冬コミ2日目ですが、今回は初めて2日目にチケットで参加しました。余っているという方が譲ってくれるというので、ご好意に甘えて見ることに。2日目は「C」サークルを回る以外には、贔屓にしているサークルへの挨拶ぐらいしか用はなかったので、別に一般参加でも構わなかったのだけど、開場前の2日目というのがどういうものなのか、空気や雰囲気的な意味で興味ありまして。たまにはそういうのもアリかなと思い、のんびり目にビッグサイトへと向かいました。贔屓のサークルが参加していなければ、2日目自体行かないときもあるから、なんだか不思議な感覚ですね。

コミケの2日目というのは、1日目に比較しても女子率が高い日であり、例えば「C」は東館で女性向けのサークルとして配置されています。pixivを見れば分かりますけど、「C」は意外にも女性受けした作品であり、同人ジャンルとしては小規模ながら、色々な人がイラストをアップしているしています。コミケでは、2日目で7サークルぐらいかな? それぐらいの数のサークルが新刊を出していたけど、ほぼ全てが女性向けという塩梅。私が女性向けジャンルの本を買い漁るなんてことは滅多に無いんだけど、古くは螺旋とか魔ロキまで遡るんじゃなかろうか。間になんか合った気もするけど、今は思い出せないな。
まあ、「C」本はあるのを片っ端から買わせて頂きました。前述のとおり女性向けですから、BL、やおい、どんとこいという感じなんですけど、女性向けサークルというのはそこら辺に気を使うことが多くて、私も何回か「女性向けですけど、大丈夫ですか?」と聞かれたね。まあ、男性が買いに来ること自体少ないという見方もありますから、それだけに引く、もとい驚くこともあるというしね。私は全然気にしないし、「C」大好きだから問題ないのだけど。
後、男性向けと違って年齢確認を求めてくるところが多かったね。これも女性向けではよくあることなんだけど、相手が誰であろうと一律で身分証の提示を求めるという対応を取っているサークルも少なくないから、身分証持っていてよかったよ。大手はともかくとして、男性向けはそういう手間を嫌うからね。ここら辺の温度差を体感できるのも、2日目ならではだよね。3日目ではまずないもの。それが良いことなのか、悪いことなのかについては、18禁を滅多に取り扱わない私としては判断に迷うこともあるのですが……難しいよね、こういうのは。

ちなみに私の贔屓にしているサークルは西配置だったので、散々東館のことを書きましたけど、開場当初は西館にいました。もう10年以上のお付き合いになるサークルさんで、その人に影響されて私もサークル活動を始めた感があるので、参加されるイベントには、なるべく足を運ぶようにしているんですよね。私がコミケの2日目に行くかどうかは、このサークルが何日目に配置されるかに関わっているといっても過言ではないです。
ところで、そんな贔屓サークルの近くに配置されていた、こちらも結構長く行っているささ茶屋というサークルがあるんですけど、今回もまたここの配置で物議をかもしたみたいですね。私は毎回行ってるから並びましたけど、この冬コミで遂にシャッター前配置となっていました。人気サークルかどうかといわれれば、まあ、元から人気はそこそこあるんですけど、ここのが一般参加者に重要視されるのは、某最大手サークルの委託を行うことなんですよ。その最大手自体は3日目に参加なんだけど、新刊だけは慣例的にささ茶屋へ委託することが多くて、その理由はサークル主同士が姉妹だから。まあ、この業界ではよくある話なんですけど、問題は最大手の委託に参加者が群がるからシャッター前配置というのはどうなんだ、ということでね。昔はこっそり委託していただけなので、特に問題も起こらなかったんだけど、一回だけ最大手のほうが痛くしている事実を漏らしてしまったものだから、それ以来ね。人が増える一方で。
私が、ささ茶屋に行くのは委託がどうと言うよりは貴重なCCさくらサークルだからなんだけど、不満を言っている人の言い分も、まあ、分からなくはないよ。でもさ、最大手サークルの方だって昔から最大手だったわけじゃないし、5~6年ぐらい前には島中でRO本とか売っていたようなところなんだよ。それが大きくなったからって、ずっと続けてきた委託にあれこれ言うのは、おかしいんじゃないかな。他でもない姉妹サークルの話なのだし。なんか、心ない意見とかを見ていると微妙な気持ちになるよ。

2日目はこれといって特筆することはないから、この辺りで止めておくけど、そういや企業でましろ色の終了記念本を手に入れましたよ。設定資料集は数が少なかったのか、割りとあっさり売り切れたみたいだけど。それぐらいかな? 企業は。買い漏らしは結構合ったけど、致命的というほどじゃないし、欲しいものを全部買うと金額がとんでもないことになってしまうからね。3日目に予算を残しておきたい身としては、こんなものでしょう。
年末年始の総決算ということで、いよいよ冬コミ1日目です。まあ、この日記書いている時点で冬コミはとっくに終わっているのだけど、記憶がまだ新 しいうちに少しだけ書いておきますか。例年冬コミ時期の日記というのは休むことも多いのだけど、今回は大過なく終わったということもあって、なに かと余裕があります。まあ、最近はコミケに傾ける情熱というのもサークル参加のほうが主体ですから、一般参加に関してはある程度の余力を残すこと が多くなったように思う。別にそれは悪いことでも何でもないくて、単に参加の形が変わっただけの話だから良いんだけど、ちょっと前では想像も出来 ないことだったよね。

初日である1日目は始発で国際展示場まで向かったわけですが、単に地元駅の始発というだけの話で合って、別にりんかい線やゆりかもめのというわけ ではありません。そういえば、りんかい線が開通して以降、わざわざ新橋まで出てゆりかもめに乗る必要がなくなったので、あれで国際展示場まで行く ことがなくなりましたけど、始発は相変わらず6時なんですかね? コミケのときぐらいは臨時で早いのが出てそうですが、流石にもう乗る機会はない のかなぁ。だって、横浜からなら大井町に出たほうが早いし、国際展示場への所要時間も短いしね。昔はなにせ、それしか移動経路がなかったから乗っ ていたまでで。
りんかい線は臨時電車が出ていたから、国際展示場へ着いたのは6時過ぎといったところだったかな? 相変わらず駅前は騒がしいという言葉では表現 できないほど混雑していたけど、私は特に待ち合わせもないのでそのまま東の待機列へ。前回ぐらいから中央と東待機列を結ぶ陸橋が通れなくなりまし たから、東へ行く経路というのは年々少なくなっています。 普通の方法で行けよという話ですが、私はどうしても信号に捕まるのが嫌でね。急ぐ必要はないと分かっているのに、信号を前にすると気持ちが焦ってしまう。
到着した東の待機列は……確か、2-7か2-8に並んだんだっか。そこら辺はもう覚えてないけど、初日だからそれほど後ろって感じもしなかった。私はコミケの待機列に並んでいるときは、何故かメロンブックスが昔売ってた「めろん奮闘記」というドラマCDを聴いて時間を潰していたのだけど、最近はCDウォークマンも不調だし、私はMP3プレイヤーとか持っていませんからね。それにCD自体も奥に仕舞い込んだのか、手近なところで見かけないし。

そんなわけで、私はもっぱら本を読んで過ごすことが多いのだけど、流石に読んだことあるものでは暇も潰せないので、今回は家の中で未開封のまま放置されていた、「涼宮ハルヒの驚愕」上巻を持っていくことに。買うだけ買って、実は読んでなかったんだよね。ハルヒを読むのも久しぶりだったけど、なかなかどうした、面白かったですよ。何故下巻を持って来なかったのかと思ってしまう程度には。まあ、感想書くほどのことでもないので今は止めておきますが、暇なんて本1冊あればどうにでもなるものだね。難点があるとすれば、ページをめくるには最低でも片手の手袋を外さないといけないということで、これがまあ寒い。なにかいい方法はないかと思ってるんだけど、我慢出来ないほどではないし、別にいいのだろうか。どうせ冬の1日、2日のことだし。
最近は待機列が会場内へと入る前に開場時間を迎えることが多いんだけど、今回中に入ったのは10時5分ぐらいだったかな? そのままいつも並んでいるサークルに向かって、いつもシャッター前だったのに、冬はシャッター落ちして非常口配置だったので、ここで半ぐらいまで時間を取られたんだったか。まあ、シャッター前でもそれぐらい掛かるところなんだけど、今回は特に目当てというほど目当てのサークルもなかったから良いんですよ。
というか、ここ最近は同人誌として欲しいジャンルというのが殆ど無くて、ジャンル買いをしてないから、焦りみたいのがあんまりないんだよね。先日までの年忘れ企画でハマった作品を色々書いたけど、あの中で同人誌が欲しいといえば精々「C」とましろ色ぐらいですし、そらおとやセイクリはどうもねぇ。そんなわけで特にジャンル買いをすることもなく、普段行かないようなサークルをちょっと覗きながら、悠々とサークルを回っていた気がします。KOKIKKOの紙袋に描かれていた白い双子みたいのが羨ましくて、初めて並んだのは間違っていなかったと思う。

午後前には企業ブース入りしたけど、流石に初日ということもあって混んでいたね。同人誌と違って、企業、特にエロゲグッズに関しては明確な目的を持っていたので、とりあえず恋騎士のグッズとHOOKの抱き枕を狙っていたのだけど、後者は既に売り切れていたので、前者を如何に確保するかにシフトした感じです。無理くり、色々な方法を駆使して頑張った結果、なんとか恋騎士の方はゲット出来たけど……そこで力尽きた感じですね。ねこねこ&コットンのセットを並ぶことなく手に入れた後は、友人とあって情報交換及び同人誌交換をして、ましろ色グッズを出しているフロンティアワークスを横目で眺めつつも、帰宅の途についたという感じです。まあ、初日なんてこんなものでしょう。それなりに楽しかったですし、表現として正しいのか分からないけど、コミケに参加すると疲れるけど元気がでる。そんな感じです。
年忘れ企画も今日で最後ということで、ましろ色シンフォニーの登場です。なんか、そらおと以外は皆オリジナルか、エロゲ原作じゃないかというツッコミが来そうですけど、ましろ色に関しては完全に不意打ちと言うか、ここまで面白い作品として仕上がるとが思っていませんでした。まあ、私は人よりそこそこエロゲをやる方ですから、ましろ色の原作も当然持ってますし、実は某ヨスガの次に買った作品ということもあって、それなりに思い入れもあったんですけど、大好きだと胸をはって言うほどかといえば、そうでもなかった。精々、気に入っているエロゲの一つ、といったところだったでしょう。

しかし、アニメの放送と共にその評価は大きく修正されることになります。エロゲのアニメというのはとかく、原作を尊重しない、原作を下敷き程度にしか扱わないものが多く、キャラクターデザインから話の構成まで、なにもかもが別物になるというのも少なくありません。今年はあまりそういうのが目立ちませんでしたが、例えば昨年末とかは酷かったじゃないですか。まあ、ましろ色に関しては角川作品としてのタイアップがありましたから、そこまで適当な内容にはならないと思う反面、やはり不安も大きくて……この時点では特に好きという程でもなかったんですが、知っている作品ですし、好きなキャラもいましたからね。心配する心みたいのは合ったんだと思います。
でも、放送した第1話を見て、これは放送時の日記にも書いたような気がしますけど、そういった不安みたいのが一気に吹っ飛んだ。私はマングローブの世間的な評価は知りませんけど、クオリティの高い作品を仕上げてくるところだと思っているし、それはErgo Proxyのようなオリジナル作品はもとより、神のみシリーズのような原作モノもありましたから、エロゲ原作という粗雑に扱われそうな題材への不安と同時に、制作会社への期待みたいのは最初から合ったんですよ。そして1話に関して言えば、それが報われた感じでした。だって、桜乃めちゃくちゃ可愛かったもの。
私はましろ色シンフォニーで好きなのは、今も昔も桜乃ですし、次点で結月が入るか入らないか、というぐらいのレベルですから、ある意味で突き抜けてるんですよね。発売前人気投票でも1位だったように、あのタイプのキャラクターというのは人気が出て当然みたいな所がありますし、シナリオの重苦しい部分に拒否反応を示した人もいたようですけど、基本的に桜乃はスペックの高い義妹なんですよ。そして、そんな桜乃の魅力を全面に出すことが出来たのが、あの1話だったと思う。

物語自体は序盤の愛理ルートから、後半みうルートにシフトするという意外な展開を見せましたけど、これに関しては仕方のない部分があったのかも知れない。なにせ、人気度で桜乃を選んだとすると、話のメインである学園統合がなかったことになってしまいますし、話もどちらか言えば重く、そしてサブキャラながら人気である紗凪が嫌なキャラとして描かれることになります。紗凪を攻略できることが売りのPSP版を宣伝するには、どうしたって紗凪を悪者にすることは出来ない。話のイメージを全体的に暗くしないためにも、桜乃ルートで行くわけにはいかなかったという、まあ、そういう事情もあったのでしょう。
では、愛理はどうか? 原作における一応のメインヒロインですし、ポスター等のキービジュアルでは真ん中配置、主人公の義妹である桜乃とも仲が良く、すべてのシナリオを進めるためにも、これほど適したキャラはいません。現に前半は愛理ルートだったのですから、そのまま言っても良かったはずなんです。みう先輩はどうしたって、メインヒロインではありませんからね。
けど、結局アニメ版はみう先輩ルートとなり、最終的に新吾がくっついたのもみう先輩です。紗凪は涙流して失恋しましたが、これに関してはなにも言えない。だって原作通りの展開だし、そういうルートだったもの。紗凪についてはいくら人気でもサブキャラであるという事実は覆せないし、TVアニメイという媒体で紗凪をメインには据えてこないだろうと考えていたから、まあ、こうなるとは思っていたんですよ。しかし、そのままみう先輩で固定させてくるとも思っていなかったから……人気が安定している、という点に目を付けたのかなぁ。

私は放送終了後のクリスマスイベントも行きましたけど、キャスト・スタッフ陣は2期を望んでいるようですね。まあ、ここまでルートを固定化させてきたんですから、別ヒロインの別シナリオで再アニメ化も出来るでしょう。私の希望としては桜乃ルートだけど、さて、あれをアニメにすることは可能なのかな。妹系のシナリオとしては、極々真っ当というか、王道だと思うんだけどね。既にAT-X SHOPでBD1~3巻は注文済みで、残りの4~5巻を桜乃の特典が付くとらで注文する予定。年の最後に、いい作品とめぐり合った。
さて、年忘れ企画は今回で終了ですが、基本的に私が今年はまった作品を振り返るだけのコーナーでしたから、特に面白みとかなにもなかったね。昔はもっと、為になるようなことも書いた気がするんだけど、まあ、今はこんな感じでいいのでしょう。来年もやるかどうかは知らないけど、来年も面白い、いい作品に数多く出会いたいものです。
セイクリッドセブンは、近年のサンライズには珍しい純粋な変身ヒーロー物に分類される作品で、私は初回放送時から結構気に入ってました。最近、こういうヒーロー然としたアニメが少なくなっていた、というのもあるでしょうし、これもまた今年の流行りだったオリジナルアニメですからね。次の展開が分からないというのは、やっぱりワクワクするものですよ。ヒーロー物なら特にそう。まあ、この作品もまた「C」と同じく話数に恵まれなかったのだけど、今の時代なかなか2クールというのは難しいですからね。そこら辺は我慢するしかないのかも。

私がセイクリッドセブンのことを好きなのは、そのヒーロー物として単純明快なストーリーに、熱血漢ではない故に成長する余地のあった主人公、丹童子アルマの成長物語という一貫性が楽しかったのかな。勿論、藍羽ルリとの恋愛要素もそうだけど、誰一人として不必要なキャラがいないというか、話数が少ないからこそすべてのキャラが全力出せたような、そんな気がする。まあ、ナイトとフェイに関しては一応の敵役だし、終盤味方になるまでは出番も少なかったけど、これに関しては銀月の翼がありますしね。そういや、あれの舞台挨拶チケット取らなかったけど、いつ観に行けば良いのかな。一番近くて池袋だけど、池袋なんて早々行かないし……あぁ、来月22日にサンクリがあるから、それまでやってれば同時に観ることが出来るな。公開初日が1月7日だから、多分22日まではやっているだろう。イベント上映だから確証はないけど、でなければ池袋にちょろっと行って来ればいいだけだし、それぐらいの労力は惜しまないよ。好きな作品だからね。
セイクリは元々2クールの企画だったという話もあり、放送終了後の展開が結構多いように思います。各種ドラマCDもそうですが、イベントも頻繁にやっていますし、そこはかとなく次に繋げようとする意志のようなものが伝わってきます。まあ、アルマやルリたちに関してはともかく、ナイトやフェイ、研美やSPの辺りは不完全燃焼な部分があるし、それは銀月の翼で語られるにしても、大本であるセイクリッドセブンの謎が未解明ですからね。やっぱり、2期は欲しいですよ。

作品の話に戻ると、セイクリはヒーロー物としては単純明快であると同時に、どれだけ今時を取り入れるか、という部分に深い拘りがあるような気がします。それはアルマのキャラクター性からも見て取れて、彼がヒーローにありがちな熱血漢ではなく、周囲から浮いた孤独な少年であるというのは、如何にも90年代後半以降に生まれた主人公像に適していますし、そこへ藍羽ルリという彼にとっては謎であるヒロインが、突然さを持って現れるというのも、如何にも最近の主流です。
それでいてルリが大財閥のお嬢様であったり、アルマが元より腕っ節が強い、もっと言えば特殊能力を持っている辺りはお約束的設定だし、主人公よりも孤独でダークなナイトのようなライバルキャラは王道とも言えるでしょう。セイクリはそういう古きよき変身ヒーロー物に、今時のアニメ観を積極的に取り入れていて、そこを上手く噛み合わせることに成功した作品だと思うんだよね。何度も言うようにアルマは熱血漢じゃないから、敗北による挫折を必要とせず、実のところ負けたことは一度だってないんです。窮地に陥ったことはありますけど、敗北を経験して塞ぎこんだことはありませんし、彼の悩みは周囲との人間関係の始終します。セイクリの登場人物は、人間としてどこかズレているキャラが多くて、明確に人格者であるのは石部の部長ぐらいなんですけど、だからこそ生まれるドラマも多かったというか。戦闘では常に最強であるけど、一個の人間としては不完全。アルマはそういうキャラクターなんでしょう。ナイトは自虐的というか、フェイ以外は必要ないと諦めの極地に入っていますけど、アルマはそうした孤独を最終的に乗り越えられましたからね。故にこれは丹童子アルマという少年の、成長物語なんですよ。

基本的に不満はないセイクリの物語だけど、放送中にした考察の数々はほとんど外れたねぇ。まあ、主に石部というか部長の役割についてなんだけど、あれに関してはもう少し話数があれば恋の鞘当てぐらいには出来たのかなと思ったり。ルリと部長の会話を見ると分かるけど、ルリはアルマのことを完全に理解している部長に対して、やや複雑な面持ちをすることもあるんですよね。ルリも結局のところ人間としては未成熟だし、ましてや異性のことなんて分かりっこないのだけど、部長は自然とそれを成し遂げている。嫉妬ではないのだけど、羨ましいというか、そうした部分も掘り下げて欲しかったなと。後、アルマの探していた石の事とかね。あれは部長が持っていた、という設定のほうが絶対に良かった。石部については、2期で期待しようかね。アオイのこともあるし。
ところで、今気付いたのだけど銀月の翼の公開日ってルリとアオイの誕生日なんだね。多分、狙ってやったに違いないけど、果たして銀月の翼にアオイが出る幕はあるのだろうか。なにせナイトの話だからなぁ。アオイの役割も分かってはいるんだけど、出来ればあれはフェイが良かったと思ったり。
今年を語る上で外せない作品といえば、そらのおとしものでしょうね。アニメの2期自体は去年の話ですけど、それに続く劇場版が公開されて、なんだかんだ言ってこれも3回ぐらい観に行ったのかな? 川崎のTOHOシネマズで観て、その次に幕張の舞台挨拶で、最後は新宿の角川がやってる映画館のイベント上映だったと思います。ファフナーと違うのは一度目以降は、映画以外の目的が存在していたことで、舞台挨拶やイベントなど、私にしては珍しく、そういったものに力を入れていた作品でした。まあ、単純に作品が好きなんでしょうね。そらおとが好きだから、ここまで熱を上げたんでしょう。

映画のBD自体は来年の発売ですから、ファフナーと違って最近になって見返したということはありません。新宿でのイベントがいつであったかは忘れましたけど、あれ以来私は時計じかけの哀女神を観ていないということであり、そういった意味では、やや懐かしい部類に入るのでしょうか? 3回も見た映画ですから、内容に関してはかなり鮮明に覚えてるんですけど、まあ、それにしたって結構前の話ですしね。少なからずおぼろげになっている部類もあるでしょう。
公開当時の日記にどこまで書いたか忘れたけど、私はこの時計じかけの哀女神という作品に対して辛口で、原作からの改変に対して割りと酷評をしていた記憶があります。まあ、それに関しては今も変わらないんだけど、映画として考えるならあれもありだったのかなぁと、幾分か寛容な気持ちにはなってます。新宿のイベントで監督も言ってましたが、「一つの映画として色々考えた末に、こういう形になった」わけですから、ニンフではなくイカロスを主軸としたこととかについては、目を瞑るべきなのかも知れないね。原作において日和編というのは長編なわけだけど、これを映画で切りよくまとめるのだとすれば、やはりイカロスをメインに持ってこないと、主役が交代しちゃうわけですから……人気度で言えばニンフのほうが上のはずだから、それでも良かった気はするんだけどねぇ。難しいよね、こういうのは。単純な人気だけで物事を左右すると、その作品がどうなるのかというのは明後日書く作品が該当するのだけど、そらおとはある種均等に配分しないといけませんからね。アストレアはともかくとしても、ヒロインの多い作品というのは色々めんどくさいのです。特に今回は日和をメインにする必要性があるわけなので、そこもまた問題という。智樹列車は観たかったけどねぇ。

前述のとおり、そらのおと劇場版のBDは来年の2月24日の発売されます。まだ3ヵ月ぐらいあるわけで、その後ぐらいに2期のBOXも出ることでしょう。1期のBOXがAmazonで半額になっているのを見ると、定価で買った私はとても複雑な気持ちになるのだけど、まあ、それは仕方ないよね。
それとは別に、エース本誌で何らかの発表があるということだけど、これに関してはそらおと3期と考えて間違いないんじゃないかな? 件の新宿におけるイベントでもプロデューサーは乗り気だったし、原作者も3期があるなら月100Pは書くと言い切るほどの気合の入りようだったから、スタッフたちのやる気という意味では十分でしょう。ただ、そらおとは2期の成績があまりいいとは言えませんし、多くの原作を抱える角川としては、容易に3期を企画するのは難しいという事情もあったのですが、まあ、熱意が勝ったということでしょうかね? 2期をオリジナルのラストにして、映画もオリジナルの展開にしてしまった今、果たして3期でなにをやるのかという不安はありますけど、あのスタッフなら上手くやるでしょう。取り立てて良い料理を出すというわけじゃないが、これといって食べられないものを出すわけでもないし、きっと大丈夫だよ。少なくとも手馴れている原作だから、はがないよりは良いものが出来るんじゃないかな。

私はこれといって特典とかに興味がないから、映画のBDはAmazonで買おうと思います。そらおとは好きな作品だけど、そこまで金を掛ける必要もないと思っているので、安く買えるならそれに越したことはないという奴で。なんか最近になって、ネット通販というものに抵抗がなくなってしまったので、来年は必要性に応じて利用していきたいですね。そういや、そらおとは本誌の方でも結構緊迫とした展開になっているようだけど、コミックスの発刊スペースが早いから、あまり待たずに続きは読めそうです。まあ、そろそろ終わりに向かって行きそうな気もするのですが……良いイラストだといいなぁ。こすもすはあんなだけど。
今年はオリジナルアニメが豊作の年と言われていますが、私もそれについては同感だと思います。昨今はラノベ、漫画、エロゲの原作でしかアニメが存在しないとされる中で、今年は本当に多種多様なオリジナル作品が世に出たと思う。SF、ファンタジー、恋愛、ミステリーとジャンルを上げればきりがないけど、私が中でも一番はまった、あるいは毎週の放送時間が楽しみで仕方なかったといえば、やはり「C」を上げることになるでしょう。セイクリでさえ、「C」の前には次点かも知れない。両作品の比較をすれば面白いんだけど、この2つはまったくの対極で、セイクリが純粋な道ならば、「C」は異色の中の王道と言った感じか。

私は元々ノイタミナ枠というのが好きじゃなくて、それはコンセプト的なものもあるし、放送していたアニメ的な意味でもあるんだけど、とにかく興味があまりなかった。でも、新作が始まると一応録画していて、最初の数話ぐらいは見ることにしてるんですね。これはノイタミナに限らずどんなアニメでも同じなんだけど、ここだけの話、実は「C」って1話録り逃しましたね。それだけ自分がノイタミナに興味なかったことの現れでもあるんだけど、丁度、ネットで第1話だけ無料放送しているというから、録り逃したのを結構意識していたこともあって、観てみることにしたんですよ。始めてみたのは会社のデスクだったかな? 昼休みかなんかに、暇潰しだったと思います。
それで私はすぐに後悔しましたね。自分がこの作品を録り逃したことを。それぐらいの衝撃を受けたと言うか、1話からグイグイ引き込まれました。オリジナル作品だというのは知っていたけど、オリジナル作品だからこそ先が読めない部分も大きくて、これは一体どういう作品なのかと驚いてね。なにせ、それまで原作ものばかりだったから、極々新鮮な刺激を受けたと言うか、多大なまでの興味や関心を抱くことが出来たんでしょうね。1話を録り逃してしまった次点で、すぐにBDを買うことは決定したと言うか、初回の段階で「あぁ、私はこの作品好きだ」というのが実感できた、珍しい例だった。私はなにせケチですから、余程のことがないとソフトにまで手を出しませんからね。CSのアニメチャンネルで色々な作品を録画しているのだって、結局はBDを買う手間を省くためだし。

「C」は金という明確なテーマを元に、それにまつわる人間の悲喜劇を描いた作品ですが、聞くところによると業界人など玄人受けした作品らしいですね。なにかの雑誌で高い評価を受けたとかで、世間があの花に涙を流していたのに比べると、また違った反応ですね。私は「C」があの花の前座扱いされるのが嫌だったと言うか、むしろあの花の方をまったく観ていなかったので、ひたすら「C」に情熱を注いでいたのですが……まあ、そういうの一切無視して我が道を行っていた感じがするよね。もう少し話数があれば、と思わないでもないけど、OPの通り三國さんと公麿は激突したわけで、その戦いに一定の決着はついたわけだし、あれ以上を望むというのもね。これは後に取り上げる予定のセイクリッドセブンにも言えることなんだけど、今回は短い話数の中で、如何に書きたいものを書くか、という作品が大きかった気がするな。
勿論、セイクリがそうであるように、「C」も出しきれた部分と、出せなかった部分はあると聴きますし、主に羽奈日の辺りがそうでしょう。最後は精神的に病んでしまった彼女ですけど、声を当てた牧野由依曰く、本当は真朱と羽奈日で天秤に掛け、公麿は金融街と現実を選ぶ羽目になるはずだった、という恋のトライアングル的展開が考えられていたそうで、確かに突然の躁うつよりはそっちのほうが説得力あるよね。尺がもう少しあれば書けた話なんだろうけど、まあ、仕方ない。羽奈日に関する牧野由依の不満は、同じく羽奈日好きであった私の不満でもあるのだけど、この作品はそこじゃないから。本当に書きたかったのも、伝えたかったのも。

私は「C」という作品を、三國壮一郎と余賀公麿のダブル主人公、Qと真朱のツインヒロインだと考えているから、最後の展開に関しては納得しています。惜しむらくは2期への展望が少ないことでしょうけど、まあ、綺麗に終わったといえば終わってますしね。金融という難しいテーマを、如何にアニメ的な分かりやすい、それでいてワクワクするような表現で描いたかという意味では、本当に良くできていたと思いますよ。戦闘も人間ドラマも、本当にバランスが取れていたもの。話数が11話と少なかったから、BDも全4巻とコンパクトにまとまり、実はすべて私の手元にあったりします。年が明けたら、個人的な一挙放送をやるのもいいかも知れませんね。
年忘れ企画再開ということで、今日は俺たちに翼はないです。私、基本的に西又葵先生の絵が苦手なんですけど、何故かアニメ化すると非常に相性がよくて、以前はらぶドルのアニメにハマっていた記憶があります。なんというか、アニメのキャラデザだと途端に可愛くなるよね。エロゲアニメにしては珍しく、非常にしっかりと作られており、勿論複雑な原作をすべて再現することは出来ないまでも、それ故に丁寧な作りだったといいますか。同時期には色々な作品がやってましたけど、私はこれともう一つを食い入る様に観ていましたね。来週が待ち遠しいアニメというのも久しぶりだったし、エロゲアニメでは多分初めてでしょう。

俺たちに翼はないは、一言で言うなら多重人格者が主人公のエロゲです。それぞれの主人公にデザインこそ存在していますが、エロゲ故に実際の立ち絵が映るわけでもないので、それをトリックに序盤はカラクリを隠すわけです。けれど、アニメは主人公が映像として登場し、動かなければいけないわけだから、エロゲと違ってユーザーの視点であるが故の不可視という手法は使えない。では、どうするのか? 話は簡単、本当の姿をひた隠しにしたまま、主人公達が意識する自らの姿をそのまま映しだしたのです。実際ヒロインやその他の登場人物に対してどう映っているかなど問題ない、まったく凄い解決法もあったものですよ。まあ、そうでもしないとお話が成立しないんだけどさ。
メインとなる主人公は3人、正確には一人の人間なんですが、ここでは敢えて3人と表現しましょう。それぞれ羽田鷹志、千歳鷲介、成田隼人と見た目も個性も全然違いますが、相対するヒロインもまた全くタイプが異なります。この内の誰が好きかは個人の好みで別れると思いますし、あるいは第4の主人公である伊丹伽楼羅のことが大好きだという人もいるでしょう。私は基本的この作品で嫌いな奴は、少なくともアニメに出たキャラではいませんけど、好きなキャラを強いてあげるなら、やはり成田隼人と鳳鳴のペアでしょうか? 放送時、あるいはBD買ったときにも同じようなことを言ったと思いますけど、私は基本的に青年×少女と、おっさん×幼女が好きなもんでね。

アニメ版はシリーズ監修と原作のライターである王雀孫が参加し、尚且つ脚本を担当した回まであるので、基本的には原作の良さが損なわれず、可能な限りの再現が行われています。話数が12話と短いので、最後はやや駆け足だったけど、それでも上手くまとめてはいるでしょう。俺翼の原作を作っているNavelは、過去にSHUFFLE!という作品のアニメ化で大失敗をやらかした経緯がありますから、それ以来アニメ化というものには慎重、もしくは積極的に関わるようになっているので、ある程度のクオリティには最初から期待できるんですね。まあ、元がそれほどヒットしたエロゲでもなかったから、世間的にはあからさまなサービスシーン以外ではあまり話題にはなりませんでしたが……結構、面白いと思うよ?
最終的に誰が勝ったとか、そういうのに気を遣わなくてもいいイラストになったし、ヒロインたちは小鳩を除いてちょっと可哀想だったかもしれないけど、これもよく考えたらちょっとしたカラクリがあるし。つまりですね、視聴者は最後に登場した第5の主人公、羽田ヨージの容姿を初めて見るわけですから、その点に関して違和感があるのは当然なんだけど、ヒロインたちはそうでもないという。これは7話の伊丹伽楼羅編を観ていれば分かりますけど、彼が街中で暴れている最中、ほとんどのヒロインが彼を見かけ、その際自分に対する主人公であると勘違いをしているです。このことから、外見に関してはどのヒロインも同じ者を観ているということが分かり、彼女らが違和感を覚えることは、少なくとも見た目ではないんですよ。だからこそ、ある程度は気軽に接することも可能なわけで。ラストがまんま1話の夢テレビパロディだったのには笑いましたけど。

私も最近は経済的に余裕があるからBDとかホイホイ買うようになりましたけど、俺翼はAT-Xの放送時でも規制が厳しかったこともあって、割りと楽しめる作品の一つですかね。まあ、私にとってエロはそれほど重要なものではないんだけど、俺翼は可愛いヒロインも多いですから。なんだろう、こういうネタ的なサービスシーンってのはやっぱりいいもんだよ。生々しくないし、それでいて萌え要素的なものもある。しかし……いや、最近の他のエロゲとかでも思うんだけど、なんか世間的なロリ需要が減少してるよねと、アリスがヒロインに昇格出来なかった事実を思いながら悶々と。一番可愛いと思うんだけどな。まあ、私は別にロリコンではないですが。
公開自体は去年なんですけど、私が実際に観たのは今年なので、今年のアニメということで書かせてもらいます。日記のログを辿ると私がこの映画を最初に観たのは1月13日の川崎チネチッタとなっているので、昨日取り上げた夢喰いメリーより早いのかな? なにせ、私はこの映画を3回ほど観ているので、イマイチ自分が劇場に行った時期を思い出せないんですよね。確か川崎に2回、海老名に1回行ったはずだけど。1つの映画を何回も観に行くなんてのは、私にとって初めてに近い経験でしたけど、まあ、それほど面白かったんでしょうね。なんだかんだでイベント行ったり、BD買ったりもしましたし。

ただ、断っておくと私自身はそんなに蒼穹のファフナーという作品に思い入れがなくて、好きなアニメ作品かと訊かれると、「普通かな」と答えると思います。私は基本的にハッピーエンド至上主義ですし、閉鎖的空間で行われる荒廃とした物語というものが嫌いなので、そういった意味ではむしろ好きじゃない作品に当てはまるのかも知れない。じゃあ、なんで映画なんて観に行ったんだという話になるけど、それはやっぱり気になったからだろうね。TV本編がああいう最後を迎えましたし、OVAですか? あれも悲惨な最期でしたから、映画でどういうフォローというか、続きが描かれるのかなと。
後はまあ、キャラクターに関してでしょうか。ファフナーの話自体は救いもなにもない、そもそもあの世界は日本を始めとした多くの国が滅んだ、終わりを迎えつつある世界なんだけど、登場するキャラ自体はなかなかに等身大で魅力がありましてね。私は主に立上芹を始めとした後輩メンバーが好きなんですけど、彼女らの成長具合を観てみたかったし、SFとかロボットと言うよりは、キャラクター映画として観に行った感が強いのかも知れないね。実際、立上芹はヒロインが明確に定まっていない作品内の中で、それに近い立ち位置だったと思うし、戦闘においてはどちらかと言えば後輩メンバーの方が目立っていた気もするし。特に西尾兄妹にはやられたね。私が双子好きというのもあるんだろうけど、あそこまであからさまな、外見的一致という意味ではなく、精神的な繋がりを求め合う双子を出されるとは思わなかった。あれは転んだ。うっかり色々書いてしまうぐらい転んだ。どこにも公開してないけど。

全体的にいい映画だったとは思いますが、それだけに続編に関してはどうなのかなーと思います。イベントで発表されましたけど、あれで一気に熱が覚めたというか、まだ続けるのかという気持ちが強くてね。まあ、冲方丁の原作ですから酷いものにはならないんでしょうが、私はそもそも一つの作品を延々と使い回すのが好きではないので……それが許されるのは多分、ガンダムシリーズD.C.シリーズだけでしょう。あれにしたって、作品自体は毎回変えてきているわけだしね。ファフナーも映画で終わっておけば良かった、なんて言われなきゃいいんですが。特に原作のないオリジナルコンテンツですから、続けること自体は可能だと思うんですよ。ネタさえあれば、キャラを代替わりさせたっていいわけだし。でも、果たしてそれが本当に正しいのか? 人気があるから作品を継続されるのはわかるし、映画だって相当の反響があったんでしょうが、私はなんかしつこすぎる気がしないでもない。もうお腹いっぱいというか、同じスタッフで新しい企画でも作って貰った方がいいと思うんだよね。映画があれだけ綺麗に終わったんだし、もういいだろうって気持ちのほうが強い。
まあ、もっともこれで次の主役が芹とか西尾兄妹ですなんて言われたら、手のひらをくるりと返す用意は出来てますけど、そんなの絶対ありえないでしょ? ファフナーは正直、女性向けのコンテンツですからね。そう簡単に主人公たちを変えるとは思えませんし。

BDを買ったので映画はいつでも観ることが出来るんですが、確か劇場公開時と映像が大分変わってるんだっけ? 3回観たといっても最後に行ったのは2月の話ですから、当時の映像を覚えているわけもないんですが……改めて家で観てみると、なんというか劇場効果というのはあるもんですね。画面が小さいからってことはないんだろうけど、ここまで淡々とした話だったかなと思ったり。これといった後日談みたいのが収録されたわけでもないですし、まあ、それは続編企画がある時点で当たり前なのかも知れないけどさ。いずれにせよ私の中で今年を代表するアニメ作品ではあったので、色々と書いて見ました。立上芹は可愛い、西尾兄妹は最高、皆城乙姫は帰ってきて! という感じで、今日はお開き。
今年もこの季節がやって来ました、年忘れMLW式のお時間です。こんなことを書くと、まるで私が毎年のようにこの企画をやっているのかに思えますが、実は6年ぶりぐらいでしょうか? 2005年に一度だけやったんだけど、多分誰も知らないよね。この日記も何気に7年ぐらい書いてますが、一度休止していたのを再開するにあたってログを消してしまったので、7年前の文章は一つも残っていませんね。あの頃は良かったですよ。アニラジはアニスパじゃなくてアニゲがやってたし、00年代の初期から中期における爆発力みたいな勢いがあった。無論、当時は当時で色々な問題があったんだと思いますけど、今よりも華やかなイメージがあるのは何故だろう。

そんな訳で、この年忘れ企画では、私が2011年にはまったアニメ作品を中心に、毎日1作品ごとに振り返っていこうという感じなんですが、6年前にやったときはアニメはアニメ、声優は声優なんて具合に分けていた気がするね。ただ、昔と違って今の私は声優オタクというわけじゃないし、エロゲにしたって買うだけ買ってやってないのが多いから、確実に観ているアニメ作品のほうがなにかと都合がいいんですよ。何気にソフトも多く買いましたし。
第1弾が夢喰いメリーというわけなんですが、これのアニメ版に関しては未だに酷評が目立ちますね。まあ、どうしたって原作の方が面白いのは否定のしようもありませんけど、作者だって神様のメモ帳を生温かい目で観察するぐらいには悟りきっているので、ここらで冷静に振り返ってみようじゃありませんか。そもそも、私はアニメ版も結構好きですしね。世間的には同時期というか30分前にやっていたISの方が人気だったんでしょうけど、あれはどうも8話ぐらいから分けのわからない話になったのでね……メリーだって相当なものだと言われそうですが、メリーのアニメは尻切れトンボなだけで、やりたかったことと、実際にやったことはちゃんと見えていますから、ある意味では良かったんですよ。監督が失敗したとか、オリジナルに関しては原作者も積極的だったみたいな発言をしなければね。まあ、たまにいるんですよ。そういうことを自分で言ってしまうような作り手も。別に当人がそれを自覚するのは悪いことじゃないけど、へそより尻に気を遣うべきだったんだよ、メリーのアニメは!

まあ、へそか尻かなんてことはどうでもいいとして、私がメリーのアニメを好きなのは、原作における夢というある種わかりにくい概念的なものを、アニメ用に噛み砕いて来たからかな。面白さでは原作の方が上だけど、ファン心理に配慮してなにかと原作再現が試みられる昨今、あそこまで典型的なオリジナル展開を持って来られると、却って清々しいというか、まあ、キャラ見せという意味では良かったと思う。そう、個々の不満はいくらだってあるけど、全体的にキャラが可愛く書かれてたよね。声優は新人、若手で固めてきたイメージがあるけど、特に違和感のようなものは感じられなかったし、作画とかもあまり崩れたりはしなかった気がする。私が好きなのは、実は主役のメリーではなく光凪由衣なんだけど、秋谷智子の声を聴いたいのとか、それこそおジャ魔女以来ですよ。意外なほど可愛くてビックリした。決して白衣に惹かれたわけじゃないけど、あれはいいもんだよ。
ただ、オリキャラの面々に関しては……キャラクターとしては悪くなかったけど、その設定がね。ミストルティンとか、ラスボスより強いかも知れないなんて、ほとんど僕の考えた最強キャラじゃないですか。エンギにすら負けなかったメリーを完膚なきまでに叩きのめしたり、あれはちょっと白けたね。互角ぐらいの実力が丁度良かったというか、元が植物ならメリーと激闘の末追い詰めるも、最終的にエルクレスに焼き殺されるぐらいの描写にすべきだったのではないか。そうすれば灯台エルクレスのラスボスとしての強さが目立つし、俺達の戦いはこれからだ! といった二期への繋ぎがもっと上手く出来たかも知れないのに。無理やり組み込んだオリジナルによって破綻しているようじゃ、確かに物語としてはイマイチでしょう。

メリーはハッキリ言うとキャラクターアニメです。物語を堪能したいなら原作を読めばいいし、アニメはあくまで動きあるキャラクターの可愛らしさを楽しむためにあると思ったほうがいい。まあ、色々と惜しい作品だけに2期かリメイクを期待するところなんですが、好意的に書こうと思ったのに、結局否定的な部分が沢山出てきましたね。とりあえずドーナツでも食べながら、AT-Xでやってる再放送を観ることにしましょうか。
冬コミの更新を行うはずだったんですが、準備が間に合わなかったので他のことを書きます。新刊情報はもう一日だけお待ち下さい。まあ、単純に画像の準備が出来てないだけなんですが、それ以外にもグッズのこととか色々ありましてね。詳しくは明日書きますけど、今回もそれなりに出しものがあったりするんですよ。まあ、それはいいとしてなんか違う話を書かないと行けないわけだけど……さて、なにが良いかな。このところ、原稿しかしてなかったから特にネタがないのですが、そうだ、あれにしよう。

先日、私はとある集まりに出かけて、某ラノベ作家とかに混じって若い世代の原稿を読むという作業をしていました。私は別にプロ作家じゃないけど、立場上は所謂先輩に当たるので、このところはもっぱら人の原稿を読む方が多いですね。まあ、最近の若い子なんてのは誰も彼もがラノベ作家志望ですから、ラノベ専攻ではない私が読んでも、と思われるかも知れないけど、小説として成立しているかを見るにあたっては、別にラノベであろうと文芸であろうと違いはありませんからね。そりゃ、ラノベにはラノベのルールなりテンプレートがあるわけですけど、結局小説という読み物であることには変わりないですから、そこが上手く出来ているかどうかの判断自体は出来るというわけです。近頃は、こんなの俺でも書けると言った感じにラノベの文章を軽視する傾向にありますけど、現実問題として文章書けないことには小説家にはなれませんからね。アイデア勝負なんて聞こえのいい言葉もありますけど、それだけで作品が出来れば苦労しないのですよ。
ただまあ、ネットでこんなの俺でも書けるとか、投稿サイトにちょっと文章載せて見ましたなんてのと違って、私のもとに回ってくるような原稿は、曲がりなりにも小説家志望の書いたものですから、文章レベルとしてはそこそこのものです。基本は出来てますし、その話においてなにをしなければいけないのか、その最低限はカバーできている。じゃあ、後はなにが足りないのか? どこがダメなのか? これを書き手本人が自分で理解するってのは、なかなかに難しいことでね。だから、私だったりプロだったりが引っ張り出されて、あれやこれやと適当な……もとい意見をしてあげねば行けないのです。

単純な話、自分の書いた原稿が文庫本ないし、単行本として売られている姿を想像できるかどうかで、自分の書いた原稿のレベルというのは知ることができます。まあ、余程のナルシストか、全身全霊を込めた自信作とかでもない限り、素人が容易に想像できるものではないかと思いますが、逆に言えばプロとして作品を世に出すというのは、そういうことなんですよ。自分でこれが売り物として出るとは思えないと実感してしまうようでは、まず賞なんて取れないわけでね。稀になんかの間違いみたいな作品が世に出ていることもありますけど、誰もがそんな間違いを目指しているわけではありませんからね。いっそ間違いでも構わない、という心理は理解できるけど。
でも、私やラノベ作家なんてのはあくまで書く側の人間だから、まだしも落ち着いたと言うか、お手柔らかな論調で作品を読むわけだけど、これが現役の編集とかだと本当に酷いね。私達が言いたくても言えないようなことを平気で言ってしまうというか、夢見がちな作家志望を前に「これを面白いと思っているようじゃダメだよね」と作品を切って捨てるのはどうなんだろう。ぶっちゃけ私も、そう思った作品がいくつかあったけど、それを言っちゃお終いではないか。まあ、一人ぐらいそういう立場の人間が居ても良いとは思うけどさ。なんていうか、夢のない話だ。大手ラノベレーベルの編集だけに、ダメージも大きかっただろうに。
私が読んだ作品に関しては、色々と思うところがあるので現在考えを保留にしています。正直、私好みの作品ではなかったけど、それだけに勉強になったといいますか、エンターテイメントに生きる人間としては、ああいう話もありなのかとか、考えさせられてしまった。面白いか面白く無いかで判断するのなら、もっと簡単で分かりきったことなんでしょうけどね。

ちなみに同席していたラノベ作家が、とある原稿を読んで「30ページも読んでるのに美少女が出てこねぇ!」と憤慨していたのが印象的だった。これはハッキリ言うと怒って当然というか、ラノベってのは美少女合っての世界なんですよ。表紙に女の子がいない作品は売っちゃいけないとまで言われてますし、どんな作品でも最初の1ページないし5ページ以内に美少女が出てくるものなんです。あの、灼眼のシャナでさえ悠二とシャナは1~2ページで出会っているじゃないですか。ラノベは美少女、この絶対条件だけは忘れないようにしましょう。
坂本真綾の5日間コンサートがあるというので天王洲アイルの銀河劇場まで行ってきたんですけどね? 私、最初は凄い行く気がなかったんですよ。別に結婚したからじゃないけど、ここ最近の坂本真綾熱の冷めっぷりが酷くて、去年あたりからあんまりイベントとかに乗り気じゃない自分がいてさ。今回のコンサートにしてもチケ代高いなぁとか思いながら申し込んだら、いつものように当選しちゃったので行くことにした、って感じで。しかも、5日間もやる公演だからチケ売っても二束三文だろうと思って放置してたんだけど、なんか私の知らないところでチケットはプレミア化していたらしいです。

考えてみれば、銀河劇場は収容人数800人に満たないホールなんだから、5日間開催とはいっても参加できる人数なんてのは限られてるんですよね。FC会員だって1万人とっくに超えてるんだし、私はいつもチケット当選しているから深く考えてなかったけど、プレミア化して当然だったのかもしれない。真綾で4万も5万もチケが高騰するってのは、私の感覚で言えば不思議なことなんですけど、世間的に人気が落ちたわけでもないですからね。この辺りはまあ、私の認識不足だったと言わざるをえない。
とはいえ、私は基本的にチケットを売るとかそういうことはしない人なので、徹夜続きの重い身体を引きずって天王洲まで行きました。モノレールに急行があることを知らず、うっかり羽田まで行ってしまったり、色々ピンチなことはあったんですが、まあ、なんとか間に合うことが出来ました。チケットは会場の規模にしては高い8500円だったんですが、これはプレゼント付きの値段ということで、一体どんなものが貰えるのかと思ったら、なんかよく分からない靴下の片足分という感じで。アクセサリーの類らしいけど、カバンとかズボンにつけてと言われてもなぁ。
私が積極的にチケットを売らなかった理由の一つに、意外なほど席が良かったというのもあるんですが、銀河劇場のHPで見る限り3列目だったのが、先頭列がカメラの都合で使われなくなったのを理由に、実質2列目になっていました。元々小さい会場ですし、ここまで近い距離で真綾を見ることは早々ないなと、私は若干売らなくてよかったと思ったり、思わなかったり。まあ、ただのチケットでさえ高値がついていたのだから、この位置ならもっとだろうとか、そういうことを考えなかったかといえば、少しだけ考えたけどさ。

武道館とかフォーラムとか、広いところでコンサートをやるようになった真綾ですけど、私はやっぱり少し手狭なぐらいが丁度いいですね。本人も言ってたけど、大会場よりも小さいところで全体が見渡せるぐらいが、一体感的なものも生まれやすい。今回は会場選びや公演回数からして手が込んでいて、勿論公演内容にしても趣向を凝らしたものになっていた。それは先ごろ出したコンセプト・アルバムDriving in the silenceを始め、過去に出したイージーリスニングや30minutes night flightの曲をひたすら歌い続けるというもの。それこそMCも殆ど無いぐらい、ひたすらに。
私はコンサートというものは曲や歌を聴きにくものだと思っているから、昨今ありがちなショー感覚の強いライブとか、そういうのはあまり好きじゃなくて、MCパートが長いと微妙な気持ちにならなくもなかった。勿論、MCだって面白いときは面白いし、多少の話ぐらいはないと間が持たないというのもあるんでしょうけど、聴きに来てるのは歌であって話じゃないですからね。話を聴きたいならラジオで良いわけですし。牧野由依みたいにある種パターン化されている人なら、いつも通りの内容を楽しめばいいだけなんですけどね。まあ、これもいつまで続くかという不安はあるけど。
真綾が今回やったのは原点回帰や、なにか発展性の演出というわけではなくて、勿論進化系というわけでもない酷く閉鎖的な内容です。通常のコンサートやライブを期待していった人には、酷く独特な公演に見えてでしょうし、真綾のMCやその際観客たちと行われる掛け合いが好きだという人には、つまらないものだったかもしれない。真綾自身、こんな形でコンサートを行うことは、もう二度と出来ないだろうといってましたしね。ただ、真綾の個人的希望としては、今後もMCはじゃんじゃん削っていきたいとのことで、それに対する不満には「あたし、MCって大嫌いなんだよ!」と叫んでおられました。思わず笑ってしまったが、「いやだって、MCが好きですとか面白いですなんて言われても、あたし微妙な気持ちになるんだよね」という気持ちに関しては、割りと納得してしまった。まあ、そうだよね。歌いに来てるんだから。

申し込めば必ず当たっていた真綾イベントですが、来年のFCイベントは外れてしまいました。遂にと言うよりは、やっとという感じが強い気もしますけど、私は特に悔しくもないし、残念にも思いません。今回のコンサートは確かに良かったですけど、それによって真綾熱が再燃するほど熱くなれたかといえば、別にそういうわけでもないんで。冷め切っていますが、しばらくはこのままでいいんでしょう。FC会員を継続するかどうかも含めて、しばらく考えて見ることにします。卒業や引退も、勿論視野に入れて。でも、今そういうことすると結婚したからになるんだろうなぁと、そんな躊躇いがあったり、なかったり。難しいね、こういうのは。
明日、公開終了とのことで仕事帰りに川崎チネチッタに行って観て来ました。本当はもっと早く行って、いい映画なら2回ぐらいは観ようかなとも思っていたんですが、何分先日まで冬コミの新刊作業に追われていたためなかなか時間を取ることが出来ず……しかも、上映時間の都合でレイトショー以外は都合が合わないという感じでしたからね。なんとかギリギリ間に合って良かったですよ。何故か、レイトショーはチネチッタで一番広い、音響・画質共に最高品質のTHXシアターで上映していたんですが、やっぱり総集編とはいえ大スクリーンで観るというのは違いますね。普通なら、けいおんに使わせそうなところを、なんだってスクライドだったんだろう。

スクライドは2001年に放送されたTVアニメですから、もう10年も前の作品になるんですね。前作ともいうべき無限のリヴァイアスが「20世紀のうちにやっておきたかった作品」とのことですから、スクライドは謂わば21世紀最初の作品とも言えるのかな? 無論、アニメ的な意味では色々な作品がやっていたとは思いますけど、このスタッフ的な意味では、ということで。スクライドは今も昔も人気作で、10年経っても色褪せない魅力がある稀有な作品です。2クールの、言ってしまえばシリーズ化されずに単発でやった作品がここまで長く愛されている例はあまりなく、この考えが許されるのかは知れませんが、サンライズ的にはガンダム並に息の長いコンテンツといえるでしょう。
現実にスクライドという作品はソフトや関連商品を出せば、必ずそれなりに売れるほどの需要があり、そのためサンライズ作品の中でも特に権利が、著作権に厳しいことで知られています。それは例えば違法な動画サイトへのアップロードったり、あくまで私見ながら、時に最新作以上よりも素早く果断処置を行うことが多いと思う。これはスクライドというコンテンツが未だに商品として通用するからで、そのため価値を崩すないし減少させるような行為には過敏とならざるをえないのではないかと、私はそう考えていました。根拠ではないですが、スクライドは今年になるまで再放送というのが一切行われなかった作品であり、放送後10年も経って初めてCS初登場でした。しかも、人気作であるにかかわらず放送時間は深夜帯の一枠で、連日の帯放送に加え再放送は一切なしという妙な形態。Blu-rayや映画の宣伝にしては、地味と言わざるを得ません。
故に私は、この再放送さえも本当は本意ではなく、ソフトの売上に関わることなので積極的になれなかったのではないかと、そんなことさえ思うのです。再放送で録れば、別にDVDとかBlu-ray買わなくていいやーでは困りますからね。スクライドという作品はなにかしらのソフトを買わないと観られない、そんな現状や図式をサンライズやバンダイビジュアルはこの十年で作ってきたのではないかと。考え過ぎかな。

新規カットや声の新録があるといっても、続編ではなく総集編で、しかも10年も経ったことで声優も大分劣化している。そういった評判を事前に聞いていた私は、それが当たり前のことだと認識しつつも、「まあ、イベント的に製作されるものだろうしそんなものか」と、どこか覚めた感じでオルタレイションを受け止めていました。私は前述のとおりスクライドはコンテンツとして引き伸ばしが過ぎると思っていましたから、そういった意味でも気乗りがしてなかったんですね。今更感とでもいうんでしょうか? 新作ならまだしも、今になって総集編の映画化というのも、まあ、マシュランボーとか例はありますけど、しつこすぎやしないかと。
だから観に行くのも後回しにしてしまった、というのは確かにあるんですけど、実際に観てみるとね……これが面白いんだわ。最近、アニマックスの再放送で久方ぶりに見たとは言え、編集がなかなかに見事でね。勿論、声優の演技には劣化を感じさせる部分は当然あったのだけど、それを考慮した上での編集がなされていると言うか、抜き出しとしては分かっていると言わざるを得ない出来だった。新規映像も含めて、違和感ない話に仕上がっていると言うか、前半13話を2時間ですか? たったそれだけの時間にまとめ上げるというのは凄いですよ。ただ、個人的にエマージーのシーンは好きだけど、わざわざ入れるほどのものでもなかったような、と思う。あれは完全にファンサービスだね。

声優演技といえば、事前に公開された映像等から主要キャストのそれは大抵分かってましたし、中でも君島役の山崎たくみさんは劣化をあまり感じさせなかったんだけど……上には上がいましたね。なんですか、あの無常矜侍役の白鳥哲さんは。まるで変わってないどころか、更に磨きが掛かっているじゃないですか! あれは素直に感動したと言うか、後編が楽しみでなりませんね。結局パンフレットも買ってしまったし、なんだかんだいって私はスクライドが好きなんだなと再実感しました。観に行ってよかったです。
1ヵ月ぶりに日記を書きます。サボっていたと言うか、冬コミ原稿が忙しくて日記を書く暇もなかったというのが本当なんだけど、小説とは使う筋肉や働かせる頭が違うせいか、なかなか両立させることが難しくてですね。がっつり日記を書くと小説が書けなくなるし、小説に集中すると日記を書くことができなくなる。同じ文章を書くという行為には違いないのに、上手くいかないものです。新刊であるヨスガノソラ本第7弾に関しても、順調や快調といえる程のものではなく、どちらかと言えば難航しているのが現状でして……まあ、それだけでもないんですが。

ヨスガノソラ本については書き上がってから触れるとして、今日は別のお話。実は2ヵ月ぐらい前から同人誌のDL頒布というものを始めましてですね、この度12月1日に予定していたすべての本のアップを完了したので、それについての告知や宣伝を含めた詳細の方を書こうかと思います。
DL頒布を開始したのは、私のサークルであるシャリテクロワールの既刊、ロックマンゼロ・クロスシリーズになります。ヨスガ本の方を期待されていた方には申し訳ないですけど、ロクゼロクロスに関しては発行から結構の月日が経っているのにも関わらず、未だにコミケ等のイベントで在庫がないかと訊かれることが多くて。当然在庫は一冊もないんですけど、ないならないで出来ることもあるかなと思い、DL頒布に踏み切って見ました。
以下が、メロンブックスDL様にて取り扱ってもらっている、シャリテクロワールの既刊ラインナップになります。
ゼロボン&ロクゼロ読本
URL:http://t.co/mbGjifPA

ロックマンゼロ-赤き閃光の英雄-上
URL:http://t.co/7acszpA

ロックマンゼロ-赤き閃光の英雄-下
URL:http://t.co/9rFq5lI


ロックマンゼロ2-逆襲の救世主-上
URL:http://t.co/IFZV2qJ

ロックマンゼロ2-逆襲の救世主-下
URL:http://t.co/eXaFuPt

るーるーのほん
URL:http://t.co/XXH7Fjj
ロクゼロクロスについて知らない人のために解説すると、これは私が2~3年ぐらい前に書いていたロックマンゼロ×リリカルなのはStrikerSのクロスオーバー小説で、そこそこ人気があったので同人誌化しちゃいましたというものです。コミケやCOMIC1で頒布して、一部は書店にも卸しましたっけね。今でこそヨスガノソラ一筋のサークルやってますけど、そもそもはロクゼロサークルだったんですよ。シャリテクロワールというサークル名自体、ロクゼロが元ネタになってますし。
話の内容自体は各ページにあらすじモドキも書いてありますが、赤き閃光の英雄がロクゼロ4の後に、エックスの不思議パワーでミッドチルダへと転送されたゼロが、そこで知り合った機動六課の面々と共に、スカリエッティ&ナンバーズ相手にロックマン風の戦闘を繰り広げていくというお話です。
そして、続編に当たる逆襲の救世主は、復活したオメガを追って再びミッドチルダに再臨したゼロとシエルが、やはり機動六課の面々と協力してオメガ&その他の敵と戦うというお話です。どちらも所謂バトル物に分類される話ですから、ヨスガ本ばっかり出している今じゃ想像もつかないでしょうけど、昔はこんなのも書いていたんですよ。
るーるーのほんは直接的にロクゼロ関係ないんですが、ロクゼロクロス書いているときにスカリエッティ×ルーテシアというカップリングにどハマリしまして、未だに大好きなんですけど、それが高じて発行に至った合同本になります。これだけ18禁になるから、よい子の皆は見ちゃダメよという感じなのですが、そうじゃない方は宜しくです。

そして、本日12月1日に頒布を開始したのがゼロボン&ロクゼロクロス読本になります。これは元々、それぞれが別の本になっていまして、ゼロボンというのが昨年の夏コミにて発行した逆襲の救世主のムック本であり、ロクゼロクロス読本というのが一昨年のCOMIC1にて発行した赤き閃光の英雄の読本になります。どちらもイベント限定の小数部頒布だったので、知っている人のほうが少ないかと思いますけど、前者がイラストメインで、後者がイラスト+文章といったところですかね? 別々にアップするかとも思ったんですけど、まあ、折角だし合わせて頒布するのもいいかなと思い、一冊にまとめて見ました。
ゼロボンに関してはイラストメインと書きましたが、文章が皆無というわけでもなく、今では幻となったロックマンゼロ3-完結編-のプロローグ的な書き下ろし短編を収録しています。諸事情があって本編自体は企画封印となってしまったんですが、完結編についての情報もそれなりに載っているので、気になっていたという方は読んでみてください。

未だに問い合わせが来るロックマンゼロ3-完結編-については、今のところ未定ですが、仮にこのDL頒布が各巻50部とか行くのであれば、需要ありと考えて再検討しようかな~と思ってたり。以前も書きましたが、ロクゼロクロスは時間や金を途方もなく消費する企画なので、いくら趣味とはいえ需要が全くない状態では執筆できないのですよ……待ち望んでいる人がいるのだとすれば申し訳ないですけど、ご理解いただければ幸いです。
ワルキューレロマンツェを買ったんですけど、なんというか普通の作品でしたね。先月の恋騎士に比べると世界観が外国と、まだしもしっかりしているせいか話に説得力のようなものがありましたけど、それを抜きにすれば単純なスポーツものですから、鎧の特異性に慣れてしまえば、後は問題なくプレイすることが出来ました。タイプとしてはシナリオよりもキャラというか、エロを重視した作品であるという印象を受けましたけど、逆に言えばそこが最大の魅力になってしまい話そのものが薄れている感じもしたかな。

私はこもりけいの原画はそれほど好きじゃなくて、前作であるプリンセスラバーも買っていないんですけど、今回はヒロインとサブキャラに魅力を感じたので購入を決めました。まあ、言わなくても分かると思いますけど件の穹もどき、リサですね。こもりけいは元々ハッシーに影響を受けたと公言していますし、穹自体ある種記号化されたキャラですから似通ってしまうのは仕方ないんだけど……オマージュやリスペクトの類なんでしょうかね? リボンの形とか、そのまんまじゃないですか。声は似ているようで違うみたいだけど、大して差がないといえばその通りだし、ある意味狙ったキャラだったのではないかと思う。キャラ設定にしたところで、人付き合いは苦手なものの万能タイプとして書かれてるしね。
シナリオとしては主人公がどうと言うより、リサの親友であるフィオナの存在が大きく関わってくるんだけど、私はどちらかと言えばフィオナのほうが好きかもしれない。別に中の人補正じゃないけど、なんだろうね、感情移入しちゃったのかもしれない。分かるんだよ、天才に対する劣等感と、自分が上に行きたいという歪んだ向上心。私も似たようなものを持っているから、気持ちがよく分かるんだよ。
正直言って、フィオナは確かにリサのことを利用していたわけだけど、別に心の底では大嫌いだったとか、そういうのでは決して無いんだと思う。彼女自身、天才であるリサと凡人である自分の差、知名度とか実力とか、あらゆるものにコンプレックスを抱いていたわけだけど、それを天才の親友であるという微妙な優越感でカバーしていたんですよ。でも、それすらも主人公とその周囲に奪われそうになって、いや、現実に奪われてしまったからこそ、彼女はそれを取り戻すために行動を起こさなければならなかった。

けれど、リサが主人公と恋愛関係になってしまった以上、容易に取り戻せるものではない。それを悟ったとき、フィオナはおそらく決断したんでしょう。自分に優越感を与えてくれるはずだった親友を切り捨て、コンプレックスの塊である相手として、徹底的に排除することを。
OPムービーを見ればリサとフィオナが戦うことは分かり切っていた事だけど、曲がりなりにも天才であるリサと、その腰巾着と思われていたフィオナでは、本来なら話になりません。実力差がありすぎるはずですし、まともな戦いになるはずがない。
でも、フィオナはそれをやってのけるわけです。あろことか、リサの戦闘スタイルをコピーするという荒業をやってのけることで。主人公はリサの技術を盗むために親友を演じていたのかと激しく非難しますが、ハッキリ言ってそれはお門違いです。人の技見て我がモノにするのは立派な勉強の一つであるし、打算があったにせよ、フィオナがリサの心許せる親友であったことは事実なのだから。そもそもスフィーリアにしたところで、最終的には主人公の技を使って勝っているじゃないですか。それに、フィオナはある意味でリサを超える才能の持ち主です。コピー能力もそうですが、問題は彼女が天才の技をコピーしたということです。一般的に、天才というのは学ぶに適さず、盗むに能わずと言った存在であり、天才の真似なんてものは本来誰にもできないことなんですよ。にも関わらず、フィオナはそれを自分のものにしたばかりか、それによって並み居る敵を打ち倒すまでに成長した。やり方はどうであれ、彼女は自らを成長させ、変えたんですよ。それも自力でね。

まあ、ほとんどフィオナの話になってしまいましたけど、リサも結構可愛かったですよ。エロイベントも良かったし、主人公を抜きにして考えれば、よく出来ていたとは思う。ただ、私はどちらかと言うとフィオナのほうが好みなので、FDなんかで攻略させてもらえると嬉しいですね。あの主人公で攻略して楽しいのかと言われると、かなり疑問ではあるんだけど。精々、リサとの3P要員だろうか……世間の評判がどう転ぶかはわかりませんが、私はフィオナ目当てで買った部分もあるので、それなりに満足しています。これで恋騎士のようにサブキャラも攻略できれば良かったんですけどね。フィオナ以外にも、例えばミレイユとかさ。
AT-Xでセンコロールがやっていたんですけど、一昨年前はこういうオリジナルなアニメーション映画が多かったですね。空の境界は原作ものでしたが、あれの成功が単館上映作品によるシリーズ化という手法を生み出したように、全体的に業界内で映画というものの敷居が低くなったように感じます。最近のアニメは放送期間中ないし、放送終了後にやれ映画化だなんだと発表することが多くて、これは特撮に多いことだけど本当の最終回は劇場で、なんてのも増えてきたでしょう? 一昔前の映画といえばもっと壮大で、ドラえもんやポケモンで言うなら映画だけにしかない特別な話という印象が強かったんだけど、昨今のそれはTVアニメからの地続きとなっていて、なんら特別感のあるものじゃありません。

まあ、ファフナーは完全なる続編だし、そらおとは単純に原作の長いエピソードを映画用に改変しただけの作品だから、上記のそれとはちょっと違うと思いますが、じゃあセンコロールとかオリジナル作品はどうでしょうか?当時の私は、空の境界の影響あったんでしょうが小さい映画館で上映時間の短いアニメ映画を見ることにはまっており、センコロールもその延長線上で見に行った記憶があります。キャストはどれも知っている人ばかりでしたが、そういうのは特に興味がなくて、SFらしい内容と、その物語にのみ興味を持っていたと思う。キャラクターデザインは非常に淡白で、今時のアニメのようにも感じれば、所謂学生が作ったようなデザインの域を出ていないようにも思える。それはAT-Xで改めて見たときも変わらなかったけど、不思議と作品を観続けていくと、その淡白さに味わいを感じるようになるんだよね。
話そのものは仰々しいようでどこかあっさりしていて、具体的な説明や解説もなく、画面の中に映ったものを、見たままで伝えていくというもの。鑑賞者への丸投げといえばそれまでだけど、じゃあ、説明や解説がそこまで必要なのかといえば、特にいらないとも言える。ありがちではないけどわかりやすく、陳腐でもないけど伝わりやすい。オリジナルアニメのお手本みたいのを見せつけられているようで、私は意外と気分良かったですよ。その後もいばらの王とか色々な劇場アニメを鑑賞する機会があったけど、センコロールが一番参考になったもの。ああいう小奇麗にまとまった作品というのは、鑑賞後もスッキリした気分になれるから好きです。まあ、感想は人それぞれかもしれないけどさ。

ところで、私がセンコロールを見たのは池袋のテアトルダイヤだったんですけど、ここっていつの間にか閉館していたらしいですね。先日、サンクリの際に池袋へ行ったとき店舗の近くを通ったんですが、なんか全体的にビルが寂れている感じがして、妙だなとは思ったんですよ。その後、なんとなくテアトルのサイトに行ったら閉館していることを知って……いやはや、ビックリですね。だって、テアトルダイヤって最近改装というか、リニューアルしたばっかりでしょう? スクリーンが2つに増えて、内装も大分綺麗になったと思っていたのに、まさかビルそのものが閉鎖してしまうとは。なんでも老朽化による建て替えらしいけど、これでテアトル系列の映画館は新宿と銀座ぐらいになってしまった。ああいう小さい映画館が閉館するってのは、そういう場所が好きな私としてはなんともいえいない気分になります。勿論、どちらかと言えばシネコンのほうが好きではあるんだけど、あそこには散々お世話になったからね……テアトルタイムズスクエアもそうですが、気付かない内に大切なところがどんどん消えて行くなぁ。
実は私、空の境界は3章から見始めた口で、あるとき池袋の太正浪漫堂が閉店するというから、その閉店イベントのチケットを取りに行ったことがあるんですよ。イベントは夜のくせに、チケットの配布は朝でさ。まあ、なんとかゲットすることは出来たんだけど、今度は夜まで時間潰しをしないといけなくて。昼に人と会う予定を入れてはいたけど、それまで暇だというから、そんなときに入ったのが近くにあったテアトルダイヤだった。空の境界は原作を知っていたし、上映時間が短い分、鑑賞料金も1000円と安かったから飛び込んだんですね。

その後、映画のヒットに伴い1章や2章の再上映が行われ、私はそれらをすべてテアトルダイヤで観たような気がします。一度だけタイムズスクエアだったことがあるかもしれないけど、なんだかんだ言って通いつめてたよなぁ。パンフやグッズを買うわけでもなく、ただひたすら映画を観るだけに費やした平日の夜。あんな時間を持てていたということが幸せだし、今だとなかなか難しいんじゃないかな。私の生活自体はそれほど変化しちゃいないけど、周りが少なからず変わってしまったと言うか。テアトルダイヤの閉館も、そうしたものの一つだろうしね。悲しいけど、それが月日の流れなんだろう。
セイクリッドセブンのBD2巻を買ったんですけど、この作品は珍しいことに放送終了後にイベントごとを数多くやっています。それはアニメイト等での展示会やフェアであったり、イベント会場を借りての公開収録だったりと、様々なものです。勿論、放送後に大規模なライブが開催されたり、所謂BD/DVD発売記念と称した販促用のイベントが催されることは珍しくないのですが、セイクリの場合はあくまでナイトエディションの情報公開や、2期に向けての取り組みなどがメインですからね。決まった開場で継続的にイベントをやる作品の例がないわけではないけど、私にはちょっと新鮮だったりします。

一度ぐらいイベントにも参加したいと思ってるんだけど、開場が青海だか東京テレポートにあるらしく、尚且つ夜も遅くなってからの開始が多いので、なかなか足を運びにくいんですよね。後、セイクリの特性上女性ファンが多く来場することから、そんなところにノコノコ出掛けると浮いてしまいそうで。昨今は時間も金もないから見送りまくっているんだけど、私が行ける日は来るのだろうか。フェイ役の野水伊織が来たときとか、参加したいんだけどね。
セイクリッドセブンは深夜アニメとして放送しているのが不思議なぐらい、純然たるヒーローアニメです。世が世なら、深夜ではなく夕方に放送していたっておかしくない内容と作りになっています。こういう作品を所謂オタク向けとして夜中にしか放送できないというのは、なんという悲しい話ですよね。私はアニメは子供向けで有るべきだと必ずしも思っていないのですが、アニメは子供が見られるものであるべきだとは考えています。この2つのなにが違うのかといえば、深夜のオタク向けはオタク向けとして、もっと夕方やゴールデンタイムにアニメを放送して、今の子供達がそれに触れ合えるようにして欲しい、ってことなんですね。セイクリなんて、どこからどう見ても普通のヒーロー物で、特別グロいわけでも、修正が入るような性的描写もありません。なんたって水着回こそありましたが、通常時はパンチラの一つもないんですから可愛いもんです。今の作品はなにかしらのエロやそれ以外に特筆すべき点がないと売れないといいますけど、こうしないとダメだからこう作ろうという考えは、私はあまり好きじゃないですね。むしろセイクリのように、王道貫いてくれる作品のほうが好感を持ちやすい。

BD2巻といえば話的にはまだ序盤もいいところで、アルマやルリの関係にも一種の壁が存在します。元々、アルマは石部の部長ぐらいしか仲の良い友人はいませんでしたし、同級生から避けられたり陰口を叩かれるのが基本です。最終回でも言っていたことですが、彼は人と接することが苦手なんですね。感情を制御しきれなくて暴走した過去も影響しているんでしょうが、自他共に自分の存在を危険だと思い込んでいるから、そんな人間に近づいてくる者が理解出来ない。部長は単なる友達意識だからまだしも分かりやすいけど、ルリの場合は力を頼ってのことですから、分かりやすいようで複雑なんですよ。
例えば、4話の学園祭でアルマはルリと屋上で二人きりの会話をします。1話で部長とそういうシチュエーションになっていましたが、あのときと違って今回はアルマの方から誘ったわけで、彼の小学生並みの情緒は数分も持ちません。なに喋っていいか分からなかったんでしょうね。だからこそ、一気に本題である自分の力の話に移った。相手と共通の話題が、それしかないと思ったからなんでしょうが、対するルリは僅かに虚を突かれた感じです。例のドリンク剤の効果があったのは勿論ですけど、それ以上にルリはもっと特別な話を期待したに違いない。なにせ、アルマは知る由もないですがルリは彼に対して恋愛感情を持っているわけですから、屋上で二人きりともなると、自然にそっち方面の話を期待してしまう。こうした相手への認識や感覚のズレが、後の誘拐事件にまで発展してしまうのだけど……この辺りにどうして部長を食いこませなかったのかなぁと私は残念でならないよ。

ヒロイン3人のタペストリーが付くということで、ゲマ屋でセイクリのBDは購入しているのだけど、最近は通販サイトの利用に抵抗感が薄れてきたので、他作品はAmazonとかで購入することも多いです。エロゲの場合だと、必ずしも通販が安いわけじゃないんだけど、アニメのBDとかならこっちのほうが断然お得だからさ。実はセイクリも最初は通販利用を考えていたのだけど、前述のタペストリーが発表されて、その魅力に贖うことが出来なかった。だって、フェイのスク水だよ? 公式はなんでか未だに性別を隠したがっているけど、この際男でも女でもいいから誰か薄い本を出してください。
私の携帯は元々デジタルラジオとEZ-FMを聴取するために購入したんですが、前者のサービスが終了して以来、その手のマルチメディア機能というのを使っていませんでした。そもそも、デジタルラジオを聴くことが出来るのは都内の一部だけであり、私はそれほどデジタルラジオを聴けた覚えがありません。ギリギリ横浜駅周辺も範囲内だったようですが、電車に乗ると電波が安定せず、文化放送の番組を1時間まともに聴いたこともないぐらいです。こればっかりは自分自身でどうなる問題でもないので、選択は2つしかありません。諦めるか、別のコンテンツに乗り換えるかです。

ラジオっ子の私はあまりTV番組というものに興味がなく、携帯にワンセグ機能があると知ったときも、まあ、今時の携帯なんだからそれぐらいは付いているだろう程度の認識でした。前述のとおり、あくまでラジオを聴くために購入したものであったから、ワンセグはおまけぐらいにしか考えていなかったんですよね。だから始めてもワンセグを起動させたときも、デジタルラジオが聴けないことへの妥協というか、暇だしテレビでも観るかという感じだったと思う。
ワンセグはラジオに比べて遠くまで電波を飛ばしていることから、ラジオのそれよりも非常に視聴が安定していて、電車内でもトンネルの中にでも入らない限りは大丈夫になっています。とはいえ夕方から夜にかけてなんて、ワイドショーぐらいしかやっていないというのが私のテレビに対する先入観であって、最初はこれといった考えもなしにチャンネルを回していました。このときの私は一つ大切なことを忘れており、それは私が子供の頃夕方なにを観ていたかということです。
そう、夕方にはテレ東でアニメがやっているものなのです。私がラジオの代わりに付けたワンセグでは、当時まだ放送を開始したばかりだった遊戯王5d’sがやっていました。意外にも私はワンセグで初めて5d’sを観たんですね。前作のGXが幾分軽いノリで子供向けに作られていたため長いこと遊戯王離れをしていたんですが、5d’sはその作品から漂う異様な雰囲気と、主人公の殺伐としたキャラクターからすぐにハマり、双子の兄妹である龍亞と龍可が出る頃には、毎週の視聴が楽しみでなりませんでした。勿論、テレビ放送も録画はしていましたけど、大半の話をワンセグによるリアルタイム視聴で観ていたと思います。たまに充電のし忘れで観られなかったときなど、かなり悔しい思いをしましたね。

けれど、そんな遊戯王5d’sも放送が終了し、再び子供向けっぽいZEXALが始まってからは私も観るのをやめ、ワンセグを起動することもなくなりました。デジタルラジオも終了しましたから、マルチメディア機能そのものを使わなくなったんですね。FMラジオは夕方よりも朝の番組のほうが好きだったし、ほとんど携帯は電話とメール、後はネットを見るための機械と化していた気がする。いや、それが正しい使い方なんだけどさ。
なんだって急にこんなことを書くかというと、実は昨日数ヵ月ぶりにワンセグ観たんですよ。日記にも書きましたけど、池袋からの帰り道にガンダムAGEを観ようと思って。携帯の小さい画面でも、電車で観る分には十分ですね。特にAGEは子供向けということもあって、あまり動きの激しい方ではないから、それによって映像が乱れたりする心配もないし、割りといい環境で視聴できたような気がします。もっとも乗っていた線が湘南新宿ラインと、東海道線の半分も電波受信率がない電車だったので、ラスト3分ぐらいはかなりしんどかったんですが……まあ、3話の内容を全部把握する程度には観れてましたよ。
巷ではこの3話まで観るとAGEの面白さが分かるらしいんですが、まあ、それなりによかったと思いますよ? ティファもどきの女の子は可愛かったし、あの子がヒロインとして今後も登場し、幼なじみと三角関係でも繰り広げてくれるのなら、少しは話しに刺激が出るというものでしょう。なんでか最後は主人公と別れちゃってましたけど。AGEシステムはy掃除機どうかと思うし、戦艦の対空砲火のシーンとか迫力なさすぎにもほどがあるだろうとか、言いたいことは私も結構ありますけど、久々の4クール放送だという話だし、長い目で見ていこうと思います。

しかし、10月も最終週になってしまったんですね。3月の震災は、私の中でまだ機能のことのように思い出せるんだけど、あれから7ヵ月以上も過ぎたわけですか。後2ヵ月で今年が終わるなんて信じられないというか、信じたくない話ですけど、残念ながらこれは現実の話しらしいので、残り僅かな期間を精一杯走りぬけようと思います。当面は冬コミの準備が主体になるでしょうけどね。あぁ、今回は一体誰にゲストを頼もうかしら。サンクリにもヨスガ本はなかったし、いよいよ孤立無援になりつつある昨今ですよ。まあ、孤塁を守ると決めた以上は、可能なかぎり貫くつもりですけど。
久しぶりにサンシャインクリエイションへ参加してきました。まあ、前回も参加した気がしないでもないんですが、52の開催が6月ですから4ヵ月程度は経っている計算になるんですよね。私は何度も書くようにそれほどサンクリが好きじゃなくて、別に嫌いというわけではないけれど、そこまで思い入れがあるイベントではありません。ただ、この手の中規模即売会には贔屓にしているサークルがよく出るので、新刊等を目当てに出掛けることもあるというぐらい。だから早朝来場なんてしたことないし、カタログも安さを優先するため現地で購入することが多いです。

私が池袋サンシャインに到着したのは10時も少し過ぎた頃で、毎回同じような時間ですね。いつものように正面の階段を上がろうとしたらスタッフに止められて、会場の都合で封鎖されているから施設内のエスカレーター等で上がってくれと言われました。勿論、サンシャインシティの中に入ったことは何度もありますけど、こういう形で入ることになったの始めてで、なにか階段の整備でもしていたんですかね? 上の方は一体どうなっているのだろうという疑問を隠せず、同じような輩に混ざって文化会館を目指しますが、10時ともなれば既に飲食店等を始めほとんどの店舗が営業を開始していますから、その中を歩くというのもなかなかに妙な気分でした。
到着した文化会館、ワールドインポート前にはお馴染みの光景が広がっており、仲間どおしで戯れる者、カタログを購入する人、待機列に並んでいる奴など様々でしたが、私もとりあえずカタログを購入し、Bホールの待機列へ並ぶことに。いつもならA23ホールなんだけど、今回は贔屓にしているサークルが2つほどBホールに配置されていたのと、A23に配置されているメインで行くサークルとは少し話とかもしたかったから、先にBホールでの用事をすまそうと思って。
ただ、考えてみればBホールから入ったのってサンクリ史上初めてかも知れない。AやA23、Dホールなんかは経験があるんだけど、BとCを先にってのは今までなかったんじゃないかな? こういう経路で中に入るんだと少々感心した記憶があります。入場したBホールはそれなりに混んでましたけど、用のあるサークルは2つだけで、しかもそのうちひとつはペーパーだけだったから数分掛からずに済んでしまった。どちらも一応は壁なんですけど、コミケ時以外はそれほど混まないから楽でいい。

A23ホールに移動してから、もう10年来の付き合いになるサークルさんのところに行って生存報告。交通事故だなんだと心配掛けましたけど、「ヨスガノソラの世界に旅立ってしまったかと思った」という表現には笑った。なにせ、前日は春日野穹PCを弄り倒してましたので、ある意味では別世界に行ってましたからね。まあ、10年も付き合いのあるサークルなんてここぐらいしかないですし、心配してくれる人がいるというのは嬉しいもんですね。放送開始したばかりの未来日記本を間に合わせていたのは流石だと思った。
次に行ったのはヨスガアンソロでお世話になった砂塚さゆさんのサークル、長い髪の女の子で、今回は俺妹の黒猫本を出しておられました。当選すれば冬コミにも参加予定とのことで、その際はお互いにサークル参加で再会したものですね。
全体的な印象としては、やはり僕は友達が少ないの本が多かったと思います。アニメ化前から大手を中心にじわじわと増えていた傾向にありますが、アニメ化したことで爆発したってことでしょうか? まあ、はがないというよりは肉本ばかりで、夜空本に関してはほぼありません。肉本において3P要員として出ているものがほとんどで、数において小鳩本の方が圧倒的なぐらいです。黒髪ロングってそんな人気ないんですかね? まあ、金髪娘が人気出るのは当たり前だけど、比率としては肉が7で小鳩2、マリアが1といったところか。多分、冬コミ当たりでもっと増えるんだと思いますけど、はがないはある程度肉感を上手く描ける人じゃないと不向きなジャンルだから、線の細い絵を描く人には相性悪いと思う。原作の塗も独特だし、人を選ぶよね。

その後は会場内をブラブラしてたんですけど、丁度Santa☆Festa!が遅れてやってきて、準備しているのがましろ色シンフォニーの桜乃本っぽかったので並ぶことにしました。ホッチキス止めもされてないコピ本でしたけど、私はここの絵が好きなので得した気分です。だって、サンクリの壁サークルのコピ本なんて滅多なことがなきゃ買えませんからね。しかも、Santa☆Festa!が桜乃本を出す情報は知りませんでしたし、色々な偶然の重なりに感謝しようかと思います。
サンクリを終えると、別件で都内に着ていた友人たちと合流してパセラ池袋西口店へ。ベン・トーフェアの弁当を食べつつ適当にアニソンを歌い、ワンセグでガンダムAGEを観ながら帰りました。それほど買い物をしたわけじゃないですが、普段は買えないものが手に入ったりと、久々に楽しいと思えるサンクリになったと思います。Santa☆Festa!には是非、冬コミでもましろ色本と言うか桜乃本を出してもらいたいものだけど、流石にそれは多くを望み過ぎかな。
今日は出張で北関東まで行ってきました。正直、面倒くさかったのですが年に数回はこういうことがある。勤め人は辛いね。都内や地元はまだ夏日の余韻がチラホラ残っている感じですが、流石に10月下旬の北関東はそれなりに肌寒くなっていました。どこまで行ったのか具体的な地名は避けますけど、横浜から2時間以上も電車に乗って、これが小旅行なら気分も良いんでしょうけど、出張だとなんの面白みもありません。まあ、電車の乗換が少ないのが唯一の救いぐらいなもんで、湘南新宿ラインは便利で助かります。

いつかも書いたと思うけど、私は乗り物というものにあまり関心がなくて、幼少期も乗り物の絵本とかそういうのに興味を示さない方でした。親は私が特撮番組、例えばライダーとかを観ていたものだから、「この子は将来、バイクに乗りたいとか言い出すんじゃないだろか」と心配していたそうですが、未だにバイクところか車の免許すら取っていません。勿論、YAMAHAのバイクやらスーパーカーを観てカッコいいなぁと思う気持ちはありますし、SF的スーパーマシンに対する憧れみたいのが私の中に存在しないとは言い切れないけど、それほど大きくないのも事実でして。嫌いではないけど興味がなく、好きでもないから関心がない。私にとっての電車や車なんてのは、その程度でしかないんですね。
来年、身内が旅行かなにかで福岡に行くというのですが、移動方法は飛行機ではなく新幹線だそうです。同じく北海道旅行に行きたいとか言っている親も飛行機ではなく北斗星等の陸路を利用しようとしており、私はこの辺りの感覚が理解出来ない。別に両者とも新幹線や北斗星が好きなわけではなく、単に飛行機が嫌いなだけらしいけど、今時は飛行機のほうが運賃安いですし、時間の短縮にもなりますからね。私が非効率的だと言ったら逆ギレされたんだけど、そんなに抵抗感があるんだろうか。確かに私も去年徳島に行った際は新幹線と特急を使いましたけど、あれは行くことを決めたのが数日前とかだったから、飛行機のチケットを確保する余裕がなかっただけだしね。新幹線で何時間も掛けていくよりは、飛行機で1時間ちょっと飛んだほうが早いでしょう。まあ、私が飛行機乗って行くほど遠出をするとは思えないから、これに関しては言っているだけに過ぎないのかも知れませんが。出不精ってわけじゃないんだけど、遠出が苦手でね。だから乗り物にも興味ないのかも知れない。

出張自体は大した用事でもなかったので適当に済ませましたけど、帰りがまた長いんだ。出張先の最寄り駅は1時間に電車が3本しかないとこで、湘南新宿ライン乗り換え駅まで数駅しかないのにもかかわらず、40分以上待ってやっと電車が来たほどです。湘南新宿ラインも行きは直通がありましたけど帰りは乗り換えが必須で、しかも大宮での乗り換えに間に合わなかったもんだから、そこでも待たされる羽目になったという。朝が早かったから、正直帰ってさっさと寝たかったんだけど、上手くいかないもんです。翌日が休日とは言え、その日はその日で出かける用事もありましたから、このところは休まる暇ってのが無いですね。だから、電車内でもついつい寝てしまうことが多いんだけど、あれも不思議なもんで寝たいと思っているときに限って眠ることが出来ず、逆に寝てはいけないと思っているときは寝てしまうという感じで。夜更かしと同じですよね。他にやることが沢山あるときに限って、別のどうでもいいことで時間を浪費してしまうのに、逆に時間が有り余っているときはさっさと寝てしまうという、あの奇妙な現象に似ている。
結局、昼過ぎに現地を出たのに横浜へ戻ってきたのは夜になってからだろうか。遅い時間ではなかったけど、ソフマップでエロゲ雑誌の立ち読みしてから帰ったので、地元に帰りついたのは割と遅い時間だったかな。まっすぐ帰れって話なんですけど、オーガストの新作とかイモウトノカタチの情報とか、入手すべき情報が色々ありまして。まあ、後者に関してはなにも載ってませんでしたが。

電車といえば、来年辺りこみっくトレジャーに参加しようかと思っています。まだ確定はしていないのですが、一度行ってみたかったイベントでもあるので、ちょっと真剣に考えてみようかなと。大阪程度なら新横浜から新幹線で十分だと思うんだけど、一般参加するにしてもサークル参加するにしても、最低一泊はしないとやってられないかな? 地方のイベントに参加したことがないので、そこら辺の感覚が曖昧なんだけど、仮に行くとすれば年明けのほうがいいのかなぁ。夏コミ明けはそんな余裕もないだろうし。まあ、あくまで予定の段階ですからなんとも言えないけど、一度ぐらいは参加するのもアリかなと思っています。毎回、コミケとコミ1だけってのもあれだしね。たまには地方へ足をのばすのもいいでしょう。
今期のアニメは比較的粒ぞろいだと思いますが、私はましろ色シンフォニーが好きですかね。あれとFate/ZEROだけは、毎週の視聴が楽しみと言える作品かもしれない。どちらも原作ものであるからして、ある程度の流れや展開は決まっているわけですけど、エロゲ原作ののましろ色は小説原作のFateと違って、ルートやシナリオの選択が出てくるわけすからね。そこら辺の楽しみというがある分、話としては一本道のFateよりも面白いかもしれない。もっとも、どのルートになるのかはまだ分からないんですけど。

私は基本的にエロゲのアニメ化には反対で、地上波でTVアニメ化するぐらいなら18禁で出せと思っているんだけど、もっと言うと一般向けの放送でありながら、エロを全面に押し出し、それを売りにするような最近のやり方が好きになれないんでしょうね。限界ギリギリのエロとか、ソフト版での無修正とか、そういうのがどうも気に食わない。そんなことまでして一般でやる意味があるのかと、ならどうして最初から全年齢向けのゲームで出さないのかと、まあ、色々考えてしまうわけですよ。大人の事情といえばそれまでですけど、某作品のアニメ版では散々痛い目を見ましたし、エロゲのTVアニメ化には反対という私の基本姿勢そのものは、多分変化していないんだと思います。
では、どうしてましろ色シンフォニーのTVアニメが一押しなのかというと、かなりのレベルで原作に忠実だからです。これがもう恐ろしいぐらい原作の話や雰囲気を再現している。無論、媒体が違う以上は一字一句、話のすべてが同じというわけではないけれど、少なくとも今放送されているのは、私がよく知るましろ色シンフォニーですよ。エロゲのアニメ化ってのは、制作側が原作を低俗なものとして扱うことが多々あって、それによりアニメ化の際に原作破壊の憂き目にあった作品がいくつもあるんだけど、ましろ色からは今のところそういった危険性を一切感じず、スタッフが原作に忠実な作品をつくろうとしているのが見て取れます。本当は1話からアニメオリジナルな展開も覚悟していたんですが、まさかの原作再現でしたからね。最近珍しんじゃないか? と、思わず口に漏らしてしまうほどの感銘を受けてしまいましたよ。それぐらい意外だった。

ましろ色シンフォニーは2009年に発売されたエロゲで、約2年ほど前の作品になります。特にFD等は出ていませんが攻略ヒロインを追加した全年齢版が出ており、確かコンプエースでのコミカライズも続いていたはずなので、TVアニメ化は順当な流れといえるでしょう。原画担当が今をときめく和泉つばすの作品ですから、原作も結構売れたわけなんですが、私は実のところアニメ化自体に少なからず意外さを感じていました。
だって、この作品って全然エロくないんだもん。勿論エロゲですからHシーンは当然ありますけど、エロゲにありがちな告白→キス&抱擁→そのままH突入→何故か安全日なので中出しという一連の流れが存在せず、初めての行為の際は緊張やらなにやらで失敗するなど、処女消失まで割かし溜めが存在します。恋愛の過程や経過におけるエロというものをじっくり書いているわけですが、これってエロをメインにエロゲやっている人からするとかなりもどかしくて、じれったいが故にエロをあまり感じない作りになってるんですよ。勿論、主人公とヒロインが慣れてくれば、後はいつもエロゲ的Hシーンも増えるわけですけど、ましろ色の場合はそこに至るまでの溜めで枠を消費していますから、エロゲらしいスムーズなエロを期待していると、若干外れてしまうわけ。
更に言えば、ましろ色は個々のイベントでもあまり性的なものを感じさせない仕様になっています。なにせ冬の話だから海に行くイベントがありませんし、あのお嬢様学校はブルマですけどプールがないからスク水も拝めません。特に温泉行くような話もないですし、せいぜい桜乃が1話で見せたようなスキンシップを行うぐらいです。要するに、アニメ向きなサービスシーンがないんですね。だから、エロ重視のアニメが氾濫するなかでましろ色がアニメ化すると聞いたとき、私はある種の驚きを感じたのです。

まあ、世の中には原作が全然エロくないのに何故かエロ重視に改悪して、ドギツいエロを売りにした酷い作品もありますけど、今のところましろ色はそういった道を進んでいなさそうだし、このまま誰かしらのルートに落ち着いてもらいたいですね。構成方法としては昔ながらのメインのルートをひとつ決めて、ここのヒロインのシナリオを混ぜていく、という感じなんでしょうけど、問題はどのヒロインをメインとして持ってくるか。普通に考えれば愛理なんだろうけど、ぶっちゃけ愛理ってそんなに人気ないからね……みうは紗凪との兼ね合いがあるし、アンジェはメインとして持ってくるには微妙。かといって桜乃は義理とはいえ、近親相姦ネタだから情勢的に厳しいか? 私は個人的な趣味や好みから桜乃を推したいですけど、こればっかりは今後の展開を見守るしかありませんね。

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