそんなもの食べて良いのかという感じだったけど、午後の予定が忙しかったこともあり、午前中に済ませておかないと、他に食べる暇もなかった物で。午後の予定に関しては後で書きますが、2日目は行った場所こそ少ないものの、かなりハードスケジュールだったように思います。それこそ、おやつを食べる暇もないぐらいには。
ちなみに前の日に貰ったタダ券は、この日まで有効だったのだけど、牛串以外には取り替えられないとのことで、ソフトクリームは自費で食べました。ケチな私にしては珍しいけど、今回の旅行は個人的にグルメツアーも兼ねていたから。故に昼食の場所も、私では信じられないほど豪華でした。
そんなわけで昼食は、高山陣屋から程近いキッチン飛騨というステーキ専門店に行きました。折角飛騨に来たのだから、一度ぐらいはまともな飛騨牛ステーキを食べておきたいという私の希望に、友人も同意してくれたから実現したのだけど、普段はどれだけ飲食を削れるかなんてけち臭いことばかり考えているだけあって、こんな高い店に入るのは何年ぶりか分かりません。人気のフレンチレストランと迷ったんだけど、キッチン飛騨はたまに横浜の物産展とかにも顔を出すし、最終的には知名度から無難な選択をした感じです。有名店だけあって、当日そのまま行っても入れないだろうと思い、ホテルの予約を済ませた後ぐらいに電話をして、12時ピッタシに席を取っておいて貰いました。それで店舗自体は5分前ぐらいに着いたのだけど、意外なことに入口はガラガラで、待っている客も私たちしかいなかった。時間厳守なのか、5分前だとすぐに通されなかったので試食のハムとか食べてたんだけど、やがて2階に席を用意してくれたとのことで、そちらで頂くことになりました。
飛騨牛のステーキと言うことで、キッチン飛騨にはA-3からA-5、さらにはそれを越える特選A-5クラスなんてのもあったんだけど、私は財布と相談しつつ、霜降りと赤身のバランスが良いらしい、A-4ランクのロースステーキを頼むことに。すると、友人はさも当然のようにA-5ランクのフィレステーキを頼んでおり、まあ、友人は肉の脂身が嫌いだからロースという選択肢はあり得ないんだけど、何とも思い切りの良い注文です。同じ150グラムだったけど、クラスが違うだけで、私の方が2000円も安いのね。一口頂いたけど、口の中で肉がとろけるとは、正にああいうことを言うのだろう。神奈川にもブランド牛の葉山牛がありますけど、飛騨牛のそれには一歩劣るかも知れない……もっとも、葉山牛はまだスーパーで売っているのしか食べたことないんだけどさ。
私のロースステーキも150グラムとは思えないボリュームで、そのまま塩胡椒味で食べても良いし、特製のステーキソースを掛けても良いし、とにかく本当にこれでもかと言うぐらい美味しかった! 多分、こんな贅沢は二度と出来ないね。
お腹も満腹、心も満足した状態で階下に降りると、なんとそこは人でごった返していました。どうやら、予約をしていないお客人が詰め掛けてきたみたいだけど、満席とのことで席が用意できないらしい。電話一本、その労を惜しむとどうなるのか、私はそれを実感したような気がしました。
午後は友人の希望で、世界遺産の白川郷へ行くことになりました。合掌造りの集落が見たいとのことで、それなら飛騨の里で良いじゃないと行ったのだけど、やっぱり本物が見たいらしい。最初はバスで行くことにしたのだけど、これが片道2600円ぐらいと結構高くて、私と有事の物書き師匠のアドバイスもあって、駅前でレンタカーを借りることにしました。こちらはホテルやレストランと違って直前に決めたことなので、車を確保するのに結構手間取ったのだけど、探せばやっぱり一台ぐらいはあるもので、何とか借りることが出来た。
私は免許を持っていないから、運転その他は友人任せとなってしまったのだけど、行きに関しては節約したいからと高速を使わずに白川郷へ向かいました。バスが高いのは高速道路を通るからだろうと言う話でしたが、それを使わないで白川郷へ行くことがどんなに大変か、このときの我々は全く理解していなかった。勿論、無事に到着はしたのですが、対向車線もないような山道をひたすら登り、時にはガードレールもないような道路をカーブしながら、遂には携帯の電波すら繋がらない山の頂上付近まで行ったような気がする。獣道、山道、まあ、言い方は色々あるのだろうけど、一つ間違えれば標高何メートルか分からないですが、とにかく山の上から真っ逆さまに落下する恐怖。友人は面白い道だから、是非ともマイカーで登りたかったと言ってましたが、下りはあまり走りたくないとかで、レンタカーの返却時間も考えて、帰りは高速道路を使いました。遠くから見ると分からないものですが、山もそこら中が穴だらけなのか、トンネルを25キロとか走っていたら、あっという間に高山まで戻れたような気がします。もっとも、白川郷にしたところで飛騨高山の一部には違いないですから、売っている土産物とかは、殆ど同じだったんですけどね。友人は合掌造りの集落がえらく気に入ったのか、写メにとって待ち受けにしていました。
帰りは前述のように高速を通って、ちょっとした用があったのでゲームセンターとマクドナルドに寄ったのだけど、これに関しては完全に無駄骨で終わりました。ゲーセンに寄ったのはバーチャロンあるかな? と思ったからなんですが、セガワールドにもないってことは、完全に筐体はなくなったようですね。マックに関しては、とてもしょうもない理由で入店したのだけど、ここで一つ事件がありまして。注文前にちょっとトイレにと思ったら、急に地面が沈んだのですよ。左足がこう、ストンって感じに。てっきり地面にくぼみでもあるのかと思ったら、どうにもそうじゃないらしい。編だなと思ってトイレに入り、用を足している最中に気付きました。靴の踵がなくなっていることに。
私が旅行に履いていったのは革靴もどきというか、仕事のない日に履いていた靴なんだけど、スニーカーとかじゃないから寺社仏閣の石段とかが苦手でね。あんまり旅行向きじゃないなと思っていたものの、仕事用の靴を除いてはそれともう一足ぐらいか持っていなかったし、そっちは穴が開いて壊れていたこともあり、革靴もどきを選択したんですよ。でも、長旅に疲れたのか、たまたま立ち寄ったマックで寿命が尽きてしまったんですね。取れた踵は店内にあったので確保しましたが、さて、こいつをどうするよと言う話になって。
ホテルの前にチェーン店と思わしき靴屋があったから、そこに持ち込んで直すか、あるいは新しい物を買うかとも考えたんだけど、修理するにしろ、新品を買うにせよお金が掛かりますし、お土産代にも乏しい身としては、そんなことにお金を使いたくはありません。そこで、殆どダメ元だったんですが、ホテルに戻ったら、預けていた部屋の鍵を貰うと同時に、「靴が壊れたんですけど、接着剤とかありませんか?」と訊いてみることに。すると、どこからともなく革靴様の接着剤を出してくれて、私なんとか踵をくっつけることに成功しました。完全に接着しきるまでは時間が掛かるだろうけど、ホテル内はスリッパで移動できるし、重しでも乗せて朝まで放置すればいいやと、靴の中に部屋にあった椅子の足を入れる形で固定しました。まったく、まさか靴が壊れるとは思わなかった。
2日目の風呂は昨日と違う露天風呂だったけど、こちらは地下にあるせいか、そんなに人もいませんでした。当然、昨日のように危険な幼女が襲来することもなく、待ったりとした時間を過ごすことが出来た。お互いそこまで風呂好きじゃなかったから、割とすぐに出ちゃったんだけど、女性とかは日に何回も温泉入るらしいですね。朝風呂とか、私にはちょっと想像できない文化です。
夕食は朝食と同じレストランで、やはりバイキングだったんだけど、友人はキッチン飛騨で食べたステーキに感動したこともあり、「飛騨牛は食べない」とか言いだして、オーダーバフェで頼める飛騨牛メニューを頼まないことに。まあ、キッチン飛騨が美味しすぎたのは同意するけど、なにも頼まないのはどうよと、私は飛騨牛の串カツというのを頼むことに。フライ好きだし、揚げた飛騨牛というのを試してみたかった。他にもパスタとかピザが頼めたので、ピザも貰いつつ、バイキングの方へ。何というか、決して不味くなかったのだけど、やっぱり肉を食べると物足りなさのようなものを感じました。串カツも美味しかったのですが、見た目は普通の玉葱入り串カツで、味も平凡だったから評価のしようがなかった。ただ、ピザの方は所謂アメリカン形式のそれではなく、石窯で焼いたピッツァと称するに相応しい物で、小さいサイズを頼んだのに結構なボリュームがあり、それだけでお腹一杯になってしまった。本当はパスタとかも注文したかったのだけど、流石に入らないと言いますか。
このとき友人と話したのだけど、私たちもいい加減いい年になったのか、あまりバクバクとものを食べられなくなりました。単純に疲れていたからかも知れませんが、多分、そうじゃないんだと思います。学生の頃とかは、どこにそんな入るんだと言うぐらい食べられた気がするし、ましてやバイキングなんて、少し休憩もすれば、すぐさま再開とか普通でしたからね。それが出来ないと言うことは、やはり我々も若くないのでしょう。早々にデザートのソフトクリーム、こちらはコーンじゃなくて器に入れる感じでしたが、これを食べてました。そういや、朝食と違って夕食は飲み物が別料金で、水とコーヒー以外は飲み放題じゃりませんでした。まあ、水飲んでれば良いかと言うことで水飲んでましたけど、牛乳とリンゴジュースぐらいは朝もあったのだから、置いてあると嬉しかったな。
部屋に戻ったら双方の趣味と言うこともあり、持参したドラえもんの映画を観ました。友人のノートPCが調子悪かったので、DVDも結構観られないのが多くて、数ある中でも選んだのは日本誕生と、かなり無難なチョイスになりました。今は亡き藤子・F・不二雄がもっとも思い入れの強かった映画だそうですが、私も比較的好きな部類に入ります。
物書き二人で映画を観ると、何だかんだで作品の内容や物語構成に話が傾きがちで、このシーンまで運ぶためにこんな計算がされているとか、これは先の展開に繋がる重要な台詞だとか、日本誕生を観たことがない第三者がその場にいたら、間違いなくぶん殴られているであろう会話をしながら、割と真剣に映画鑑賞してました。なんていうか、物書きの性なんだろうね。お互いに何遍も観ている映画だったのもあるんだろうけど、たまにはこういう見方をするのも悪くないと、それなりに楽しんでました。実はこの映画ってテレビ放送されると、必ずカットシーンが複数入るのだけど、実際にフルバージョンを観てみると、確かに単調というか、特に必要ないように思えてしまうのよね。劇場で観ればまた違うのかも知れないけど、カットされても全く問題なしに観られるわけだから、良く出来てるというべきなんだろうか。最初からいらなかったという程でもないのだけど、私の年代的にテレビ放送でドラえもんの映画を観だしたのが日本誕生より少し前という感じだったから、単に印象が強いだけなのかな。あれも、24年前の映画か……
ドラえもんを見終わった後は、明日に備えてさっさと寝ることに。特急の時間はそれほど早くないのだけど、お土産を買ったりする時間もあるので、今日よりも30分目覚ましを早くセットしました。起きられるかどうかはともかく、最終日にもたもたとかしたくないですからね。余裕があれば、もう一本ぐらいドラえもんを観たかったのだけど、それはまたの機会ということにしました。実はノートPCの調子が悪いこともあって、前日に観ることが出来なかったのよね。だから、テレビで何故かやっていたレッドクリフPartⅡを観ていたのだけど、実は三国志好きのくせに観たことない映画だったから、結構面白かった。
そんなこんなで、飛騨高山2日目の夜は更けていきましたとさ。明日は最終日、特に何があるわけでも無いのだけど、とりあえず次の日記で。
飛騨高山旅行記1日目~名古屋で見つけた春日野穹~
2012年9月15日 アニメ・マンガ突然ですが、三連休を利用して飛騨高山まで行ってきました。前々から一度は行ってみたい思っていた土地なんですが、ここ数年は年1で友人と旅行をしていることもあり、今年は飛騨なんてどうだろう? と誘ったら、快く承諾してくれたので、この機会を逃す手はないと、コミケ前ぐらいから準備をしていたんですよね。例年は1泊2日なんだけど、横浜住まいの私と違って友人は北関東だし、関西ほどではないにせよ、東海地方にある滋賀県は遠く、余裕を持った観光が出来るかも不安だったから、2泊3日の日程にしました。2日以上地元を離れるのは数年振りでしたが、それだけの魅力が飛騨にはあったと思います。
当日は東京駅から新幹線に乗る友人と違い、私は地元から近い新横浜駅で途中乗車することになってました。わざわざ東京で待ち合わせる理由はなかったし、東京駅から20分も走れば新横浜駅に着くのだから、その分の運賃を払うというのも馬鹿馬鹿しい話です。乗った電車は確かのぞみだったと思いますが、朝食代わりのドーナツを買い込み、まずは名古屋を目指しました。飛騨高山は岐阜県にありますが、県全体としてはともかく、高山そのものには新幹線が通っておらず、名古屋で特急に乗り換える必要があったからです。
とはいえ、折角名古屋で乗り換えるなら、いっそ名古屋見物もしてはどうかと、特急との乗り換え時間に2時間半程の余裕を作り、私と友人は名駅へと降り立ちました。実のところ、最初は飛騨の帰りに寄ったらどうか? という話をしてたんだけど、何気に東京から飛騨まで4時間ぐらいかかるし、朝早くに飛騨を出発しても、名古屋に寄ったのでは帰りが遅くなりすぎると却下しました。それに、最終日は何だかんだと疲れ果てている可能性も高かったしね。
ここでの目的は城見物と、とらのあな名古屋店に行くことでした。なにも、こんなところまで来て、とらのあなになんか行かなくてもいいだろうと思われるかもしれないけど、実は名古屋店には私のサークルが夏コミで出した、「春日野穹イラスト集-蒼穹-」が入荷されており、その確認をしておきたかった、というのが大きな理由でした。都内の店舗以外で自分の本を見るというのは、そうある機会ではないですから。
城見物の方は当初、名古屋城にするか清州城に行くかで意見が分かれたんだけど、結局はとらのあなに近い名古屋城を選びました。2時間半あるといっても初めての土地だし、迷子になって特急乗れなかったりしたら事だしね。それでまあ、名古屋城の方に行ったわけなんだけど、あそこも観光施設ですから、入場料に500円ほど掛かりました。そういえば、この手の城は小田原城ぐらいしか行ったことがなかったなと思いつつ、中に入ってみると意外に近代的というか現代的。エレベーターとか普通にあったし、外見に反して中身は資料館というか、博物館みたいな作りになってました。
別に歴史的な面持ちとか、当時のままの姿を期待していたわけでもないけど、なんとなく風情に欠ける印象だったかな。まあ、天守閣の展望台から見た景色はそれなりでしたが、時間が押していることもあって、さっさと出てしまいました。何気に結構時間使うのね。2時間半が短く感じたというか、まあ、名古屋城から、とらのあなまで徒歩で行ったのも原因の一つなんだろうけど。
徒歩で行ったとらのあなは、携帯等で地図を調べたこともあって迷わず辿り着きました。勿論、私は名古屋店に始めてきたわけだけど、驚いたのはその大きさと広さ。なんと、8,9階建てのビルの全フロアがとらのあなであり、その大きたさたるや、秋葉原店なんて比較にならないんですよね。一つ一つのフロアがとても広く、全ジャンルを収納しても余りがあるのか、覗きはしませんでしたが、一番上には休憩スペースまでありました。あとで確認したところによると、とらのあな名古屋店ってのは全国の店舗で一番大きいらしいですね。秋葉原にはビルが2つほどあるけど、それらは大きくてもスペース的に広いとはいえず、名古屋店の広々とした解放的な店舗は実に新鮮でした。
私の目的は5階の全年齢同人誌フロアにあったんだけど、よくよく考えてみればイラスト集が置いてあるところは見たいけど、それってあまり嬉しいことでもないんですよね。だって、言い換えれば売れ残ってるということだし、秋葉原店はまだしも、地方店なんてそう何部も入荷されてたわけじゃないから……いや、性格な冊数は知らないんですけどね?
そんな複雑な気持ちを抱えながら5階を除いてみると、フロア入って左隅、その他ゲームジャンルの棚に「春日野穹イラスト集-蒼穹-」がありました。A4判とサイズが大きいこともあって、台の部分に載ってはいましたが、一応夏コミ新刊なのだから、そっちの平台に載っけて欲しかった……某漫画家によると、自分の本の配置を勝手に変えることは、店員が気付くまではありらしいですけど、私にはそこまでの勇気はなかったので、とりあえず置いてあるところを写メで撮ることに。
実際に名古屋店が何部入荷していたのかは知りませんが、私が見た時点では残部4冊程であり、恐らくこれが売れてしまえば再入荷はしないと思います。とらのあなはシステムとして、店舗在庫をネットに回すことは出来るんだけど、その逆をすることは出来ないから、全て完売した後に、私が追加委託でもしないことには店舗在庫が復活することはないと思います。だから、店舗で買いたいという人がおられる場合は、お早めに行かれることを推奨します。こればっかりは、いつ完売するかとか私には分かりませんので。
名古屋店を出た後は、名古屋駅に戻って昼食でもと考えていたんだけど、これがビックリ、既に12時近くになってました。名古屋に着いたのが10時10分、特急の時間が12時48分ぐらいなことを考えると、十分に余裕はあったはずなのに、どこでどう消費したのか、のんびり飯など食べている時間が無くなっていて。しかも、名古屋駅の飲食店って、駅ビルということもあって凄く混雑してるんですよ。まあ、連休というか休日だから仕方ないのだろうけど、名物ということで味噌カツでも食べようかと矢場とん行ったら、列が折り返す勢いで並んでるのよね。皆、考えることは同じかと苦笑したけど、他の飲食店も矢場とんほどではないが並んでおり、空いているのはマックぐらいなものという状況で、これはもう店に入るのは諦めて、弁当買って特急で食べるかという話になり、そのまま矢場とんで味噌カツ弁当や串かつを買うことにしました。
そういえば、名古屋は春日野穹イラスト集で表紙を担当してくれたwingheartさんの出身地で、ちょっとした事情で帰省中とのことだったから一緒に食事でもどうかと誘ったのだけど、都合が合わずにまた後日ということになった。勿論、私が名古屋へ行く機会なんて早々ないから、彼が東京に戻ってきてからになるけど……今にして思えば、名古屋で会ってる時間なんて無かったかもしれないね。それぐらい、忙しなかったように感じる。
特急に乗って2時間半ぐらい掛けて飛騨高山へ。味噌カツは弁当となってしまったけど、何と言いますか、矢場とんの名物はわらじトンカツという大きいサイズらしいですが、流石にそんな大きいのはいらないかな、という感想。味噌カツ自体は物産展とかで買って食べたことありますけど、まあ、ガッツリ食べるようなものでもないね。もっとも、単純に私が昔ほど食べられなくなっただけかも知れませんが……どうなんだろう、今回の旅では少なからずそういうことを意識する場面が多々あったように思う。
新幹線と特急、どちらの乗り心地が良いのかは分かりませんが、景色という意味では特急ひだの方がやっぱり良かったかな。帰りは疲れてたからそうでもないけど、やっぱり段々と山の中に入っていくのが分かるというか、とにかく壮大でね。まあ、騒がしい子供が載っていたので、椅子を蹴られたりして困ったのだけど、そんな親子連れは下呂温泉で降りてしまったから、その後はのんびりと景色を眺めることが出来ました。
一応、旅先のことはネットでそれなりに情報収集をしていたのだけど、行ったことがない場所なのは変わりなく、どんな街なのかというのはさっぱりでした。Googleストリートビューが見られるぐらいだから、それなりに都会というか、都市的な街並みをしているのかとおもいきや、特急はいくら進んでも山の中を抜けることがなく、所謂トンネル抜けて景色が変わった、なんてことはありませんでした。別にそんな都会を期待していたわけじゃないけど、本当に山の中というか、山々に周りを囲まれた小さな町なんですね。着いてみて、最初に驚いたのはそこだったりします。観光地だから田舎の中にある都会とか、そういう発展性を想像していたのだけど、そんなことは全然なくてさ。勿論、寂れているとか、そんなことは全然なくて、観光地らしい賑わいに、趣きのある街並みでしたが。駅前に観光案内所が設けられている、というのは便利でいいですね。もっとも、結局私は観光案内としてその場所を使わなかったんですが……そこら辺の話は後述します。
飛騨に到着したのは15時過ぎですが、残暑ということもあってまだ日は高く、そのまま観光に繰り出すことも可能でした。しかし、途中で名古屋に立ち寄って疲れていたこともあり、旅行の大荷物抱えたままというのも面倒くさかったので、とりあえず先にホテルへと向かうことに。今回の旅行で私が拘ったのは宿泊と食事であり、一緒に行った友人がそれらに拘りがない分、かなり自分の意見を通しました。彼は観光がメインという考えの持ち主なので、宿はそれこそビジネスホテルとかで良いって感じなのだけど、折角の観光地なのだし、いい宿に泊まって、美味いもの食べたいというのが私のスタンス。これに関してはお互いにない部分を上手く補えたというか、双方満足の行く結果になったと思う。
私が選んだのは所謂観光ホテルというやつで、どちらかと言えば家族向けの大きいところです。我々のように男二人連れでは浮きそうな気がしないでもなかったけど、ネットの評判も良かったし、大きいところならそれなりにサービスもいいですからね。駅前からマイクロバスが出ちゃったりして、それに乗って悠々とホテルまで向かいました。名前は、高山グリーンホテルということろです。
三連休ということもあって、コミケ後に宿探しを始めたら思いの外苦戦したのだけど、探せば部屋も余っているもので、何とか洋室を一つ確保することが出来ました。私としては和洋室の畳でのんびりと行きたかったのだけど、部屋を広くすればそれだけ宿泊費も上がりますし、それは勿体無いという友人の意見を採用することに。まあ、その辺は私もケチですから、分からなくはない。ホテルの部屋は昨年湘南旅行をした際に泊まった、大磯プリンスホテルよりは広いといった感じで、狭苦しさは感じませんでした。テレビがあってベッドがあって、鏡台付きの机にユニットバス、クローゼットに簡易テーブルなど、一般的なホテルに必要な物は大体揃っていたかな。ただし、ネット環境だけは例外で、ロビーの近くにインターネットコーナーがある程度に留まり、全室で無線あるいは有線LANを完備しているということはありませんでした。そういった部分では、やはりビジネスホテルが優れているイメージがありますね。後、DVDデッキも無かったので貸し出し可能か尋ねたけど、そういうのもやってないらしい。私がネットで調べたときは貸し出しして貰えるってことだったが、どうやら勘違いだったらしい。
荷物をおいて30分ほど休憩した後は、再びバスに乗って高山駅前まで。実のところ徒歩でも10分程度の距離なんだけど、連れてってくれるというものに乗らない手はないし、ホテルは駅の裏側にあったから、特に観光地でもなんでもないんだよね。他はどうか知らないけど、高山グリーンホテルは結構気前が良くて、飛騨にある古い町並みのお店と提携をしているのか、タダで飲食できる券とかを貰いました。まあ、飲食店で食事とかではなく、売店というか出店みたいなところで、飛騨牛の牛串を貰えるとかなんだけど、丁度小腹が減っていたこともあって結構良かった。
飛騨高山の売りというか、見所としては古い町並みと言われる古都の部分で、かつて城下町だった頃の歴史情緒をいくらか残している空間になります。まあ、大半は観光客向けのお店に変わってるんだけど、雰囲気という意味では十分伝わったと思う。食べ物としては、考えてみれば最初に食べた飛騨牛が売店の串焼きだったわけだけど、他にも海老煎の上に乗った飛騨牛の握りなど、一風変わったものが多かったかな。握りはタレか塩か選べましたが、タレにしておけば良かったと思うほどには、塩が微妙だった。
他にも飛騨牛乳を使ったソフトクリームなども売ってたけど、あんまり食べまくるのもどうかと思い、ビン牛乳を一本買って箸休め。これがまた濃厚で、地元のスーパーに売っているのとは比べ物にならないのね。思わずお土産で買いたいぐらいだったんだけど、流石に牛乳を持って買えるわけにも行くまいと断念しました。
古い町並みを一通り見た後は、どこかで夜食でも買えないかとスーパー的なものを探していました。もっと観光をしたかったのですが、何せ寺社仏閣というのは16時とかに閉門してしまうことが多いので、なかなか夕方からは行きづらいのですよね。ただ、散策中に見つけた飛騨国分寺だけは、16時過ぎでも普通に入れたのだけど。HPの情報だと閉門時間過ぎていたはずなのに、どうしてたんだろう?
ちなみにスーパーですけど、長年の勘というか、推測のようなもので、あるとすれば観光地とは逆の駅裏だろうと思い、あろうことか先程の観光案内所に「この辺にスーパーマーケットとかありませんかね?」と聞いてみることにしました。そしたら普通に地図をくれて、なんか道路挟んだ直近に2店舗あるとかで、そんなんでよくやっていけるとは思ったものの、そこでジュースやお菓子を買ってホテルへと戻りました。
ホテルに帰ったら、まあ、飯の前に温泉にでも行こうやとホテル自慢の露天風呂へ入ることに。特に私は温泉好きというわけじゃないし、そもそも風呂自体、カラスの行水と言われるほど早い男なのですが、たまにはゆっくり入るのもいいだろうと、少しだけ長湯をしました。ここから先は、正直書くかどうか非常に迷ったのだけど、ちょっとした事件があったので書き記しておくことにします。ただし、かなり品のない話になりますので、そういうのが嫌いな人は読み飛ばしてください。
私達が泊まっていたのは観光ホテルで、前述のように家族連れが多いところでした。つまり、大浴場や露天風呂にも親子連れが見られるということで、それはなにも男の子だけとは限りません。要するに幼女が何人いたという話なんですが、それだけなら別によくあることだし、私も友人も三次元幼女になんて興味がなく、友人に至っては二次元さえもだから、問題はないはずだったんです。しかし、事件は大浴場でも露天風呂でもなく、脱衣所で起こりました。
友人が少しのぼせたというので、扇風機の風に当たりながらのんびりと着替えていた私の耳に、脱衣所のロッカーを挟んだ反対側から親子連れの会話が聞こえてきました。父娘、それに息子もいたようですが、会話をしているのは主に前者です。
温泉から帰った後は食事の時間ということで、ホテル内のめし処で会席料理を頂きました。まあ、お安いプランではありますが、それなりにしっかりしたものが出てきて、飛騨牛の焼肉以外は楽しめたかな。飛騨牛と飛騨豚については、何がどう飛騨なのかよくわからないほど薄く、枚数も少なかったのでなんとも言えなかった。不味いってわけじゃないんですけど。
21時頃からホテルの大きな土産物屋でビンゴ大会があるというから、私はデザートのほうじ茶プリンとやらを食べないまま、そちらに参加してきました。友人の方は興味ないとかで、私一人、ビンゴカード2枚持っての参加だったんだけど、リーチを3つ、4つ作りながら敗退。ビンゴ前に、商品が全部なくなっちゃったんですね。やはり、「ビンゴに勝手おみやげ代を浮かそう」なんて浅ましいことを考えていたのがいけなかったようです。
その後は部屋に戻って適当に駄弁りつつ、明日が早いからと24時ぐらいには寝てしまいました。ちょっとしたアクシデントもあったんだけど、それに関しては明日の日記で書こうと思います。こうして飛騨高山の、一日目の夜はふけていったのでした。
当日は東京駅から新幹線に乗る友人と違い、私は地元から近い新横浜駅で途中乗車することになってました。わざわざ東京で待ち合わせる理由はなかったし、東京駅から20分も走れば新横浜駅に着くのだから、その分の運賃を払うというのも馬鹿馬鹿しい話です。乗った電車は確かのぞみだったと思いますが、朝食代わりのドーナツを買い込み、まずは名古屋を目指しました。飛騨高山は岐阜県にありますが、県全体としてはともかく、高山そのものには新幹線が通っておらず、名古屋で特急に乗り換える必要があったからです。
とはいえ、折角名古屋で乗り換えるなら、いっそ名古屋見物もしてはどうかと、特急との乗り換え時間に2時間半程の余裕を作り、私と友人は名駅へと降り立ちました。実のところ、最初は飛騨の帰りに寄ったらどうか? という話をしてたんだけど、何気に東京から飛騨まで4時間ぐらいかかるし、朝早くに飛騨を出発しても、名古屋に寄ったのでは帰りが遅くなりすぎると却下しました。それに、最終日は何だかんだと疲れ果てている可能性も高かったしね。
ここでの目的は城見物と、とらのあな名古屋店に行くことでした。なにも、こんなところまで来て、とらのあなになんか行かなくてもいいだろうと思われるかもしれないけど、実は名古屋店には私のサークルが夏コミで出した、「春日野穹イラスト集-蒼穹-」が入荷されており、その確認をしておきたかった、というのが大きな理由でした。都内の店舗以外で自分の本を見るというのは、そうある機会ではないですから。
城見物の方は当初、名古屋城にするか清州城に行くかで意見が分かれたんだけど、結局はとらのあなに近い名古屋城を選びました。2時間半あるといっても初めての土地だし、迷子になって特急乗れなかったりしたら事だしね。それでまあ、名古屋城の方に行ったわけなんだけど、あそこも観光施設ですから、入場料に500円ほど掛かりました。そういえば、この手の城は小田原城ぐらいしか行ったことがなかったなと思いつつ、中に入ってみると意外に近代的というか現代的。エレベーターとか普通にあったし、外見に反して中身は資料館というか、博物館みたいな作りになってました。
別に歴史的な面持ちとか、当時のままの姿を期待していたわけでもないけど、なんとなく風情に欠ける印象だったかな。まあ、天守閣の展望台から見た景色はそれなりでしたが、時間が押していることもあって、さっさと出てしまいました。何気に結構時間使うのね。2時間半が短く感じたというか、まあ、名古屋城から、とらのあなまで徒歩で行ったのも原因の一つなんだろうけど。
徒歩で行ったとらのあなは、携帯等で地図を調べたこともあって迷わず辿り着きました。勿論、私は名古屋店に始めてきたわけだけど、驚いたのはその大きさと広さ。なんと、8,9階建てのビルの全フロアがとらのあなであり、その大きたさたるや、秋葉原店なんて比較にならないんですよね。一つ一つのフロアがとても広く、全ジャンルを収納しても余りがあるのか、覗きはしませんでしたが、一番上には休憩スペースまでありました。あとで確認したところによると、とらのあな名古屋店ってのは全国の店舗で一番大きいらしいですね。秋葉原にはビルが2つほどあるけど、それらは大きくてもスペース的に広いとはいえず、名古屋店の広々とした解放的な店舗は実に新鮮でした。
私の目的は5階の全年齢同人誌フロアにあったんだけど、よくよく考えてみればイラスト集が置いてあるところは見たいけど、それってあまり嬉しいことでもないんですよね。だって、言い換えれば売れ残ってるということだし、秋葉原店はまだしも、地方店なんてそう何部も入荷されてたわけじゃないから……いや、性格な冊数は知らないんですけどね?
そんな複雑な気持ちを抱えながら5階を除いてみると、フロア入って左隅、その他ゲームジャンルの棚に「春日野穹イラスト集-蒼穹-」がありました。A4判とサイズが大きいこともあって、台の部分に載ってはいましたが、一応夏コミ新刊なのだから、そっちの平台に載っけて欲しかった……某漫画家によると、自分の本の配置を勝手に変えることは、店員が気付くまではありらしいですけど、私にはそこまでの勇気はなかったので、とりあえず置いてあるところを写メで撮ることに。
実際に名古屋店が何部入荷していたのかは知りませんが、私が見た時点では残部4冊程であり、恐らくこれが売れてしまえば再入荷はしないと思います。とらのあなはシステムとして、店舗在庫をネットに回すことは出来るんだけど、その逆をすることは出来ないから、全て完売した後に、私が追加委託でもしないことには店舗在庫が復活することはないと思います。だから、店舗で買いたいという人がおられる場合は、お早めに行かれることを推奨します。こればっかりは、いつ完売するかとか私には分かりませんので。
名古屋店を出た後は、名古屋駅に戻って昼食でもと考えていたんだけど、これがビックリ、既に12時近くになってました。名古屋に着いたのが10時10分、特急の時間が12時48分ぐらいなことを考えると、十分に余裕はあったはずなのに、どこでどう消費したのか、のんびり飯など食べている時間が無くなっていて。しかも、名古屋駅の飲食店って、駅ビルということもあって凄く混雑してるんですよ。まあ、連休というか休日だから仕方ないのだろうけど、名物ということで味噌カツでも食べようかと矢場とん行ったら、列が折り返す勢いで並んでるのよね。皆、考えることは同じかと苦笑したけど、他の飲食店も矢場とんほどではないが並んでおり、空いているのはマックぐらいなものという状況で、これはもう店に入るのは諦めて、弁当買って特急で食べるかという話になり、そのまま矢場とんで味噌カツ弁当や串かつを買うことにしました。
そういえば、名古屋は春日野穹イラスト集で表紙を担当してくれたwingheartさんの出身地で、ちょっとした事情で帰省中とのことだったから一緒に食事でもどうかと誘ったのだけど、都合が合わずにまた後日ということになった。勿論、私が名古屋へ行く機会なんて早々ないから、彼が東京に戻ってきてからになるけど……今にして思えば、名古屋で会ってる時間なんて無かったかもしれないね。それぐらい、忙しなかったように感じる。
特急に乗って2時間半ぐらい掛けて飛騨高山へ。味噌カツは弁当となってしまったけど、何と言いますか、矢場とんの名物はわらじトンカツという大きいサイズらしいですが、流石にそんな大きいのはいらないかな、という感想。味噌カツ自体は物産展とかで買って食べたことありますけど、まあ、ガッツリ食べるようなものでもないね。もっとも、単純に私が昔ほど食べられなくなっただけかも知れませんが……どうなんだろう、今回の旅では少なからずそういうことを意識する場面が多々あったように思う。
新幹線と特急、どちらの乗り心地が良いのかは分かりませんが、景色という意味では特急ひだの方がやっぱり良かったかな。帰りは疲れてたからそうでもないけど、やっぱり段々と山の中に入っていくのが分かるというか、とにかく壮大でね。まあ、騒がしい子供が載っていたので、椅子を蹴られたりして困ったのだけど、そんな親子連れは下呂温泉で降りてしまったから、その後はのんびりと景色を眺めることが出来ました。
一応、旅先のことはネットでそれなりに情報収集をしていたのだけど、行ったことがない場所なのは変わりなく、どんな街なのかというのはさっぱりでした。Googleストリートビューが見られるぐらいだから、それなりに都会というか、都市的な街並みをしているのかとおもいきや、特急はいくら進んでも山の中を抜けることがなく、所謂トンネル抜けて景色が変わった、なんてことはありませんでした。別にそんな都会を期待していたわけじゃないけど、本当に山の中というか、山々に周りを囲まれた小さな町なんですね。着いてみて、最初に驚いたのはそこだったりします。観光地だから田舎の中にある都会とか、そういう発展性を想像していたのだけど、そんなことは全然なくてさ。勿論、寂れているとか、そんなことは全然なくて、観光地らしい賑わいに、趣きのある街並みでしたが。駅前に観光案内所が設けられている、というのは便利でいいですね。もっとも、結局私は観光案内としてその場所を使わなかったんですが……そこら辺の話は後述します。
飛騨に到着したのは15時過ぎですが、残暑ということもあってまだ日は高く、そのまま観光に繰り出すことも可能でした。しかし、途中で名古屋に立ち寄って疲れていたこともあり、旅行の大荷物抱えたままというのも面倒くさかったので、とりあえず先にホテルへと向かうことに。今回の旅行で私が拘ったのは宿泊と食事であり、一緒に行った友人がそれらに拘りがない分、かなり自分の意見を通しました。彼は観光がメインという考えの持ち主なので、宿はそれこそビジネスホテルとかで良いって感じなのだけど、折角の観光地なのだし、いい宿に泊まって、美味いもの食べたいというのが私のスタンス。これに関してはお互いにない部分を上手く補えたというか、双方満足の行く結果になったと思う。
私が選んだのは所謂観光ホテルというやつで、どちらかと言えば家族向けの大きいところです。我々のように男二人連れでは浮きそうな気がしないでもなかったけど、ネットの評判も良かったし、大きいところならそれなりにサービスもいいですからね。駅前からマイクロバスが出ちゃったりして、それに乗って悠々とホテルまで向かいました。名前は、高山グリーンホテルということろです。
三連休ということもあって、コミケ後に宿探しを始めたら思いの外苦戦したのだけど、探せば部屋も余っているもので、何とか洋室を一つ確保することが出来ました。私としては和洋室の畳でのんびりと行きたかったのだけど、部屋を広くすればそれだけ宿泊費も上がりますし、それは勿体無いという友人の意見を採用することに。まあ、その辺は私もケチですから、分からなくはない。ホテルの部屋は昨年湘南旅行をした際に泊まった、大磯プリンスホテルよりは広いといった感じで、狭苦しさは感じませんでした。テレビがあってベッドがあって、鏡台付きの机にユニットバス、クローゼットに簡易テーブルなど、一般的なホテルに必要な物は大体揃っていたかな。ただし、ネット環境だけは例外で、ロビーの近くにインターネットコーナーがある程度に留まり、全室で無線あるいは有線LANを完備しているということはありませんでした。そういった部分では、やはりビジネスホテルが優れているイメージがありますね。後、DVDデッキも無かったので貸し出し可能か尋ねたけど、そういうのもやってないらしい。私がネットで調べたときは貸し出しして貰えるってことだったが、どうやら勘違いだったらしい。
荷物をおいて30分ほど休憩した後は、再びバスに乗って高山駅前まで。実のところ徒歩でも10分程度の距離なんだけど、連れてってくれるというものに乗らない手はないし、ホテルは駅の裏側にあったから、特に観光地でもなんでもないんだよね。他はどうか知らないけど、高山グリーンホテルは結構気前が良くて、飛騨にある古い町並みのお店と提携をしているのか、タダで飲食できる券とかを貰いました。まあ、飲食店で食事とかではなく、売店というか出店みたいなところで、飛騨牛の牛串を貰えるとかなんだけど、丁度小腹が減っていたこともあって結構良かった。
飛騨高山の売りというか、見所としては古い町並みと言われる古都の部分で、かつて城下町だった頃の歴史情緒をいくらか残している空間になります。まあ、大半は観光客向けのお店に変わってるんだけど、雰囲気という意味では十分伝わったと思う。食べ物としては、考えてみれば最初に食べた飛騨牛が売店の串焼きだったわけだけど、他にも海老煎の上に乗った飛騨牛の握りなど、一風変わったものが多かったかな。握りはタレか塩か選べましたが、タレにしておけば良かったと思うほどには、塩が微妙だった。
他にも飛騨牛乳を使ったソフトクリームなども売ってたけど、あんまり食べまくるのもどうかと思い、ビン牛乳を一本買って箸休め。これがまた濃厚で、地元のスーパーに売っているのとは比べ物にならないのね。思わずお土産で買いたいぐらいだったんだけど、流石に牛乳を持って買えるわけにも行くまいと断念しました。
古い町並みを一通り見た後は、どこかで夜食でも買えないかとスーパー的なものを探していました。もっと観光をしたかったのですが、何せ寺社仏閣というのは16時とかに閉門してしまうことが多いので、なかなか夕方からは行きづらいのですよね。ただ、散策中に見つけた飛騨国分寺だけは、16時過ぎでも普通に入れたのだけど。HPの情報だと閉門時間過ぎていたはずなのに、どうしてたんだろう?
ちなみにスーパーですけど、長年の勘というか、推測のようなもので、あるとすれば観光地とは逆の駅裏だろうと思い、あろうことか先程の観光案内所に「この辺にスーパーマーケットとかありませんかね?」と聞いてみることにしました。そしたら普通に地図をくれて、なんか道路挟んだ直近に2店舗あるとかで、そんなんでよくやっていけるとは思ったものの、そこでジュースやお菓子を買ってホテルへと戻りました。
ホテルに帰ったら、まあ、飯の前に温泉にでも行こうやとホテル自慢の露天風呂へ入ることに。特に私は温泉好きというわけじゃないし、そもそも風呂自体、カラスの行水と言われるほど早い男なのですが、たまにはゆっくり入るのもいいだろうと、少しだけ長湯をしました。ここから先は、正直書くかどうか非常に迷ったのだけど、ちょっとした事件があったので書き記しておくことにします。ただし、かなり品のない話になりますので、そういうのが嫌いな人は読み飛ばしてください。
私達が泊まっていたのは観光ホテルで、前述のように家族連れが多いところでした。つまり、大浴場や露天風呂にも親子連れが見られるということで、それはなにも男の子だけとは限りません。要するに幼女が何人いたという話なんですが、それだけなら別によくあることだし、私も友人も三次元幼女になんて興味がなく、友人に至っては二次元さえもだから、問題はないはずだったんです。しかし、事件は大浴場でも露天風呂でもなく、脱衣所で起こりました。
友人が少しのぼせたというので、扇風機の風に当たりながらのんびりと着替えていた私の耳に、脱衣所のロッカーを挟んだ反対側から親子連れの会話が聞こえてきました。父娘、それに息子もいたようですが、会話をしているのは主に前者です。
「パパのおち○ちんって面白いよねー」本当はもっと長い会話だったんですが、日記に書けるのは精々これぐらいと言いますか。なんというか、聴いている方が身悶えするほど恥ずかしいというか、パパさんが可哀想になってくる親子の会話でした。別に父親のほうが娘になにか、ということはなく、子供特有の無邪気さが現れただけなんだろうけど、邪気がないだけに質が悪いといいますか……幼女って恐ろしい生き物だと再確認しましたよ。前述のように聴いているこっちがこっ恥ずかしくなってしまい、私と友人はすたこらさっさと逃げ出しました。いや、耳に毒ってのがあるとすれば、こういうことを言うんでしょうね。
「あ、あぁ、うん」
「○○、パパのおち○ちん大好きだよ。触るとピクピク動いて可愛いし、なんかゴミとかついてるし」
「○○ちゃん、それはいけない。いけないよ……」
温泉から帰った後は食事の時間ということで、ホテル内のめし処で会席料理を頂きました。まあ、お安いプランではありますが、それなりにしっかりしたものが出てきて、飛騨牛の焼肉以外は楽しめたかな。飛騨牛と飛騨豚については、何がどう飛騨なのかよくわからないほど薄く、枚数も少なかったのでなんとも言えなかった。不味いってわけじゃないんですけど。
21時頃からホテルの大きな土産物屋でビンゴ大会があるというから、私はデザートのほうじ茶プリンとやらを食べないまま、そちらに参加してきました。友人の方は興味ないとかで、私一人、ビンゴカード2枚持っての参加だったんだけど、リーチを3つ、4つ作りながら敗退。ビンゴ前に、商品が全部なくなっちゃったんですね。やはり、「ビンゴに勝手おみやげ代を浮かそう」なんて浅ましいことを考えていたのがいけなかったようです。
その後は部屋に戻って適当に駄弁りつつ、明日が早いからと24時ぐらいには寝てしまいました。ちょっとしたアクシデントもあったんだけど、それに関しては明日の日記で書こうと思います。こうして飛騨高山の、一日目の夜はふけていったのでした。
すぴぱら STORY #01 - Spring Has Come!
2012年9月14日 アニメ・マンガ
最近になって、ずっと積んでいたすぴぱらをプレイしました。5月末に出た作品だから、3ヵ月以上放置していたことになりますが、minoriの全年齢新作と言うことで、相変わらずのハイクオリティムービーなどが話題になっていた作品ですね。特に積んでいた理由はなかったんだけど、崩した理由は簡単で、ついこの前まで開催していたゲーマーズのminoriミュージアムでグッズが売っていて、「あぁ、そういや積んでたっけ」と存在を思い出したからです。
正式名称はすぴぱら - Alice the magical conductor. STORY#01 Spring Has Come !と非常に長い本作ですが、確か全3部作構成なんだったかな? efのときも前後編だったから、別に不思議はないのだけど、全年齢でもそれをやるってのは少し意外だったかも知れない。所謂美少女ゲームメーカー、私はエロゲブランドという表現が好きだけど、この所はギャルゲー制作が流行っているのか、えろげのコンシューマーではなく、最初から全年齢向けのギャルゲーを作ることが多いですね。私もエロゲユーザーの例に漏れず、エロゲブランドの全年齢作品というものには少なからず抵抗感があったんだけど、これがやってみると凄く面白いのよ。ギャルゲーだから、エロイシーンとかそう言うのはないんだけど、efから続くCGを多用したシーン作りに、何より個性的なキャラクターによる会話がとても良かった。
主人公はこういったゲームにありがちな、何でもそつなくこなすタイプの、敬語系キャラクターなんだけど、キャラの強いヒロイン達を相手にすると、それが却って緩衝材のような感じになっており、個性同士のぶつかり合いにならないのは見事だと思った。桜やほたる、紅葉や六花、そして魔女アリスといった多くのヒロイン全員に対して、問題なく接することが出来るというのも……あれ、これ少し皮肉になるのかな? 嫌みにはならないだろうけど、この主人公にそういうことを言うと、ちょっと可哀想な気がしないでもない。
私はすぴぱらをファンタジー色のある学園モノだと思ってました。なにせ魔女が出てくる作品だし、魔法だの奇跡だのと行ったものは、それこそCIRCUS作品の頃から馴染み深いものでしたからね。まあ、D.C.なんかと違って純粋な魔法使い、あるいは魔女といった存在は、それこそアリスしか出てこなくて、他は彼女と契約して、自分の望みに見合った力を与えられている感じです。しかも、魔女との契約ですから代償や対価が付きもので、人魚姫が声を失ったように、アリスと取り引きをした者は、その魔法に匹敵する幸せな記憶が消えていきます。作中でこの代償を明確に支払っていたのは3人。一人は主人公、もう一人はその母である良子さん、そして最後は2章のヒロインほたるです。魔法と言っても様々なものがあり、それこそ魔女っ子のような変身能力もあれば、未来予知などの限定された力、奇跡という意味では今にも死にそうな子供を救ったりと、結構なんでもありになってます。
これらのことから、私はこの作品を単純な学園ファンタジーの一種だと考えていたのですが……そこは流石minoriと言うべきか、やられたとしか言い様がなかった。プレイして最初のプロローグみたいなシーンを見たときから、私の想像を超える何かを感じずにはいられなかったんだけど、2章に入った段階でその考えは確信に変わった。上で、ほたるを第2章のヒロインと書きましたが、では、すぴぱらもefと同じ章ごとに主人公とヒロインが変わるのかと言われれば、そうではないのです。主人公は一貫して、といってもまだ2章までしかありませんが、真田幸成が務めています。
最後までプレイしたとき、私はこのすぴぱらがSF作品だということを知りました。勿論、制作者側の意図は別にあるのかも知れませんが、私としては良く出来たSFだと思ったし、そう考えるとしっくり来るシーンがあまりにも多いんだよね。幸成とアリスの本当の関係や、真田六花の正体、そしてアリスは一体なにをしているのかなど、STORY#01だけでは分からないことが多すぎます。しかし、売り上げ的にminoriはすぴぱらで大敗して、続編の発売はハードルが高いらしい。とりあえず、「夏空のペルセウス」という18禁タイトルで凌ぐようですが……こちらも個人的には興味津々なタイトルなので、しばらくはminori作品をプレイし続けようと思います。これが一過性のブームじゃなければ、良いんですけど。
正式名称はすぴぱら - Alice the magical conductor. STORY#01 Spring Has Come !と非常に長い本作ですが、確か全3部作構成なんだったかな? efのときも前後編だったから、別に不思議はないのだけど、全年齢でもそれをやるってのは少し意外だったかも知れない。所謂美少女ゲームメーカー、私はエロゲブランドという表現が好きだけど、この所はギャルゲー制作が流行っているのか、えろげのコンシューマーではなく、最初から全年齢向けのギャルゲーを作ることが多いですね。私もエロゲユーザーの例に漏れず、エロゲブランドの全年齢作品というものには少なからず抵抗感があったんだけど、これがやってみると凄く面白いのよ。ギャルゲーだから、エロイシーンとかそう言うのはないんだけど、efから続くCGを多用したシーン作りに、何より個性的なキャラクターによる会話がとても良かった。
主人公はこういったゲームにありがちな、何でもそつなくこなすタイプの、敬語系キャラクターなんだけど、キャラの強いヒロイン達を相手にすると、それが却って緩衝材のような感じになっており、個性同士のぶつかり合いにならないのは見事だと思った。桜やほたる、紅葉や六花、そして魔女アリスといった多くのヒロイン全員に対して、問題なく接することが出来るというのも……あれ、これ少し皮肉になるのかな? 嫌みにはならないだろうけど、この主人公にそういうことを言うと、ちょっと可哀想な気がしないでもない。
私はすぴぱらをファンタジー色のある学園モノだと思ってました。なにせ魔女が出てくる作品だし、魔法だの奇跡だのと行ったものは、それこそCIRCUS作品の頃から馴染み深いものでしたからね。まあ、D.C.なんかと違って純粋な魔法使い、あるいは魔女といった存在は、それこそアリスしか出てこなくて、他は彼女と契約して、自分の望みに見合った力を与えられている感じです。しかも、魔女との契約ですから代償や対価が付きもので、人魚姫が声を失ったように、アリスと取り引きをした者は、その魔法に匹敵する幸せな記憶が消えていきます。作中でこの代償を明確に支払っていたのは3人。一人は主人公、もう一人はその母である良子さん、そして最後は2章のヒロインほたるです。魔法と言っても様々なものがあり、それこそ魔女っ子のような変身能力もあれば、未来予知などの限定された力、奇跡という意味では今にも死にそうな子供を救ったりと、結構なんでもありになってます。
これらのことから、私はこの作品を単純な学園ファンタジーの一種だと考えていたのですが……そこは流石minoriと言うべきか、やられたとしか言い様がなかった。プレイして最初のプロローグみたいなシーンを見たときから、私の想像を超える何かを感じずにはいられなかったんだけど、2章に入った段階でその考えは確信に変わった。上で、ほたるを第2章のヒロインと書きましたが、では、すぴぱらもefと同じ章ごとに主人公とヒロインが変わるのかと言われれば、そうではないのです。主人公は一貫して、といってもまだ2章までしかありませんが、真田幸成が務めています。
最後までプレイしたとき、私はこのすぴぱらがSF作品だということを知りました。勿論、制作者側の意図は別にあるのかも知れませんが、私としては良く出来たSFだと思ったし、そう考えるとしっくり来るシーンがあまりにも多いんだよね。幸成とアリスの本当の関係や、真田六花の正体、そしてアリスは一体なにをしているのかなど、STORY#01だけでは分からないことが多すぎます。しかし、売り上げ的にminoriはすぴぱらで大敗して、続編の発売はハードルが高いらしい。とりあえず、「夏空のペルセウス」という18禁タイトルで凌ぐようですが……こちらも個人的には興味津々なタイトルなので、しばらくはminori作品をプレイし続けようと思います。これが一過性のブームじゃなければ、良いんですけど。
二つの道を同時に駆ける
2012年9月13日 アニメ・マンガ9月末にTARI TARIのイベントが江の島で開催されて、私は当然申し込むつもりだったんだけど、ここに来て暗雲が立ち込めて来ました。というのも、すっかり忘れていたのですが、当日はDreamPartyの開催日でもあり、見事に時間帯がブッキングしてるんですね。まあ、正確なところを言えば午前の部と被っているだけなんだけど、午後の部なら行けるかと言えば結構微妙で……ドリパ行かなきゃ良いだけの話と言われても、それも結構難しくてさ。
DreamPartyというイベントを私は一度も好いたことがないんだけど、エロゲ系の大型イベントは、これと秋葉原電気外祭りぐらいしかないですから、なかなか行かないという選択肢が取れなくてね。私がよく行くのはCUFFS/Sphere/CUBEな訳ですが、あそこはドリパのグッズ、特に新作テレカを通販したり、コミケ等で再販すると言うことがありませんから、会場に行って買う以外に方法がないんですよ。オークションなんかはもってのほかだしね。
Sphere以外にも新作グッズ出すところは多いだろうし、まあ、イベントそのものはともかくとしても、行く価値はそれなりにあるから困ったものです。もっとも、ドリパも昨今は過疎が目立っているからか、一度値上げした入場料を再度値下げ……といっても元の価格に戻しただけですが、それに加えて年齢制限ブースも撤廃してしまいましたからね。18禁の、つまりエロゲーブランドをイベントから閉め出したとかではなくて、単純にこれまで18禁と一般に別れていた会場の区切りを撤廃して、一つに戻したというのです。あれだけ年齢制限に対してでかい口を叩き、回を重ねるごとに年齢確認等に手間を掛けていたというのに、それを急に撤廃するとか何を考えているんでしょうね。しかもその理由が、結局のところ参加者の減少を食い止め、増加に結びつけるためだし。そりゃ、イベントがなくなったら元も子もないのでしょうが、何て言うかなぁ……まあ、不便だったから、それが解消されることは喜ぶべきところなんだろうけど、それで良いのかと思わなくもない。
本当にドリパからTARI TARI回すことは不可能なのか? と言われると、午後の部であれば間に合わなくもありません。意外に思われるかも知れませんが、国際展示場から江の島、特に片瀬江ノ島駅は1時間と少し程度の距離にあって、例えば12時に会場を出たとしても午後の部の集合時間に間に合う計算になります。まあ、そんなに早く会場を出られるわけはないのだけど、買うものだけ買ってさっさと出るとかすれば、多少忙しなくとも行くことは出来る。
ただ、午前の部より午後の部の方が倍率は上がるだろうし、そこまでして行くべきかどうか? という悩みもあります。勿論、TARI TARIという作品は好きだし、イベントにも興味はあるんだけど、ドリパから回すとなるとね……あまり疲れることはしたくない、というのが本音だったりする。グッズの山抱えて江の島まで行くってのもアレですし。
まあ、応募したところで当選するかどうかって話でもあるから、応募だけしてみるってのも一つの手なんですけどね。当選しなければそれまでだし、Anotherと違ってそんな簡単に当たる物でもないでしょう。コンドルクインズは来ないみたいだけど、歌のイベントは人気があるからね。TARI TARI自体は今期のアニメの中でも評価の高い作品だし、江の島がイベント会場として行きやすいかという問題を置いておけば、参加希望の人は多いんじゃないかと思います。ついでに聖地巡礼も出来るんだから、そう考えれば一石二鳥ですし。まあ、当日は相応に混雑しているんでしょうけど、あそこも観光地ですからね。見るべきところは沢山ありますし、食べるものも色々です。しらすでも買って帰れば良いんじゃないかな。
私はとりあえずドリパに集中することとします。まあ、アーリーチケットも普通に買う予定ですから、よっぽどのことがない限りは問題ないと思うけど、何かとんでもないグッズとか出た場合、それに対する対応なども考えないと行けないので。正直、軍資金がないのだけど、こればっかりは何とか用意するしかない。布物とか高いものを避けつつ、テレカとかだけに抑えれば出費も少なくて済むのでしょうけど、ああいうところに行くとついつい買い込んでしまうのが私でして。今年の夏コミとか、節約とかどこに行ったのか、というぐらい金を使ってしまいましたからね。ドリパで具体的にどんなグッズが出るのかは分からないけど、財布の紐を堅く締めるか、最初から金を持っていかないかしないと、何かに使ってしまいそうで怖い。自制心というのは、欲望の前には案外脆いものだから。
DreamPartyというイベントを私は一度も好いたことがないんだけど、エロゲ系の大型イベントは、これと秋葉原電気外祭りぐらいしかないですから、なかなか行かないという選択肢が取れなくてね。私がよく行くのはCUFFS/Sphere/CUBEな訳ですが、あそこはドリパのグッズ、特に新作テレカを通販したり、コミケ等で再販すると言うことがありませんから、会場に行って買う以外に方法がないんですよ。オークションなんかはもってのほかだしね。
Sphere以外にも新作グッズ出すところは多いだろうし、まあ、イベントそのものはともかくとしても、行く価値はそれなりにあるから困ったものです。もっとも、ドリパも昨今は過疎が目立っているからか、一度値上げした入場料を再度値下げ……といっても元の価格に戻しただけですが、それに加えて年齢制限ブースも撤廃してしまいましたからね。18禁の、つまりエロゲーブランドをイベントから閉め出したとかではなくて、単純にこれまで18禁と一般に別れていた会場の区切りを撤廃して、一つに戻したというのです。あれだけ年齢制限に対してでかい口を叩き、回を重ねるごとに年齢確認等に手間を掛けていたというのに、それを急に撤廃するとか何を考えているんでしょうね。しかもその理由が、結局のところ参加者の減少を食い止め、増加に結びつけるためだし。そりゃ、イベントがなくなったら元も子もないのでしょうが、何て言うかなぁ……まあ、不便だったから、それが解消されることは喜ぶべきところなんだろうけど、それで良いのかと思わなくもない。
本当にドリパからTARI TARI回すことは不可能なのか? と言われると、午後の部であれば間に合わなくもありません。意外に思われるかも知れませんが、国際展示場から江の島、特に片瀬江ノ島駅は1時間と少し程度の距離にあって、例えば12時に会場を出たとしても午後の部の集合時間に間に合う計算になります。まあ、そんなに早く会場を出られるわけはないのだけど、買うものだけ買ってさっさと出るとかすれば、多少忙しなくとも行くことは出来る。
ただ、午前の部より午後の部の方が倍率は上がるだろうし、そこまでして行くべきかどうか? という悩みもあります。勿論、TARI TARIという作品は好きだし、イベントにも興味はあるんだけど、ドリパから回すとなるとね……あまり疲れることはしたくない、というのが本音だったりする。グッズの山抱えて江の島まで行くってのもアレですし。
まあ、応募したところで当選するかどうかって話でもあるから、応募だけしてみるってのも一つの手なんですけどね。当選しなければそれまでだし、Anotherと違ってそんな簡単に当たる物でもないでしょう。コンドルクインズは来ないみたいだけど、歌のイベントは人気があるからね。TARI TARI自体は今期のアニメの中でも評価の高い作品だし、江の島がイベント会場として行きやすいかという問題を置いておけば、参加希望の人は多いんじゃないかと思います。ついでに聖地巡礼も出来るんだから、そう考えれば一石二鳥ですし。まあ、当日は相応に混雑しているんでしょうけど、あそこも観光地ですからね。見るべきところは沢山ありますし、食べるものも色々です。しらすでも買って帰れば良いんじゃないかな。
私はとりあえずドリパに集中することとします。まあ、アーリーチケットも普通に買う予定ですから、よっぽどのことがない限りは問題ないと思うけど、何かとんでもないグッズとか出た場合、それに対する対応なども考えないと行けないので。正直、軍資金がないのだけど、こればっかりは何とか用意するしかない。布物とか高いものを避けつつ、テレカとかだけに抑えれば出費も少なくて済むのでしょうけど、ああいうところに行くとついつい買い込んでしまうのが私でして。今年の夏コミとか、節約とかどこに行ったのか、というぐらい金を使ってしまいましたからね。ドリパで具体的にどんなグッズが出るのかは分からないけど、財布の紐を堅く締めるか、最初から金を持っていかないかしないと、何かに使ってしまいそうで怖い。自制心というのは、欲望の前には案外脆いものだから。
先日、友人に誘われて新宿のゲームセンターに行きました。とらのあなから程近い、なんて名前のお店かは忘れましたけど、一緒にクイズマジックアカデミーをプレイして欲しいと言われましてね。一般的にQMAと略されることの多いアーケードゲームですが、何でもそこのライトノベル検定というものが結構難しいらしく、要するに「お前、そっち系の業界人なんだから協力しろよ」ってことみたい。まあ、私も数年前に遊んでいたことのあるゲームだし、どうせ暇だったからとその頼みを聞き入れることにしました。
最後にやったのが何年前ということだけあって、QMAは私がやっていた頃から幾分か進化を遂げていました。今のバージョンがいくつなのか、正確なところを私は知りませんけど、基本的なことはともかくとしても、問題は着実に最新の物になっているし、かつてはなかった形式のクイズなど、戸惑う部分も多々ありました。私は確かに出版系で働いている人ですが、そこまでライトノベルにどっぷりつかっているわけでもないし、そもそも最近の作品はあまり読む機会が少ないこともあって、問題にも結構苦戦したしね。まあ、結果として検定はクリアしましたし、役立たずだったわけじゃないと信じたいですが、知らない作品が意外なほど多くて、でも、問題になるぐらいだからそれなりに知名度があるって事なんだろうか。私はすっかりラノベから離れていることもあってか、昔の作品は9割方分かるんだけど、今時の奴はサッパリだった。だから、殆どが勘でしたね。
それにタッチパネルというのも久しぶりだったから、入力ミスとかも結構目立って……あれ、やっぱり私、足手まといだったかな? クリアは何とか出来ましたけど、検定としてのレベルはSとかその辺だったか、まだ上があるとのことでした。友人もこの所は時間があるのか、よくゲームセンターで遊んでいることが多いらしいけど、まさか今更QMAに嵌まるとは思わなかった。古くさいとは言わないけど、ブームは何年か前のような気もするし、私がやっていたのも周りで話題になっていたからだし。意外とね、流行に乗せられやすいんですよ。自分で勝手に乗っているだけというのもあるけど。
何度か日記には書いてると思いますが、私は基本的にゲームセンターという物が好きじゃなくて、あの柄の悪さとタバコ臭さを敬遠して、滅多なことでは行かない場所です。昨今流行のアミューズメントパークみたいのは少なからずマシみたいですが、ゲーセンというのは小汚いのが当たり前みたいな場所だから、継続的に通いたくないんですよね。勿論、お金が勿体ないという、ケチならではの理由もありますが。
横浜で有名なゲーセンが幾つか潰れて、そのうちの一つであるアメリカングラフティの跡地は、この程中古専門のアダルトショップ、ムーランになりました。掘り出し物でもないかと思ってエロゲコーナーを覗いたりしましたが、これと言って珍しい物はなく、強いて言うなら買い取り価格が他の店舗よりも高いってのが魅力でしょうか? 同じムーランでも秋葉原などよりはよっぽど高く買い取ってくれるそうで、新作であればビブレの上にあるソフマップよりかは、良い値が付くかと思います。まあ、ラムタラとムーランが店内の空気が独特だから、それを理由に入らない人も少なくないのでしょうが、そんなに悪い店舗でもなかったですよ。
ちなみに一階部分はソフトバンクショップになっていて、純白の店内が上のムーランと対照的で、何とも微妙な雰囲気を醸し出しています。ラムタラ系は資本力があるのか知りませんが、一度出店するとなかなか閉店しないというイメージがある。横浜駅前のラムタラも、結構長いこといる気がしますし。
話が逸れたけど、ゲーセンと言えば七島こと、セブンアイランドの跡地はどうなるのかな。まさかフリーダムだけが残るとは思わなかったけど、どの店も昔入ったことのある場所だけに、なんとも寂しい気持ちになるね。
そういえば、今週の氷菓でバーチャロンをやってましたけど、バーチャロンの筐体ってまだゲーセンにあるんでしょうかね? セガワールドとかにはあるのかも知れないけど、若い頃は私もよくやったっけ。操縦桿を握るって感覚が結構新鮮で、弱かったけど、見かける度にプレイしていた気がする。まあ、私もいい歳だし、元から好きじゃないのでゲーセンに足繁く通うなんてことは今後もないでしょうけど、誘われた場合はやぶさかでもないから、そういった機会があるなら、また行ってみようかと思います。どうにもアーケードゲームというのは技術の世界というイメージが強くて、私みたいな弱者には敷居が高くてね。まあ、QMAに関しては教養と情報のような気もするけど……難しい物です。
最後にやったのが何年前ということだけあって、QMAは私がやっていた頃から幾分か進化を遂げていました。今のバージョンがいくつなのか、正確なところを私は知りませんけど、基本的なことはともかくとしても、問題は着実に最新の物になっているし、かつてはなかった形式のクイズなど、戸惑う部分も多々ありました。私は確かに出版系で働いている人ですが、そこまでライトノベルにどっぷりつかっているわけでもないし、そもそも最近の作品はあまり読む機会が少ないこともあって、問題にも結構苦戦したしね。まあ、結果として検定はクリアしましたし、役立たずだったわけじゃないと信じたいですが、知らない作品が意外なほど多くて、でも、問題になるぐらいだからそれなりに知名度があるって事なんだろうか。私はすっかりラノベから離れていることもあってか、昔の作品は9割方分かるんだけど、今時の奴はサッパリだった。だから、殆どが勘でしたね。
それにタッチパネルというのも久しぶりだったから、入力ミスとかも結構目立って……あれ、やっぱり私、足手まといだったかな? クリアは何とか出来ましたけど、検定としてのレベルはSとかその辺だったか、まだ上があるとのことでした。友人もこの所は時間があるのか、よくゲームセンターで遊んでいることが多いらしいけど、まさか今更QMAに嵌まるとは思わなかった。古くさいとは言わないけど、ブームは何年か前のような気もするし、私がやっていたのも周りで話題になっていたからだし。意外とね、流行に乗せられやすいんですよ。自分で勝手に乗っているだけというのもあるけど。
何度か日記には書いてると思いますが、私は基本的にゲームセンターという物が好きじゃなくて、あの柄の悪さとタバコ臭さを敬遠して、滅多なことでは行かない場所です。昨今流行のアミューズメントパークみたいのは少なからずマシみたいですが、ゲーセンというのは小汚いのが当たり前みたいな場所だから、継続的に通いたくないんですよね。勿論、お金が勿体ないという、ケチならではの理由もありますが。
横浜で有名なゲーセンが幾つか潰れて、そのうちの一つであるアメリカングラフティの跡地は、この程中古専門のアダルトショップ、ムーランになりました。掘り出し物でもないかと思ってエロゲコーナーを覗いたりしましたが、これと言って珍しい物はなく、強いて言うなら買い取り価格が他の店舗よりも高いってのが魅力でしょうか? 同じムーランでも秋葉原などよりはよっぽど高く買い取ってくれるそうで、新作であればビブレの上にあるソフマップよりかは、良い値が付くかと思います。まあ、ラムタラとムーランが店内の空気が独特だから、それを理由に入らない人も少なくないのでしょうが、そんなに悪い店舗でもなかったですよ。
ちなみに一階部分はソフトバンクショップになっていて、純白の店内が上のムーランと対照的で、何とも微妙な雰囲気を醸し出しています。ラムタラ系は資本力があるのか知りませんが、一度出店するとなかなか閉店しないというイメージがある。横浜駅前のラムタラも、結構長いこといる気がしますし。
話が逸れたけど、ゲーセンと言えば七島こと、セブンアイランドの跡地はどうなるのかな。まさかフリーダムだけが残るとは思わなかったけど、どの店も昔入ったことのある場所だけに、なんとも寂しい気持ちになるね。
そういえば、今週の氷菓でバーチャロンをやってましたけど、バーチャロンの筐体ってまだゲーセンにあるんでしょうかね? セガワールドとかにはあるのかも知れないけど、若い頃は私もよくやったっけ。操縦桿を握るって感覚が結構新鮮で、弱かったけど、見かける度にプレイしていた気がする。まあ、私もいい歳だし、元から好きじゃないのでゲーセンに足繁く通うなんてことは今後もないでしょうけど、誘われた場合はやぶさかでもないから、そういった機会があるなら、また行ってみようかと思います。どうにもアーケードゲームというのは技術の世界というイメージが強くて、私みたいな弱者には敷居が高くてね。まあ、QMAに関しては教養と情報のような気もするけど……難しい物です。
コミックマーケット82~西館に並んだ2日目~
2012年8月11日 アニメ・マンガコミックマーケット82も2日目ということで、今日は始発で西に並びました。西に並んだのは何年振りか、というレベルでしたが、もう5年ぐらいは 並んだ記憶がありません。それだけ普段は東館に集中しているわけですが、翌々考えてみれば明日3日目はサークル参加なのだから、今年の夏コミは東 待機列に並ぶことがないんですね。何とも変な気分になりますが、まあ、こんなこともあるのでしょう。結構前から雨の予報があったこともあり、待機 列は日差しを雲に遮られ、なかなかに過ごしやすかった気がします。まあ、時間が経つにつれて雲は取り払われ暑くなってきたんですが……夏は暑いも のなんだから仕方ない。
最近、絵の趣味が変わってきたのか、昔はそれほど興味がなかったサークルに並ぶことが多くなりました。新規開拓というよりは視点を変えたという か、今頃になって良さが分かるようになってきたとか、そういう感じ。1日目から2日目に移動して、私がいつも行っているのは魔法探偵社だったけど、今回はそれを次点において、先にCHRONOLOGへ行きました。高名な原画家である桜沢いづみさん のサークルですけど、おや、偶然にも2日間連続でイズミないし、いづみという人のサークルに行ってますね。まあ、そんなことはどうでも良いのだけ ど、この人の絵柄は昔から気に入ってはいましたが、コミケで真っ先に並ぶほど熱を入れてるほどでもなくて、着目するようになったのは実のところ最 近。ソウルイーターのクロナ本を出し始めた頃ですから。私は決してロリコンではないですが、この人の書くプニロリ系の絵は心が安まるというか、癒 やされるものが多くて、内容自体はどぎついハード系も少なくないのだけど、このところは好んで読んでたりします。
夏コミのジャンルとして目立っていたのはSAOという奴ですが、男女両方という意味では、やはり妖狐×僕SSが根強い印象を受け、 CHRONOLOGもまた今回はこの作品をメインに扱ってきました。そういえば、前回のサンクリではえれっとのうつらうららかと、なつめえりのい ちごさいずが合同で妖狐×僕SSの本を出していましたけど、ああいうぷにぷにした感じの絵を描くところに人気なんですかね? まあ、そんなことも ないんだと思いますが、真っ先に行ったからか無事に全部買うことが出来ました。
続いて魔法探偵社なわけですが、 その前に一つ立ち寄ったところがあって、なんとびっくりヨスガノソラ本が出てました。といっても新作ではなく、3年ほど前に出た同人誌が総集編に再録されていただけなんですが、まさか、あの作品をまた見ることになろうとは思わなかった。私は世にあるヨスガノソラ同人誌の9割を持っているので、当然、今回の総集編に再録された作品も知っているのだけど……まあ、それだけに色々複雑な思いがありまして。初版で買った際に、随分と精神的に傷めつけられた内容だっただけにね。まあ、人様の出している本に同じ狢がごちゃごちゃ言うのもどうかと思うんだけど、嫌な再会もあったものです。
魔法探偵社は非常口から入れるタイプの配置で、しかも2列だったから予想以上に時間が掛かりました。1時間というほどでは無かったにせよ、数十分程度は待ったと思う。いつも1日目で真っ先に行く場合は、精々20分ぐらいで買えるのだけど、配置の影響もあってか後回しにすると結構掛かりますね。いや、暑かった。
東館に行く用事がなかったのでそのまま企業に上がり、前日資金不足で買えなかったグッズを幾つか購入。やっぱ、今年の夏コミは企業で金を使いまくってる気がする。グッズの総量としてはそれほどでもないのだろうけど、布モノとかは高いから……SphereというかCUBEの無料配布にも興味はあったんですが、13時開始のところを全日15時からに変更したらしいので、流石にそんな時間まではいられないやと回避しました。本当は他にも色々欲しいものはあったんだけど、全部買ったら破産してしまうので。
結局、会場を出たのは1日目より同じぐらいの時間だったかな? 1日目が13時頃ですから、例年通りというには僅かに早い気もするけど、体力温存という割には結構足とかきつかったから、長時間留まるのは危険だと思ったので。買い物するお金も残ってなかったし。後日になって計算したら、私って今回のコミケでとんでもない額を使っていたことが判明するのだけど、このときはとにかく欲しい物を手に入れることだけを考えてたなぁ。まあ、コミケなんて大体いつもそんな感じですが、印刷費合わせると一年の稼ぎぐらい使っていたような気もして、流石に動揺しています。けど、それもまたコミケというものなのでしょう。明日はいよいよ、サークル参加の3日目です。
最近、絵の趣味が変わってきたのか、昔はそれほど興味がなかったサークルに並ぶことが多くなりました。新規開拓というよりは視点を変えたという か、今頃になって良さが分かるようになってきたとか、そういう感じ。1日目から2日目に移動して、私がいつも行っているのは魔法探偵社だったけど、今回はそれを次点において、先にCHRONOLOGへ行きました。高名な原画家である桜沢いづみさん のサークルですけど、おや、偶然にも2日間連続でイズミないし、いづみという人のサークルに行ってますね。まあ、そんなことはどうでも良いのだけ ど、この人の絵柄は昔から気に入ってはいましたが、コミケで真っ先に並ぶほど熱を入れてるほどでもなくて、着目するようになったのは実のところ最 近。ソウルイーターのクロナ本を出し始めた頃ですから。私は決してロリコンではないですが、この人の書くプニロリ系の絵は心が安まるというか、癒 やされるものが多くて、内容自体はどぎついハード系も少なくないのだけど、このところは好んで読んでたりします。
夏コミのジャンルとして目立っていたのはSAOという奴ですが、男女両方という意味では、やはり妖狐×僕SSが根強い印象を受け、 CHRONOLOGもまた今回はこの作品をメインに扱ってきました。そういえば、前回のサンクリではえれっとのうつらうららかと、なつめえりのい ちごさいずが合同で妖狐×僕SSの本を出していましたけど、ああいうぷにぷにした感じの絵を描くところに人気なんですかね? まあ、そんなことも ないんだと思いますが、真っ先に行ったからか無事に全部買うことが出来ました。
続いて魔法探偵社なわけですが、 その前に一つ立ち寄ったところがあって、なんとびっくりヨスガノソラ本が出てました。といっても新作ではなく、3年ほど前に出た同人誌が総集編に再録されていただけなんですが、まさか、あの作品をまた見ることになろうとは思わなかった。私は世にあるヨスガノソラ同人誌の9割を持っているので、当然、今回の総集編に再録された作品も知っているのだけど……まあ、それだけに色々複雑な思いがありまして。初版で買った際に、随分と精神的に傷めつけられた内容だっただけにね。まあ、人様の出している本に同じ狢がごちゃごちゃ言うのもどうかと思うんだけど、嫌な再会もあったものです。
魔法探偵社は非常口から入れるタイプの配置で、しかも2列だったから予想以上に時間が掛かりました。1時間というほどでは無かったにせよ、数十分程度は待ったと思う。いつも1日目で真っ先に行く場合は、精々20分ぐらいで買えるのだけど、配置の影響もあってか後回しにすると結構掛かりますね。いや、暑かった。
東館に行く用事がなかったのでそのまま企業に上がり、前日資金不足で買えなかったグッズを幾つか購入。やっぱ、今年の夏コミは企業で金を使いまくってる気がする。グッズの総量としてはそれほどでもないのだろうけど、布モノとかは高いから……SphereというかCUBEの無料配布にも興味はあったんですが、13時開始のところを全日15時からに変更したらしいので、流石にそんな時間まではいられないやと回避しました。本当は他にも色々欲しいものはあったんだけど、全部買ったら破産してしまうので。
結局、会場を出たのは1日目より同じぐらいの時間だったかな? 1日目が13時頃ですから、例年通りというには僅かに早い気もするけど、体力温存という割には結構足とかきつかったから、長時間留まるのは危険だと思ったので。買い物するお金も残ってなかったし。後日になって計算したら、私って今回のコミケでとんでもない額を使っていたことが判明するのだけど、このときはとにかく欲しい物を手に入れることだけを考えてたなぁ。まあ、コミケなんて大体いつもそんな感じですが、印刷費合わせると一年の稼ぎぐらい使っていたような気もして、流石に動揺しています。けど、それもまたコミケというものなのでしょう。明日はいよいよ、サークル参加の3日目です。
コミックマーケット82~10年の想いを込めた1日目~
2012年8月10日 アニメ・マンガコミックマーケットの1日目ということで、今年は事情があって少し遅めの到着になりました。初日に始発でコミケに出かけないというのは久しぶりのことで、私はなんだか不思議な感じだったんですが、たまにはこういうのも新鮮でいいですね。去年の冬コミと違い、夏コミはどう計算しても節約や節制を目標にすることが出来なかったから、サークル参加の3日目に備えて体力温存の方向に切り替えていたので、まあ、結果的には良かったんじゃないかなと。
今回の夏コミは、普段1日目に配置されている大手サークルの大半が2日目の西館に移動するという凄まじい現象が発生し、逆に普段は3日目に配置されているようなサークルが1日目に移動してくるなど、とにかく大手サークルの参加日に結構変動が見られました。勿論、目についたのが大手というだけであって、本当は島中やお誕生日席でも移動は合ったのかも知れませんが、最近は島めぐりも特にしませんからね。去年か一昨年辺りは、何を思ったか島の開拓をしようと色々チェックしてましたけど、このところはいつも行っているところを重点的に回るだけで、新しい所ってのはあまり考えてないかな。
そもそも、私の通っているサークルだって最初から壁とかシャッター前だったわけじゃないし、今現在の配置を持って大手ばっかり行ってるというのは、少し違う気もするし。
1日目のサークルスペースにおける目的は3つほど合って、そのどれもがかなり近場に配置されていました。一つはいつも行っているサークルですけど、もう一つは前述のように普段は3日目に配置されている、依澄れいさんのイヅミヤです。ここは今回、自身がかつて漫画を描いていた.hack//黄昏の腕輪伝説の10周年記念本を出しており、うででんの大ファンである私としては、同時頒布のグッズセット含めて何がなんでも欲しかった。
色々と努力した結果、なんと列の一番最初に並ぶことへ成功し、10周年記念本&グッズセットを最初にゲットする栄誉に与りました。いや、本当に嬉しかったね。私、やっぱりうででんが好きなんだよ。サイト作ったまま、時間なくて放置しちゃってますけど、あれもなんとか盛り上げていきたいなと改めて思いました。
ちなみに、うででん10周年記念本は第1弾とのことで、既に第2弾が決まっているらしい。本に予告編が載ってましたし、おそらく冬コミで出るのでしょう。何で1弾も2弾も凰花がメインなんだろうというのはともかく、今から楽しみでなりません。折角だし、私も便乗してなにか書いてみようかな……
10周年といえばもう一つ、大島永遠の女子高生シリーズが10周年を迎えたとかで、記念本を出すとのことで数年ぶりにコミケ参加をしていました。原作が好きだったことと、イヅミヤからとても近い距離にあったことから、私は比較的早く並ぶことが出来たのですが、頒布物の値段設定もあってか後々は詰まっていたようですね。大手は色々グッズとか作りますから、頒布物の値段がギリギリになるのは分かるんだけど、やっぱりああいう場所だと切りの良い数字がいいと思う。後で計算するときも楽だし。
それが終わったら隣に配置されていた、いつも行っているサークルにおじゃまして新刊等を買いつつ挨拶。再来月に開催される、とある作品のプチオンリーについて話したりしました。まあ、その件についてはまた話すこともあるだろうけど、私としては思い出深いジャンルなので、是非参加したいと思っていたり。時間あれば良いんだけど。
サークルスペースでの用事を早々に終わらせた後は、企業に上がってグッズの購入を始めました。今回、意外なほど企業で買うものが多くて、予算の大半はそちらに割り振っていたように思います。私が企業ブースに一番熱中していたのは、2005年ぐらいがピークだった気がしますけど、最近はまた企業のグッズにも食指を伸ばすようになってきた。中でも、原稿の息抜きにと、積んでいたエロゲの一つをやり始めたのが割りと影響していて、EX-ONEの真夏の夜の雪物語がそうなんですが、これかなりいいね。近年やったエロゲでは、一番いいかもしれない。詳細はまたコミケ明けにでも書こうと思いますが、私としては久々のヒットでした。
他にもQ-Xが誇る名作、こころナビの今関凛子抱き枕とか、比較的布モノの購入が多かったかな。それ故に資金の方もかなり逼迫していたのだけど、まあ、後悔はしてません。今回の夏コミで、買って後悔したものってのは殆ど無いんだよね。勿論、買い逃しや買い漏らしもあったから、それについては悔しい思いもしてますけど、少なくとも自分の意思で手に入れたものに関しては、物凄く満足しています。こういう気分になれるってのは、良いことだよね。
そういや、久弥直樹の新作も買ったけど、まだ読んでないな……さて、どの袋に入れたものやら。
今回の夏コミは、普段1日目に配置されている大手サークルの大半が2日目の西館に移動するという凄まじい現象が発生し、逆に普段は3日目に配置されているようなサークルが1日目に移動してくるなど、とにかく大手サークルの参加日に結構変動が見られました。勿論、目についたのが大手というだけであって、本当は島中やお誕生日席でも移動は合ったのかも知れませんが、最近は島めぐりも特にしませんからね。去年か一昨年辺りは、何を思ったか島の開拓をしようと色々チェックしてましたけど、このところはいつも行っているところを重点的に回るだけで、新しい所ってのはあまり考えてないかな。
そもそも、私の通っているサークルだって最初から壁とかシャッター前だったわけじゃないし、今現在の配置を持って大手ばっかり行ってるというのは、少し違う気もするし。
1日目のサークルスペースにおける目的は3つほど合って、そのどれもがかなり近場に配置されていました。一つはいつも行っているサークルですけど、もう一つは前述のように普段は3日目に配置されている、依澄れいさんのイヅミヤです。ここは今回、自身がかつて漫画を描いていた.hack//黄昏の腕輪伝説の10周年記念本を出しており、うででんの大ファンである私としては、同時頒布のグッズセット含めて何がなんでも欲しかった。
色々と努力した結果、なんと列の一番最初に並ぶことへ成功し、10周年記念本&グッズセットを最初にゲットする栄誉に与りました。いや、本当に嬉しかったね。私、やっぱりうででんが好きなんだよ。サイト作ったまま、時間なくて放置しちゃってますけど、あれもなんとか盛り上げていきたいなと改めて思いました。
ちなみに、うででん10周年記念本は第1弾とのことで、既に第2弾が決まっているらしい。本に予告編が載ってましたし、おそらく冬コミで出るのでしょう。何で1弾も2弾も凰花がメインなんだろうというのはともかく、今から楽しみでなりません。折角だし、私も便乗してなにか書いてみようかな……
10周年といえばもう一つ、大島永遠の女子高生シリーズが10周年を迎えたとかで、記念本を出すとのことで数年ぶりにコミケ参加をしていました。原作が好きだったことと、イヅミヤからとても近い距離にあったことから、私は比較的早く並ぶことが出来たのですが、頒布物の値段設定もあってか後々は詰まっていたようですね。大手は色々グッズとか作りますから、頒布物の値段がギリギリになるのは分かるんだけど、やっぱりああいう場所だと切りの良い数字がいいと思う。後で計算するときも楽だし。
それが終わったら隣に配置されていた、いつも行っているサークルにおじゃまして新刊等を買いつつ挨拶。再来月に開催される、とある作品のプチオンリーについて話したりしました。まあ、その件についてはまた話すこともあるだろうけど、私としては思い出深いジャンルなので、是非参加したいと思っていたり。時間あれば良いんだけど。
サークルスペースでの用事を早々に終わらせた後は、企業に上がってグッズの購入を始めました。今回、意外なほど企業で買うものが多くて、予算の大半はそちらに割り振っていたように思います。私が企業ブースに一番熱中していたのは、2005年ぐらいがピークだった気がしますけど、最近はまた企業のグッズにも食指を伸ばすようになってきた。中でも、原稿の息抜きにと、積んでいたエロゲの一つをやり始めたのが割りと影響していて、EX-ONEの真夏の夜の雪物語がそうなんですが、これかなりいいね。近年やったエロゲでは、一番いいかもしれない。詳細はまたコミケ明けにでも書こうと思いますが、私としては久々のヒットでした。
他にもQ-Xが誇る名作、こころナビの今関凛子抱き枕とか、比較的布モノの購入が多かったかな。それ故に資金の方もかなり逼迫していたのだけど、まあ、後悔はしてません。今回の夏コミで、買って後悔したものってのは殆ど無いんだよね。勿論、買い逃しや買い漏らしもあったから、それについては悔しい思いもしてますけど、少なくとも自分の意思で手に入れたものに関しては、物凄く満足しています。こういう気分になれるってのは、良いことだよね。
そういや、久弥直樹の新作も買ったけど、まだ読んでないな……さて、どの袋に入れたものやら。
ヴァニタスの羊 流れゆく想い
2012年7月3日 アニメ・マンガ
最近、ヴァニタスの羊でこの日記に飛んでくる人があまりに多いので、試しに検索してみたら私が書いた感想が、かなり上位に出るみたいですね。正直、あの感想は初プレイそのままに書いたものだから、今とは全然違う辛口な批評になっているのだけど、だからといって書き直したり、消すのもどうかと思うので残しておきます。なので、今日は現在の私の中にあるヴァニタスの羊に対する感想や意見のようなものを書いていきましょうか? 実はあれから1年以上経って、私の中でヴァニタスの羊は最も好きなエロゲの一つになるまで大切な作品になったので、まあ、夏コミでヴァニタスの羊本も出すことだし、2012年版ってことで一つ。
ヴァニタスの羊とは、そもそもRococo Worksが昨年の4月頃に発売したエロゲで、中世欧風戦記浪漫群像劇と題したジャンルの作品になります。プレイしてみると、どこら辺が戦記で浪漫なのか謎が残りますけど、中世のドイツをモチーフとしたであろう城塞都市の描写が魅力的であり、薄暗い背景ながらも、原画家の笛さんのタッチもあってか、どこか絵本や童話の中に迷い込んだような印象を受けます。
メインとなる登場人物は全部で18人と結構多く、主人公はクロード・バトンという魔術師と薬草師を生業とする青年です。彼はメインヒロインにして、義姉のテレーゼ・コンラートと長い旅をしているのだけど、それには理由があって物語まず9年前から始まります。9年前、帝国の首都であるエンゲルブルクへ、父親であり魔術師のエリファス・バトンと共に訪れたクロードは、そこで暴漢に追われる少女、テレーゼに出会います。彼女はエリファスが、かつて親しくしていた女性、アルマ・コンラートの娘であり、親同士の関係もあり友人関係を築いていきました。少年時代の想い出という奴で、クロードもテレーゼも、この頃はそれなりに幸せそうだった。
アルマはテレーゼが何者かに狙われている事実に怯え、信頼するエリファスへと相談します。当然エリファスは魔術師として、かつて慕っていたアルマのために協力を惜しまず、息子であり弟子であるクロードも手助けをします。しかし、テレーゼに纏わる問題は意外なほど根が深い、もっと言えばエンゲルブルクという町そのものが絡んでいることが発覚し、解決は容易なものではありませんでした。脱出しようにも、テレーゼとアルマには町の外へ出ることが出来ないよう魔術まで掛けられている始末。
仕方なくエリファスは脱出計画を延期し、二人に魔術を掛けている魔術師を排除する方向で計画を練り直します。しかし、それは同時にエンゲルブルクと言う町に蔓延る闇そのものと対決することを意味していました。クロード曰く、世界一の魔術師であり、最高の師匠でもあるエリファスなら、それは可能なはずだった。しかし、世界に絶対というものは存在せず、万が一の自体がクロードとテレーゼを襲います。もし自分が合流できなかったとき、そのときは……父の言いつけを息子は、師の命令を弟子は忠実に実行しました。エリファスとアルマとの合流を果たせぬままに、クロードはテレーゼを連れてエンゲルブルクを脱出したのです。
そして物語は、ヴァニタスの羊は始まるのです。
時は流れ9年後、成長したクロードとテレーゼは父と母を探しにエンゲルブルクへと戻ってきます。本編は主にその部分を描いた物なんですが、テレーゼを除く攻略ヒロイン達は、ここに来て初めて出てくるんですよね。城主代行ヴィクトールの妹であるフラウエンや、娼館小さな唇亭の踊り子であるリアーヌ、そして帝国最高権力者の一角、教皇ブリジット・オベールなど、三人の娘が出てきます。もっとも、攻略ヒロインとしてのテレーゼもここで初めてお目見えするような物だから、プレイヤーとしての感覚差はそれほどないのかな。
9年という長い年月は、テレーゼから声を奪い、彼女は失声症によって喋ることが出来なくなっていました。意思疎通のためのカウベルを付けて、苦労の末にクロードだけは理解できるようになったけど、そうした境遇もまた、彼女の儚さを強調しています。二人は戻ってきたエンゲルブルクで両親のその後を辿り、ヒロイン達と知り合いつつも9年前のに何があったのか、事件の真相と真実に触れていく訳なのだけど……さて、そうした話に対して、同時の私はどんな日記を書いていたでしょうか?
ヴァニタスの羊 感想日記
URL:http://mlwhlw.diarynote.jp/201104240238102856/
自分でも頭を抱えたくなるほどに辛口な内容だけど、同時にこのときの薄偽りない気持ちでもあったんだろうなと思う。今はヴァニタスの鷹の存在を知ってしまったから、ある程度は納得出来てるんだけど、当時の私は作品を褒めるよりも先に、自分の中にある不満の方を優先してしまった。一見するとシナリオに対してなんだけど、今見るとほとんどキャラに付いてなんだよね。別に言い訳を書きたいわけじゃないからハッキリ言うと、今でも私は一部のキャラ、特にヴィクトールとリアーヌについては思うところがあって、それぞれ真逆の意味で納得いかない部分がある。
それは前回の感想日記で書いたとおり、報われない小悪党に成り下がってしまったヴィクトールの悲惨さと、娼婦であり殺し屋でありながらもクロードとくっついたリアーヌへの違和感、いや、不快感なんだけど、私は基本的にテレーゼへの気持ちが強すぎるんだろうね。私の恋愛の基本は移りゆく恋だというのは、この日記でも何度か書いているけど、元々相手がいる場合に関しては結構それを尊重したい方でさ。例えばメモオフ2ndとかね。
リアーヌに限った話ではないのだけど、9年間苦楽をともにして生き抜いてきたテレーゼから離れて、クロードが他のヒロインに走ることへの説得力のようなものが欠けていると感じたし、中でもリアーヌルートはテレーゼの内心が痛ましいこともあって、ちょっと許容できない部分が合ったんだと思う。当時はなんか、商売女差別みたいなこと書いてますが、勿論、そうした気持ちが残ってないわけでもない。
それから、フラウエンはその出自が出自だからともかく、ブリジットに関しては9年前の時点で出会っておくことは出来なかったのかなと思わないでもない。そうすれば、ブリジットがクロードに恋慕の情を抱く理由も何となく説得力が出るし、結局のところフラウエンにしろブリジットにせよ、テレーゼと過ごした9年間を上回るだけの存在だったと思えないのが、私が微妙に感じる一番の部分なんだろうね。
ただ、シナリオというか物語については当時と違って今はヴァニタスの鷹に付いて知っているから、何とも言えない部分がある。物足りなさを感じたボリュームも、本来は羊と鷹でセットの話だったと言われれば、納得出来てしまうんだよ。ヴァニタスの鷹を知らない人に軽く解説すると、本来この作品は9年前の首都脱出劇のところに選択肢のようなものがあって、それによって二人で脱出すると、クロード一人で脱出するという二つの話に分岐するはずだったそうです。羊はご存じ、クロードとテレーゼの話であり、鷹はクロードメインの話。完全に公開された情報ではないので、あまりネタバレになるようなことは書けないのだけど、かなりダーティーでシリアスな話になる予定だったらしい。でも、Rococo Worksは皆も知っている事情で窮地に立たされていたし、それによってヴァニタスの鷹を完成させることなく、羊のみで出さざるを得なかったのだとか。つまり、当時私や他のプレイヤーが感じていた消化不良やボリューム不足というのは、決して間違った意見でもなかったんだろうね。そこに悲惨な事情があったと言うだけで。
あの頃も書きましたけど、私にとってヴァニタスの羊はテレーゼが唯一ヒロインだと思っているし、その気持ちは今も変わらない。むしろ、鷹でテレーゼがあんなことになるのならば、尚更テレーゼが幸せになる道を探すべきだったのではないか? というのは、私が少し甘いのかな。テレーゼが羊において声を取り戻さなかった、いや、取り戻せなかった理由は得心が行きましたけど、それにしたって他ルートにおける彼女の扱いは少しぞんざいじゃないかと思うわけですよ。
羊はあくまでクロードとテレーゼの話だという意識が私の中では強く、それを満たしたいが故に夏コミのヴァニタス本を書いているのかなと、そんな気がします。現在、鋭意制作中ですが、ビックリするほど登場キャラクターが少なくて、もっと言うと羊の前日談みたいな話にしたいと思っているから、本当にクロードとテレーゼだけをメインにしてます。納得いかない部分を同人にぶつけるのもどうかと思うんだけど、なんだろうね、自分の思い描くカップリング像見たいのが、やっぱりあるんでしょう。勿論、原作における二人の関係は理想だし、それを崩したいわけじゃないのですが、他ルートをやったときに感じた違和感に対して、自分なりの答えを見つけたいのかも知れない。
実は入稿日まで10日もないので、早いとこ書き上げないと行けないのだけど、羊のサントラを聴きながら、あるいは羊をプレイしながら雰囲気を掴むのに必死です。原作のシナリオを担当されたJ-MENTさんは参考図書にハヤカワNVから出ている「黒のトイフェル」を上げていましたけど、私はそれを含めてもう何冊か読んでいて、多分、そっちの方の設定や書き方が色濃く出てしまうと思う。ヴァニタスの羊が現実世界において何世紀ぐらいの話になるのかは、作中の描写や登場する道具などから推察することが出来て、丁度それに見合った話を一つ知っていたのが大きいかな。
ヴァニタスの羊に関しては、もっともっと書きたいこと、語りたいことが多くて、私自身答えの出ていないことが沢山あります。今回もう一度感想もどきを書いたのは、当時よりはまだしも冷静に作品と向き合うことが出来るかと思ったからですが、内容自体はあまり大差ないものになりましたね。むしろ、私がヴァニタスの羊のどこが好きか、それを書くべきだったのではないかと思いますけど、それはまあ、同人誌の方に書いてみます。勿論、日記でもまだ書く機会はあるだろうから、そのときが来れば色々書くつもりではいますけど、今現在の私に言うべきことがあるとすれば、本当に良い作品なんですよ。過去に対する言い訳はしないが、ヴァニタスの羊は面白い作品なんです。Rococo Worksはなくなってしまいましたけど、ヴァニタスの羊はまだ買えますし、サントラ共々多くの人に触れて欲しいと思います。
ヴァニタスの羊とは、そもそもRococo Worksが昨年の4月頃に発売したエロゲで、中世欧風戦記浪漫群像劇と題したジャンルの作品になります。プレイしてみると、どこら辺が戦記で浪漫なのか謎が残りますけど、中世のドイツをモチーフとしたであろう城塞都市の描写が魅力的であり、薄暗い背景ながらも、原画家の笛さんのタッチもあってか、どこか絵本や童話の中に迷い込んだような印象を受けます。
メインとなる登場人物は全部で18人と結構多く、主人公はクロード・バトンという魔術師と薬草師を生業とする青年です。彼はメインヒロインにして、義姉のテレーゼ・コンラートと長い旅をしているのだけど、それには理由があって物語まず9年前から始まります。9年前、帝国の首都であるエンゲルブルクへ、父親であり魔術師のエリファス・バトンと共に訪れたクロードは、そこで暴漢に追われる少女、テレーゼに出会います。彼女はエリファスが、かつて親しくしていた女性、アルマ・コンラートの娘であり、親同士の関係もあり友人関係を築いていきました。少年時代の想い出という奴で、クロードもテレーゼも、この頃はそれなりに幸せそうだった。
アルマはテレーゼが何者かに狙われている事実に怯え、信頼するエリファスへと相談します。当然エリファスは魔術師として、かつて慕っていたアルマのために協力を惜しまず、息子であり弟子であるクロードも手助けをします。しかし、テレーゼに纏わる問題は意外なほど根が深い、もっと言えばエンゲルブルクという町そのものが絡んでいることが発覚し、解決は容易なものではありませんでした。脱出しようにも、テレーゼとアルマには町の外へ出ることが出来ないよう魔術まで掛けられている始末。
仕方なくエリファスは脱出計画を延期し、二人に魔術を掛けている魔術師を排除する方向で計画を練り直します。しかし、それは同時にエンゲルブルクと言う町に蔓延る闇そのものと対決することを意味していました。クロード曰く、世界一の魔術師であり、最高の師匠でもあるエリファスなら、それは可能なはずだった。しかし、世界に絶対というものは存在せず、万が一の自体がクロードとテレーゼを襲います。もし自分が合流できなかったとき、そのときは……父の言いつけを息子は、師の命令を弟子は忠実に実行しました。エリファスとアルマとの合流を果たせぬままに、クロードはテレーゼを連れてエンゲルブルクを脱出したのです。
そして物語は、ヴァニタスの羊は始まるのです。
時は流れ9年後、成長したクロードとテレーゼは父と母を探しにエンゲルブルクへと戻ってきます。本編は主にその部分を描いた物なんですが、テレーゼを除く攻略ヒロイン達は、ここに来て初めて出てくるんですよね。城主代行ヴィクトールの妹であるフラウエンや、娼館小さな唇亭の踊り子であるリアーヌ、そして帝国最高権力者の一角、教皇ブリジット・オベールなど、三人の娘が出てきます。もっとも、攻略ヒロインとしてのテレーゼもここで初めてお目見えするような物だから、プレイヤーとしての感覚差はそれほどないのかな。
9年という長い年月は、テレーゼから声を奪い、彼女は失声症によって喋ることが出来なくなっていました。意思疎通のためのカウベルを付けて、苦労の末にクロードだけは理解できるようになったけど、そうした境遇もまた、彼女の儚さを強調しています。二人は戻ってきたエンゲルブルクで両親のその後を辿り、ヒロイン達と知り合いつつも9年前のに何があったのか、事件の真相と真実に触れていく訳なのだけど……さて、そうした話に対して、同時の私はどんな日記を書いていたでしょうか?
ヴァニタスの羊 感想日記
URL:http://mlwhlw.diarynote.jp/201104240238102856/
自分でも頭を抱えたくなるほどに辛口な内容だけど、同時にこのときの薄偽りない気持ちでもあったんだろうなと思う。今はヴァニタスの鷹の存在を知ってしまったから、ある程度は納得出来てるんだけど、当時の私は作品を褒めるよりも先に、自分の中にある不満の方を優先してしまった。一見するとシナリオに対してなんだけど、今見るとほとんどキャラに付いてなんだよね。別に言い訳を書きたいわけじゃないからハッキリ言うと、今でも私は一部のキャラ、特にヴィクトールとリアーヌについては思うところがあって、それぞれ真逆の意味で納得いかない部分がある。
それは前回の感想日記で書いたとおり、報われない小悪党に成り下がってしまったヴィクトールの悲惨さと、娼婦であり殺し屋でありながらもクロードとくっついたリアーヌへの違和感、いや、不快感なんだけど、私は基本的にテレーゼへの気持ちが強すぎるんだろうね。私の恋愛の基本は移りゆく恋だというのは、この日記でも何度か書いているけど、元々相手がいる場合に関しては結構それを尊重したい方でさ。例えばメモオフ2ndとかね。
リアーヌに限った話ではないのだけど、9年間苦楽をともにして生き抜いてきたテレーゼから離れて、クロードが他のヒロインに走ることへの説得力のようなものが欠けていると感じたし、中でもリアーヌルートはテレーゼの内心が痛ましいこともあって、ちょっと許容できない部分が合ったんだと思う。当時はなんか、商売女差別みたいなこと書いてますが、勿論、そうした気持ちが残ってないわけでもない。
それから、フラウエンはその出自が出自だからともかく、ブリジットに関しては9年前の時点で出会っておくことは出来なかったのかなと思わないでもない。そうすれば、ブリジットがクロードに恋慕の情を抱く理由も何となく説得力が出るし、結局のところフラウエンにしろブリジットにせよ、テレーゼと過ごした9年間を上回るだけの存在だったと思えないのが、私が微妙に感じる一番の部分なんだろうね。
ただ、シナリオというか物語については当時と違って今はヴァニタスの鷹に付いて知っているから、何とも言えない部分がある。物足りなさを感じたボリュームも、本来は羊と鷹でセットの話だったと言われれば、納得出来てしまうんだよ。ヴァニタスの鷹を知らない人に軽く解説すると、本来この作品は9年前の首都脱出劇のところに選択肢のようなものがあって、それによって二人で脱出すると、クロード一人で脱出するという二つの話に分岐するはずだったそうです。羊はご存じ、クロードとテレーゼの話であり、鷹はクロードメインの話。完全に公開された情報ではないので、あまりネタバレになるようなことは書けないのだけど、かなりダーティーでシリアスな話になる予定だったらしい。でも、Rococo Worksは皆も知っている事情で窮地に立たされていたし、それによってヴァニタスの鷹を完成させることなく、羊のみで出さざるを得なかったのだとか。つまり、当時私や他のプレイヤーが感じていた消化不良やボリューム不足というのは、決して間違った意見でもなかったんだろうね。そこに悲惨な事情があったと言うだけで。
あの頃も書きましたけど、私にとってヴァニタスの羊はテレーゼが唯一ヒロインだと思っているし、その気持ちは今も変わらない。むしろ、鷹でテレーゼがあんなことになるのならば、尚更テレーゼが幸せになる道を探すべきだったのではないか? というのは、私が少し甘いのかな。テレーゼが羊において声を取り戻さなかった、いや、取り戻せなかった理由は得心が行きましたけど、それにしたって他ルートにおける彼女の扱いは少しぞんざいじゃないかと思うわけですよ。
羊はあくまでクロードとテレーゼの話だという意識が私の中では強く、それを満たしたいが故に夏コミのヴァニタス本を書いているのかなと、そんな気がします。現在、鋭意制作中ですが、ビックリするほど登場キャラクターが少なくて、もっと言うと羊の前日談みたいな話にしたいと思っているから、本当にクロードとテレーゼだけをメインにしてます。納得いかない部分を同人にぶつけるのもどうかと思うんだけど、なんだろうね、自分の思い描くカップリング像見たいのが、やっぱりあるんでしょう。勿論、原作における二人の関係は理想だし、それを崩したいわけじゃないのですが、他ルートをやったときに感じた違和感に対して、自分なりの答えを見つけたいのかも知れない。
実は入稿日まで10日もないので、早いとこ書き上げないと行けないのだけど、羊のサントラを聴きながら、あるいは羊をプレイしながら雰囲気を掴むのに必死です。原作のシナリオを担当されたJ-MENTさんは参考図書にハヤカワNVから出ている「黒のトイフェル」を上げていましたけど、私はそれを含めてもう何冊か読んでいて、多分、そっちの方の設定や書き方が色濃く出てしまうと思う。ヴァニタスの羊が現実世界において何世紀ぐらいの話になるのかは、作中の描写や登場する道具などから推察することが出来て、丁度それに見合った話を一つ知っていたのが大きいかな。
ヴァニタスの羊に関しては、もっともっと書きたいこと、語りたいことが多くて、私自身答えの出ていないことが沢山あります。今回もう一度感想もどきを書いたのは、当時よりはまだしも冷静に作品と向き合うことが出来るかと思ったからですが、内容自体はあまり大差ないものになりましたね。むしろ、私がヴァニタスの羊のどこが好きか、それを書くべきだったのではないかと思いますけど、それはまあ、同人誌の方に書いてみます。勿論、日記でもまだ書く機会はあるだろうから、そのときが来れば色々書くつもりではいますけど、今現在の私に言うべきことがあるとすれば、本当に良い作品なんですよ。過去に対する言い訳はしないが、ヴァニタスの羊は面白い作品なんです。Rococo Worksはなくなってしまいましたけど、ヴァニタスの羊はまだ買えますし、サントラ共々多くの人に触れて欲しいと思います。
TARI TARI 第1話「飛び出したり誘ったり」
2012年7月2日 アニメ・マンガ
夏の新作アニメということで、流石、湘南・鎌倉が舞台のアニメだけあってtvkが一番早いですね。Anotherなどでお馴染みのP.A.WORKSオリジナルアニメですが、スタッフは同じくP.A.のオリジナルアニメである花咲くいろはの制作に携わっていた人が多いようで、そういえばあれは先頃劇場版が発表されたんでしたか。いくら、アニメ映画ブームとはいえ、温泉アニメを劇場で公開してどうするんだとか思いましたが、このTARI TARIという作品は、かなり正統派な青春モノみたい。
最初に結論を言ってしまうと、物凄く面白かったです。アニメの1話にここまで惹き込まれたのは、それこそAnother以来じゃないでしょうか? 私は別にP.A.作品が特別好きというわけでもないから、そうした贔屓目はないと思うのだけど、これは凄く丁寧に作られていますね。話も映像も、実に分かりやすく訴えかけてくるものがあった。神奈川県が舞台だけど、私は横浜住まいなので地元というわけではありません。ただ、湘南・鎌倉自体は割と近いし、去年も小旅行に行ったので馴染み深い土地だとは思います。このところは江ノ島近辺を舞台にした作品が結構多くて、前期で言うとつり球がそうだったようですが、少し前ならセイクリッドセブンも鎌倉でしたね。去年はまさしくセイクリ関係の聖地巡礼というか、町興し企画に乗っかってきたのだけど、やっぱり首都圏から近い海辺の街だけに、舞台として扱いやすいんだろうか? P.A.は富山の会社だからロケハンが楽ってことはないんでしょうが、やはり湘南ブランドは強かったということか。県民だからかもしれないけど、まあ、海と言われたらあの辺りが真っ先に思い浮かぶよね。観光名所ってのもあるんだろうが、横浜とかは港こそあれど海水浴ができる浜辺が少ないですから、必然的に湘南もしくは三浦方面に行ってしまう。そして、前者と後者であれば、どう考えても前者の方が画面映えするし、若々しいイメージがあるのは否めないでしょう。
主人公である坂井和奏は江ノ島住まいらしいですが、あそこって一応住めるんだよね。たまに物件あるし、観光業がメインとはいえ400人程度の住人がいるんじゃなかったか。土産物屋の一人娘ということで、モデルになった店とかはあるのかしら?
公式サイトのキャラ紹介でも和奏がトップに来ていたから、暫定的に主人公という表現を用いましたけど、1話をみる限りでは明らかに宮本来夏を中心に物語が動いていますね。和奏は元々音楽科コースの生徒だったのが、諸事情で普通科に転科してきたそうで、その部分を最初に書いていれば、また印象も違ったのだろうけど、1話が開始した時点で既に和奏は転科済みなんだよね。おそらく、転入生であるウィーンの存在を強調する意味もあったんだろうけど、それがまた来夏メインという流れを印象づけてしまってる。声楽部を辞めることになったのも来夏だし、その為に合唱部を作ろうとしているのも来夏で、メンバー集めのために和奏を誘ったのも来夏になります。和奏視点ではあまり話が進んでないんですね。
登場人物、つまり主役である5人は同じクラスの高校3年生で、こういったアニメでは比較的年齢が上の設定になっています。例えばギャルゲなら先輩キャラが必要な関係上、学年は2年に設定されることが多くて、3年は受験だ何だと大忙しという感じなのだけど、それを敢えて高校生活最後の夏とすることで、これでもかというぐらい青春色を出してきてると思う。私は学生時代、部活動に打ち込んだ経験があまりないけど、3年だと夏休み明けはもう引退でしょ? だから、部活を作るにしても残された時間はあまりに少ないはずです。
この作品の興味深いところはレギュラー、つまり後々合唱部の部員として活動してくであろうメンバーの中に男子がいることだと思います。近頃のアニメは、女の子たちがいチャイチャイしていれば、男キャラなど不要みたいな暴論がまかり通っているので、そもそも男子がメインとして登場することに驚きを感じた。けいおんや、最近だと夏色キセキなんかがそうですけど、ギャルゲやラノベでもない学園モノで、主役ないし主役級の男子ってのは皆無でしたからね。しかも、それでいて自己主張が強過ぎないというか、男性目線や視点が強くないのも良い。
TARI TARIは公式サイトのあらすじを読んでも分かるように、恋が物語の要素としてあるみたいです。つまり、恋愛話なわけですが、確かに1話の段階で産休に入る先生が、頻りに彼氏の話を和奏に持ちかけているし、そこで和奏が男女は選ぶみたいなことを言って、明確に百合要素を否定しているのが面白かった。となれば、男女の恋愛になるわけですが、最初に可能性があるのは転校生であるウィーンですかね? 和奏は転科した関係で普通科の単位が足りないとかで、現在補習を受けているのだけど、それに転校生のウィーンも加わるらしい。まあ、外国暮らしが長く、日本の常識にも疎いみたいだけど、なんで彼は本名でなく都市名で呼ばれているんだろう。まるで、あずまんが大王の春日歩が大阪と呼ばれているようなものじゃないか。ちなみに彼の名前自体は、挨拶の際に黒板へ書いてありましたから、そこで確認することが可能です。
多分、このウィーンと和奏が手始めに接していくことになるのだろうけど、後はさてどうなるのかな。来夏はバドミントン部の田中大智と、気さくな朝の挨拶を交わす程度には仲いいみたいで、彼もまた合唱部に入るみたいですが、登校時に来夏へ声をかける際、若干上ずっているような気がしたのが興味深い。自転車で坂道登ってたから、単純に息切れだろうという考えも出来るし、最初は私もそう思ったんだけどね。恋愛がテーマにある以上、やはりキャラ同士の関係性については考えてしまいます。
私が気になったのは三人目の少女である沖田紗羽です。単純に好みだというのもありますし、中の人である早見沙織を気に入っているというのもありますが、それより何より出てきていきなり乗馬というのはビックリした。乗馬部か馬術部にでも所属しているのかと思ったら、なんと家に厩があって買っているみたいですね。まあ、日本だって広いですから、家の敷地で馬を飼っている過程があっても良いのかも知れませんが、見た感じ寺社仏閣って感じかな? 山持ちもしくは土地持ちなら馬での散歩も可能だと思いますけど、そもそも馬って道交法では軽車両扱いだから、公道走れるんだよね。将来の夢が騎手で、学校では弓道部に所属し、更に私服も結構可愛らしいとか、なんて良い子なんでしょう。しかも、友達思いだし。久々に初見でBDを欲しくなりました。実際に買うかどうかは、まだ分かりませんが。
最初に結論を言ってしまうと、物凄く面白かったです。アニメの1話にここまで惹き込まれたのは、それこそAnother以来じゃないでしょうか? 私は別にP.A.作品が特別好きというわけでもないから、そうした贔屓目はないと思うのだけど、これは凄く丁寧に作られていますね。話も映像も、実に分かりやすく訴えかけてくるものがあった。神奈川県が舞台だけど、私は横浜住まいなので地元というわけではありません。ただ、湘南・鎌倉自体は割と近いし、去年も小旅行に行ったので馴染み深い土地だとは思います。このところは江ノ島近辺を舞台にした作品が結構多くて、前期で言うとつり球がそうだったようですが、少し前ならセイクリッドセブンも鎌倉でしたね。去年はまさしくセイクリ関係の聖地巡礼というか、町興し企画に乗っかってきたのだけど、やっぱり首都圏から近い海辺の街だけに、舞台として扱いやすいんだろうか? P.A.は富山の会社だからロケハンが楽ってことはないんでしょうが、やはり湘南ブランドは強かったということか。県民だからかもしれないけど、まあ、海と言われたらあの辺りが真っ先に思い浮かぶよね。観光名所ってのもあるんだろうが、横浜とかは港こそあれど海水浴ができる浜辺が少ないですから、必然的に湘南もしくは三浦方面に行ってしまう。そして、前者と後者であれば、どう考えても前者の方が画面映えするし、若々しいイメージがあるのは否めないでしょう。
主人公である坂井和奏は江ノ島住まいらしいですが、あそこって一応住めるんだよね。たまに物件あるし、観光業がメインとはいえ400人程度の住人がいるんじゃなかったか。土産物屋の一人娘ということで、モデルになった店とかはあるのかしら?
公式サイトのキャラ紹介でも和奏がトップに来ていたから、暫定的に主人公という表現を用いましたけど、1話をみる限りでは明らかに宮本来夏を中心に物語が動いていますね。和奏は元々音楽科コースの生徒だったのが、諸事情で普通科に転科してきたそうで、その部分を最初に書いていれば、また印象も違ったのだろうけど、1話が開始した時点で既に和奏は転科済みなんだよね。おそらく、転入生であるウィーンの存在を強調する意味もあったんだろうけど、それがまた来夏メインという流れを印象づけてしまってる。声楽部を辞めることになったのも来夏だし、その為に合唱部を作ろうとしているのも来夏で、メンバー集めのために和奏を誘ったのも来夏になります。和奏視点ではあまり話が進んでないんですね。
登場人物、つまり主役である5人は同じクラスの高校3年生で、こういったアニメでは比較的年齢が上の設定になっています。例えばギャルゲなら先輩キャラが必要な関係上、学年は2年に設定されることが多くて、3年は受験だ何だと大忙しという感じなのだけど、それを敢えて高校生活最後の夏とすることで、これでもかというぐらい青春色を出してきてると思う。私は学生時代、部活動に打ち込んだ経験があまりないけど、3年だと夏休み明けはもう引退でしょ? だから、部活を作るにしても残された時間はあまりに少ないはずです。
この作品の興味深いところはレギュラー、つまり後々合唱部の部員として活動してくであろうメンバーの中に男子がいることだと思います。近頃のアニメは、女の子たちがいチャイチャイしていれば、男キャラなど不要みたいな暴論がまかり通っているので、そもそも男子がメインとして登場することに驚きを感じた。けいおんや、最近だと夏色キセキなんかがそうですけど、ギャルゲやラノベでもない学園モノで、主役ないし主役級の男子ってのは皆無でしたからね。しかも、それでいて自己主張が強過ぎないというか、男性目線や視点が強くないのも良い。
TARI TARIは公式サイトのあらすじを読んでも分かるように、恋が物語の要素としてあるみたいです。つまり、恋愛話なわけですが、確かに1話の段階で産休に入る先生が、頻りに彼氏の話を和奏に持ちかけているし、そこで和奏が男女は選ぶみたいなことを言って、明確に百合要素を否定しているのが面白かった。となれば、男女の恋愛になるわけですが、最初に可能性があるのは転校生であるウィーンですかね? 和奏は転科した関係で普通科の単位が足りないとかで、現在補習を受けているのだけど、それに転校生のウィーンも加わるらしい。まあ、外国暮らしが長く、日本の常識にも疎いみたいだけど、なんで彼は本名でなく都市名で呼ばれているんだろう。まるで、あずまんが大王の春日歩が大阪と呼ばれているようなものじゃないか。ちなみに彼の名前自体は、挨拶の際に黒板へ書いてありましたから、そこで確認することが可能です。
多分、このウィーンと和奏が手始めに接していくことになるのだろうけど、後はさてどうなるのかな。来夏はバドミントン部の田中大智と、気さくな朝の挨拶を交わす程度には仲いいみたいで、彼もまた合唱部に入るみたいですが、登校時に来夏へ声をかける際、若干上ずっているような気がしたのが興味深い。自転車で坂道登ってたから、単純に息切れだろうという考えも出来るし、最初は私もそう思ったんだけどね。恋愛がテーマにある以上、やはりキャラ同士の関係性については考えてしまいます。
私が気になったのは三人目の少女である沖田紗羽です。単純に好みだというのもありますし、中の人である早見沙織を気に入っているというのもありますが、それより何より出てきていきなり乗馬というのはビックリした。乗馬部か馬術部にでも所属しているのかと思ったら、なんと家に厩があって買っているみたいですね。まあ、日本だって広いですから、家の敷地で馬を飼っている過程があっても良いのかも知れませんが、見た感じ寺社仏閣って感じかな? 山持ちもしくは土地持ちなら馬での散歩も可能だと思いますけど、そもそも馬って道交法では軽車両扱いだから、公道走れるんだよね。将来の夢が騎手で、学校では弓道部に所属し、更に私服も結構可愛らしいとか、なんて良い子なんでしょう。しかも、友達思いだし。久々に初見でBDを欲しくなりました。実際に買うかどうかは、まだ分かりませんが。
Another 1998 Graduation Memories
2012年7月1日 アニメ・マンガ
先日の日記で書いたとおり、ゲマ屋横浜店で購入しました。メロンが品切れだったのに比べると、ゲマ屋は結構な数を入荷したのか平積みになっていました。Anotherと言えば、P.A.WORKSから5月頃に設定資料集が出ていたけど、今回のは角川書店が発行している、どちらかと言えばキャラクターブックに近いムック本です。まあ、よくあるアニメのオフィシャルブックですけど、ページ数が64ページと短いながらも、厚みのある紙を使っているせいか、そこそこボリュームがあり、内容面でも意外なほど充実していたと思います。
表紙は画像にもありますが、見崎鳴と赤沢泉美の二人です。振り返りざまの笑顔というのは、この両者にしては珍しい表情ですけど、視線の先にいるのはまあ、恒一なんでしょうね。鳴が眼帯を外していますけど、こういう柔らかい表情も良いものですね。普段とはまた違った魅力があるというか、かなり可愛いと思います。
本を開いて、まず最初に飛び込んでくるのは描き下ろし両面ピンナップ。公式サイトによると、幻のシーンらしいですが、表面は8話をイメージしたであろう水着姿の鳴、赤沢、杉浦、怜子の描き下ろしイラスト。砂山のヤドカリ、と見せかけて実は埋まっている恒一でも見ているのかも知れませんけど、それにしたってまあ、赤沢さんと杉浦さんはなんと言うことでしょうか。角度的な問題もあるのかも知れませんが、下手したら怜子さんよりも胸が大きいんじゃないだろうか? 少なくとも、中学三年生の体付きじゃありませんよ。あまり品のない表現は好きじゃないけど、ムッチリという表現がよく似合う、肉体と書いてボディと読むみたいな、そんな圧倒感がある。対する鳴はいつものお馴染みのスク水ですが、こうして並ぶと白い肌がよく目立つね。アニメ絵だと、のいぢ絵以上にそれが顕著だと思う。
裏面は、これはもう本当に幻であろう3年3組女子によるパジャマパーティーのイラストで、登場キャラは鳴、赤沢、杉浦、柿沼、渡辺、小椋、有田、金木、松井と、流石に全員ではないです。小椋さんはスタッフのお気に入りだからともかく、柿沼、渡辺、有田が入っているのは意外でした。百合カップルはともかくとして、知名度というか人気度的には綾野さんか、キャラとしての重要度なら桜木さんでしょう。ファン人気なら多々良さんという選択肢もありだけど、あるいは幻と言うからには何事もなかった合宿をイメージしてるのか? でも、合宿に渡辺さんって参加してたっけ。
卒業文集をイメージして作られているらしいこの本、まずは夜見山北中学校の紹介から始まります。SD鳴ちゃんが出てきて校舎内を解説してくれるわけですが、3年3組はお手洗いの隣にあるとか、割とどうでも良い情報を教えてくれます。ちなみに美術室は同じくC棟にあるそうですが、美術部の部室はご存じ旧校舎こと0号館にあります。何故、美術部は美術室で活動していないのか? という疑問は残りますけど、そもそも本来ならば活動しているはずのない部活なわけですから、そこら辺もまた現象の成せるわざと言うことか。
次のページからはキャラ紹介、3年3組のメンバーが卒業文集がごとく掲載されています。まずは教師陣ですが、久保寺先生は鳴曰く「優しくて人当たりも良い」そうで、しかし、赤沢さんに言わせると「いい人だけど頼りない」と言うことになるらしい。きっと優しかったばかりに叫ぶことも出来ず、重圧にずっと耐え続けていたんでしょうね。本編に比べると、本当に穏やかな表情が多く載っていますが、よく考えたら本編からの切り出しでした。こういう顔もしてたんだね。
三神先生については望月が熱く語っていますが、鳴曰く「凜とした雰囲気が魅力的……なんだって」と、こちらも望月に熱弁されたかのようなことを言っています。見崎鳴はあまり他人に興味を持たない人だし、外見的な美しさなど気にしないんだろうか。まあ、男子じゃなくて女子だからと言うのもあるんだろうけど。
千曳さんについては、無口だし、黒服が基本だから怖がられているらしい。顧問を務めている演劇部の部員を除けば、まともに会話が出来るのは鳴と恒一ぐらいなものでしょう。一度でも良いから、赤沢さん以外の部員と絡んでいるところを見たかったかも。
続いてクラスメイトの顔写真がずらりと載っているわけですが、改めて数えてみると女子16人に対して、男子14人と、女子の方が多いんですね。しかも、男子は転校生である恒一を含めての人数だから、最初から多少の偏りがあったのかも知れない。鳴に言わせると、「個性が強いというか一癖も二癖もあるというか……。でも団結力はある……ような気がする」とのことで、流石杉浦さんに先導されたクラスメイト達に殺され掛けただけのことはありますね。土壇場での団結力があることを認めています。対する赤沢さんは、「一癖も二癖もあるってどういう意味よ。しかもなんでこっちを見ながら言うの? ちょっと!!」と文句を言っています。まあ、癖の強さでは赤沢さんが一番ねぇ……個性という意味でなあら、鳴なんだろうけど。
隅には3年3組「俺の嫁」ランキングなるものが書かれており、1位:桜木、2位:赤沢、3位:綾野、4位:小椋、5位:三神っていう順位でした。意外だったのは、やはり1位の桜木さんでしょうかね? 桜木さんって原作にも漫画にも出てくるし、アニメ公式の登場人物ページにもいるキャラだけど、早くに死んでしまうからそれほど印象深くもないと思うんだよ。勿論、死んじゃったシーン自体は強烈でしたけど、キャラクターとしては平凡というか、そもそも中学生の俺の嫁ランキングで眼鏡っ子の委員長が1位になるものだろうか? 決して可愛くないわけじゃないが、容姿の面で言えば小椋さんが1位とかでも不思議はなかったような……気が強いのが回避されたなら、赤沢さんだって同じだし。いや、あるいはあれか? もっと単純に、胸の大きさなのかしら。中学生が一番興味あるのはそこだし、とすれば小椋さんが下だったのも納得行く気がする。なんか刺されそうなこと書いてますが、綾野さんは単純に男子ウケする性格なんでしょうね。ファン人気が高いとされる多々良さんはここでも入ってませんでしたが、まあ、あの人は本編で台詞の一つもないからなぁ。
続いて始まる出席番号順のキャラ紹介。30人分すべて載っているわけですが、一人ずつSD鳴ちゃんの説明が入ります。流石に全員のを書き出すと途方もないことになりそうなので止めておきますが、面白かったのは金木さんの項目で「松井さんとすごく仲がいい……というかあれはたぶん……」と、二人の百合関係を指摘しているところです。まあ、あれは望月が三神先生好きなのと同じぐらいあからさまだったとは思うけど、鳴自身も未咲との関係があったから、多少なりとも感じるところがあったのだろうか。鳴は別に百合じゃないけども。
後は、藤巻さんの項目で彼女の健康的な肌を羨んでおり、自分の白い肌に対して少なからずコンプレックスを抱いている模様です。私に言わせれば、白い肌も鳴の個性であり魅力だと思うのだが、本人には本人の考えや気持ちがあるんでしょうね。
他に気になったところがあるとすれば、鳴が所々恒一のことを「恒一くん」と呼んでいます。この人は恒一くんの前の席とか、彼に引っかけてキャラ紹介をしていて、本編を見た人は覚えていると思うけど、鳴は恒一のことを「榊原くん」と呼ぶじゃないですか? だから、本来であれば恒一くんというのは誤植やミスになるんだけど、私はそうは思いません。というのも、原作を読んだことある人は知っていると思いますが、恒一は口でこそ鳴のことを「見崎」と呼んでいるものの、心の中では「鳴」と呼んでいるんです。同じように、キャラ解説を任された鳴が、誰もいないのを良いことに恒一のことを、普段は心の中でしか使わない恒一くんで呼んでいるのだとすれば……凄く萌えるじゃないですか。
出席番号順とはいえ、流石に自分の紹介は出来ないから鳴自身の項目は飛ばして、最後に恒一とセットで紹介されています。鳴の紹介は恒一が行い、同時に未咲の存在についても軽く触れている。恒一は鳴のことを「不思議な子だと思った」ことや、「意外と表情がある」ことなどを語ります。初めて話したときは、 「この子無表情だな」とも思ったそうで。
恒一の紹介についてはこれまで通り鳴が行い、「ホラー小説が好きだって聞いた。将来は美術系の学校に進学して、忠告や造形をやってみたいらしい」と、直接本人から聞いたことを教えてくれます。このとき、恒一の説明で使われているカットがすべて鳴との2ショットだったのには、少し笑ってしまった。
そして、なんと第6話における恒一の妄想、鳴のダンスシーンを望月が絵にするというコーナーがあり、実際は場面の切り抜きなんだけど、その痛々しさに周囲はドン引き。書いた当人である望月は勿論、勅使河原も「ないわー……」状態で、赤沢さんは不機嫌な表情で押し黙っています。桜木さんにまで失望の声を上げられ、さしもの恒一も「ごめんなさい……」と謝るのだけど、唯一表情も見せなければ言葉も発しないのがSD鳴ちゃん。背中を向けたまま、無言を貫いています。照れ隠しだと信じたいですが、あるいは呆れているのかも知れない。
後はまあは雑誌等に掲載されたイラストや、BDの特典イラストなんかが掲載されているんだけど、印象的なのは22Pと23Pのポスターイラストで、後者は鳴と恒一のBD告知ポスターで、前者はそれと対になっている鳴と未咲の幻のポスターなんだそうです。これを見ても分かるように、見崎鳴という少女における、藤岡未咲と榊原恒一の存在は本当に大きなものなんでしょうね。一人は過去を共有し、もう一人は今と、そしておそらくは未来も共有し合えるであろう相手。やっぱり、鳴は恒一と一緒にいるイラストが一番好きだな。
続いて、よみタンなる夜見山タウンガイドと、3年3組以外のキャラクターに関するページもあるのだけど、これはあくまでおまけ扱いなのか、紹介されているのも怜子さんに水野さん、それに霧果さんぐらいなもので、恒一の祖父母や鳴の大叔母などはカットされています。後、望月の義姉も載っていますが、「美しすぎる夜見山住人」というタイトルはどうなんだろう。けど、確かに3年3組の女子を見ても分かるように、夜見山は可愛い女の子多いよね。美人や可愛い子の多い土地なんだろうか。
後はまあ、出演声優の色紙風コメントがあったり、原作者と監督のインタビューがあるのだけど、声優の方に杉浦さん役の福圓美里さんがいたのは意外だった。こういうところだけ桜木さんじゃないのかと思いつつ、「杉浦多佳子さんのご冥福をお祈り申し上げます」とはまたハッキリとした……登場回数は少なかったけど、物凄いインパクで一生忘れらないキャラになったというのは、まあ、無理ない話でしょう。
ちなみに巻末では、ご丁寧にも現象の被害者の死に様が載っているのだけど、これわざわざ載せる必要合ったのかなw 猟奇的なシーンを纏めたページだから、苦手な方は開かないでと注意書きが書いてあるけど、それすらもギャグに思えてしまう。折角なら、袋とじにでもすれば良かったのに。
64Pで1260円は、商業誌としてさてどうなのかと思っていたのだけど、意外なほどボリュームがあり、小ネタも満載など、かなり楽しむことが出来ました。Anotherファンなら買って損はないと思いますし、設定資料集よりも手頃で入手もしやすいですから、興味のある方は試しに読んでみるといいでしょう。しかし、裏表紙にも満載のSD鳴ちゃんは本当に可愛い。恒一が世話を焼く特典永続とはまだですか。色々ネタが被るから無理? そこをなんとかお願いしますよ、P.A.WORKSさん。
表紙は画像にもありますが、見崎鳴と赤沢泉美の二人です。振り返りざまの笑顔というのは、この両者にしては珍しい表情ですけど、視線の先にいるのはまあ、恒一なんでしょうね。鳴が眼帯を外していますけど、こういう柔らかい表情も良いものですね。普段とはまた違った魅力があるというか、かなり可愛いと思います。
本を開いて、まず最初に飛び込んでくるのは描き下ろし両面ピンナップ。公式サイトによると、幻のシーンらしいですが、表面は8話をイメージしたであろう水着姿の鳴、赤沢、杉浦、怜子の描き下ろしイラスト。砂山のヤドカリ、と見せかけて実は埋まっている恒一でも見ているのかも知れませんけど、それにしたってまあ、赤沢さんと杉浦さんはなんと言うことでしょうか。角度的な問題もあるのかも知れませんが、下手したら怜子さんよりも胸が大きいんじゃないだろうか? 少なくとも、中学三年生の体付きじゃありませんよ。あまり品のない表現は好きじゃないけど、ムッチリという表現がよく似合う、肉体と書いてボディと読むみたいな、そんな圧倒感がある。対する鳴はいつものお馴染みのスク水ですが、こうして並ぶと白い肌がよく目立つね。アニメ絵だと、のいぢ絵以上にそれが顕著だと思う。
裏面は、これはもう本当に幻であろう3年3組女子によるパジャマパーティーのイラストで、登場キャラは鳴、赤沢、杉浦、柿沼、渡辺、小椋、有田、金木、松井と、流石に全員ではないです。小椋さんはスタッフのお気に入りだからともかく、柿沼、渡辺、有田が入っているのは意外でした。百合カップルはともかくとして、知名度というか人気度的には綾野さんか、キャラとしての重要度なら桜木さんでしょう。ファン人気なら多々良さんという選択肢もありだけど、あるいは幻と言うからには何事もなかった合宿をイメージしてるのか? でも、合宿に渡辺さんって参加してたっけ。
卒業文集をイメージして作られているらしいこの本、まずは夜見山北中学校の紹介から始まります。SD鳴ちゃんが出てきて校舎内を解説してくれるわけですが、3年3組はお手洗いの隣にあるとか、割とどうでも良い情報を教えてくれます。ちなみに美術室は同じくC棟にあるそうですが、美術部の部室はご存じ旧校舎こと0号館にあります。何故、美術部は美術室で活動していないのか? という疑問は残りますけど、そもそも本来ならば活動しているはずのない部活なわけですから、そこら辺もまた現象の成せるわざと言うことか。
次のページからはキャラ紹介、3年3組のメンバーが卒業文集がごとく掲載されています。まずは教師陣ですが、久保寺先生は鳴曰く「優しくて人当たりも良い」そうで、しかし、赤沢さんに言わせると「いい人だけど頼りない」と言うことになるらしい。きっと優しかったばかりに叫ぶことも出来ず、重圧にずっと耐え続けていたんでしょうね。本編に比べると、本当に穏やかな表情が多く載っていますが、よく考えたら本編からの切り出しでした。こういう顔もしてたんだね。
三神先生については望月が熱く語っていますが、鳴曰く「凜とした雰囲気が魅力的……なんだって」と、こちらも望月に熱弁されたかのようなことを言っています。見崎鳴はあまり他人に興味を持たない人だし、外見的な美しさなど気にしないんだろうか。まあ、男子じゃなくて女子だからと言うのもあるんだろうけど。
千曳さんについては、無口だし、黒服が基本だから怖がられているらしい。顧問を務めている演劇部の部員を除けば、まともに会話が出来るのは鳴と恒一ぐらいなものでしょう。一度でも良いから、赤沢さん以外の部員と絡んでいるところを見たかったかも。
続いてクラスメイトの顔写真がずらりと載っているわけですが、改めて数えてみると女子16人に対して、男子14人と、女子の方が多いんですね。しかも、男子は転校生である恒一を含めての人数だから、最初から多少の偏りがあったのかも知れない。鳴に言わせると、「個性が強いというか一癖も二癖もあるというか……。でも団結力はある……ような気がする」とのことで、流石杉浦さんに先導されたクラスメイト達に殺され掛けただけのことはありますね。土壇場での団結力があることを認めています。対する赤沢さんは、「一癖も二癖もあるってどういう意味よ。しかもなんでこっちを見ながら言うの? ちょっと!!」と文句を言っています。まあ、癖の強さでは赤沢さんが一番ねぇ……個性という意味でなあら、鳴なんだろうけど。
隅には3年3組「俺の嫁」ランキングなるものが書かれており、1位:桜木、2位:赤沢、3位:綾野、4位:小椋、5位:三神っていう順位でした。意外だったのは、やはり1位の桜木さんでしょうかね? 桜木さんって原作にも漫画にも出てくるし、アニメ公式の登場人物ページにもいるキャラだけど、早くに死んでしまうからそれほど印象深くもないと思うんだよ。勿論、死んじゃったシーン自体は強烈でしたけど、キャラクターとしては平凡というか、そもそも中学生の俺の嫁ランキングで眼鏡っ子の委員長が1位になるものだろうか? 決して可愛くないわけじゃないが、容姿の面で言えば小椋さんが1位とかでも不思議はなかったような……気が強いのが回避されたなら、赤沢さんだって同じだし。いや、あるいはあれか? もっと単純に、胸の大きさなのかしら。中学生が一番興味あるのはそこだし、とすれば小椋さんが下だったのも納得行く気がする。なんか刺されそうなこと書いてますが、綾野さんは単純に男子ウケする性格なんでしょうね。ファン人気が高いとされる多々良さんはここでも入ってませんでしたが、まあ、あの人は本編で台詞の一つもないからなぁ。
続いて始まる出席番号順のキャラ紹介。30人分すべて載っているわけですが、一人ずつSD鳴ちゃんの説明が入ります。流石に全員のを書き出すと途方もないことになりそうなので止めておきますが、面白かったのは金木さんの項目で「松井さんとすごく仲がいい……というかあれはたぶん……」と、二人の百合関係を指摘しているところです。まあ、あれは望月が三神先生好きなのと同じぐらいあからさまだったとは思うけど、鳴自身も未咲との関係があったから、多少なりとも感じるところがあったのだろうか。鳴は別に百合じゃないけども。
後は、藤巻さんの項目で彼女の健康的な肌を羨んでおり、自分の白い肌に対して少なからずコンプレックスを抱いている模様です。私に言わせれば、白い肌も鳴の個性であり魅力だと思うのだが、本人には本人の考えや気持ちがあるんでしょうね。
他に気になったところがあるとすれば、鳴が所々恒一のことを「恒一くん」と呼んでいます。この人は恒一くんの前の席とか、彼に引っかけてキャラ紹介をしていて、本編を見た人は覚えていると思うけど、鳴は恒一のことを「榊原くん」と呼ぶじゃないですか? だから、本来であれば恒一くんというのは誤植やミスになるんだけど、私はそうは思いません。というのも、原作を読んだことある人は知っていると思いますが、恒一は口でこそ鳴のことを「見崎」と呼んでいるものの、心の中では「鳴」と呼んでいるんです。同じように、キャラ解説を任された鳴が、誰もいないのを良いことに恒一のことを、普段は心の中でしか使わない恒一くんで呼んでいるのだとすれば……凄く萌えるじゃないですか。
出席番号順とはいえ、流石に自分の紹介は出来ないから鳴自身の項目は飛ばして、最後に恒一とセットで紹介されています。鳴の紹介は恒一が行い、同時に未咲の存在についても軽く触れている。恒一は鳴のことを「不思議な子だと思った」ことや、「意外と表情がある」ことなどを語ります。初めて話したときは、 「この子無表情だな」とも思ったそうで。
恒一の紹介についてはこれまで通り鳴が行い、「ホラー小説が好きだって聞いた。将来は美術系の学校に進学して、忠告や造形をやってみたいらしい」と、直接本人から聞いたことを教えてくれます。このとき、恒一の説明で使われているカットがすべて鳴との2ショットだったのには、少し笑ってしまった。
そして、なんと第6話における恒一の妄想、鳴のダンスシーンを望月が絵にするというコーナーがあり、実際は場面の切り抜きなんだけど、その痛々しさに周囲はドン引き。書いた当人である望月は勿論、勅使河原も「ないわー……」状態で、赤沢さんは不機嫌な表情で押し黙っています。桜木さんにまで失望の声を上げられ、さしもの恒一も「ごめんなさい……」と謝るのだけど、唯一表情も見せなければ言葉も発しないのがSD鳴ちゃん。背中を向けたまま、無言を貫いています。照れ隠しだと信じたいですが、あるいは呆れているのかも知れない。
後はまあは雑誌等に掲載されたイラストや、BDの特典イラストなんかが掲載されているんだけど、印象的なのは22Pと23Pのポスターイラストで、後者は鳴と恒一のBD告知ポスターで、前者はそれと対になっている鳴と未咲の幻のポスターなんだそうです。これを見ても分かるように、見崎鳴という少女における、藤岡未咲と榊原恒一の存在は本当に大きなものなんでしょうね。一人は過去を共有し、もう一人は今と、そしておそらくは未来も共有し合えるであろう相手。やっぱり、鳴は恒一と一緒にいるイラストが一番好きだな。
続いて、よみタンなる夜見山タウンガイドと、3年3組以外のキャラクターに関するページもあるのだけど、これはあくまでおまけ扱いなのか、紹介されているのも怜子さんに水野さん、それに霧果さんぐらいなもので、恒一の祖父母や鳴の大叔母などはカットされています。後、望月の義姉も載っていますが、「美しすぎる夜見山住人」というタイトルはどうなんだろう。けど、確かに3年3組の女子を見ても分かるように、夜見山は可愛い女の子多いよね。美人や可愛い子の多い土地なんだろうか。
後はまあ、出演声優の色紙風コメントがあったり、原作者と監督のインタビューがあるのだけど、声優の方に杉浦さん役の福圓美里さんがいたのは意外だった。こういうところだけ桜木さんじゃないのかと思いつつ、「杉浦多佳子さんのご冥福をお祈り申し上げます」とはまたハッキリとした……登場回数は少なかったけど、物凄いインパクで一生忘れらないキャラになったというのは、まあ、無理ない話でしょう。
ちなみに巻末では、ご丁寧にも現象の被害者の死に様が載っているのだけど、これわざわざ載せる必要合ったのかなw 猟奇的なシーンを纏めたページだから、苦手な方は開かないでと注意書きが書いてあるけど、それすらもギャグに思えてしまう。折角なら、袋とじにでもすれば良かったのに。
64Pで1260円は、商業誌としてさてどうなのかと思っていたのだけど、意外なほどボリュームがあり、小ネタも満載など、かなり楽しむことが出来ました。Anotherファンなら買って損はないと思いますし、設定資料集よりも手頃で入手もしやすいですから、興味のある方は試しに読んでみるといいでしょう。しかし、裏表紙にも満載のSD鳴ちゃんは本当に可愛い。恒一が世話を焼く特典永続とはまだですか。色々ネタが被るから無理? そこをなんとかお願いしますよ、P.A.WORKSさん。
今日は午前中に横浜のメロンブックスへ電撃HIMEを買いに行ったのだけど、あそこは近隣の店舗よりも開店時間が遅く、11時と結構余裕があるので比較的のんびりと家を出ました。別に雑誌自体はどこの店でも買えるんだけど、電撃HIMEはメロンだと特典のクリアファイルが付いてきますからね。値段も高いからポイントも結構貯まるし、何かと都合もいいのです。本当は一緒にAnotherのキャラクターブックも買いたかっただけど、こちらはあいにくの品切れ。元々、メロンはアニメ系のムックを多く入荷するところではないし、1冊入れたのが売れてしまったんだろうね。
Anotherのキャラクターブックに関しては階下のゲマ屋横浜店に売っていたので、そこで確保しましたけど、考えてみれば原作のスニーカー文庫版を買ったのもゲマ屋だったかな。確か、特典にミニ色紙か何かが付いてきたと思いますが、最近はアレですね、ラノベ一冊買うだけでも何かしらの店舗特典が付いてくるから、なんとなくメイトとかゲマ屋でそっち系の書籍を購入することが多いような気がする。所謂、特典商法に踊らされているわけだけど、ラノベの購買層を考えるのであれば、アニメ系のショップに特典を付けることは必然的なんだろうか。
まあ、そんなこと言いつつも、私はこのところ滅多にラノベとか買いませんから、イラストカードにせよブロマイドにせよ、貰ったことないんですけどね。ああいう絵が主体の特典を見ると、やっぱりラノベってのは絵が先行しているというか、イラスト主体の媒体なんだと思わなくもない。逆に言えば文章が良くてもイラストが残念な感じだと、そっちのイメージに引きずられてしまうこともあるから、ラノベにおける絵の割合って半分どころか大半を占めているんじゃないかな。
私もたまにはラノベでも買って、と思うのだけど、最近だとスカイ・ワールドが面白かったぐらいで、後はこれといって琴線に触れるものがないね。単に新刊調べてないだけなんだけど、毎月150冊も出ているといちいち内容まで把握してられないのよ。まあ、新刊案内は届くんだけど、ラノベの新刊案内って読んでも内容がよく分からないんだよね……あれ、別に一般の読者が読むものじゃないんだから、もっと分かりやすく書いてくれよと思わないでもない。仮に本屋で衝動買いするにしても、その場合、やはりイラストの好みで選ぶことが多いから、本読みとしては割と矛盾しているね。
メロンとゲマ屋での買い物を終えた後は、横浜そごうにある紀伊國屋書店まで行きました。米澤穂信の新刊である古典部シリーズ「ふたりの距離の概算」文庫版を買いに行ったのだけど、今回の文庫はアニメ化の影響からかリバーシブル仕様の表紙になっていて、裏側がアニメ柄なんですよ。だから、アニメショップとかは当然のようにアニメ柄を表にして置いてあるから、ちゃんとしたのを買おうとすると一般書店に行くしか無くて。まあ、古典部シリーズの文庫版は何故か全冊紀伊國屋書店で買っているから、ブックカバーを統一する意味でも丁度よかったので。
到着したそごうには、入って早々緑色の巨体が目に付きました。ナシ型の身体に冠をかぶった、おそらく何かのゆるキャラという奴なんだろうけど、見た目では一体何のキャラなのかサッパリ分からなかった。「これ本当に可愛いか?」と思えるようなのも多いゆるキャラの中で言えば、結構見れた顔をしており、ベビーカに載ったお子ちゃまがペタペタ触れていたのが微笑ましく、緑のゆるキャラが頭を撫でで上げていたのに心が温まった。帰宅後に検索したところ、このキャラはタントくんなる山形県にある果樹園のマスコットキャラで、身体は洋なし、胸にはさくらんぼ、杖はりんごという3つの果物が合わさっているんだとか。一体どれを一番売り出したいのかサッパリ分かりませんが、少なくともそごうでやっていたのはさくらんぼだったかな。実は私も触ってみたかったとか、そういうのは内緒だよ。
紀伊國屋書店はそれなりに混んでいて、入って左側にあるレジには列が出来ていました。並ぼうとしていた男女が、「列が出来てるー」と不平を漏らしていましたが、私は新刊を手に持ちながら、「はて、この店舗は反対方向にもレジがなかったか?」と思い行ってみると、距離にして数メートルもない真裏のレジはスカスカで、私は並ぶこと無く会計を済ませることが出来ました。店員も誘導すればいいというか、客はもう一つレジがあることを知らないんだろうか? それとも、こっちが混んでいるのだから向こうも同じようなものだろうと、勝手に決めて掛かっているのか……まあ、並ばず買えるのはいいことです。
ちなみに買い物終えて地下まで降りてみると、タントくんとやらは既にいなくなっていました。
Anotherのキャラクターブックに関しては階下のゲマ屋横浜店に売っていたので、そこで確保しましたけど、考えてみれば原作のスニーカー文庫版を買ったのもゲマ屋だったかな。確か、特典にミニ色紙か何かが付いてきたと思いますが、最近はアレですね、ラノベ一冊買うだけでも何かしらの店舗特典が付いてくるから、なんとなくメイトとかゲマ屋でそっち系の書籍を購入することが多いような気がする。所謂、特典商法に踊らされているわけだけど、ラノベの購買層を考えるのであれば、アニメ系のショップに特典を付けることは必然的なんだろうか。
まあ、そんなこと言いつつも、私はこのところ滅多にラノベとか買いませんから、イラストカードにせよブロマイドにせよ、貰ったことないんですけどね。ああいう絵が主体の特典を見ると、やっぱりラノベってのは絵が先行しているというか、イラスト主体の媒体なんだと思わなくもない。逆に言えば文章が良くてもイラストが残念な感じだと、そっちのイメージに引きずられてしまうこともあるから、ラノベにおける絵の割合って半分どころか大半を占めているんじゃないかな。
私もたまにはラノベでも買って、と思うのだけど、最近だとスカイ・ワールドが面白かったぐらいで、後はこれといって琴線に触れるものがないね。単に新刊調べてないだけなんだけど、毎月150冊も出ているといちいち内容まで把握してられないのよ。まあ、新刊案内は届くんだけど、ラノベの新刊案内って読んでも内容がよく分からないんだよね……あれ、別に一般の読者が読むものじゃないんだから、もっと分かりやすく書いてくれよと思わないでもない。仮に本屋で衝動買いするにしても、その場合、やはりイラストの好みで選ぶことが多いから、本読みとしては割と矛盾しているね。
メロンとゲマ屋での買い物を終えた後は、横浜そごうにある紀伊國屋書店まで行きました。米澤穂信の新刊である古典部シリーズ「ふたりの距離の概算」文庫版を買いに行ったのだけど、今回の文庫はアニメ化の影響からかリバーシブル仕様の表紙になっていて、裏側がアニメ柄なんですよ。だから、アニメショップとかは当然のようにアニメ柄を表にして置いてあるから、ちゃんとしたのを買おうとすると一般書店に行くしか無くて。まあ、古典部シリーズの文庫版は何故か全冊紀伊國屋書店で買っているから、ブックカバーを統一する意味でも丁度よかったので。
到着したそごうには、入って早々緑色の巨体が目に付きました。ナシ型の身体に冠をかぶった、おそらく何かのゆるキャラという奴なんだろうけど、見た目では一体何のキャラなのかサッパリ分からなかった。「これ本当に可愛いか?」と思えるようなのも多いゆるキャラの中で言えば、結構見れた顔をしており、ベビーカに載ったお子ちゃまがペタペタ触れていたのが微笑ましく、緑のゆるキャラが頭を撫でで上げていたのに心が温まった。帰宅後に検索したところ、このキャラはタントくんなる山形県にある果樹園のマスコットキャラで、身体は洋なし、胸にはさくらんぼ、杖はりんごという3つの果物が合わさっているんだとか。一体どれを一番売り出したいのかサッパリ分かりませんが、少なくともそごうでやっていたのはさくらんぼだったかな。実は私も触ってみたかったとか、そういうのは内緒だよ。
紀伊國屋書店はそれなりに混んでいて、入って左側にあるレジには列が出来ていました。並ぼうとしていた男女が、「列が出来てるー」と不平を漏らしていましたが、私は新刊を手に持ちながら、「はて、この店舗は反対方向にもレジがなかったか?」と思い行ってみると、距離にして数メートルもない真裏のレジはスカスカで、私は並ぶこと無く会計を済ませることが出来ました。店員も誘導すればいいというか、客はもう一つレジがあることを知らないんだろうか? それとも、こっちが混んでいるのだから向こうも同じようなものだろうと、勝手に決めて掛かっているのか……まあ、並ばず買えるのはいいことです。
ちなみに買い物終えて地下まで降りてみると、タントくんとやらは既にいなくなっていました。
魔法使いのいるホテル
2012年6月28日 アニメ・マンガ先週でしたか、友人からとある舞台のチケットを譲って貰い、久々に芝居見物と洒落込みました。私は元々お芝居を観るのが好きな方ですから、時間と金に都合があったら色々見に行ったりもしているのだけど、このところはそういった余裕もなくて、すっかりご無沙汰になっていました。最後に見たのはさてどんな芝居だったか……それも思い出せなくなる程度には、離れていたと思います。芝居好きといっても何でも見るわけではなく、SFを除けば基本的に喜劇なばっかりなんだけど、今回見たのもまた典型的な喜劇であり、結構面白かったです。
そんな私が本日見たお芝居は、「FRONT LINE mission 3 : Alien」と言う奴で、原作と演出を声優の浅沼晋太郎さんがやってるんですよね。まあ、声優とは書きましたが、実際は脚本家でありデザイナーでありライターでもあって、所謂マルチクリエイターと言う奴なんだけど、この芝居自体はシリーズもので今回が3作目になるとか。途中から見ても分かるものなのか? と思いましたが、上演前にダイジェスト映像が流れたり、登場キャラの説明もあったりして、これが意外に分かりやすかった。
会場は銀座博品館劇場で、銀座と言いつつ新橋駅から歩いた方が近い場所です。何かで言行ったことある気がするんだけど、思い出せませんね。開演は19時から、私が付いたのは18時半過ぎだったかな? エレベーターでビルの8階まで上がって、席はC列だったから3列目ですか。列は良かったんだけど、席番が後ろの方だったから、角度的には斜めでしたね。見づらいと言うほどではないにせよ、正面から見たときとは大分違って見えたんじゃないだろうか。人気の舞台なのか、客入りは結構上々なようで満席に近かったように見えました。今回、客演として声優の井口裕香さんが出演されていたから、そのファンも来ていたのかな? 私にチケットくれた友人も、それ目当てで買ったんだと思うし。井口さん自身は初舞台らしかったけど、割と安定した演技だったと思うな。キャラが少し電波入っていたので、一体どこの電波女だよと感じましたが、よく考えてみればあの作品に出てましたね彼女。声優ってのは舞台役者が出来てこそという考えがあるけど、若手アイドル声優に見えて、なかなかどうした、上手かったと思いますよ。周りに助けられていた感もありますけど、初舞台なら十分でしょう。
内容自体はアメリカの定番であるシットコムに近いものがあり、ホテル・ベルフォレストを舞台にそこの従業員と訪れる客のコメディを、勢い任せなところに見えて、実に丁寧に描いています。主人公というか語り部はフロントクラークの日野と言う男で、彼が事あるごとに登場人物の解説や、話の流れまで説明してくれるんだよね。というのも、この作品は1時間半と比較的短い上演時間になっており、話のボリュームに対してやや足りない印象を受けます。それを可能としているのが、幕を閉じた合間、合間にある日野による流れの解説で、舞台上の日をまたぐシーンなどは、ほとんどそれで説明を終えてしまうんですね。舞台では珍しい手法ではないのかも知れないけど、上演時間をコンパクトに収め、それでいて観客に話を分かりやすく伝えるには、実に良い手段だと思う。
舞台の内容自体は、何せ上演中の芝居ですからネタバレを避けるためにも書きませんが、三日分は笑ったんじゃないかと思うぐらい楽しませて貰いました。芝居ってのは、人間の生の動きや息づかい、そして何より間の取り方を見ることが出来るから、作品作りの参考にもなって良いものです。それに喜劇は肩の力を抜いてみられますし、堅苦しく考える必要がないですからね。勿論、物語である以上、山場のようなものやシリアスな場面というのもあるんだけど、基本的には全編渡ってギャグですから、久々に頭空っぽにすることが出来ました。最近は色々あって疲れてましたから、たまにはこんな気分転換が必要だったんでしょう。
非常に面白いシリーズだったので、次回もまた行こうかと思うんだけど、その前に前シリーズのDVDでも見ましょうかね。芝居のDVDってのは、よほど大きな劇団でもない限りレンタルしているものじゃないから買うしかないんだけど、それぐらいの価値はあったように思えます。もっとも、今の私は金銭的に厳しいですから、早々に買える余裕もないのだけど……まあ、そこら辺は調整していきますかね。ちょっと金の使い方について思い直すことがあったので、週末にでもまた色々考えてみます。実のところ、今年はもう年末まで使い道を決めていたのだけど、何となくそれは面白くないし、色々勿体ない気がしたので。まずはエロゲの購入数から考えていきましょうかね。某作品とか、某作品とか、集めるだけがすべてじゃないような気もしてきたし。私はなんて言うか、色々無駄が多い。
そんな私が本日見たお芝居は、「FRONT LINE mission 3 : Alien」と言う奴で、原作と演出を声優の浅沼晋太郎さんがやってるんですよね。まあ、声優とは書きましたが、実際は脚本家でありデザイナーでありライターでもあって、所謂マルチクリエイターと言う奴なんだけど、この芝居自体はシリーズもので今回が3作目になるとか。途中から見ても分かるものなのか? と思いましたが、上演前にダイジェスト映像が流れたり、登場キャラの説明もあったりして、これが意外に分かりやすかった。
会場は銀座博品館劇場で、銀座と言いつつ新橋駅から歩いた方が近い場所です。何かで言行ったことある気がするんだけど、思い出せませんね。開演は19時から、私が付いたのは18時半過ぎだったかな? エレベーターでビルの8階まで上がって、席はC列だったから3列目ですか。列は良かったんだけど、席番が後ろの方だったから、角度的には斜めでしたね。見づらいと言うほどではないにせよ、正面から見たときとは大分違って見えたんじゃないだろうか。人気の舞台なのか、客入りは結構上々なようで満席に近かったように見えました。今回、客演として声優の井口裕香さんが出演されていたから、そのファンも来ていたのかな? 私にチケットくれた友人も、それ目当てで買ったんだと思うし。井口さん自身は初舞台らしかったけど、割と安定した演技だったと思うな。キャラが少し電波入っていたので、一体どこの電波女だよと感じましたが、よく考えてみればあの作品に出てましたね彼女。声優ってのは舞台役者が出来てこそという考えがあるけど、若手アイドル声優に見えて、なかなかどうした、上手かったと思いますよ。周りに助けられていた感もありますけど、初舞台なら十分でしょう。
内容自体はアメリカの定番であるシットコムに近いものがあり、ホテル・ベルフォレストを舞台にそこの従業員と訪れる客のコメディを、勢い任せなところに見えて、実に丁寧に描いています。主人公というか語り部はフロントクラークの日野と言う男で、彼が事あるごとに登場人物の解説や、話の流れまで説明してくれるんだよね。というのも、この作品は1時間半と比較的短い上演時間になっており、話のボリュームに対してやや足りない印象を受けます。それを可能としているのが、幕を閉じた合間、合間にある日野による流れの解説で、舞台上の日をまたぐシーンなどは、ほとんどそれで説明を終えてしまうんですね。舞台では珍しい手法ではないのかも知れないけど、上演時間をコンパクトに収め、それでいて観客に話を分かりやすく伝えるには、実に良い手段だと思う。
舞台の内容自体は、何せ上演中の芝居ですからネタバレを避けるためにも書きませんが、三日分は笑ったんじゃないかと思うぐらい楽しませて貰いました。芝居ってのは、人間の生の動きや息づかい、そして何より間の取り方を見ることが出来るから、作品作りの参考にもなって良いものです。それに喜劇は肩の力を抜いてみられますし、堅苦しく考える必要がないですからね。勿論、物語である以上、山場のようなものやシリアスな場面というのもあるんだけど、基本的には全編渡ってギャグですから、久々に頭空っぽにすることが出来ました。最近は色々あって疲れてましたから、たまにはこんな気分転換が必要だったんでしょう。
非常に面白いシリーズだったので、次回もまた行こうかと思うんだけど、その前に前シリーズのDVDでも見ましょうかね。芝居のDVDってのは、よほど大きな劇団でもない限りレンタルしているものじゃないから買うしかないんだけど、それぐらいの価値はあったように思えます。もっとも、今の私は金銭的に厳しいですから、早々に買える余裕もないのだけど……まあ、そこら辺は調整していきますかね。ちょっと金の使い方について思い直すことがあったので、週末にでもまた色々考えてみます。実のところ、今年はもう年末まで使い道を決めていたのだけど、何となくそれは面白くないし、色々勿体ない気がしたので。まずはエロゲの購入数から考えていきましょうかね。某作品とか、某作品とか、集めるだけがすべてじゃないような気もしてきたし。私はなんて言うか、色々無駄が多い。
王都炎上: アルスラーン戦記① (光文社文庫)
2012年6月26日 アニメ・マンガ
文庫の新装版が出ていたので散々読み倒した作品ながら、また読んでみることにしました。アルスラーン戦記は、銀河英雄伝説と並ぶ田中芳樹の傑作ファンタジー小説ですが、1986年に創刊して以降、未だに完結していないことでも知られています。今年で26年の月日が流れたわけで、そういや去年は25周年なのに、これと言ってなにもしませんでしたね。あるいは、私が気付いていないだけで、何かしたのかもしれないが……まあ、それはともかく、久しぶりに読んでみるとこれがもう面白くって。銀英伝とは毛色の違う楽しさがありました。
アルスラーン戦記は、現代で言うところのペルシャを舞台にしたファンタジー小説なんだけど、確か何年か前に田中芳樹の講演で聞いたところによると、最初はペルシャどころかファンタジーを書くというつもりもなかったらしい。というのも、アルスラーンは元々角川文庫で刊行されていた作品なんですが、角川から話が来た当初はSFで新作を書いて欲しいとのことで、まあ、26年前と言えば銀英伝が完結するかしないかって頃ですし、田中芳樹と言えばSF小説家というイメージもありましたからね。無理もないと思います。
けれど、田中芳樹自身はSFを書く気がさらさなかったようで、そういうことならばと席を立とうとしたそうなんですが、「それなら何が書きたいのですか?」と問われて考え込むことに。SFは書きたくなかったけど、じゃあ、何なら書きたいのか、という答えを持ち合わせていなかったそうで、そのとき出たのがファンタジーという単語。しかし、ファンタジーにも種類がありますし、舞台はヨーロッパか、それとも日本や中国なのかと尋ねられ、考え込んだと田中芳樹の口からこぼれ落ちたのが「ペルシャ辺りで……」答えだった。
ペルシャという地名を知らない人はそんなにいないと思いますが、じゃあ、現実としてどこにあるのかと言われると、パッと出てくる人は少ないでしょう。ましてや小説というお話しの舞台に、お世辞にもメジャーとは言えませんし、そうしたマイナーどころへの興味もあってか、話はとんとん拍子に進んだとかなんとか。
勿論、お話しとしてのアルスラーン戦記は架空の世界が舞台ですし、現実に置き換えるとペルシャになると言うだけです。大陸公路の覇者であるパルス国と、その国の王太子であるアルスラーンを主人公に、侵略者であるルシタニア国や、パルスを狙う周辺国との戦いの日々を描くというのが主な物語。銀英伝との違いはその戦闘描写にあって、SFではなくFTだけに、生身の人間の殺し合いが生々しく表現されていることです。銀英伝にも白兵戦を書いているシーンはいくつかありましたけど、個人的にはあれを超える凄惨さです。
なにせ、物語の序盤はパルス軍と侵略者ルシタニア軍の決戦から始まるのですが、主人公であるアルスラーンの母国であるにも関わらず、パルスは惨敗してしまいます。これはルシタニアが強いわけでも、パルスが弱いわけでもなく、そもそもパルス国は大陸公路の中心にあって、常に周辺を外的から狙われていました。しかし、強大な軍隊と、圧倒的な強さを誇る騎馬兵団によって何度となく外敵を退けており、大陸公路の覇者たる所以も、その軍事力の高さにあると言っても過言ではありません。
けれど、パルス軍がいつも通りの強さで侵略者を撃退しました、ではお話しが始まりませんし、ルシタニア軍はあの手この手を講じてパルス軍を翻弄し、パルスが誇る騎馬隊を火攻めで焼き払うという暴挙によって勝利をもぎ取りました。戦場の勇者として幾度となく敵を打ち破ってきた国王も、謎の銀仮面に捕らえられ、初陣であったアルスラーンは「戦士の中の戦士」であるダリューンに助けられて戦場を離脱します。パルス軍は壊滅し、王都が占領されるという最悪の状態が僅か一巻においてなされたわけで、アルスラーンは十騎にも満たない手勢に守られる、流浪の王子となったわけです。
その後、アルスラーンは王都を奪還し、パルス国に秩序を取り戻すため戦いを始めて行くわけですが、この作品はとにかく登場するキャラクターが素敵だと思う。一巻だけでもナルサス、エラム、ギーヴにファランギースといういったキャラが登場するわけだけど、敵味方含めて本当に魅力的な人物ばかりで。アルスラーンの王子として、いや、王としての成長や、彼と共に戦う仲間達の活躍。戦いの描写は少し凄惨すぎるとろこもありますが、ロマン溢れる戦記ファンタジーだと私は思います。新書版は角川文庫の2巻分を1冊にまとめていましたが、光文社文庫版はそれを更に1巻分に戻して刊行だから、まあ、第1部で12冊ぐらい出るのかな? 読みやすいし、折角だし買っていこうと思いますが、次はさていつ頃になるのかな。やっぱり、田中芳樹作品は面白い。
アルスラーン戦記は、現代で言うところのペルシャを舞台にしたファンタジー小説なんだけど、確か何年か前に田中芳樹の講演で聞いたところによると、最初はペルシャどころかファンタジーを書くというつもりもなかったらしい。というのも、アルスラーンは元々角川文庫で刊行されていた作品なんですが、角川から話が来た当初はSFで新作を書いて欲しいとのことで、まあ、26年前と言えば銀英伝が完結するかしないかって頃ですし、田中芳樹と言えばSF小説家というイメージもありましたからね。無理もないと思います。
けれど、田中芳樹自身はSFを書く気がさらさなかったようで、そういうことならばと席を立とうとしたそうなんですが、「それなら何が書きたいのですか?」と問われて考え込むことに。SFは書きたくなかったけど、じゃあ、何なら書きたいのか、という答えを持ち合わせていなかったそうで、そのとき出たのがファンタジーという単語。しかし、ファンタジーにも種類がありますし、舞台はヨーロッパか、それとも日本や中国なのかと尋ねられ、考え込んだと田中芳樹の口からこぼれ落ちたのが「ペルシャ辺りで……」答えだった。
ペルシャという地名を知らない人はそんなにいないと思いますが、じゃあ、現実としてどこにあるのかと言われると、パッと出てくる人は少ないでしょう。ましてや小説というお話しの舞台に、お世辞にもメジャーとは言えませんし、そうしたマイナーどころへの興味もあってか、話はとんとん拍子に進んだとかなんとか。
勿論、お話しとしてのアルスラーン戦記は架空の世界が舞台ですし、現実に置き換えるとペルシャになると言うだけです。大陸公路の覇者であるパルス国と、その国の王太子であるアルスラーンを主人公に、侵略者であるルシタニア国や、パルスを狙う周辺国との戦いの日々を描くというのが主な物語。銀英伝との違いはその戦闘描写にあって、SFではなくFTだけに、生身の人間の殺し合いが生々しく表現されていることです。銀英伝にも白兵戦を書いているシーンはいくつかありましたけど、個人的にはあれを超える凄惨さです。
なにせ、物語の序盤はパルス軍と侵略者ルシタニア軍の決戦から始まるのですが、主人公であるアルスラーンの母国であるにも関わらず、パルスは惨敗してしまいます。これはルシタニアが強いわけでも、パルスが弱いわけでもなく、そもそもパルス国は大陸公路の中心にあって、常に周辺を外的から狙われていました。しかし、強大な軍隊と、圧倒的な強さを誇る騎馬兵団によって何度となく外敵を退けており、大陸公路の覇者たる所以も、その軍事力の高さにあると言っても過言ではありません。
けれど、パルス軍がいつも通りの強さで侵略者を撃退しました、ではお話しが始まりませんし、ルシタニア軍はあの手この手を講じてパルス軍を翻弄し、パルスが誇る騎馬隊を火攻めで焼き払うという暴挙によって勝利をもぎ取りました。戦場の勇者として幾度となく敵を打ち破ってきた国王も、謎の銀仮面に捕らえられ、初陣であったアルスラーンは「戦士の中の戦士」であるダリューンに助けられて戦場を離脱します。パルス軍は壊滅し、王都が占領されるという最悪の状態が僅か一巻においてなされたわけで、アルスラーンは十騎にも満たない手勢に守られる、流浪の王子となったわけです。
その後、アルスラーンは王都を奪還し、パルス国に秩序を取り戻すため戦いを始めて行くわけですが、この作品はとにかく登場するキャラクターが素敵だと思う。一巻だけでもナルサス、エラム、ギーヴにファランギースといういったキャラが登場するわけだけど、敵味方含めて本当に魅力的な人物ばかりで。アルスラーンの王子として、いや、王としての成長や、彼と共に戦う仲間達の活躍。戦いの描写は少し凄惨すぎるとろこもありますが、ロマン溢れる戦記ファンタジーだと私は思います。新書版は角川文庫の2巻分を1冊にまとめていましたが、光文社文庫版はそれを更に1巻分に戻して刊行だから、まあ、第1部で12冊ぐらい出るのかな? 読みやすいし、折角だし買っていこうと思いますが、次はさていつ頃になるのかな。やっぱり、田中芳樹作品は面白い。
ご注文はうさぎですか? まんがタイムきららMAX 2012年8月号
2012年6月25日 アニメ・マンガ
私はこのところ定期購読している漫画雑誌というものがなかったのだけど、最近になってまんがタイムきららMAXを買うようになりました。まさか、私が芳文社の4コマ雑誌を買うことになろうとは思いもしませんでしたが、「ご注文はうさぎですか?」を読むためだけに購入しています。まあ、値段も350円と手頃だし、週刊誌ならともかく月刊誌ですからね。読みたい作品は1作だけですけど、割にあわないってことはないんじゃないかと。
「ご注文はうさぎですか?」は、以前1巻のレビューを書いたと思いますけど、私が今一番好きな漫画作品です。元々、小説と違ってあまり漫画を読む方ではないのですが、これに関しては店舗で告知のチラシが貼ってあるのを見かけて、ほとんど一目惚れだった。絵柄に強く惹かれるものがあって、自動的に店舗特典も集め始めましたから、私としては結構稀なケースだと思う。
今回の話は主人公であるココアが学校の都合で少し遅れて帰宅すると、そこにチノの友人であるマヤとメグが現れます。この作品、主要キャラクターの名前は何らかの飲み物からもじったものなのですけど、マヤとメグは普通っぽいですね。髪の短いのがマヤで、長い方がメグと覚えましょう。二人は学校帰りにラビットハウスへ立ち寄っただけのようですが、ココアの帰宅と、リゼの到着が遅れていたため、店の仕事を手伝っていたらしい。最初、自分の制服を来たメグを新人さんと勘違いしたココアは、クビにされたのかと動揺し、一々可愛いですね。
一方のマヤはリゼの制服を着ていて、その際彼女のロッカーからモデルガンを一丁発見したらしい。リゼはまったくなんてものをロッカーに入れてるんだと思ったら、続いてコンバットナイフまで出てきて、流石のティッピーも怒ります。ただ、モデルガンに模造ナイフと思われていますが、リゼの場合、本物という可能性があるだけに怖い。しかし、マヤは結構銃とかナイフが似合いますね。リゼを慕っていることからも、少なからず似たような部分があるのかも知れない。最も、リゼは盛大な勘違いをしていますけど。
やがて、リゼも帰宅するわけですが、リゼに軍人気質を感じたマヤは「私もCQCとかできるよ」と、昨日テレビで見ただけの構えを披露します。最近、某アニメの影響でCQCが何か如何わしい妄想の産物と思われているようだけど、CQCとはそもそも軍隊式近接格闘を意味する言葉で、徒手空拳は勿論のこと、リゼの持っているコンバットナイフや、それこそ地面に落ちている石ころでも相手を倒すことに主眼をおいた、要は格闘術の一種です。マヤは勿論、何気なく見知った単語を口にしただけにすぎないのだけど、根が真面目なリゼは真に受けてしまい、「こいつCQCに精通しているのか……!?」と、マヤが年下ながら自分と似たような境遇の少女であると思い込んでしまいます。
メグの方はと言えば、優しい性格であるココアをいたく気に入った模様で、美味しいパンをご馳走して貰ったことからも素敵なお姉さんとして慕うになります。ココアはココアで妹が増えたと喜びますが、チノはなんだか複雑そう。心がモヤモヤしたので、千夜に相談しに行きます。そこで千夜から自分の中の嫉妬心を指摘されるのですが、チノは「嫉妬? 誰がですか?」と、自分自身がまったくわかってない様子。
そんなチノに前回登場した青山ブルーマウンテンが声を掛けてくるわけですが、彼女はやはりレギュラーらしいですね。チノがラビットハウスの孫娘であることを知っており、私はてっきり香風さんちの縁戚かと思っていたのですが、学生時代の常連客だったらしい。映画、うさぎになったバリスタの作者は十中八九この人ですが、一体どういう関連や繋がりがあるのだろう。
結局、モヤモヤしていたのはココアやリゼも同じなようで、やっぱりいつも通りの3人が一番落ち着くということで話はまとまりました。ちなみにメグはココアに、マヤはリゼにそれぞれ憧れを抱いたようですが、チノはどっちかと聞かれて、「強いて言えば……シャロさん?」と本音を言っています。まあ、そうだよね、シャロは一番まともだものw 今回は何度目かも分からない千夜のいたずら心に翻弄され、リゼに妹が出来たと勘違いして飛び込んでくるわけですが、意外と出番は少なかった。好きなんですけどね、シャロ。
「ご注文はうさぎですか?」は、以前1巻のレビューを書いたと思いますけど、私が今一番好きな漫画作品です。元々、小説と違ってあまり漫画を読む方ではないのですが、これに関しては店舗で告知のチラシが貼ってあるのを見かけて、ほとんど一目惚れだった。絵柄に強く惹かれるものがあって、自動的に店舗特典も集め始めましたから、私としては結構稀なケースだと思う。
今回の話は主人公であるココアが学校の都合で少し遅れて帰宅すると、そこにチノの友人であるマヤとメグが現れます。この作品、主要キャラクターの名前は何らかの飲み物からもじったものなのですけど、マヤとメグは普通っぽいですね。髪の短いのがマヤで、長い方がメグと覚えましょう。二人は学校帰りにラビットハウスへ立ち寄っただけのようですが、ココアの帰宅と、リゼの到着が遅れていたため、店の仕事を手伝っていたらしい。最初、自分の制服を来たメグを新人さんと勘違いしたココアは、クビにされたのかと動揺し、一々可愛いですね。
一方のマヤはリゼの制服を着ていて、その際彼女のロッカーからモデルガンを一丁発見したらしい。リゼはまったくなんてものをロッカーに入れてるんだと思ったら、続いてコンバットナイフまで出てきて、流石のティッピーも怒ります。ただ、モデルガンに模造ナイフと思われていますが、リゼの場合、本物という可能性があるだけに怖い。しかし、マヤは結構銃とかナイフが似合いますね。リゼを慕っていることからも、少なからず似たような部分があるのかも知れない。最も、リゼは盛大な勘違いをしていますけど。
やがて、リゼも帰宅するわけですが、リゼに軍人気質を感じたマヤは「私もCQCとかできるよ」と、昨日テレビで見ただけの構えを披露します。最近、某アニメの影響でCQCが何か如何わしい妄想の産物と思われているようだけど、CQCとはそもそも軍隊式近接格闘を意味する言葉で、徒手空拳は勿論のこと、リゼの持っているコンバットナイフや、それこそ地面に落ちている石ころでも相手を倒すことに主眼をおいた、要は格闘術の一種です。マヤは勿論、何気なく見知った単語を口にしただけにすぎないのだけど、根が真面目なリゼは真に受けてしまい、「こいつCQCに精通しているのか……!?」と、マヤが年下ながら自分と似たような境遇の少女であると思い込んでしまいます。
メグの方はと言えば、優しい性格であるココアをいたく気に入った模様で、美味しいパンをご馳走して貰ったことからも素敵なお姉さんとして慕うになります。ココアはココアで妹が増えたと喜びますが、チノはなんだか複雑そう。心がモヤモヤしたので、千夜に相談しに行きます。そこで千夜から自分の中の嫉妬心を指摘されるのですが、チノは「嫉妬? 誰がですか?」と、自分自身がまったくわかってない様子。
そんなチノに前回登場した青山ブルーマウンテンが声を掛けてくるわけですが、彼女はやはりレギュラーらしいですね。チノがラビットハウスの孫娘であることを知っており、私はてっきり香風さんちの縁戚かと思っていたのですが、学生時代の常連客だったらしい。映画、うさぎになったバリスタの作者は十中八九この人ですが、一体どういう関連や繋がりがあるのだろう。
結局、モヤモヤしていたのはココアやリゼも同じなようで、やっぱりいつも通りの3人が一番落ち着くということで話はまとまりました。ちなみにメグはココアに、マヤはリゼにそれぞれ憧れを抱いたようですが、チノはどっちかと聞かれて、「強いて言えば……シャロさん?」と本音を言っています。まあ、そうだよね、シャロは一番まともだものw 今回は何度目かも分からない千夜のいたずら心に翻弄され、リゼに妹が出来たと勘違いして飛び込んでくるわけですが、意外と出番は少なかった。好きなんですけどね、シャロ。
栄光もいつかは消えるのだから
2012年6月24日 アニメ・マンガサンシャインクリエイション56に参加してきました。今回は何か特別欲しいものがあったわけでもないのだけど、知り合いも出るし、Another本も数冊あるみたいだったから、挨拶がてら行ってみようかなと。私、そんなにサンクリ好きじゃないとか言いながら、なんだかんだで毎回参加しているような気がします。特に今年は、全部行ってるんじゃないでしょうか? まあ、コミケとかに比べると参加しやすいし、オールジャンルだからオンリーと違って意外な作品の本を発見したり、なんてこともしばしばある。
会場についたのは確か10時過ぎで、これはサンクリだと結構のんびりな到着になります。カタログを買って、A23ホールの待機列に並んで、今回もそういえば2ホール開催なんですね。まあ、その方が楽でいいのだけど、使用されないAホールやDホールの擬人化看板を見て、なんとも言えない気持ちになる。特にCとかDなんて、この先使われる機会なさそうじゃない。以前の4ホール開催は夢幻だったのかと思うぐらい、2ホール開催が定着してしまいました。
サークルチェックは事前に済ませていたから、後はカタログで配置を確認しつつ、何処から先に行くかというのを決めるぐらいで、それにしても10分は掛からなかったと思う。着いたのが遅いから比較的早く列整理が始まったわけだけど、会場に入ったのは11時10分前ぐらいかな? まあ、これも結構早いんじゃないでしょうか。入口から近いサークルでAnother本を買いつつ、最初はジャンル買いに勤しんでました。Anotherの他には、ましろ色本とかね。どちらもそんな数があったわけじゃないですが、桜乃がいるとついつい買ってしまいたくなる質でして。夏コミに本が出るか分からない以上、ここでゲットしておかないと次の機会が無さそうというのもあったんだけどさ。まあ、Anotherに関してはちょろちょろありそうだけど、ましろ色はあるかどうかわからないし。
A23ホールでの買い物を済ませた後は、Bホールへと移動。こちらは特に用事があるわけでもなかったけど、合体サークルとして参加していたいちごさいず&うつらうららかはどんな感じかと思い覗いて見ることに。一見すると列が短そうだったから並んでみたのですが、なんと扉の奥は階段の上下と列がみっしり形成されており、物凄い熱気と湿気を前に並び続けるのを断念してしまった。だって、あれは暑すぎるよ。
その後は、同じく合体サークルで来ていたCHRONOLOG&D・N・A.Lab.に並んだのだけど、こちらは列こそ出来ていましたが、うつらほどでもなく、15分も並べば買えた感じです。ドラクエというジャンルにはさほど興味があったわけでもないですが、この二つのサークルに関しては絵柄が好きなのでね。そういや、前述のなつめえりとえれっとはCAFE SOURIREのコンビでしたか。コミ1のときは案外あっさりと買えたのだけど、やはりサンクリの規模だと早めに行かないと厳しいものがあるね。今回は、A23ホールから先に入りましたが、考えようによっては最初からBホールへ行っても良かったんじゃなかろうか。まあ、それほど欲しい本というわけではなかったし、後々委託もされることを考えると、そこまで拘るほどではないんだろうけど……でも、委託じゃ絶対買わないよな。イベントだから買ってしまうってのは、結構あると思うんですよ。イベントだと財布の紐が緩みまくりだし、私自身、結構予算オーバーしましたからね。
Bホールで見かけた珍しい本に、モーレツ宇宙海賊の同人誌があったのだけど、これは結構良かったように思える。前日、モーパイのアニメを観ていたこともあってかノリで購入してしまったけど、一緒に売られていた抱き枕のレベルが高めでさ。持ち合わせがあったら、多分買ってたんじゃないかな、私。ガチガチのSFアニメで、萌え系ってわけでもないから、同人誌なんて早々ないだろうと思ってたけど、あるところにはあるもんだ。
買い物がひと通り終わった後は挨拶回りで、砂塚さゆさんの長い髪の女の子を覗いたり、春日野穹イラスト集に参加してくださる、戌亥あちゅさんのあちゅむちにお邪魔したりしました。挨拶というのは出来る機会にしておかないと、次はいつになるかわかりませんからね。特に、あちゅさんの方はことあるごとにニアミスしていたので、今回のサンクリで挨拶できて良かったと思う。私も再来月には夏コミですが、スペースには可能な限り居ることにしようかな……自分のサークルなのにレアキャラになってますからね。まあ、そんなこといって午前中は完全に埋まっているのだけど。
会場についたのは確か10時過ぎで、これはサンクリだと結構のんびりな到着になります。カタログを買って、A23ホールの待機列に並んで、今回もそういえば2ホール開催なんですね。まあ、その方が楽でいいのだけど、使用されないAホールやDホールの擬人化看板を見て、なんとも言えない気持ちになる。特にCとかDなんて、この先使われる機会なさそうじゃない。以前の4ホール開催は夢幻だったのかと思うぐらい、2ホール開催が定着してしまいました。
サークルチェックは事前に済ませていたから、後はカタログで配置を確認しつつ、何処から先に行くかというのを決めるぐらいで、それにしても10分は掛からなかったと思う。着いたのが遅いから比較的早く列整理が始まったわけだけど、会場に入ったのは11時10分前ぐらいかな? まあ、これも結構早いんじゃないでしょうか。入口から近いサークルでAnother本を買いつつ、最初はジャンル買いに勤しんでました。Anotherの他には、ましろ色本とかね。どちらもそんな数があったわけじゃないですが、桜乃がいるとついつい買ってしまいたくなる質でして。夏コミに本が出るか分からない以上、ここでゲットしておかないと次の機会が無さそうというのもあったんだけどさ。まあ、Anotherに関してはちょろちょろありそうだけど、ましろ色はあるかどうかわからないし。
A23ホールでの買い物を済ませた後は、Bホールへと移動。こちらは特に用事があるわけでもなかったけど、合体サークルとして参加していたいちごさいず&うつらうららかはどんな感じかと思い覗いて見ることに。一見すると列が短そうだったから並んでみたのですが、なんと扉の奥は階段の上下と列がみっしり形成されており、物凄い熱気と湿気を前に並び続けるのを断念してしまった。だって、あれは暑すぎるよ。
その後は、同じく合体サークルで来ていたCHRONOLOG&D・N・A.Lab.に並んだのだけど、こちらは列こそ出来ていましたが、うつらほどでもなく、15分も並べば買えた感じです。ドラクエというジャンルにはさほど興味があったわけでもないですが、この二つのサークルに関しては絵柄が好きなのでね。そういや、前述のなつめえりとえれっとはCAFE SOURIREのコンビでしたか。コミ1のときは案外あっさりと買えたのだけど、やはりサンクリの規模だと早めに行かないと厳しいものがあるね。今回は、A23ホールから先に入りましたが、考えようによっては最初からBホールへ行っても良かったんじゃなかろうか。まあ、それほど欲しい本というわけではなかったし、後々委託もされることを考えると、そこまで拘るほどではないんだろうけど……でも、委託じゃ絶対買わないよな。イベントだから買ってしまうってのは、結構あると思うんですよ。イベントだと財布の紐が緩みまくりだし、私自身、結構予算オーバーしましたからね。
Bホールで見かけた珍しい本に、モーレツ宇宙海賊の同人誌があったのだけど、これは結構良かったように思える。前日、モーパイのアニメを観ていたこともあってかノリで購入してしまったけど、一緒に売られていた抱き枕のレベルが高めでさ。持ち合わせがあったら、多分買ってたんじゃないかな、私。ガチガチのSFアニメで、萌え系ってわけでもないから、同人誌なんて早々ないだろうと思ってたけど、あるところにはあるもんだ。
買い物がひと通り終わった後は挨拶回りで、砂塚さゆさんの長い髪の女の子を覗いたり、春日野穹イラスト集に参加してくださる、戌亥あちゅさんのあちゅむちにお邪魔したりしました。挨拶というのは出来る機会にしておかないと、次はいつになるかわかりませんからね。特に、あちゅさんの方はことあるごとにニアミスしていたので、今回のサンクリで挨拶できて良かったと思う。私も再来月には夏コミですが、スペースには可能な限り居ることにしようかな……自分のサークルなのにレアキャラになってますからね。まあ、そんなこといって午前中は完全に埋まっているのだけど。